エンドゲーム 1

エンドゲーム 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神43
  • 萌×224
  • 萌17
  • 中立8
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
20
得点
370
評価数
96
平均
4 / 5
神率
44.8%
著者
山中ヒコ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
エンドゲーム
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784403662812

あらすじ

克哉は共に暮らす親代わりの青年・透に道ならぬ恋心を抱いていた。
ある日亡くなった母の知り合いだという男から、母の死は事故でなく轢き逃げ-殺されたのだと聞かされる。
母の記憶はおぼろげで実感の湧かない克哉だったが、遺留品から透が犯人かもしれないという疑惑が生まれ・・・・・!?
胸を刺すドラマティック・ストーリー!!

表題作エンドゲーム 1

伊藤克哉(養子・高校生・柔道部)
伊藤透(養父・挿絵画家)

その他の収録作品

  • 第一話 最後の日
  • 第二話 部活をやる意味
  • 第三話 好きになってはいけない人
  • 第四話 5~9
  • 第五話 10~15
  • 第六話 薔薇色の日々
  • ある一日
  • あとがき

レビュー投稿数20

辛い展開だけど惹かれる

山中ヒコ先生初読み。
一回読んで、ちょっと辛かったりで冷静ではなかったので、すぐ二回目読みました。
落ち着いて読み返すと、伏線ぽいネタが散りばめられていることに気付けて、面白かったです。

交通事故で母親を失った攻・克哉の幼少期がただただ可哀そうで辛い。
事故後養護施設に預けられ、そこで受・透と出会い、透に居場所を与えてもらってすごく良い子に成長した克哉。その過程が第三者のモノローグで語られていて、それが小説を読んでいるようですごく惹き込まれました。
克哉の母親を死なせた本当の犯人は?という、ちょっとミステリーっぽい引きもあり2巻へ続く。

最初、絵が苦手だなぁと正直思っていましたが、お話が面白いと気になりませんね。
ただ描写がわかりづらいコマがいくつかありました。展開に影響はないですが。

1

切ない辛い愛しい

切ないわ辛いわの応酬で、ちびっと泣いた(涙腺かたいので滅多に泣かないんですけど)

克哉が子どもの頃から透のことが好きで。
それが健気でかわゆくてねぇ。

高校生になった今も透のことが大好きで、でも言えなくて切ないったらない。

克哉の幼少期が辛すぎて
こんなん泣かずにいられないですよね(キレ気味w)
フィクションとは言え、子どもが辛い目に合うのほんと辛い

そんな克哉が立派に育っていい男になりよかった〜
それも透に引き取ってもらって、一緒に暮らしてきたからなんですよね。

透の浴衣の帯を克哉が結び直してあげるシーンはドキドキ萌えでした。

透の秘密が何なのか…ぞわぞわするところで1巻終わり。

「ある一日」
もよかった。
身長が透を越して喜び克哉がかわいい。
それを鋭く見抜く教師。
ちょっと怖いw
あの教師のオンとオフの差もおもしろい。

あとがきの、克哉のウソ発見器もおもしろい。
先生のこういうサービス精神大好きです。

0

相手が本当に守りたかったものは何なのか

 2巻の展開次第で神評価にも中立評価にも転びそうだなと感じた作品でした。山中先生の華美さを削ぎ落としたシンプルなタッチに、優しい透とポーカーフェイスな克哉の性格、ストーリーの雰囲気がとても合っていて、序盤から引き込まれます。養父である透の下で長く暮らす克哉。透の年齢は明かされませんが、少なくとも高校生の子供を持つ親には見えず、小学生の子供がいるくらいならまあ分かるというレベル。義親子でも生々しいのは苦手という方でも、ビジュアル的にはそこまで抵抗感なく読めるのではないでしょうか。

 とにかく思いやりを持って克哉に接する透が痛々しく見えないのは、それが彼本来の性格なんだろうと感じるし、克哉の方も透に甘く、この年頃にして自分よりも透の気持ちを優先できる冷静さがあるから。一度孤児院を出て失敗した克哉にとって、透の絶対的安心感はどんなに心の拠り所になっただろうかと思います。克哉が幼い時の2人のやりとりには泣きそうになってしまうほど。だからこそ、克哉も読者も、透の真実に向かい合わなければならない。きっと彼が運転していたわけではないんじゃないか、助手席に座っていただけとか、その車を待っていただけとか、間接的に関わっただけなのでは?と今は思っています。でも、どんな展開が来ても、今までの2人の関係性が偽りになるわけではない、これだけは心に留めておきたいです。

1

高校生×義父

伊藤克哉(高校生)×透(養父 絵描き)

どうしても作画が一定の期待値を超えてこないので、話は面白くても読み返す気が無くなってしまう山中先生の作品。
今作については倫理観が受け付けられない上に、義父モノがあまり好きではない事もありほぼ再読してません。

上下巻でミステリー要素がのっかってます。ミステリーにするにはストーリーに穴も多いので、楽しみきれなくなってる。その辺の種明かし編である下巻は"しゅみじゃない"評価です。

0

泣けるBL (殿堂入り)

※こちらは2巻まであります。
ぜひとも、2巻まで読んで下さい!!
2巻、号泣できます。泣けるBL作品!!!

「きみのお母さんは殺されたんだよ」
で、始まるストーリー。
それを知らない【攻め】伊藤克哉、
義理の父親【受け】伊藤透。
克哉は、ずっと義理の父親の透に片思いしているが、想いを伝えてしまったら、この関係も全てなくなってしまう。
言えずに、気持ちを隠して生きてきた。

シリアスな内容、血のつながらない親子という設定値、
話の展開、
どれをとっても、これは究極のBL作品です!!
読んで、後悔なし!!
何度も読み返したくなる一作です!

1

養父に恋する苦悩

 主人公の男の子が、自分を養子として引き取ってくれた男の人に恋心を抱く話。

 主人公の男の子は、母一人・子一人の生活環境の中で、母親が亡くなり、施設に引き取られた後、現在の養父に引き取られた。
 彼は、施設にいた主人公・克哉の下に現れた絵描きの青年で、優しく克哉の話を聞いてくれていた。
 そのことから、青年・透に好意を抱いたまま大きくなった克哉だったけれど、そこに突然、実は母親の死が、ひき逃げの事故だったと話す男が現れる。

 という話でした。
 とはいえ、この巻ではあんまりそのひき逃げ部分がクローズアップされることはなくて、ただひたすら義父として振る舞ってくれる透に対して、恋愛感情を抱いてしまった克哉の苦悩がメインです。
 若いなあ……と思いながらも、そこで暴走することなく自分を制御できるのは最近のBLの特徴だなあ……と思っています。
 そういう意味では、痛い展開は少ないので、読みやすいかもしれません。

 若者の苦悩が読みたい方にはオススメします。

1

養父であり、好きな人であり、だから残酷

イラストは可愛らしいですが、辛いお話です。高校生の克哉くんは自分を養子として育ててくれている透さんのことが好きですが、実は透さんは克哉くんに償っても償いきれない過去を持っています。その事実を知ってしまった克哉くんはどうするのか…まだ1巻しか持っておらず、2巻を本屋で買わなかったことを非常に後悔しています。全体的には重い印象ですが、ところどころキュンキュンさせていただきました。男前でポーカーフェイスな克哉くんが、頭の中では透さんにキスしたり押し倒したり、透さんの友人の平井さんに嫉妬したり…高校生らしくていいです!透さんもかわいい!30歳って本当ですかね(笑)1巻がとても気になるところで終わっているので、早く2巻も読みたいと思います!

2

真相は…?

想定していた以上に痛くて苦しくて切ない話だった。
克哉が本当に良い子で…その分モヤモヤとした葛藤とかが苦しくて…透へのムラムラにはヤキモキさせられて。
ちびっ子な克哉は可愛かった(*´艸`*)
養子縁組みを申し出てきた夫妻…特に奥さんは最初は優しそうだったのに…なんであんなふうになってしまったんだろう…。
小さな克哉から笑顔が消えて、悪夢にうなされて飛び起きてしまう…それがとても胸を締め付けられた。
言葉することで、それが事実として実感させられてしまう…だから言いたくない…そんな風に思って我慢したこと…自分にもあったなぁ…(´・ω・`)
まぁー私の場合、結局ぶちまけて解決しましたがw

本当に透が犯した罪なんだろうか?
2巻を読むのが怖い…家に有るんだけども…(;´Д`)

1

文句なく神

自分の中でBLのベスト5に入ると思います。
いやあ、本当切ない。
最初は、普通の義理の息子×義理の父親の障壁の前でもだもだする話かなあと思っていたら、もっと悲しい話でした。

義理の親子関係も、全てを前提にしたエロも、どれも無駄だったりただの萌え要素ではなくて大きなストーリーで生かされている話に初めて会ったので、驚きました。
すごいよ!BL!

本当、BLはこういうお話が萌えの海に混じってるから侮れない!

3

暖かな痛み

山中先生の作風を一言で言うならば、やはり「切なさ」だろう。
そして、私のツボの筆頭は切なさ。
そして決して明るくないんだけれど、ヘタウマ風絵柄とどこかトボケた味も好き。

この作品も切なく、そしてやるせない。

克哉は、柔道で頭角を現す長身でイケメンな高校生。
幼い時に交通事故で母を亡くし、施設で過ごしていたが
そこに毎週のように現れる透に、色々な経緯を経て引き取られる。

父と子。
しかし、子どもの時分から透が大好きで恋をしている克哉は、
長ずるに従い自分の中の欲望を自覚し、押さえきれない思いに苦しむ。
世界の全てのような透への想い。
親なのにずっと年上なのに、守ってやりたいと思う若い気概が愛おしい。

一方の透の、親バカぶりや克哉の為ならば何でもしてやりたいという
無私の愛を注ぎ続ける様も、また切ない。

押さえつけている克哉の思いは限界を迎え、
かつての事故に、どうも透が関係あるのでは?という疑惑が浮上し、
空気の濃度が高くなる中、
「オレの……母さん殺したのは、透じゃないよな……?」と
問う場面で、次巻に続く。

巻末の「ある一日」は、中学の保健の先生(♂)視点の話。
健康診断で、透の身長を抜かした時の克哉。
嘘発見期のあとがきも、可愛いです。

6

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