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クズ男に惚れた罰でしょうか――
yajirushi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
BLってえろを楽しむものだと思っていませんか。これはえろは勿論、ストーリー性、どんでん返し、愛重etc…全ての項目において素晴らしすぎる作品です。短編集になっているのでこの1冊を買うだけで何度も感情を揺さぶられ楽しむことが出来ます。はらだワールド最高。ありがとうございました。
クズ、ヤンデレ、鬼畜、変態等、ヤバイやつらのショートストーリー集。いやーなんか地雷原みたいな一冊でした 笑 そしてどれもエロかった。。。
間違いなく万人には受け入れられないと思う。前半結構痛いダークって感じだし、幅広くなんでも読める人向けですね!
終盤にコミカルだったり、仲良しカップルの話があってなんかちょっとほっとしちゃいました。ヤンデレ好き、メリバもたまにはいいな、とか何だかんだ言いつつやっぱりハピエンが良いなあ。。。と思ってしまった。
この作品ははらだ先生の短編が7本+「変愛」の描き下ろしが1本入っています。短編なのでひとつひとつの話は短いですが、さすがはらだ先生。どれも後味が尾を引くような作品です。
普段私はまるまる表題作の作品のほうが満足感があって好きなのですが、「やじるし」は先生の作品が好きな方、ダークで鬱感強めなのが好きな方にはいろんな角度の話が一冊に詰まった最強の本だと思います!
ほかのレビューにも多いですが、私のイチ推しは「ひきずる音」です。サイコパス味があるキャラクターってめちゃめちゃ目が惹かれるんですよ!関わるのは絶対いやだけど。いやぁ、最高です。
出会いは新入生歓迎会、
受けのグラスが空で攻めが注文しようとするシーン。
攻め「な、さっき何飲んだ?」
受け「…か、カルーアミルク…」
攻め「(だっせ)」
私カルーアミルク大好きなんだよね!地雷です!↑
下衆ヤロー、レイプに痴漢、バッドエンドよりも!
「好きなお酒を登場人物にバカにされる」と言う
BL部分とは関係の無い地雷でグサっと来ました(^-^;
それでも好きです、今でも好きです。
久々に読むと下衆BLのお題に偽りない容赦無さ…
でも耐えて耐えて傷ついて、相手を想って身を引こうとして、
受けの一途な想いが最後の最後で攻めを振り向かせる。
時が経つにつれて無自覚な独占欲を剥き出しにして振りかざし、
本当に相手に強く執着しているのは攻めの方!
そこに辿り着くまでの見ていてしんどい仕打ちの数々も、
ラストで全て浄化されてしまい感動すら覚えます。
読後は幸せな気持ちで満たされ、
二人のその後が気になるポジティブな感情しか残らない。
今となっては属性チャート診断結果「闇の腐女子」の
「おすすめ作品一覧」の一番上に出て来ますが、
表題作は概ねハッピーエンドだと思います。
やじるしが気持ちの向きを表すように、
私が「攻め←←←受け」が好きだなーと自覚する
きっかけの一つがこの作品だったなぁと感じます。
本当に闇のBL感がするのはこの次からの3作品では無いでしょうか?
BLらしいカップリング萌えとは少し違うような気もするけれど、
お話の展開の上手さや人物の狂気とエロティックな描写に
引き込まれてしまい、不快にならず面白いと思って読めてしまうのだ。
その後の「れいの男」と「変愛 間男変」が、
重暗本になり過ぎないようバランスを取ってくれて、
読後感を良いものにしてくれる、お口直しのデザートのようです。
「れいの男」は私の好きな自慰バレシチュ、
ふとしたきっかけから潜在的な欲望が覗かれ、暴かれ、
満たされて開発されていくのに萌えと達成感があります。
「変愛 間男変」は前作を読んだ私は
この後起こる事が大体予想出来てニヤニヤしちゃった。
何も知らない人は陵辱チックなハードプレイにゾクゾクするはず、
私も前作の時そうでした、騙された!
ネタばらしで笑顔になれて、一話で2つの真逆なエロを楽しめるシリーズ。
こういう変態プレイを合意の上で楽しくやっているカップル好きです。
ダークじゃなく光の方向に他者には踏み込めない二人の世界があるからだ。
やはり「やじるし」が一番お気に入りですが、
それ以外だと「れいの男」や「変愛 間男変」が好き。
全部楽しく読めるけれど、どちらかと言えば私はハピエン好きのようです。
色んな愛の形を楽しめる1冊なので、
何が好きかで自分の嗜好性の再認識も出来ますね。
カバー下は各カップルの解説がやじるしの向きと共に、
変愛の二人がお互い同じ向きと数、相思相愛感が微笑ましいですね。
この作品はまとめて、こんな感じの作品!!と言えるような作品ではなく、収録作品の温度差が激しいので、一つ一つレビューしていきます。
「やじるし」
受けが可哀想だし、報われなさすぎる…。あくまでも自分の意見なのですが、攻めのクズさが凄くいいと思います。はらださんの描く攻めって、めちゃくちゃ良い奴か、ゲスかったりクズだったり(言い方悪くてすみません)だと思うんです。その中でも人の心を持ったクズでした。(褒め言葉)読み応えもあって、この作品の代表作の名に恥じないお話でした!!
「ひきずる音」
凄く好きです。攻めのビジュアルが良すぎる。なんやかんやで攻め受けともに依存してて、これぞ共依存って感じでした。受けが過去をひきずりまくってることも込みでのこの題名だとしたら…と考えると、ひきずる音は攻め受けのどちらからも発せられてた音なんだなぁ…と思いました。
「歪みはじめ」
先生と生徒のお話です。簡単に言いますと生徒の精神的な弱み(?)に漬け込んで肉体関係を持とうとする教師のお話です。全体的にやっぱり暗めの雰囲気で、明るくて幸せ〜、って感じじゃないです。というかこの作品自体あまり明るい作品ではないので、一作目、二作目を読めた方なら全然行けるタイプの話だと思います。
「痴漢されている彼を偶然発見して、的な展開」
これはネタバレしたくないです!!!最後まで読み進めた頃には全身鳥肌もんでした。私の性癖に突き刺さってくるタイプの痴漢系漫画です。ネトラレ?というべきなんでしょうか。取り敢えず読んでいただきたいです!!
「れいの男」
ここに来てコミカルな感じの作品です。シリアス無理矢理系が続いたあとにこの作品を読んだ私の感想は「これは救いか…?」の一言に尽きます。残業をした社員におこったエロい事件の話です。笑えるところもあるので軽い気持ちで読めます。
「変愛 間男変」
受けの性癖に付き合ってあげる攻めくんの相思相愛ラブストーリーです。普通におもしろいしエロいし可愛いです。この作品の中に収録されている話の中では一番優しい話なんじゃ…?
カバー裏が一番の素晴らしいポイントなので、是非読んだあとに見てみてください!
「はらださんの作品はこんな感じだよ」って感じでおすすめする分にはとても良い作品だと思いました。買ってよかったです!
紹介文が強烈。
「下衆、屑、変態、ドM、鬼畜、社畜、ラブコメ、切ない系など、あらゆる“はらだ”節の良いトコロをつめこんだ・・」って、凄すぎるでしょう。
はらだ先生は、変態を書かせたら、横に並ぶ人が居ないんじゃないかと思う鬼才。
反面教師的な教材漫画かもしれない、読後、ちょっぴり悲しくなった。
とっても歪んだ組み合わせ、どの短編にも登場するのは、歪んだ攻めと受け。
自分がモテる、好かれていると思いたがる病んだ寂しがり屋と、歪んだ受け。
破れ鍋ととじ蓋カップルは共依存。
こういうのメリーバッドというのでしょう?
短編なのに、どれもこれもが心に残ってしまうほどの
恐怖感や後味の悪さ、その後への期待感であったり、
余韻を残すお話ばかりでした。
これだけ短いお話の中で人間の仄暗い心理が
こんなにも鋭く描かれているの…すごいですよね。
ただ、読後感がいいかはまた別でした。
どちらかというとダークなお話が多く、爽快感や
幸福感を求めて読んでしまうとダメージ食らいそう…
『やじるし』
外面のいい攻めと攻めに利用される不憫な受け。
前半はひたすらパシリ扱いで性欲処理までさせられる受けが可哀想ですが、
後半は受けの嘘に騙され、執着心から妨害工作をしちゃうカッコ悪い攻め(笑)
後から騙されたことに気付き逆ギレする攻めですが、酷い扱いを
されても尚健気な受けに、気が付けば情が移ってしまっていて…
攻め、ざまぁ!な最後でした。この後どうなるのかな…
『ひきずる音』
このお話が一番怖かった…攻めの執着が…!
幼馴染の駿一郎と優守。
駿一郎は幼い頃の事故が原因で足に障害を負ってしまいますが、
優守は自分のせいだと思い込み、駿一郎に対して病的に過保護に
なってしまいます。
一見優守が駿一郎を束縛しているように見えるけど、真相は違って…
予想はしていたけど、最後の駿一郎にぞっとしました。
『歪みはじめ』
【変愛】に収録されていた『教室の歪み』のはじまりのお話。
一見地味な教師に目をつけられた男子生徒が堕とされてゆく過程。
生徒の孤独を利用して身も心も手に入れちゃう教師。
悪い先生だなぁ…このためだけに教師やってそう(笑)
いつか先生のやじるしも生徒に向けばいいのになぁ…
『痴漢されてる彼を偶然発見して、的な展開で』
なにこれ、サイコパスすぎる…!怖い怖い…
目をつけられてしまったばかりに…
受けの善良なイケメンくんが不憫としか言いようがありませんでした。
彼がどんどん堕ちてゆく未来しか思い浮かばない…
『れいの男』/『残業の男』
仄暗く、ダークな作品が続く中、ここにきて
ようやく明るく罪のないエロがきました!
深夜のぼっち残業に怯えるサラリーマンが
恐怖を振り払うためにオナニーしていると
物陰から見知らぬ男が現れて掘られてしまい…
霊的な話題の出るお話なのにこの1冊の中で一番怖くない(笑)
『変愛 間男変 』/ 『変愛 カキオロシ変』
【変愛】に引き続き、お馴染みのお二人。
相変わらずマニアックなシチュエーションプレイが楽しそうです。
快楽主義に見える受けだけど、ちゃんと攻めのこと好きなんだな。
変態だけどそこにちゃんと愛が感じられる、甘いこのカップル、結構好きです。
「えっ、怖っ」とか、胸糞な展開ありの短編集です。
クズ、変態、裏のある奴らのBL。
中には生暖かい気持ちでハッピーエンド良かったね!と言える物語もあるけど、「やじるし」「ひきずる音」「歪みはじめ」「痴漢されてる彼をー」はメリバですかね。
ハピエン厨なのですが、めっちゃ惹かれるのは何故だろう。
「にいちゃん」を先に読んでるのですが、その時と同じ感覚だ。
「変愛」をまだ読んでいないのですが、こちらの作品の変愛カップルがとても気に入ったので直ちに読みたいと思っています。こういう性癖ヤバめな奴らがお互い大好きなのが好み♡
やじるし入りのキャラ紹介も良かったです。
ちゃんと受け攻めも左右で描かれてるんですよね。「痴漢発見」はそっち???ってなり、想像するとかなり萌えます。作者さんの絵で絡みが見たい!
いわずもがなBL界の天才鬼才、スターはらだ先生の傑作短編集。
読み応えあり。ゲスやキ○ガイが沢山でてきます。
今自分にとって重要な作品レビューをしようと考えるとやっぱりBLって面白いっ!とどハマるきっかけになったひとつははらだ先生だと思う。
表題の「やじるし」がやっぱり傑作。
やじるしがカチッと。短編でこの展開。
完成度、面白さ。タイトル秀逸。すごいなあ。
執着責め好きだし
メリバやビターなモノが好ましい人はほんとハマると思う。アホエロい笑いの方もすごい上手ですが
やっぱりはらだ先生の真髄はこっちなんかなと。
最近はハッピークソであんまりそゆ感じじゃないみたいで残念なきもしますが。(ハッピークソも大好きですが)
痴漢のやつもすっごいかわいそうでキチガイですが面白いです。どう考えても神作品!好きです。
またダークな感じも描いて欲しいなあ〜。
〖DMM電子書籍〗
修正 : 白抜き
カバー折り返し : なし
カバー下 : なし
帯 : なし
裏表紙 : なし
備考 : 流石はらだ先生、愛が歪みまくっている。『ハッピークソライフ』は毎日読みたいBL、この作品は年1回読みたいBLといったところか。
〖紙媒体〗
未読
表紙の絵の悲壮感に、手を出せずにいましたが、『変愛』が収録されていると知り、今更ながら飛びつきました。
読み切り作品集。どれも一癖あり私的には『ひきづる音』の歪みすぎた攻の感情にゾクリときました。許しを請いながら攻に跨がる受くんを見て、あれ?私こうゆうの好きかも。。。と新しい扉を開いた気持ちです。
『ゆがみ始め』は、ゆがみシリーズの始まりがこれなんですね。先生も愛があると思いたかったのになぁ。最低な教師と思いながらも、何か惹かれる作品。
でも、やはり一番は『変愛 間男変』。凄い演技力ですよ!鬼畜な無理やり感がいい!
よくこんなシチュエーションを考えて挑むなぁ。こんなにも合致した性癖を持ったもの同士、最高ですよね!それを覗けるこちらの作品は、神です!
もっと早くに読んでおけば良かったです。
エグすぎて嫌って感情と、漫画として好きって感情が拮抗する一冊です。正直手放しに萌と言えないのですが、この評価で。
「やじるし」
界隈ではよく見る表現の矢印、演出として最初にやったもん勝ちで、やったはらだ先生の勝ち!巻末の描き下ろし含めていい。最後のコマでうなる。
「ひきずる音」「歪みはじめ」「痴漢されてる〜」
嫌悪感が募るのと同時に、漫画的面白さの高揚感が読み進めるうちにどんどん増す。
「れいの男」
「歪みはじめ」もそうですが、はらだ先生の出身二次創作の色がかなり強いので、ちょっと怯む。単行本を重ねるごとにめちゃくちゃ幅広な作品を描かれると分かっているので、それでも好き。
「変愛」
シリアスもコメディもうまいんですよね〜はらだ先生
やたももが割りとよかったので、何年か前に一度読んだきりになっていたこの作品を再読。
私はフィクションにおける倫理観が結構ガバガバで、複数ものもSMプレイも近親ものも好きだし、ショタやおじさんの組合わせでも全然平気なのだが、何がダメって「可哀想」なのが萌えないんだった。
こういうのを歪んだ愛、狂気を孕んだ愛、という一言でまとめてしまってもいいのだろうが、その愛を受け入れる側の見せ方が自分的には到底無理だった。
はらだ先生としては敢えてこのような表現方法をしているのはわかりますが、
先生と生徒の話なんか、まず先生側に一ミリも愛はないし、
痴漢電車の話にしたって、男の子が感じてるから、射精したんだからいいでしょって話じゃない。
自分の中ではこの辺りできちんと線を引いておこうと思います。
前半の各話は最後に「なるほど!」という落ちがあり面白かったのですが、BLとして萌はしませんでした。
後半のお話は少し笑えて読みやすかったです。(ラブコメっぽい)私は後半の方が好きです。
人によってかなり好き嫌いが分かれる作品だと思います。
話題のはらだ先生作品を一気コンプリート買いしたのですが、、巧いのは分かるけど苦手です。
小説の丸木文華さんに通じるものがある。キャラが怖い。好きになれない。
レビューを書きたくてもネガティブな言葉しか出てこないから書けない。
「やじるし」は読み始めて「無理~、もうこの作家さん無理~。ランキングですっげえ評価が高いけど無理だわ、、怖いよコレ。こんなんやだ、、」
と、でもお金払って買ってるし、意地でも最後まで読む!!と読み進めました。
残り5分の1くらいから始まるリーマンモノとカップルお楽しみモノが凄く好きです。
こういうお気軽っぽいギャグは、はらださんの本筋ではないけれど、チキンでハッピエンドマニアの私はこういうのが大好きです。
やっぱり才能ある作家さんは軽いストーリーのものも素敵になるんですね。
「好き」じゃなくて「凄く好き」です。
再読してみると、最初読んだ時の衝撃度はやはり下がる。
それもその筈、既視感があるのだ。これは全ての下衆BLの礎。
はらだ先生以前、以降とで世界がガラリと変わってしまったとさえ、言えるかと思う。
衝撃のエポックメイキング的作品群だと思う。
うさんくさい笑顔で近付いて来る下衆、「やじるし」
利用しているつもりが、感情を絡め取られてしまうのは、下衆の方なのだ。
カチリと Enter キーを押したかの様に、そのベクトルは変わる。
ハッピーエンド。と、言えなくも無い結論。そこに愛情はあるのか。
歪な繋がりを持ってしまった彼らのその後が気になってしまう。
さらに不穏な衝撃度を増す、「ひきずる音」
怪我をさせてしまった罪悪感に苛まされる優守と、その罪悪感に付け入る駿一郎。
どうしても手に入れたい愛がそこにあるから、手放せない。
愛情では無く、もはや歪な執着と化してしまったモンスターである駿一郎の表情が恐ろしい。
愛しているから、彼の幸せを一番に考える、などという美しさはそこには無い。
依存して依存される事に慣れてしまった優守の心は駿一郎の奴隷で、主失くして生きられなくなっている。二人の世界の中で、それは幸福の一つの形。
「変愛」に収録されている「教室の歪み」「放課後の歪み」の馴れ初め、「歪みはじめ」
先生は、卒業するまでに自分の思うがままになってくれる生徒に「当たり」を付けている。
恐ろしいまでにそれは「当たる」。間違えることは無い。
運悪く、見初められてしまうまでの、物語。
可愛い顔して鬼畜な、「痴漢されている彼を偶然発見して、的な展開で」
ここまで来ると慣れて来て、その展開やオチが予想出来てしまう。
雇われた痴漢共に同情されるほどの性癖。
エッチなことすると霊を退散出来るっていうけども。「れいの男」「残業の男」
ここまでのズシリと重くのしかかるストーリーを いい感じで緩和してくれる。
「変愛」で、先生からオファーされていた「間男変」を完遂する元生徒。
ヤッてる途中で、ハッと我に返ってしまう。「間男」役もオレ。お清めエチをするのもオレ。
先生の性癖に辟易しながらも付き合ってしまう彼の受難や如何に。
巻末に描かれたそれぞれの「やじるし」の向き、まとめ。も、とってもニクい。
初めて読んだときは衝撃でした。
なるほど~こういう作風の作家さんなのか~と思ってたら、
コミカルな話も描けて幅広いなぁと思いました。すごい。
「痴漢されてる彼を偶然発見して、的な展開で」を見たとき
この作者さんは天才だ…と思いました。一番好きです。
そもそもガチの痴漢モノBLってあんまり無い気がするのでとても新鮮で良かったです。しかもオチが予想外でぞくぞくしました。
「歪みはじめ」も好きでした。教師×生徒の話です。
生徒は歪みはじめだけど、先生はずっと歪んでるよな~。あたりとかハズレとか言ってるから今までもいろんな生徒喰ってきたんだろうな~。悪そうな先生で好きです。
でもこの生徒の今後を考えると胸が痛みます。
「れいの男」はコミカルかつエロくてすごいと思った作品です。
一番面白かったです。
表題作「やじるし」は受けが可愛いな~と思いました。攻めはクズです。
「ひきずる男」はちょい苦手でした。ヤンデレにはあまり惹かれない…。似たような攻めの「痴漢されてる~」は不思議なことにヤンデレとは思わなかったです。
「変愛」は話は好きなんですけど黒髪の人が受けの方が好き。
歪んでる短編集。
はらだ先生、人気あるので何作品かチャレンジしてみたけど、歪みや闇が深いのはいいけど、救いがないというか出口が見えない底の深い闇を感じて「うっ」となってしまいました。
まっ、でも、本人たちが幸せだったらいいんだよね~。
嫌いではないけどそこまで積極的には・・・な感じで。
「れいの男」と「変愛」くらいが個人的には好み。
この2作品のコミカルな部分に救われました~。
全部が全部闇深い歪みの作品だったらきつかったかな~。
いいバランスの短編集!
初読み作家さんです。「えー!!?」でした。まさに衝撃作です。こんな作風の漫画ははじめて読みました。
まず表題作の攻めがクズすぎて最悪ですね。受けが健気でなんでこんな奴に惚れるんだと不憫になりました。掲載元が下衆BLとあって納得。たしかに下衆でした。
次のひきする音をかなりの衝撃。執着愛は好きですが、ヤンデレはうーんでした。しかし、受けを独占するために治っている足をひきずって演技するのはなかなかですね。攻めの顔がちょいちょい怖いですが、彼の執着は小学生からみたいなので、それくらい受けのことが大好きなんだなと思いました。一番すきな作品でした。
その次の2作品はちょっと・・・でした。次のれいの男で少しほっこり。これがあってよかったです。前の4作品が暗め暗めだったので、れいの男で少し明るくなりました。最後もそれなりに面白かったです。
【やじるし(表題作)】
大学の同級生で、パシる攻めとパシられる受け。飲み会で1人でいるところに声を掛けてもらったのがきっかけで攻めに惹かれる受けですが、気持ちを伝えた途端パシリや性欲処理の道具としていいように利用されてしまいます。最後まで攻めはクズのままですが、無理矢理犯された受けが泣きながらそれでも好きと伝えた瞬間に、心が揺れ動いた攻めの表情が見れたので満足です。
【ひきずる音】
この短編集の中で一番好きな作品です。はらだ先生らしい、ヤンデレ攻めですね。幼馴染の受けは、昔攻めが車に巻き込まれて足を怪我したのを自分のせいだと負い目を感じていて、攻めにはかなり過保護です。事故は小学生の時の話なので受けに責任などないのですが、攻めはその罪悪感を利用して受けを自分の側に繋ぎ止めています。『カラーレシピ』にも通じる雰囲気があるかもしれません。受けを許す言葉は絶対に言ってやらない、という時の攻めの表情が秀逸でした。余韻の残る短編です。
【歪みはじめ】
『変愛』の『教室の歪み』に登場する先生と生徒の関係の始まりが描かれています。個人的にこの生徒の黒目勝ちな瞳が凄く可愛くて好きなんですが、先生からの情があまり感じられなくて悶えてしまいます。また続編があれば少しでも先生からの情が感じられるストーリーが読みたいです。
【痴漢されてる彼を偶然発見して、的な展開で】
衝撃作でした。好きな人に自分から何かする勇気がないので、モブに痴漢するよう頼んで、ショックで弱っているところに手を差し伸べて、頼られ秘密を共有することに悦びを感じる少年の話です。痴漢される方よりも背も低く可愛らしい見た目なのに反し、考え方がそれこそサイコパスでびっくりしました。後味悪いですが、泣いている受けは可愛いと思ってしまいました(笑)。
【れいの男】
ちょろいサラリーマンが年下に犯される話。暗い話が続いた後で、さくっとコメディ調に読める、唯一の笑える話です。重たかった空気を和らげてくれます。
全体を通して、はらだ先生の個性が光る作品になっていると思います。「切ない」「悲しい」というよりは、「執着」「クズ攻め」が目立ちます。耐性がある人には是非読んでもらいたいです。
他の作品が少し私の好みからは外れていたのでこの作品も読むのをためらっていたのですが、やっぱり気になって今さらながら読みました。
う~ん、病んでます、とにかく病んでます。あまりに闇が深くて病み好きの私でさえ衝撃的で…でもガッツリはまった一冊でした。やっぱり読んでよかった‼
どの話も病んではいるものの読むのをためらうような暗い話ばかりではなく、マニアックなエロ楽しんでるなぁ~っといった軽い話も含まれているので読後感はわりとよかったです。
とは言うものの、表題作『やじるし』の攻めはかなりのゲス野郎で自分勝手で最悪のキャラでしたが、そんなクズでも結局は一途な気持ちにやられてしまうという振れ幅の大きさにむしろきゅん…とさせられました。自らの本当の気持ちに気がついてやっと想いが重なった二人なのでこれからが楽しみ。最悪の始まりだっただけにちょっとは幸せになれるといいな。
その一方で『ひきずる音』は罪悪感と執着心でがんじ搦めになっていて先が見えない膠着状態の二人が病み好きの私としてはたまりませんでした。たとえ自分の一部を傷つけても、罪悪感に突け込んででも、手段を選ばずどんな手を使っても相手を自分に繋ぎ留める執着心が大好き。いつ壊れてもおかしくないぐずぐずの関係を必死に守っている姿に妄想掻き立てられました!
そして想像を凌ぐすごさだったのが『痴漢されている彼を偶然発見して、的な展開で』でした。凡人の私には思いつかないような発想で、好きな相手だからこそ常軌を逸した行動に出るのだとは思いますが、とにかくすごい…そこまでする!?でした。
好みの分かれる作品だとは思いますが、病み好きの私にはたまらない読みごたえのある一冊でした!
はらださんの作品は、作品によって好き嫌いがハッキリ別れちゃうんですが、初めてこの作品を読んだ時の衝撃は凄かったです。軽くショック受けるくらい。パワーとその日のコンディションが良くないとなかなか読み返せないです。
でも、何気に初はらださん作品がこの作品だったので、私は得る意味、新鮮に感じてその毒々しい世界観に一気に引き込まれて、萌えとは違いますが、漫画として購入して良かった!と思えました。
イラストの白黒はっきりしているコントラストも良いですし、私は今までこんなにゲスい作品集に出会った事がなかったので、昨今、色んなグズBLが出版されていて、私は苦手なのですがこの作品は苦手ジャンルであるテーマを感じさせない位、あぁ‥何か凄い物を読んでしまった‥と、いい意味で驚かされたので、一周回って神評価とさせて頂きます。
今回は短編集でどれもとても面白かったです!!
引きずる音は交通事故で足が不自由になってしまった幼なじみとのお話なのですが、とても衝撃的でした!!交通事故にあった幼なじみに罪滅ぼしをするような毎日で表面上は取り繕って普通に好きだと言っていてもやっぱり自分のせいだと思って行為中に何度も謝っている受けが印象的な作品だったと思います。
そして、今回私が一番好きな作品は男子高校生が痴漢に合うお話です。
ある日痴漢にあった所を目撃された高校生くんはその子と登校するようになったのですが被害は収まらず、電車の中でそんな事までするのか!!と言うぐらいいい意味でやばい作品でした…!!
はらだ先生の2冊目で、相変わらず読んでいて驚きの連続でうれしい!8つのストーリーそれぞれ違う雰囲気だけど、どれも最高に面白かった!
個人的に一番好きなのは「ひきずる」。なんて言えばいいのかわからなくなったほどの衝撃で、読み終わって呆れてしまった。こういう歪んだ愛って妙に異色な切なさが感じられる…
「れいの男」シリーズは、読んでて こんなにあまあまのを最後にするの!?って思ってた(笑)。でも本当にこうした先生は天才です!前半の憂鬱を一掃し、スッキリした…!
はらださんの作品が大好きなので本屋で見つけて衝動的んい買いました。
表題作をはじめ、6つの作品があるのですが、基本的にどれも特殊です。そしてどれも非常にエロいです。ゲスいです。
こんなこと書くのもアレなのですが」、はらださんはとても局部の描写が素晴らしいです。
男前くんがモブ姦される話があるのですが、あれは本当にただのエロです(笑)。
そして、はらださん初の単行本の短編集の『変愛』の表題作、シチュエーションフェチ先生と元教え子の「変愛」と愛に飢えた醤油顔根暗男子(とてもかわいい)とその先生の「教室の歪み」の続編又はスピンオフが載ってます!!
はらださん好きの方は買って損はないです!
「やじるし」ですが、とても素晴らしいと思いました。
王道の展開なのに飽きないです!
攻めが受けに嫉妬し、恋をしていることに気づいてしまったというような内容ですが、はらだ先生の言葉や見せ方で王道でも、オリジナリティがあって素晴らしいと思いました。
六作品ある中で、好きなのは「れいの男」です。
コミカルで明るい作品なので読んだ後も楽しい気持ちになります笑。
はらだ先生は文字数が多いですが、なぜか飽きずに最後まで内容の濃い作品を読めるので大好きな漫画家さんです。
コレは……好き嫌いが分かれますね……!
僕のように「クズ人間」や「下衆BL」が大好物な方には、全BL作品の中から最もオススメしたい作品です。
始終興奮しっぱなしで読了出来るとお約束します!!
『痴漢されてる彼を偶然発見して、的な展開で』
この作品が僕一番のお気に入りです。
「えっ、ウソ……まさか……!?」
な展開に、思わず発狂してしまいました(笑)
是非、貴方もはらだ先生の鬼才(?)希才(?)に酔いしれてください!!
今さら、の「やじるし」ですが。やっと読みました。
皆様の評価から、クズ攻めって分かっちゃって読んでるんで。
コレ全く予備知識なしに読んだら「こんなの初めて読んだ!」の行き先は神か趣味じゃないかの両極端になるとは思う。
「やじるし」
ま〜腹たつ男だね。お前、痛い目見ろや。
とゆー感想になりますが。この終わり方、こういうBLは正直後にも先にも読んだことはありません。故に、オリジナリティ賞を進呈したいです。
「ひきずる音」
歪んだ共依存って感じ?縛る方も縛られる方もそれで満足なんだから…いーんじゃないの?
「歪みはじめ」
コレは嫌いです〜。強い立場の教師が生徒を犯す。嫌悪感しかない。
でもゲスを描き切るという意味で、アリです。
「痴漢されてる彼を偶然発見して、的な展開で」
これは展開が分かっちゃった。可愛い顔して…この二人はこれからどういう流れになるのかなぁ、という所は大変気になります。
「れいの男」「残業の男」
ノンケ男が掘られ願望あるかどうかがまずハテナ。この「やじるし」においては重みも意外性も足りない一編。
「変愛 間男変」「変愛 カキオロシ変」
この二人、いいよね〜!二人イメクラ。妄想Hを実際にヤる。時折温度差がありつつもヤる。パートナーと一緒にHを追求できるっていうのは物凄く幸せなコトですよ。末長く仲良くしてね!
カバー下。やじるしの意味がより深く、よーくわかった!
この一冊、面白かったです。
短編6(7?)本と描き下ろしが収録されています。最近はらだ先生の作品にハマったので他の作品も読んでみようと思って購入。もっと早く読んでおけば良かった!と反省しました(笑)
登場人物の下衆さやクズっぷりが凄い。エロも激しい描写が多くてさすがはらだ先生!という感じの濃い1冊。ひきずる音と痴漢の話が好みでした。
痴漢の話はラストが予想出来てしまう所が少し残念。この2作はこの短編集の中で特に好みが分かれそうな感じです。
「変愛」のお話も入っててこちらはアホエロな感じで変愛は読んだ事無かったけど楽しめました。タイトルが恋愛だと思っててよく見たら変愛でした(笑)はらだ先生の描く明るい感じのも好きなので気になります。
あんまり暗くないお話も何作か入ってるおかげで後味が悪い…とはならなかったのとタイトル通り(?)表題作でやじるしが音を立てて一方通行じゃなくなったり、人物紹介の所のやじるし等演出が凝っていました。
好き嫌いが激しく別れる作品だと思います...
ほのぼの、シュールなものが好きな私にとっては
読んでいて苦しい話ばかりでした。
一番最初の話と電車の痴漢の話が特に苦しかったです....
これでエロ度が標準的なのですね.....
ちょっと驚きです。
私としてはかなりキツかったです.......
歪んだ恋愛、執着、鬼畜ものが好きな方には最高の作品だと思います。
逆にそういったものが苦手な方には本当におすすめできません。読んでいて辛くなって本を投げたくなります。
やじるしを読んでからはらださんにハマるようになりました!!
やたももや好きな人ほどなどの長編は個人的に萌えなかったので、この作者さんの作品は自分には合わないのかな?と過去に思っていたのに、やじるしや変愛などの短編集は自分でも驚くくらいハマりました!!!
「やじるし」では攻めの身勝手さにイライラしながら読み進めていましたが、やじるしの向きが変わる最後のどんでん返しに激萌えしました!!
でもやっぱりあんな性格悪い攻めは嫌いですけど(笑)
「引きずる音」の攻めと言い、はらださんは下衆キャラを描かせたは本当上手ですね
「歪みはじめ」もそうですが仄暗い雰囲気の作品が続く中、イメクラプレイを楽しむバカップル(笑)の「変愛」は明るい作品で和みました(((o(*゚▽゚*)o)))
ギャグも冴えてて初めて変愛を読んだ時は笑ってしました(≧∇≦)
イケメンで一見女子にモテそうな好青年なのに、イメクラプレイ好きのビッチな塾講師の受けが可愛すぎだし面白い!!
文句を垂れつつもそれにしっかり付き合う年下のフリーターの攻めも、なんだか微笑ましいです(^_^)
これからもこのバカップルの活躍に期待してます(笑)
歪んでました!ゲスいですね!はい。
はらだ先生の本の中で一番お気に入りです。 短編集ですが、最後から二つのギャグ物を除けば全て先生お得意の下衆BLです。私が特に好きなのは表題作のやじるしと、二番目のひきずる音です。
やじるしを始めて読んだ時は衝撃を受けました。受けの不憫さ、それに惹かれ始める攻めの掛け合いに萌えます。
最後の最後に受けの服を顔までめくり上げてその布越しにキスをする攻めにゾクっとしました。そしてその時の攻めのお顔に萌えました。この後時間をかけて付き合っていって欲しいです。
そして二作目のひきずる音。事故で足を怪我させてからずっと攻めの世話をし続ける受けとそれに依存している攻め。受けは自分のせいで攻めが怪我をしたと信じ込んでいるから彼との性交渉さえ引き受けてしまいます。でも、受けにそう信じ込ませているのは攻めで、受けを手に入れるためにもう完治した足を引きづりつづけるっていう。執着が凄い。また別のお話になってしまうけれど、受けに新しくいい人が出来て、そのゆがんだ関係を断ち切れるようにしてあげたい...
以前読んだはらだ先生の作品が好みではなかったので避けていたんですが、これは面白かったです。
他の方のレビューにもありますが、王道の甘々やハッピーエンドが好きな方にはおすすめできません。メリバ、報われない、救われない系が好きな方には買って損はないと思いました。
短編6本、各タイトルを覚えていないのでざっくりとした内容で書きますが、個人的には2番目「交通事故のトラウマと依存」のお話と、5番目「幽霊はエロで対抗」が好きでした。
ちなみに明るめのストーリーの部類に入るのは5番目と6番目のお話だと思います。万人受けするとは言いませんが、読みやすさで言えば5番目が一番かな。
ただ1~4番目の短編も「これからこの二人はどうなるんだろう」等続きを考えるのが好きな人には非常に面白いと思います。いいネタを貰ったような気分になりました。特に何か書くわけでもないんですが。
傲慢で最低な男が恋に気付いてどう変わるのか、依存はもっと危うい方向に発展していくのか、性的悪戯をされた男子生徒はどう大人になっていくのか、痴漢の恐怖で彼は人間関係も変わっていくのか、読者自身でメリバ、ハッピーエンド、死ネタ、悲恋好きなエンドを選べるので考えるだけで楽しいです。
まさに、趣味じゃないです。
これはもう嗜好なので、私みたいなあまーい王道で癒されるタイプの読者にはキツイ。
それでも、後半の三作品は、ギャグもありの単なる変態ものなので、楽しめました。
最初のお話は暴力とか、精神的な痛め付けシーンが眉間のシワをさらに深くしてしまうし、足の悪い子の話も暗すぎて萌えると言うのとはちょっと違う。系統としては中村明日美子さんの「薫りの継承」みたいな歪んだ愛ですかねぇ。痴漢の話に至っては、男の人の妄想って感じで、女性としては気持ち悪さしかないです。
でも、ほんとこれって個人の嗜好なので、こう言うのの裏を読んで、深い!と感じられる人もいるんだろうなぁと思います。
好きではなかったのに『変愛』での個性に惹かれたはらだ先生。「教室の歪み」の教師の気味悪さが強烈で、彼らのはじまりが読めると言うことで購入して、更なる下衆沼にハマりこむことになりました。
・『やじるし』
攻めのゲスな台詞にゲスな視線、対照的な受けの健気な顔。オチはすぐに読めるから、やじるしが進路変更する瞬間が楽しみで楽しみで、攻めが下衆ければ下衆いほどワクワクしました!
・『ひきずる音』
共依存の幼馴染。病みっぷりが恐ろしいほどに描かれています。だけど私はこの先を想像してしまった。だって二人は共依存、恐ろしいことを考えているのは一方だけではないはずだと・・・。続編希望。
・『歪みはじめ』
「教室の歪み」(『変愛』に収録)の続編というか、彼らのはじまりの物語。期待していた少しは愛のある展開と、全然違うはじまりに驚愕です。なんて一方通行なんだ!この先生、ゲス過ぎるよ。こうなったらすべてのやじるしが進路変更するまで見届けたい。
・『痴漢されてる彼を偶然発見して、的な展開で』
本作で一番無害そうで可愛い顔したこの子が、まさかここまで下衆だったとは!愛があっても許せません!永遠にやじるしが動かないという罰を与えたい。
・『れいの男』『残業の男』
「れい」がひらがな・・・成程!大人同士だし、どっちもどっちなので、今作の中では比較的軽く読める作品です。
・『変愛 間男変』
「変愛」のシチュエーションカップル。変愛ではあまり愛情が感じられず面白くなかったのに、今回は最高に面白かった。声に出して笑っちゃいました!お互いに大好きなのも伝わったので、買ってよかったです。
『やじるし』とは、なんて出来たタイトルなんだ!やはりはらだ先生は只者ではないですね。それぞれのやじるしの変化が楽しみで、追いかけてしまいたくなる。まさに奇才と呼ぶにふさわしい作品です。
やたももからはらだ先生を知りこちらへ流れてきました。
他レビューで言い尽くされた言葉ですけども、もうとにかく下衆!!!
どの下衆も甲乙つけがたいですけど、特に引きずる音、歪み始め、痴漢のやつはもう人間として、(私自身が)これに欲情してはいかんと思いながらもそれを禁じ得ないという。自分の中の非道徳性とか非倫理性とか、普段は鍵かけて心の戸棚の奥の奥へしまいこんでおかなければいけないような性(さが)に気づかされます!だから、読後感はなんか言ってはいけないことを人前で言ってしまった気まずさみたいなものが残って、正直あまりよくないですね。
男性が痴漢ものとかレイプものAVを見ているときってこんな心境なのかな?
最後に変愛 間男変、を持ってきているのは読後感を少しでもライトにしようという作り手側の意図もあるのかも。変愛シリーズは、主人公たちに、自分達がやってることがくだらないっていう一歩引いたメタ視点があるところが笑えるポイントなきがします。一人二役のくだりは笑えましたねー(笑)
自分の中の汚い一面をえぐりだしてくれる1冊。
えぐりだされたものをどう扱うかは読者個人に託されますね。
なんか難しいこと言ってしまったけれども、とにかく
はらだ先生、本当に尊い作品をありがとう(合掌)
変愛から引き継がれたものもあり、とても嬉しいものが多かったです。
歪みシリーズが好きです。はらだ先生の魅力が詰まってます。
教師×生徒に知性とSMを加えた神のバランス。
開き直ったクズの恐ろしさと色気がすばらしいです。
痴漢もののゲス具合がたまらないです。展開はほぼ読めるものでしたが、やっぱりとなったときの興奮が忘れられない…
社畜ものはもう一捻りあってもよかったですが、ギャグの中にある官能が魅力的でした。
共依存ものはあまり得意ではないのですが、お互い違った方向に歪み凹凸のできた二人は見ていてハラハラするものでした。そしてとても興奮しました。
薄々感じてたんですけど、ヤンデレってやっぱり苦手みたいです。
歪み過ぎた愛情、執着が強すぎる愛情、一方的すぎる愛情表現がこんなにも後味が悪いなんて、本当に読んでいてしんどくなる作品が多かったです。
歪んだ愛情を向けられた受けが可哀想と思ってしまったら、この手の作品は読んじゃダメですよね。
変愛 間男変 とかはアホエロで大好きなんですが☆
はらださんの奇才っぷりは認めるところですが、この作品は私には合わなかったようです。
好きな作品もあったので、評価は中立ということで。
今回はエロより、いろんな下衆、クズな男達を集めたような素晴らしい短編集でした。
はらだ先生特有の切なさ、ダーク感が漂うけど最後に救われるような愛が書かれています。
私の大好きな変愛の二人も、前作品「変愛」の書き下ろし?のポソッと書かれたひとコマをホントに再現してくれています。
歪みのはじめも気になっていたところ書かれていたので個人的に大満足ですが、甘ラブ、ラブコメ好きな若い方などにはもしかしたら合わないかもしれませんね・・・
下衆短編集。。。ってことで良いのでしょうか?
■やじるし
比較的王道な下衆ですね。
自分に好意を持つ相手を良いように使っている内に、自分がハマってしまうという。
王道すぎて、意外性も感じなければ、あまりゲスとも思わなかったくらいに感想が薄いです。
■ひきずる音
今回、一番好きな話です。
下衆というより、歪んだ愛情。
こういう歪みは好きです。攻と受、どちらが本当に依存しているのか…受視点でも読んでみたい話です。
■歪みはじめ
前作未読で、こちらはアンソロジーで既読です。
アンソロジーの時にも思いましたが、これは前作を読まないと、なんとも判断つきにくく。個人的には先生×生徒は美味しくいただけるのですが。
■痴漢されてる~
痴漢されてない方の愛情が歪んでなかったら、受攻はどっちなんだろう?と気にならずにはいられない、そんな自分は可愛い攻の方が好きな少数派。
■れいの男
こちらも王道、ですかね。
今までのはらだ作品的には、もう一捻り欲しかったところ。
■変愛~
変愛未読なので、これだけ読んでいると普通のBLだなぁと思ってしまう。
そんな自分が変なのでしょうか?
個人的に「やたもも」よりは楽しく読めましたが、でも萌たかというとちょっと微妙でした。
自分、はらださんの作風は合わないのかも知れませぬ・・・
やじるし:神評価はひとえにこの作品へ向けたものです。好みすぎる。
クズ攻め(飲みサーでごりごりしてるタイプの黒髪イケメン)×非リア受け(大学デビューで見た目はちゃらいがコミュ障のゲイ。つり目でかわいい)。ひたすら困り汁飛ばしながら汗かいて赤面してる感じの受けがうっかりクズい攻めに惚れてしまって性的におもちゃにされ続けるも、傷付きすぎて距離を置く。しかし、攻めがそのことに逆上して受けをレイプし、その最中、自分に向けられていた受けからのやじるし(カップリング表記で使われるアレですね)の一部が反転してしまっていることに気が付く、というクズ攻め王道ストーリーですねすばらしい。あ~~~単行本1冊まるまるこの話読みたかった……。こういう、受けが一途にクズ攻めを愛し続け、その愛に攻めがほだされるという展開は、その数年後、受けがひどい振られ方をする不幸の予感がしてだいすきです。別に攻めが改心して受けちゃんだいすきちゅっちゅみたいなのも嫌いではないですけど……。
そしてなにより「呼んだらすぐくるちんぽしゃぶりマン」というぜひとも日常会話で使いたい語感の良すぎるフレーズを生み出したはらだ先生の言語感覚ヤバすぎてる。
ひきずる音:事故の被害者×事故の加害者(と思い込んでるだけ)。交通事故で足に後遺症が残ったと詐称してる人が、幼なじみの受けの責任感とメンタルの弱さにつけこんで肉体関係を持つ話です。特大丸ゴシックのモノローグこわい。
しかしうーん被害者が受けの方がより頭がおかしい感じがして萌えたかもしれない。
なお特定の誰かに似てるというわけでもないんですがなぜか2人のビジュアルに平成ガンダムっぽさを感じた。
歪みはじめ:先生×黒髪おかっぱの日本みたいな学生。う~ん受けが全く好みじゃなかったので真顔で読み終わってしまった。先生はむしろゲイバーで男漁りする方が欲望が満たされるんじゃないだろうか……。被強姦願望ありそう……。
後述の変愛はすごく好きな感じだったんですけど、単行本『変愛』にはこの短編の元のお話が入ってるそうなので、『変愛』の購入は考え中です……。
痴漢されてる彼を偶然発見して、的な展開で:これはほぼミステリじゃないだろうか……。展開が全く読めなかったので純粋におもしろかったですし、攻めのフェチへの正直さも、受けの子の素直さも好きです。でもこの2人はこれ以上進みようがないと思うので(痴漢被害者の子がメンタル病んで手首切って終わりそう)、特に続編を読みたいとも思わない希有な例。
れいの男・残業の男:社長の息子×社畜。なんかシチュエーションAVっぽい。インスタントな感じで読後に何も残らないんですけど、2人とも二次創作っぽい顔立ちなので似てるカップリングが好きなら萌えそう。ちなみに飄々とした黒髪無表情×へらへらしたベタなし髪眼鏡です。
変愛 間男変・カキオロシ変:コスプレシチュエーションセックス2編。特にストーリーはない。
自分、ギュネイ・ガス系の黒髪短髪V字前髪年下攻め(きつい顔)に目がないんですけど変愛の攻めがツボすぎます。まあ正確にはアシメなんですけどしばしばV字前髪に見える。あと受けのちょっと長めのべたなし髪もかわいすぎるしエロいことに探求心旺盛なところもビッチかわいい。
「先生まじクール♡シャイなんだよ♡」「ゲイなんだよ」にはさすがに笑った。
ちょいちょい左右逆だな…っていうのがあったんですけど、「やじるし」という神作品が入ってましたし、ビッチ成分、年上受け成分は「変愛」で補充されましたし、はらだ先生の本来の好みとは合う気がするので、買って良かったです。
これはもう「神」付けるしかない!って即決出来るレベルで面白かったです。
狂ってる感がとにかく半端ないです。
収録作の4つが普通じゃない!
(他2つは普通か?と言われると全然普通じゃないけどw)
表題作の『やじるし』もかなり良いんですが、『ひきずる音』と『痴漢されてる彼を偶然発見して、的な展開で』が、全部面白かった中でも特に面白かった!
トンデモない歪み愛…気が触れてます…
こういうのこそが本当の意味での「不健全」図書じゃなかろうかと思うのですが。(有害図書に指定されろって意味じゃないですよ)
「変愛」であまり好きじゃなかった二つのお話(変愛と歪みシリーズ)も今回の収録分を読んですっかりハマりました。
特に二人の始まりが読めた『歪みはじめ』。
先生のゲスっぷりがハッキリ分かって、一気に面白く感じてしまいました。
『れいの男』と『変愛 間男変』は、はらださんのギャグセンスにツボります。
思わず声出して笑ってしまった…
これだけ病んだ短編集読んで後味が全く胸糞悪くならないのは、こういうのもしっかり入ってるバランスの良さかなと。
病んでるところは振り切れるほど病んでて、笑えるところはしっかり笑える、とてもバランスのいい一冊だと思います。
ゲっっっ!ゲスいっ!!
下衆いよー(笑)(笑)(笑)
8(6)作中4作がメーター振り切れた下衆のお話です(笑)
途中までなら似たような話はあるけれど、それらはどれもモラルという名の一線は踏み越えていない、倫理的にみて「どこかには人として救いのある」お話。たいていは下衆になりきれずに最後は自爆(ネタばれ)して、相手も「変態だけど好きだから許してやる」で大円団、とかね。
しかーしっ、これはははは…っ
完全犯罪の匂いがプンプンする…っ
「お前が手に入るなら罪悪感なんぞクソくらえー」「秘密なんぞ墓場までヨユーだぜこんちきしょー」的な?
お下品でごめんなさい、つい…。
はーげすい(笑)
はーーーステキ(笑)
これくらい、モラルを踏んづけてたら、も~何も言うことは無いです(笑)
清々しい。いっそ、神々しい(言いすぎ?w)。
モノがモノがだけに、人間が今一つ踏み込めない(深層心理で興味があろうとなかろうと、表面的には生理的に受け入れがたい)インモラルな世界をここまでぶちかましてくれるはらだ先生、大好きです。よくぞやってくれました。神以外ありません。どこまでもついていきます。
個人的に痛い話とか好きじゃないんです。なのではらださん作品もいつも手に取ろうかどうしようか悩みます。しかもこれは痛い話が多そうだったので読むのをためらっていたのですが、「変愛」の二人が出てるというので読んでみました。
いや~、今回もはらだ節炸裂ですね。痛いし、歪んでる。しかし萌える。どのCPも根底に愛が溢れているからでしょう。その愛情のベクトル(やじるし)が、通常とは異なった方向に向いてるんですね。はらださんならではの感性で読ませてくれました。この方の作品は好みが分かれるんだろうなあ…、といつも思います。万人受けする作品では決してない。しかしこの作風を貫くはらださんには完敗です。
元々読みたかった「変愛」の二人は相変わらずでした。あのCP、大好きです。丸々一冊でコミック出してほしいですw
はらださん作品て不健全図書の指定を受けましたよね。「ストーリー性に乏しい」でしたっけ。どんなお偉いさんが「読んで」判断してんのかな。はらださんにストーリー性がないって…。せめて「エロすぎだから!」にしてほしい。それなら白抜きの修正も仕方がないって思えるんですけど。
まあとにもかくにも、文句なく神評価です。
と思いながら、続々と発行される単行本を読んでます。二次創作をされている方だと、どんなに面白いものを描く方でも興味のないジャンルだと巡り会う機会もなく、こうしてオリジナルを描いてくれて始めて出会えるのです。ありがたい!
普段ほのぼの系ばかりを読んでますので、久しぶりに毒のある作品を読んだなーという感じです。それがいやな気分にならないのが不思議。歪みまくった愛なのに。自分の基準で、嫌いになるすれすれのラインかも。
これからも楽しみです。
元々私自身 共依存 や 依存 モノが好きで、この作品のレビューを見たときに絶対買おう!と決意しました。
どの作品も良作だったのですが、中でも一番 ゾクリ としたのが
「ひきずる音」。
自分が置いていったことで交通事故に遭い、上手く歩くことすら出来なくなった駿一郎(攻)への償いの為に事故以来ずっと尽くし続ける優守(受)。側から見れば確実に優守(受)が依存しているようにしか見えない関係。
情事が終わり眠る優守(受)に「かわいそうに」と声をかけ、普段はひきずっている方の脚を何でもないかのように動かして歩く駿一郎(攻)。
「あの事故はユウマのせいじゃない」と伝えれば優守は自責の念から解かれ自由になれる、これでお互いに依存から脱け出せる…と分かっていながらも『でもぜっっっったいに言ってやらない』と言い放つ駿一郎(攻)。(このコマの表情がこの作品の中で一番好きです!)
傷こそはあるものの、完治している脚をわざとひきずることで優守(受)罪の意識に漬け込み、ずっと自分だけのものにしようとしていた駿一郎(攻)の 「独占できるなら いくらでもひきずってやる」という台詞で本当に背筋がゾクリとしました。この場面で 私が読みたかった「依存」はこれだ、と確信しました。
表題作も、同時収録作もとても読み応えのあるお話でしたが、「ひきずる音」が一番印象深く、読み応えのあるお話でしたので こちらをピックアップしてレビューを書きました。
私は一番やじるしが好きでした!下衆い、歪んでいる!けど愛がある!
シーツ越しのキスにブワっときました。なにこれイイ!
確かにこれは新たな扉というか、あ、自分こんな展開に萌えるんだ。
こんなところにスイッチあったのかと。新たな発見がたくさん見えて驚きました。
読み終えた感想も私は後味悪くなくむしろすごい力作の1冊読んでしまった・・・!
と達成感?に浸りました。
短編で終わってしまうにはもったいないような作品ばかりです。
下衆、屑、変態、ドM、鬼畜、社畜、ラブコメ、切ない系~
とあります。3つくらいピンときたら絶対はずさないと思います!
購入を迷っている方は是非読んで欲しいです。
すごいですよ
「神」にするか「しゅみじゃない」にするか、もう、どっちかしかない短編集。
収録作品は、「萌(ハァト)」的な、ふんわかした評価にはそぐわないし、
個人的には、下衆いエロは大好物だぜ!滾る!漲る!みたいな性癖じゃないし、
でも、作品的には、凄いなって、よくここまで書ききるなって素直に感嘆するし、
短編だけど、短編なだけに、これだけ連打を叩き込まれちゃうと、ダメージが結構きつかったです。
こんな短編を作れるって凄いって感心したし、こういう病んだ感じは嫌いじゃない、ただそれを「萌」って言葉で表現するのは自分としてしっくりこないので、ここは「中立」かな。
なるほど、そういう意味のタイトル。収録された6編のそれぞれの思いの矢印方向がカバー下に描かれてあり、読後に納得いたしました。一番好きだったのは、そこはかとなく銀●的な「れいの男」だけど、やられた!となったのは「痴漢~」。はらださんの作品は、どんでん返しが用意されていて、読めないラストがとても面白い。『変愛』の二人は、あれ?これ『変愛』に収録されてなかったっけ?と戸惑ったけど、雑誌で読んでたんだった。思えば、これが私が初めてはらださんを読んで衝撃を受けた作品だったんだな。は~新作が出るたびに唸ってしまうはらださんです。
色々なテーマの濃度の高い6つの作品の納められた短編集。
モノトーンに差し色の赤が効いた表紙がまず秀逸。
シンプルで澄んだ切ない印象の世界が、
帯を外すと表情まで違って見えるゾクッとする驚き!
カバー下には、登場人物達の愛情関係が矢印で示されており
このザックリ核心をついた説明が非常に面白く
その「やじるし」というのが本全体のタイトルにもなっている。
短編としての割り切り方やタイトルのつけ方は
舌をまくほどに上手いが、
こういう世界自体はBLじゃあなければ別に新しくもないし
むしろ昭和の香りを感じるのだけれど(絵もね)、
その料理の仕方がなんともはらだ節。
思いもかけない方向にスッと捻りが加わった着地で
こんなドロドロなのにさっぱりした読後感なのが
個性なのだろうと思う。
個人的に一番好きだったのは、「痴漢発見」。
自分の中にこういう萌があるとは、これは発見!
変愛の続編短編は愛おしい。
一番過激なのは下衆さでもエロさでもなく、
修正だというのはなんということだ!(怒)と思うのだけれど
神評価が続くのはよく分かる短編集だった。
ただし、好みかと言われると長編の「やたもも」のような方が
ユーモアの感覚や突き抜けた新しさを感じて好き。
そういう意味で☆一つマイナスです。
はらださん、ノッてますね…素晴らしいです。
「やたもも」も「好きなひとほど」も
1冊まるっとキャラがブレないままお話が進んで
とっても“らしい”〆方ですごく楽しませていただきました!!
しかし、個人的に私ははらださんをあえて
〝短編エロストーリーテラー&ファンタジスタ〟とお呼びしたい…!!
エロストーリーテラーもエロファンタジスタも
言われていたはらださんですが〝短編〟は特に!!!
ここを強調させていただきたいw
短編なのに、物足りなさをまるで感じさせないのです!!
普通、短編だと駆け足感が否めなかったり
もう少し読みたかったなぁ…になるのですが
その「もう少し読みたい」という感想が
面白かったから是非!お願いします!!と言うか。
一話一話の設定やキャラの性格に無理が無く
すっと世界観に入っていける気がします。
そして私が普段好ましいと思えないタイプも
それはもうはらださんにかかれば魅力的に…!!
『やじるし』の攻めなんて、自分勝手で最低だな!なのに
(まぁ下衆BLに収録された作品なので当然ですけども)
最後の最後で!やられるわー…。
『ひきずる音』のシュンも、そこまでしてか!?と
ぞわわっとくるのに、ハンパない執着心で
納得させられてしまうんです。
どのお話も狡猾な攻めがたまらない!!
受けはその罠にずぶずぶ嵌ってしまうんですものね…。
しかし特に私は『れいの男』がとても大好きです!!!
ユーモアとエロのテンポが!!w
おバカさ加減までもいとおしくなるw
残業ドンとかチューハイ噴きだしそうになりましたww
『変愛間男変』も
相変わらずだね君たちは…になりつつ
お似合い過ぎて言葉もない!
もういい加減普通のHじゃない方が好きって認めても良いよね?w
『変愛カキオロシ変』なんて
たったの2ページでこれだけ面白いってなんなんだー!!!
なんの設定でもお互いが好きだからイイんでしょうね…。
最高だ……。
はらださんはタイトルの付け方も秀逸ですね!!
シンプルなのに的確に作品の内容が表わされていて
すごくセンスが素敵だといつも唸ってしまいます!!
ますます今年も素晴らしい作品をどうか!!
わくどきしながらお待ちしております♪
バラエティに富んでます。
実に様々なタイプの作品がてんこ盛り。
はらだ先生の作品、最初は苦手だったのに
徐々にはらだワールドに引き込まれていく自分がいる・・・
どの作品も、どこかゾクゾクして怖いもの見たさな気分になるような
不思議な魅力のある物ばかりです。
決して明るいハッピーエンドなものでなく・・
好き嫌いが分かれるのかもしれません。
本来明るくてハッピーエンドで幸せいっぱいのストーリーが好きな自分が
なんでこんなに惹かれるのか・・・
どこか闇があるような、それでいてゾクゾクするエロさがあり
それぞれに魅力的な作品がそろっている短編集だからなのかな。
どれもいいのですが・・
特に惹かれたのは
「ひきずる音」
「痴漢されてる彼を偶然発見して、的な展開で」
このふたつ、エロいのに恐いです。
恐いけどどこか、その歪んだ愛情とそこまで追い込まれた気持ちに
なぜか同情めいた気持ちになってしまいました。
「れいの男」「残業の男」
単純に笑えました。
先輩可愛くて、単純で憎めないです。
そして新入社員のご子息なかなかやりますねぇ。
さんざんエロいことしといて、
無表情のソリティア超ウケました。
こういうの待ってました、、!
変愛のお話のスピンオフ見れて幸せでした。
歪んだ愛最高ですね。
最初の短編のお話はパシリとか便利に使ってた受けの男子にいつの間にか攻めの男子が知らない内にハマっていたというお話し。
最後のセリフの「気づきたくなかった!」
がとても印象的でした。
2つ目に衝撃を受けたのが
【痴漢されてる彼を偶然発見して、的な展開で】
最初はなんだこの長いタイトルは、、って思ってたのですが
読んでみて納得のタイトルでした。
まさかこのお話にはこんな裏があったなんて、、!
本当に衝撃でした。
無理矢理犯されてる時にそれを見てるあのおかっぱくんの顔が頭から離れなくなりそうです(笑)
この一冊でたくさんの、歪み愛を見れました。
束縛恋愛、依存恋愛、洗脳恋愛様々な愛し方があるんだな~と思いました。
ぜひこの歪み愛を沢山の人にみていただきたいです。
本当におすすめの一冊です
各話読み切りです。
やたもも、好きな人ほど、のような甘さは皆無ですが、まさにはらだ先生ワールドです。
登場人物皆不完全、歪み、トラウマなど抱えています。
読んだ後の胸に引っかかる後味の悪さ…………堪りません。
はらだ先生の作品はBLマンガの枠を超えていると思います。
決してハッピーなエンドではないところが好き嫌い分かれそうですが、本当オススメです!!!!!!
何作か読んだことのあるアンソロ作品も入っていて、一冊のコミックになるのを楽しみに待っていました。
前作「変愛」に入っていた作品の※続編も何作か入っていまして、「変愛」ファンにも嬉しい内容になっています。
(※変愛の続編「変愛 間男変」、教室の歪みの過去(出会い)編「歪みはじめ」)
前作はどエロい中にコミカルさを持った、どちらかと言うと明るいトーンの作品が多めだったと思うのですが、
今作はというと、下衆エロく、精神的に病んでいるキャラクターが多めに収録されていました。
端的に収録作の内容を表すと、
・「やじるし」…攻めが下衆、受けが可哀そう。
・「ひきずる音」…攻めも受けも病んでいる。共依存。
・「歪みはじめ」…攻めが下衆、受けは病み度の入ったM
・「痴漢されている彼を偶然発見して、的な展開」…痴漢、モブに襲われる、ネトラレ、攻めがキ○○イ。何も知らない受けが可哀そう。
・「れいの男」…コミカル・エロ
・「変愛 間男変」…変態シチュ萌えエロ
…とこんな感じで、全体的には不健全度パワーアップ!!!
ちなみに「やじるし」の下衆攻めは下衆にアホが入っている人なので、ちょっと笑えます。攻めは自分が優位なつもりでいるけれど、受けが他の人間と付き合いだしたと聞いて嫉妬心をむき出しにしてキレるとか、お前はもう落ちている!!アータタタタ!でした。
全体的にクセの強さも上がっていて、商業でここまで暴れてくれているのは気持ちいいです。
いや~それにしても修正の酷さもパワーアップしてます。
もう原型すら見えない個所もありましたね。
いくら心の目で見ようと思っても限界がありますから;
正直、「チ○コを白くする」=「健全な本」って図式が意味分らんです。
内容の不健全さは変わってないのに。
こういう内容のものを少々見たからって、男を捕まえて集団痴漢する腐女子が現れるとは思えないっていうかそんな腐女子は100%出ないと思います。仮に変なことをする人が出たとしても、それは本のせいではなく、その人の育成歴、環境・遺伝要因が原因なので、本は関係ないと思います。
誰を、何から、守っているの???
意味不明な価値観の押し付けに耐えてる出版社と読者はもっと怒ってもいいと思います。
と言いつつ商業作品の修正に関してはもうあきらめています(早っ)
できれば白抜き一般版と、修正のゆるい18禁版と出して欲しいですねぇ。特にはらださんのようなエロエロ作品はそういう売り方も有りなんじゃないかと思ったり。
あれです、同人で18禁ばっかり買っている(笑)私は、18禁を買うことに抵抗がないからそう思うのかもしれません。というか同人って、激エロじゃなくて微エロでも18禁になってる作品多いですし、自然に18禁を買ってしまっている…という感じです。
はらださんにはこれからもアグレッシブな活躍を期待しています!
タイトル見た瞬間、下衆BLのやつキタ!と心底喜びました。
はらだ先生はいろんなアンソロでお見かけするので、単行本になるのが早くてファンとしては嬉しい限りです。
ただアンソロとかも追っかけてる身としては、コミックスの修正を見ると本当にげんなりします。興奮が半減します。切実になんとかしてほしいです。マジで真っ白tnkはヤメテ。
『やじるし』
下衆男が新歓で見つけたぼっちクンを体のいいパシリとして利用し、ぼっちが自分を好きだとわかったらシモの世話もさせるように。
ぼっちが自分から離れようとして、下衆男が自分の気持ちに気づくお話です。
アテクシ的見どころは…
⚫︎下衆男の超絶ゲス顔
⚫︎受が無理矢理犯されながらやっぱり好きと告げる泣き顔
⚫︎なんといってもTシャツ越しキス‼︎
⚫︎冒頭は一方通行の矢印が、ラストで下衆男が自分の気持ちに気付いたときに方向がカタンと変わるとこ
ゲスいけどキュンとくる、さすがはらだ先生!な作品です。
『ひきずる音』
幼い頃、交通事故で攻が足を怪我して以来、受はそれに責任を感じて常に一緒にいて、攻が望めばセックスもする。
ハタから見れば、受が攻に依存しているように見えるけど、実は攻は受を束縛するために、足が完治してからもわざとひきずるようにして受の罪悪感につけこんでいます。
受を手に入れれるなら足一本くらい安いもんやと思ってる執着ヤン攻でした。
コワい!怖いけどものすごい愛を感じます!
『歪みはじめ』
『変愛』の先生と生徒のやつの、ロストバージン編です。
先生が生徒に目をつけてから、落とす過程、そして初セックスが描かれてます。
生徒が先生にオチた(堕ちた)ときの表情で終わるラストが秀逸です!はらだ作品はほんとオチが最高!大好き!
シリーズ化するなら、次は乳首にピアッシングの詳細ゼヒお願いします!あとはらださんの伝家の宝刀尿道責めもっっっ!!
『痴漢されてる彼を偶然発見して、的な展開で』
モテ男が電車で痴漢されていたのを偶然クラスメイトに見られ、それをきっかけに仲良くなるが、痴漢もエスカレートしていき…
電車のなかでモテ男がモブ複数に犯されます。金を使ってそうなるよう仕向け、それをトモダチ面して心配しながら、実はそれを見て興奮するキチガイDKがおそろしい…
ここまでゲスやらヤンデレやらキチガイやらダークな話が続いて、後半はコメディ路線です。
『れいの男』
社畜リーマンが、残業中の夜中に自称見回り中の若い男にオナニーの現場を見られて…。
まず、夜中のオフィスで幽霊がこわいから「そうだ、オナニーしよう」てwww
この社畜リーマンがいい歳していろいろアホで、会社のPCでヌコパコ動画(爆)やら見るし、しかもそれがゲイのAVだし、見知らぬ男に言いくるめられて尻を許すし、何より実は掘られたい願望があっただなんて…実にけしからん…‼︎‼︎
攻は超マイペースで、以前から気になってた男のオナニー観れて据え膳食った、実は社長子息です。
なんだかんだいって息ピッタリのふたり、シリーズ化してまた続編書いて欲しいです。
『変愛 間男編』
変愛のふたりだー!!あいかわらずのシチュエーションフェチww
今回も、
①間男NTR強姦プレイからのお清めセックス
②警備員の処理係を楽しむ色ボケリーマン
とぶっとんでました。
①は攻が一人二役なのにワロタww
②はバイト中の攻のガードマンの制服見た瞬間、受の目がキラッキラになたのにワロタwww
受の変態な性癖に文句言いながらもノリノリで応えちゃう攻と、そんな攻にメロメロな受。このバカップルが愛しすぎるので、また別シチュで続編期待してます。
はらだ先生の作品は、どれも続編の可能性があるので、リブレのアンソロは要チェックですね。
メシア様が今回ひとつも入ってなかったということは、次回一気に載せてくるのかな?メシア様だけで一冊出してもいいくらいです!
そんときはtnkの修正改善おねがいしたいものです。白tnkだと、せっかくのはらださんのエロさが3割減だから。
短編集は内容を気にしてしまって若干敬遠してるんですが…
はらださんの短編集は「恋愛」もすごく楽しめました、今回もとてもよかったです。なんていうかいつも思うんですが、マニアックというか笑 自分がいつも読んでるものとは一味違うというか、だからなのかなすごいハマるんですよねー、痛い、狂気的、キチガイ、ギャグ系 幅広く心をキャッチされました。たくさんの作品が読めるのにどれも本当に面白い。内容重視、物語性に欠ける物は読めないって人にはあまりお勧めできないかもだけど… 内容重視でも意外と雑食で結構広い範囲許せるって感じの人はすごいハマる、これ((自分のことです汗
今回のは
キチガイが多かったですねー 最初から飛ばしていましたし
暴力的短気野郎(1作品目)と執着系腹黒ヤンデレ(2作品目)の話がもう辛すぎて笑えてくるレベルで面白いっていうか私はツボでした笑
3作品目は「恋愛」の教室の歪みの出会い編みたいな感じのお話でした。受けの溺れ具合がいいですね、先生へ心酔しすぎてて見てて本当に美味しかったです。
4作品目はもう… なんだろう、これ 頭おかしいよ(褒め言葉
こういう形もありだなーって思った、人を使って痴漢させてされてる相手(好みのターゲット)が目の前でヤられているのを見てるだけ、しかも近づき方が卑怯だし、攻めの思うつぼになってる受けも受けだけどいい作品だなー笑
5作品目はこんなにおかしなやつばっかだったのにここでギャグもってきたかーっていい意味で裏切られた&読みやすくてよかった。受けが憧れの男との行為(残業をしているオフィスで)ですごい可愛かった、しかも結構無理矢理な感じでヤられてて若干悪意を持っていた受け、でも会社の社長の息子っていう… なんとベタな落ちでしょう、それが逆にいい
最後が「恋愛」の恋愛の二人のお話でした、またまた素敵なシチュエーションで笑 宅配のお兄さんに無理矢理なんて美味しい展開ですね、でもこれはちゃんとシナリオが決まってるんですもんね笑 逆にいいですねb その後の攻めの制服姿で結構自然?笑 な流れで行為にもっていったのがすごくいい感じって思いました、いつもは受けが結構主導権握ってるけどしてる時に若干強引になる攻めがちょっとSっ気があるのがたまらないです。
今回もとても面白かったです、ありがとうございました。
またまたハズレなしの短編集でした。
…と言っても、かなりとんでもねぇ下衆ヤローのオンパレードで読後感はかなり胸クソ悪リィので、ハピエン好きな方や落ち込んでる(特に失恋で)方には薦められません。
そうゆう作品集です。
それでも「このはらだ作品読みたい!」のなら、とりあえずはお互いに楽しんでる感がある「残業の男」「変愛 間男変」「変愛 カキオロシ変」だけにしといて、後日調子良い時に(どんな時だよ。(^o^;))読んだら良いと思います。
既存の商業コミック「やたもも」「好きなひとほど」は前半下衆ヤローを後半は気持ちよくハピエンに昇華させた作品でしたので、はらだ先生が本当に下衆しか描かない作家さんだということではなく「いろいろな愛のカタチがある」…と表現された…という事です。
そうゆう作品集です。
ひとことで「愛」と言えば=「美しいモノ」「尊いモノ」「素晴らしいモノ」と思いがちですが、この作品集は「執着」「歪み」「利用」等といった愛の影の部分に敢えてスポットをあててますので、読んだ後には何かこう…開眼…というか…悟りでもひらいた様な…なんかすごい苦労をしてきた様な気がしてしまいました。
「愛」とは…「独りよがりなモノ」よのぅ…。( ̄― ̄;)
そんな感じです。
…と言っても、決してはらだ先生が独りよがりになっているのではなく、読み手に向けてかなり分かりやすく表現されたクオリティの高い作品でした。
しかし残念な点がひとつ…。
前記してらっしゃる方も居ましたが、tnk白抜き処理は残念ですね。エロい意味でなく、あーゆー事されると残酷さが伝わり難くなるのです。良い作品なだけに残念。
全く規制する側は野暮チンばかりです。
カバー下に各CPの「愛のやじるし度」が描かれていて、これは作品を読む前に読んでも後に読んでも楽しめる解説となっております。はらだ先生、意外といろんな顔のキャラクターを描き分けているのだな…とも思いました。痴漢被害にあうDKや「ひきずる音」のユウマはかなりのイケメンで…萌え…。二人共とてもかわいそうな子だけどね…。( ̄▽ ̄;)
はらだ先生の「キャラ愛」がこもったカバー下も必ず見てくださいね!