お節介焼きノンケ先輩×恋愛低温男子のエモーショナルラブストーリー

たゆたう琥珀 2

tayutau kohaku

たゆたう琥珀 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神35
  • 萌×213
  • 萌5
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

187

レビュー数
13
得点
244
評価数
55
平均
4.5 / 5
神率
63.6%
著者
カジス 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784796416917

あらすじ

やっと「特別」が手に入ったのに
一人だった時よりずっと苦しい

恋愛に否定的だった的井は、入社したデザイン事務所の先輩・中野に特別な感情を抱き、今では恋人関係に。
しかしある日、友人に自分たちの関係をカミングアウトするかどうかで意見がすれ違ってしまう。
そんな中、普段から愛を惜しげもなく伝えてくれる中野に対し、初めての恋人に戸惑う的井は自分もなんとか想いを伝えようと考え……?
SNSで話題沸騰の人気作、ついに第2巻!

表題作たゆたう琥珀 2

中野桔平、グラフィックデザイナー、的井の職場の先輩、的井の恋人、28歳
的井晋太郎、新人グラフィックデザイナー、22歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下:Q.相手を動物に例えると?的井編/中野編

レビュー投稿数13

お互い取り繕わないところも見ていて気持ちいい

 やっぱり今どき初心者同性カップルの解像度が高いなぁと思いました。的井の一見何でもそつなくこなしそうな男子に見えて、内心は中野とのことでいっぱいいっぱいで相手の言動にドギマギしたり、仕事中にヘマしたりするところが擦れていなくて本当に可愛いですよね。中野も年上としての責任感からか常に的井の意思を尊重する優しさがありますが、的井の気持ちと乖離がないと分かれば親友に迷わずカミングアウトしたり、性的欲求があることを直球に伝えたり、要所要所で的井をぐいっと引っ張り上げる強引さを見せてくれるところが絶妙なノンケ攻めだなぁと。誰も彼もに知ってもらう必要はないけれど、的井が大切な人に嘘をつきたくないと思った時、躊躇なく付き合っていると言えるようになるといいなと思います。

0

特別な人ができたのに苦しい理由。

デザイン会社の先輩×新人のお話、続編です。

恋人になった二人のその後ということで、まず受けが仕事で本採用になります。
おめでたい! 二人でお祝いだ! の流れから、すっっかり恋人なんだなあと頬がニヤつくくらいに、攻めが惜しみなく愛を全面に押し出してて最高の冒頭でした。

からの今回。

二人が恋人となったことを第三者へ打ち明けるか否か問題、、
ややすれ違った波乱の幕開けとなりました。

周りの人にはオープンにしたい攻め。

周囲へ二人の関係を隠そうとする受け。


価値観の違いによって、一瞬すれ違いますが、それでもやはり包容力強強な攻めによって、最終的には幸せ展開になるのが最高でした///!!

攻めの人柄がとてもいいですよね!

で、今回、受けもその影響を少しずつ受けて、心境の変化が現れていたように思います。


それからいよいよ! えちシーンがありましたが、生々しい描写はなく、またそれもこのお話っぽくて、さらに好感度がぐーんと上がりました。

まだまた続きが気になる二人のお話です!


0

あまりネタバレなしで読んで欲しい

前作では出会って好きになって付き合うまでのお話でキスのみでした。
今作はふたりの初エッチもありますが、それだけを期待していたということはなく、前作のような丁寧に描かれたふたりや職場、普段の生活などを読むのをとても楽しみにしていました。

前作のレビューでも書きましたが、カジス先生はとてもセンスのある作家さんで、洋服や小物なども含めて、ちょっとしたコマの絵柄も意味深で上手いなと感じます。先生ご自身もデザイン会社勤務なのでしょうか?絵もデッサンも上手なので、仕事の様子もリアルに感じられて興味深く読み進めて行けます。

無理にグイグイふたりの関係を進めることもなく、すぐにエッチに突入せず、する前にワンクッションあったり、初めてのことに戸惑いや躊躇したりするリアルな行動と心情が丁寧に描かれています。ゆったりと流れる物語の空気感は、物足りない感じも無駄な感じもなく上手にまとまっています。カジス先生独自のいい雰囲気です。

会社の先輩である中野さんと晴れて使用期間が終わって正社員になった的井くん。会社で「彼氏彼女がいる事を周りに話しますか?」というテーマが話題になります。
自分のことをオープンにしたくない的井くんに友人たちに恋人のことを話したい中野さんは少しギクシャクします。どちらがいいとかないですよね、特に同性との恋愛の場合は。だから互いに話し合いをしつつも尊重していると思い気や・・・中野さん、わりとポロっと言っちゃいます。
でも中野さんの友人にはふたりの雰囲気でバレていたのは読者にもわかっていたし、友だちに紹介されて的井くんもまんざらではない様子。ふたりにケンカって似合わないので、よかったです。

これまで出会ってきた恋人やこれまでしてきた恋愛と違うかって戸惑いながらはじまったふたりの恋は愛になっていきます。

あまりネタバレなく、自分の感覚でゆっくりとゆったりと読んで欲しいなと思います。
2巻もとてもいい作品になっています。おすすめです。

0

満足すぎる続編✨

2022年の話題作といえばこちら

続編が出てとても嬉しいです。
ありがとうございます。

このふたり独特の空気感が大好きです。
読んでいてとても安心します。

価値観の違いも確かに埋めていく、ふたりのバランスが絶妙です。

あと個人的には、身長が現実的な感じなのも好きです。
そこらへんにいそうな感じ。

そんなこんなでとても素敵な2巻でした。

欲を言えば、ふたりが外で手を繋いで歩くくらいのところまで拝読できたら嬉しいです。

0

シリーズとしての熟成度が高まってます

読んで良かった続刊!!
すごく好きなシリーズに一気になりました(♡´∀`♡)

この2巻と同時に配信された番外編と併せて是非1巻既読の方にはおススメしたいです
1巻では少し的井くんの心情に理解出来ない所もありました
特に「水谷くんと中野さんの違い」についてのひっかかりがあったのですが、この2巻と更に番外編を読む事ですごく自然と納得できた気がします

多分22歳の的井くんにとって中野さんとの始まり方ってすごく「まとも」だったんだと思うんです
セフレから始まる中で育まれる関係性がダメな訳ではないと思うし、そこから変わる事だってたくさんあると思います
なので水谷くんが的井くんに感じた感情だって悪い事じゃない
だけど、それは的井くんが求めていたものではなかったんんでしょうね

こればっかりは「価値観」という点での合う・合わないが作用したように思います
中野さんの物腰の柔らかさや筋の通った芯の強さはきっと必要以上に繊細な的井くんには頼り甲斐があったんだと思います
それが象徴されたのがやはり「人と眠る」事に反映されていた気がします

体を重ねる意味でのベッドを共にするのと、その後の時間も含めてベッドを共に出来るか?って結構別次元な事、ありますもんね…
そういう意味で言うとエアコンの設定温度すら妥協出来てしまえて一緒に眠る…眠りたい!って思える相手ってだいぶ貴重…!

「落ち着ける相手」というのがこの2人にとっての「特別」に合う価値観だったんだなって思えるちょっとした日常コマがたくさん見る事が出来た2巻と番外編
本当に読んで良かった!!!

2巻は特に中野さんの友人との関わり方と2人の考え方のお話しが最高でした
中野桔平という男に益々惚れちゃうエピソードに萌え散らかりました(๑>◡<๑)♡
尊重とリードの匙加減の塩梅がバツグンでした!

こういう絶妙で繊細なトピックを大仰にならず且つぞんざいにならないトーンで読み易く描き切るってすごくスキルが必要に思います
それはセリフ、キャラの表情、ボディランゲージ、前後の展開など、、、作品を構成するあらゆるピースを適切に嵌める事が結果を左右するように感じていて、、、その全てをコントロールし切っているカジス先生のプロの仕事が冴え渡っていたな、、、!としみじみ感じます

またまた「漫画のお上手」な先生だなって思える作家さまの作品を手に入れました!ワタシ٩(๑´3`๑)۶
ほんと、作風が醸す落ち着いた中のお洒落さを感じられる雰囲気も凄く好きです
上質なコットンの寝具に包まれてるような感覚になります

カジス先生の今後の作品もすごく楽しみです!!
応援したい作家さまの作品です♡

1

2巻のほうが好き

1巻に引き続き2巻も中野がほんと良い男だったなー。
優しくて穏やかで包容力あって、こんな良い男現実にいるかな?とか思っちゃったけども。
親しい人に2人の関係をカムアウトするか否かの葛藤で少しギクシャクしちゃうこともあったけど、続編あるあるの当て馬も登場せず、基本的には2人が想いをゆっくり育んでいく様を丁寧に描いた2巻でした。

2巻発売にあたって1巻を読み返したんだけど、的井キャラ変わりすぎだよねー。1巻冒頭のセフレ君とのやり取りとか、今のカワイ子ぶってる的井と大違いなんだけど(笑)それもあって1巻は的井のキャラがブレてて好きじゃなかったし、中野・的井両者がなぜお互いに惹かれ合ったのかイマイチわかりづらくてハマらなかった。
でも2巻は「すでにお付き合いしている2人の物語」として読むと、甘くてキュンとする内容で良かった。2人の日常を切り取ったような、ささやかな幸せあふれる作品でした。

0

生活を感じるお話し

お付き合い編ですね♡
すごくBLらしさのあるお話しでした
BLらしさ、というかノンケ×ゲイの恋愛として直面するような2人のズレを読む事が出来ました

例えば「付き合ってる人がいる事を言う・言わない」というお話し
ともすればセンシティブなお話しなので重くなったり、辛かったり、、、というネガティブな面だけがインパクトとして残ってしまう事もあります
だけど、この2人の場合は仕事場での中野さんも的井君と一緒に居る時の中野さんも知っているので、「彼ならこう言いそう・こう考えそう」という前提が自分の中であるので、すごくこの話題も前向きな素敵なお話しとして読む事が出来ました

あぁ、これってBLでしか味わえないなって思えるお話しをエンタメとして扱うのではなく、物語として紡いでいるなってじっくり読める所がこの作品の良さだったと思いました

お仕事面でもプライベートでも、しっかりその場面に於いての第三者の存在がある事で、ちゃんとこの2人が「生きたキャラ」に感じられるように描かれているのもすごく好きです
「ちゃんと生活してる」成人男性の恋のお話しって感じがする空気感
改めてBL好きだな~って思いました

0

ちゃんと世界が続いているのを感じます

2巻もやっぱり「圧」はないのにちゃんとこの作品の空気感が感じられる「世界のある」1冊でした

1巻とは違い丸々表題作だったのもよりこの感覚を強く感じられた所かも知れません
1巻を読み、一旦レビューを書き空気を自分の中でリセットして読み始めたのですがページを捲った瞬間にまたスルッとこの物語の世界に入って行けました
この読み心地は1巻のレビューで書いた事と変わっていなくって、自分自身がすごく驚きました

1巻同様スルッと入りましたが、今回は下地がある分なのかサラッと読み終えるという感覚ではなかったです
ここはちゃんと続き物なんだな!という世界の広がりを感じられる続刊ならではの読む楽しさを感じられた所です

2巻はより、受けの的井君のキャラを感じられるエピソードが読めて良かったです
1巻では主役の割にはそこまで掴み切れないキャラだな、と感じていた微妙な距離感があった気がしましたが、その部分が凄く近付けた感じがしました
焦ったり照れたり、、、実は1巻でもそれなりに色んな表情を見せていたはずなのにあまり印象深くなかった的井君のコロコロ変わる表情がとても愛らしく感じる事が出来ました

カジス先生はしっかりこの作品で描き出したいものがあるんだな、という意志が感じられる作品なんだなって思えました
きっと先生がこの世界の住人達を1番身近に感じて、必要な分量をご自身の中の引き出しを開いて作品に注いでくださっているんだろうな、と勝手に感じています

この後更に一緒に購入した番外編集を読むのが益々楽しみになりました
先生の中にある引き出しをどれ位開いて覗かせてもらえるのか?ワクワクします!

0

ああ・・・この胸のときめきが・・・【キュン】なのですね・・・

【もうそんな寂しい事考えなくていいように、ずっと一緒にいさせてな(中野)】

エロス度★★

第2巻。
おやおや、後腐れの無い体の関係ばかりを求めていた的井が初めてできた恋人を相手に戸惑ったりしている様子がかわいいですね。

中野の溺愛にキュンキュンとさせられたり、彼の前で可愛い姿を見せまくる的井がたまらなく、幸せな反面、失ってしまったときの喪失感を不安に思う的井が切なくて刺さりました。
また、友人に対してカミングアウトをするか否かでギクシャクしたりもしますが、中野が困ったことにならないように自分たちの関係を隠そうとする的井の想いが愛ですね。

さらに関係を先に進める2人の姿は尊さMAXでした。

0

悩める琥珀

おぉ!きましたね、お付き合い編(*´∀`*)
あまあまで、ニヤニヤで、デレデレのラブラブでした。
つまり、最高ってこと(笑)おんもしろかったです!!!

初めての恋人で、初めてのお付き合いで、慣れない的井が可愛いですね(^ ^)
付き合い方が分からなくてドギマギしてるウブさや、未経験の領域で頑張る健気さにキュンとなりました♪
それを傍目で見守る中野の愛しい眼差しも、2人を纏う空気感も暖かくてホンワカ…。的井の"特別"デビューはなかなかの好発進だと言えそうです。


中野とのちょっとした触れ合いや、恋人同士のくすぐったいやりとりに幸せに噛み締める的井が見れただけで嬉しい2巻。ゆっくりと丁寧な交際を進める2人にホッコリ&ニヤニヤでした( ´∀`)
なんの問題もないじゃんって感じの2人ですが、1つだけ気がかりなことが……
周りに付き合ってることを言えるかどうか…の壁にぶち当たります。

こればっかりはね〜…周りの反応次第なところもあるので、言ってみなきゃ分かんないから難しい問題ですよね。言って良かったとなるか、言わない方が良かったとなるかは、結果論なので。
中野と的井もまさにこの状況にぶち当たって、言いたい派の中野と、伏せたい派の的井での間で少しピリつく場面なんかもあったりします。特別な存在になって嬉しいこともあれば、不安なこともある……的井の抱える複雑な感情にヒリヒリしました。

的井の不安感をよそに、中野の的井溺愛は衰え知らずです。的井を恋人だって言いたい気持ちが溢れてて、もーニヤけちゃう^ ^
友人が遊びに来てもこっそり手とか触れてイチャつこうとするし、顔がデレっとなってニヤついてるし、表情や態度が全然隠しきれていない中野にグッジョブ!100点満点のちょっかいでした。

恋人同士として発進したばっかりの2人なんで、これからも経験しては悩み考え、時にケンカやすれ違いもあったりすると思うけど、焦らずゆっくり中井との愛を育んでいけたらなと思います。言葉で好きを伝えるのも徐々に…ですね(*´꒳`*)


この作品の息遣いや、時間の進み方、間の取り方や漂う空気感が大好きです。コマの割り方が非常に上手くて、見開き一面のシーンは特に引き込まれました。
的井の可愛さがとにかく天井知らずなので、このまま可愛さを爆進していって欲しいなと思います(*´∀`*)

0

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