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衝撃作「イトウさん」の著者・冥花すゐによる至高のメリーバッドエンドラブストーリー 禁を犯す外科医×健気に恋い慕う余命僅かな青年――優しく残酷なモラトリアム 君が生きていてくれるなら、たとえ誰を犠牲にしても――
somunia
試し読みで好きなら好きでしょう。試し読みでピンとこなければそこまでな気がする。表紙と中の雰囲気は必ずしも一致していないので、迷ったら試し読みを。
正直なところ全く自分の好みではないのですが、こういう作品が注目されて、好きな人の元に届くというのは良いことだと思います。全く自分の好みではないとはいえ、好きな人は大好きだろうと言うのはわかる。
落ちの印象が強めでうやむやになってるけど、中盤は同じことを何度か繰り返していて、そういう手法とも言えるが貧乏性の自分はもっと情報量を厚くしてくれと思ってしまう。
エロス度★★★★★
帯にメリバとある超親切設計。
どんなメリバを2人が辿るのか読む前からドキドキさせられちゃいますね!
医者と患者の恋ですが、患者である寧が余命僅かという儚げな要素があり、病に蝕まれながらも霧崎を健気に慕い、気持ちを伝え続ける姿が切ない。
霧崎も寧に素っ気ない態度で接しますが、彼を生かすために禁忌に手を染めていたり、死を望む寧に生を望んでいる霧崎の中にある激情がたまらなく刺さりました。
幸せな夢や不穏さを掻き立てるダークな面など、2人が進む結末から目を逸せない魅力を発揮する素晴らしい作品でした!
お久しぶりにレビューを書くということで緊張しているのですが、1作品目は好きな系統を選びたかったためこちらにしました。
今年の1月頃に購入し、今日やっと読むことができました。やはり一巻完結ということもあり曖昧な部分が多く、ここをもう少し掘り下げていくとさらに良い作品になりそうと思いながらも、充分なくらい切なかったです。また、途中途中で出てくる寧くんと霧崎先生の悲壮感が漂いながらも愛を確かめるセックスがエロさと切なさを感じてめちゃくちゃ良いアクセントになっているなと思いました。他の方のレビューを拝読させていただいて気付いたのですが、描き下ろしは天国へ旅立つ寧くんだったのですね…。
霧崎先生は最後、何者かによって殺害?されてしまっていましたが、あれは誰なんでしょう?私は理解不足なので推測も出来ませんでした。
思っていたよりずっしりとした話ではなく、意外にも涙が出なかったので星4ですが、間違いなく読んで良かったです。
試し読みで気になっていたので購入。
電子で読んだので紙面の方もっとわかりやすいかも。
結論からいうと好きなタイプのお話でした。共依存モラトリウムバッドエンドのような(体調によって読めない時もありますが)今回は求めていたようで、楽しめました。
でも読む人は選ぶかも。
とても面白かったです。少し、病気のことや受けの過去などがふんわりしているので、そこがもう少し突っ込まれてると説得力が増して良いのに、もったいない感じです。星マイナス1がその分です。
でもそこを入れると一巻に収まらないかもしれないし、冗長な感じになってしまいテンポが悪くなるのかも。自分で想像する楽しみもありですね。
イトウさん、三角オペラどちらも好みじゃなかったんですが、&.Emo作品好きな感じ多いので読んでみました。
私には刺さりませんでした。
結局不治の病って何なの?薬投与で生きられるの?
寧は幼いけど、精神疾患なの?それとも知的障害なの?病弱な相手を抱くって身体的に負担ないの?
病気の人とSEXなんて到底できないわ、それが原因で悪化したらどうしようって。
愛する人を生かす為の高額な薬代を稼ぐ為に人殺しをして臓器売買繰り返していた霧崎。
医師免許剥奪されて、自分で違法?クリニックをひらいてお金のない人達を受け入れてた。ここの患者の臓器を売ってたんか?
描写が少ないからよくわかんないけど。
何回も「僕は死ぬんだ」「死にたくない」とかウジウジ言う寧にもうんざり。
そんな風に思う私は冷酷なのかもしれないけど、2人にちっとも共感しませんでした。
ラスト霧崎が老けてるから数年後って事よね?
寧生きてるやん。不治の病って早死にするって意味じゃないの?しかも、ちっとも老けてないし。
最後のシーンは印象的でしたが、なんかあの1ページの絵を描きたかったが為のお話なのかな?
おとぎ話感満載、自分達に酔ってるだけに感じてしまいました。
不幸ぶってる主人公のお話好きじゃないんだわとつくづく実感。
シーモアで購入
白線修正
余命わずかの青年・寧と、
禁忌を犯す外科医・霧崎の物語。
帯にどどんと明記されてるので、ネタバレも何もないとは思いますが、メリバです。
自分がいなくなることで残される人が悲しむのは嫌だ、笑えるうちに早く逝ってしまいたいと願う寧、一方でどんなことをしても寧に生きていて欲しいと願う霧崎。
なんかもうね、寧の想いも霧崎の想いもどちらもとにかく切ないんですよ。
この作品、本編だけ読むとそれこそモヤモヤが残るメリバです。ここで終わってたら「はぁ!?」ってなってたと思います…
が!!!
そのあとの描き下ろしを読むと、納得というか…あぁ良かった…って思うし、読後感は一気に良くなりました。
描き下ろしでこらえ切れず号泣。
描き下ろしがあったからこそ☆4つけましたが、本編だけなら☆2か3になってたと思います。
その一方で本編だけで終わってたら、その後どうなったのか…という、メリバとしての余韻というか想像の余地みたいなものは多かったと思います。描き下ろしをどう捉えるか…ですね☆
ずっと気になってたので、でも「メンタルが安定しているときに」と聞いて―
結局、仕事後のボロボロな状態で読みましたw
想像してたほどダメージを喰らいませんでした。
しかし色々考えさせられた、非常に面白い作品でした。
病気が辛いからじゃなく、周りの人が悲しむから早く死にたい―
そんな歪んだ望みを拒絶し、手を汚してでも寧くんを生かそうとする先生…
どうしようもなく残酷でした。
最後でやっと解放された二人が、どうか幸せでありますように。
受けの恋心は、攻めにとってこれ以上残酷なものはないほど純粋で、またそんな2人の愛は永遠に美しかったと感じました。
夢でしか自分の思いを伝えられない。その夢は夢としてしか受け入れてもらえない攻めに心が苦しくなりました、、、
謎エンドですが、描き下ろしで受けが窓辺で天国へ行くシーンがあり、攻めも受けを想いながら亡くなっていったので、2人にとっては幸せな最後であり、また永遠の愛の途中なんだとメリバの良さを詰め込んだこの作品は神です。
…ときましたね。
重暗さが。
読み終わって真っ先に感じたのが「残酷」。
それは、病に引き裂かれる少年の純情が可哀想…という意味での残酷ではなくて。
医師や周囲や家族に「死にたい」って言う寧の無垢な残酷さに。
聞かされる方の絶望感に。
タイトルの「ソムニア」って「夢(の複数形)」の事だと思うんだけど。
あまりにも冷たい霧崎先生。キスしてくれる霧崎先生。
行ったり来たりして、次第にこれは寧の夢なのか、どっちが夢なのか、どこからが夢なのか、混乱してくる感覚。
一方。
子供の頃から病気で、家族も争ってて、こんな事なら死にたい…と言う寧。
お誕生日をお祝いしてもらって、生きていてくれて幸せ、と言われている寧。
こちらだってどっちが真実なのか、どちらも真実なのか。
薬のせいなのか、それとも妄想的なものなのか。
読む人の解釈にかなりの部分が委ねられているのかな、と感じました。
どう取っても良いのならば。
やっぱり一番残酷なのは寧じゃないのかな…と思ってしまった。
描き下ろし「夢の終わり」のラストシーンも微妙ですが、私は寧も亡くなったように感じました。空を飛ぶ鳥は全てから自由になったせんせぇと寧…
ぁあああ、そっかぁ。。。
冥花すゐ先生だものね、テーマ的にもね、そんな気はしてました。
だけど、うっかり帯を見逃していたんです。
メリバだったとは……!!!
BANANA FISH(吉田秋生)だって、櫻狩り(渡瀬悠宇)だって…
受けと攻めは命尽きるその瞬間まで一緒に居て欲しいんだってば!!
夢とか幻覚とかじゃなく、生身の肉体で隣で看取って欲しい派なんです(涙)
だからね、相手の見えない場所でそっと相手を想って…てのは
めちゃくちゃ苦手で、めちゃくちゃ泣いてしまうんです。
今作も然り。
受けの不治の病と受けのために悪事に手を染める攻めという設定からして
明るいハッピーエンドなんて思ってはいなかったけれど、
それでも短くても、最期の瞬間まで一緒にいられるって思ってたんです。
なのに…なのに…!!
寧を想って最期の瞬間に微笑む霧崎にも、
死に怯えながら霧崎の幻覚に安堵する寧も辛すぎる…。
もう読了時に散々号泣したのですが、
いまこのレビューを書きながら再び号泣しています。
長くは生きられないとわかっているので、自らの死について口にすることがすごく多い寧。
自分のせいで家族が揉めたり大切な人が辛い思いをするくらいなら"早く死んでしまいたい"と心から思っているというのがなんとも切なくて。
しかもそれが自分を悲観しての発言ではなく、純粋な気持ちで周りの人たちのために言っているのがすごく悲しかったです。
想いを寄せている霧崎に対しても気持ちを伝えるのとセットで死を意識させていて、残酷な純粋さに何度も苦しくなったのでした。
そして真っ直ぐに気持ちを向けてくる寧への霧崎の冷たさがすごく異質で、怖さを感じてしまうほど。
でもそんな霧崎の言葉も態度も、どれが本当で何を信じるか?という部分を読み手側に委ねているような気がしてすごく引き込まれるものがあったなと思いました。
共に生きる道を選びたい霧崎と共に死を迎えたい寧。すごく近くにいるのに気持ちは交わらず、どうすればふたりともが幸せになれるのかはわからぬまま。
もしかしたら本当に寧の見ている夢だったかもしれないし、あるいは霧崎の夢だったのかもしれない。
読み手の受け取り方で印象が変わるような深いお話だったなと思いました。
冥花すゐ先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
不治の病を抱えた寧(やすし)は冷たい言動をする主治医の霧崎に恋をしている。
一緒にいられるだけで幸せ、そう思っていたある夜、霧崎が寧を生かす為に恐ろしい罪を犯している現場を目撃してしまう。
個人的、各項目5段階で
健気 4
切なさ 3
仄暗い 3
エロ 2
な感じだと思います。
まず初っ端から口調にあれ?と思ったら、受けの寧くんが方言キャラでした。どこの方言なのか自分には判別出来なかったので、ちょっと読み辛かったり、この台詞は肯定なのか否定なのかと少しだけ分かり辛かったです。でも、物凄く健気で儚げに見える寧くんが方言キャラというのは個人的には好きなギャップなので、キャラクター面では問題ありませんでした。寧くんめっちゃ可愛いです。
あらすじや言動から霧崎先生がヤバい人物なのかなと思いましたが、第1話を読んで、犯している罪からやっぱりヤバい人ではあるのだけど、どんどん読み進めていくと、何故霧崎先生が寧くんに対して冷たい言動をするのか、寧くんのことをどう想っているのかなど、印象が徐々に変わってきます。
そして寧くんに対しても、健気に霧崎先生を想い続ける子という印象は間違っていないのですが、霧崎先生の心情などが分かっていくと、もしかしたら霧崎先生より寧くんの言動の方が優しくて残酷なものなのかもしれないと、お互いの想いの擦れ違いに胸がキュッとして痛みました。
でも根本的には、寧くんは可愛いです。冷たくされても霧崎先生を健気に想い続ける姿や霧崎先生に好きだと言う時に照れちゃってたり霧崎先生とえっちなことがしたいと甘えてくる姿など、とにかく可愛いです。苦しんで泣いている可哀想な姿も多く描かれていますが、寧くんの可愛さには癒されます。
物語終盤になって、霧崎先生の一人称が3種類あることに気付きました。これは個人的見解なのですが、一人称毎に霧崎先生の心情や本心、精神面などが違う様に描かれていると思うので、読了してからもう一度読み直してみると、今の霧崎先生はこういう心理なんだなと、より一層霧崎先生というキャラクターへの想いと作品への深みが増していきます。個人的には霧崎先生の一人称が僕の時は、うわぁってなりました。
最後になりましたが、帯に「メリーバッドエンドラブストーリー」と書かれていますので、メリバだと思います。そして私は、本編もウルッとしましたが描き下ろしでボロボロに泣きました。
大きなネタバレはしたくないというのもありますが、作品の良さをキャラクターの魅力を上手く言葉に出来ていないので、優しくて残酷な物語を至高で最高なメリバを是非とも読んでほしいです。
作家買い。
あー、これは好みが分かれそうだな。というのが読後の感想。
でも、個人的にはめっちゃドツボに突き刺さる一冊でした。これぞ冥花作品って感じ。
もう表紙から最高すぎて悶絶しました。
寧はカラーなのに、霧崎先生はモノクロ。そして、二人の足元に描かれているのは…。
かつて天才と言わしめた外科医・霧崎。
そして、彼の患者の寧。
自分を診てくれる霧崎を一身に慕う寧に対し、辛口な言葉を寧に投げかける霧崎、という構図で、ワンコのような寧に対して霧崎先生が辛辣過ぎるんですよね。おいおいおい、霧崎くんよぉ、もう少し優しくしてくれてもいいんじゃないの?とか思いつつ読み進めましたが、こういうお話だとは思っていませんでした。終盤に行くにつれて萌えが滾り、もうどうしようかと思いましたです、はい。
表紙の描き方もそうなのですが、寧の話し方も非常に独特です。
霧崎を呼ぶときは「せんせえ」と呼び、普段も方言ぽい話し方をしますが、これって方言なのかな。病弱で、幼少期から外に行くことができず家に閉じこもりきりで、同年齢の子どもたちを関わることができずにいたために精神的に幼い青年、を表すために、こういう話し方をさせてるんじゃなかろうかと思いました。
そして、その話し方ゆえに、より一層寧という男の子の薄幸さが際立って見える。
今作品はメリバと言える作品だと思いますが、そういった細かい描写があるからこそより切なく表現されているように思います。描き方が非常にお上手だなあと。
タイトルの「ソムニア」。
夢の中にいるように、幸せな時だけを見ていられるように。
そんな、「彼」の深い愛情が怒涛のように流れ込んできて、そして、二人が選んだ道にも萌えが滾ってしまって、読後ちょっと放心しました。
お互いに、相手のために思ってすることが必ずしも相手のためになっていないというのも良い。霧崎先生がしたことは、本当に寧が望んだこと?少しずつ歯車がずれていっているのに、それに敢えて目をそらしている。ボタンを掛け違えていることに気づいていてなお、彼が守ろうとした、その理由は。
先述しましたように、今作品は人を選びます。
甘々で優しくほのぼのはお話が読みたい気分の時には、正直言ってお勧めしません。
けれど、何を犠牲にしても、何を壊しても。
守りたいものはただ一つだけという、深い愛情を描いた衝撃作。
めちゃめちゃ良かった。
文句なしの神作品です。
フェアがあったので購入
初読みの作家様です
不治の病を抱えた青年の治療のために、タブーに手を出す元天才外科医。
青年は死ぬ前に恋がしたかったとかつて告げ、青年を痛み苦しみ悲しみから逃がすために新しい診療所に囲います。先生は全て青年のため行動しますが、青年は先生の行為は悪い夢だと教えられ、白昼夢を生きています。
青年は先生を好きだけど、自分が死んだ時に悲しんで欲しくないから、先生からの好意を拒絶していますが、侵入者があり、先生の大切なものが他にあると知った時に痛みを覚えます。
悪い夢と思っていたものは、全て先生からの愛だと気づいた時、想像していたものは異なる恋に気づきます。
これから二人の世界が広がると思いきや、因果応報なのか、苦しくも美しく二人の生が幕切れしてしまいました。
執着や、愛、犠牲の物語として、二人の世界としては、きれいにまとめられた物語かと思いました。表紙の花や各話扉にも意味があるのでしょう。
しかし、診療所のほかの患者さんや侵入者(探偵)、寧の家族は出オチ感があり、もう少し深堀して欲しかったかな…と感じました。
造り方にも拘りは感じられたので、詰め込みたいものが多くて駆け足になったのか、削られる箇所はなかったのか、物足りなさが否めませんでした。
ハッピー/萌え、ではありませんが、読み応えや考察の面白さはある作品でした。
パラソムニア、セクソムニア、、睡眠時の障害か…
ソムニアってタイトルのホラー映画もありますね。
せんせぇも寧に救済されたのね過去に。
イトウさん、三角オペラ、キリエが名作すぎて今回もエモエモを期待して楽しみにしてました。
ちょっと駆け足な…2巻でじっくり掘り下げて欲しかった〜そうなった過程を。
病院捨ててせんせぇがブラックジャックみたいになるまでは2人は幸せだったんでしょう…
イトウさんのあの悪い組織と関係あったら面白いなと勝手に想像してました。
霧崎× 寧
描き下ろしを読み終えるまで泣かなかったのに、
読んだ後はすぐに涙が止まらなかったです。
2人の愛は、
優しくも残酷で、
狂気的でありながらも切ない。
ただの純粋な一途な愛だ。
表紙の帯の下に隠されたのは、
恐ろしいものだけれども、
血は赤くなくピンク色だった。
やっぱりこれはグロだけではなく、
愛、優しさ、幸せ、温かさ、
そして希望がある物語でしょう?
最終話のピンクの空は、
最後のメリバッドエンドへの
美しい導き手だと思います。
不治の病を抱え、
余命わずかと宣告された寧は、
主治医である霧崎に恋をしている。
美少年で純粋で
死を恐れずに、
誰かを悲しませたくないという優しい思いを抱いている。
家族とは微妙な関係である。
健気すぎて不憫すぎる。
霧崎は、
長い黒髪にメガネをかけて、
一見無愛想な印象を与える。
その冷たさの中にも
寧に対して口に出さずに感じている
愛情が渦巻いている。
不思議なカッコよさを秘めている感じかな。
そんな他の人には理解できないような
2人の歪んだ愛の物語で、
寧にとっては、
霧崎先生と一緒にいることが唯一の幸せ。
たとえ片思いでも、霧崎先生が全て。
この「好き」という気持ちがあれば、満足できる。
霧崎は、
ただ寧が生きてくれるだけなら
肝抜かれる残忍すぎても覚悟している。
寧を愛しているからに他ならない。
本当に2人の愛の強さに圧倒されました!
孤独な死を迎える前に
恋をしたいと願っている寧。
寧を1秒でも長く生かすために
残酷な決断を下した霧崎。
2人はお互いにとって
存在価値が高まっているのです。
愛なのかーー?
それともただのエゴイズムなのかーー?
哲学的な問いかけはあるけど、
2人の心の中にある切実な想いは
やっぱりただの純愛だと信じています。
2人のセックスは、
どちらかと言えば
悲しいような幸せなような、
複雑な感情が入り混じっていて、
愛が溢れすぎて、
ビクビクしながらも
感激しまいました。
寧にとっては、霧崎と一緒にいることこそが
永遠の幸せなのです。
霧崎も、寧と共に過ごすことが
何よりも大切な意味を持っているのです。
2人が幸せな結末を迎えたことに。
彼らの絆はあまりにも美しいものです。
霧崎が寧にこれは夢だと言っているのは、
恐らく寧に残された少ない時間を
彼と共に過ごせるように、
夢と現実を混ぜ合わせることで
現実の辛さや苦しみを和らげようとしているでしょう。
そう考えると、
それが『ソムニア』というタイトルの意味ですよね。
寧が「もう一回生まれたら、何をするべきか」というセリフに、
今生きている今こそ、
自分がやりたいことを思い切りやらないと勿体無い という
メッセージが込められていると感じます。
愛に囚われている2人の空間に没頭して、
愛はやっぱりすごいね!心にグッとくる同時に、
冥花すゐ先生が描く緻密で美しい独特な世界観と、
寧の純粋な恋心、
霧崎のエゴイズムや執着、
対照的な心理が
2人の絆を愛しく狂おしくに脳内駆け巡らせて、
感動は鳥肌が立つほどの深い衝撃な物語でした。
方言男子が好きなのでのっけから前のめりになったんだけど
その方言がとんでもなく切なさや苦しさを後押ししちゃって
そこらに溢れた一途じゃない そこらに溢れた不憫じゃない そこらに溢れた直向きじゃない そこらに溢れた恋じゃない
ってのをこう
みなさま大絶賛の【イトウさん】にも【三角オペラ】にも上手くハマれなかったクチです
単純明快なお話より複雑怪奇なお話のほうがより好きなはずなんですが このハマれなさはどぉゆぅこったいッ!と
今度こそはのリベンジ買いです
出だしで申し上げましたが方言
これのせいなのか とんでもない執着が潜んでるのに変にハートウォーミングと言えばいいのか?
確かにメリバなんだろうけど 至極真っ当で これぞ至高の愛ってやつを見た気分になる
君さえ生きていてくれればいい
ほんとにそれだけで そこに自分の存在意義を見つけて 押しつけて
恋に恋してるだけの彼のその言葉がなければその好意も愛情もすんなり受け止めたかもしれないし 彼に執着することもなかったのかもしない
完全であったが為の不完全への拘り
あぁぁ 語彙力のなさが恨めしい
どう言えばこの 愚かで自分勝手で過ちだらけの慈愛に満ちたお話を上手く伝えられるのか?
大切なものを生かすために血に染めた手
依存でもあるんだよね この執着って
なんかすげぇな 愛ってほんとうになんなんだろうね?
とり憑かれれば悪魔にも魔物にでもなってしまえる
んんんいいッ! いいんだけどやっぱりどっかが理解できないッ!
先生が与え続けた薬って精神安定剤だったの? 日に日に混乱していく寧(やすし)は現実逃避で自らを追い込んだ結果なの?
やっと自分の幸せを欲しがったのよ 寧が
で 自分の愛を素直に与えられるようになったのよ 先生が
このお話ってさ あれだわ ずっと背中合わせのモノでできているというのか
与えようとすれば拒み 願えば阻み 救いには逃げ で最後が 幸せな寝顔と凄惨な現場
ごめん あたし如きが読んで理解できる代物ではなかったけど ほんとにメリバの中の幸せな結末だけはわかったので もうね それだけでいいことにする します
あたし含めお話の好き嫌いよりどこまで理解できるかで評価がわかれちゃいそうだな うーーん
タイトルを思えば魅せ場は完璧なんですけどね