群青ハレーション

gunjouharēshon

群青ハレーション
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神46
  • 萌×219
  • 萌7
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
17
得点
328
評価数
74
平均
4.5 / 5
神率
62.2%
著者
noji 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
チルシェコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784575381580

あらすじ

「オレはなんで先輩にキスしたの――?」SNSで話題になった「奇跡の一枚」のせいで、入学式早々、先輩たちに囲まれてしまった丹生蓮。助けてくれた3年生の鷹宮肇と、写真部の部室で再会するが、「奇跡の一枚」を撮ったのは鷹宮本人だった。写真部に入部し一緒に活動するうち、鷹宮にひかれていく蓮。「奇跡の一枚」が「奇跡の恋」へ…?写真マニアの先輩×生意気な後輩。写真部で写真甲子園を目指す男子高校生二人の、青くて、熱くて、とびきり甘酸っぱい、キラキラの青春BL!コミックス描き下ろしも収録!

表題作群青ハレーション

鷹宮肇、高校3年生、写真部の部長
丹生蓮、高校1年生、写真部の部員

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下漫画:『沢井です。1〜4』

レビュー投稿数17

ピュアなDK成分を摂取できる!

noji先生の単行本の中では初のDK本ですよね。基本的にはあまり読まないジャンルなのですが、作家さん好きなので読んでみました。

【高校に入学した蓮は写真部に入るが、部長の鷹宮はSNSで拡散されてしまった自分の写真を撮ったその人だった。蓮は部活動を通じて鷹宮を知り、だんだんと彼に惹かれていくー】

写真甲子園!なんとそのような青春イベントがあったとは、初めて知りました。いいですねー、10代後半のキラッキラしたまぶしい青春が。そして近付いていく2人の距離や気持ちがまぶしいです。イベントや受験などを通してお互いの気持ちを深めあっていくのも青春ですね。

いわゆる若い性欲に流されたDKストーリーではないので、じんわりとした余韻で終わる感じです。直接的なエッチ描写はなし。表紙裏おまけの沢井4コマがめちゃくちゃ良かった!こういうのがたまらなく好きです。

0

【僕にとっては本当に・・・奇跡の一枚だったんだよ(肇)】

エロス度★

肇と蓮が紡ぐ恋物語♡
学生同士の甘酸っぱくキラキラと輝くアオハルさが非常に眩しく、写真に切り取られた日常や思い出の欠片・・・そして、写真に収められた蓮が肇に向けた顔に込められた想いなどが素晴らしかった!

特に、肇に構い倒されるうちに心を許して懐いていく蓮の可愛さや先輩後輩を超越した距離感・無自覚なイチャイチャに悶えまくりで、一緒に部活で青春を満喫するなかで変わっていく蓮やお互いに芽生えていく恋が尊かった!

蓮の行動力や表情の動きが忙しなくて可愛かったり、蓮の身長の変化もツボります♡

0

君と出会った奇跡がこの胸に溢れてる

奇跡の一枚と言う奇跡の出会い。
蓮くんも鷹宮先輩も奇跡の一枚で大きく運命を変えていく。
蓮くんは、奇跡の一枚が無かったら平穏な学生生活が遅れたかもしれない、でも先輩には出会えたかわからない。一方先輩は、奇跡の一枚を撮るまでの、動かしようのない母の死に向き合えなかったかもしれない。
登場人物の、かもしれない運命が奇跡の一枚によって好転的に向かった。そこに青春の眩しさや儚さをこれでもかと詰め込んでいる。
そして特筆すべきは、全ての登場人物のキャラ立ちが素晴らしい事。主要キャラ、中でも沢井君は言わずもがなだが、幼なじみやクラスメイトのモブキャラや蓮くんの祖父母、写真部の顧問などまでしっかりと人物の性格が描かれていて、さすがnoji先生といったところ。
読後の爽快感は他と一線を画している。

0

あなたに写真を撮られてもいいと思うようになるまで

 表紙のイメージそのままの物語でした。noji先生の水彩画のようなタッチは青春ストーリーにとても合いますね。ただふわふわした話というわけでもなく、写真部の活動もかなり綿密に描かれていて、初めての大会で周りに気圧されて緊張する様子など現実的な場面もたくさんありバランスがとれていました。写真甲子園って本当にあるんですね。スポーツに比べるとなかなか日が当たらない所かと思いますが、文化系の部活の競い合い、挑戦もスポーツに負けず魅力的だなぁと思いました。

 肝心のBLの方は、中盤を過ぎてもこの2人が恋人になる想像が全然つかなくて、そんな作品も珍しいなぁと。2人ともあまりにも健全だし、接し方も先輩後輩の域を越えることがないし、恋愛に発展しそうに思えなくて。でもよく考えてみたら、好意を分かりやすく表に出す人間ばかりではないですよね。むしろ、今まで通り相手に悟られないよう振る舞う方が自然。鷹宮の態度はそれだったんだなぁと。丹生は言わないつもりだったというから、最後は鷹宮の方から伝えてくれて良かった。気持ちが通じ合ってからの2人は、恋人姿が想像できなかったのが嘘のようにぴったりはまっていて、お互い少しずつ好意を募らせてきたんだなぁと感じました。

0

微笑ましい青春BL

大好きな先生の新作。えちはほぼ皆無なもののストーリー重視のこの作品にたっぷりと萌えさせて頂きました‍♀️
受けくんの性格と攻めくんの性格も結構好きだったのもあって、かつ好きな年下受けでもあったのでドキドキしました
そして特に沢井くんも好きです
表紙裏の沢井です!のコマも笑っちゃいました。同じ部活の先輩後輩の距離が近いとドキドキしますよね笑
そして最後のそんな大きな声出せたのかのくだり。笑
攻めくんが一瞬桜蘭高校の環かなと錯覚したりもしました感じ的にはあんな雰囲気

0

青春を堪能す

青春も恋もぎゅぎゅっと凝縮された一冊でした。

SNSに投稿された「奇跡の一枚」のせいで
本人の意思に反して有名人になってしまった丹生。

高校の入学式の日も絡まれていると、
3年生の鷹宮に助けられ…。

ストーリーは王道なのですが、
部活動に打ち込む姿や段階を経て少しずつ恋になってゆくところなど
一つ一つの機微が丁寧に描かれていて読み応えを感じました。

あと、個人的にモブ顔にもかかわらずやたら存在感を放っている
沢井が結構好きでした。
カバー下でも沢山登場してくれていて嬉しかったです♪

3

キラキラさくさく(沢井好き)

キラキラきれいな絵が内容にマッチしていていいですね。
ご陽気で誠実な鷹宮先輩、かわいい容姿だけど頑張り屋さんの丹生、どちらも好感が持てます。
テンポ良くさくさく進みながら、丹生が鷹宮に惹かれていくのが自然で。ずっと気持ちよく読めました(noji先生作品はだいたいそうで安心して読めるところも好きです)

描き下ろしがまた最高。
丹生が高校を卒業するまでは一線を越えないと我慢した鷹宮偉い。こういうところも好感持てます。
大人になった2人がかっこよくて萌えました。
とてもいい関係性を築いているさまが短いながら伝わってうれしくなりました。

そしてそして、沢井がいい。
いつもクールで観察しながらわきまえてるのがよくて。
メガネを外した一瞬がすごいイケメンだったのを私は見逃さなかった。
沢井マンガめっちゃおもしろい。
noji先生の脇キャラの描き方大好きです。

3

部活動と青春

とても面白かった。
中学の体育祭の写真(番号記入して買うやつ)が奇跡の一枚としてSNSでバズってしまい厄介事が増えて大変だった受け。高校の入学式でも写真を知っている上級生に絡まれてしまい、そこを攻めが助けてくれる。実は奇跡の一枚を撮影したのは攻め(写真館の息子)で…というお話。

写真部が写真甲子園を目指して頑張っている姿が青春で良かった。とても楽しそうな部。二年生の沢井くんのキャラが良かった。甲子園の結果に受けが悔し泣きするシーンでは私もうるっとしちゃう。

一年生の受けにはたった二歳差でも三年生の攻めが大人に見えて、かっこよく思えるのが学生あるあるでキュンとする。でも攻めもまだ高校生なので受けに告白するタイミングを伺って挙動不審になったりする姿は年相応で可愛い。

攻めが受けの写真を撮るシーンも好き。攻めが撮った自分の表情が攻めへの好意に溢れていて、こんなのバレバレじゃん〜て恥ずかしくなっちゃう受けも良い。

あと無断で写真をネットに投稿した子は怒られて、学校でちゃんと肖像権や個人情報の授業が行われて、不審者は爆速で駆け付けた警官に捕まり、受けの保護者が車で送り迎えしてくれたり子供である受けを守ってくれる環境が整っていたのもハッピーでよかった。受けの祖父母が素敵でした。

3

キラキラ、眩しい

一枚の写真をキッカケに自分の世界が大きく変わった鷹宮と丹生。
そんなDKふたりが写真部での活動を一緒にしていくなかで、恋が芽生えていく様子が描かれていました。

良いことよりも苦しいことのほうが多く、「奇跡の一枚」に振り回されてきた丹生。
写真というモノから目を背けたくなったこともあったと思うけれど、それとは意識を切り離して写真を撮りたいと思った彼の純粋さと家族思いなところに惹かれました。

そして写真部3年の鷹宮は最初こそ不思議で怪しさすら感じる部分もあったけれど、
ただただ写真に対するアツい情熱が変人っぽくさせていただけで、知れば知るほど彼の人柄の良さが見えてきて本当に素敵でした。

一緒に過ごした1年でたくさんの感情を共有して、すごく自然に惹かれ合ったふたり。
焦がれたり切なくなったりという「ザ・恋!」みたいなところはないけれど、
ふたりの真ん中にあるモノが"恋"だけではないので、青春の甘酸っぱさと写真の奥深さをしっかり知ることができたので大満足でした。

爽やかさと心が洗われるようなキラキラ感をたくさん摂取できて本当に幸せだったし、それをしっかり表してくれている表紙もすごく良くて。
何度も読み返したいなと思える作品でした。

3

カバー裏は本編後に!

中学三年生の時に「奇跡の一枚」の美少年として一躍有名になってしまった蓮。ストーカーやファンに付きまとわれたり、からかわれたりして嫌な思いをしていました。
高校の入学式の日にも先輩たちに絡まれていると写真部の三年生鷹宮先輩が助けてくれます。そして鷹宮先輩こそがその写真を撮った本人でした。
最初は「奇跡の一枚」によって迷惑を受けたと訴えますが、鷹宮先輩はただ写真を撮っただけで悪くないとすぐに謝ります。ふたりにはそれなりの事情がありますが、写真部の先輩後輩として写真甲子園を目指すことになります。

実は蓮も鷹宮先輩も出会う前に写真を撮ることが家族との絆において大事な事柄になっていると物語を読んでいるとわかります。中学・高校と多感な時期に何かに夢中になったり、家族を大事に思えたりするふたりがとても素敵だなと感じました。

写真部はたった三人。もう一人の二年生、沢井先輩がまたいい味出してるんですよ!沢井先輩は当て馬とかでは全然なくて、ホントにいい人で暴走気味なふたりを軌道修正してくれたり、陰ながらふたりを見守ってくれています。沢井先輩がいなければこの物語は進まなかったと言っても過言ではないです。特にカバー裏のショートで沢井先輩の様子を読むと「ありがとう!」と思っちゃいます!

鷹宮先輩がしょっぱなから蓮に対して距離感がバグってます。天然?ワンコ?夢中になったら周りが見えないタイプなんでしょうね。蓮より二歳年上ですが、ふたりの様子はワンコと仔猫のじゃれ合いのようで、ああ、高校生の青春だな!と思えます。
そういうタイプの攻めがダメって人もいるかもしれませんが、とてもかわいいです。
また、蓮も写真を撮ることで成長していきます。苦手なことを克服したり、できなかったことをできるようになったり。写真甲子園の中で生き生きと過ごしていきます。

ふたりが恋に落ちる瞬間や恋を意識した時はハッキリとわかりません。ただいくつかのシーンやコマでそれぞれとても魅力的に描かれているので、少しずつ好きが増えて行っているんだなと思えます。
そして卒業式。ふたりがそれまでの行動や気持ちの答え合わせをします。

鷹宮先輩が攻めらしいシーンはありますが、セックスのシーンはありません。
それでも満足できる1冊でした。

3

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う