潮風メロウ

shiokaze mellow

潮風メロウ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神27
  • 萌×26
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

151

レビュー数
9
得点
162
評価数
35
平均
4.7 / 5
神率
77.1%
著者
高見乙 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ジーオーティー
レーベル
picn comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784823606892

あらすじ

人魚、それは各地に残る言い伝えの中で耳にする伝説の生き物─のはずだった。
ある日、海でカヤック釣りを楽しんでいた真尋の前に”その子”は姿を現す。
言葉を発することもなく、ただ人懐っこく真尋の手をひいてにっこりと笑って見せる少年のような彼の下半身は魚…。
初めて目にする未知との出会いと意思疎通の難しさに戸惑いながらも、無邪気で無垢な姿に心惹かれた真尋は彼にワタと名付けて一緒に過ごすことに。
しかし、この出会いは後に二人のこれからを大きく揺さぶるものになっていって…。

表題作潮風メロウ

真尋、大学生
ワタ、人魚

レビュー投稿数9

哀しい、愛しい、あいの想い

高見乙先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
可愛い 5
しんみり3
ほんわか 3
エロ 1
な感じだと思います。

真尋くん×ワタくんのカプです。

海でカヤック釣りをしていた真尋くんの前に人魚が現れる。少年の姿をした、好奇心旺盛で人懐っこいその人魚にワタと名前を付けて一緒に過ごすようになる。しかし、ワタくんが持つ不思議な力を知り、それが誰かに悪用されるかもしれないと、ワタくんの為に真尋くんは会うことを止めようとするが…。

毎年島を訪れ、釣りを楽しんでいる大学生の真尋くん。そこで出会った少年の姿をした人魚、ワタくんのほんわか交流とワタくんが存在しているしんみり理由に、心が揺さぶられます。

まず、とにかくワタくんが可愛い。好奇心旺盛で人懐っこく、溢れる笑顔に癒されます。
そんなワタくんと一緒に過ごす真尋くんですが、ワタくんの為に一度離れようとするが、ワタくんがそれを拒み、まさかの足が生え、人間の姿になります。しかし完全な人間になった訳ではないので、色々と生き辛さはありそうで…。そこで、一緒に過ごす為にワタくんのこと、人魚のことを調べる真尋くん。そこで明らかになることは…。

ワタくんの過去など、しんみりする描写はありますが、ワタくん達に身の危険を及ぼすような悪い人は一応登場しないので、ワタくんの力を狙って危ない目や実験に…みたいなことにはならないのでご安心を。

ワタくんの過去や記憶から、少しずつ明らかになる、ワタくんが存在している理由が哀しいもので、でも愛しさもあって、絶妙なバランスで描かれているので、しんみりさもありますが、ワタくんが前に進んで行こうと、歩き出す姿に心が温まるので、是非とも読んでほしいです。

1

ありそうな「人魚」のお話。

作者様の書籍は3冊目
商業誌は全て読ませて頂いております。
新刊は電子でチラ読みして気になり購入しました。

読んで→面白かったです。
とても素敵なお話で、書映を裏切らないキレイなお話。
読了感良いなー。と余韻良好でした。
「あらすじ」~で、ファンタジーです。
苦手な方は御注意を。

ストーリーの中心は「人魚」。
過去にも同じような「人魚」登場の作品は読んだことがありますが、基本「人魚」がいて!と人魚の存在ありきな物しか読んだ事はなくて、コチラの作品はちょっと違った。
私の中で「人魚」=「架空の生き物」UMA的認識なのですが、何故かちょっとこれは何処かであるかも!?あったかも!?なんて思ってしまうような自然な流れの物語。
謎の解る古文書でも読んでいるような気分でした。
ファンタジーなのに違和感ないストーリー展開。
世界観に入り込み易く読み進め易かったです。

で、私のオシ!推し!
「わた」のかわいさ。
絵柄もですが、行動やセリフ。
幼い感じもあるのですが、ショタ感は感じなくて「かわいい」読みながら何度、独り言を…。
見て欲しい、皆様に。
リアルの、その年代(正確な年齢は不明ですが見目的に…)にそんなクリアな男子は存在しないんでしょうが、イヤ、かわいかった。
私、好きでした!

「人魚」と「かわいさ」レビューになってますが、ちゃんと「B」が「L」してます。
控えめですが、身体も最後までしてます。
ラストはハピエンです。
2人で幸せ&仲良しまでみれます。
何かあるなら、もうちょっと後、どうなる?
が見たかったかな。
どこかで、2人が幸せに暮らしている…と思えるラスト。
良かったです。
でも、いつも思う!しっかり幸せになって欲しい!
また2人を見れたら、幸。
ただの、欲です。ごめんなさい。

素敵なお話で何度も読み返したいと思う作品でした。
作者様、素敵なお話ありがとうございます。
気になっておられる方いかがでしょうか?

3

あたたかさが沁みる

人魚が登場するのでファンタジーな展開ではあるけども、設定に無理がなくとても読みやすかったです。
海での風景の美しさと真尋とワタの温かいやり取りがすごく心に沁みました。

突然目の前に人魚が現れたら?
きっとものすごく驚いて、もしかしたら拒絶したり恐怖したりするかもしれません。
でも。真尋は全く動じず、目の前にいる存在をありのまま受け入れてしまえるんですよね。
そんな器の大きさとにじみ出る優しさを感じ取れたからこそ、ワタは真尋のもとへやってきたのではないかなと感じました。

真尋も無邪気で素直なワタにどこか惹かれるところがあって、一緒に居たいと思うようになっていって。
恋愛感情ではなかったとしてもそうなる流れはとても自然で、海から出て始まっていくふたりの生活に新鮮なときめきが満ちていたのも素敵でした。

ワタにとって過去を紐解いていくのは苦しいことだったけれど、そばにはずっと真尋が居たので読み手としても救われた部分があります。
そして島民の優しさにも触れることができて、ずーっと温かい気持ちのままでいられたのがすごく嬉しかったです。

これからは同じ時を一緒に紡いでいけるようになったふたり。
ずっと幸せでいてほしいなー。と、自然と笑顔になってしまえるようなお話でした。

3

号泣必須のファンタジーBL

綺麗な表紙に惹かれ購入。
1つの島の中で完結する切なく美しく温かいファンタジーBLに涙が止まりませんでした。

まずもうとにかくワタが可愛い!!!可愛い絵柄と相まって動物的な行動や表情をするワタは嬉しいも楽しいも寂しいも悲しいも本当にど直球に表現するのですが、読んでるこちらはそれに引っ張られまくるのでもう終始心動かされまくりでした!!

そして自分が残酷なことをしているかもしれないと思いながらワタから離れることもできず、逆にワタのためならどこまでも一生懸命になれる面倒見のいいまひろ。話が進むにつれどんどんかっこよくなるし、雄味見せてるまひろめちゃくちゃかっこよかった…

人魚と人間、どうやって話を収束させるんだろうとドキドキしながら読んでいましたが、島に伝わる伝説と絡め切なくもすごくしっくりくる結末で大満足でした。

ものすごく読み応えのある1冊です。おすすめ!!

4

静かに胸を打つ

連載が始まった頃かな?
いつか忘れてしまったんですが、Twitterでこちらの作品の広告が流れてきて、単行本になるのをお待ちしておりました。

ある日、釣りをしていた主人公の目の前に人魚が姿を現して...という始まり。

この人魚、ただの人魚ではないんです。

島の伝承を研究するうちに明るみになる真実。
それを知ったときには胸を穿たれます。

島の空気感や、伝承話による話の奥深さ。
とても丁寧に描かれた物語でした。

わた が幸せに暮らせますように。

4

絶対読むべき!

Xの試し読みで偶然出会い、読んでみると引き込まれる内容で、まずワタの表情がもういちいち可愛くてみてると幸せになれます。あまりファンタジー系BLを読まないのですが、とっっっってもおもしろくて夏にふさわしい作品だと思います。悩んでる方は絶対買って読むべき!です!

3

とにかく可愛いしっかりファンタジー

かわいい!!!!
こんなに可愛くて癒されるBL久々に読んだ

かわいいだけじゃなくてストーリーも本格的なファンタジーで楽しめました

島の風景や海の空気感も伝わってくる綺麗でさわやかな絵
夏の始まりにぴったり!

2人がいつまでも自由に楽しく暮らせますように

3

7月初泣き作品。

カヤックで海釣りを楽しんでいた真尋の前に、突然現れた二本の腕。

びっくりした真尋の前に、人懐こい少年の顔した人魚が現れる。
ワタという名前を付け、海へ行くたびに真尋のことを楽しそうに待っているワタに、次第に心の距離が近くなっていく。

が、ある日。
真尋が海で出血する怪我をしてしまう。
するとワタが、自らの血によって真尋の怪我を治してしまい、その不思議な力を他の人たちに知られてしまったら悪用されるのではないかと心配し、もう会わないことを伝える。

拒否するワタ。
そして、なぜかそのワタの下半身が人間のように足がついていて、、、
というお話。


優しくて面倒みのいい大学生×ワケあり人魚。
ワタのことを悪用されないために始めた、真尋こフィールドワーク。
その土地に実際にあった人魚の伝承を辿るうちに、過去の真実が明かされていくのですが、切なくて涙が止まらなくなります。

しかも、ワタが健気でいい子すぎるせいで、胸が本当に切なくギュッとなってしまって、悲恋じゃないことを必死で祈るエンドでした。

もうね、本当によかったのでこれはネタバレなしで一気読みしてほしいです。


帯に書いてある「読ませる珠玉の物語」に、嘘偽りはないので、騙されたと思って読まされてみてください!
まりあげはは、好きなお話でした!

2

心打たれる、現代版 ”人魚姫(王子)”ストーリー

人魚のワタがとんでもなく可愛い!!
そして可愛さだけでなく、兄弟愛がテーマの切ないお話でもあり、胸のやわらかい部分がきゅっとなる作品でした。

こちら、鮮やかなブルーの表紙と可愛い絵柄に惹かれ、購入。
大学生×人魚のカプのお話です。

ある日、カヤックで釣りを楽しんでいた大学生の真尋(まひろ:攻)。
バランスを崩してカヤックがひっくり返ったところ、手を引っ張り、釣具を拾ってくれたのは、なんと人魚の男の子!

それ以来、真尋が海へ行くたびにたびたび寄ってくるようになり、懐いてくれたその子に「ワタ」という名前をつけて一緒に過ごすように。
そして一緒に過ごすうち、ワタが持つ特殊な能力や、ワタの記憶と島に残る民話との一致などを知ることになりーー

と続きます。

序盤の、出会ってからの二人の交流がなんともいえず可愛くてほのぼの癒されます・:*+.
初めて見るスマホを耳に当てて遊んだり、積み木をしたり、二人一緒に三味線弾いたりカヤックに乗ったり。
”人魚”ってリ◯ル・マーメイドの影響かどうしても女性的なイメージが自分の中では強く、”男性の人魚”って違和感あるかなと思ったのですが、全っ然でした。可愛い絵柄と、ワタの素直で子犬のように懐っこい性格が、尾ひれを持つ「人魚」にぴったりハマってる!

そしてワタに足が生えてからの二人の同居生活もなんとも言えずほのぼの可愛くて、壁になってずーーーーっと見ていたい…と思いました。

ほのぼの展開が続くのかと思いきや、思わぬワタの治癒力の発覚&蘇るワタの記憶によって、ワタの抱える切ない過去と海との関係が明らかに。
溺れ死んだ兄、ワタをなんとかして蘇らせようとした弟の必死の思いゆえの行動、その兄弟愛に胸が詰まり、苦しくなった、、

このへんのストーリー展開がとても秀逸なだけに、個人的には二人が体を繋ぐまでの関係になるのではなく、友情以上恋人未満のような、ふんわり匂わせてくれるぐらいが一番心地よかったような気がしなくもない。。
とはいえ絵柄やキャラへの萌えとストーリーの切なさ、最後に見える光に心を強く揺り動かされる、素敵な人魚王子物語でした✨

紙本で購入したのですが、カバー下に四つの4コマ漫画が描かれています。それぞれがクスッと笑える面白さ&可愛さ(*´艸`)
特に裏表紙の、海神に「泣きぼくろがぐっど」と顔採用される真尋のお話がお気に入り◎

カバーを外してじっくり楽しめるのも、推しポイントです☺︎

★修正:白抜き(紙本)

2

この作品が収納されている本棚

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