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「初めて出会った日から俺はこの手が――」
aijitsu to hanayome
1巻から最終巻まで中弛みすることなく、
読み応えがっつりな作品でした。
この3巻ではクロとの子供を授かったルカが遂に出産を迎えます。
今までは寡黙で対人においても不器用で何かとルカに救われることが
多かったクロでしたが、今回は妊娠を経て自らの身体が変化していくことに
怯えるルカを包み込んでくれるクロが頼もしかった…!
自分の村人に対する悪感情よりも、なによりルカのために
村での暮らしを受け容れてくれたクロ、男前すぎました。
そして、驚いたのは出産シーンが生々しい程にしっかり描かれていたこと。
これまでも男性妊娠が可能なオメガバース作品では
受けの懐妊という展開はあれど大抵は妊娠→産後と省略されていて、
子供を宿してから産むまでの葛藤だったり、実際に痛みや苦しみを
伴う出産描写が細やかに描かれる事ってほぼなかったように思えます。
産気づき痛みに呻くルカを必死に支えるクロやノア。
文字通り、みんなが一心同体で新たな命を迎えた出産シーンは
安っぽい言葉になってしまうけれど、本当に感動的でした。
産後は予想通りの親バカになってしまっていたクロの
子育て風景にもニヤニヤが溢れました♪
また、今巻ではノアの過去についても明かされていました。
はじめはなんでここにきて突然ノアの過去語りに…?と思いましたが、
彼の過去こそこの物語の根幹ともいえる大切なものでした。
世界のあらゆることを知っていて飄々としていたノアですが、
その過去はとてつもなく切なく号泣必至でした。
まさかノアとヴェレにこんな絆があったとは…
クロにとって母のような存在で大切なヴェレでしたが、
ノアにとっても友人であり、恋人でもあり、家族だったんですね。
クロがヴェレについて語っていたときですらも
感情を露わにすることのなかったノアですが、
心の中では悟られることなく涙していたのかもしれません。
今巻で終えてしまう本作ですが、どうやら番外編が決定したようです。
ルカとクロとの物語がもう読めないなんて…とページをめくるたび
寂しさが増していたので、最後の最後の朗報で歓喜してしまいました♪
愛日と花嫁最終巻!めちゃくちゃ楽しみにしててやっと読みました(●︎´▽︎`●︎)
出産にあたり、ルカの不安が大きくなる中クロもルカの為にいろいろ頑張ってくれてます!
ノアの過去も出てきて切なくなりました。
だけど、クロとルカのお陰で気持ちが前向きになれて良かったです( ᵒ̴̶̷᷄-ᵒ̴̶̷᷅ )
後はルカの出産シーン!!
好き嫌いあるかもだけど、私はオメガバだからこそ子供の出産シーンかは割と好きなので嬉しかったです(*^^*)
感動したぁ〜!
オメガバって子供妊娠出来るのにそうゆうシーンが無くて残念だなと思う事があるのですが、ちゃんとありました!ルカが頑張ってました!おめでとう!!
後は、アニメイト小冊子のクロの500年童貞のパワーワードにクスッとしました!
続編も決まっていますし、まだまだ応援し続けます!楽しみ(*>ω<*)♡
3巻で完結したとは思えない壮大な物語でした。
読む前に1、2巻を読み返して準備、3巻読んで泣いて笑ってまた1.2巻を読み返す
のループ。
こんなに読み返すほど深くなっていくお話はわたしの中で初めてでした。
2巻最後でのルカの不安と涙の真相から始まります。
クロが身を呈してその不安を削ぎとる過程は頼もしく、ここからの妊娠生活にもいい影響を与えていきます。
ノアが自分が死ぬことよって悪役なろうとするところからのノアウェレの過去編。
これで1冊あってもおかしくないくらいの内容です。
この世界の全てはノアから始まった経緯が丁寧に、切なく描かれています。ここはもう、言葉にできない、、。感情移入できる範疇ではないのにノアのことを思うと今も引きずってしまっています。
「どこで間違えた」と悲痛なノアの表情。どんな思いで何百年も過ごしてきたのだろうと思うと涙が止まらない。
でも凄いんです、やっぱルカ凄い。
塔の上でルカがノアに伝えるシーンは圧巻。
ジーンと来るけど最後にルカがシンプルに「寂しい」と言えるところ
ウェレから生まれたクロだから伝えられること。
この2人だから出来た大事な説得でした。
あぁすれば良かった、こうすれば良かったは生きてれば出てくると思うけど「間違い」じゃないよな、と。
ふたりが去って、ノアがウェレに語りかけるシーン。たまらない。後悔ばかりかもしれない、でも風や実になってウェレが伝えてくれた、そんなウェレを生み出したノア、ありがとう、もっともっと幸せを感じて生きて言って欲しい。
生活の拠点を村に戻す為にクロが頑張ってるところ、
ケイが出向いてでもトトに提案を持ちかけたところ、
身篭っているルカの周りが良い方向へ変わっていく様子も、決して簡単ではないことでありながらも着実に進められていきます。
村に戻ってからのルカの笑顔ったらもう、、可愛いねわかる、分かるよクロぉ、、。
ノアの計画によって分娩のタイミングが決まり、いよいよその時。
オメガバースで出産シーンが描かれているものを初めて読み、体の仕組みやΩ、男性の出産の大変さがリアルで緊迫感もあり、、でもファンタジーな要素(トトの内診)もしっかりあって非常に読み応えがあるシーンでした。
心が折れそうになるルカに、クロの「毎年 毎日 ぜんぶやる!」で涙腺崩壊。クロの与えるという表現はいつも真っ直ぐで愛が籠っていて、とにかく響きます。
1巻ラストで家族3人で手を繋いでいる描写があったので、これは想像では無い風景だとは察していましたが、無事に産まれてくれて本当に良かったです。ルカの笑顔は世界を救うと割と本気で思っています。
助産師(医師?)として髪を結んだレアなノア、出産経験もあり「何があっても大丈夫だよって笑う役!」と頼もしく言うユナ、戸惑いながらも的確な内診をするトト、そしてずっとずっと兄を想い寄り添い続けた理想の弟すぎるケイくん。みんなが居て成り立つ。それはきっとルカとクロの今までがあったからなのでしょう。
多分ここは定期的に読んでは泣くと思います。
この物語は「してやる」「あげる」「貰う」など、与えることと受け取ることに対する描写がわたしの中でかなり大事な要素になっていました。
その言動たちにネガティブな感情がなく、お互いがお互いのためであり、自分のためにもなっていってるようで、それが成長であったり、愛情表現であったり、様々な変化をクロとルカだけでなく周りにももたらしていました。
それを愛と勝手にまとめますが、愛の連鎖が止まらないのです。
あと腐女子からしてたまらない、エロと笑いのバランスも最高過ぎます(笑)産後にルカが着てた項を隠すためのお洋服からもうエロカワでニヤニヤが隠せません。ほんとよく耐えたなクロ!(特典でのお話も良かったです)
書き下ろしも毎回笑わせていただいておりましたが今回も例に漏れず!オチが完璧なんすよいつも、、ありがとうございます!
番外編「四季折々」の制作も決定とのことで、まだまだみんなの幸せが覗き見できると思うだけでワクワクが止まりません。
クロルカが家族になっていくまでの過程にはノアウェレの存在があったからこそなんだな…とじんわりした3巻。ノアから始まった歴史の繋がりに感動しました。
古巣に戻り村のみんなと臨んだ出産の一体感もすごかった…!!強い決意が揺らぎそうになる痛み、周りの支え家族になるとは…とても考えさせられる1冊でした。
弱い部分も見せ合えるのってすてきなこと。2巻からクロがストレートに言葉にしてくれるのでもうずっとときめきの嵐でしたが3巻もっと逞しくかっこよかったです。でもばぶちゃんなところもあって最高…
また短編などで読めると知ってとても嬉しくなりました。大好きな作品です。
クロとルカの子供が無事に産まれるのかとハラハラした3巻でした。
子供が無事に産まれるのか、産まれた時に自分は無事でいられるのかとあらゆる不安に苛まれるルカをクロが支え、二人で寄り添い合いながら歩んでいく姿に胸が熱くなります。
出産のときはかなりハラハラしましたが、無事に子供が産まれてホッとしました。
これから3人で暮らしていく様子が短編集で描かれるようで、とても楽しみです!
シーモアは白抜き修正でした。
ルカの身体を気遣うクロに好感が持てます。
クロの乱されるルカがとても可愛かったです!
とにかく圧巻の最終巻でした!!!!
命の尊さや愛など、もう言葉がうまく出てこないのですが、本当に1巻から始り2巻あってこそのこの3巻なんだなって思います!!
ノアウェレの所もずっと涙でした(´;ω;`)
本当何回読んでも胸がギュッてきます!!
クロルカも生まれてくる命(ハル)も本当に頑張ってて支えてくれた周りの皆も頑張ってて、出産って凄いなと改めて思いました!!
そしてハルがとにかく可愛い(◍•ᴗ•◍)
メロメロになってるクロも可愛い!!!
久しぶりの仲良しも相変わらずのえちえちで最高すぎました!!
個人的にケイがとても好きなので、たくさん出てきて嬉しかったです!!!
本当に1巻から3巻まで何回も読み直したくなる素敵な作品です!!!
神様であるクロと番になったルカが子どもを授かり、いよいよラストである今巻では壮絶……いや、壮大なる愛の出産シーンもありました。
クロがルカの項を噛むなどというオリジナル設定に、出産とは独りよがりではなく(それでもクロができることは少ないけれど)、二人で迎えるものなのだという令和的展開に、胸アツとなりました。
あと、産まれた子どもハルに対しても、名前を呼ぶよう伝えるルカも、当たり前のことで大切のことだけど、意外とできてなかったりするよねえ?? などと思わされました。(BL視点じゃなくてすみません)
そんな大円団な3巻ですが、個人的には中盤で綴られたノアとウェレのエピソードに泣きました。
切ないですね、、、
でも、ウェレがいて。
クロがいて。
ルカがいて。
巡り巡ってこうして叶わなかった夢を、あの二人とともに生きようと思えるようになったノアにひたすら涙。
いいんだよ、
それでいいんだよ、、
幸せになろうよ
もう十分だよ
と、声を掛けてあげたくなったまりあげはでした。
このシーン、本当に胸アツでした。
本編は完結とのことですが、オムニバス短編集が読めるとのことで、ハルも登場しつつのお話も読めるのでしょうか。
今からとても楽しみです!
ちなみに、クロの精通タイミングが具体的ページで明かされたので、こちらの情報を念頭に再度1巻を読み返そうと思いました笑
……マジか(しみじみと)
あのとき、、だったんですねえ!!(興味深く読み返すまりあげはでした!)
堂々完結!おめでとうございます!
3巻、頁数多いのにあっという間でした...。
譲ってばかりだったルカが自分の気持ちと願いを口に出すことはどんなに勇気がいっただろう...。
クロの不器用なりにルカ第一に考えて寄り添うその姿に泣いてしまった...。
そしてクロルカ2人が成長していく過程だけではなくて
クロの始まりでもあった、
ノアウェレの深掘り回収があって、素晴らしい構成でした...!!!
孤独な神様も救ってしまう、クロルカ(そしてケイ一家も)が凄い。愛おしい...
そして多くのオメガバ作品ではあまり描かれない
分娩シーンも描かれていて、
どういうメカニズムで男性が分娩をするのか
きっと沢山考えて設定や構成を組んだのだなとわかる
素晴らしいシーンでした。
ルカのマタニティーブルー具合やお産中は本当に共感でした。
何なら私の初産のがめっちゃ取り乱してたし、
クロはきっと私の夫より100万倍役に立ってたと思います。笑
ONE TEAMでのお産、生命の神秘を目の当たりにしたし
感極まるクロの涙にまた涙でした。
完結おめでとうございます!
そして番外編決定おめでとうございます!!
まず表紙のクロとルカの満面の笑顔が素晴らしい。この笑顔が全てを物語っているといってもいい、読んでいて何度も心が震えてくる作品でした。紙本は200pを超える分厚さでとても読み応えのある内容です。
物語は大きく2つにわかれています。
ノアの過去編、ルカの出産編。
どちらも心揺さぶられました泣
もし今から読まれるのであれば、1巻2巻を読んでから読んで欲しいです。
自分が産まれた事自体が間違いだと思っていたノア。彼の過去も壮絶で一言では語れない物語がありました。全てが解る存在だったが故に味わう寂しさ、寂しさを埋める目的だったウェレの創造、初めての恋、大切な人の喪失。ウェレが居なくなってしまった事実は変わらないけれど、今たくさんの人々が笑って暮らしているのは全てノアとウェレがいたからで…。それに気づかせてくれたルカの言葉一つ一つが胸に沁みて涙が流れました。痛みは神も人も同じように感じると言えて、自分自身も同じように「正解」であろうとしたルカだからこそわかってあげられるノアの寂しさ、苦しみ、悲しみだったと思います。ノアとウェレから始まった人の連鎖が温かい光をと笑顔をうみだしている事が、ノア自身にもようやく伝わって良かったです泣
また、ルカの出産はとてもリアリティがあって…。人を産むという事は決して簡単な事ではなく、命懸けの大仕事で、そしてたくさんの人に支えられて行われる事なんだなと思いました。クロはもちろん、ノア、トト、ケイ、ユナ…神と人が手を取り合い次の新しい命へ繋げていく事の素晴らしさを感じました。
ルカを支えるクロが、ハルが産まれる前からちゃんと父親の顔でとてもかっこよかったです!
お話全体にウェレを感じる思い出や1巻、2巻でクロがルカに対して感じていた歯がゆさがあちらこちらに散りばめられていて、そのどれもが無駄じゃなく今の彼らを象っていて……。個人的にはルカが大きなパンを選ぶ事ができた所グッときました。
彼らのお話はここで終わりですが、遠い遠い昔、神さまと人間が一緒に暮らしていた頃にもしかしたらこんな2人がいて脈々と命が受け継がれて今があるのかも……と思いを馳せたくなる、そんな作品でした。
全3巻を通して『命』『愛』を伝えてくれる壮大な物語でした!!
わー。泣いた。感動で泣いた。
BLではかなりかなーーり珍しい描写の多い3巻でした。でも、壮大な愛の物語というか、成長というか、とにかく世界が開けるような清々しいお話でこれは新しいジャンルだなと思いました。
健気なルカがたまに言うワガママが果てしなくかわいい。
屈強なαなクロがルカのことになると日和るところも果てしなくかわいい。
幸せのお裾分けな結末でした!!大!満!足!!