后宮のオメガ 下

kouguu no omega

后宮のオメガ 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神273
  • 萌×270
  • 萌26
  • 中立8
  • しゅみじゃない5

94

レビュー数
39
得点
1731
評価数
382
平均
4.6 / 5
神率
71.5%
著者
露久ふみ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784403668913

あらすじ

同盟国の王子・ハーリドと政略結婚させられたオメガのイリヤ。ハーリドに心を開きかけた矢先彼の死を知らされる。彼の意思を継ぎ内戦から民を救う決意をして8年。イリヤの目の前に現れたのは……!?  絢爛艶美な後宮オメガバース、上下巻同時発売!

表題作后宮のオメガ 下

ハーリド,ハヌ国の国王,18歳,(α)
イリヤ,ハヌ国王后,26歳,(Ω)

その他の収録作品

  • 手がかかる子ほど可愛い(描き下ろし)
  • カバー下(ハヌ王家家系図)

レビュー投稿数39

8年越しの両想いが遂に実を結ぶ…!

上巻から引き続き…

訃報から8年を経て、ようやくハーリドが帰ってきました!
しかも、ハーリドめちゃくちゃイケメンになっている…!
あどけなかった少年が色気匂い立つ逞しい青年に成長を遂げておる( ´艸`)///

これはもう感動の抱擁まったなし!と思いきや、
意外とハーリドもイリヤも冷静でした。

ハーリドの生存に驚き、嬉しいはずなのに、
戦場ゆえに再会の悦びにも浸れないなんて…
早く8年分イチャイチャしたかろうに~!

けれど、その後、イリヤが突然ヒートを起こすと、
ほんの束の間の甘いひとときを過ごした二人でした…(歓喜

兄の襲撃後、運よく命を救われたハーリドは反乱軍の長となっていました。
国を守るため、イリヤともう一度会うために、
幼いながらに辛い日々に耐え続けてきたハーリド。

その姿はハーリドだけを想い、民を救い続けてきたイリヤと重なり、
離れ離れでも心は繋がっていた二人の絆に胸が熱くなります。

そして、再会を契機に物語はハーリド&イリヤの巻き返しへ。
ただ、長年機を狙ってきただけに何かどんでん返し的な計画が!?
とも期待したのですが、そんなこともなく…。

クズ兄もとい王と対峙するもあっさりと勝利してしまい、
ちょっぴり拍子抜けでした。
初登場時から小物感しかなかったけれど、最後の最後まで
ラスボスとしては役不足でした…。
その最期もまたこれまでの悪行が自分に返ってきた結果で、哀れなり…。

そうして国を取り戻し、やっと本当の夫夫になった二人。
ここまで長かった…。
いくつもの障害を乗り越え、8年もの間お預け状態だっただけに、
その喜びは一入というもの。
出会ったときにはまだ少年だったハーリドがすっかり大人になっていて、
その腕の中にイリヤが抱かれているという奇跡を噛みしめずにはいられません。
ずっとずっとこの瞬間を待っていました~!
(おそらく)初恋で、初めて同士で、離れていても想い合っていた二人が
結ばれたというこの事実、なんて尊いんでしょう…。

ラストは民の中で口伝されてきた後宮にまつわる噂話により、
二人が末永く幸せに暮らしていたことが伝わってきました。

できればもっともっと二人の蜜月を堪能していたかったし、
なんなら二人がたくさんの子供に恵まれる後日談も見たかったし、
ハーリドがイリヤに誓ったように生涯イリヤだけを后として
愛し抜いたその後も見届けたかったなぁ…。

一貫して王道ストーリーではありましたが、個人的にはとても魅かれました。
展開の予測はついたとしても、その過程の登場人物たちの心情や繋がりが
丁寧に描かれていて、読み応えを感じさせてくれた作品でした。

11

上下巻、絶対に一気読み

 とにかく美しい!扉絵に鷲掴みにされて、連載をずっと追っていました。しかし、コミックス上下を一気に読むと(もちろん神本買い)、更に素晴らしいです。
 作家のお二方の構成力と画力の賜物ですね。上巻のハーリドとイリヤのやり取りの中で、幼いながらもΩ云々ではなくてイリヤ個人を認め、大切に思うハーリド、それによって人生を諦めていたイリヤが変わっていく様子、ほんとに好きです。タルジュはずっといい仕事してますね。
 このまま互いを想い合って鴛鴦夫婦になりましたってならないところが肝。下巻ではイリヤ、ハーリド、それぞれが国家再建に向けて、過酷なロイヤルデューティを果たしていきます。成長したハーリド、すてきです!そして、自分の人生を自らの決断で生きて行くイリヤ、美しく、かっこいい!
 なぜ後宮ではなくて后宮なのか、タイトルに戻って物語が閉じる、爽やかな読後感とともに幸せな気持ちに包まれました!
 露久ふみ先生、本当にありがとうございます。

7

2人の愛に感無量〜!

ハーリドα×イリヤΩ


2人の感情の進化して、強大な愛に昇華される下巻。

8年後の展開。
18歳大人になったハーリド、
褐色イケメンの完成形!
カッコよすぎる!目つきにやられた!

2人の再会、
お互いに忘れる日のない8年間の想い・・・
イリヤと一緒に泣いて、

最後、
一直線で愛の宣言するハーリド。
そんなハーリドを変わらない気持ちで受け入れるイリヤ。
もう一回、魂が震えてまたウルウルしちゃった〜。

やっぱり離れ間があっても、
お互いへの確固たる感情が一番愛しい〜!


イリヤ、
ハーリドへの想いを抱きながら、8年間の強さ、優しさを経て、
ハーリドへの愛によって、彼と共に力になりたいという決意、
すべてがグッとくる!

ハーリド、
賢明に予算を立てるなど、さすがの王の才能の持ち主。
本当の王になる意志、国を思う剛力、
イリヤの番にふさわしくなりたい気持ち、
全部が男前さを際立たせている。
一途で巨大な愛情が本当に尊敬しちゃう!男前度1000%だね!

10歳で王になって、よく考えると、可哀想だよね。
イリヤと出会って救いだったのだろう。

2人の初対面のシーン、
上巻はちょっと面白かったけど、
その時はハーリドがイリヤに一目惚れしたのを知って超感動!

2人が8年分の想いが結実して、ついに結ばれて、萌える〜!
番になった瞬間がうっとり〜!
描き下ろしのエッチ、また萌えまくる別次元!

8年前の約束を果たすように、国のための戦い、統領。
何世代も先に語り継がれるような王と王后の2人に息を呑むしかない!
『后宮のオメガ』の意味が、こんなにも愛に溢れているなんて・・・!

服装やアクセサリー、細部まで艶やかで、
壮麗な世界観が魅力で、

オメガバースの要素と王族のドラマの重厚さも損なわず、
読みやすさも堪能できる、
年の差の純愛の愛おしさが、切なさを伴って、
上巻で可愛らしく築かれた絆を、
下巻で強化された愛の力として、2人がカッコよく見せつけてくれる。
お互いがお互いの強くなるワケになっているのが尊いったらない!
どんな時も折れない2人の逞しさと愛情に
感無量で胸キュンが止まらなくて、本当に最高でした!




・アニメイト上下巻2冊同時購入特典12P小冊子(有償特典)
描き下ろし漫画8P「水辺にて」:
ハーリドが10歳のときに言っていた場所に、泳ぎに来た2人。

5

壮大なファンタジー

読み応え抜群の壮大なファンタジー上下巻!!
やはり露久先生のファンタジーは面白い!

オメガバ×ファンタジーで王の立場をめぐって兄弟が争い国を巻き込んだ内紛がメインテーマになっていて、そこにオメガバ要素が入ってる作品です。

まずオメガバと言ってもヒートを利用したされたとか、運命の番とかいう設定は出てこず差別、身分の象徴として扱われていたのでメインテーマとの違和感がなく、また久しぶりに想い人と会ったらヒートが起こったとかBL要素も十分に補っててすごくよかったです。

上下巻で読み応えはあるけど登場人物を増やしすぎず、また悪役が最後まで明確に悪だったのでファンタジーとしても複雑になりすぎずすごく読みやすかったので普段ファンタジー系をあまり読まない人にもおすすめです。

何より一度は離れ離れになってしまった2人が互いをずっと想い再会し助け合い、大団円のハッピーエンドという王道なストーリーですが、世界観やキャラ設定がよく本当に最高でした。

5

読み進める手が止まらない

受けと大人になった攻めが再会するシーンから始まったのですが、攻めが受けを持ち上げて抱っこするシーンが読み始めてすぐにあり、あの小さかった攻めが大人になっていて、絶対かっこいい攻めに成長してるじゃんと確信した場面でした。
その予感通りかっこいい場面もありますが、攻めかわいいなと感じるシーンもあり、緊迫した状況の緩和剤になっていました。

そして上巻に続き、受けが凛としててかっこいい。民を守ろうと、攻めと歩んでいく姿が素敵すぎました。

離れ離れになっても受けと攻めが国、民のことを思う気持ちは同じで、別の場所で、でも同じ思いを抱いていたと思うと感慨深いです。

3

泣ける

スゥヤと同じタイミングで毎度泣いてました。
もう私スゥヤだったのかもしれないな。

まとまりも良くて凄く良かった。
欲を言えば折角くっついたからもっとイチャイチャ
してるところが見たい…!!見たいよ先生!!
張り切って子作りしてくれ!

やっぱりお兄ちゃんとチェンなんかない?ワンチャン。堕ちた兄ちゃんに漬け込んで抱きまくって欲しい。
(勝手な妄想ですみません)

いや本当に良い作品でした。
次回作も予約しました。
今後とも応援しています。

3

タイトルに感動しました!

上下巻。世界巻がとても美しい。国によってΩに対する扱いが違い、産まれた国では蔑まされ、嫁いだ国ハヌではラタテ神の遣いで奇跡と言われる。嫁いだ王はまだ子供で、そして王位を奪われ、暗殺された…からの下巻!!王道。ハピエン。ハーリドは小さくても太陽と評されるだけある王になるための男だった。そして、なぜ後宮ではなく、后宮のオメガとなったのか、そのタイトル回収に最後、ハーリド♡ってなりました。所々の絵の簡易さも私は味があってすごく好きでした。

3

8年越しの…

さあさあ、盛り上がり必至の下巻です。
一番いいところで上巻から下巻へバトンタッチしてきましたね。to be continued に阻まれた前巻でしたが、下巻同時購入で無問題。様子見しないで良かったー。


8年の時間がいかに長いか。ハーリドの成長ぶりから伺えます。
少年ハーリド可愛かったんですけど(既に懐かしい…)、逞しい男の姿になって現れたときは壮観でした。王族の品格も備えつつ、ワイルドな雰囲気も併せ持つ滲み出たカリスマ性が、男前に箔をつけてる感じ(笑)
ここから物語が大きく動いていくことを嫌でも期待させられます。


上巻の回収巻なので、気持ち的には安心して見ていられるシーンが増えました。ハーリドとイリヤの2ショット…つまりイチャイチャを見ることが出来たことが1番の安心材料です。
2人の立ち姿がサマになってるのが、時間の流れを感じますねぇ…。ハーリドの背丈はイリヤをゆうに超え、体格もイリヤと比べようもないくらい鍛えられて褐色肌が余計に映えるカッコよさ。
少年だったときも王の風格はありましたが、王の座にいなくてもハーリドのオーラは王そのもの。隠しきれない資質が、新王との格の違いを見せつけてくれますよ!ψ(`∇´)ψ


時間が経っても、会えない状況が続いても、ハーリドがここまでやってこれたのは、イリヤのことを愛し続けてきた結果でしょう。
ドラマチックな再会劇に胸が踊った読者も多いはず。国難に立ち向かう元王と后が、美しかった国の姿を取り戻すべく現王と戦っていく姿を追いながら、2人が番になるその時まで物語から目が離せませんでした。


割とスピード感があるストーリーなので読みやすいし、分かりにくかったりややこしい設定もなくスムーズに消化できる内容なのが良かったです。対立構造もハッキリしており、勧善懲悪もスカッと解決。オメガバース設定も既存知識で理解OKでした。
姉さん女房ならぬ、兄さん女房?みたいな2人の関係性が面白くてお似合いです。
イリヤの尻に敷かれるハーリド…いい(笑)


下巻はおおかた結末が予想しやすいけど、それでも1番テンション上がる巻ですよね。それに見合うだけのエンディングだったと思います。
始まりから終わりまでこの世界観に入り込んで楽しむことが出来ましたし、読後感はもちろん最高です^ ^

長き道のりを経て、真に結ばれる至高の愛をどうぞ心ゆくまで堪能して下さい。

2

稀代の名作…異国ファンタジー&オメガバースの超大作です!

上巻の方にメインのレビューを書いています。

そしてこの先はネタバレしかありません…



この作品は是非とも上下巻一気に読んでください!

下巻は正に後半戦、一気に物語が進んでそしてイリヤとハーリドが王と王后としての道を歩み始めます。

そんな彼をずっと傍で支え続けたスゥヤとタルジュの存在も絶対に欠かせません!

王国を取り戻すまでのストーリーも壮大ですしでも特に見て欲しい所があって、

それは後宮に戻ってからのイリヤとスゥヤのやりとり。

イリヤがスゥヤに伝えた言葉の重みと彼の真意、

そしてずっと仕えた主にかけられた言葉に涙するスゥヤ。

きっと生涯支え続けたんだろうなって想像に難くなかったです。

最後は彼らが統治した時代より遥か先も少し描かれています。

そこにこの作品、そしてタイトルの回収が待っています。

是非読んで確かめて下さい!

あと、描き下ろしや小冊子も凄く良いので絶対チェックして欲しいです!

2

読みながら何回もきゅんきゅんした。

上巻だけでもかなり満足だったのですが、結末を確認せねば速下巻も読みました。イリアのヒートのとき、チェンに匂いを嗅がれてましたが、ドキッとしてしまいました。
妙なエロさがあります!何回も見直してしまいました(笑)
最後に2人が結ばれるシーンのうなじを噛むシーンも印象的で本当にお腹いっぱいになりました。
ただエロいとかじゃなくしっかりした重みのあるストーリーにうっとりしました。キャラもストーリーも大満足な2冊です。続編やショートストーリーがありましたら絶対買いますのでよろしくお願いいたします。

2

この作品が収納されている本棚

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