百年でただ一度だけ恋した

hyakunen de tada ichidodake koishita

百年でただ一度だけ恋した
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神120
  • 萌×229
  • 萌8
  • 中立0
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
23
得点
740
評価数
161
平均
4.6 / 5
神率
74.5%
著者
ARUKU  

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
電子発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784344849761

あらすじ

今日、俺は出会い系の男に会う――。結婚を控えた真面目な会社員・詩彦(うたひこ)は、遊び人の同僚から同性限定の出会い系アプリを勧められる。可愛い動物のアバター、牧歌的で箱庭ゲームのようなアプリの世界観に「出会い系」の先入観を覆された詩彦は、そこで自分を理解してくれる「ミャオ君」と仲良くなった。現実でもミャオ君と会うことになった詩彦はその日のうちに彼に抱かれそうになり……? 本名すら知らない男との恋が、婚約者や両親のしがらみを捨てきれない詩彦の人生を確実に変えていく。

表題作百年でただ一度だけ恋した

ミャオ君、出会い系で出会った男
右田川詩彦、真面目なリーマン

その他の収録作品

  • ミャオ君ができるまで
  • 靴下猫ミャオのひとり長い旅路

レビュー投稿数23

いい裏切り

うた視点でず〜っと続いて、ミャオには裏がないのか、これはスパダリなのか…と思っていたら最後にそうきましたかと。
いい裏切りでよかったです。
でもとにかくうたのモノローグのボリュームがすごい。
婚約者とミャオの間で揺れる揺れる。
親の借金のことがあるので自分さえ犠牲になればという気持ちはわかりますが。
それにしてもミャオ以外の現実がシビアすぎて、ミャオに走る以外ないやろとじりじり読者は思わされるという。ねちこい。

ミャオもがんばった。
一目惚れとは言え、イケメンキャラで押し通して、うたを待ち続けて根気ありますね。

2

ミャオ君♡

大好きなARUKU先生の中でもこれと「恋に落ちる花」が特に大好きで繰り返し読んでしまう。
この作品ではもう攻めのミャオくんがすんごくタイプです!
私は先生の描く攻めがほとんどの場合セクシーでいい男としか形容出来ないくらい溺愛してしまうんですけど、そう言うわたしはたぶんマイナー派だとは思う。
先生は個人的に1番好きなタイプ、外見を描いて下さるありがたいかたです。
ちなみにミャオくんの正体は数ページ目で分かってしまいました。
でも!私が愛してるのはキラキラの派手な外見の王子様のミャオくんの方です。
で、うたさんもその王子様のミャオくんが好き。
別れるまでずっと。
うたが海岸で彼と別れたのは自分が王子様のミャオくんに恋しているのが分かっていたからこそではないかと思いました。
100年の刑の途中で100年に1度の恋をした
というのはリアルではない、現実的ではない、
だからうたは婚約者を捨ててミャオくんを選ぶことが出来なかった。
どっちも捨てた。
でも結局、それが正解だったと思います。
再会?後の宮尾に訝りながらも戸惑いながらも2度目ながらも惹かれてリアルな恋愛を始めるはずなのですから。
そう解釈しました、今のところ。

1

一読後、すぐに読み返さずにはいられない作品

読み終わった直後、最初のページを読み返さずにはいられませんでした‥!

他の方もおっしゃっているように、絶対に前知識なしで読んだ方がオススメです!

ARUKU先生の他作品はだいぶ痛々しいものもあるのですが、
こちらは”溺愛形あまあま攻め”を存分に堪能できると思います。

ワンコ系攻めが好きなのですが、この作品を読んで”ネコ系男子”ミャオ君に心奪われてしまいました・:*+.

そして作中に出てくるアプリのキャラや設定もとても可愛らしく、可愛い物好きにはたまりませんでした◎

ARUKU先生らしいモノローグ、キザなセリフ(でも嫌味がなく、なぜかARUKU先生が描かれるとスッと入ってくる…)も散りばめられていて、読後のふわふわ感が今も残っています。

何度も読み返す作品に、また一つ出会えました◎


2

必ず読み返したくなる傑作‼︎

先生の「嫌い、大嫌い、愛してる」「発熱バスルーム」がとても好きな作品。本作はたまたま見つけて読み始めたら、面白くてあっという間に読了しました。
とにかく前知識少なめで読んでもらいたいです。でないと本当にもったいないと思います。なのでネタバレ少なめでレビューします。

真面目な会社員詩彦(うたひこ)は、婚約者がいるが違和感を感じていている。同僚から同性限定の牧歌的な出会い系アプリを勧められ、そこでミャオ君と仲良くなる。数ヶ月後現実でミャオ君と会うことになり…というお話。

まずアプリの世界とキャラがめちゃくちゃ可愛くて、読んでいてとっても癒されます。詩彦はリスで、ミャオ君は靴下黒猫です。この子たちがしばしば登場するのでほっこりします♡

詩彦は美人の不憫受けで、小さな頃から苦労しています。先生、こういう受けキャラ多いですね。

お話はずっと受け視点(最後に少し攻め視点あり)でモノローグも多いです。ミャオ君は謎な感じで描かれます。現実のミャオ君は長髪イケメンでキラッキラしてます。
二人が初めて現実で会った一連のシーンは、もうエロスがすごくてずーっとドッキドキしながら読みました。詩彦のピュアさとミャオ君の必死さが、もうヤバいです。

その後もミャオ君が一貫して詩彦を一途に甘く溺愛するので、溺愛攻め好きの自分にはたまりませんでした♡
ただ詩彦には婚約者や養う両親がいて、許されない恋なんですね。それがずっと根底にあって、かなり切なく描かれます。

先生の作品は印象的なモノローグやセリフが多くて、それがまたグッとくるんですよね。
夜祭りデートのシーンで、ミャオ君が自分の想いを熱く語って告白する。この一連のシーンが本当に素敵でときめきました…。

その後の展開は省きますが、なかなかのページ数で、最後までずっと目が離せない展開でした。素晴らしかったです!最後まで読んだら、必ず読み返したくなりますよ♪

ARUKU先生の作品は、ギュッと心臓を掴まれる魅力がありますので、ぜひ多くの方に読んで欲しいなあと思います。
「嫌い〜」「発熱〜」は読み手を選ぶ内容ですが、こちらの作品は読みやすい内容と思います。

この作品を読んで、ARUKU先生の他の作品も必ず読もうと決意しました。素晴らしい作品に出会えて感謝です。

DMM購入 白抜き修正

3

すごすぎる 人間が描いたとは思えない

ARUKU先生…もうすごすぎて怖い!天才とか鬼才とかいうところを超えて人間が描いているとは思えないこの世界観。

生活苦と夢のような恋の間で揺れに揺れるうたさんが辛くて悲しくて美してくどうしていいか分からない。ARUKU先生は現実を生きる苦しみをよく描かれるけどすっごいリアルで怖い、セリフも全部ポエムみたいなのに胸にグサグサ刺さってショックすぎて涙も出ない。
なのに最後の回収の仕方が素晴らしすぎる!250ページくらいあるのに全てのページ全てのコマにグサグサやられてもうどうしていいかわかりません。すごい。本当にすごい。もう他の漫画が読めない。って思えるほどすごかったです。

2

じわじわくる独特の作風

まだ2作しか読んでないけど、この作者さんの受けは、このタイプ多いのかな?
アラサーなのに浮世離れした感じの乙女チック美人。
実家が貧乏で借金のせいでお世話になった社長の娘さんと婚約中。でも愛はない。モヤモヤしてるとこで男同士試してみたら?と同僚に勧められてマッチングアプリをリスのアバター[うたさん]としてスタート。どうぶつの森みたいな牧歌的な世界観にハマってそこで出会った猫のアバターの「ニャオくん」と仲良くなっていき実際にも会ってワンナイトしてしまう。

婚約者の女性とのSEXにしっくりいってなくてニャオくんと致したら自分は同性愛者ではないけど受け身なんだと気付いてしまう。

ここから、現実社会の自分とニャオくんとの恋でウダウダウダウダ。めそめそくよくよ。

とにかく受けのモノローグが多くてポエミーな感じする作品なのです。今の時代の作品なのかなって 不思議なテイストです。

後半攻めのニャオくんの秘密が発覚します。
ニャオくん視点になると少しコミカルな雰囲気に変わります。出会い系で知り合ったイケメン[ニャオくん]を演じてたんです。本当の彼は全然違う人格のヘタレで立場がうたさんと逆転してしまいます。この辺りが面白かった。ウジウジくよくよの部分減らしてこの後半部分もっと読みたかったなー。

なんか独特の作風がじわじわ癖になるんだろーな、他の作品も読んでみたくなってポチってしまいました。

シーモアで購入。
完全白抜き。

0

涙腺緩みまくりました

初めての作家さんでした。ランキングから試し読みし、続きが気になり流れるように購入しました。始終ドキドキしっぱなしの展開で、時折の切ない展開に涙なしでは読めませんでした。最後まで読んだ後にまた最初から読みたい!と思いました。
モノローグが小説のように素敵で、描写がないのに自分の頭に風景が浮かんできて、読んでてとても楽しかったです。できるのであれば記憶を消してもう一度最初から読みたいくらいです。他の方も言っているように、続編まではいかなくとも、後日譚というか2人のその後が気になります。お互いの素性が分かって、一緒に幸せになってることを妄想してます!!
こんなに素敵な作品に出会えて良かったです。金額からしてページ数も多いし内容も濃いので、少しでも気になったら買って損はないと思います!!

3

百年罰を受けてもいいほどの恋

百年生きられるほどのキラキラした恋ですね!

主人公詩彦が不憫で…。不憫の代表みたいな子で。自分を殺して犠牲にして親のため、周りのため、恩人のため。

そんな詩彦に始めて友達が出来て。
現実で会ったらキラキラの王子様が現れて、可愛い大好きって抱かれて。

人を好きになることもなかった、白線をはみ出さないように生きてきた詩彦に、初めてドキドキや会いたくて震えたり嫉妬に苦しんだりな感情をもたらして。

何度も揺れる詩彦の気持ち。
もう結婚止めなよ!自分の人生だよ!
もう詩彦を自由にしてあげて!離して!と何度も婚約者や親や義父に言いたかった。
王子様の手を取って!!と願いながら読みました。

ミャオ君も詩彦の立場を知っててずっと辛抱して見守ってたまらない。詩彦を連れて逃げて!強引に奪って!と思ったら本当に…。

ミャオ君の正体や葛藤もまさかので。
なんで自分を恥じるの?明日起きたらちゃんと話してね。

婚約者の子も何でも思い通りにしようとするところが狂気でしたね。

主人公が薄幸で透明でキレイで執着されるお話ってARUKUさん多いですね。だがそこがいい!!

1

同僚も気になる

 現実世界の生き辛さと希望と甘さがバランス良く詰まった、非常に読み応えのある作品でした。愛していない彼女を早い段階で切り捨てることができない詩彦に、嫌悪感を覚える人もいるかもしれません。でも、入籍は昔から多々打算により行われてきたものですし、彼女も彼女で幼少期に決めた人のお嫁さんになりたいという盲目的な願望を持っていて、お互い様な部分もあるんですよね。何より両親のことを想って自分の恋を諦めようとする詩彦が辛い。今の時代、毒親や要介護の親、経済的に子供に頼る親はたくさんいると思います。子供は親の所有物じゃないとはいっても、そう簡単に切り離せる存在なわけもないですから、詩彦のお金に執着する気持ちは痛いほど分かりました。

 そんな詩彦をゲームの中でも現実でも癒し、快楽で辛さを忘れさせてあげるミャオ君。いかにも遊んでそうなハイスペック男に見えますが、詩彦には優しく誠実な言葉をかけ続け、彼女と別れられない彼のことを丸ごと包み込んで愛してくれる、本当にいい男です。時々彼が詩彦を手に入れるために画策するシーンも挟まれるのですが、トントン拍子には進まず、詩彦の感情によって予定は何度も狂わされるので腹黒い攻めという印象はあまり抱きません。計算できっかけはつくっても、ミャオ君はあくまで詩彦の感情を優先しているんですよね。そして、最後に明かされる彼の一途な片想い。仮面を脱ぎ捨てた彼のいじらしさに激しく萌えを覚えました。誠実に、相手のことを思いやり続けた男の粘り勝ちですね。濡れ場も多いですが、読後は心が浄化されるような素敵な愛の作品でした。

1

これぞ神!

これを神と言わずしてどうする?!と感じた作品でした。
神率の高さも納得です。

自分は漫画でも映画でもドラマでも、大衆向けの感動モノやお涙ちょうだい系の話にはほとんど共感できない冷めた人間なのですが、この作品は、思わず目頭が熱くなるシーンがいくつもありました。
なんでだろう?と自分なりに考えたみたところ、心理描写がものすごく丁寧なところがひとつ。あとは「巨大な岩を山頂まで転がしていくような重労働」とか、何気ない表現がすごくピタッとハマる感覚があり、新鮮でした。

ラスト手前のところは本当に胸が締め付けられたので、意外なラストのオチでしっかりとカタルシスを味わえました。ハピエンで本当によかったです。

ARUKU先生の作品を読んだのは「嫌い、大嫌い、愛してる。」に続いて2作目でしたが、他の作品もどんどん開拓します!

1

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