条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
omae no houkara kiss shitekureyo
友達だったはずの同期への独占欲と優越感に向き合い、友達から踏み出して、恋人としてキスするまでの話。
第5話。
上野の「お前が安心できる場所が1つなくなるのが嫌なんだ」というセリフには彼の心の柔らかい部分が存分に表れていて、
その分だけ神田は友達に戻れない自分に気づかされる。
対する上野も、「ゲイじゃないと付き合えない」の真の意味に立ち返って腹を括る…
お互いの相手が上野と神田だったからこそ惹かれあったんだろうなぁという説得力がすごいです。
じわじわと伝わる心情描写の中で何度も重ねられていく2人のキス。
強引なキスや幸せを噛み締めるキスに朝の優しいキスまで、それぞれの熱のぶつかり合いや通じた気持ちが精緻な画面で直に伝わってきて、この作品のキスに向ける先生の本気度を感じます。
2人の人間性を知るのに不足しない綺麗な情報の回収がなされ、ベストタイミングで入る回想で互いの視点で経緯を見せるなど、1冊を通した展開が見事です。読み返し始めればいつも最高のタイトル回収まで一気読みしてしまう作品です。
The relationship of the two main characters were not suddenly incurred, during their daily routine, they started to know each other (including personality and daily habits), I love the story with a detail description of love progress instead of a sudden sex. (I feel it's the trend nowadays...). They both fall in love with each other but hesitated to express the feeling was one of the best part of the story.
一言で言ってしまえば、よくある両片思いで最後はハッピーエンドな王道of王道なオフィスラブ的作品です。
が、そんな一言で終わらせるには有り余るほどのもだもだもだ…そしてキュンキュンなシチュエーションに見事にハートを撃ち抜かれる方が多数のはず。
それぞれが相手のことを思って悩んでいたり、うだうだ悩んでいたりとか・・・・あぁぁぁもうじれったいっ!と地団太踏む方もきっと多数のはず。
これ以上書くとネタバレになりそうなので突っ込んだ内容に関しては控えますが、さすが各サイトやSNSで話題になっている作品だと思います。
絵柄も内容も読みやすく、万人受けする作品かと思いますので読んだことがない人は是非、試し読みだけでもお勧めします。(超個人的には、攻めの目つきの艶めかしさに是非ときめいてほしいです。受けを見つめる視線がもう、言葉に出できない・・・)
最高、両片思い!
こちら、何度も読み返したくなる作品のひとつ。
オフィスラブ。同期、経理部の上野君×営業エース神田君。2人は傍目からはライバル関係なんですが、実は毎週のように上野宅に出入りする仲。
この作品の癖に刺さったのが攻がゲイ、受がノンケ!
片方ノンケとの葛藤描写が、とても丁寧に描かれてる作品です。
前半、上野くんにゲイであることをカムアウトされながら、タイプではないと線引きされての2人の距離感。
でも、すでに友達以上だよね?と問いたくなる2人。
神田君→隣の子好きになっちゃうみたいに俺のこと好きにならない?
上野君→一番近くで喜ぶ顔がみたい。
互いのモノローグからしてもうお互い好きじゃん!ていう…
どちらかと言うと神田君がぐいぐい攻める。上野君好みの外見にシフトしたり、無防備になついたり。これ無自覚だからこわい。
この作品のよいところは、互いが大切な存在になった経緯と、ゲイの葛藤によるすれ違いがしっかり描かれているんです。
神田君は父親の存在に暗い影がある。それは負い目であり、普段の自分からは見せたくない部分。そこに対しての上野君の言動が彼を救ってくれるのです。
グラデーションのあるやつなんだよなあ…という、神田君からの印象表現の仕方が的確。上野君はドライなようでとても繊細。
でもそれは彼自身にも見せたくない部分があって。
このキズが本人すら気づかないほど深いから、上野君は神田君に好きとは言えない。思わないようにする。
この葛藤が本当に切ないです。
恋に臆病になることに、ノンケもゲイもないんだよな。
上野→いけるかな?(お前でも)
神田→いけるかな?(俺でも)
同じワードなのに、受け取り方が全然違う。神田のそれは、相手の気持ちを伺ってでた言葉なんだよーと、言葉ひとつとってもすれ違う、作者様のテクが素晴らしい。
それでも健気に追いかける神田君ですが、どうしてもノンケに拘る上野くんへの、台詞。
「他の男と付き合って証明したらいいの。それで生まれ変わったら俺を好きになってくれるの」
…私の2024健気台詞大賞です。おめでとうございます。
互いが想いを確認してからも、神田君の健気ぶり、クールなようでデレが甘い上野君の変貌ぶり。
このへんもぜひ見ていただきたい、素敵な作品です。
絵もどストライクで、特に上野君の垣間見える独占欲、熱を持った眼差しや神田君の蕩けそうな甘え顔、キス描写…奥行きが広いです。
これはもう、その後の2人も見たい。続編も希望しております。
『お前のほうからキスしてくれよ』を読んで、とても楽しみました!仕事では厳格で冷静な上野と、明るくて人気者の神田という対照的な二人の関係性が、とても自然で引き込まれます。友人関係からお互いの気持ちに気づいていく過程が丁寧に描かれており、時に笑い、時に胸が締め付けられるような瞬間がたくさんありました。一巻完結の中に詰まったドラマとロマンスが心に響く素敵な作品です。
続編が待ち遠しくてたまりません!
大きな波乱はないながらも、大切な友人を続けていた2人の関係がゆっくり変わっていく感動的なストーリーでした。
この作品のMVPはなんといっても神田。
過去のトラウマから好きな気持ちを認められず、ありえないという思い込みから神田の好意すらも気づかない上野の心を開かせた神田に金一封です。
"一生かけて証明すればいい?"には堪らず涙でした。
その後からどんどん可愛くなっていく(神田はもちろん)上野に萌の嵐です。
お互い不慣れながらも恋人として歩み始めたところでエンドなので、続編でどんな2人が見られるのかとても楽しみです。
営業部エースの神田は、経理部の上野とは同期で、周囲からは二人は仲が悪いのではと思われている。
でも神田は上野の家の合鍵を持ち、日常的に家に転がり込むなど本当は仲良し。
上野がゲイだと知っても、神田の態度はまるで変わらず、むしろお互いに居心地がよくて一緒に居るのですが、そんな二人の関係性が少しずつ変わっていくというお話。
読み応えがありました。第1話だけでもかなり濃密でした。
二人の気持ちそれぞれにスポットを当ててじっくり描かれているので、読みやすくわかりやすく、気付くと作品世界にのめっている感じです。
上野も神田も、どちらにも寄り添って読めます。
たとえばこのお話が上下巻だったら、ここでもう一波乱あるんだろうな、というポイントがあるのですが、全1冊なのでそこには踏み込まずに過ぎて行きます。そういうお話作りの妙のようなものも窺えました。
お互いが一緒にいることで心地好いと思っていて、いまの関係を壊したくないから「友達」で居続けたい。でも、たとえば相手が自分以外の人と一緒にいるのを許せるのか?と考えたときに、明確にそれはいやだ、と思い、果たしてこの気持ちは友達って言えるの?と、神田は踏み込んだけど上野は一歩引く。この違いも良かったです。
続編準備中というお話を聞きました。とても楽しみです。