ぼくのパパとパパの話 2

boku no papa to papa no hanashi

ぼくのパパとパパの話 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神88
  • 萌×215
  • 萌7
  • 中立2
  • しゅみじゃない4

77

レビュー数
15
得点
523
評価数
116
平均
4.6 / 5
神率
75.9%
著者
ろじ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
秒で分かるBL
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799768105

あらすじ

「あいじょーってなに?」
「誰かを大切に想うことかな」

同性婚し養子縁組で子どもを授かった奈央と愛。
愛息ひろもすくすく成長し4歳になったころ、
お友だちの莉里ちゃんに「ママがいないのは変」と指摘されて―…!?
母親がいることが普通で、父親がふたりいることは変なこと?
混乱するひろは奈央と愛を傷つけまいとひとりで抱え込んでしまい…。

「ひろ」の名づけの理由が明かされる2巻!
描きおろしは5歳バースデー準備編。

表題作ぼくのパパとパパの話 2

サラリーマン,愛の夫,ひろのパパ
サラリーマン,奈央の夫,ひろのパパ

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下

レビュー投稿数15

学校図書館に寄贈したい

1巻もとても素敵なお話でしたが、2巻はさらによかったです。
ほのぼの愛らしくてかわいい家族、というだけではなくて、いろんなことがあって、いろんなことに向き合って、丁寧に1日1日生きている家族のお話です。
愛らしいひろと、奈央パパと愛パパの日常のエピソードにとても萌えます。

普通、とは、変、とは、言葉の使い方に関してもとても考えさせられました。
みんな違ってみんないい、という言葉は、何度か見聞きしてきましたが、ひろの「みんないろんな変なんだよ、みんな違うけどいいでしょ」という言葉は、とても胸に響きました。

母親の「みんな間違えることはある、けど、その後どうするかが大事」という言葉は自分自身の今後の指標にしていこうと思わされた言葉でした。

この作品は小学校、中学校の図書室に寄贈したい、と思いました。
学校で、みんな違ってみんないい、という教え、授業がおそらくあると思うのですが、この作品を読めば、そうしたことを、自分で感じて考えてわかることができると思うからです。

これからもこの家族のお話を読んでいきたいです。

0

こころあたまる

BL作品の定義っていったい何なんだろう、、、、??とふと考えさせられた作品です。前回からもふと思っていましたが。いい意味で、BLも幅広い話題とストーリー性がひと昔に比べて、描かれるようになったのかなぁと感じます。今作のテーマはやはり家族愛ですかね。BLと言われると???と前述のように正直思う方もおられるのではないでしょうかね?けど家族愛も壮大ですからね。男3人、いつまでも幸せに暮らしてほしいなぁと見守る形で読んでいました。

0

心温まる家族BL

心温まる家族BL、再び!

同性夫夫の奈央と愛と、その息子のひろ。
相変わらず賑やかで温かい日々を送る3人ですが、
ある日、ひろが幼稚園で「ママがいないのは変」と言われて…。

成長し、世界が広がってゆくことで避けられない壁が
家族の前に立ちはだかります。

友達の心ない言葉に傷ついた自分よりも両親を想い、
口を噤んで我慢するひろの姿が健気すぎて切なかった…。

けれど、どんなに辛くても逃げずに乗り越えてゆく
家族の姿にぐっときました。

片方が不安なときにはもう片方が支える、
そんな奈央と愛の夫夫の関係性もすごく素敵でした。

みんながみんな受け容れてくれるということなんてないのかもしれない。
それでも、3人でいればきっと大丈夫なんだと思わせてくれました。

今回は愛の過去の友人が登場しひと悶着起きるものの、
本当の意味での嫌な人は登場せず温かい世界観にほっとさせられます。

今回はひろの名づけの由来も明かされ、出生にも触れられていました。
どうやら続きもあるようなので、また3人に会えるのを楽しみにしています♪

2

うーん…もはやBLではないかな

1巻読んだ時はもっと感じるものがあったはすだが…
エロなし子育てBLの限界を感じる
子育ての行き詰まりや大変さは育児経験者ならあるあるで共感できる部分はあるがぶっちゃけ既視感満載でお腹いっぱい
夫夫で子持ち…愛と奈央の、というよりひろ含め家族愛の話であってもうBLじゃないよなぁ
そう言う話が読みたい層にはいいと思うが私はやはり
BLが読みたいのでエロもないし物足りない…

4

家族ものとして言うことなしなのは大前提で

 この3人をひろが大きくなるまで見守っていきたい気持ちは1巻から変わらずですが、やはりBL読者としては奈央と愛の関係性に集中して読めるポイントも欲しいというのが正直なところです。今の2人がひろを介さずに愛を交わす機会が乏しいのなら、せめて学生時代の2人の絆がどんな風に深まっていったかの回想を挟むとか。子供を持ったら子供中心に世界が周るのはどの家庭でも宿命なので、今の奈央と愛の生活はもちろんこれで良いと思うし、2人ともひろへの愛情はまったく不足なく、これ以上はないだろうと思えるほど。ただ、BL作品である以上は私のようにメイン2人の関係性を掘り下げてほしいと感じる読者も出てくるでしょう。さらに続くということなので、ひろの成長も楽しみにしつつ、その辺りの描写が増えるといいなと思います。

6

また会えて良かった

2巻を読むにあたって前巻から読み直しました。何度読んでも素敵なお話で、ずっと続いて欲しいシリーズだと思いました。と思ってましたが続編が読めるみたいで、思わずガッツポーズを作ってしまいました。www

前巻の最後で小学生になったひろの作文のお話がありましたが、今作ではまた保育園に通ってるところから始まっていました。

こちらの世界観は現実世界より少し先のお話というか同性婚が認められてるんですよね。そんな2人が養子を育てて日常の問題に真っ直ぐにぶつかって行くヒューマンドラマでもあるのです。

一応攻め受けはハッキリしているものの、2人のキスシーンしかありません。ハグもどちらかと言うと家族3人のことが多くて、BLと言うよりは家族愛の意味合いが強いです。
ですが恋愛の先に家族という形に進化するのであれば、そう言う表現方法があっても良いと思うので、ストーリーそっちのけでアヘ顔や汁を描き続ける作品よりはよっぽど好みでした。

だって奈央がちゃんと愛の同級生に嫉妬してたし、夫夫だけど恋心故の嫉妬もちゃんとしてました。
このお話の良いところは実にリアルに同性結婚や養子縁組に起こるべき問題が描かれてるところです。
力技やファンタジーに頼らない骨太さがあると思いました。

そして理想的でありながら言葉だけの理想に逃げない2人の問題に対する決着の付け方が素晴らしかったです。
今巻では産みの親の手紙がひろに渡されて彼女の名前に込められた思いを知ることが出来ました。

作中に愛の同級生による「子どもを巻き込む」発言がありましたが、命さえ危ぶまれる育てられない親の元に居るより、深い愛情を持って育ててくれる他人に託した方が幸せだと思うのです。その証拠にひろは常に幸せそうです。ひろを手放した産みの親が少しでも心の安寧を得て、ひろのように幸せであって欲しいと願わずにはいられませんでした。

4

みんな違ってみんないい。

別に変でもいい。

でも、それが悪いみたいに言われることが嫌だ、って名言ですよね。

前巻でも思ったのですが、もうBがLというよりは奈央と愛とひろの3人家族のハートフルファミリーストーリーと言いますか、、、

別の名を、道徳の教科書と呼びますか、、、

今回は、ひろの同級生の莉里ちゃんの伯父さんが、まさかの愛の同級生で。
しかも、同じく男を好きな仲間で。
けれど、キャラやスタンスが違うせいもあって、伯父のほうが愛に対して距離を置いていて、、、


今回は、ひろにママがいないことを変だとその莉里ちゃんが指摘し、他のお友達とケンカに発展。
ひろやひろのお友達。
ひいては、奈央や愛、莉里の伯父までをも巻き込む大騒動になりました。

そして冒頭のような名言が、今回も飛び出します。

なんだろうなあ、、、
BLの枠だけでは納まりきらないお話なんですよね。
BL好きな人だけでなく、大勢の方にも読んでほしい、家族のあり方や愛など、今の世の中だからこそ一人ひとりが考え続けていきたい作品です。


まだまだこのお話は続くということなので、次なる3人家族のサクセスストーリーはどんな展開になるのか。
とても楽しみです。

2

ただのほのぼの家族BLの枠を超えている

この作品、すごい!

ただのほのぼの家族BLの枠を超えて、
愛と奈央の愛情から育まれるひろとの3人家族の愛情の中、
同性愛や少数派の家族の形が、
不幸か幸せに転がるかは、
人の向き合い方次第で変わるという深刻さが胸に響き渡る。

3人の周りにもそれぞれの愛の与え方(ひろを産んだ母親も含めて)や、
社会を変える前にまず自分を変えるという考え方も丁寧に描かれていて、
すべてが共感できる。

苦労はなくはないけれど、
それでも幸せに進んでいく
非血縁で結ばれた3人の家族の強固な愛や、
ヒシヒシと伝わってくる愛と奈央の絆と信頼が、
感動しすぎて泣きそうになりました!

1

例えBLじゃなくても。

家族モノが大好きです。例え作り物の綺麗ごとだとしても、自分が壊したものへの憧れか、幸せそうな彼らを見て癒されるのです。

同性婚し養子縁組で子どもを授かった2人の、その後のお話になります。可愛い息子ちゃんは、4歳になりました。

4歳になるとおませな子が増えて、保育園でも色々あるようです。悪気ない言葉で傷つけたり、思わぬ喧嘩をしちゃったり。その都度、子供を交えて話し合い、どうするのかを決めていく2人が素敵でした。

何より、愛情を一心に受けてスクスク育った、ひろ君の可愛さに始終癒されます。お子ちゃま至上主義としては、BL要素が少なくてもそれだけで大満足でした。おまけに、嬉しいことにこのシリーズはまだ続くと知り、新たな楽しみができました。

1

ひろもうすぐ5歳

ひろと愛ちゃんと奈央くんの男だけの3家族。ひろはもうすぐ5歳、そろそろ自分のうちと他のうちが「違う」「変わっている」と周りも自分でも気づき始めます。
保育園で仲良しの莉里ちゃんの叔父さんが愛と同級生だった恵人だとわかります。そして実は恵人もゲイで、オープンにすることや同性カップルが養子縁組することに否定的な人でした。
同性婚や養子縁組が可能な設定の漫画でも、差別や自分と違うからと理解できない人たちもいます。そんな中で、愛と奈央とひろは暮らしています。
だからと言って恵人は悪い人ではありません。ゲイでもいろんな考えの人がいますし、間違ったことをしたら謝れる人です。彼も傷ついてきたんでしょうね。

結局、家族も友だちも親子も「話し合い」が大事ですよね。
ろじ先生は物語の中で日常的なことを丁寧に描くのが上手で、グッとくるセリフが多いと思います。伝えたいこと・メッセージがよく伝わります。だから帯にも書かれている「いっぱいお話しよう」というセリフも響いてきます。
「人に強い言葉をぶつけてしまう時は自分を守るのに忙しい時」「難しいからって諦めたくない」「悲しいことも三人で栄養に変えられるかも」「みんな間違えちゃうこともある、その後どうするかが大事」「みんないろんな変なんだ」

2巻では愛と奈央が結婚した時のこと、養子縁組について初めて大げんかしたこと、ひろの生みの母と名前の由来についてなど過去のことについても描かれています。どちらもとてもほろりと泣ける話になっています。

読み終わってほんわかしつつ、そうだよね、と共感できる素敵な物語です。
ひろ、精神年齢高いな、かっこいいなと今回も思える成長期でした。ひろがいるから世界が広がって、3人で幸せに暮らせていけるんだろうな。
まだまだお話は続くとのこと。これからも3人、そして他のキャラたちの成長と物語を読むのが楽しみです。

話の間にひろの成長していく様子の写真イラスト、巻末には14歳になったひろとお友だちに14歳だった愛・奈央と恵人たちも見られます。

2

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