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home sweet home
本作は…一言で表すと“救済愛”でしょうか。
若気の至りで悪の道へ進み、刑務所へ。
アラサーにして出所が決まり、実家に帰ってきた怜慈ですが、
家には姉の息子だという会ったことのない甥っ子・光がいて…。
唯一の味方でいてくれた姉は怜慈が服役中になくなっており、
突然面識のない甥っ子との二人きりでの生活がスタートします。
けれど、怜慈が元犯罪者であることを知った光から
「犯罪者の再犯率は50%超え」と拒まれてしまいます。
拒絶反応を示す光との暮らしに自信を失う怜慈でしたが、
光のコンプレックスを受けとめたことをきっかけに懐かれるように。
怜慈という男は短絡的で流されやすいけれど、決して悪人ではありません。
他者の痛みを理解でき、親身になり寄り添ってあげられる優しさをもつ
根は善人なのだと思います
ただ、ちょっと打たれ弱くて臆病だっただけで。
光の弱さを知った怜慈は光と共に真っ当に生きることを心に決めます。
母親以外で初めて自分の弱さを受け止められた光は怜慈に対して
心を許し始めますが…
一転して猛スピードでデレ始める光にニヤニヤしっぱなしでした。
人と触れ合うことが不慣れなだけに一度心を開くと距離感がバグりまくり!
その言葉には嘘はなく、嫉妬も執着も、まっすぐすぎる感情表現がぐさぐさ
突き刺さり、ぐいぐい攻め込んでくるデレっぷりに絆され不可避でした。
こんなに無愛想なくせに甘え上手ってずるすぎでは!?
はじめは光との二人暮らしに不安を感じていた怜慈も
光に頼られることで誰かに必要とされる喜びを知り、
家族として光を可愛いと感じるようになってゆきます。
怜慈の姉で、光にとっての母の存在は2人にとってあまりにも大きく、
彼女を失った喪失感を寄り添い合うことで互いに埋め合ってゆくようでした。
1人では外に出ることすら難しかった光が怜慈を救うために
ガタガタと震え、嘔吐してまで必死に行動を起こす展開は胸熱でした。
甥っ子×叔父って禁断じゃん!と思われるかもですが、
光は姉の夫の連れ子らしく二人に血縁関係はありません。
というわけでギリギリ?セーフです!
怜慈に対して家族の情を越えて恋愛感情を示す光に対して
確実に絆されつつはあるけれど、最後まで常識と恥じらいが邪魔をして
素直になれなかった怜慈。
一応怜慈がセックスの練習台をしてやるという体でえちはありますが、
やはり甘さは少々控えめ。
とはいえ、既に家族の域は超えているはずで恋人まではあと少し届かない、
“家族のような恋人のような何か”な関係性で終えております。
akabeko先生のチャームともいえる太眉タレ目。
本作はふたりとも眉が細くて攻めの光はツリ目。
貴重な太眉タレ目じゃない作品が出るとやったー!となります。
なのでルックスの時点で期待大。
光が赤くなってるのはじめてみたときは怜慈の泣き顔に惚れたのかな?と思ってしまったのだけど、そうじゃなくて赤面症の男の子でした。
言われてから見直すと頬だけでなくおでこの方まで赤い。
やったー!(2回目)
赤面症大好き!!
自分のことをバカにせず見放さなかった母、その弟の怜慈も光のことをバカにせず「おまえ頭いいな」と認めてくれる。
一見似ていないように思えるお姉さんと怜慈だけど、価値観に血の繋がりも感じられます。
怜慈は自分の価値をあまり見出してないというか、自分はどうしょうもないと自覚していて、性格は素直なんだけど破滅的な生き方をしていました。
でも、おじさんがいてくれたお陰だと言って光が存在価値を認めてくれます。
互いに互いの存在が大切になってきていた2人。
そんな時怜慈にかかってきた電話相手の女性が抜いてあげようかと話している会話が筒抜けで聴こえてきて、光は嫌悪感を感じます。
怜慈の持っていたアイスを使いいたずら。
ここで、光が怜慈に抱いている感情が親愛ではない独占欲、恋愛感情であることが分かるのだけど、いつ恋に変わったのかはここにくるまで分からなかったのが正直な感想。
うーん?と思いながらページを捲ると、光自身もこのことをきっかけに気持ちに気づいたようだったので、もやっとせず読むことができました。
ただ、拉致られて木に括り付けられている怜慈の背後に光が急に現れて助ける描写には、どうやって近づいたの?と思ってしまった。
「俺がどんだけ頑張っておじさん助けにきたか全部聞いてよ」のセリフのあとに組の親父さんが現れてるコマが入るんだけど、親父と光は会ってない解釈で大丈夫でしょうか…?
赤面症も外に出ることも克服できていない光が、吐き気や呼吸困難に見舞われながら助けにきたことがどれだけ大変だったかという解釈でいるのだけど、どんだけ頑張って…の中に親父と接触したことも入っていたりするんだろうか?
ちょっと分かりにくかった。
どんだけ頑張ったかの話は読者は聞けません。
タイトル回収といった感じで幕が閉じます。
ちょっと駆け足な展開もあったかなと個人的には感じるものの、厄介者同士が出会って互いに補い合って、光が怜慈に救われたお話であり、怜慈も光に救われたお話でした。
本編には濡れ場がない作品なんですが、描き下ろしで見れます。
描き下ろしてくださっていてよかった…!
ただ、akabeko先生基準でいうと控えめかな。
評価は残念ながら、神…!とはならなかったんですが、ルックスと関係性は◎
家から出ない光の爪がすごく長いところなんかも引きこもりとしてのズボラさや根暗さが読み取れる細かい描写でおっ…!とさせられました。
これからは爪は欠かさず短くなるんでしょうね。
光の髪型が好きなんですが、この髪型もおしゃれで長いのではないことが分かります。
とても似合っているので、これからも長いと嬉しいんだけど、いつか短くなる日が来そうです。
【俺・・・結構、おじさんと離れたくないのかも(光)】
エロス度★★★★
おやおや。引きこもりな甥とムショ帰りの叔父、ワケあり同士の距離が縮まっていくひとつ屋根の下LOVEがかわいいですね。
光と怜慈が紡ぐ祝福の物語で、年の差・年下攻め・ワケあり同士の救済などがよかったです。
特に、怜慈の後悔や普通の人のようにできない光の苦悩といった描写がとても刺さり、少しずつ2人の距離が縮まっていく様子や光が可愛くて思えてくる怜慈と自分と向き合ってくれる怜慈に対して叔父以上の気持ちが芽生える光の変化が尊かった。
落ちてしまった人生でこれからの2人の再起が楽しみですね。
甥っ子と叔父さんのお話ですが、そこには背徳的なモノはなく。
その関係を保ちながら"ひとり"と"ひとり"としてしっかり向き合っていて、様々なカタチの愛が感じられたのが素敵でした。
悪いことをするつもりはなかったものの、結果的に自身の弱さに付け込まれたことで前科持ちになってしまった怜慈。
そんな自分に嫌気が差していても変わるのは簡単ではなく、また元の生活に戻るしか無いのか…
というときに。
光の存在がなぁなぁな生活から抜け出すキッカケになっていくわけです。
最初からうまくやれたふたりではなかったけれど
自分の心を明かしていく中で、亡き姉が繋いでくれた縁を大切にしようとお互いが努力する姿は本当に沁みました…。
とっても不器用なことをふたりともが自覚し、それを認めあって共に生きる決意をするような。
ヒヤヒヤする場面からあたたかい未来への着地が素晴らしかったなと思いました。
始まりはギスギスしている甥っ子とおじさん
甥っ子光の母親が受けのおじさん、怜慈の姉
残念ながらこのお姉さんは亡くなってしまっていますが、その存在あっての作品になっています
akabeko先生は既刊作でも色んな形で家族を映し出してくれています
どの家族もその作品の世界だけではなく、実際に身近に感じる事の出来るような空気感を纏っています
それは温かさだけではなく時には家族だからの厳しさや、家族なのに距離を感じる寂しさなど、人の数だけあるだろう家族の形に切り込む事で読者の心を掴んでくれています
今回は大きな存在だった事に今更気付く後悔や、それと共に流れ込んでくる愛情がすごく沁みてきます
家族のお話しだけれどそこに全ての軸がある訳ではなく、ちゃんとBLとしてのストーリーが当然あります
この姉の愛に触れて育った時間のある光と怜慈
なかなか動かないか?と思われた展開も意外や意外?!
ちゃんと1冊の中でBL展開になって行きます
ここの流れはもっと時間もかかるかな?なんて思ったので意外だなってちょっと思いました
怜慈の周りの怜慈の普通を阻む東條にも気が休まりませんし、光と怜慈の「スイート」もまだまだ期待したい所です!!
じっくりこの後も読ませて頂ける事を心の底から期待しております
比較的先生の既刊作の中ではメインの2人が極端すぎる感じではないかな?と思うので先生作品を初めて読む方にも読み易い気がしました
出所して実家に戻った怜慈は、そこで初めて亡くなった姉の息子光の存在を知る。犯罪者の怜慈に敵意を向ける光は引きこもりで、そこから叔父と甥の不思議な同居生活が始まり…。
人が良くて流されやすい怜慈はそれ故利用されて悪い道へ嵌まってしまうのだけど、光という守りたい存在が出来て初めて強く生きようという気持ちが芽生えて、それは関わりを恐れて殻に籠もっていた光も同じで。
2人の間に生まれた愛がこれからどう育っていくのか、簡単には抜けさせてくれないヤ◯ザな世界の怖さもあり、もっと見守っていたい気持ちになった。続編をぜひに〜!
大好きなakabeko先生の新作。
途中までは単話で読んでましたが、終盤は今回初めて読みました。もう少しじっくり読みたいお話だったなぁとも思いますが、キャラ設定、ストーリー自体はとても好きでした。
初対面のムショ帰りのおじさんと、引きこもりの甥っ子がひとつ屋根の下で暮らし始めるというお話。どちらも生きるのに不器用だけれども、相手のためならと一歩踏み出せる、そんな関係が良かったです。
ロマンチックとまではいかない絡みもこの2人らしくて好きでした。
とある事件で利用され、ムショ生活を送っていた怜慈。
出所間近、実家で一緒に暮らそうと申し出てくれた優しい姉が亡くなった。
けれど、居場所のない怜慈。
出所後、実家へ戻ると見知らぬ青年の光がいて、、、
という、ひとつ屋根の下で突然の同居が始まる救済BLです。
ちなみに、この見知らぬ青年は怜慈の亡き姉が結婚した相手の連れ子。
そして、他人と接することで赤面してしまうため、長らく外へひとりでは出られない、引きこもりです。
でも、在宅でどちゃクソお金は稼いでます。
二人の間には、まったく血縁関係はありません。
しかし甥っ子×叔父の関係のまま、ストーリーは進んでいき、やがてお互いがお互いの存在のおかげでネガティブな現状から脱却しかけている展開が、最高に救済BLしてて、
さすがakabeko先生!! と、唸りました。(褒め言葉)
最後、甥っ子ちゃんが連れ去られた怜慈を助ける雨さために震えながらも奮闘するシーンは、胸を打ちました。
からの、タイトルの意味を考えて、今度は別の意味で震えました。
横文字にするとキャッチーなタイトル。
このお話を読んだあとで意味を考えると、本当に重い!!
そして、akabeko先生のこういった二人の作品は、本当に間違いなく面白いと再確認した1冊でした!
作家買いです。
先生らしい痛みや苦み、やさしさあるお話でした。裏社会を描いた四人のにびいろ、アンダーグラウンドベイビーズ(好き)とはまた違う角度のつけ方で。
2人は種類の違う生きづらさを抱えていて、それぞれの悩みがあり、出会ってから理解し合い変化していく流れが鮮やかでした。
怜慈は根は悪い人ではないけど単細胞で流されやすく東城につけこまれるのがわかるし、後ろめたさから実家に帰らなかったのもわかる。
一度踏み外すと立ち直ろうとするには相当大変なこともわかる。
再犯率50%という数字がシビア。
でも光の力になれたことが怜慈の前を向く姿勢につながるのが納得で。
お姉さんが怜慈の帰りを待っていたこと、怜慈と光を会わせようとしていた気持ちに胸を打たれます。
電子限定にあったように2人が仲良くなる方向性は違ったかもですがw
怜慈に懐いてからの光がかわいかった。ツンデレ年下攻めの良さでもありました。
描き下ろしのお風呂の中の光が最高でした。かわいい上に個性的でおもしろそうな性格。こういうキャラ好きなんです。
「おじさん らぶ」もかわおもろ〜。
終盤の左目が腫れた怜慈の顔が痛々しかった。
本編ラスト前の東条と親父が怖かったです。
こういうところもakabeko先生らしさですね。
akabeko先生の新作待ってました!!!
黒髪長髪男子大好きなので萌の予感でワクワクしてました
今回も年の差ありで、叔父と義理の甥(血の繋がりなし)のカップルです
叔父の怜慈は刑務所から出所し、10年以上ぶりに実家へ
両親を早くに無くし、唯一の家族だった姉も死んでしまったため誰もいないと思ったらまさかの甥っ子が住んでいる……!という導入でした
怜慈は真っ当に生きたいとおもいつつ、昔から関わりのある東城(ヤクザ)との縁を切りきれず
そんな中で甥っ子の光との関係は深まる
怜慈、めちゃめちゃ根は素直な良い子なんだろうな……親の死とか姉に負担かけてるとか、色々なことを悩んでいる時に悪い大人に捕まってしまったんだなぁ……
甥っ子の光もめちゃめちゃ良い子
頑張れる子です、何分ビジュが良すぎる
光も色々あったけど必死に生きてる
なにやり執着攻めの片鱗があり、もっとやれ
ひとりぼっちとひとりぼっちが出会えてよかった
暖かい家で穏やかに暮らしてほしい
エロは少なめ
描き下ろしにて初エッチが描かれてます 最高
まだ続いてくれると思います
続きますよね??
次巻待ってます(*^^*)