東京戦慄奇譚

tokyo senritsu kitan

東京戦慄奇譚
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神23
  • 萌×23
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
10
得点
130
評価数
28
平均
4.7 / 5
神率
82.1%
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
電子発売日
ISBN

あらすじ

ラブ イズ ホラー。

寝苦しい夜
おぞましくも珠玉のホラーで
ぞくり としません か。


◇装画
yoco

◇漫画

加藤スス
ーーー「きみが待つ部屋で」

因幡
ーーー「魅入られ、憑かれて、八尺様」

凡乃ヌイス
ーーー「6と7」

瀬戸うみこ
ーーー「先輩の育て方」

日乃チハヤ
ーーー「運命と赤い糸」

さきしたせんむ
ーーー「ほねとかわとがはがれるおと」

レビュー投稿数10

大満足!

表紙もとても素敵だし、夏だし読んでみるかと思って読みましたが大満足でした。

▪️きみが待つ部屋で
ポルターガイストの被害にあっている受けと配達をきっかけに受けと仲良くなった攻めの話です。
受けはポルターガイストを気にしているふうでもなく、あくまでポルターガイストは恋のスパイス的なもので明るく話が終わると思ってたんですが、考えが甘かったです…

▪️魅入られ、憑かれて、尺八様
最初痛がったり、怖がったりしている受けですが、尺八様の力?で快楽堕ちします。絵が魅力的で、イケメンな受けが快楽堕ちしている表情はとてもギャップありました。

▪️6と7
ネタバレなしで読んでほしい系のお話でした!どの作品も面白かったですが、私は一番こちらの作品が好きでした。無邪気な感じの攻めの雰囲気も、影がある雰囲気の受けも、ストーリーもすべてに惹かれました。

▪️先輩の育て方
攻めの顔も受けの顔も可愛いなって思ってページをめくっていったら、意外とグロくてビビりました笑
今まで読んできたどの作品とも違って、個性がすごいなと感じました。この受けには、この攻めしか無理だなと感じるような、とてもお似合いの2人です!

▪️運命と赤い糸
ヤンデレや執着攻め好きな方におすすめの作品です。登場人物も好きですが、お話の構成も好きです。希望を持たせた後はそうくるかと、感情が忙しくなりますが面白かったです。受けの今後や攻めがどう過ごしてたのかなど気になるので、後日談などあったらいいのになと思いました。

▪️砉(ほねとかわとがはなれるおと)
こちらの作品が一番怖かったです…!絵が綺麗なので、余計怖いです。そして、終わり方、ぞくっです。この作品が最後のお話だったので、いい意味で後味すごいです笑
予想していない終わり方だったので、びっくりもしましたが楽しめました。

8

電子専門が勿体無い!大満足なホラーアンソロ

豪華すぎる執筆陣だけでも〝神〟ですが、各話25P前後の短さの中でシッカリ纏っていて物足りなさは皆無。寧ろ、謎の爽快感!

と言うか、想像以上にガチホラーです。
BL以外ではホラーばかり読む私ですら、読後ゾワッと鳥肌が立つレベルの作品ばかりで、東京漫画社さんの本気を感じました。
なので、ホラー苦手な方はご注意を!

各話素晴らしかったのですが、以下、印象深い作品のレビューをば。

★凡乃先生「6と7」
全25Pの短さの中で、二転三転する展開と伏線回収の秀逸さに思わず鳥肌が立ちました!
BL版「世にも奇⚫︎な物語」のようで、この世界観の虜です

★瀬戸先生「先輩の育て方」
初っ端、攻め様が首チョンパされるスプラッタシーンから始まりますが、瀬戸節炸裂で何故かめちゃくちゃ可愛いコメディBLでした。
正に、エロとグロとギャグの狭間。個人的に花輪●一先生や丸●末広先生を彷彿とさせる〝ガロみ〟を感じました。
エログロナンセンス最高ーーー!!!

★日乃先生「運命と赤い糸」
幽霊や怪奇現象では無く〝生きてる人間が1番怖い〟じわじわ恐怖が迫り来るサイコホラー作品。
愛が重過ぎて最早「呪い」な攻め様がめちゃくちゃ怖いんですが、攻め様のビジュアルが好み過ぎて、怖いんだけどカッコいい…!となってしまいました笑
この攻め様になら囲われても良いかな…と思えてしまうし、その魅力すらホラーなのかもしれません。

★さきした先生「ほねとかわとがはがれるおと」
何だコレ、めっっっちゃエッロイな……!!!?
うおおおお!!!めちゃくちゃエロいやんけー!!!!!と大興奮でページを捲って「ヒェッ」とリアルに声が出ました。
エロいですが、ガチホラーですよ。最高!
※Renta!で購入しましたが【刻み海苔修正】で、さきした先生の断面図エロを楽しめたのが本気で嬉しかったです。

どの作品も面白くて、オカルト・ホラー好きには堪らないアンソロジーでした。

因みにハッピーエンドはありません!
ラストは「ヒェッ」と背筋が凍る作品ばかりで、紙書籍ならヴィ●ヴァンで販売してそうな、エログロナンセンスな世界観。でも、この世界観が癖になる!
最高の夏を過ごせそうです。ご馳走様でした♡

▶︎Renta!/刻み海苔

7

ホラーBL! 最高のアンソロジー!

大大大満足アンソロ!!
ホラー好きの腐女子全員におすすめしたいです!!!


加藤スス
ーーー「きみが待つ部屋で」
フードデリバリーのアルバイトをしている主人公が、デリ先のひさしさんと仲良くなって、ひさしさんの家のポルターガイストと戦う? 話。

主人公がわりと能天気なので、ホラーにしてはかなり明るめな雰囲気。

主人公! ポルターガイストの原因をストーカーだと思ったなら家じゃなくて本人に取り憑いてると思えよ!?!?笑
と読みながらめちゃくちゃツッコミを入れてしまいました。

そこから一転。束の間の平和からのどんでん返し。
勝手に原因究明したと思って安心する主人公、ひさしさんと良い感じになるにつれて絶望へのカウントダウンが聞こえました(笑)
緩急がしっかりあって良かったです。

エロは寝取られ系の良さがありました。
わからせセックス?

結局のところ透明人間的な怪異だったのだろうか?
最後は監禁されちゃったのかな? 死んだ女子大生は本当に事故だったのかな? 主人公はどうなったのかな?
ホラーらしい余韻の残るオチで良かったです。


因幡
ーーー「魅入られ、憑かれて、八尺様」
罰ゲームで肝試ししたら八尺様に犯された話。

基本は都市伝説の八尺様に沿っていて、そこに♂棒がプラスされてます。
めちゃくちゃド直球のエロホラー。
最初から最後までエロ同人みたいなストーリー展開で馴染み深かい内容でした(前フリは丁寧)。
大変わかりやすくて良かったです。ホラーでエロと言ったらコレだよね! と言った感じ。

陵辱ものですが、ハードさはそこまで無い(絵面が綺麗) なので比較的読みやすい陵辱だと思います。

一つ気になったのは、最初しか動画回してないっぽい所。動画配信者なのに! ハメ撮り……。


凡乃ヌイス
ーーー「6と7」
様子がおかしい恋人の話。
もしかして恋人は人間じゃない……? と思ったら実は、な内容。じっとり系ホラー。面白かったです。

結構要素モリモリな設定で、ラストの方(一人称切り替わってから)が説明的で勿体なかった。
モノローグで説明されるのではなく、もっとゾワゾワしたかった(圧倒的尺不足感)。
モノローグの下の絵的な表現、構成? はすごく良かったです。じっとり感のある怖さや、伏線回収的な面白さがありました。

礼拝? の淡々とした語り口や、テレビ番組の音声が良かったです。地味ですがホラーらしい不気味な雰囲気。
特に冒頭の虫番組は後からじんわり効いてくる良いシーンでした。
礼拝は数字に関する説明の意味もあったかと思いますが、色々な背徳感を膨大に膨らませてくれました(笑)

二人のキャラバランスも最高に良かった。
未来のない共依存BLで最高でした。

読み返したら昆虫番組の放送回数に気が付いてジワジワきてます(笑)
中長編で読みたかったな。かわいかった。


瀬戸うみこ
ーーー「先輩の育て方」
サイコラブコメ。
セックスすると殺人衝動に襲われる主人公が、セックス中に殺した植物人間の生首を鉢植えで育てる話(植え替えもする)。

この作品での植物人間とは、生首になっても土に植えて水やりすれば首から下が生えてくる生き物のこと。
一番ド直球のグロで、一番ド直球のラブ。
収録作品の中でもかなり異色の内容でした。

内容は狂っているのにも関わらず、独特のテンションと可愛い絵で楽しいストーリー。
この作品がアンソロそのものに緩急を生み出していると思います。

この作品のみ圧倒的ハッピーエンド。この二人が上手くいったおかげで新たな犠牲者が生まれずに済む、この世にとってもハッピーなエンドでした。
二人だけで完結できる自給自足な狂気愛で可愛いです。


日乃チハヤ
ーーー「運命と赤い糸」
赤い糸で結ばれた運命の相手(メンヘラ束縛元彼)の話。
最初から最後までめちゃくちゃ綺麗にまとまったホラーBLでした。
ホラーとBLのバランスがちょうど良く、緩急の付き方も完璧。
内容はサイコホラー寄りだったかなと思います。

赤い糸という可愛らしいテーマから引き起こされる恐ろしいストーリー。このギャップも良かったです。

自分に好意を抱いている男性へ、自分が如何に呪われた運命にあるのか語り聞かせる主人公。
ある男と別れてから、付き合った男が糸にまつわる不審な死を遂げる……。
この過去回想がすごく良かったです。元彼の死に様も不気味で最高。特にバイクの人! うわっホラーだ! ってなりました(笑)

そして語り聞かせた後、例の如くまるで解決したかのような空気になるんですよね……そして訪れる絶望。
告白と言う名の死亡フラグを立て、はじめて自分の目で人が死ぬ瞬間を見るわけです。
そこから元彼についてのちょっとした答え合わせもあり、オチまで綺麗でした。
タイトルが『運命の赤い糸』ではなく『運命と赤い糸』なことにも納得。
運命と言う名の呪い、怖い。


さきしたせんむ
ーーー「ほねとかわとがはなれるおと」
自分にしか聞こえない異音に悩まされる新くんと、それを調査する坂上さん(探偵)のお話。
虫注意な作品ですが、音のホラーでもあります。
じわじわ上り詰めて一気に落とす、ジェットコースターのようなホラーBLでした。

この話、BLとしてはかなりの急展開ですが、寄生虫(便宜上そう呼ぶ)設定がそれを肯定しているというか、誘ってたんだな……っていう。

じんわり不気味ホラー→ドエロセックス→絶望、の最強コンボ決められました。

“ぐちゃぐちゃ”は『ほねとかわとがはなれるおと』、つまり寄生虫が宿主を食べる音だったんですかね……?
冒頭の「あっ」は寄生された瞬間? 食い終わった時?
少なくとも「あっ」の瞬間は新君だと思うのですが、裸足なんですよね、あの時。自殺しようとしてた……?

分かりませんが、「あっ」で始まって「えっ」で終わるの美しくないですか?
ホラーとしても好きなオチ方でした。
一頁であまりにもわかりやすい圧倒的絶望。
巻末にも最適なオチ。

下心で首を突っ込んで取り返しのつかなくなる坂上さんが愚かで可愛かったです。

6

ホラー映画は見れない私ですが…

とてつもないビビりの私はホラー映画は絶対に1人で観れませんし、観ちゃった後のお風呂は必ず背後を気にしながらなので2倍時間がかかりますw(どうでもいい情報…www)
そんな私ですが怖いもの見たさの興味にも逆らえない…
ホラーとサイコは常に摂取しないからこそ余計刺激物として印象深く残ります
(ミザリーはもう一度観るのに相当の覚悟が必要だけどチャッキーはパロディで克服しました~笑)

ホラー耐性レベルはこんな私です(尚、戦慄迷宮とかは絶対に無理、和物は貞子が限界…子供系ホラーは絶対に無理っす…)
このようにお子ちゃまレベルの私ですがまたしても興味と刺激を求めて…そして好きな作家さまのアンソロだった事で手を出してみたコチラ♪

とっても贅沢にドキドキ出来る1冊でした!
そして読後に安心してお風呂も入れたしぐっすり目を瞑って眠る事も出来ました~笑
とは言え、ゾクっ&ドキっは間違いなくします
しかも6編も入っています!
何て贅沢…!
色んな種類のゾクドキを味わえます

各編の素敵なレビューは先に上がっていますので是非、気になる方はご参考になさって下さい

私はホラーが苦手でも楽しめるかも⁉という可能性の布教を是非…!
「あ。ホラーか…ナイな…無理だゎ…」と思う前に是非、一度ご検討を~とお伝え出来たら。。。と心から思う1冊です
どうやら単話配信もスタートするようなのでバラ買いもありかも知れませんね♪(コスパは多分絶対にアンソロかと思いますが)

なので読み易さレベルで勝手にランキングして残しておきたいと思います(主観です)
1、先輩の育て方|瀬戸うみこ先生
コメディー&シュールさで余裕でイケて笑えます!が…良く考えると怖いっす…瀬戸先生のかわいい絵との対比もシュールw

2、魅入られ、憑かれて、八尺様|因幡先生
誰しもが避けられぬ道⁈…都市伝説系のホラー
実際に聞いたりしたら嫌なんですけどBLのエロ要素展開の、最後の主人公のゆきやくんの表情にゾクっとしながらもきゃぁ~///ってなりました(ΦωΦ)フフフ…好きです

3、きみが待つ部屋で|加藤スス先生
読み易さで言ったら2番目でもいいかも?です!ライトな雰囲気で進み読後の不可解さにホラーならでは!の後味を味わえます
あと引く系~

4、6と7|凡乃ヌイス先生
凡乃先生の作品が読みたくて買ったと言っても過言ではないです!いやぁ~流石っ!期待を裏切らない裏切りにゾックゾク~♡怖いしスッキリもしないけど…好きです、このお話しも凡乃先生も♡このアンソロ買って良かった‼

5、運命と赤い糸|日乃チハヤ先生
これはホラーというよりサイコっすね~Σ(゚Д゚)怖かった~‼執着拗らせ系を極めていく感じでBLっぽさもスゴイあります
日乃先生の画で読むとまた「囚われてる感」増し増しでゾクゾクします
タイトルがイイ!運命”の”赤い糸ではないんですよ~ココがミソ(-д☆)キラッ

6、ほねとかわとがはがれるおと|さきしたせんむ先生
1番ホラー味が凄かったっす。。。さきした先生の描く色っぽい受けさんのかわいさにウハウハ、エロさにウホウホしてたら……もぉ。。。最後の終わり方の怖さが………。”見て”下さい・・・。

秋の夜長のお供にホラー、どうですか???(私がホラーをススメル時が来るなんて……!自分にビックリw)

修正|白抜き(DMM)

5

BLとホラーの融合って珍しくない?

元々オカルト漫画好き。
子どもの頃ホラー漫画ブームがあった世代です。
菊川近子、松本洋子、高階良子、篠原千絵、あしべゆうほ、美内すずえ、成毛厚子などの少女マンガホラーから、お茶漬海苔、梅図かずお、伊藤潤二……

ホラーってバッドエンドがつきもの。どれだけアッと驚かせてくれるかがミソ。そんな感覚があるから、胸糞展開でも愛がなくてもお話として面白ければ比較的なんでも読める。

私が面白かった順に感想書きます。

①凡乃ヌイス先生「6と7」
ほのぼのムードから始まって最後胸糞悪い気持ちにさせられる。とっても面白かった。
お話の作り方と見せ方がオカルト作品として最高!

②さきしたせんむ先生「ほねとかわとがはがれるおと」
手足が多い生き物が苦手な人は無理なのかもだけど、面白かった!オカルト作品あるあるです。好奇心旺盛が仇になるやつ。

③日乃チハヤ先生「運命と赤い糸」
執着と愛情はやっぱり別物だなと考えさせられる。コチラもとても上手な物語展開。能力者が善良じゃなければ怖い事態になるな。

④瀬戸うみこ先生「先輩の育て方」
奇想天外な2人。受けも攻めもぶっ飛んでます。ヤベェ2人のおバカラブコメとしても読めます。
このアンソロの中で唯一のコメディ枠。罪は罪でしょ!と思ってたらちゃんとその事にも触れてたのでモヤモヤせずに読み終われました。永遠に共にお幸せにだよ。

オカルト系は最後のバッドエンド感とかサプライズ感を楽しむ物だと思うので、若干の不条理は許せるのですが、因幡先生と加藤スス先生のは結局不思議現象は何って事なの?ってモヤモヤしました。


⑤加藤スス先生「きみが待つ部屋で」
「女子大生ストーカーの幽霊じゃない、ポルターガイストじゃない、人間だ」って意味わからん。男の霊に憑かれてるんじゃないの?生き霊?なんか何者なのかわからないし、原因もわからないからスッキリしなかった。

⑥因幡先生「魅入られ、憑かれて、八尺様」
コチラもラストシーンが意味不明。心霊スポットにずっと居てるって事なのか、自宅に帰ってきたのか、あの長い紙はなんなの?お札?よくわかりませんでした。

⑤⑥についてわからなかったのは私の読解力のせいかもしれませんが、6作品中4作品面白かったのでアンソロとしては私的に当たりです。

DMMブックスで購入
白抜き修正

5

ホラーBLアンソロジー 読み応えあり満足♪

さきしたせんむ先生、加藤スス先生が好きな作家様で、他にも気になる先生方がいて、興味を持ったので読んでみました。ホラーといえば夏、ということで8月発売ですね。

表紙が綺麗だなと思ったら、よく小説で挿絵を担当されているyoco先生でしたね!大変美麗で良きですね〜。

一言でホラーと言っても、どの作品も独特な作風やストーリーで、面白く拝読しました。各話の単話配信も始まりましたね。気に入った作品について簡単に感想を綴ります。

【きみが待つ部屋で/加藤スス先生】
フードデリバリーの配達員が、幽霊の出る部屋の住人と仲良くなるが…というお話。加藤先生らしくコミカルな雰囲気で進みますが、終盤ゾクっとする展開となり怖くて面白かったです。最終ページが怖い…。

【6と7/凡乃ヌイス先生】
初読み作家様。
宇宙人が出てくる、独特な世界観のホラーで面白かったです。初めは受け攻め逆だと思ったw

【先輩の育て方/瀬戸うみこ先生】
初っ端から先輩がエッチの最中に後輩を殺してビックリ!初めの数ページがグロくて怖いですが、だんだん可愛いシュールコメディみたいにw ホラーとしては一番独特で、強く印象に残ります。よく思いつくなぁと感心w 面白かったです!

【運命と赤い糸/日乃チハヤ先生】
正統派ホラーという印象。読んでいてずっとジワジワと怖いです。「世にも奇妙な〜」というドラマを彷彿とさせます。最後までコワ〜。この作品だけ濡れ場なし。

【ほねとかわとがはなれるおと/さきしたせんむ先生】
さきした先生といえばギャグエロというイメージなんですが、本作はずっとシリアスで新鮮でした!画力も相まって、ジワジワと迫ってくる不気味な怖さです。こちらも世にも奇妙な…という感じのストーリー。結構長めの濡れ場が大変エロくてそれも良きでした。最後はこの画力あってこその怖さだなと思いました。ブルブル…


どのお話も読み応えがあり、とても満足感のあるアンソロジーでした!

シーモア購入 白抜き修正

4

ヒィィ((ll゚Д゚ll))ィィー!!

せっかくのハロウィンだから、ね☆

こちらのアンソロ、ホラー映画の予告映像を見ただけで気絶したワイですらなんとか耐えられる怖さで安心しました。
ギャアァァァァ━━━━━━━━━━!!!!!っていうより、ゾクッとします。

どの作品も印象的で、読み終えた後も「うわぁ…」って、不気味な余韻が残る感じがめちゃくちゃ楽しかったです!

なので、今年のハロウィンはもう過ぎてしまいましたが、まだ恐怖が足りない!っていう方は是非読んでみてください!

2

初アンソロジー

初めてアンソロジーというカテゴリーの作品を購入しました
どうしてもアンソロジーだと物足りなさや知らない先生とかがいらっしゃったりしてしまう点に躊躇していたのですが、お題が一味違う「ホラー」だった事や既読経験のある先生方の作品だったので挑戦してみる事にしました

お題である「ホラー」というテーマのお陰で恋愛での丁寧な心理描写に重きを置かないで読める為、物足りなく感じる事なく読み切れます
むしろ、物足りなさは余韻や匂わせとして読後の十分なエッセンスになっていたと思います

ホラーの種類も様々でサイコ、怪談、イヤミスなど終始ゾクっとさせるお話しばかりでした

どの作品もそれぞれの怖さ、ゾクッとさがあって甲乙付けがたいです!
敢えて言うならこの作品掲載順にした本の構成が秀逸だ、と思いました

読み初めの導入は割と軽めな雰囲気ながらしっかりと読み手を混乱させる世界へと導く「きみが待つ部屋で」、そして絵で魅せる怖さとそこに心理的恐怖を加えていく「魅入られ、憑かれて、八尺様」「6と7」、この辺から徐々に恋愛要素も濃くなって来たか?と思ったら「先輩の育て方」で全く別角度からの刺激!
そしてクライマックスに向けてこれぞBLのホラーな「運命と赤い糸」、ラストは圧倒的な読後の恐怖が残った「ほねとかわとがはなれるおと」

この作品構成は勿論、作品それぞれのクオリティの高さが無ければ出来ない事ではありますが1冊のアンソロジーとしての高い完成度を強く感じました!!
今迄アンソロジー自体を未読でしたので、アンソロジーの「良さ」を初体験出来た事はとても良い経験になりましたし、他の興味あるテーマのアンソロジーにもチャレンジしてみたいと思いました

読んでみてとても良かったのでお勧めしたいと思いレビューを書きました

1

夏の夜にどうぞ

夏にぴったりのホラーアンソロジー。
6作品収録。

以下、ざっと収録順に。(作者様敬称略)

「きみが待つ部屋で」加藤スス
主人公はフードデリバリーの青年。
お得意様の部屋で、届けた商品が宙に浮くのを見てしまい…
仲良くなっていく2人。霊は「部屋」に憑いているから、と自分の家に招くけれど。
私これよくわからなかった。
はじめは部屋だったけど次第に本人に憑いたってこと?ただの霊じゃなくて人間のような意思をもってるってこと?
そしてラストシーンも不思議。取り込まれたってことなのかな。
色々わからないけど、怖いです。

「魅入られ、憑かれて、八尺様」因幡
罰ゲームで肝試しさせられてるユーチューバーが本当にバケモノに遭う話。
「八尺様」ってネット発の怖い話らしいけど、ただ大きいだけでも異形の恐ろしさが迫りますね。

「6と7」凡乃ヌイス
これは思いがけない設定。
2人で閉じている今は穏やかだと思うけど、短編だとしても穴だらけでよくわからない。絵柄は良い。

「先輩の育て方」瀬戸うみこ
アホっぽいノリのホラー。
スプラッタと残虐と生きている首。それを可愛らしい絵柄で。なんともシュールです。

「運命と赤い糸」日乃チハヤ
精神的にキツい「怖さ」。
というのも、恋人が実は恐ろしいまでの独占欲と執着と束縛で周囲を消していく狂人?それとも本当に運命?という蟻地獄のようなお話。
絵柄は綺麗系です。

「砉 ほねとかわとがはなれるおと」さきしたせんむ
最後がコレ!
怖いよ〜…覚悟して読んでくださいね。
…って言いたくなるほど、正に「戦慄奇譚」のラストを飾るにふさわしい一編。
この「砉」って漢字。カク/ケキって読むらしいけど、意味が本当に「骨と皮が離れる時の擬音語」だということに驚きました。

5

あなたは、どのホラーがお好きでしたか??

ラブイズホラー。

まさにその通り、様々なラブとホラーが詰まった6つのお話でした。

以下、簡単な各お話の感想。

◆加藤スス 先生…とにかくその後が気になる読了感。最後出迎えたのって…ひさしさんは?!!

◆因幡 先生…配信者の主人公がまんまと深みにハマっちゃったね♡ニヤニヤ

◆凡乃ヌイス 先生…人ならずはそっちだったのね!!6と7。そういうことか。

◆瀬戸うみこ 先生…可愛い絵に反して、バイオレンスだった…けど、愛あふれる?お話でもあった。植物人間…ホラーだけど成長して絆されていく様は良きだった。

◆日乃チハヤ 先生…これぞ執!着!愛!!のホラー!! ひとつも笑ってない攻めのガチな黒目がホラーだった。

◆さきしたせんむ 先生…オチが!!!
絶対1つくらいはあるだろうと思ってたネタがラストにキタ——(゚∀゚)——!! で、そのあとがめっちゃ気になるんだけども…脳内BGMで、世にも奇妙な○語のテーマーソングかかっちゃったよ!!


◆yoco 先生…耽美でホラーなお表紙、ステキすぎた…!


◆まとめ…思っていたよりも怖くなかった。シリーズ化していただいて、今後も様々な作家様のラブイズホラーを読んでみたいと思いました。
アンソロ、やっぱりいいねえ!

1

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