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君に 甘い甘い 好きをあげる
ringo ni hachimitsu
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
読み返し。
二人が付き合っている描写からお話は始まり、
そこから出会いの話に移ります。
ゲイの夏樹と、ノンケのコマノ。
夏樹は付き合っていた男性に突然結婚することを告げられます。
傷心の夏樹は大学の食堂でカレーを食べていると
突然「カレー部入んない?」と言われます。
この声をかけた人間こそコマノです。
そこから二人のお話が始まります。
最初はコマノが宇宙人みたいで苦手だった夏樹。
そんな夏樹の気持ちを知ってか知らずか
お構いなしに構ってくるコマノ。
ほんとに宇宙人だなぁと思いながら読んでいました。
とにかくコマノが、何を考えているのかわからないんですよね。
でもちゃんと夏樹に対する気持ちを伝えるシーンはあります(*´▽`*)
そのあたりのシーンがすごくキュンとするんですよ。
あぁたまらないなぁ…。
秀良子先生の作品って独特の雰囲気があって好きなのですが
こちらの作品の二人の雰囲気もとてつもなく好きです。
表題作以外のお話も入っていて、そちらは切なくもあり儚くもあります。
でも、やっぱり私は夏樹とコマノのお話が大好きです。
こちらの作品も再読です。
コマノと付き合い始めてからの海のお話と、コマノとの出会いである元カレとの別れとカレー部のお話が収録されています。
皆で海に遊びに行って近付いて来る女子にそれぞれが嫉妬しつつ、陰で2人がイチャつく様子がとても萌えます。
そして秘密の恋人同士からカミングアウトしようと手を繋いで皆の元に戻ったら、新しいCP誕生に誰も2人に注目していなかったオチにクスッとしました。
コマノとの出会いのきっかけになった元カレの自分勝手さには反吐が出ます。
そしてコマノの強引さがどれだけ夏樹の救いになったのだろうかと想像しました。
飄々としたコマノに隠された鋭い観察力にキュンとしたお話でした。
そして同時収録作の「世界の終わりのなつもよう」は不思議な感覚のお話でした。
作者さん買いで読んだものを再読してレビューしています。
1話目「渚の青いパラソル」と2話目の「リンゴに蜂蜜」は同カップルのお話で、時系列で言えば「リンゴに蜂蜜」の方が先なのですが、あえてのこの順序なんでしょうね。
その方が印象的です。
作者さんはコマノのようなチャラい男を描くのが上手い。
コマノはグイグイくるタイプのチャラですね。
夏樹の事は女の子だと思って声をかけて来たわけですが、男だと分かっても攻撃の手を緩めない。
まさに獲物をしとめる狼のように。
コマノにとっては男であろうが、女であろうが夏樹ならばいいって事ですね。チャラそうでいて一途な感じがギャップ萌えでした。
こちらのカップルの話は「彼の薔薇色の人生」に続くので、合わせてそちらも是非。
もう一つのお話「世界の終わりのなつもよう」前中後編 として同録。
こちらのお話もまた心に響くお話でした。
世界が終わるとしたら何をしたい?ってこちらにも問いかけているような。
自分には何もないと思ったら、青春の1ページの淡い思い出が蘇ってきて…昔好きだった人に会いに行こうとなったお話。
思い出ってやつは輝いて見えて、だけど現実は現実で。
高木も会ってはみたけど自分がどうしたいのか分かって無い様子。
ですが、高木が会いに来た事で宮脇には新しい感情が生まれて、変わらなきゃっていう意識も芽生え始めています。
終わりじゃなくて、また始まる。そんな予感のするお話でした。
コマノ×夏樹のシリーズ大好きです。
秀良子先生の描く、何だかフワッとした掴みどころのないコマノのような男の子好きなんですよね。
ゲイであることにコンプレックスを持っている夏樹をコマノが偏見なくぐいぐい攻めるところが良いですね。初めての感覚に胸がいっぱいになる夏樹が切なくて可愛い。
夏樹が子どものころに見たゲイカップルの描写がすごくキレイで印象的でした。
この後に続く「彼のバラ色の人生」も好き。
同時収録「世界の終りのなつもよう」ノストラダムスの大予言あったなー、と思い出しました。笑
世界が終わるとき自分が何をしたいか…少し考えさせられましたね。
世界の終りに反して、これから始まるってとこで物語は終わりなので、描きおろしでその後の二人の話が読みたかったなー。
先生2作目。
表題作。コマノが夏樹を好きになったと言う時のセリフがいい。
夏樹がすれていなくてかわいい。
キス魔のコマノいい
ストーリーにかぶさるモノローグが効いている。
もう一編も…最初はぎこちなかったけど少しずつ距離が縮まり、気持ちを吐露する場面が好き。
高木が突然訪れ、会う毎に意識し始めた宮脇がちょとずつこぎれいになっていく。
同時に二人の今の心のうちが語られ、交差していくのが心地よい。
髪を切るシーンがまさに!で、髪を切られながら言えなかった本音を言い気持ちも髪も軽くなる→気持ちが通じるのがいい。
どのお話もタイトル回収がステキ✨
刺さるセリフもたくさん
「さみしさはスーパーマーケットで襲ってくる」
「世界は暦が終わってまた始まる」
「ずっとそこにいたらだめなんだよ」等等。
あとがきの「幸せになることに不器用な人たちがそれでも幸せになりたくてもがいている、みたいなものをいとしく思います」もお人柄が伺えて好き。
秀良子さん、すごいわ。
このふわっとしてるけど切ない雰囲気。
色んなことを考えさせられちゃうストーリー。
夏だなぁ。
コマノはチャラそうに見えて、意外と一途なのかも。
夏樹に、「今まで 悲しいこといっぱいあったんすね」と、いうところが好きです。
夏樹のことよく見てるし、よく理解してるんですよね。
夏樹がクソな元カレに流されなくてよかった。
同時収録作は、断然切ない。
恋なのか執着なのか……
リセットされてまた始まって、きっとこの関係もリスタートするんだと思う。
二人の続きを読んでみたかったなぁ。
秀良子先生の作品は毎度読後に、はーーー好き…って気持ちになる。はーーー好き
あとがきで先生が「幸せになることに不器用な人たちが、幸せになろうともがく」と書かれていますが、私も大好きです。
◾︎表題 ※半分
◾︎コマノ(年下)×夏樹(ゲイ) 大学生
鹿の夏樹が狼コマノに食われるのを見守る作品です。
コマノは無神経なようで色々考えてるタイプではなく、ただの無神経陽キャだと思うのですがどうでしょう?でも、人を不快にする無神経ではない。
とても秀良子先生で、決して BLセオリーっぽくはなく個性があり、それでいて大学生を二人並べて動かした結果として何らの違和感もないのが凄い。漫画がうまい!!
◾︎世界の終わりのなつもよう
◾︎宮脇(黒髪) 高木(会社員) 高校の同級生
高校の同級生を名乗る奴が突然現れたら、そら宗教かねずみ講かと疑って然るべきです。
ラストまで焦燥感が続き、台風後には晴れやかな気持ちになっている作品です。今後の彼等は描かれていませんが、秀良子先生の作品ならこれがバッドエンドへ向かうはずがないと思う。
高木の少し過去から現在をセリフで表現せず絵で見せたところが漫画として好きでした。
時間をかけてじわじわと甘さが沁み渡っていくような作品でした。2作品収録されていますが、どちらも真夏が舞台となっており、そういった季節感の演出も楽しめると思います。
◆リンゴに蜂蜜(表題作)
攻めのコマノと受けの夏樹が既に付き合っているところから始まります。サークル仲間で海に来ており、夏樹にべったりな女子のお陰で2人の間に一時不穏な空気が流れつつも、互いの嫉妬をスパイスにしてより強固な関係になるところが逞しくもあり、青春だなぁと感じました。そこから時系列を遡って、2人の出会いが描かれます。夏樹は初めて愛し合った年上の男性に突然結婚すると告げられ、裏切られた気分だった時にコマノと出会い、彼のお陰で前の男性を吹っ切ることができたんですね。ノンケのコマノが夏樹との距離を飄々と詰めていくのがスマートでした。
◆世界の終わりのなつもよう
高校時代に宮脇のことが気になっていた高木は、近々地球が滅亡するという予言をテレビで聞き、居ても立っても居られず彼に会いに行きます。突然ほとんど関わりのなかったかつてのクラスメイトが訪れたことに驚いた宮脇は、一旦は追い払おうとしますが、高木の至って真面目な態度に段々絆されていきます。最初は高木の行動が突拍子もないことに感じられたんですが、彼視点の話を読むと非常に共感できました。付き合っている彼女と結婚まで話が進んでいるのだけど、高木は彼女を心から好きだという実感が持てず、本当にこれでいいのかともやもやしていて、そんな時に予言を聞くんです。最後の最後くらい、自分の気持ちに正直に、直感に従ってみたいという衝動に突き動かされたんですね。夏の情景の描写と斬新なきっかけでの再会が素敵な作品でした。
最初のページを見て、昔見たフランス映画を思い出しました。
こういうシーンで始まる映画あったな、と。
老化に伴いシナプスが正常に稼働しなくなってきつつあるのでタイトルが思い出せないけれど、パトリス・ルコントか誰かだったように思います。
そんな雰囲気のある始まりの作品集。
コマノと夏樹の短編2つと描き下ろし、10年振りに再会した高校の同級生・高木と宮脇の話が収録されています。
【渚の青いパラソル】
ところどころに挿入された回想シーンが本当にフランス映画の趣き。特に両親に連れられた小さい夏樹が海辺を歩くシーンは、両親の視線の先、夏樹の視線の動きの描写が秀逸で、こういう表現は文字だけでは絶対にできないものだなと思わせます。無音なのにカモメの鳴き声や旋回するとんび、波の音、遠くのざわめきという音や、灼けた砂の熱さまで伝わってくるような3ページです。
仲間たちと海に行ったコマノと夏樹がお互いに嫉妬し合うものの結局は…というヨーロッパっぽいユーモアが効いた内容と相俟って、短編映画を見たような気持ちになれました。
【リンゴに蜂蜜】
男が好きだと自覚してから数年。片思いばかりで初めてを捧げた相手に現実を突き付けられた夏樹(大学2年)。「そこまで好きじゃなかったな」と思いながらも、本当はどこかでずっと一緒にいられたらと思っていた自分に気付いてしまいます。
そんなときになぜか夏樹にちょっかいをかけてくる1年のコマノ。どういうつもりか分からない。嫌なのに気になる。
というコマノと夏樹の始まりの話です。
夏樹は軽いし、思ったことをすぐ口にするタイプ。こういうひとって無意識にひとを傷付けてしまうけれど、他意はないから逆に信じられる部分もあるような。
言葉選びが美しいモノローグと軽妙な会話が楽しい作品です。
【世界の終わりのなつもよう 前中後編】
2012年12月22日に世界が終わる。終わってしまうならどうしても会いたい。
というわけで突然現れた高木に戸惑う宮脇。
卒業から10年経って、卒業後はもちろん在校中ですら親しくなかった同級生がやって来たら、「宗教?壺?水?」と構えるのは当然ですよね。同性ならなおさら。
警戒していた宮脇がだんだん高木の訪問に慣れていくさま、昔の「何かになれる」と信じていた自分と今の「何にもなれていない自分」の対比が描かれています。
ぼさぼさに伸びた髪と無精髭。卒業アルバムの自分とはかけ離れているのに、それでも会いに来る高木。10年想い続けて「あの頃」の宮脇に会いに来た高木に対して会いたかったひとに会わせてあげることのできない無力感や、そのせいで感じないようにしていた自分の不甲斐なさと見ないようにしていた現実に向き合わざるを得なくなった宮脇の感情の揺れが見事に描き出されています。
高木の方も、自分が逃れられないレールの上にいると気付いたとき、胸の奥にしまった想い出に逃げようとして、宮脇に会いに来た。想い出はいつも甘やかで、当時も見つめているだけだったからこそ頭の中で自分の好きなように創り上げられてしまう。
昔好きだったひとをエゴサーチすると「どちら様?」という現象が起こりますね。相手も順当、もしくは過剰に年を重ねた姿を見て、それだけの時間が流れたこと、もう会ってみたいと思った少年はどこにもいないことを思い知る。想い出ってずっとそのときの姿のまま、そこに行けば会える、待っていてくれると思ってしまうけれど、それだけに自分が過ごした年月と同じだけ想い出も年を重ねていることに驚いてしまいます。当たり前のことなのに不思議。
少しでも近付けようとひげを剃っても髪を切ってもらっても、それだけでは戻れない昔の自分。「会わせてあげられなくてごめん」と言う宮脇への高木の反応で、 高木の幻想が終わったことが分かります。
高木に切ってもらった髪をちゃんとプロに仕上げてもらおうと思う宮脇と、去っていく高木。2人はこれから滅亡するんじゃなくて始まり直す時を、現実を、どう生きていくのだろう。
余韻まで楽しめる作品でした。
久々に再読。
「渚の青いパラソル」
初めて読んだ時に動悸がおさまらなかったシーン……フランクフルトを買いに行くと言って皆に隠れてキスするシーン…にまた大いに萌えました。
ゲイであることを隠してる夏樹先輩とノンケだけど非常にフラットなコマノの恋は、まだひみつ…
小さな時に海で見かけたゲイカップル。みんなその空気に気づいてた。なら今の自分たちも実はバレバレなのかもよ?パラソルの下で触れ合わせる指先に、その空気が滲むかもよ?
「リンゴに蜂蜜」
続いて過去に遡ってコマノx夏樹の馴れ初めへ。
髪が長くてフェミニンな夏樹は、リーマンの彼から結婚話を聞かされている。だがソイツは夏樹と別れる気は無いらしい…
愛を得られずの虚しさに、学食で1人カレーを食べる夏樹。そこに女の子と間違って声をかけてきたのが一つ下の学年のコマノだったのです。
夏樹は素っ気なくしてるのにコマノは何故か付きまとってくる。彼とモメてる現場まで見られたり。
夏樹にとってはコマノは宇宙人。誘いに乗ってみたら今度は唐突にキスされて、可愛いと言われて。
ここで終わりです。
私はまず恋人の2人、次に過去編というこの描き方がすごく好き。
もし世界にコマノみたいなフラットな子がいっぱいいたら、世のLGBTたちはどれだけ生きやすいだろう。誰かを好きになることが怖いことじゃなくなるじゃない?
「世界の終わりのなつもよう」前編・中編・後編
2010年発表。一時期流行った「マヤ暦」での世界の終わり予言と絡めた物語。
マヤ暦では2012/12/22に世界が終わる、とある。だから世界が終わる前にどうしてもあなたに会いたくて、といきなり覚えてもいない高校のクラスメートが家に訪ねてきて…という話。BLとしては「未満」ものなんだけど。
「最後の晩餐」「もし明日地球が滅亡したら」というお題、よくありますよね。自分だったら何かな、何したいかな、誰と居たいかな、やり残してる事は?できなかった事は?
この物語は何も提示しません。世界は2012年で滅亡しなかった。世界がまだ続くのなら、やりたいと思ってた事、会いたいと思ってた人に、進んでいけるのかな。
世界は終わらなくても、「私」は明日が今日と同じとは限らないから…
「So Low」
コマノと夏樹のイチャイチャ。夏樹は恥ずかしくて、コマノはそんな夏樹がたまんなくて…早漏。
夏樹&コマノシリーズの1冊目ですが、表題作より同時収録作の方がページ数は多め。
どちらもちょっと切ないけどきゅんと甘酸っぱいお話でした。
秀良子作品の中ではいちばん王道的かも。
【夏樹&コマノシリーズ】
時系列的には、
ーーー
「リンゴに蜂蜜」(本コミックス2話目)
「ウソつきは恋の始まり」(『彼のバラ色の人生』収録)
「渚の青いパラソル」(本コミックス1話目)
「彼のバラ色の人生」(『彼のバラ色の人生』収録)
「おいしいカレーの作り方」(『彼のバラ色の人生』収録)
ーーー
こんな感じなので、2冊目の『彼のバラ色の人生』(こちらは丸ごと1冊夏樹&コマノのお話)から読んでも楽しめると思います(^o^)
夏樹&コマノシリーズのレビューは2冊目の方にまとめて書こうと思うので、こちらでは同時収録作について。
「世界の終わりのなつもよう」(全3話)
マヤ暦の終わり(=2012年12月人類滅亡説)が繋げる、元同級生の再会ストーリー。
現実で人類滅亡なんて言われても鼻で笑っておしまいなんだけど、ただなんとなくダラダラ生きてきた人生を仕切り直したり、不器用な10年越しの想いを昇華させるきっかけになるんなら、くだらない人類滅亡説も悪くないね、なんて思えるほろっといいお話でした。
萌えよりカタルシスなBL未満のお話だけど、ふと読み返したくなるのはこっちかな。
ちるちるでもランキング上位の常連の作家さんということで
ドキドキしながら読んでみました。
第一印象は、
「青春物語が似合いそうな絵を書く人だなぁ」と
いうこと。
この話は実際そうでした。
主人公(受け)とコマノ(攻め)を中心にしたお話。
最初の話は、
もう主人公とコマノは恋人同士になっちゃっているんですねー。
でも第二話は、主人公とコマノがいかにして恋人になるか。
いや、こっちの話のほうを
一話に持ってきて欲しかったなー。
カレー部ということは、
りんごと蜂蜜が入っているってことですよね。
某カレールーのウリ文句のように。
うーん、ただこの作家さんは
あれば読む本かもしれないですけど、
自分から進んで買う作家さんではないかなーと
思いました。
ちるちる常連作家さんなのに、スミマセン…。
・渚の青いパラソル
最初の描き出しから引き込まれました。
2人がお互いに嫉妬する感じかたまらなく可愛いです。
・リンゴに蜂蜜
渚の青いパラソルの少し前の話ですね。
髪の長いメガネさん大好きなので、夏樹さんタイプです。www
髪切ったあともすっごくかっこいいですね。
カレー部が1人しかいないのに、それに振り回されるのが可愛いです。
・世界の終わりのなつもよう
読み始めようとしたら、私の大好きな学生でテンション上がり
次のページでもいい感じのお兄さんでもっとテンションが上がりました。
純粋な初恋の続きという話で終始キュンキュンしてました。
・So Low
リンゴに蜂蜜のその後の話です。
書き下ろしらしく、最初から最後まで満足な作品でした。
秀良子さんの作品は、好きで集めているんですが、
1年前ぐらいから買いたくてウズウズして、最近やっと買えた作品です。
表紙がとっても可愛くて題名の書き方もたまらないです。
そう思ってくれたら嬉しいです。
まさに大学生って感じの雰囲気です。(私は高卒なので大学がどんな感じか本当は知りませんが)
コマノxナツキが好きすぎるううううううううううううwwwwwwwww
もう最初のビーチのシーンからしていいですねぇ。二人は秘密の恋人。さりげなくいちゃいちゃ、さりげなくあまあま。
コマノの飄々としたキャラがまたいいんですよね。飄々攻め最高。
ナツキに近づくためにありもしないカレー部を作った位最初から狙う気満々なとこもいいです。
もう一つのお話はそこまで萌えるものではなかったですが、コマノxナツキが素敵すぎるのでこの評価です。
夏樹は小さい時から男しか好きになれなくて15歳でゲイに目覚めた大学2年。
付き合っていた男に、結婚するけどこのまま付き合おうと言われ複雑に。
そんな時現れた後輩コマノ。
カレー部(部員1名)に勧誘され・・・
幼いころからの記憶、パラソルの下にいたゲイカップル。
不思議に思わなかった自分。言葉少なだけどちゃんと伝わるストーリー。
夏樹の幼いころからのゲイとして生きてきたがゆえの苦悩や
辛い気持ちを二度と味わいたくないという気持ち。
だけど、そんな気持ちを知ってか知らずか・・
夏樹の心にどんどんズカズカ入り込んでくるコマノ。
いつの間にか、釣合の取れる良いカップルに見えてきました。
【世界の終りのなつもよう】
高校生の時好きだった人に一目会いたくて・・・
世界が滅亡・・というのはちょっと驚きですが
ずっと思い続けて、世界の最後に一緒に居たい人に選んでくれた・・・
初めは迷惑がっていた宮脇だがほんの少しづつ心開き始め。
だけど、10年前の自分はそこにいない。
なにもかもうまくいかない、投げやりになった人生。
高木もまた付き合っていた彼女と別れ、本当に一緒に居たい人の所に来る。
それもこれも、人類滅亡予言があったから・・・
セリフは少ないけど、二人の気持ちが少しづつ近づいては離れ、
また交差し、離れていく・・・
だけど、最後に思い出す。一緒に過ごした10年前の日々を・・・
言葉少なに愛を語る、そんなお話でした。
コマノ(大学1回生)×松田 夏樹(大学2回生)
■渚の青いパラソル■(くっつき済み)
大学のゼミorサークルのメンバーで海に来ましたな話。
ところどころに入る幼い夏樹さんが海で見かけたゲイカップルの描写が印象的。
1人の女の子が夏樹さん→コマノの順にちょっかい掛けるんだけど、それぞれがヤキモキするのが可愛かった!
■リンゴに蜂蜜(馴れ初め編)
初めて恋愛対象として扱ってくれた恋人から突然「結婚する」と言われた夏樹。
鬱々とした気持ちのまま大学食堂でカレーを食べていると、年下の男・コマノから「カレー部入んない?」と誘われる。
以後ちょくちょく話しかけてくるようになり…。
夏樹さんの恋人…自分勝手すぎる。
結婚するけど関係はそのままで…ってお前(゜Д゜)
当初は長い目だった夏樹さんヘアー、切ったら天パでくるっくる~♪
ふわくる夏樹さん可愛いです!
コマノは態度が分かりづらいです(ノД`)
でもずっと気にかけてたんですよねー…分かりづらいよ(笑)
「悲しいこといっぱいあったんすね、今まで」って言う場面が好き。
因みにコマノはキス魔設定らしくよくチュッチュしてます(*´▽`*)
■So Low■(書き下ろし)
本編には無かった初H編。
キス魔は健在です。
夏樹さん相変わらず可愛いよー!
…コマノ早っ(笑)
ってかタイトルw
宮脇 真嗣 28歳(メタボ、フリーター)と高木 優 28歳(細マッチョ、サラリーマン)
■世界の終わりのなつもよう 前/中/後編■
2012年夏、突然高校の同級生が訪ねてきた。
「あの頃ずっと好きだったんです。世界が終わる前にもう一度会いたくて…」と。
今年の終わりに人類滅亡の予言があって、本当に終わる気がすると主張してこられるなんて…orz
↑読んだらどんな電波受信したんだよってツッコミたくなる感じですが…中々に真面目な話でした。
高校生の頃の想いを胸に抱き続けてきた高木と小説家になりたいという夢が叶わなかった事から目をそらしている宮脇。
2人が最後には前に向かって歩き出すのが良かったです。
ボサボサだった宮脇の髪を高木が切る場面が特に印象的です。
宮脇の表情が何か憑き物が落ちたようなサッパリした顔になっていて…。
高木もハサミを入れることで胸に抱えていた想いを落とした感じで…。
何かキュンときた?←自分の想いの言い表し方が分かんないorz
…あれかな?宮脇×高木かな?
表題作品の「リンゴに蜂蜜」
ノンケのコマノと大学生であるゲイの夏樹のお話。
甘くてほのぼのとしててお話が進んでゆきますが、
ゲイである夏樹の心情が切ない。
コマノの
「悲しいこといっぱいあったんすね、今まで」
の台詞には夏樹が救われた気がします。
明るいコマノの性格と、傷つきたくない夏樹の対照的な
性格だから上手に付き合えてるのかな、とも思った。
夏樹の短い髪も良かったけど、
少し長めの髪が可愛くて萌えた/////
表題作品も良かったけれど、「世界の終わりのなつもよう」
のほうが個人的にはかなり好き。
色んなことに疲れてる時に読んだら、癒されます。
テレビで流れてた、今年で世界が終わる予言説を見て
10年前の昔の面影を探して宮脇に会いにきた高木。
「ありがとな… でもお前もずっとそこにいたらだめなんだよ」
宮脇の台詞にじんわりと泣けてきて、
読後は何回か読み返しました。
もし今世界が終わるとしたら、自分も、周りの大切な人も、
誰とその瞬間を在りたいだろうと思ってしまった。
夏、季節感の感じられる作品でもありました。
年下ノンケ黒髪×年上ゲイ眼鏡。
ゲイの臆病な感じが良いです。
大学生のお話なので青春~って感じではないですがそこがまた魅力。
コマノ(攻)のわんこ感がかわいい。
年下わんこ攻めおいしいです。
そこまですきすき~っていうわんこじゃないですけど、ヒシヒシと感じる…
あとバカっぽいが良い感じです。笑
そういう部分に救われたんだろうな。
ちょい卑屈でこじらせな受けが可愛いって思う攻めが読んでて気持ち良い。
照れ顔の夏樹さん(受け)がまた可愛い。
秀良子さんのほのぼの作風が読んでてほっこり。
あと違う短編もあるんですけどこっちは眼鏡受けじゃないです。
手をつないで歩きたい
自分が
どれだけ幸せか
見せびらかしたい
ゲイの夏樹とノンケのコマノ
ふたりの出会いから、ひみつのカップルになるまで。
夏樹のことが大好きなコマノ
まわりにバレるのをおそれている夏樹
自分と付き合っているのがバレて、好奇心の的にされるのは嫌だ、という夏樹に、
みんなに言っていい?と無邪気なコマノ。
俺、見られんの好きだよ
コマノの無邪気な明るさが、夏樹の感傷を中和している感じ。
深く考えていないようで、実は夏樹のことばかり考えているコマノ
夏樹を幸せにできるのは、こういうひとだと思う。
続編にあたる彼のバラ色の人生の評価が高かったので、一緒に買って
まずこちらを読みました。結果、私には合いませんでした…ouz
試し読みの時にはあまり感じなかったはずなんですが、読んでいると目が滑ります。
それは絵柄があまり好みではないせいなのか、画面が全体的に白いせいなのか…。
うーん…。
ストーリーも過去編のほうは“カレー“を上手く絡めてあって、最後の
コマノの台詞にはきゅんと来たんですけど、なんというか……もうひと押し
ほしかったな、と。二人がいちゃいちゃしててもあまり萌えることが出来なくて、
すごく残念でした。個人的に夏樹があまり可愛く思えなかったので、余計に
そう感じてしまうのかもしれません。上手く言葉に出来ないんですが、
全体的に薄味というか…受け重視派の私としては何かが足りなくて…残念…。
後に収録されていた≪世界の終わりのなつもよう≫の方が私は好きでした。
萌えはなかったんですが、なくてもいいって思えるくらいに雰囲気が好みです。
10年前に気になっていたけど、殆ど会話をしたことがなかったクラスメイトに
会いに行くのって、かなり勇気が要りますよね。世界が滅ぶっていうのも
あるけど、よっぽどもう一度会いたかったんだろうなぁ、と。
なのに、覚えられてなくて不審者扱いとか当然っちゃあ当然なのかも
しれないけど泣ける…。普通はここで心が折れてしまうと思うんですが、
そんな扱いを受けながらも炎天下の下、中に入れてもらえるのをずっと
待ってた高木には、執念を感じました。結果入れてもらえたので、
高木の粘り勝ち。やはり十年間燻っていた恋心は侮れない。
そして高木みたいな、好きだけど相手の近くにいられるだけで幸せ、みたいな子
好きです。その柔らかい雰囲気につられて、宮脇の空気も少しずつだけど優しく
なっていくのが良かったなぁ。「終わって、また始まる」という宮脇の言葉は、
世界だけでなくこれからの二人の未来にも希望が持てそうな気がする、素敵な
言葉だと思いました。
あと、出来れば高木は今度は彼女と別れてから会いに来てほしい(小声)
表題作「リンゴに蜂蜜」は、自分がゲイの友達がいるから
なんか本当にリアルに感じられて切なくて、
でも続いていくだろうラストにじんわりきました。
次作の「彼のバラ色の人生」も同時購入したので、
コマノ×夏樹シリーズはすごく好きなんだけど、
このコミックスに限って言えば、
同時収録の「世界の終わりのなつもよう」のほうが
個人的には心に残ってます。
ぐっ、ぐっ、と少しずつ胸を押される感じです。
忘れられない恋心と、諦めきれない夢。
こういう、芸術系の、才能を必要とする夢の終わりを
自分も幾度となく見てきているので
もう切なくて仕方がなかった。
ボロ泣きです。
優しい絵柄とふわふわしたストーリーで読んですぐに切なかったや感動した幸せな気持ちになったとは感じませんでしたが、読み返すとなんかじわじわと幸せな気持ちになれました。
表題作のシリーズ?は夏樹(受)とコマノ(攻)の出会いや夏の一場面などが描かれていて、付き合うきっかけになった男の話などは切ない部分もあったはずなんですが、なぜか私の胸には響かず……
表題作とは違うお話のものは雰囲気が好きで表題作よりはお気に入りなんですが、こちらもそこまで胸にぐっとくるものはなかったかなーというのが正直な感想です。
絵柄も嫌いではなくストーリー自体も悪くないけれど、何故かはまりきることができなかったです
萌えというより切なさを感じました。
それも胸がキュンとくる切なさというよりも、登場人物の生き方に対してじわじわと胸に迫る切なさです。(コマノを除く。笑)
キャラがカッコイイとか萌えるとかはないのですけど、気付いたら物語にぐぐっと入っています。
特に「世界の終わりのなつもよう」のラストは凄く良かったです。
途中モヤモヤすることもあったけど、今の自分を受け止めてちょっとずつ前進している2人に感動しました。
なのでこの後どんなカップルになっていくのだろうと凄く気になります。
ちょこっとでいいので今後の2人を覗きたいです。
登場人物の性格が見た目で判断しにくく感じたためか、コマノが最後までよく掴めませんでした。
でもうまく掴めないキャラというのも、見極めてやろうという緊張感が出るのでいいなと感じました。
じっくりと味わえる作品でした。
秀さんの作品よみたいなと思い購入しました
ファンとまではいかないのですが、センスや息遣いは好きな方です
この作品は表題の作品ではなく、
・世界の終わりのなつもよう
という作品がとても好きになりました
ある日突然、世界が終わるかもしれない
会いたくてきた
10年間ずっと忘れられなくてと
顔さえ思い出せない相手が訪ねてくるところからはじまります
かなり胡散臭いはじまりかたで、大丈夫かと不安になったものの
読み進めていくうちに
なるほどな
と思えます
忘れられない人はきっと誰にもいるのかもしれません
忘れたくて忘れられないのか
覚えていたくて忘れないのか
会いにいけるのか
あうことはできないのか
様々だと思います
会いたい人はいますか?
後悔してませんか?
と尋ねられている気がしてきます
しんみりじんわり
くるお話でした
秀さんのコミックスを集め中です。「○○君と○○君」シリーズをよく耳にするけど、まずはこちらから購入。
『渚の青いパラソル』
読み切りです。大学生のコマノと先輩の夏樹さん、周りには内緒でお付き合い中。鮎川って女の子にお互い勘違いしてヤキモチ妬いてるのが可愛い。
『リンゴに蜂蜜』
コマノと夏樹先輩の馴れ初め編。彼氏が結婚することになって、いろいろ思い悩んでるところに「カレー部入んない?」とコマノに声をかけられる。サークルの勧誘なんですが、同じ1年の女の子だと思って声をかけたらしい。見た目も中身もチャラいコマノに苦手意識をもつんですね。
でもこの勧誘ってのが実はナンパで、まんまとお持ち帰りされるわけですよ。たしかにチャラいけど、なんかいいなぁと思った。コマノのキャラが好きです!
同時収録の『世界の終わりのなつもよう』が自分的に全く入り込めなかったので、中立評価です。
コマノと夏樹の続編が、次の巻の『彼のバラ色の人生』で読めます。一冊まるごとなので、そっちの方が断然オススメです。リンゴに蜂蜜を読んでなくても楽しめる内容なので、試しに一冊買ってみようかなぁ?と悩んでるなら、彼のバラ色の人生を買えばいいと思います。そしたら必然的に、2人の馴れ初め編が読みたくなるはずwwうふふ
表題作「リンゴに蜂蜜」のコマノと夏樹さんに惹かれて購入しました。
--(以下盛大にネタバレを含んだ感想です)--
夏樹さんが繊細で、少し弱くて・・・でもいつも辛くても笑ってる姿に愛おしいと思えました。照れて真っ赤になる姿は、とても可愛かったです。応援したくなります。「彼のバラ色の人生」と交互に読みたくなります。
コマノは、ずっとフリーダム・・・!(笑)お気楽というか彼に心を締め付けるような、暗い過去は無かったのかな?と思ったりしましたが、そういったことを表に出さないだけなのか?夏樹さんがどんよりグルグル考えるナイーブタイプなので、明るくてぱっとしたタイプのコマノと一緒に明るい世界へ行ってほしいです。
きっと哀しいと思えた、親子連れのスーパーマッケットも、綺麗すぎる月も、強い風もコマノ一緒なら楽しく過ごせるよ!これからいっぱい楽しいことが待ってるよ。と思うと、自分の事のように嬉しい。
あと、海水浴のシーン、みんなの身体が格好良くて、にやにやしながら見ていました(////)肩甲骨とか、腕の筋肉とか、身体のラインとか・・・格好良い。。。ご馳走様でした。
『世界の終わりのなつもよう』
突然「世界が終わるかもしれないから」と訪ねに来た高木と「誰だお前?」の宮脇のお話。
暗い話なのかなぁーカレーコンビがもっと見たかったなーと思いつつ読んだら、すいません。凄くすごくすごく良かったです。これを読んで、評価を決定しました。
「10年間ずっと忘れられなかった。」そういって突然やって来た人物。もし世界が終わるかもしれなかったら?という題材を元にお話が進みますが・・・
主人公の宮脇は、無精ひげが生えて、髪がボッサボサの人。10年前の写真と比べるとだいぶ変わっており、外見以上に中身が変わったように思えました。けど、そんなに変わってなかった、ただずっと時が止まって、変わったのは自分を取り巻く環境だけ。
自分の中に止まってる世界、変わっていく景色。訪ねに来た高木は卒業後、女性と付き合い、就職、満員電車、仕事、バラバラと動くなかで、ひとつの飛行船・・・。一人の忘れられない少年。宮脇が高木を思い出すのシーンが最高に好きでした。すごい・・・胸にドっと来るものがありました。
ポタっと何か染みみたいなものが落ちるシーン、他の作品でも使われていますが、あれは感情が揺れてこぼれているイメージでしょうか。好きです。
「世界が終わるとしたら、君は何をしたい?」というよりも、終わっても新しい世界がくるよ。というメッセージが嬉しかったです。
ずっと持っていた思いや夢を手放すのは恐い。決断するのは恐い。1歩を踏み出すのは恐い・・・でも新しい世界でもきっと―――
二人のラストシーン。言葉の一つひとつに胸が締め付けられました。それは哀しいからでも、寂しいからでもなくて。何だか泣けてきてしまった・・・。
今回の本のテーマは夏だったのでしょうか?(渚の青いパラソル)も(世界の終わりのなつもようも)学生時代の夏休みなんて大昔ですけど、あの何かが始まるようなわくわく感と、暑さで頭がクラクラする感覚が未だに好きです。
『リンゴに蜂蜜』
秀さんの作品に出てくる男の子たちは、どこにでもいるような普通の子たち、
という印象をいつも受けます。
その普通の男の子たちが日常で甘酸っぱい恋をしている、というのが
とても萌えるんですよね。
岩場の陰で隠れてキスをするシーンにも、ドキっとしました。
可愛くていいなあ。表情も大好きです。
『世界の終わりのなつもよう』
世界滅亡説と絡めた切ないお話。
二人の距離感や空気感に心を奪われました。
表題作は、続編である「彼のバラ色の人生」のあとに読み返すと
更に感情移入できました。温かくて優しいお話にキュン。
夏樹さんてば可愛いなあもう!
「リンゴに蜂蜜」といえばバーモントカレーですがやはりカレーの絡むお話でした(笑)
しかし、カレー部、それも部員なしで夏樹を招くためだけの部だったのですね。
こちら、続編がでているようです。
私的にはどちらかというと「世界の終わりのなつもよう」が好みでした。
前・中・後でしっかり1本の話としてまとまっていたし、あの余韻を残したラストシーンがとても好きです。
秀良子さん、初読みです。
派手さはありませんが、静かに物語が進んでいく空気感が好きです。
続きが楽しみです。
夏樹はゲイで、ノンケのコマノと今は秘密のカップル。
コマノは二人の関係が皆にバレてもいい(むしろ、バラしたい)と思ってますが、
夏樹はノンケのコマノが好奇心の的になる事を心配します。
能天気なコマノとシャイな夏樹は、バランスの良いカップルですね。
ただ、お調子者のコマノ、本当に分かってて「いいじゃんバレても」って言ってる?
ゲイの夏樹は世間の現実をちゃんと知っていて、
心配するのはは最もだと思うんですが・・・
表題作は、そんな二人の出会い編です。
このお話は、夏樹がちょっぴり切なかったです。
スーパーでの買物シーンは、夏樹が可哀そうで・・・
でも、肉食動物なコマノに草食動物な夏樹がガンガンに迫られている所は、
夏樹がなんか可愛くて萌えました!
そして、書き下ろしの短編。これは良かったです!
夏樹、無茶苦茶恥ずかしがってるくせに、
コマノが「出ちゃう・・・」とつぶやいた時の反応が・・・爆笑しました(笑)
以前読んだときは特に印象がなく、なぜかほとんどツルっと読んでしまった作品。
今日読み返してみたらなんとなく良い作品に思えました。
日によって、あるいは気分によってこうも評価が変わるのかぁ。
本は落ち着いている時や暇な時に読んだほうがいいのかな。
自分の中では神というほどの何かを感じなかったのでこの評価ですが、
コマノと夏樹の間の空気感が意外に暖かくて好きでした。
でもあれですよね、ノンケの男の子があんなに簡単に境界線を超えれるのは
BLファンタジーならではだと思います。
でもBLでこそ描いて欲しいと思うのは、
そこの境界線を越える時の部分の「葛藤」でもあったりするので、
そういう意味ではライトな作品かな、と思いました。
むしろゲイである松田のほうが気にしてるし。
ノンケのコマノが「男を好きになれる」ことに何の疑問も感じていないのなら、
それはそれで変だと思います。
でも作中にそういった様子は伺えなかったので、
やっぱりこの作品はBLファンタジーの枠は超えていないんだな、と思いました。
レビューも高くて秀先生の作品は面白いので、結構期待して読みました。
「世界の終わりのなつもよう」は切なかったです。
終わり方が考えさせられるような描写だったので、
個人的には読み返したくなる感じで、好きな話です。
「リンゴに蜂蜜」は、面白かったのですが、
これだけでは満足できませんw
「彼のバラ色の人生」も一緒に読んで、やっと心にストンとくる感じでした。
私は最初に「リンゴに蜂蜜」だけを読んで、
う~ん、なんか微妙?
とか思っていたのですが、「彼のバラ色の人生」を読んで、
夏樹可愛いな!って思えました。
「リンゴに蜂蜜」読む場合は、
「彼のバラ色の人生」を一緒に読むことおすすめします。
とーっても評価が高く、表紙からの期待感満載で手の取りました。
……すいません、ストンと来ません。
過度な期待って訳じゃないし、どんな絵柄なのか買う前に某検索サイトで絵柄確認はしていました(コレ、私にとっては大事な作業)。
でも何でしょう。
私、秀良子さんの絵柄がストンと来ないのかも。
ストーリーはとてもかわいらしかった。
特にコマノの「夏樹大好き」具合がダダ漏れで、きっと夏樹が恥ずかしくなるくらいなのかなーとか思えて。
ヤキモチ妬いて困らせるコマノも可愛かったし、皆に言いたいって夏樹にねだるコマノも可愛かった。
幸せだと思える夏樹を見て私もほわっとしたし、可愛い2人で良かったなーと心底思ったのですが。
……やっぱ絵柄ですなぁ。
二度三度読んでもオチなかった自分が居ます。
何気ない、でもありきたりじゃないストーリーに色が加えられてる感じがして、本当にストーリーは面白いと思います。
山あり谷ありばかりじゃなく、平坦な道でたまに石に躓く位の衝撃だけで十分って思える時に読むと、ほんわり出来る気がする。
やー……残念過ぎる自分。
ハウスのバーモンドカレーと言えば
スプーンでカレーをすくうトコロは食欲をそそります。
この本を読むと カレーがムショウに食べたくなります。
カレー部というサークルを立ち上げた男の話。
カレーが二人を結び付けるとは アイデアが光っています。
嫌いな人めったにいないですから。
エンドレスに食べ続けられるし。
おそるべし!カレーの力。
話はとっても甘口でした。
でも私はもっとピリッと辛口の話がよかったです。
雰囲気を楽しむ話が好みな方は はまると思う。
秀良子先生の作品は、ソーユー場面がほとんどないのに
なぜか萌えてしまう。
そこがすごいところだと思います。
ここでの評価が非常に高いので気になっていましたこの作品。
ただただ切なくて痛いお話は私の中で"萌"というポジションには入らないので
これもそうなんじゃないかと今まで読み渋っていたのですが・・・
いやー 萌えました!(笑)
そんな切なすぎず、痛くもなく、サラーっとしたお話なのになぜか
心のあたりが「萌え(*´∀`*)」と叫んでる!そんな作品でした。
特にメインのおはなし、
自分と同い年だと思って話しかけてきた大学の後輩(結構失礼なやつw)に、
結婚することが決まった元彼と痴話喧嘩しているところを目撃される。
「えっホモなの?」「ホモってケツつかうの?汗」
なんて、人の修羅場目撃しといて超失礼な質問をぶつけてくる後輩。
でも実はもうこの頃からこの後輩、主人公のことが好きだったらしいのです!
なんというか、何考えてるのかよくわかんない後輩ですが、
この萌なのかただのKYなのかよく分からないギリギリなキャラクターと、
ふたりのあっさりしつつ、お互いが好きすぎる!関係に萌えです(*´ω`*)
サブストーリーはなんとも切ない、少し痛いお話でしたが
高評価の意味も納得な一冊でした。
しかしこの手のお話は、萌えない方もいっらしゃるだろうなとも思います。
激しく、話の一つ一つがはっきりわかるものでないと好きになれない。
そういう方には向かないかな?と、思います。
すいません!私にははまりませんでした!
大学生同士の松田とコマノの設定もゲイとノーマルって、BLではあるある設定。
ここからどう展開するのかなーと楽しみにしていたのですが、ただ好き=いちゃいちゃしているだけでした。もちろんHシーンもなし。萌えるような台詞もなし。ただ淡々と進んで行く出来事を私は上手に受け入れられませんでした。
「世界の終わりのなつもよう」も同じく、好きな人を訪ねていく話なのですが、ごめんなさい。萌えどころがつかみきれませんでした。好きという気持ちは分かりますが、ゆるいような気がしてしまいました。
この本全てに、静かな時間が流れており、どこか短編映画に似ているところがあります。そういう楽しみ方をするにはよいのかもしれません。
じんわりとやさしいお話でした。良かったです。
ノンケ×ゲイで、ゲイの方がなかなか一歩を踏み出せないお話は
小説でもコミックでもよくありますが、
気持わかりますよね・・・
私はこの設定は結構好きなんです。
ただ、ノンケのはずのコマノが何故夏樹を好きになったのか?
全く自分が「ホモ」になる事に葛藤はないのか?
あたりが、ちょっぴり理解出来にくく私的には残念なんですが、
作品全体の雰囲気は良かったと思います。
次作が出ているので、それもぜひ読みたいです。
「彼のバラ色の人生」が高評価なのを知り、
手にとってみたのですが、良かったです!
自分では、なかなか手に取らない部類だったので、
この出会いは、この評価のおかげです(笑)
この作品は、コマノの謎さが良い味を出しているように
思います。
コマノが、何故夏樹を気に入り付きまとうのか?と
疑問で、その理由も、「謎」なのですが、
それも、うまいこと作品の雰囲気で納得させられます。
そして、この本編の2人が惹かれあうまでのページ数って、
驚くほど少ないんですよ!それで、ここまで引き込むって、
なんてすごいのっ!!!と感動しました。
また、関係ないのですが、
表紙裏の作者さんの絵が恐すぎて、笑ってしまいました(笑)
実は「彼のバラ色の人生」を読んでからコマノと夏樹にメロメロになり、
後から購入した「リンゴに蜂蜜」です。2011年のBLアワードでも
話題の作品・先生でしたが、なんでもっと前に手に取っておかなかったんだわたし…!と
ちょっと悔しい気持ちと、これから作家買いする先生がまた増えた~♪とワクワクな
嬉しい気持ちです!
あまあま度はやはり「彼の~」の方が上回るものの、十分萌え度は抜群です。
大学生の彼らのリュック、デイパック(?)姿に、キュンしちゃいました…!
リュックを背負ったままキスしちゃうシーンなんて、『いいね、大学生、いいネ…!』
なんてバンバン床を叩いてしまいました(怪しい)
「渚の青いパラソル」はもう付き合っているコマノと夏樹のお話で、コマノの友人達と
夏樹が海に行き、『子供のころ夏の海でゲイのカップルを見た』という夏樹の心情の
語りからお話は進みます。フランクフルト買いに行くとか言いながら2人で抜け出して
小屋の影でちゅっちゅっしてる2人に若いな~とニヤニヤ。
ラブラブな彼らですが、2人の関係がバレてもいいと言うコマノに対し、夏樹は
『お前はノーマルだし』『好奇心の的ってけっこうしんどいよ』と伝えます。
=そういう経験をしてきた夏樹を思うと切ない場面ですが、全然気にしていない様子の
コマノのチャラ具合に救われます。
一言一言や態度でまっすぐな愛を示すコマノが、自分の性癖や感情に葛藤しぐるぐる悩む
夏樹をわかりやすい愛情で包み込んでくれます。
『世界中の人にこの人は自分のものだと言いふらしたい』と海辺でキスをするシーン、
素敵です。これからもずっと幸せでいてほしいなぁと思える2人です。
そしてコマノを狙ってたと思われていた女子・鮎川さんの素敵なオチも用意されていて
笑えます。
そしてそんなコマノと夏樹の出会い話「リンゴに蜂蜜」
泣きそうな顔でカレーを食べていた夏樹に、『カレー部入んない?』と声をかけてきた
後輩・コマノ。そのカレー部が実はそこでコマノが立ち上げたという安心のチャラさ(笑)
飄々とした態度で軽く声をかけてくるコマノを苦手に思う夏樹でしたが…
初めて『カレー部行くよ』と夏樹がコマノ宅を訪れるシーンでは、カレー部の事実を知った
夏樹が『人のことをからかって楽しいのか?』と問うのに対し、『あんた繊細そうな
くせににっぶいなぁ』と突然キスするコマノの安心のチャラさ(2回目)
顔を真っ赤にして動揺する夏樹に『俺はずーっとこういうつもりでしたけど』と
告げるコマノ。『悲しいこといっぱいあったんすね、今まで』というコマノの一言。
なんてことない一言でも、今までいろいろ傷ついたり葛藤してきた夏樹には染み入る
優しい一言で。また顔を真っ赤にしてキスを拒否する夏樹にムラッとしてるコマノに
胸キュンでした。この2人かわいいなぁ、もう!
読み終わった後に胸キュンと共にほっこり優しい気持ちになれるBLでした。
これから発売予定のドラマCDもどんな風になるのか今から楽しみです!
なんだかんだで、攻が受のことトロけるくらい好き
ってのがぎゅっと詰まってて
ちょっぴり、もどかしくなってしまった|ω-o)゚+. ポッ
というかですな、しょっぱな、カップルから~の始まりだったので
うっかり表題とは別だとばかり思っていたのですが、話がさかのぼっていくわけですな。
わかりました。うんうん。
相手はノンケ。
好きになった相手は結局女の方に行ってしまう。
ノンケなら尚更、、、そんな不安と隣り合わせ~な受と
ノンケ云々ぬきにして、受のことが好きで好きでな攻なお話なわけであります。
年下っぽい攻の可愛さもあり、キュン。
この続編である「バラ色~」とあわせて読めたことがより
楽しめた理由かなと思います(ノ∀`)これから読む人は続けて読むことをお薦めする。
■世界の終わりのような~・・
世界が滅亡する。その言葉を聞いて、最後に会いたい人に~
というお話。ノストラダムス~とか若いひとはもう知らないのかな?
一時あったけど。2012年の滅亡説も結局はなかったことなのだけど
世界が滅亡するとしたらたぶん、私はたいして変わらない1日を過ごすんだろうな。。
なんて思いました。
最終的にこの二人は・・な結論は想像するしかないのだけれど
いい方向で、二人また再会してたらいいな~とか思うわけで。
二人の距離が少しずつ近づいていく様子もまた甘酸っぱい
これと言った派手さの無い話なのに何故か心に染み入るような作品なのです。
ゲイの受け様は自分の性癖に気づいた時から世界に一人だけ取り残されているような
いつもどこか不安で寂しくて、でも考えるのが面倒になってしまう、そんな日々を
淡々と過ごしてるんですよね。
付き合っていた年上の彼氏の結婚話に傷つきながらも、相手に言葉で何も言えない
どこか流されやすくて、繊細なくせに鈍感な受け様。
そんな時に、まるで意思の疎通が出来ない、噛み合わないような攻め様と遭遇。
苦手意識が働き避けている受け様だけど、逢えば必ず声を掛けてくる年下の宇宙人
攻め様のアプローチだと全然気が付かないニブイ受け様、そして飄々としてる攻め様。
そんな二人の現在と過去とのストーリー。
心の奥深いところが擽られるようなお話で、読み終わった後にも余韻が残ります。
じんわり淡々と展開していくストーリー。
登場人物が実際にいそうなリアルな感じ。特に女子の言動・・・!
「渚の青いパラソル」「リンゴに蜂蜜」
派手さはなくて、淡々と展開していくのに、心に沁みる感じ。
独特の雰囲気があって、面白かったです。
コマノのような攻好きです。かきおろしマンガもよかったw
夏樹の元彼との別れ話のシーンが印象深かったです。
「世界の終わりのなつもよう」
世界が終わる日に何がしたいかという壮大なテーマにとらわれた高木w
設定としてはトンデモなはずなのに、淡々と静かに展開していくストーリーになんだかしみじみしました。
面白かったのですが、終わり方が、結局このあとどうなったんだろうかと気になってちょっともやもやもんもんしました。
世界が滅亡せずに2012年がおわったらまた会いに来るということなのかな・・?
ノンケ×ゲイものが大好きで、この作品の発売当初から気になっていて行きつけのお店で探してたんですが全然なくて…最近になって見つけて買いました。
ゲイの夏樹(受)は恋人から突然「結婚する」と言われ、一方そんな渦中に後輩のコマノ(攻)にカレー部はいらないかと誘われる。最初は断ったもののその後なにかと声をかけてくるコマノの存在が少しずつ夏樹の心を癒していくお話です。
なんかわからないけど掴み所のないこの作品好きです♪
特別インパクトのある作品ではない、それでも魅かれるのは秀さんの力量があるからこそ。何気ないキャラの言動がいちいち魅力的でリアルで、、、、そのキャラの些細な言動から読み手はより深いキャラの想いを読み取らなければならないと思いますが自分なりのその解釈が楽しんですよね。余計なことはキャラは言わないんですよ。それが良いんです!
それと秀さんが描くキャラが醸し出す雰囲気もたまらないです。秀さんの作品の評価が高いのも納得。これから少しずつ秀さんの作品読んでいこうと思います。
全部で2つのストーリー入り。
表題作の方はとっても良かった!
でももうひとつの物語は、
感受性の豊かな方には楽しめるのかもしれませんが
アタクシには合わなかったカナ・・・(^^;
表題作の攻めくんは、ものすご~く自然。
ゲイで受けくんである夏樹センパイは、とにかく穏やか~。
2人の時間が静かに流れていく感じが
読んでいると伝わってきます^^
夏樹センパイがとってもかわいい!!
描かれている絵の隙間から、
その夏樹センパイのドキドキ感とか不安感とか
複雑な気持ちを読み取ることができてとっても楽しめるし、
読んだ後に、あったかい気持ちが「じんわり」来ました^^
なんだよな~
男×女だろうが女×女だろうが、もちろん男×男も 結局世の中において。
て思うんです、秀良子さんの作品読むと。
(いや、イケメン君とさえない君みたいなの日常であったら困りますが)
それくらい自然にそこに存在するというか・・・
全くドラマチックな展開なんてありまへん。
けど夏樹にとってはコマノの出現は人生の中で
ドラマチックな出来事だったに違いない。
周りを気にせずただ自分が好きだと言う、男の自分を、うははって笑いながら。
『ホモ?まじで?』この言葉にさらに傷付く人もいるだろうけど
あの場でのこの言葉に確かに夏樹は救われてる。
それってある意味運命じゃないかしら。
他人の親子見て涙が出る様な繊細な夏樹が別のタイミングで
これ聞いてたら傷ついて今後の二人の関係はなかったかもしれない。
あの場所にコマノが現れてあのセリフを吐いて、それを聞いた夏樹が
『はは、なんだそりゃ』て笑う事ができた。
それってやっぱり運命のタイミングだったからなんじゃないかしら。
夏樹みたいな繊細な子にコマノの様な良い意味でのザクッとした男は
とっても合ってると思います。いいのよね~この二人の空気が。
神にしなかったのは
同時収録のお話が何だか掴みどころが『無かった』訳ではなく
『分からなかった』から。
途中まで、もしかしてもうこの世の方ではない???とか
無駄に考えすぎて最後にあ、意外と普通にまとまったわ。。
て妙に肩透かしくらった様な・・・これは私自身の読み方悪かったせいかも。
夏樹とコマノの描き下ろし?とってもよかったです。
もう一歩食い込んだ内容です。
秀さんの描く人の身体って女も男もリアルだな~
これも満足な作品となりました。
cabに掲載されたのを読んだときも、実に地味だと思っていましたが、やはり、しみじみと、地味な絵です。
それでも、こうやってきれいなカバーを掛けてもらって1冊の本になると、地味なりに花があります。
展開も、いきなりモロ出しでガツガツ行く系じゃないけど、隙を見ては物陰でキスしてたりと、地味に結構ガッついてて、そのあたりも、地味だからこそ逆に生々しく、じんわりエロいです。
あと、海辺のキャンプに一緒に来ていた女の子「鮎川」
夏樹もコマノも、お互いにそれぞれ相手狙いなんじゃないかと警戒してたのに(それでまあ、鮎川が相手にコナかけるのを阻止すべく抜け出しては、その度に物陰でいちゃいちゃと盛り上がったりするのですが)最後であっさり他の男の子の告白をOKしちゃう。
このオチが容赦ない女目線のオチだなあって、なんかすごくツボった。
いいですね~この優しい感じ。
絶妙な間の心地よさ。ヨネダコウさんやTATSUKIさんと似てる。気がする。
「渚の青いパラソル」と次の表題作「リンゴに蜂蜜」とは時系列逆です。
それが却ってよかったなあ。
大学生の夏樹は、10も年上のリーマン彼氏に結婚話が出たので身を引き、その寂しさを引きずっているところに、ズケズケと言いたいことを言う遠慮のない後輩のコマノと出会う。
自分の性癖にコンプレックスがある夏樹は、ノンケのコマノに懐かれても戸惑うばかりで、ゲイを珍しがってからかわれているんだろうと思ってしまう。
でもコマノはそんなのおかまいなしに、臆病な夏樹のガチガチに固めた城壁をピョーンと飛び越えてしまったりで、そこらへんがまた笑えるというか、ほわっとしてしまうというか。
それから二人は周りに内緒で付き合うようになり、どういう集まりなんだか、コマノの仲間と一緒に海水浴に行く。っちゅうお話が「渚の~」なのですが、この緩やかな作品、すごく好きでした。
チューだけでこんなにドキドキする作品、なかなか稀有なのではないかいな。
なにしろ主人公の「BLとしての正しい葛藤」があるので、これよこれこれ!と膝を打つ思いでした。
さらに女子の体型のリアルさよ(笑)必見です。
もう1本は「世界の終わりのなつもよう」
これは『イケメン君とさえない君』をほうふつとさせるような…BLとは言えない的なお話です。
ほぼ引きこもりな宮脇と、彼に会いに来て変な告白をする高校の同窓生の高木。
自分が憧れていた、当時文学青年の宮脇は、きっと作家になってるのだろうなどと夢見て、勝手に恋し続けている高木に、居た堪れなくなる宮脇。
そりゃそうよね。だってすっかり下っ腹も出て、いい年してニートなんだもの。
この二人は、再会したことで互いに自分を見つめ直すという、なんとも深いお話でした。ラブはあるようなないような。
読んでいるときは「独特の空気が漂うお話だなぁ」と楽しんだんですが、読み終わってものの数日で、空気しか思い出せず、ストーリーが頭の中にかけらも残っていませんでした。
なんでだろ?一度読んだお話は割と覚えてる方なんだけどな?
ここでほかの方のレビューを読んで、ようやくぼんやりいくつかのエピソードを思い出すくらいで、細部が霞がかったまんまです。
せっかく読んだのにもったいないなぁって気もするし、この空気を楽しむお話だったんだなぁって納得もします。
全体を包むノスタルジックな雰囲気は、読んでいてとても心地よかったです。
バタバタしてないんだけど、じわっと熱さが伝わってくるような、そんな感じ。
「カレーにリンゴと蜂蜜」ってアイテムも、ちょっとイイカンジの古臭さや懐かしさが漂っていて、この作品にとても合っていました。
たくさん選択肢があっただろうに、ここで「カレーにリンゴと蜂蜜」だったことが、すごいと思いました。
新しくなくてキラキラしてなくて、けども無くなったものでもなく、身近で懐かしくて安心できる感じ。
う~、うまく言えないんだけど……。
ただ…、私は受けが元彼ともめてるところで攻めが助け舟(?)を出すシーンが、どうしても理解できませんでした。
私の読解力が作者さんの意図に追いついていないんですが、とにかく「そのセリフはねえべ」とムカッとしたというか。
あそこで受けが、ふっと吹っ切れる(というか力を抜ける?)のも、分からない。
あのタイミングで、あの顔で、あのセリフ。
その辺に転がっている心無い中傷にしか受け取れないんです。
言葉の裏に隠されたものを読み取るには、なにかが足りませんでした。
それが画力なのか表現力なのか魅力なのか、なんなのかわかりませんが、大事なシーンだと思うんで、残念でした。
もういっこのお話は、雰囲気は好きでした。
どっちも何か足りないもののために空虚で、それを埋めあうには距離がありすぎる、そんなもどかしさがなんとも言えない。
ただ、いきなり訪ねてくるって行動が、読めば読むほど彼らしくない気がしました。
全体的に「萌え」を感じるお話ではなくて雰囲気を楽しむお話。
もちろん「萌え」がなくとも面白いお話や、ないからこそ独特の余韻を持てるお話は多く、そういうのが私の中で「名作」にカテゴライズされるんですが、このお話は決定打がなかった気がします。
が!この先楽しみな作家さんではありました。
一本目の話で表題の話じゃないのかな?と思ったものの2本目を読んで納得。
現在→過去って感じに収録されてます。
キャラクター的に夏樹先輩好みです。
地味で臆病で流されやすい。
そしてコマノもいい。
ちょっと強引で夏樹先輩大好きで怖いもの知らず。
カレー部ってなんだよ(笑)と思いながら甘いカレーが用意されたコマノの部屋なんてそれはそれは…と思ってしまいました。ラブラブじゃねーか!!(笑)
バランスのいいカップルだと思います。
なんだかんだでコマノを振り回してる夏樹先輩をもっと読みたかったかな。
もう一本表題とは別の話が収録されていましたが個人的にはコマノ×夏樹カップルが好きでした。
全体を通して雰囲気のある温かい作品だと思います。
帯『君に 甘い甘い 好きをあげる。』
「イケメン君~」が気に入ったので引き続き作家さん買い。
絵柄は輪郭がはっきりしてきたというのかちと変ってきたのか、それとも意図的に前回にああ描いていたのかがまだちょっと読めないんですが基本的に空間の使い方、静と動、特にこの静の部分を描くのが心地良い上手さをかもしだす作家さんだと思います。
表題作は連作、時間軸が前後して描かれる展開は前半緩やかで、後半の表題作は少しスパイスが効いててでも基本的に空気感は緩やか。
夏樹先輩の過去も実にさらりと、けれど印象的に描かれていて痛さ全開に出される手法の真逆を行っててそれがこの作品に流れる世界観に合ってます。
蛇足ですがリンゴに蜂蜜っていうのは昔、カレーのCMで一世風靡したキャッチコピーから来てます。
ちなみにその商品は今も健在バーモン●カレー。
なのでもしコマノが作ったカレーも多分それかと(カレー粉から作るタイプには見えない…と思う)しかも夏樹先輩に合わせてきっと甘口なんだよーとか想像しちゃってるんですが!!
他収録作品もいい雰囲気で秀さん作品という共通した空気感を持っているのは強みかも。
ラストの夏樹先輩とコマノのエロ……ラストにふさわしいほのぼのぷぷぷっでした。
あと地味顔絵スキーとしてはこういう顔の描き方は大好物です!ビバ、地味顔!!
カバー下に作者後書き有り。
統一された空気感と作品バランス、読後感の良さ、あと地味顔!好みが揃ってるので今作は神で。
派手さはなくてじんわり世界観を楽しむタイプの作品なので、ハマる人はハマる系の作品でしょうな。
秀さん……本当に大好きです。
絵が特別上手いわけでもないし、特別ドラマチックなお話を描かれるわけでもないんですが、
間の取り方とか、空気感とか、心理描写がすんごいお上手ですよねー。
この空気感と間で読ませる作家さん、私の中ではヨネダコウさん、嶋二さん、そして秀良子さんなんですよ。
うおおおお好き、好き好き好き好き!!!!
『渚の青いパラソル』『リンゴに蜂蜜』
シリーズもの。『リンゴ~』のほうが時系列としては先ですが、どっちから読んでもいいと思います。
彼氏に振られたばかりの夏樹は、自分がゲイであることをコンプレックスに思っている。
そんな夏樹と、天真爛漫な大学生・コマノが出会いを描いたのが『リンゴに蜂蜜』
結婚するから別れてくれと告げられた元恋人を「そんなに好きだったかな」と思いながらも、寂しくて寂しくてたまらなかった。
夏樹は自分の性癖がコンプレックスだからこそ、自分に近づいてくるコマノを興味本位で近付いてほしくないと思うんですよね。
過去にいろんな苦しい思いをしたんだと思う。だからこそ夏樹は臆病になる。
近付いて、結局傷つくのは自分だから。
でもコマノはそんな夏樹の不安を笑い飛ばしてしまうんですよね。
コマノといたら、自分の悩みなんてちっちゃいなぁとか、カレーがおいしいとかそんな些細なことが幸せに感じる。
コマノってすごい力を持った男なんですよね。
恋人同士になってからを描いたのが『渚の青いパラソル』。
恋人同士になっても夏樹は不安で、コマノがもともとノンケであることが気になる。
コマノに近寄る女が気になったり、それは実はコマノも一緒だったり。
大学生の男たちがこそばゆ~い恋をしておりますwwww
臆病者の夏樹を、ここでもやっぱりコマノが少しずつ溶かしていってます。
いいなぁ!!!!こんな二人の関係がすっごく羨ましい!!!
コミックス最後にある書き下ろしは二人のエッチが!!!
うーんエロいですハァハァ
いつもいつもコマノのほうが夏樹をリードしている印象ですが、なんだかんだでコマノは夏樹にメロメロなので、コマノのほうも夏樹に翻弄されているようですね♪
バカップルでたいへんオイシイです!!
同時収録『世界の終わりのなつもよう』
これはBLというには…L不足な気もしますが、ものすごく胸を打つお話です。
ニートの宮脇と、彼に会いに来た元同級生の高木。
かつて高木は宮脇に憧れていたが、宮脇は彼の期待に反してニートになっていた。
それでもいまだに宮脇に思慕の念慮を抱き続ける高木に、宮脇はいてもたってもいられなくなる。
高木との再会によって、宮脇が自分自身を見つめ直す成長物語でしたね。
高木も高木で、何の変哲もない生活がいやになって立ち止まってしまったのですが、宮脇との出会いで、また一歩踏み出すことができました。
結局はこの二人はまたお互いの道を歩むことになったのですが、またいつか出会ってほしいなぁと思います。
いや、また会う日もすぐ来るはず。
初めは死ネタなのかと思いましたが違いますよね??ちゃんと現実ですよね??
ちょっと不思議な“夏休み”。
宮脇にとっては新たなはじまりとなった夏休みで、高木にとっては新たなはじまりであるとともに、ちょっとした休養でもあったように思います。
いろんなことに疲れた社会人、こうやってちょっと休むといいよ\(^o^)/
あああああ秀良子さん本当にいいわ、うん。
不器用だけど真剣に恋してる男の子たちって眩しいよね!!!
すごく素敵、とまず言いたいです。
読んでて温かくなれます。
読んでいる間、終始にやにやしました。
きっと私だけではないと思います。
買おうか悩んでいる方で、「ほのぼのとしたBLが好きだ」と言う方は、ぜひ買うべきだとオススメします。
この方こそ、期待の新人作家さんじゃないでしょうか~~~。
「渚の青いパラソル」はゲイであるという、フツーの人とは違うということを本人たちは意識しているわけだけど……知られたくないけど知ってほしいみたいな。
でも最後のオチに、この作家さん好きだわ~~~~と思った。現実はそんなもんかもね。そんなに他人は自分のことを気にしてないのよ。だから、自分の気持ちに素直に生きればいいのよ~~。なんて思いましたが、そんな話じゃないかも知れません。
もう一本のお話は……妙に共感してしまった。読書感想文で毎年賞をとり、小説もどきも書いてたよなぁ……と。私も就職できなかった時に気づきました、現実に!!!!
すごく絵がうまかった同級生とか、どうしてるかななんて、ノスタルジーな気分に浸りました。
ぜひ、ちるちるさんインタビューしてください!!!! 1作目も発売後手に入りにくかったし、2作目も山積みになってたし、大注目の作家さんじゃないでしょうか。
↑こうゆう真逆なカップル大好きです!!
押しの強いあっけらかんとした攻めって時に無神経に思われがちですが私は大好き!
特に相手が先輩のような後ろ向きタイプだと「いいぞ!もっとやれ!!」って俄然応援したくなっちゃうw
なので、もし表題のカプだけのお話だったら間違いなく『神』評価でした!
□渚の青いパラソル
大学の仲間達と一緒に海へと遊びに来たコマノと夏樹は他の皆には内緒だが、実は秘密の恋人同士。2人の関係がバレても構わないと思っているコマノに対し、元々ゲイだった夏樹は好奇の的にされる辛さを知っているだけにその勇気がなかなか出せない。ストーリーだけならありがちなんですが、もうこれはキャラの作戦勝ちと言ってもいいかもしれない!ww
内緒とはいえ子供みたいな独占欲を丸出しにするコマノと、そんな彼の真っ直ぐさに後押しされゲイという拘りから前向きになろうとする夏樹。ようやく覚悟を決めた夏樹にコマノが見せた満面の笑みがめちゃめちゃ嬉しそうで、見てるこっちまでスッゴい幸せな気持ちになれました♪♪
□リンゴに蜂蜜
これは2人の馴れ初め話になります。どのようにして彼らが出会い、付き合い始めるようになったのか。このお話を読むことで↑のお話にも更に深みが増してきます^^
いつまでも元彼への未練を断ち切れずにいる夏樹の中へ、無遠慮にズカズカと踏み込んでくるコマノ。歯に衣を着せない彼の言葉は時に辛辣にも取れるが、裏を返せば自分に正直で嘘偽りがない証拠。それは行動にも現れていて、告白の言葉より先に奪った不意打ちのキスが全てを物語ってる気がしましたwwコマノはノンケだけど、好きになったら相手が男だろうが関係ないんですよね。そしてそれは彼の言動を見てればごく自然に納得出来ちゃうのです。
あとコマノがキス魔って設定だからか、比較的キスシーンが多く下手すると描き下ろしのHよりも私は萌・え・た!ww←勿論、Hも良かったですよ?
でも皆に隠れて内緒のキスとかもうホント好きすぎる~!!そういった点でも私的に高得点へと繋がるお話でした♪
もう一組のカプは元同級生の再会モノ。
好きな人にはたまらないお話なんだと思うんですが、でも正直私はこうゆうラストが曖昧な雰囲気漫画はあまり萌えを感じないので評価は中立で←ホント個人的意見です、スミマセン(汗
なので間を取って評価は萌えとしましたが、本音としてはまるっとコマノ達のお話で神評価をつけたかったかな~w
秀良子さんの描く黒髪つり目さんがとても好きです!
本当に好きです…!
絵がイケメン君~のときより良くなっている気がします。
っていうか好みの絵です。
前は登場人物が少し幼く見えていたのですが、今回はそんなことないような気が。気だけかもですが。
筋肉がよいです。
お話も良かったです。
前回のほうが1ストーリー?なので読みごたえはあるのですが
こっちも負けていません。
とにかくコマノが素敵過ぎる。
早漏なところも含めて愛おしいです(笑)
後半に少しピンクな場面があるのですが、萌えました。
ピンクな場面が多い作品にもチャレンジしてほしいな。
とにかくオススメです。
「イケメン君とさえない君」など、どの作品も心にあったかいものが溢れだす秀良子さん作品。
出版元が東京漫画社だからか、少し大人な雰囲気の今作でした。
それに注目は、お初のエチシーン!!なかなかいいでないですか♪♪
この本も、読み返すほどにじわじわ~と、優しさが感じられてやっぱり好きだな、と思います。
表題は、最初にすでに恋人として成立している大学の仲間と海で過ごすお話『渚の青いパラソル』から始まっています。
ゲイにこだわるちょっとネガティブな夏樹先輩と、そんな先輩をグイグイと陽のあたる所へ引っ張りだすような、ポジティブな後輩コマノ。
その二人の出会いが、表題になっていました。
最初にすでに恋人である姿の話を持ってきたことで、この二人のそれぞれの性格の違いと特徴が浮き彫りになっているなと思います。
このコマノがいいんだな~
何の偏見もなく、強引に夏樹に入り込んでいく姿。
具体的な気持ちの描写やモノローグがあるわけではないけれど、夏樹の元カレへのけん制の仕方、
一見、ゲイを蔑むような言葉ではあるのだけれど、その相手が夏樹と婚約者を両立させようとしているズルイ男であることを考えれば、これ以上の予防線になる言葉はない!と思わせるヒドイ言葉。
ゲイであることでネガティブになっている夏樹だけど、決してそれは夏樹を侮辱した言葉ではないという面がわかり、このコマノの性格のサバサバした面が感じられたのです。
かしこまって、「好き」と告白するわけでも、二人が愛をはぐくむわけでもなく自然と、コマノの強引で進む展開は決して不快じゃない。
夏樹がカレーを渋い顔で食べていたからと、勝手に自分でカレー部をつくったからと誘う、しかもリンゴと蜂蜜が入って辛くないからって引っ張ってくるところ、彼なりの告白(?)
や、夏樹でなくてもわからんよwwでも、何かかわいいじゃないですか!
そんなコマノのイイところは冒頭の『青いパラソル』で彼の潔さに現れてもいるとは思うのですが。
ヒミツのコイビト を卒業する日。
素敵なビーチの1日のラブラブカップル話の中に些細な嫉妬、執着を感じて、それが至極心地良いのです。
・・・内容に関係ないが、そこに出てくる女子の下半身!おっさんかと思いました(爆!)
『世界のおわりのなつもよう』
友達未満、恋人未満・・・そしてひょっとしてこれから?
2012年夏に世界が終わるとしたら、それにこだわって高校時代の同級生・宮脇を突然訪ねてきた高木。
この高木、高校を卒業してからモヤモヤとこれでいいのだろうか?と自分でも解らない何かを抱えて10年間来てしまったんですね。
それが、この世の終わりという予言をきっかけに、焦りを感じる。
本当は自分は何かを忘れていたんじゃないか?
終わりは一番好きな人といたいと感がた時に浮かんだ宮脇。
それが何の気持ちだったのか、自分で本当はうっすらわかっていたのに信じられなくて封印していた気持ちを、夏を宮脇と会って過ごすことで見つける。
宮脇は、高木と再会し、一緒に過ごしたことで、自分の夢に挫折しひきこもっていた自分と決別するきっかけを得るという
二人のそれぞれの新たな旅立ちのきっかけになった夏の日というお話だったのかな?と思います。
不思議な不思議な心の変化のお話ですよね。
でも、それだけにファンタジーじゃなくて、やけにリアルも感じて、ただ読み流してしまうと、気にもとめないお話なんだけど、後でじわじわときいてくる話でしたね。
夏の季節感・・・今冬ですが、あの高い温度と汗とか夏の温度も感じられました。
決して気持ちを深くえぐるとか、そういうモノではないのですが、何だろう~すごくすごく居心地がいいのですよね。
絵もほわほわ~としてつかみどころのないぼんやりした感じの登場人物達なんだけど、決して存在感が薄いわけではない。
感覚や好みのマッチングかもしれませんが、非常にこの作家さんとは相性がよさそうな気がします。
女の子の下半身!!! 私も気になりました!!! すごく太いし、形が悪いし、リアルっていえばリアルなんだろうけど(こういう子結構いると思う)……ちょっと目につきましたよね!