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Shinjuku 69 hevean
上巻以上に本音が見えて、そして上巻以上に緊迫感のある下巻でした。
ヒロムが慶太に心を許し始めているように見えるシーンが増えてきた一方で、どうしても演技なのか本音なのかを正確に読み切ることはできず、だからこそ余計にヒロムが苦しんでいるように見えて切なくてたまらなかったです。
特に客としてではない慶太と交わったときに最後まで意地でも好きを言わなかったことでどうにか本心を隠そうとしていることが見えてしまってもう…
また慶太と別々に暮らすようになって慶太と会える機会を得たときの嬉しそうな顔!!
1人の時の顔を見たら存外わかりやすいからこそ、慶太の前ではどれほど作っていたのだろうと。
でもヒロムのそういうところも分かった上で全部受け止めてくれる慶太だからこそきっとヒロムは慶太を好きになったし、2人ならきっと幸せになれるだろうと思えるラストでした。
どうか、できるだけ永く幸せでいられますように。
下巻は少しだけ評価に迷いましたが、色々と考えてやはり神しかないと思って評価させて頂きました。
何故なら九谷とヒロムの関係の変化に激萌えしたからです。ありのままのヒロムを受け入れる九谷が格好良かった…
共同生活の企画が終わりに近づいた時に九谷が起こす行動にヒロムへの思いを感じました。また、本音をなかなか明かさないヒロムの為に、わざわざ予約を取って部屋の外で会う2人の様子にギュンと来ました。抱き合う2人のシーンから思い合う気持ちが伝わって来るんです。それが堪らなかった。
下巻のレビューでヒロムに固執する客が気になると書きましたが、彼が悪役になり切れてなかったのが残念に思いました。
もし、続きがあるのなら九谷が敏腕ルポライターとして、彼の一族を社会的に抹殺するお話が読みたいです。その時はヒロムがバーのマスターとして活躍して欲しいな。。。
さささ……サイッコウだった!!
夜の街に縋って居場所を求めて生きてきたヒロムのバックボーンや胸の内に深く触れる下巻。九谷への想いに素直になれない理由や、この街を切り捨てられない理由など、グッとくるものがありました。
過去の失敗から"底辺"に落ち、這い出せないのか這い出したくないのか複雑なヒロムの心境をベースに、抱いてしまった恋心に向き合っていくことになる物語後半戦。自分の本心に向き合いたいのに向き合いきれないヒロムの不器用さが、まーー…なんとも言えません。
金を払って九谷に抱かれてる関係だけど、その時間だけは恋人を演じることができるヒロムの嬉しくて堪んない反応と表情……はーめちゃ可愛い。隠せてるようで隠しきれない想いがなんとも健気です。
九谷は好きってもう言っちゃってるし、その想いに応えてしまえば楽なのに、そうしないのは大事な居場所を失うことの怖さをよく知っているからなんだけど。"怖い"と思うこと自体、九谷のことをめちゃくちゃ好きって言ってるようなモンなんですよね。ルームシェアを解消して九谷が側にいない寂しい顔と、九谷から指名が入ったときの喜び顔のギャップは、かわかわ度100パーセントでした^ ^
ヒロムが九谷に出会ってどんどん救われていく気持ちの変化は一番の見どころです。心に抱えた闇が九谷によって明るいものに変わっていく救済の側面もあるストーリーだなと思いました。
表紙もまさにそんな感じ。歌舞伎町の夜明けのシーンかな?2人の恋人感溢れるしっとりとした佇まいが美しいです。
描き下ろしも甘くてデレてて最高でした。晴れやかで清々しい読後感は間違いなく神。
神作家様
ウノハナ先生の新刊!
まず最初に、連載お疲れ様でございました。
こうして上下巻で拝読できてとても幸せです。
ありがとうございます。
ウノハナ先生作品に登場するキャラクターはみんな顔が饒舌ですよね。
口では全然違うことを言ったりしても、表情を見れば何を思っているのかすぐわかります。
今作のふたりも同じく、表情が全てを語っています。
攻はかなり早い段階で潔く想いを伝えていましたが、受はウノハナ先生が描くキャラっぽさ全開でした。
読者からしたらバレバレなのに...笑
上下巻ということもあって話はややゆっくりじっくり進んでいきますが、他の方が仰るように帯が少し大袈裟な気はしました。
(とはいえ、一般文芸の文庫の帯なんかと比較すると大したことないです)
ワケアリの主人公たちに光が照らされるまでのお話。
ウノハナ先生作品の萌えポイントが沢山詰まった素敵な物語でした!
とにかく久谷ことキューさん博六ことムーさん二人が幸せ指標に向かって進んでいってくれて良かったです。スッキリハピエンで読んだ後気持ち良かったです。
個人的には沢木の人となりをもっと知りたかったのでスピンオフを是非…。あとお隣の大学生もメッチャ可愛かったです。ムーさんと仲良くなれて何よりですね。
全然モブなところでヒロムの勤め先のBOSSのYOSHIさんが何気に商才のある方で大阪にもお店展開しちゃうだなんて!と尊敬の眼差しで読んでましたw
ウノハナ先生作者買い。
上巻のラストで底辺ライターと借金ありウリセンボーイの組み合わせでどうやってハピエンゴールしよう?と不安でしたが、、借金!終わってた!(大歓喜
でもそれであっても次に行けないのって、わかる。程度は違うかもしれないけど、フツーに仕事してて、転職意向はあるけど自分って他のところで使えるのかな?みたいな。そんな気持ちなんだろうな、、めちゃくちゃわかる。
ケイタが先に風俗ライターをやめ。ヒロムにウリセンをやめろと迫るのではなくて、好きだという気持ちを正直に白状して(ある意味負けを認めて)別れたからこそ、ヒロムも素直になれたんだろうなあ。そこに関してはケイタがめちゃくちゃ良い男です。ウノハナ先生の本は本当に中身イケメン(もちろん外見も!)が多くて、好きになる理由がすごくわかって好き(語彙力・・・
ラスト、再びゲーム制作で成功!タワマン!とかではなくて、現実的なところから再出発して、何気ない日常に幸せを感じているところもすごく良いし、ヒロムが(たぶん一時的なものだろうけど)これまでに無いくらいケイタに気を遣ってしまうのも、彼のことが愛しい故、というのがすごく伝わってきて!生意気なヒロムも好きだけどこれもこれでたまらないよなあ。
もっと読みたいけどここでめでたしめでたしにもしたいような不思議な気持ち。やっぱりウノハナ先生の作品は最高です。これからも作者買いします!
ゲイ風俗ルポのために指名した人気No.1のヒロムを指名したライターの九谷。一夜限りのはずが忘れられない相手になってしまいました。そんな時に期間限定ネット配信企画のルームシェアのパートナーとして再会したヒロムと一緒に過ごすことになります。
一緒に暮らしていくうちに互いに惹かれ合うふたり。それでも簡単に好きだから恋人になろう、とはなれません。借金のために売り専をしていると言っていたヒロムがすでに借金完済していること、歌舞伎町に来た人を信じられない理由、厄介なリピーターがいることなど、ヒロムの辛い過去やそれに引きずられている現在が分かってきます。
変わりたいのに簡単には変えられないヒロム。変えたいのに無理強いすることのない九谷。ふたりのルームシェアの企画が終わりに近づき、はじめて仕事としてではなく、ただ好き合っている男同士として部屋で最後に身体を重ねます。
プロじゃないヒロムがすごくかわいいし、客じゃない九谷もいつもと違ってリードしてかっこいいし、とてもいいラブシーンでした。「好きだ」「もうお前しか抱かない」「可愛い」甘い言葉をたくさん伝えて、九谷がヒロムの心と身体を埋めていきます。
翌朝から元の生活に戻り、別々の部屋に帰るふたり。
なかなか自分を指名してくれない九谷からやっと連絡が来た時、ヒロムはまさに恋する顔で、めちゃくちゃかわいいです!顔を合わせた瞬間から抱き付いて離れないのにツンツンしているところもめちゃくちゃかわいいです!ヒロムがすごく幸せそうで楽しそうで、読んでいるこちらも嬉しくなります。
そして九谷が風俗ルポライターを辞めたように、ヒロムもボーイを辞めます。ところがそれを知った厄介なリピーターの沢木にヒロムがさらわれてしまいます。もう会えなくなるのなら好きだと言えばよかったと後悔するヒロム。ヒロムをぜったいに見つけようと沢木のことを調べまくる九谷。
最後に九谷とヒロムのハピエンに向かう前に、沢木との決別と沢木の正体・苦しみも描かれていきます。
ゾンビがたくさんいる街。新宿だからこその物語でした。
煌びやかな夜の街から明るい日差しの中へ歩いていくふたりの最後はとてもよかったです。
BONUS TRACKで、ヒロムが自分の気持ちが信用されるか不安になってるの。まだ大きく振れている最中なんだなって見えた
九谷が大人だから、ツンとデレがもうひと波ふた波くらいきて、落ち着いて、ヒロムがヒロムらしく愛されて愛して、暮らしている様子も見たいな
抱きつくヒロムが小さい顔を肩に押し付ける様子が可愛くて、九谷の体格の良さに感謝
九谷は風俗ルポをしている自分のことは誇れなかったみたいだけれど、風俗のキャストを蔑むようなところはなかったというか、特に何も気にしてなかったけれど、ヒロムと深く知り合って彼女達が人間に見えてきたのかな
慶太がインタビューするのは、2年目のヒロムに色々聞いたオジとは違うもんね
どの人も自分の経験してきたことをなしにして、忘れて生きるなんてできないんだから、それを経て幸せになれたことを喜んでるのは綺麗事とかじゃないよな
風俗ルポやってて最高に良かったって言ってて良かったよ
ヒロム寂しげな表情をみせるようになりました。
裏切りによってウリ専に身を落とすことになったヒロム。自分は空っぽだというヒロム。どれも儚げで寂しげで…
九谷の気持ちを知っているのに踏み出せないのには理由があってその理由が明らかになります。ヒロムの気持ちにも変化がありうまくいくのかと思いきや…背中の傷の元凶にヒロムが監禁されます。
ヒロムが他の人の所になんか行かないでっておもうようになった所はもう胸が熱くなりました。
この先も幸せであれ!と思いました。
「新宿」というアンダーグラウンドな街で生きる人だからの感覚が満載だったお話しだったな…と上下巻を読んで自分なりの読み方が分かった気がしました
段階を踏むような丁寧さはないかも知れないけれど繊細さは感じられるお話しだったなぁ~と、読後に2人を反芻したくなりました
丁寧じゃないって言うのは悪い意味ではなくって、、、
上巻を読んで私自身、なんで九谷さんがヒロムくんに惚れたんだ?って所がイマイチ分からない…と書いたんですが、結局人を好きになる理由なんて様々だし、気付いたら好きになってる事だってたくさん
現に九谷さんは自分でその辺自覚して沼ってましたもんね、ヒロムくんに…♡
という訳で、ココで好きになったんだね!とかあの時があったから惹かれたんだね!という分かり易い丁寧さは無いかも知れないけれど、上下巻で読んでみた時には確実に2人の間にはちゃんと「好き」が在る事が伝わってるんですよね
少なくとも上巻では分からなかった私はこの下巻を読むことで九谷さんの「好き」がしっかり感じ取れました(*˘︶˘*).。.:*♡
新宿という生き馬の目を抜くような時間軸で生きる人と、ただ惰性で繰り返す日常の中にすら自分の居場所の居心地を見つけてしまえるような不安定な人が「夜」を通して接点を持ってしまうような場所
その一瞬、そのひと時で十分分かり合えてしまうような時間を「新宿」という街で生きて来て知っている2人だからこそ、お互いに自分に取っての相手がもたらす意味を本能的に嗅ぎ取れていたんでしょうね
そう思うとすごく刹那的に恋に落ちていた2人の繊細さに一気に惹き込まれます
ON/OFFを難なく切り替えられているからって決して器用じゃない
むしろ自分を保つ事に必死だからこそ他人と関われないヒロム
そんなヒロムの不器用で繊細さと必死さに魅せられた九谷
新宿という街で出会った2人
めちゃくちゃ良かったな…
すごく好みな上下巻だった(ღ˘͈︶˘͈ღ)
傷付くことも傷付けてしまう事も多い街だと思う反面、そこでしか癒されない人も居る街「新宿」
誰かにとって地獄に映る街でも誰と居るか?で天国にもなるよ♡って事が込められたタイトルだったりするのかなぁ~なんて…思ったりしました
お互いが特に呼び合ってなかったのもあってあんまり正直最後まで慣れなかった九谷さん=キューさん、ヒロム=ムーさん、、、これからイメージして「69」だったのかな???
あとがきで「69」ってタイトルに付いてるのに体位としての「69」描けなかった…と仰ってましたが、、、ぃや、ホントそう…!!!(笑)
絶対アル!と思ってたのになかったからwww
何かそれで一体なんで「69」なんだ???って考えだしたらココ(ムーさん・キューさん)に辿り着きました
合ってるのか違ってるのかは分からいし、左右的には逆なのもチョコット気になるんだけど…ま、自分なりに納得したんで…まぁいっか( ´3`)~♪
沢木さんもホントは癒されたかったんだろうね…
分かり合えていた…!と思えていた相手が自分の手元をすり抜けてしまう恐怖を上手く伝えられなかったんだろうね…哀しさは感じるけどね…同じ哀しみを持っている同士では結局相手を通して見ているのは自分なんだろうなぁ
それじゃ2人でする恋愛は始められないよね
沢木さんをぶん回すような誰かに出会えるといいね~。。。
どうにも嫌いになり切れないヒールさんだったな、沢木さん
と、いう訳で、、、♪
沢木さんでスピオフ+その後の2人でワンモアヘブン!!
そして2人の「69」も…♡見たいですヾ(〃∀〃)ノ
修正|白抜き(シーモア)