運命の番と結ばれなかったα×クズαばかり好きになってしまうβ、慰めから始まるトゥルーラブ

ロマンチック・エレジー 2

romantic elegy

ロマンチック・エレジー 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神42
  • 萌×211
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
10
得点
263
評価数
56
平均
4.7 / 5
神率
75%
著者
左藤さなゆき 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784796417174

あらすじ

「やっと気付けた、運命は絶対じゃないって――」
運命の番に失恋した傷を10年引きずっていた遊真は、勤務する病院のカフェバイト・誉と出逢い、セフレから恋人となる。βであることで傷ついてきた誉にいじらしさを感じる遊真と、αの遊真に惹かれつつも一線を引こうとする誉。誉を大切に思う気持ちが強まる遊真に対し、誉ははなから一番の存在になることを諦めていた。そんな時、誉に無断で番を作った元彼・怜王から、番相手とは恋愛感情のない契約関係だったと聞かされ――!?

表題作ロマンチック・エレジー 2

大学病院バース科医師、28歳、α
大学3年生、カフェアルバイト、21歳、β

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • 「ロマンチック・ラメント」ドラマCD収録レポート

レビュー投稿数10

攻めの激重愛マーキングが、最高すぎました!!

クズαと別れたβの誉と、運命の番に失恋したαの遊真のスピンオフも、2巻です。

遊真の誉への溺愛、執着愛が加速していった最高の2巻でした(◜ᴗ◝ )♡


で、誉の元カレである怜王が登場します。
なぜ付き合っていたときにΩと番ったのか、その真相を告白されます。
このエピソードを知ってしまうと、怜王という人物の不器用さに切なくなりますが、けれどやはりそこは誉の言う通りでもあるのかなあ、、と。
一生、仮でも番を作ってしまったことを後悔し続けてほしいです。(辛口すみません!)

そして、遊真と出逢ったことで運命よりも、大切な人がいるということ。

10年もの間、失恋を引きずっていた遊真をその気にさせたのだから、それは周囲もびっくりするほどのマーキング強強な激重愛なわけで。
しかも、βである誉の項を噛まない理由も、本当に大切にしているんだなあって知って、キュンが止まりませんでした。

さなゆき先生の作品、みんな攻めの執着愛が激重すぎて、キュンいっぱいで最高すぎる…♡

そして、それを嫌がっていない誉とは、本当に相性ぴったりの素敵な恋人同士だなあと感じました。



まだ、続き…読めます…よ、ね??

マーキングいっぱいされたの無自覚誉が、ハイスペ遊真にデロデロに甘やかされる1冊がまだまだ読みたいです!

1

愛に触れて

旭が登場し、ハラハラするところで終わっていた1巻。
どうなるのか先は読めないし不安要素もいっぱいだしで、とてもハラハラしながら読み始めましたが…
思っていたよりずっと幸せがあふれていてなんだかホッとしました。
切ないシーンもあるけれどその向こうにはしっかり光があって、ふたりがこれまで感じてきたたくさんの苦しみを解放してくれるような展開が素敵でした。

運命の番と番えなかったという事実に縛られ、何年経ってもそこから動き出せなかったけれど
誉との出会いでどんどん意識が変わっていく遊馬。
やがて『運命とは』という部分に辿り着き、それが誉への愛おしさと結びついたらもう迷うことはなく、真っ直ぐにその想いを伝える潔さにシビれました。
自分がβであることに引け目を感じていた誉も
遊馬の愛に触れて考えが変わり、思うままに遊馬を求めてくれて嬉しかったです。
心を許しあって幸せそうに笑うふたりを見ることができて、ものすごく満たされました。
本当の意味で両想いになってからの甘くて重くて執着たっぷりなセックスもたまらなく良かったです。

そして。ただただ嫌な奴だと思っていた怜王の不器用さがわかると、彼の印象も変わりました。
彼のこともぜひ幸せにしてあげてほしいなと思いました。

2

運命を超える素晴らしき愛

運命の番に失恋した心の傷を10年引きずっていた遊真が出会ったβの誉。傷の舐め合いだったはずの関係がかけがえのない存在になって、運命以上に強く結びついていくのが本当に感動しかない。
スピン元のラメントもすごく好きなんだけど、煌臣と旭も誠臣も皆が「運命は絶対じゃない」って自分の真の想いに従って生きるのが素晴らしすぎる。
元カレ怜王もクズだけど不器用なだけなんだよね。冬空と幸せになって欲しい。
そしてなんと言っても遊真の激重すぎるαの執着ぶりが最高!!もう我慢しなくていいから、マーキングしまくって誉を雁字搦めにして欲しい〜。

1

結ばれた途端に

1巻からさらそらさらっとお話が進んでいっているような雰囲気で少し物足りなさを感じていました。

2巻もこのまま色々経て結ばれてめでたしめでたし♪

なのかなと思いきや…!

2人とも気づきがあってようやくカップルとして結ばれた途端に遊馬の激重執着溺愛が発動!

待ってましたっ!!

ラストの方や特典なんかはもうにやにやが止まりませんでした!

これで完結なのかな?もっと見たい!

ここからが本番なのでは!?

続巻を切に希望します!!

1

運命よりも本物の恋

運命の番よりも今愛する人を選んだロマンチック・ラメントのスピンオフであり、運命に選ばれなかったαと誰の運命にもなれないβという悲しみを抱えた2人のお話の完結巻です。

相手に想い人がいる状態から始まった恋って最難関ポイントは相手の未練が断ち切れたことを信じる、信じてもらえるように振る舞うことだと思っているのですが、運命の番に未練がある遊真って本能で惹かれてしまうことが証明されているのをそれ以上にあなたが好きって分かってもらうのめちゃくちゃ難しいだろうなぁと思ってました。でも言葉を尽くして行動で示して激しすぎるマーキングをして、本当に全部で誉が好きだってことを示していてめちゃくちゃ好感度が高い!!そして爽やかな笑顔で激激重執着隠しているからたまりませんね…

もう離れることはないだろうなぁと確信できるまで2人を見守ることができて嬉しかったです!

0

【俺はもう誉じゃないと駄目なんだ(遊真)】


エロス度★★★★★★

おやおや。運命に選ばれず、運命にすらなれなかったふたりが手に入れる祝福が感動的で目頭が熱く潤んでしまいますね。

遊真と誉が紡ぐ祝福の恋物語・・・・・・第2巻開幕。

誉の元カレ・怜王に対してはかなり悪い印象がありましたが、たんに不器用で言葉が足りなかっただけで彼なりに誉を想っていたのがグッときました。

遊真に惹かれながらもβのバース性から踏み出せない誉の切ない気持ち、誉に救われた遊真がバース性関係なく彼を欲しがる想いが尊く、優男な遊真が誉にエグいくらい重いマーキング・愛を注ぐのが最高です。

1

ロマンチック・エレジー 2

とても良かったです
遊真が重たいくらいの溺愛で、それをがっつり受け止める誉
最強の2人だなと言う感じ

今度は怜王が気になっちゃうからほんとやっかい
けど、真臣含めてみんな幸せになってほしいと願ってしまう世界線です

運命の番というドラマチックなカップルが皮肉にも添い遂げられない世界
運命に憧れ、恐れ、いろんな想いが交錯するこのお話がとても好きです

みんなが一生懸命に幸せになろうとしていて、みんながそれぞれの幸せを願える優しい世界でとても好きです

0

運命に翻弄された人達とその結末

1巻で誉と旭と輝臣が出会って次巻に続いていたけど、ここで遊真と旭まで再会するとは!
でも、旭の声を誉の声だと間違うんです。
あそこで、もう遊真にとってこの声は誉なんだなと、1番は誉なんだなと伝わってきて……。
遊真に誉がいてよかった...誉と出会えててよかった...。

怜王と冬空は契約番とのことで。
うーん、どう展開するのかなと楽しみにしていたんですが、怜王に誉という恋人がいるのを知らずに番契約して誉に謝罪する冬空に...満留のような立ち位置だなぁと。
本心を言うと、ここまでラメントと同じじゃなくてもよかったんじゃないかなと。
今まではラメントと似ている展開があると遊真のつらい思い出の上書きをしているように感じて好きだったのだけど。
誉のことが好きなのに冬空と番契約した怜王にも共感出来なくて。
怜王なりに誉を安心させたくて契約したというのは分かったんだけど...でもなぁ……愛し方を間違いすぎ。
そうするにしても、まず誉と話し合ってから行動すべきだって分からないのが無理だし勝手すぎる。
「俺は番を作ったけどおまえが1番だ」って、そんな酷い言葉聞きたくないし何も嬉しくないよ。
(しかし怜王のかけ違った愛のお陰で遊真と誉がいるわけで...遊真の幸せ見守り隊としては感謝しなければならない。)
誉は遊真のお陰で怜王にはもう未練がなくて、でも未練がないなら遊真と始めた関係(傷の舐め合い)は成立しないのでは?って気づいてしまう。
常に別れを考えてしまう誉には、その先の幸せな結末が描けないんですよね。
でももうこんなに遊真のことが好きなのにどうしようとなっていたら、救世主七星現る。
相変わらず強引で勝手なお節介焼きだったけど今回はファインプレイ。
旭と話ができたお陰で誉は自分の純粋な気持ちを信じて、大切にしないといけないと教えてもらう。
誉には旭が、遊真には誠臣が背中を押してくれていた。
運命に出会って心で愛した人を手放したこと、衝動のままに運命と番ったことを後悔している誠臣からの「運命はきっかけでしかない。心が大事」という言葉に、誠臣も自分の素直な気持ちを信じなければ後悔することになる、運命は絶対じゃないと気づく。

さなゆき先生はフェロモンを点描のトーンのようなもので表現されるのだけど、誉から漂っていた匂いは遊真のマーキーングだそうです。
優男な見た目に反して独占欲と執着心つよつよな遊真が堪らない。
全方位に威嚇するような容赦のないマーキングって、それこそ誉がΩだったら雁字搦め過ぎてしんどかったかもしれない。
でも、βの自分じゃ...いつか別れが...と悲観しがちな誉にとってはその重さはすごく嬉しい愛情表現で。
あの強いマーキングも、βの誉だからこそ耐えられているんじゃないかと思う。
重くてしんどいじゃなくて、これくらい重い方が安心できる...本当にお似合いの相手を見つけたと思う。

誉の怜王とお揃いのピアスはいつ外すんだろう?早くそんなの外しちゃえ!って思ってたんですけど、よしよし、これでもう安心!
外したピアスの代わりに遊真が選んだピアスをつけちゃえばいいよ!と思っていたら、ですよねー!!!!!そうなりますよねー!!!!!

βなばかりにいつも蚊帳の外でΩだったらよかったのにとずっと思ってきた誉にとって、項を噛んでもらうことは叶わない憧れの行為だったのかもしれないけど、βの誉を好きになったからΩにするみたいには噛まないと遊真が言ってくれたことで、体への気遣いはもちろん、βの誉のことが好きなんだと何より伝えてくれていた。
項を噛んで、痕が消えないように噛み続けるという愛もあると思うけど、噛まないという選択がこの2人の場合は最適解だと思えました。
遊真はクソ重溺愛執着攻めで大変だと思うけど、この先もその重い愛を窮屈に感じてしまうことなく、ずっと受け止めてあげてね誉。

1

運命を自らの手で掴み取った2人に感動の嵐が吹き荒れました

1巻の終わりが気になりすぎて、単話追いしていました。
なので、この2巻を読む前には結末は分かっていたけど、改めて1巻まるごと通して読むとまた気持ちがグワッと込み上げてくるものがありますね。゚(゚´Д`゚)゚。

表紙からしてもうエンディングがどんなものなのかは一目瞭然ですが、内容も内容で最高に感動的!"運命"を自らの手で掴みとった2人の絵姿が素敵すぎて、拍手喝采の素晴らしい景色でしたヽ(´▽`)/
左藤さなゆき先生の描く、深くて重い愛が作品全体にめいっぱい散りばめられていて、ドキドキもゾクゾクもたくさん堪能した今巻。誉の元カレが番を持った真相だったり、遊馬の運命だった旭と話をしたりと、読みどころが超満載の完結巻です!


このシリーズ作品に登場する人たちは皆、"運命の番"に翻弄された人たちばかり。遊馬や誉だけじゃなく、旭も誠臣も誉の元カレですらそうです。
見えない運命に身も心もボロボロになって、一体運命って何?幸せになるためのものじゃないの?って、運命がいかに諸刃の剣なのかを強く実感するばかりでした。
目に見えない"運命"の繋がりもだけど、αとΩの番関係だって実は不安定なものなんですよね。うなじを噛んで成立する結びつきだって絶対的じゃない。そこに心が伴ってこその番関係なんだと感じました。

身体の相性は良いんだろうけど、それだけが全てじゃないし、ヤッてない時間の方が多いぶん、シラフのときに一緒にいて楽しくない相手なら、どこが運命の番だよって私は思います。
現に誉の元カレだって番は持ったけど、心ではしっかり誉を選んでる。やり方は強引だけど、彼も彼なりに誉を好きだったことは事実なんですよね。
ちゃんと話し合っていたら、今頃誉と素敵な運命を築けていただろうに、そこが遊馬との分かれ道になりました。元カレのこれからの歩む道は大変そうですが、それもまた彼の運命なのでしっかりと向き合って欲しいと思います。

にしても、誉ってαにすごいモテモテだー
番になれないだけで、2人のαからあんなにも執着されて、この世界がオメガバースじゃなければ、これまでたくさん傷付かずにすんだでしょうね。
でもそのハードルを乗り越えてこその遊馬との運命があったと思うし、遊馬に巡り会えたのもこの世界がオメガバースだったから。あの日あの時の出会いによって、今の2人の幸せな姿があることをとても嬉しく思っています^ ^

遊馬の執着とマーキングがえげつなくて、予想通りの溺愛っぷりに笑ってしまいました!みんなが避けるってどんな匂いなんだろうか…(笑)
独占欲まみれのラブラブイチャイチャが至高で、フォッフォッフォッが止まらんでした(〃∀〃)

2

αとかβとか運命の番とか、全部取っ払ったその先

微笑み合う二人の笑顔の、この麗しい表紙…!!
見ているだけで幸福感に包まれます。

そういえばタイトルの「エレジー」って、どういう意味なんだろう?と思い、
あらためて調べてみたところ。

”哀歌”という意味だったんですね。。(1巻の時にちゃんと調べておくべきだったのですが)

知ってみると、タイトルの意味するところが心に刺さって、響きます。

この二人、それぞれが歩んできた道が辛く悲しいものだったのを
知っているからこそ。。( ; ; )



先生の「ロマンチック・ラメント」が大好きなのですが、
その時に胸が潰れるような切なさを感じ、救済されて欲しい、、!と思っていた遊真(攻め)。

運命の番である旭を10年も忘れられなかったところ、
βの誉(受け)と知り合い、流されるままに体の関係を持ち、
やがて恋人同士となって…

というのが前回までのざっくりした内容でした。


今回は誉の元彼・怜王との三角関係の中での進展、
そして「自分は決して一番になれない」と悲しく諦めている誉へ
遊真が伝える思いー

そんな2本立てのお話でした。


「お前のためを思って契約番になった」と語る怜王の勝手さに
ちょっとドス黒い気持ちになりかけましたが、、

自分が怜王の行動に傷ついたこと、それはなぜなのか…
そういったことを明確に言語化し怜王に伝え、未練なく去っていく誉、
最っ高にカッコ良かったです。

そんなふうに思える力を与えたのは、間違いなく遊真の愛。


そんな遊真の執着、独占欲が1巻に比べかなりビッグになっていて、嬉しいゾクゾクが…!

遊真によるマーキング、その匂いがβである誉にはよく分からない…というところに
また、くうっ…!と萌え心をくすぐられます。

誉の体をキスマークだらけにする男・遊真、最高(๑•̀ㅂ•́)و✧


作中でとても印象的だったのが、
「α、β、運命の番…そういうものを全部取っ払って考えた時に、心の中に誰がいるか」
という問いかけでした。


”運命”は確かに存在するけれど、それは絶対的なものじゃない。
(まさにそれを証明してくれたあのカプも、序盤と中盤にチラリと出てきます☺︎)

これ↑は作中で言葉でも語られているけれど、遊真×誉カプなど、
シリーズに出てくる各カプの恋路、行く末を見ていると、
説明がなくともそう心から実感します。


気になるのは、怜王×契約番・碓氷(うすい)のその後…

医師の遊真からの説明を聞き、ある選択をした彼らのその先が見たい…!!

そちらもスピンオフないかな、どうかな、、と
ドキドキしながら期待しています。


それぞれに傷を抱える者同士、そして
”運命”が存在せず番にもなれない二人の、夜明けの物語。

切なさ、切なさ、切なさ…からの甘さと幸福感、たまらなかった…!
あらためて「ロマンチック・ラメント」から一気に読み返したくなりました。


電子描き下ろしは2P漫画、なんと誉が服飾メーカーに勤務して1年目、
という”ちょっと先”のお話でした。
ここでも、遊真のつよーーーい独占欲が見られます(。-∀-)❤︎


★修正:tn白短冊数本(大事な部分の形はしっかり分かる描写)電子シーモア

6

この作品が収納されている本棚

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