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冷凍保存から目覚めて、未来。
500nen no itonami
500年的依恋
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
2022年の年末に読破。
「イキガミとドナー」でヒコさんの存在を知り、まずはそちらを神作評価してからこちらにたどり着きました。
なんちゅー作品を描いてくださったんだ…という趣旨のレビューがありましたがまさにそれでした。
探しに行くシーン、見開きページのところで
「うわぁあああどうなるんーーー!!うがーーー!!お願い神様(=作者様)!ハピエンにしてぇえええ」
と当時パソコンの前で大泣きしながら読んだのを今でも鮮明に覚えています。
最後の最後に… えぇ、ご安心ください、ハピエンです。
私にとってこの作品は「手◯治◯風味のBL」というか…(赤河左岸さんもまさにこのカテゴリ)
もちろんお三方へは最大の敬意を表してこの比喩表現をしました。
「火◯鳥」好きな人はハマると思います。非常に非常におすすめです。
ていうかハンペン可愛いw
ただ、医学的にも科学的にも設定がガバいかな?(アンドロイドの材質がそんなに長期間も持つのか・その間の動力源は・2回目のアレの理由・etc.)と思ったのと、キャラの見た目がたまたま好みではなかったのとで☆マイナス1としたいところなんですが、あまりにも素晴らしい作品だったのでオマケの☆5としています。
(つまり気持ち的には☆4.5)
ちなみにヒコさんの同人誌「500年後」では再会シーンが詳しく描かれているので、多くの方に読んでいただきたいんですが、電子ではどこも取り扱ってないんですよね…
今後販売してほしいです~!
博士とハンペンも出てくるよ!
読むたびに人生ってなんなんだろう、人間はなぜ営んでいくんだろうと考えさせられる。BLという枠には収まらない。
営みは作り出していくことだと考えているが、この作品は攻めが早々に死んでしまうし、年月をかけて自然は荒んでいくし、人間は機械に侵食されて生物学的な人間としての要素を失っていく。作り出すどころか失っていくものばかりだ。しかし、そんな中でも主人公は死んだ元恋人と似たロボットへの感情を変化させていく。姿形だけ似たロボットは元恋人とは別物かもしれない。だが、元恋人との出会いがなければロボットとの出会いもなかった。環境がどれだけ変わろうと、人の記憶や感情だけは途絶えることなく地続きである。最後、「とらさん?」と呼びかける声は空耳で、トラはヒカルBには会えずに死んでしまったかもしれない。しかし、それでも500年間の営みに全くの意味はなかったとは思わない。
大好きな作家様で、ほとんどの作品を拝読しています。
こちらは、談話室で泣ける作品としてよく紹介されています。数年前に読んで大変感動しましたが、内容を忘れてきたので再読してみました。
ぜひ前知識少なめで読まれることをおすすめします。ネタバレ少なめでレビューします。
冒頭から主人公の寅雄が恋人の光を失い、飛び降りるシーンがあり、読み始めからギュッと切なくなります。
寅雄が目覚めると何と250年後。
傍には恋人に3割減くらい似ている、ちょっと残念なアンドロイドのヒカルがいて、一緒に過ごすようになる。
寅雄の両親との関係や、光との思い出が出てきて、切ない描写が続きます。
250年も眠っていて孤独な寅雄ですが、だいぶ抜けてるけど、寅雄に八つ当たりされても懐いてくるワンコで優しいヒカルに、少しずつ絆されていく。
寅雄がヒカルに八つ当たりしたことを謝ろうとするシーン。「光にあんまり似てなくてごめん」と逆に謝られる。寅雄の孤独とヒカルの優しさが切なくて、泣けてしまいます。
その後驚く展開となるのですが、ネタバレはこの辺までにします。
とにかく読んでいて、切なかったりキュンとしたりするシーンが多々あり、何度も何度も泣いてしまいます。ハンカチなしでは読めません。
ラストの書き下ろしでは、250年にわたるヒカルの変わらぬ健気さに、ほっこりしました。
そして一番最後のページにキュンとしました。このページがあってよかった…。
山中先生の切なくも温かみのある作風に、胸の締め付けられる名作と思います。
再読して改めて、本当に素晴らしい作品だなあと感動しました。再読してよかった!
少し古い作品ですが、BLという枠を超えて、ぜひ多くの方に読んでみてほしい神作だと思います。
(濡れ場はないですが、寅雄とヒカルの短いベッドシーンが1回あります。)
周りの評価も良くて、タイミングで読み始めましたが、
タイトル通りでなんだか惜しい。
好みだとは思いますし、イキガミでも感じた
作風なんだとも承知しているんですけど
ストーリーは面白くて、どうしてこんなことを思いつくのだろうと思うのですが、
絵の迫力がそれについてきていないように感じることが度々ありました。
読んでいて、絵というより
言葉に先導されている感じです。
欲を言うなら、絵の方でも心を鷲掴みされるようなものを感じたいなぁ、と
イキガミを全巻読み、次にこの本を読んで
ふと思ってしまいました。
どなたかがレビューされていましたが、
確かにこれが絵本のようなテイストの所以なのかも。
違った絵、例えばものすごくリアルに描いたら
辛い場面もありますよね。。。
でも、読んでいてなんとなく
チグハグな感じが否めなくて
今回、レビューに書かせていただきました。
お話自体は、シンプルな展開で、
死んだ恋人を悲しむ主人公が
科学の発達が絡んだおかげで
何百年もの時間をかけて、それを弔い
前に進もうとする物語。
250年+250年が、こんなにもひとことで表されてしまう、はっきり言ってすごいな。
先生のストーリー展開に舌を巻きつつでしたが
ラストは、余韻を残してENDのはずだったのか
書き下ろしでその後の話がばっちり判明しちゃうという
はっきりして安心したけど、何度も言い直されてる感じがしてしまいました。
改めて、不思議なニュアンスのある
お話だったなぁ。
ある意味罪本
元ネタは読まんでいいよ。
派生作品が一杯あるし、困ることはないかな。
マンガで手軽に雰囲気を味わえるのはありがたい。
キューブは何か都合のよろしいSCPと思えば良いかと。
読み返してまた泣きました。
色々想いを馳せると、そもそも寅はあの時死んでしまうのが1番幸せだったのでは?両親の勝手なお節介だったのでは?とかいう救いようの無い思考に至ってしまい、反省。
寅はちゃんと両親に、勝手な事をしてしまったと後悔しているのに…自分のひねくれ具合を恥じました。
光を突然亡くした寅の悲しみを思うと胸が潰れそうになります。
意志とは関係なく250年後の世界に生かされ、おまけに光にあまり似ていないアンドロイドが光の代わりになるという。
そんな状況ならヒカルに対してイライラもするし、返って光を思い出して辛くなる。
ヒカルが全然光に似ていない「3割減」だったからこそ、日々のやり取りの中で寅の心が癒され絆されていったんだと思います。
アンドロイドは守る必要がない存在だと言われても、2度も探しに行った寅。
何故なら人間だから。
「好きな奴のためにはこうしてしまうものなんだ」
それを聞いたヒカルは何を思ったのだろう。ヒカルの表情が印象的でした。
約束の尾瀬で待ってるヒカルが健気で可愛かったですね。
寅の声が聞きたいと思いながら待ってるヒカルにまた涙が…。
色々な感情にさせられて、色々考えさせられた作品でした。
BLを超えた素晴らしい作品だと思います。
神と萌×2で悩んだけど神。
なぜならBLか?という気持ちが多少あるから。
男女の話でも完全に成り立つのでね。しかもヒカルはアンドロイドだし。
でも、あえてそこにこだわる必要もないのでは?男同士だとか人外だとか、そんなことどうでもいいくらいストーリーが良い!!
途中からずっと泣いてた。
ヒカルが健気で、出てくるだけで泣ける。
間にはさまる光とヒカルの対比。どちらも素敵なんだよなー。
これはですね、良すぎてあんまり感想が言えない。
ただ読んでほしいとしか言えない。
読後の癒しが半端ない。
英訳のタイトルがいいですね。
営み=ロマンス
これは泣く。
みなさんが泣いたとレビューされていたのがわかった。
ひねくれ者で涙腺かたい私でも、ぽろっときた。
ヒカルが自分を犠牲にして、とらさんを守ったとこ、
とらさんが命がけでヒカルを探しに行ったとこ。
もう…何も言うまい。
強いて言わせて頂くなら、絵が、線が繊細に、特に背景が美しくなったでしょうか。
特に、この作品は、装丁をはじめ、見開きの風景とか、世界観が美しい。
戦争を起こして荒廃した後の世界だけれども、世界は美しい。
巻頭のタイトルバックの見開き
ラスト前の見開き
その後の暗転した見開き
がつながっているのが、しびれる。
で、ラストと、その名言キタ!
うう。
もっと掘り下げたり、感動した部分に触れたい気もしてきたけど、ただなぞるだけしかできないので(いつもだけど)この作品は特に野暮になりそうなのでやめておきますw