獣人×体格差×執着のエロティックもふもふラブ

噛み砕いて愛をおしえて 1

kamikudaite ai wo oshiete

噛み砕いて愛をおしえて 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神96
  • 萌×223
  • 萌7
  • 中立2
  • しゅみじゃない3

30

レビュー数
18
得点
595
評価数
131
平均
4.6 / 5
神率
73.3%
著者
ぽけろう 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ブライト出版
レーベル
Tulle Comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784867870310

あらすじ

優しくて力持ちなお隣さん・狼谷にほのかな憧れを抱いている人見。
いつも通りバイト先のまかないをお裾分けしようとしたのだが、狼谷の雰囲気が一変。
「匂いも味も俺好みだなあ」
穏やかな笑顔が消えた狼谷は、息を荒げ、強引に唇を奪い、体を押し開いてくる。
そしてその頭には獣の耳が――!

表題作噛み砕いて愛をおしえて 1

狼谷,社会人,獣化症になってしまった隣人
人見,大学生

その他の収録作品

  • 描き下ろし(5P)

レビュー投稿数18

噛み砕いて言うと、大きいもふもふと優しい隣人のお話!

Xで、上半期BESTBLの画像でよく見かけたのがこちらの作品。
そう言えば読んでなかったなあ! と思い、8Pリーフレット特典が読める今のうちに、コミ○ミさんでGETなどしたまりあげは。

「ここで俺の子供、孕むんだよ」
衝撃的なキャッチフレーズの帯がついた1巻。
獣化症となってしまったばかりの攻めが、比較的序盤で言い放ったニヤニヤフレーズでした( ◜ω◝ )♡


このお話の特徴としては、隣人同士。
もふもふ攻め。
世話好き受けということ。

そしてお互いがお互いを好きなんですが、攻めが覚醒した獣化症のせいで、なかなか両想いになれないこと。

けれど、その裏で攻めも受けもお互いがお互いを大切にしたくて、奮闘していること。


個人的に、攻めが獣化症に引っ張られてはいるが、受けの前で欲を抑えてひとり盛っているのが好き…♡と思ってニヤニヤしました。
おそらくまりあげは、攻めが受けを好きすぎて本能に抗おうとするけれど、でも受けのいないところで結局盛っちゃうなど、、、性癖なのかもしれないと判明です。(誰も性癖のこと、まりあげはに聞いてない笑)

あと、デフォされた2人が可愛かったです!
もふもふと世話好きさんが、願わくばいつしか子を孕めたらいいなあと思った1巻でした。

えちかわいいけも耳(大きいほうがケモ耳ですが!)BLが読みたい方には、オススメです!

0

え、もう最高でした

これぞ神作品。かみやサンも攻めとしてめちゃくちゃタイプで身体大きくて愛想良くて大人な人が年下男の子に溺れていく感じが好きすぎます。一巻では人見くん→かみやサンが強いですけど、実は人見くんに抱いている欲情を我慢していたという。狼の獣人となったかみやサンが、抱えていく普通の人間とは一転してしまった生活での葛藤などなど。とにかくそのへんもりあるかつしっかりと、えろの差し込みもあり本当好きです。実はぽけろう先生の作品これが初めてなんですが他の作品も見てみたくなりました

1

No Title

ケモ耳×お隣さん×大学生×体格差
っていう個人的に大好きが詰まりに詰まったお話でした.ᐟ.ᐟ.ᐟ
相手のためになにかしたくて、傷つけたくない、一緒にいたいっていうそれぞれの色んな相手に対する気持ちが沢山交差しててそこもまたきゅんとしました!!!
個人的に襲われても攻めの狼谷さんのことを何とかしてあげたいって一生懸命頑張る受けの人見くんがとっても可愛かったし、、、
襲って傷つけちゃったから距離を置こうとするけどなかなか置けない狼谷さんのこの葛藤、、大変良きです

0

何回読んでも萌え転がってしまう

1,2巻とも拝読しました。
まず1巻のみをレビュさせて頂きますッ

この作品の良さをぎゅっとうまくまとめきれず
何回も読んじゃうのですが、
結局そのたびに萌え転がってしまうだけのポンコツ笑

ワタシは体格差に萌えるタイプで、
なんなら理想の男性はグリーンジャイアント笑
なので、ぽけろう先生の描く体格差はまさに理想…。
攻めのカラダはでかればでかいほどイイ…

気は優しくて力持ちを体現している狼谷さん。
大きい体ゆえに怖がられてしまい、
傷ついていることもたくさんあって…
それでも優しくしようとする努力…まずそこにホロリ…。
さらに何の因果か獣化する病気になってしまいます。
うわ~ん!!!がわいぞ~!!!

ご近所さんのかわいい人見くん。
狼谷さんの優しさに気づいてますよ…。
ワタシと同じ癖持ち(一緒にしない)なので、共感度MAX!!!
頑張れ人見くん!!!応援にも力が入ります。

屈託なく狼谷さんに懐く人見くんですが、
獣化前、後と様子がちとおかしくなっている狼谷さんは
気持ちが抑えきれず理性と激情の板挟みに苦しみます。
せっかく仲良くなれると思ったのに、なんじゃこのムラムラは…!
人見くんを汚してしまう自分が許せない…ッ

人見くんは狼谷さんのそんな葛藤お構いなしに
(獣化してしまった狼谷さんのためなら自分は壊れてもヨイという
いじらしさにこれまたホロリ…)
気持ちが溢れて押せ押せなんですが、
それがまた狼谷さんを苦しませる~。
だって狼谷さん、でかいしめちゃくちゃ力強いんだぜ…
さらに狼谷さんの狼谷さんも暴走中なんだぜ…。

人見くんも狼谷さんの気持ちを理解して、
受け止める(受け入れる!)ために
あれやこれやと準備をはじめて…(いじらしい泣ける)
と、いうところで上巻は終わります…!

は~。こんなに相手を想い合ってる2人が
幸せにならないとワタシが困るでしょうがーっ!!!

いやしかし、とにかく狼谷さんの大きなからだ、大きな手で
(獣化後は爪まで…美味しい…)
抱きすくめられるちったい人見くん見てるだけで生きていける…。
おしりも大きな片手でひとひねりさ…。
ぽけろう先生ありがとうございます。

2巻ではきっと愛のあるセッが見られることじゃろう…。
くーっ!モダモダ!!!最高…。(萌え転がって終わる)

3

すれ違いが分かりやすく描かれている

アパートの隣人同士。
大柄な会社員の狼谷と小柄な大学生人見。
ある日狼谷が「獣化症」を発症。
「獣化症」とは 遺伝子の突然変異で動物の特徴が発現していく稀な病。繁殖欲求が爆発的に高まる。

SNSで試し読みを読んで購入。ぽけろう先生の作品は読んだことあるけどこちらは未チェックだった。
以下1巻のみの感想。



お互い好きだけど、両方とも「自分が一方的に…」と思っている両片想い状態。そこに「獣化症」のことが絡んで事態を複雑化している。
それぞれの相手への想いや、相手の心への想像が丁寧に描かれていて、ふたりの間で何がすれ違っているのか読者に分かりやすく示されているところが良かった。

度々起こる狼谷の発情に伴った濡れ場、狼谷のタガが外れそうで、でもギリギリで理性で押し留めるハラハラ感良かった。

個人的お気に入りは、人見を抱っこしたままシコる狼谷のシーン。


そしてラストのシーン。「ぶっ壊しそうで怖い」という狼谷に対する人見の啖呵がとてもかっこよかった。
描き下ろしでその裏側を見て、ちょっと感動して涙出た。(全く泣けるシーンではない)
なんという漢気。
人見の愛は、きっとものすごく大きい。
狼谷も読者も、正直彼の愛を侮っていた。すまんかった。


続けて2巻読む。さぁ、どうなる?!

1

魅惑のモフモフと体格差

モフモフ、体格差、両片想い…
こんなのももうハマる予感しかない!!

ぽけろう先生と言えば巨体巨●攻め×小柄健気受けなイメージですが、
今作も例に漏れず素晴らしき体格差萌えでした…!

物語は大学生の人見(受け)の視点で始まり…
見た目は怖いけれど、穏やかで笑顔が優しい隣人の狼谷に
“お隣さん”以上の特別な感情を抱いている人見。
けれど、ある日“獣化症”を発症した狼谷から押し倒されてしまい…。

獣化症とはその名の通り、
人間が遺伝子レベルで“獣化”してしまう原因不明の遺伝子疾患。

その症状としては耳や尻尾が生えてくるなど身体的なものから
動物のように異様に性的欲求が高まってしまう本能的なものまで様々。

狼谷もまた衝動的な繁殖欲求に駆られ人見を襲ってしまいますが、
普段が温和なだけに獣の生存本能に駆られて“雄”に豹変してしまう
そのギャップが凄まじいんです!!

発情によって脳内が繁殖欲求で満たされ、人見の身体を貪るように
舌で、手で、まさぐる狼谷のその様はまさにケダモノ!

理性もぶっとんで人見の身体を上から下まで丹念に舐め回し、
「ここで俺の子供孕むんだよ」と恍惚の笑みを浮かべる狼谷さん…
ここ、数ある中でも作中一エロを感じたシーンでした///


その後も幾度となく人見への欲情と自己嫌悪を繰り返す狼谷。
はじめこそ狼谷の変化に驚き、戸惑っていた人見ですが、
獣化症でこれまでのような生活ができなくなると
狼谷の家を行き来して甲斐甲斐しく世話を焼くように。
狼谷が発情したときには小さな体で狼谷の巨●を受け容れようとするなど、
いじらしさが爆発しておりました!

個人的にニマニマしちゃったのは狼谷の尻尾のブラッシングシーン。
(正直ケモ耳はその大きな図体に全く似合ってないけれど)
狼谷が自分より小さな人見に甘える姿は大型ワンコにしか見えなくて
愛おしさと微笑ましさが溢れまくりでした…!


そうして狼谷と過ごす中で彼への好意を募らせてゆく人見でしたが、
同時に狼谷から求められたい、彼の番として選ばれたい、と
密かに独占欲も膨らませてゆきます。

けれど、そんな人見の気持ちを知らない狼谷は
彼を巻き込むことのないよう、傷つけないように遠ざけようとします。
本心では寂しくて、人見が愛おしい。
それなのに自分の気持ちを抑え込んで人見を自分から守ろうと
必死な狼谷が優しすぎて胸がぎゅっと締め付けられます…!

狼谷のためにその身をも投げ出す勢いで献身的に尽くす人見と、
人見を自分の暴力的な欲求から守るために距離を置きたい狼谷との
思惑が見事にすれ違ってしまっていてもどかしい!

どう見ても両想いなのに、互いに想い合うあまり本心を伝えられず
ここまでずっとボタンを掛け違えてしまってきている狼谷と人見。

1巻のラストでようやく心の内を狼谷にぶつけることができた人見。
「後悔しないね?」という狼谷の台詞と共に次巻へ続きます!

0

この想いは理性?それとも本能?

ぽけろう先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
健気 3
エロ 2
獣 1
な感じだと思います。

狼谷さん×人見くんのカプです。

大学生の人見くんは、隣の部屋に住む、優しくて力持ちな狼谷さんに憧れを抱いていた。バイト先の賄いをお裾分けする仲にまでなったのだが、ある日、狼谷さんから荒々しくキスをされ身体を押し倒されてしまい…。

今作は「獣化症」という遺伝子疾患が存在する設定になっており、動物の特徴や繁殖欲求が高まる症状です。

攻めの狼谷さんも獣化症が発現してしまい、獣耳や尻尾が生えてきます。因みに獣耳も尻尾も生えたらそのまま出っぱなしのようです。あと狼谷さんの名前的には狼ですが、今のところは犬扱いですね。人見くんに尻尾をブラッシングしてもらったり、感情に合わせて獣耳や尻尾が動いているのが可愛いです。
でも獣の姿になる訳ではないので、獣耳や尻尾だけだとモフモフ要素が少なめなので、もう少しモフモフ要素や獣要素が見たいですね。

あと絡み描写で言うと、狼谷さんに獣化症が発現した時に、人見くんが若干襲われますが、結果的には素股みたいな感じで終わっています。その後も獣化症が進行するタイミングなどで、挿れられそうになったり、人見くんを遠ざけようとする為に強引なことをしますが、今作では結局最後まではしていません。

2人での絡み描写には焦れったさがあって、個人的には、描き下ろしで人見くんが後ろを使えるように頑張っている姿がめちゃくちゃエロくて、今作では1番のエロさかなと思いました。

憧れから、徐々に狼谷さんに惹かれていく人見くん。だけど獣化症した時の狼谷さんの子供を欲しがっている様な発言に、男の自分では応えられない、でも狼谷さんが寂しい時だけでも必要とされたいという想いが健気です。

狼谷さんの方も人見くんに惹かれていくけど、優しくしたい理性と酷くしたい本能との葛藤の所為で人見くんを突き放そうとしますが、流石の人見くんも「せんぶして」と啖呵を切っちゃいましたね。そしてそれに煽られた狼谷さん。この後どうなってしまうのか、良いところで終わっているので、次巻も買わせて頂きます。

0

噛み砕いて…噛み砕…

噛み付くだけじゃなく、噛み砕く…。

獣化症なる遺伝子疾患がある世界です。

アパートのお隣同士の2人です。
獣化症の症状が現れた狼谷さんが人見くんに襲いかかってしまいます。
気を失ってしまったのか、眠ってしまったのか…人見くんが目を覚ますと目の前にスマホを両手で丁寧に持っている狼谷さん…。

通報して…。と。
狼の耳がペショりんこ。

見た目は体が大きくて怖がられる狼谷さんですが、とても優しい人です。
そして、気遣いの人…。

そんな狼谷さんのそばにいたくて、とにかく健気に小さい身体でぶつかっていく人見くん。

お互いに慮って、切ない…。

最後は、健気だけど漢気溢れる人見くん…2巻へ続く…です。




1

体格差も心理描写も最高

でっかい攻めが受けをすっぽり覆ってしまう図も、ちっちゃい受けがでっかい攻めを抱きしめる図も両方楽しめる組み合わせがうれしい1冊。
大きな体を丸める攻めも良いですし、広い背中に必死に手をまわす受けもおいしすぎる。
体格差萌えの良さがギュッと詰まっていて、栄養価の高さに両手をあげて舞い上がってしまいました。

獣人症という、非常に珍しい遺伝子系疾患にかかってしまったアパートの隣人・狼谷さん。
遺伝子変異した瞬間から種を残すために、好意を持っている相手に対して激しい繁殖衝動に駆られる…と、この設定が非常に上手く効いていておもしろかったです。

体格差の良さはもちろん、人見くんからあふれ出る狼谷さんへの淡い恋心が本当に健気で応援したくなるもので、相手を思いやってのすれ違いがすごく切ない。
そして、通常時の温厚で誠実な狼谷さんと、人見くんを求めてやまない発情時の理性を失いかけた本能丸出しな二面性にやられるという…
個人的に、狼谷さんの柔らかい口調が大好きです。
本能に負けそうになっていても口調は柔らかめだったのがツボでした。

なんだかもう心理描写がどえらい良くて、まだあと1冊読めるのかと今から楽しみです。
2人ともやさしい人だからこそ、終始微笑ましいやら萌えるやら切ないやらで胸にグッとくるんですよね。
現状では人見くんの気持ちの方が大きめのようだけれど、2巻では狼谷さんの気持ちと執着がどこまで大きくなるのかが気になります。
苦悩し葛藤する大きな攻めに、包容力のある小さな受けがまっすぐ向き合う構図がお好きならきっとハマるはず!
体格差ものがお好きな方もぜひ!

5

シンプルにめちゃくちゃオモシロイです…!

まだ1巻のみを読んだ時点での感想です

すごくシンプルにオモシロイ…!
お話しの設定が独創的でありながらも奇をてらった所のない上手い心理描写が非常に秀逸ですごく引力を感じるお話しです

獣化症という発症例の少ない症状に突如罹患した攻めとその隣人のお話しです

実在しない症状なのでファンタジー要素はありますが、ここを単純に自分が知らない症状に悩む人のお話しだと想定して読むと、メンタル面の葛藤や悩みはすごく現実的で単なるファンタジーでモフモフワッショイ♪なだけのお話しではない事に気付けます

共感出来る部分があったり気付けたりする部分がしっかりあるのでキャラの心象描写がすごくグッと胸に迫ります

これは多分こういう一方だけが何らかの枷(症状だったり負債だったりΩとかだったりetc…)を抱える場合は得てして「受け」がその役割を担う事が多いのかな?と思う中で、今作では「攻め」が苦悩する、というのがすっごく自分的に刺激になっているPOINTなのかな?と思ってます

もちろん攻めが苦しむ設定もあるのですが、そういった場合によく見るのが「人知れず耐える」という攻めの強さが強調される感じがメインストリームな気がしています

そこに来て今回の攻めの狼谷さんは攻めとしての、強さも雄らしさもありながらもどうにも抗え切れない症状に翻弄されてしまう姿を意に反して早々に受けに晒しているんです。。。
だからこそ苦悩も隠し切れないし受けの人見くんに察せられて気にかけられてしまうのです

狼谷さんからすれば気遣われたくない状況ですが、人見くんからすれば決して気遣いからではなくて「自分がどうにかしたい、関わりたい…!」という能動的意思からなのに「獣化症」のせいで理性を失っている狼谷さんには自分が無理をさせてしまっている、というネガティブマインドにしかなれないのです( ;∀;)

あ~…この気持ちのすれ違いが実に繊細だし、この設定を活かしているからこそ生まれる埋められぬ溝感が非常にもどかしくてお互いが健気に見える…!!
もぉ攻めにも受けにも好感しかない…

まだまだ1巻は事の始まり、そしてこの世界における「獣化症」の位置付けなどを知る段階なので2人の関係性も綱渡り…!
すごくいい所で2巻に続きます
1,2巻同時に刊行してくれていて良かったです♪

この設定の面白さ・巧さに加えてモフモフならではの楽しさや体格差萌えなどが随所随所で味わえます♡
色んな角度で味わえる作品だと思います
ホント、すごくシンプルだけど「オモシロイ!」という感想がピッタリな始まりです٩(♡ε♡ )۶ 

2巻を読むのがとても楽しみです♡

5

内面の葛藤や苦悩が荒々しくも繊細に描写されていることの見応え

1・2巻同時発売ということで、勝手に2巻完結でと思ってましたが、続きありました。2巻完結なら上下巻となりますもんね、気付かなんだ。
しかし、何故このタイミングで2巻同時発売となったのかは気になるところだけど、あんま気にしないようにしときます。とりあえず、まだ話は続く作品だよーってことで、ここで言及しときますね。


獣化症という遺伝子疾患がテーマとなる獣人もの作品。モフモフに癒されるほのぼの話じゃなく、切ない系のシリアス寄りです。獣化体した身体変化に対してどうこうの話より、獣化した際の獣の本能が発現したことに対する苦悩や葛藤といった内面にフューチャーしたストーリーになっています。

発症した狼谷と、その隣人である人見とのいわゆる両片思いなストーリーですが、この両片思いが切ない切ない。獣化症によって人見を欲する欲が暴れ回って強引に押し倒したりなんかして…。で、そのことに自己嫌悪を感じて…っていう狼谷の苦しみが、この1巻では主軸に進みます。
狼谷のことが好きな人見としては、そんな狼谷に寄り添い彼の苦しみを解き放ってあげたいと思うわけです。でも狼谷は人見を傷付けたり壊したりするんじゃないかと恐れるがあまり距離をとろうとする。でも、人見はそんな狼谷から離れたくないと縋る。

なんという追いかけっこ。そしてどちらともに相手を思いやる愛に溢れていて、お互い好き同士なのに、すれ違ってる状況に胸が痛みます。

人見は弱っちょろい感じですが、狼谷のことになると一生懸命で、隣人との恋に齧り付く根性心に正直なところ驚きました。獣化した狼谷って、体格が良いのもあるけど結構怖いんですよ。フーフー…とか言ってるし、言葉も荒いしね。
でもそんな理性を失った狼谷に襲われても、人見は逃げないしむしろ距離を詰めてグイグイといっちゃうもんだから、恋ってのは凄いエネルギーだ(笑)

好きだから距離をとりたい狼谷と、好きだから距離を詰めたい人見の、それぞれの想い人に対する向き合い方の違いが、この作品にとって嬉しどころでもあれば苦しどころでもあります。
獣化症にどう向き合うか、どう立ち向かうか……発症した狼谷だけの問題になりなそうなところ、人見もその問題に一緒になって向き合っているのが健気ですごい愛を感じますね。
人見を巻き込みたくないと思っていても、狼谷の本能がそれを許そうとしない獣の部分が、普段の穏やかな狼谷とのギャップを引き立たせているのが見応え抜群でした。


将来的な子どものこととか含め、今の彼らには問題山積の希少な遺伝子疾患に、2人がこれからどう向き合っていくのか楽しみです。とりあえず、2巻にて気になる1巻の続きを確認しなきゃなので、すぐさまGOしましょう!

2

期待が高まる新シリーズの開幕です

同日に1,2巻が同時発売だったので1,2巻完結かと思ったら、、、
まだ続きます…!

現時点で2巻まで読みましたが以下のレビューは1巻のみの内容で書きます

獣化症というこの作品ならではの設定がとても異彩を放っていて面白いです!
もしかしたら他にもこういう設定の作品があるのかも知れませんが既読モフモフ作品自体がそこまで特化して多い訳ではない私にとってはとても斬新

斬新だったのが獣化していく…!という症状である、という所
元からモフモフさんなのではなくて徐々にモフっていくのが面白いと思いました
耳や牙が生えてきて、爪が伸びて、嗅覚が鋭くなって、、、そして遂に尻尾が生える…!まるでおたまじゃくしの童謡のように順を追って「獣になっていく=獣化」していくんです

その過程でただのお隣さんだった相手との関係性が否が応でも変化していってしまうのです

巻き込まんでしまったと思う攻めとどうにかしてあげたいと思う受けの意思のズレがBL的展開での萌えポイントです!
ここも本来は「ちょっと仲の良いお隣さんだっただけ」という絶妙な距離感があっての自然な意思疎通のズレを裏付けています

設定と展開が上手いです
更に獣化症の特徴のひとつである「繁殖意欲」が絡まる事でエロも発生させてしまう…!しかもモフモフさんでのエロなので激しめなのがまたドキドキしちゃう♡

これはシリーズとしてとても興味深く楽しい始まりです!!
切ない所も1巻は多いかな?と思いますが狼谷さんがブラッシングで甘えている所が可愛すぎて堪りませんでした(≧▽≦)‼
私もモフりたい…!笑

5

体格差+ケモ耳尻尾+執着攻めに萌え♪

体格差が特徴的なぽけろう先生。全作拝読しています。
こちら連載中から読んでいました。やっと単行本になって嬉しいです♪
(こちらは1巻のみのレビューです)

1、2巻同時発売ですが、まだ連載は続きます。完結してから読む派の方はご注意ください。

本作も、攻めの狼谷(かみや)と受けの人見が、かなりの体格差です。加えて狼谷が重めの執着攻めになっていき、人見は健気受けです。

二人は仲のいい隣人同士でしたが、突然狼谷が獣化症(耳や尻尾、キバなど、動物の特徴が発現してくる疾患)を発症し、人見を襲ってしまいます。(ちなみに狼谷には狼の耳と尻尾が出てきます。大型犬っぽくて、ちょっと可愛いです。)

1話のこの濡れ場が、まあエッッロいです!気の優しいいい人だった狼谷が豹変して、エロエロに襲ってくるギャップがすごいです。

襲ったと言っても、人見の好意を狼谷がキャッチして発情しちゃったということなので、嫌がるところを無理やりとかではないです。

その後も人見が健気な好意を示してくるので、再び発情するシーンあり。挿入までいかない濡れ場が結構多くてエロ度高めです。先生の描くエロエロな濡れ場が堪能できます♪

狼谷は性欲に身を任せるわけでなく、人見を傷つけまいと必死に欲望に抗って、人見を突き放そうと頑張ります。こちらも健気な攻めですね。

実はお互い惹かれあっている両片思いなんだけど、ある事情から狼谷が人見の気持ちを受け入れられず、じれじれした展開に。
1巻のラストで狼谷が気持ちを吐き出して、下見が狼谷を煽って、さあどうなる?!というところで終わります。

最後に狼谷がなかなかの執着を告白してくれました。執着攻め好きにはたまらない展開です♡

続いて2巻もレビューします。

電子書籍 白抜き修正or薄いワクあり白抜き修正(薄ーいですが、ワクありなので形がわかって良きです)

2

噛み砕いて愛をおしえて 1

ぽけろう先生の作品ということでとても楽しみにしてました
獣化してしまうお話で体格差とモフモフと両方堪能できます
本当に画が素晴らしくて大好きです

ぽけろう先生の描かれる男性はとてもセクシーで素敵
今作も人見くんがぼんやり優男なのにすごく色っぽくてそのギャップにやられました
狼谷さんは大きくてカッコイイ
男が憧れる男の人っていう感じですごくいい
けれど、必要以上に人と関わらないようにしている孤独をかかえていて影のある男です

じれったいとはまた違うもどかしい二人の恋愛がとても良かったです
続きが楽しみです

2

切なさと恋心と、モフモフのバランスが絶妙。

ぽけろう先生、大好き!
ということで作家買い。

ぽけろう先生の新刊は獣人もの。
って言っていいのかな。「獣化症」と呼ばれる遺伝子疾患の一種で、ケモミミや尻尾が生えてきてしまうという病を発症する人がいる、という世界観のお話。1,2巻同日発売だったのでてっきり2巻完結のお話だと思って手に取りましたが、2巻で完結しません。完結してから読む派の腐姐さまはしばしお待ちを。




主人公は大学生の人見くん。表紙の彼です。
ある日、とある出来事を介し、アパートの隣人の狼谷さんと世間話をする関係に。姉三人に囲まれた末っ子長男くんの人見くんは筋肉質で優しく世話好きな狼谷さんに、兄を慕うような、淡い、ほんのりとした好意を寄せていたが、狼谷さんが獣化症を発症してしまいー?

というお話。

ぽけろう先生らしい筋肉質な肉体美をこれでもかと見せられ、まず昇天。
カッコいいです。
そして、これもぽけろう先生の十八番でしょうか、エロもそこそこありますが、エロに振り切った内容ではなくどちらかというと切ない恋心を描いた作品なのも良き。

狼谷さんが獣人症を発症したとき、発情期に充てられそのまま…、という展開ではあるのですが、狼谷さんと人見くんのすれ違う恋心がぎっちり描かれていて読んでいて切ないし、萌えるし、絵柄はきれいだし、で悶絶しっぱなしでした。

そこにまたナイスな因子として加わるのがケモミミ&尻尾。
もっふもふで、その耳や尻尾が狼谷さんの心情を読ませるツールになっているのもいい。

ぽけろう先生ってラブコメがお得意な作家さまのイメージがあるのですが、今作品はコミカルというよりもすれ違いつつ、勘違いしつつ、少しずつ心通わせていく切ないお話。でも、切なさとかシリアルさ一辺倒ではなく、恋心あり、ぽけろう先生らしいコミカルさもあり、非常にバランスのいい作品でした。

5

体は大きく心優しい獣化症攻め様の思いが切ない、、

2巻は未読、1巻のみ読み終わった時点でのレビューです。

体格差×年齢差(攻めが年上)×もふもふ!!!という、3つの萌えポイントが揃ったこちら。

大柄な狼谷(攻)の頭にはケモミミ、尻尾も生えて人見(受)にじゃれつく姿は狼というよりワンコそのもので、頭わっしわっししたい衝動に駆られました。
尻尾のブラッシングもぜひぜひやってあげたい…

そんな萌えはありつつも。

突如獣化症を発症してしまい、本能的な性的欲求が抑えられず苦しむ狼谷。

人見の気持ち(&身体)は完全に狼谷を受け入れているんだけど、誰よりも狼谷自身が獣のような自分を受け入れられていないことがひしひしと伝わってきて、辛く切ない気持ちになりました。

二人がお互い特別な存在だと想い合ってるのは明らかなんだけど、”人ならざるもの”になってしまったという負い目を持つ狼谷が、これからどう自身に向き合い、人見の気持ちを素直に受け取れるようになるのか。
下巻で確かめるのが楽しみです…!

2

ラブコメではありません!苦しくて切ない

狼谷×人見

収録内容1〜5話+描き下ろし


獣人ラブコメではありません!

絵柄もやり取りもコミカルで、
最初は気楽に読めるかなと思っていたけど、全然そんなことなかった!
精神的な痛みがぎゅっと詰まって、
超苦しくて、切ない!
「獣化症」の重厚感や、
2人の心の葛藤や関係の変化がズキズキとくるほど深くて、
キュン痛いが止まらない!


普通の大学生の人見と、
彼の隣人である雄大で優しい社会人の狼谷のお話。

希少疾患の獣化症に苦しむ狼谷を
支えたい一心で頑張る人見。

獣化症ーー
孤独やストレス、焦りから生まれた病気。
獣の耳、歯、爪、尻尾が出てきて、
発情すると、エッチがしたくなる。
子作りで和らげようとするが、特に好意のある人を襲ってしまう。

本能と良心との戦いで、
狼谷の欲望を抑えようとする姿が苦しい。
お人よしの狼谷が、
今までの人間関係が想像以上に辛かったのだろう、
1人で孤独だったのだろう。

そんな狼谷に健気な尽力を包む人見。
狼谷に何をされてもいいし、
獣化症についての探求もしっかりして、
男の自分が子供欲しがる狼谷を助けるかどうか戸惑いも混じり合って・・・切ない。
体と心から献身度がMAXで尊い!

体格差は本当に至極!
エロだけど、素直な行為ではないから、
見て、疼くような感情がぐわーっと湧いてくる!

人見の片想いから、両片想い、両想いへと進展する過程が、
2人がじわじわと感情が芽生えながらも、
好きなのに、人見を大切にしたく傷つけたくないという
臆病に崩れてしまう狼谷の苦悩に胸をグッと締め付けられます。

5

温厚な激重執着攻めの性欲が、受けに大爆発起こしてるの好きなんだよ

ぽけろう先生の作品は前作の「ご馳走さまが聞こえない!」から読み始めたのですが、そちらもエチが癖にぶっ刺さりだったので、こちらの作品も購入しました。どうしても早く読みたかったので電子で日付変わった瞬間読んでしまいました笑

隣人の狼谷に密かに憧れている人見は、笑った顔が見たいという理由でよくおすそ分けをしています。いつものように部屋を訪れた人見は、ケモミミを生やした狼谷に襲われてしまいーー。

本作も対格差エチがとってもドスケベで良かったです❤
特に狼谷が人見をバックで犯すシーンは、腕の中にすっぽりと納まっちゃって尊すぎる。対格差のあるバックって密着度激高で萌えですよね。

狼谷は温厚で優しい性格をしているのですが、人見がオッサンに絡まれたり、キャッチに捕まったり、当て馬的存在の三芳先生と会っていることを知ると、嫉妬や独占欲が暴走して執着執着執着~~~~と暴走してイライラしちゃうギャップがてぇてぇ。

大事にしたいけど、執着や征服欲が暴走しそうで、自分は受けのそばにいない方がいいんだと考える温厚執着攻めが好きな人。特にエチも濃厚なのが欲しいという方にオススメしたい作品です。

温厚執着攻めが自分の性欲に、ハーハー耐えてるの大好きだ。オメェの大好きな受けはそれを受け止めてくれる器があるんだぜ! まあセッになると「もうイったから~」って泣いちゃうんだけどさっ!

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