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kouguu no omega yukihana no syou
イリヤ、故郷での話
まっしろなイリヤは雪深い国で育ったのだなぁとめちゃくちゃしっくりきます。
環境が違いすぎて大変だったという描写が既刊であったのか忘れたので後で読み直してみよう…
イリヤの故郷はオメガを蔑む文化、故郷の父が体調が悪い知らせが入り帰省することに、という話ですが
やはり一国の后にしてはお供も装備もあまりにも少ない…
そして次期国王の兄の憎たらしいこと…!
兄嫁はイギリス王室然な衣装。アン・ブーリンとかの時代を感じます。意地悪そうにみえて皇太子の母であり、憎たらしい兄に大切にされていなさそうな雰囲気…不穏不穏でした。
不穏に始まり、子供になごみ、父との誤解が解かれたときは涙がほろりと流れました。
死ななくてよかったー…。
迎えに来たハーリドはスパダリですね。
ピンチのときに間に合うヒーロー。そして国の問題を解決してしまう有能な王。
そんな2人に子供がたくさん生まれましたよーの最後はぎゃーーー!(喜)となりました。
つ…続きはどこですか…!!!
前作の上下巻も見事なエンディングでしたが、この続編あってこそ、この作品の完成形だったのですね。素晴らしい読み応えでした^ ^
ハヌ国でのハーリドとイリヤのおしどり番っぷりは、文句なし。国民に愛されるイリヤの王后としての振る舞いは、慈愛に満ちた優しさばかりではなく、神々しい美しいオーラが際立っていました。
ハヌ国での生活が充実している理由がありありと描かれていて、2人のその後の様子を知ることができて嬉しかったです。
こんな非の打ち所がない日々を送る2人のその後に何が?というのが今巻の続編の中身ですが、病床にあるイリヤの父であるロメリダール王を見舞うための実家帰省がメインストーリーです。
この帰省には裏があるのが見どころとなっており、王后となったイリヤを手厚く歓待する……なんてことは全く無くてですね、その逆。さすがはΩ蔑視が酷いお国柄だなとイライラMAXでした。
とは言っても、イラつかせるのはイリヤの一番目の兄だけなんで、国ぐるみでイリヤを虐めるとかはなく、むしろこの国にも話がわかる人がいるじゃないかという安心感の方が大きかったです。
イリヤ兄の強引で手荒なマネには辟易しましたが、イリヤを助けるためにまさかのアノ人が立ち上がるなんてとビックリ……!!((((;゚Д゚)))))))
なんかもうすっごく感動しちゃって、これまでの誤解がするすると解けていく読み心地の良さに興奮しきりでした。
愛情表現が下手な不器用な父との会話によって、息苦しさを感じていた生まれ故郷に愛おしさが芽生えていくイリヤの胸中の変化には嬉しくなりましたし、まさにこの続編の意味はそこにあったのだと思いました。故郷への思いを負の感情で終わらせない作者さんのフォローが温かかったです。
イリヤに実家帰省を促して、父との和解を働きかけたハーリドの夫力には見惚れました。
イリヤの兄も威張ってばかりいないで、ハーリドを見習うべし。
そして本当の最高のエンディングは、最後までの最後に訪れます。オメガバースのいいところがギュッと詰まった、幸せな姿がそこには広がっていました。
国や家族の繁栄が目に見えて分かる素晴らしい景色に、読後感、多幸感共にお腹いっぱいです。
夫婦愛や親子愛、そして家族愛のカタチに感動した続編でした。この世界観にいつまでも酔いしれていたい、そんな物語です。
はーーーー…美しすぎる表紙から期待が高まる、
待望の続刊!
タイトルの「雪花」という言葉も美しいなあ…と
しばらく表紙にぼうっと見惚れてしまいました。
紙本も予約していますが、お迎えが待ちきれず
電子で一足先に拝読。
二人のイチャあまから始まる続刊ですが、
内容的にはシリアスめです。
祖国から父王が病に倒れたとの知らせが届き、
帰郷するイリヤ。
父と形式的な挨拶を交わしたのち、すぐにハヌへと
帰国しようとするも、兄からとんでもないことを告げられ
幽閉状態になってしまいー
と続きます。
で、この兄の勝手な行動、
「イリヤを隣国に人質として嫁がせる」という目論見が
自分的にはかなり唐突な感じがして、えっ??となってしまい...
(その点で「萌2」にしています)
ハーリドとは離縁させる(そして別の嫁をあてがう)ー
と簡単に言ってくれてますが、そんなの、ハヌ国側の反発は必至、
外交問題に発展し下手すれば戦争にまで至るのではないか...
と、ちょっと考えれば分かるはずでは。。
ハーリドがどっしり構えて隣国に手を回してくれたおかげで
穏やかな解決となりましたが、
イリヤ兄がハーリドの行動をそこまで読んだ上で
横暴な提案をしてきたとはとても思えず(そんなに頭の回る人物には見えない;)、
一体何がしたかったんだろう...?的なモヤっと感が残りました;
ハーリドが隣国に手を回したその詳細も
サラッと流されている感じなので、
細かい経緯・いきさつが気になってしまう自分としては
物足りなさも覚えたかな。。
もう少しじっくり展開を追っていきたかった気がします。
ただ!
二人の絆の強さを感じるイリヤ・ハーリドそれぞれの言動には、
萌えどころたっっっぷりでした・:*+.
特に、イリヤが兄に対し怒りをあらわにするシーン。
自身のことをいくら侮辱されても平然と聞き流していたイリヤが、
ハーリドのことを侮辱された時には冷静ではいられなかったー
はっきりと、力強く「許さない」と告げるイリヤの強さが
カッコよくて、男前で(語彙力...)、もう惚れ惚れです。
年下褐色夫・ハーリドの格好良さは言わずもがな…(*´◒`*)
イリヤのピンチに颯爽と駆けつけ(ちょっとファンタジーがかっているけど、
ファンタジーだから良い!!!)、救い出す姿はスパダリそのものでした✨
二人の装飾品や虎のタルジュ(&トゥリ)など、
繊細な作画が印象的だったのですが唯一、
雪の中狼に囲まれる引きのシーン!
ここ、狼たちがすごくシンプルに描かれて
いるように見えるのが、ちょっと残念だったかも..
その他の作画が細かく美麗なだけに、読んでいて
あれ、と気になってしまった部分でした。
と、色々語ってしまいましたが
最後は大団円、なんと二人の愛の結晶(+タルジュにもお相手が...♡)まで
見ることができ、読後は幸福感に包まれます・:*+.
父王との長年の誤解が解けた上での和解も、
印象的で胸打たれるシーンでした。
ラスト、イリヤ懐妊が分かるシーンが飛ばされていたので
残念だな…と思っていたら、描き下ろしの方で
見ることができたのも嬉しい!☺︎
揺るがぬ愛と絆の末に、圧倒的光が見えるエンディング、
素敵でしたー...✨
★修正:tnライトセーバー+白短冊(電子シーモア)
紙の本に期待します…
ありきたりですが感動しました。
ハーリドの揺るぎない愛とイリヤへの尊敬が自信となりイリヤの輪郭をハッキリさせていったのだと再確認。
愛と尊敬を向けられる相手と相思相愛なんて無敵状態のイリヤが過去と向き合うことになった際、こちらの胸が苦しくなるほどの身勝手な差別(侮蔑)に至って普通な態度のイリヤは冷めたようにも見えましたが、それは自分への扱いの酷さには耐えらるからで他人への優しさは変わらないところがさすが、あの戦争の最中にも強く優しくあり続けたイリヤだなと。
愛と侮蔑の高低差が凄くて胸が苦しくなりましたがそのお陰でラストのハッピーエンドはとても胸が温まりました。
自分への侮蔑は耐えられても夫ハリードへの侮蔑に毅然と対応していた麗しのイリヤ様には何度もお会いしたくなります。