「俺はあんたを絶対に愛し抜くって決めてんだ」至高の浄化ラブ

キスは番にひざまずく

kiss wa tsugai ni hizamazuku

キスは番にひざまずく
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神174
  • 萌×290
  • 萌28
  • 中立4
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
30
得点
1318
評価数
303
平均
4.4 / 5
神率
57.4%
著者
エヌオカヨチ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
オーバーラップ
レーベル
リキューレコミックス
発売日
電子発売日
価格
¥710(税抜)  
ISBN
9784865548181

あらすじ

「俺は番を作らない たとえ“運命"だとしても」
“運命の番"を夢見るαの伊織が出会った運命の相手――
それはΩ性を武器に学園のαを食い散らかす『α喰い』として有名な不良Ωのレオだった。
本能で惹かれた伊織は早速アタックしに行くものの、αを嫌うレオのフェロモンに挑発され意思とは裏腹にレオを抱き潰してしまう。
それでも諦めない伊織はひたむきな告白を続けるが…
運命の愛を信じる無垢で一途なαと愛を信じきれない業を背負った悲しきΩ――その感情は、恋か運命か本能か?
心揺さぶられる至高のカタルシス・ラブ

表題作キスは番にひざまずく

橘伊織,高校生,運命の番を夢見るα
深月零王,高校2年生,"α喰い"と呼ばれる不良Ω

その他の収録作品

  • More Than Words(描き下ろし)

レビュー投稿数30

運命の番?そうではなく?

オメガバースで、また趣の違う作品に出会った。
読み応えのある作品でとても良かったです。

運命の番がいると信じるαの伊織。
「α喰い」と噂のΩ、レオ(零王)。

レオに初めて会い体に走る衝撃に運命の番を見つけた!と告白する伊織。
と同時に瞬時に殴られ玉砕する伊織。

周りにも「運命の番って!!(笑)」と今時、乙女思考だと笑われる始末。
「α喰い」のレオと信じられずにいた伊織だが、行為の真っ最中を見てしまいショックと共にレオのΩの匂いに興奮を抑えられない伊織。で、本能に抗えずα剥き出しで抱いてしまう。
無理やり抱いてしまった伊織の後悔と共にレオの体に現れる変化。

伊織に抱かれた事で他のαを受け付けなくなった…その切っ掛けで、レオの体に異変が起こる。

伊織はこれぞまさしく「運命の番」なんだ!と思わせるレオの変化だったのにレオは伊織を拒絶する。

運命の番なんて要らないと拒絶する理由の一つにレオの背景が絡んでいる。これが、かなり辛い…。

それとレオのΩの体質が特異性であるという「α喰い」と噂されていた理由も明かされていく。

それらをレオの体に大きな異変が生じた時に全て知った伊織。

レオ自身が色んな感情に揺さぶられるシーン、
伊織の運命の番という本能だけでなく、素顔のレオを知り心から求めるシーン。

引き込まれてしまう展開に終始ドキドキしながら、2人の少しずつ近づいていく終盤に嬉しさと安堵を覚える素晴らしい内容でした。

レオが素直に伊織を求める最後のシーンはこの上ない幸せを私自身も感じました。

内容としては決して明るい訳ではないのに、伊織という明るくてレオを諦めない一途なキャラクターが作品の重さや暗くなりがちな部分を中和させているなと感じました。

19

表紙からは想像できないくらい泣ける!!

エヌオカヨチ先生の作品は
こちらのタイトルで知り
絵がとてもタイプだったので
表紙買いしました!

買って大正解!!

オメガバースだったので、
最初読んでいると
ちょっとシリアスなのかなぁと感じるけれど
そんなことなくて、
読み進めていくと
家族愛、友情、恋愛、
全ての愛がたくさん詰まった作品で
ボリュームもあるので
とても読み応えがありました。

表紙からは想像できなかったのですが
途中から私はだいぶ号泣しました…!笑

最後には凄く笑顔になれる作品だなーと
読んだ方はこの作品が大好きになるはずです!

子供たちが出てくるので、
子供たちも良い仕事をしてくれます。

みんなにおすすめしたい作品です!

18

オメガバースの真髄!

今までこんなオメガバースが無かったか?と聞かれたらあったかもしれません。けどこの作家様の描かれる表情や一つ一つの仕草が本当に綺麗で、受けの心情に心臓の裏が痛くなりました。凄く良かったです。こんなに素敵な絵でストーリーも背景や設定がしっかりしてて読み応えがありました。
もともとオメガバースの商業本が好きなのでオメガバースとなると買ってしまうのですが、最近のオメガバース設定は少し使い古された設定が用いられていて、読んでも二番煎じだなと思うことが増えてきたのですがこの作品はオメガバースが好きな方はとにかく読んでみて欲しいです。
読み終えた時の“夜明け”感が半端ないな、と思った先述の腐女子でした。

12

ラストは涙を拭うのが大変だった!

エヌオカヨチ先生‥、
また凄い人がいたもんですね!

絵柄がとにかく美しい。
見事な表紙絵にも惹かれますが、何かシリアスでハードなイメージ。
けれどストーリーは激しく、美しくそして何より誠実です。

お話の始まりはまた唐突に運命の番に出会った!\(^o^)/
α嫌いのΩ‥そして発情してあがらえないと、ひと運動‥(*_*)
いつものやっちゃの〜って感じなのですが。
ぶっちゃけ、体質故に世界を呪い傷ついたΩがイイαに出会い幸せになるって事なんですが‥

話が進むにつれ待て待て‥何かが違う何か凄い‥。

絵柄がキレイなだけではなく何この迫力!この画力!
キャラの表情にも目が離せない!!
どんどんお話に引き込まれ夢中になりそして涙で読めなくなり‥。
若い2人なんですがそんな事全く気にならない、大人な感じで、ただただ結ばれた2人に涙が溢れました。


久々‥神だわ
凄い!としか言いようがなく。

とにかく、オメガバース好きな方は読みましょう!

オメガバースはエロ多めでイマイチ意味分からないって敬遠されてる方には感動ものが好きなら是非!オススメです。

お友達たちも皆イケメン‥脇にしておくのはもったない美しさです!最初は誰が主役なんかなって感じです。
きれいに終わっているので続編はヤボかなっとも思いますが脇の子たちもとっても気になりました。
(^^)
幸せに過ごしてる二人も見たいので続編希望しちゃいます!

それにしても良かった!
作者さんに感謝!
素晴らしいお話ありがとう御座いました。
これからも頑張って下さい!
(ファンレターになっちゃった(^_^;))

11

運命の赤い糸に囚われているのは誰……。

 深い……、何度も読み直してやっと表紙絵とタイトルの意味がわかったような気がします。
 
 正直、オメガバースは設定がBLに都合よく出来過ぎで興醒めしてしまい、本を購入しても途中で読むのをやめてしまったり、残念な思いをすることが多かったのですがこの作品は違いました。オメガバースという設定を存分に活かしきっている……凄い……涙なしには読めません。
 この物語の中ではΩ性に対しての社会的差別はそれ程ないように感じます。けれど主人公のレオはやはりΩという性に苦しめられているのです。それは番になることの重みがΩとαでは全く違うということで、その点がこの物語の鍵です。
 
 レオ(Ω)は、父親が番になったαに裏切られて自殺したトラウマから自分は決して運命というものに流されず誰とも番にはならないと心に決めて生きていました。しかし運命を強く信じ、その相手こそレオだと言い切る伊織(α)と出会ってしまいます。
 最初は運命じゃないと伊織を拒むレオですが、真っ直ぐ過ぎる伊織の求愛に徐々に絆されていき、伊織とセックスをしたことによる自身の身体の変化などもあり、最後は運命を受け入れる覚悟をし、二人は番となります。
 ……とここまではよくあるオメガバースのストーリーだと思うのですが、私がこの物語を深いと思ったのは、この物語は「両想いで番になったね♡めでたしめでたし♡」ではないというところです。
 
 レオにとって番になるということは、もしかしたら自分も父親のようにαに捨てられて惨めに死ぬかもしれない「運命」をも受け入れるということだからです。αは番をつくっても上書きが出来るけれど、Ωの首筋についた証は一生消えない……、これ、とてもとても切なくて苦しいです……。
 最初のセックスの時、レオは伊織からのキスを拒みます(無理矢理されちゃうけど……)、けれど最後はキスを交わし運命を受け入れる覚悟をするのです。運命という名の喧嘩に負けを認め番に跪くのです。もーっ!!このシーン涙なしには読めません。番になれるのだから幸せなはずなのに、レオの心情が切なくて苦しくて……。エヌオカ先生の絵もまた素晴らしくて、表情ずっと見えずからのレオの涙、レオの表情がぁ〜(涙)。
 
 二人はまだ高校生、番になるのも運命と決めるのもまだ早過ぎる。番になったからといってレオの愛や運命に対する不信感は消えるものではない。むしろ番になってしまったことでより一層レオは運命に囚われてしまったようにも……。それはレオ自身も分かっていて、ふと見せた表情が物語っています。
 それでもそんなレオを幸せへと導いているのは、伊織の圧倒的なレオへの愛と運命を信じ抜く強い意志。伊織の圧倒的な光属性がこの物語の救いです……尊い……。

 最初は表紙絵のインパクトと試し読み時の絵の美しさで購入し、半信半疑で表紙をめくったのですが、瞬時に引き込まれ、一気に最後まで読み切ってしまいました。
 登場人物は皆顔も美しく、体もキレイ。何より一コマ一コマの表情がすごく良い。終盤のレオの美しさと切なさと色気たるや……。言葉の裏の気持ちが表情で読み取れる。エヌオカ先生の画力に脱帽です。
 また、サブキャラの面々もとても魅力があるので、是非スピンオフを出して欲しいです。もちろん、レオと伊織の甘々のアフターストーリーも添えて……。

 
 

8

一途x強気

 試し読みと、女王様受けに惹かれて購入したんですが、女王様は一瞬だけでした!
 攻めと出会ってからは、ただの強気な意地っ張りです!
 Ωだけど女過ぎない少年過ぎない見た目がすごく良い。
 二人とも体格差があまりないからエロい。
 レオの母♂の話が辛かった。好きな人が出来たって嬉しそうに言って、番った直後にあの仕打ち……。ガリッガリにやせ細って、唇もカサカサ、指も細くなって指輪ががばがばな描写が悲しい。
 レオママの人生(レオが産まれた過程とか)をスピンオフで読みたい。

6

二人が運命の番で本当に良かった!

出会う事さえ出来れば遺伝子が勝手にお互いを好き同士にしてくれる
αとΩだけに与えられた恋愛チートシステム「運命の番」
私にとってこの設定はオメガバースの目の上のコブのような存在だ。

過去にαに裏切られ嫌いになったΩが運命の番の愛を拒否、
報われないワンコαが女王様Ωを振り向かせる…
そのような話を想像していました。

ところがそこに待ち受けていたのは、
私の想像を遥かに凌ぐ深い苦しみと悲しみだった。
ただでさえ知らない男達の慰み者にされて吐き気がするのに、
その状態で番の拘束による肉体的な苦痛まであるとしたら、
零が受けた苦しみは想像を絶する耐え難いものだっただろう…。

愛を信じて裏切られ、息子に嘘を残して死んでいった零は、
愚かだとか、酷い親だという見方もあるかもしれない。
けれど、私は零があまりにも可哀想だとしか思えず、
誰か相談出来る人や機関、救われる方法は無かったのか?と考えてしまう。

初めて読み終えた時は無事ハッピーエンドを見届けても、
真っ先に親子の辛い過去のシーンが浮かんでしまい、
読後も少し気分が落ち込みました…。
αもΩもうなじを噛んで番になるのも現実の人間界には無いのに、
ここまで心に強く働きかけてくるのって凄い事だよね…。
登場人物の辛い過去の描写は幸せになって欲しい気持ちが増すので
あった方が良いし、その辛さも含めてこの作品が好きなんですけれどね。

そんな過去が零王のα、番、愛と運命を否定する理由に繋がるので、
生半可なものでない説得力があります。
αを喰い散らかす理由もオリジナリティのある設定を含み、
予想外で驚かされました。

伊織の事は最初図々しいなと思いました。
零王の居る施設に押しかける、待ち伏せして一緒に登校するなど、
余計に嫌がられるんじゃ?と不安になってしまいました。
でも今となってはその理由も解ります、
発情期のΩの部屋に入る勇気も併せて、
それくらいの度胸と行動力が無いと零王を救えないからだったんだなって。

伊織の気持ちの伝え方は大袈裟で歯の浮くようなセリフかもしれない。
でもαの事、愛する事、番になる事を
全て信じられなくなる程深い悲しみの中に居る零王には、
これくらい誓えなければ絶対に伝わらない。
運命の番という絶対的な絆が無ければ、
零王に出会う事もその心に触れる事も出来なかったでしょう。

いつもはあまり好みで無いハズの要素も全て必要だからなんだって
とても納得がいったし、この二人が運命の番で良かったと思えました。
それに、真っ直ぐ過ぎる伊織が言うと、それらの言葉もわざとらしく無く、
全て心の底から言っている本当の事にしか聞こえないんですよね。

シリアスな中にもクスっと笑えるやり取りもあり、
二人の仲を縮めるのに一役買っている施設の子供達にも癒されます。
美麗な絵で描かれ、欲望だけでなく様々な感情が入り乱れるラブシーンは、
結構生々しい箇所もあり見応えがありました。

全体的に話の繋ぎ方や、各登場人物の考え方の描写が上手だと思いました。
素晴らしい作品を生み出して下さり、読む事が出来たのに感謝致します。

運命の番と出逢える確率は0.01%…
相手を救いたい、救われなければいけない、
本当に必要になった時にだけ運命の番は現れるのかもしれないね。

4

こういうオメガバースを待ってた

まず絵が綺麗すぎる…。表紙も綺麗だけど、中も綺麗。
受けの色気も表現されててイイ…本当に神だと思います。

オメガバースの王道って感じで、でもそれがありきたりじゃないところが好きです。
受けは真っ直ぐな攻めくんに沢山愛されてほしい…。

これって攻めくんは一個下なのかな?
他のキャラのことも深掘りしたくなる。
この2人の続きの物語、またどこかで読めたらいいな。

もっと早く出会いたかった一冊でした。
エヌオカヨチ先生をこれからも推していきたいです。

4

愛を信じきれない業を背負った悲しきΩ

帯の煽り文が上手い。壮絶な過去に囚われているレオですが、伊織という存在に出会えて本当に良かった。零が本当に救われ無さすぎて可哀想で惨くて、途中本当に読むのが辛かった…。こればっかりは本当に仕方ないというか、誰も悪くない(零の相手のα以外)という感じで。主に出てくる登場人物はみんなレオのことを大切に思っているのが伝わってきて、泣けました。子供たちも無邪気でとても可愛いです。また、オメガバースという設定を最大限生かされていて、ストーリーの作り込みが素晴らしいと思いました。エヌオカ ヨチ先生にはこれからも素敵な作品を作っていって頂きたいです。

4

作者買い決定

レオの過去が辛すぎて、、
オメガバース特有な感じでした。
攻めの純情さとか犬系男子感が凄かった〜!
続編がみたい、、、
2人のイチャイチャがもっと見たい、、、
オメガバースあんまり好きじゃないけど
この本を見て好きになりました!!‎߹߹
絵柄も綺麗だしストーリーも面白い、、!
2人にはこれからもっともっと幸せになってもらいたいですねぇ、、、()
あと、友達3人はどーゆー関係なんだ、?
特にベータの子とか!!
まぁこの話は置いといて、、お幸せにー!!!

3

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