“完璧”な孤高の皇帝×身代わり花嫁の秘めた熱情 中華ロマンBL開幕!

后と河 1

kisaki to kawa

后と河 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神150
  • 萌×228
  • 萌12
  • 中立2
  • しゅみじゃない3

87

レビュー数
26
得点
900
評価数
195
平均
4.6 / 5
神率
76.9%
著者
山中ヒコ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784796416900

あらすじ

「あなただけが、この願いをわかってくれた」

洪水が繰り返し襲う時代。その度に命を落とす人々を見て心を痛め、河工事を必死に上奏し続けた王佳。しかし、周囲からは理解されず、「変わり者の若様」と噂されていた。

ある日、王佳は皇帝から「妃」として召し上げられることに。それは、王佳の上奏書を目にした皇帝が、身分差を超えて彼と語り合うための計画だった。納得した王佳は妹の名を借りて入内するが、形だけの関係と思っていたのに、夜伽まで求められ……!?

やっと手に入れたから、もう離してはやれない――。不器用なほど一途に、必死に願いを叶えようとする二人の壮大なラブストーリー!

表題作后と河 1

皇帝
皇帝の妃(妹の身代わり)

その他の収録作品

  • 初夜に寄せて(描き下ろし)
  • あとがき

レビュー投稿数26

期待が膨らむ幕開け。

巻数表記が「1」だから3巻以上は続くのかと思ってもう少し待とうと思っていたけど、結局読んでしまいました。でも読んで悔いなし。じっくり時間をかけて待つのも楽しみと思える出だしでした。

妹の代わりに嫁ぐとか、実は過去に接点が、という展開はBLとしては目新しくはないものの、そんなことは枝葉に過ぎず。
皇帝一族のことや治水のことといった土台がすごくしっかり作り込まれているから、普通に漫画として読み応えがあって1冊があっという間でした。
名前の付いている脇役もたくさん出てくるけど、それぞれの個性とか関係性とかが分かりやすくて、混乱せずに読めるのはさすがです。私は今のところ王悟がお気にいり。
治水の部分はちょっと難しそうだけど、話し言葉は現代風でサラッと読めるし、ムダなところで嫌な人間が出てこないし、全体的に柔らかくてほのぼのした雰囲気。
小梅ちゃんが真単や端正に結構ずけずけものを言っちゃうなんて、リアリティーはないけど好き。彼女だけ名前が何故か訓読みなのも。
子パンダまで出してきて……まんまと癒されてしまう。
陛下が腹違いの弟殿下と仲良しなのも、ほろっときてしまいました。末の弟君のエピソードはとても重いので、これぐらいのバランスが好みです。

恋愛面はまだまだ序章という感じ。王佳が空気読めないキャラのうえ、陛下もなかなかに不器用なお方。でも、不器用だけど、重荷も負っているけど、器の大きさも感じられる人で、これから期待大です。

2

じれったい・・・!中華BL

ラブも治水工事?もなかなか進みません・・・!
とにかく焦ったい。

皇帝は河川の工事をさせたくて王桂を召し入れたのだと思っていたけど、もっとぜんぜん個人的な欲望だったのか・・・。ただ皇帝にはほかに后がいる様子もない(毎日王桂のところに通ってくる)ので、このままだと王家途絶えちゃうのでは・・・?そこは弟の子どもとかがいるからいいのか?

個人的には一緒に河をグイグイっとしていくスペシャリストこ王悟(漢字あってる?)が気になっている。色黒イケメンで優しい。王桂は今の所皇帝にラブというわけではないので(やることはやっているが)これならラブがどんな感じに進んでいくのか、または進まないのかが楽しみです。続きが気になります。

1

スパダリ攻めに溺愛され、導かれる純真な河川マニア

イキガミとドナーに感動し、本作品は作者様買いです。まだ1巻ですが、
治水工事に情熱を注ぐ受けの王佳と、攻めの皇帝陛下龍楊との
ストーリー。
難しい話かと思いましたが、すんなりと読み進めることができます。

受けの王佳は、とにかく河川のことしか頭になく、陛下や仲間の気持ちが読めず、コミュニケーション下手で、対人関係に難あり。
でも洪水が起こらないようにしたいという野望をしっかりともち、一生懸命真面目に努力してきた人。

一方の攻め龍楊は、スパダリ。
上司を怒らせて仕事をクビになった王佳をずっと見守ってきた龍楊は、人との関わり方を王佳に説いていく。
年下だけど、今まで辛いことも1人で乗り越えてきた龍楊から、教えてもらうことが多く、やがてそれは龍揚への尊敬の気持ちに代わり、惹かれていく。

実は龍揚は前に王佳に命を救われていたこと、そして長いこと王佳を思い続けていたことが後半で明かされる。
ずっと王佳のことを遠くから見守ってきたなんて。大事に大事に見守って、ようやく手に入れつつある。
寝ている王佳を見守る陛下の眼差しの温かいこと。愛を感じます。

素直で純粋な王佳が、スパダリ龍楊に言いくるめられている姿が可愛すぎて。
これから進む2人の恋愛が楽しみすぎます。

3

治水工事も見届けたい

 山中ヒコ先生の可憐なタッチで中華王朝ものが読めて嬉しいです。性別を偽っての後宮入りはBL界隈でたびたび見られる導入ですが、濡れ場の比重が大きくなりがちなところ、こちらの作品ではあくまで治水工事のために迎え入れたという名目が崩されることはなく、皆の洪水対策への熱心さもなかなか見応えがありました。龍楊が計画的に王佳を迎えたことはやはり想像通りでしたが、1巻では王佳の心を恋愛的な意味では捉えきれておらず、まだまだこれからといった印象。過去の出会いを明かさずにどこまで王佳の心に入り込めるか、2巻に期待したいですね。2人が初めて出会った時の王佳がいきいきしていて魅力的だったので、龍楊に対し再びそんな大らかな態度をとれる日が来るといいなと思います。

3

自分的初めてが全部ハマった…!!やったー!

中華BLも増してや後宮が舞台!そして山中ヒコ先生も実は初めて・・・!
イメージとして壮大なテーマで深い愛を描き上げる先生という印象が強く、腰を据えて読んだほうがいい先生なのでは?と身構える印象が強かったです

じっくり読み込める時に読みたいなーってずっと頭の片隅と電子サイトのカートに存在し続けておりました

そんな先生の新刊が長らく&徐々に徐々にレビューランキングに上がって来ていて、気になり過ぎたのでレビューを拝見したらどれもこれもワクワクするような内容ばかりで…!!
そして案外身構えずとも読めそうなのでは?と感じたので読んでみる事に!

なるほど(*´▽`*)‼
これは良い!!

お話しの軸がしっかりしていて浮ついていない
確かに腰を据えて読みたいけれども決して敷居の高さは感じない
中華も後宮もビギナーな私でも何も難しくなく読める!
多少キャラのお名前は耳馴染みがなかったりしましたがこれもきっとシリーズで読んで行けば慣れていきそうです

山中先生の繊細で儚さを感じながらも同時に意思を以て訴えかけてくるような作画も、非常に美しく目に優しく脳と心を潤してくれました

お仕事も後宮ロマンスもこれから!って感じがとても楽しみな1巻でした

今回は私のように何かに躊躇してまだ読めていない方や、もしかして同じような点でどうしようかな?って方がいたら是非おすすめしたいな、と思い内容には触れずにネタバレなしレビューにしてみました
内容が気になる方はどうぞ、先に上がってる素敵なレビューをご参照下さい

尚、あらすじを読んで「妃として」という所で例えば女装や女性描写が気になった方には心配ないのではないでしょうか???とお伝えしたいです
厳密には女装なんだとは思うのですが、この時代や背景に余程精通していなければ「妃として」の姿に過度な女装っぽさは感じられなかった気がします(私が不慣れだからでしょうか、、、?)
また1巻では恋愛や色事として攻め受け以外の女性の影は感じませんでした

私はこの作品を手に取ってみてとっても良かった!と思っています
続き、楽しみです(*'▽')

9

キャラがツボ

中華風の異国ものは、個人的に馴染みがなかったジャンルですが、キャラクターの魅力と骨太で分かりやすいストーリーに引き込まれ、一気にハマりました。最高です!!

まず、主人公の王佳がとにかくかわいい。一人で治水の研究を続ける、大層な変わり者の坊ちゃん。しかし、治水への類い稀な情熱と知識以外は、ものすごく鈍感で、欲がなく、人間関係の構築がまったくダメ。優秀なはずなのに、どこかポンコツな雰囲気が漂っています。でも、根はまっすぐで真面目に頑張るいい子。しかも見目麗しい男の子です。

そしてお相手はなんと皇帝。この方、皇帝らしく様々な事情を抱えているのですが、とにかく王佳への執着と溺愛がすごい。そして、王佳が全く気づかないその寵愛ぶりが、もどかしくも最高でした!

ド執着スパダリ攻めが好きな人、ド天然受けが好きな人、絶対読んで!!

とにかく読みやすい!!!!登場キャラクターたちも素敵で、世界観にどっぷりハマること間違いなし。

大きな目標を持つストーリー展開からも目が離せません。続巻が楽しみです!!

5

これからの2人に期待

中華BL。妹が後宮に入ることになったが陛下の命令で兄の王佳に身代わりで入るよう言われる。治水工事の名目で昼はそこで働き夜は後宮にという条件。王佳はやっと治水工事の話をきいてくれ長年の夢を実現に向けて動ける事を選び承諾。王佳は治水の事しかしてこなかった為他のことはサッパリ。陛下に規則だと言われるとそのまま信じてしまう。王佳を治水を口実に迎えるには何かあるかなぁ〜と思ってたらやっぱり接点がありました。王佳は覚えてないけど、陛下にはとても重要ポイントで執着してたよう。王佳は恋愛に疎く、コミュ障っぽくてなかなか大変そうだったけど、一緒に働く人達や陛下によって助けられ少しずつ変わっていってるかなと思いました。最後の陛下の看病をする事で陛下を凄く思っている気持ちを大事に陛下の事を受け入れてくれたらな〜と思います。まだまだこれからの2人なので今後の展開に期待したいです。この巻はBL初心者の方にも良いかもと思います。ディープなものとか、激しいのとか、ピュアっピュア系ではないかなと思うのでそういうのを求めてる方には物足りないかもです。まだ動き出すかなって所です。

4

私好みの男がたくさんで悩ましい

中華BLか…、私の苦手要素って思ったんだけど、1話で心鷲掴み!めちゃ面白い。
私の苦手なのって中華ファンタジーバトルBLだったわ。こちらは何かと戦ったりオカルト的な展開はありません。
洪水による災害を防ぎたい青年と青年に恋した孤独な皇帝のお話。

身代わり花嫁・異国BLって某大人気作品と設定似てるなと思いつつ、趣きが違って良い。
キャラクターとストーリーが違うからまだ全然別モノ。
主人公の王佳は、高河の氾濫を防ぐにはどうしたらいいかに夢中すぎて後宮に妹の身代わりに入内する事にさほど疑問に思わない鈍チン。
河川の流れを変える大工事計画を遂行したい→ただの役人として召しつかえただけだと計画の話を皇帝とは頻繁には話せない→後宮に入れば日々工事について皇帝と語らえる(予算のおねだり込み的な)と皇帝自らの提案に言いくるめられるチョロさ。

初夜も男同士なのに?!と驚きつつも形式上のしきたり、致したかどうか確認されるからしないといけないって言われて受け入れちゃったりして。
見た目が王佳は可憐だし皇帝の溺愛ダダ漏れ興奮が止まらない姿はたまらんです。

皇帝の王佳に惹かれる理由は描かれていますが、1巻のエピソードでは王佳と相思相愛って程に感じられなかったのですが、最後の方思い合ってるような描かれ方してましたね?あれは看病して心配してるだけなのか、大切な人って感覚になったのかどっちなんだろうか。

とにかく、見目麗しい男達が何人も出てくるお話でこの先も楽しみです。私は王悟が好きです。
王佳はなんとも思ってないけど、三角関係みたいになっていくんかな?
王佳がいい匂いだと言い出した東虎に対して西長と王悟も嗅がせてってくんくんしてるの面白かったです。いい匂いの美人ってドキッとするやん。

紙本で購入
穴部分とちんに白線修正。
エッチなシーンはないと思ってたら最後の描き下ろしにちょこっとあります。

4

大河ドラマみたい

大好きな作家さんの新作だー!という事で内容も調べず購入しましたがまだまだお話自体は序盤なのに1番好きな作品になりそうな雰囲気〜!
王佳の性格がすごく魅力的だと思います。現代でもいるよね...悪い子じゃないんだけど周囲と歯車が合わないというか...無意識に失礼な事言っちゃうというか...。
彼らの人間的な変化も、政治的なお話も、中華宮廷の煌びやかな雰囲気も今後の展開が楽しみです!

5

壮大な物語の幕開け

山中ヒコ先生の作品はどれも世界観が独特で美しく、壮大な印象があります。
これまでの作品は全て買いそろえており、かつ、何度も繰り返し読んでいますが、新作は毛色が違いすぎるので、入手から読むまでに時間がかかりました。

読み終えて、思わず声が出ました。
すごい、なんだこれ。

中華風のファンタジー作品で、世界、設定、とてもしっかり作られていて、理解をしていくのに少々、時間がかかります。
ふわっとは読めない、じっくり読みたい、骨太のお話でした。
治水に関して勉強になることもあり、その観点でもおもしろいです。

変わり者でどうやって治水するかに夢中な青年の王佳は、真面目で実直でちょっと不器用。
皇帝のちょっと無理があるような、わかるような理由により、昼は治水作戦の役人、夜は后としてつかえることになります。
皇帝のそばで過ごすうちに、その人柄を知り、尊敬し、慕うようになりますが、それ以上の気持ちは芽生えません。
皇帝の言動はけっこうわかりやすいようにも思えますが、王佳は人の心に疎いところがあり、気づきません。
皇帝が王佳を囲い込むためにやった前例がないであろう、独特なあれやこれや、は理解しがたいものではあると思うので、それはしょうがないのかもしれません。

秀でているところはたくさんあるのに、不器用なところはとても不器用な2人、という組み合わせにとても萌えました。

皇帝はつらく厳しい過去を経て、完璧を目指し、実際にほぼ完ぺきな皇帝となっていますが、王佳の前だけでは、意地悪と言ったり、わがままを言ったりするのが愛らしいです。

2人を取り巻く人々も色彩豊か、いろいろな立場、人がいて、とても魅力的です。

物語まだまだ序盤であろう一巻は、これから始まる壮大な物語の序章のように感じました。
これからの2人の恋模様はもちろん、治水工事についてもとても興味を持ちました。

早くも2巻が読みたくてたまらなくなっています。





6

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