ギヴン 8

given

ギヴン 8
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神134
  • 萌×241
  • 萌28
  • 中立14
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
18
得点
932
評価数
223
平均
4.3 / 5
神率
60.1%
著者
キヅナツキ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
ギヴン
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784403668340

あらすじ

上ノ山からの一緒にプロになろうという誘いに答えをだせぬまま、どうやって歌っていたのかすら曖昧になった真冬。一方柊たちとのライブを目前にした立夏は、真冬に強引にチケットを渡し……。

表題作ギヴン 8

高校3年生・ギター担当
高校3年生・ヴォーカル&ギター担当

同時収録作品ギヴン(8)

大学生・ドラム担当
大学院生・ベース担当

その他の収録作品

  • 花岡くんと秋彦1・2
  • 貧乏性のプライド
  • 光属性・柊
  • 羽化
  • カバー下

レビュー投稿数18

離れていてもギヴン

書影が出た時に叫び悶えましたね(///Д///)

けしからんほどの格好良さと男の色気…!!!
そんでこの2人がカプという事実ッッ…!!!
(神様ありがとうの五体投地)

ギヴン初見でココを読む人いないとおもうけど、
表紙の2人はカプなんですよ。すごくないですか?
興味が出たら是非買って下さい←


そんな余談はさておき、とうとう8巻です。

真冬自身も知らず知らずのうちに音楽を拒否していた。
歌えない、聞こえない、聞きたくない。
気付いた真冬は混乱して戸惑い歩みを止めてしまいます。

反対に上ノ山くんは音楽に本気で向き合いたいと、
今出来ることを一生懸命やると心を決めます。
そして音楽を拒否してしまった真冬を引きずり上げてやるーーと展開します。


帯に書かれている「背中合わせ」という表現。
今の真冬と上ノ山くんはまさに背中合わせの状態で、
見ている先が180度違っている事実がジワジワと切ない。

でもなんかこう……、
いいですね、若人って……みたいな感想も出てくる。

上ノ山くんが「音楽で真冬を殴る」とか、
ものすごく等身大の高校生だなぁと思いました。
(包容力とか大人の対応とか搭載されていない攻め様)
(良い…。まだ高校生だもん、それでいいんだよ……)

真冬のことでグチャグチャに悩みながらも、
自分に出来ること・自分が今優先すべきことを
自ら選択して進む強さが眩しかったです…!良き!!

真冬がグルグルと悩んでいる様子は、
きっと"蛹"の中でドロドロに溶けてる状態なんでしょう。
秋彦や雨月も乗り越えてきた心が不安定でシンドイ時期。

8巻は真冬の不安定さが顕著だったんですが、
個人的に比較的安心して読めたのは『ギヴン』が在るから。

8巻もまた4人が揃うシーンがなく、
ギヴンの音楽をやっているシーンはありません。

でも秋彦と春樹さんがぶれずにドンと構えて、
舞台に1番近い上ノ山くんが引っ張り上げる準備をし、
みんなで真冬を待っている。真冬を置き去りにしない。

ギヴンが揃わなくともギヴンの精神は存在する。
みんなで真冬を信じてるのが胸熱で…(;///;)ウウウ

読み手としてもぶれない支柱がいるおかげで、
安心して真冬を見守っていられるなーと思いました。

もうね。めっきり登場シーンが減っちゃったけど、
秋彦×春樹さんの安定感とイチャラブがマジ支えです。
(あと付き合いだしてからの秋彦の年下感…。何あれ)
(大好きです!萌えます!ありがとうございます!!!)

7巻で萌え殺しにきたしずちゃん×柊。
こちらは幕間ですこしだけイチャラブの様子が…。
柊の圧倒的光属性とあっけらかんとしたこと好き。
(柊のインスタ見てぇぇぇ!!!)

今後、真冬の心が定まる瞬間がとても楽しみです。

で!!!!
描き下ろしは定例の四コマ漫画なんですが、
その後ろに収録されているのが雨月視点の『羽化』
(映画ギヴンの円盤ブックレットに収録されていたものだそうです)

これがめーーーーちゃ良かったです!!!

秋彦が羽化していく姿を横で見ていた雨月。
お互い傷つけ合ってグチャグチャになって、
秋彦だけが一足先に翅を開いていったあの頃。

5巻で真冬が歌詞に乗せたメッセージに号泣したけれど、
この羽化でも「大丈夫」で再び泣かされました(;///;)
きっと雨月の心の支えになってるんだろうな…(;///;)

本編でも雨月が再登場してますし、
真冬と雨月が影響を与え合う関係性もかなり興味深いところです。

9巻も楽しみだーーーーー!!!!ヾ(*´∀`*)ノ

9

悩め、17歳。

もうね、もうね、私、真冬が大好きなんですよー。
1巻の頃ははっきり言って「なんだコイツ」ってイライラさせられてたのに、キヅ先生マジックですかね。
だんだん可愛く、かっこ良くなり。
表情の変化にそわそわドキドキさせられるようになり。
今では誰より愛おしい。
誰よりも幸せになってほしいのです。

だからこそ、ここ最近の真冬の心の停滞っぷりに胸を痛くしています。
でもね、秋彦が言っていますが、これは彼らにとって大事な時間。必要な空白。
秋彦も春樹も真冬を信じて待っている。板谷や植木も、柊もみーんな、俯いている真冬の側に寄り添って、待っていてくれているんです。

あとは立夏が強引に真冬をステージに引っ張り上げてくれ…くれる、のかな(笑)。
いざとなったら、なんだかんだ男気あふれる真冬が自分で駈け上がって行くのかも。
ギヴンのライブシーンで、迫力満点の真冬の歌声が響くことを、次巻以降、楽しみにしています。

それにしても、表紙が美麗。眩しいほどオシャレ。
アニメイト有償特典の換えカバーもゲットしましたが、そちらも綺麗な色で満足。
センスの塊ですね。凄い。



ところで。
この巻の序盤、真冬が立夏に甘える場面があるのですが。
すごくすごく…滾りました。
「ぎぃやーーーっ!!!」と叫びながら、家の周りの田んぼ道を何周もしたいぐらい……なんていうか…良かった……。


読み返すと恥ずかしいほどの真冬への愛を語るだけの感想になってしまいましたが、これだけは最後に。
立夏!頼んだぞ!!

5

裏表紙の言葉がいい!

悩め、悩め17歳!!この煽り文、すごくいいですね、ほんと8巻は丸々この一言に尽きます。
とうの昔に17歳という一番脆くて熱い時代を通過してしまった自分の立場から言うと、ほんと、人生なんとかなる。といった感じでしょうか。どの道を選んだとしても絶対に後悔も自信も出てくるもんです。けど悩んで悩んで、悩みまくる時間てとても尊いものです。
BLらしい描写は今回無く、少し物足りなさも感じますが、『ギヴン』というバンドが完成するには絶対に必要不可欠な巻になるだろうと確信してます。一巻丸々使って真冬のお悩みに付き合ったんだから次巻からこそ動きだしてくれないと困ります!

5

それぞれの

ラスボスしずちゃんに頭ををぶん殴られた7巻。
そして、待望の8巻!!!!

音楽活動も人生も分岐点に差し掛かったギヴンのメンバー、
『これから』
を決めるにあたり今までに無い迷いを見せる真冬、それを『待つ』と決めたメンバー。
真冬の迷いによる思考停止を動かし、また『音楽』で『こちら側』へ、で引き上げようとする立夏。

『人生』のこれからを悩み、迷い、決めようとしている彼らは、まだ、17歳なのか、もう17歳なのか。

彼らが向かうこれからが『希望』という『幸せ』が降り注ぐ事を願わずにはいられない。



そして!!!!表紙の秋春がエモ過ぎる!!!
8巻はある意味キャラ全員集合してない?!?!
そして、ギヴンをスカウトの担当者さん!!
『ギヴンは箱推しですから!』
首がもげるほど頷いたよね!!
ギヴンのみんなもまわりも真冬の扱い方がわかってきてるのが、時間の流れを感じてしまう。
貴重な学校パートが私は好きです。

4

悩め悩め、17歳ども。

8巻は音楽に対して消極的になっている真冬に
主にスポットライトが当たっています。
いつもぽへ〜っとしている真冬が進路に悩む姿…すごく良い…!!!
高校生だし将来に悩んで当たり前なんですよね。

柊たちのバンドのライブ当日に
渋谷まで来たものの箱に行くのを躊躇う真冬の前に
まさかの人物が現れて、すごくびっくりしました。
もう彼が出てくることはないと思っていたので。

いいところでお話が終わっちゃうので
9巻が早く読みたい!と思いました(*´ω`*)
彼がどう動くのか…!気になるー!!
 
今回描き下ろしの4コマの、花岡くんと秋彦のお話と
光属性・柊のお話がすごく面白かったです。
特に柊のお話については、態度には出してないだろうけど
しずも嬉しいだろうなぁと思いました(*´ω`*)

6

まふゆはちからをためている

真冬がようやく「将来・未来」という等身大の悩みにぶち当たっていてどこかホッとしている自分がいます。命をかけて疾走するような危うさが和らいだからでしょうか。
真冬という名前の通り、次に芽吹くため彼はうんと力を溜めてから爆発させる人で、それにはこの悩みや周りの変化に翻弄されるのもとても大事なエネルギー源なんですよね。青春してていいな。立夏との関係も一見、不穏そうに見えるけどこれは通過儀礼だってどっちも無意識で分かっているように感じられてあまり不安は感じられません。もうちょっとイチャイチャが見たいけど、我慢の巻ですね。
次巻でこの状態に決着がつくのでしょうが、エモさも次になるだろうから萌2にしました。

ラストの羽化は素晴らしかったです。

4

もだもだする巻

本誌読んでましたが、一気見するとまた違いますね。
というか棍棒の2人がナチュラルにそうなってて凄い…
DTの上ノ山とは大違いだね…

雨月さん会いたかったよーーーーー

円盤についてた特典の漫画が再録されたのは本当に嬉しいです。素敵な話だったので、みんなに見て欲しかった。
本当にどっかで幸せになってほしい…。

柊がどんどんかわいいキャラになってて癒されます。変な言葉教えないでには笑ってしまった笑
ピュアでキラキラ〜

3

進路や恋など高校生たちの葛藤

8巻まで来ましたね
立夏、真冬がひたすらに葛藤している
特に真冬が迷いつづけている
柊や志純のバンドにサポートとして入っている立夏のライブを見に行くことを拒もうとする

その中で進路の話がでます
やはり高校生は悩みますよね
たった17歳で今後の人生の道筋を決めろなんて酷な話なんですよね
でも意外となんとかなるんですよ、適当に選んだってね
あー、真冬に伝えたい!!!!

話の途中にもでました
誰もが誰かの背中を押していて、その時自分は脇役ではあるんだけども、誰かをなにかに導いている
なんか、いいですよね
自分の存在意義、役割について何となく考えてしまいました

次巻、最終巻です!!!

0

発破より時計みたいにネジまきゃガツガツ動くのか?

正直 最初に主役を張ってた子たちから話がそれて 次々周りがくっついて誰の話を読ませたいのかわからなくなる展開が若干苦手です

だからですかね?

お兄ちゃん組がくっついた辺りは同じバンド内だし なんて見ないふりしてたんですが

過去にもがきながら縛りつけるものを越え 光と陰と共に生きる覚悟や 岐路や狭間に迷いながら踏み出す1歩を読ませたいのはわかるんだけど 亡くなった人に囚われ そこに関わった子たちが同時進行で自分の中に閉じ込めた思いを知り 戸惑いながら新たな って流れがお好きなんだなってつくづく思ちゃったんですよね 前巻で

このお話の場合 子供時代を共に過ごしたから必要不可欠と言われればそうなのかもしれないけれど つい頭を過っちゃうんですよ あの4組のカップルが交差するお話が

いや 読んでいれば面白いのは確かなんです

届かないものへの諦めや惨めな嫉妬 幼く粘りつく執着はもちろん 誰かを傷つけ傷ついて成り立つ幸せ とかね ほんと見せ場が山盛りで


さて 個人的に気になるのはお兄ちゃん組なんですが 俄然読みたいのは立夏と真冬の高校生組


音楽に奪われる不安と疎外感のリフレインに立ち止まる真冬
その孤独に気づいてはやれても 今の立夏にあるのは 残された想いを紡ぎただ真冬に届けたい

将来や夢や希望より知ってしまった彼の想いをただただ聞かせたい

この続きが読みたかったんだけど…進まなかった今回も Orz
急かしていい話ではないのであれなんだけど 一番読みたいところがここなので 焦らしに焦らされた感じで終わっちゃって

進めない真冬を腹の中では責め立てても ちゃんと理解しようとする立夏はよかったんだけど ほんとじれってぇッ!

これだけみんなを魅了する 由紀 のすべてはシークレットなままだし


いやまぁ いいところで雨月があらわれたので 真冬に押された背中のお礼の起爆剤くらいにはなってくれるんだろうけど

先はまだまだ長いな……

11

立夏が真冬の一番になる為の準備期間?

以下、辛口なので注意してください。
真冬の対人関係まとめると。
ユキ
真冬にとって、全ての初めてを与えてくれた人。子供の頃からの寂しさや、お互いに欠けた部分を埋めてくれた人。
雨月
音楽において天才的な才能のを持つ故に、一般の人には理解の及ばない悩みを共有出来る良き理解者
立夏
悩んで立ち止まってばかりの真冬を引っ張り上げてくれる人。恋愛と音楽で真冬と絆を作りたい。

しかし、真冬は恋愛ではユキと、音楽では雨月と、唯一無二の関係を築いてしまってるから、、
立夏の立場とは?多分今回のここで立夏が真冬の唯一無二になる為の準備期間だったのだと思う。立夏は玄柊に自分と真冬の理想を見出していたけど、お互い天才的な才能の持ち主なら立夏と真冬では玄柊にはなれないと思った。

そもそも、真冬自身の悩みの本質が分からない。ライブで歌って、それでユキとの気持ちも吹っ切れたから立夏に告白したし、バンドも音楽も好きになったんじゃなかったの?
音楽をどんどん吸収してるって表現も以前はあったのに。そこからライブで歌ったら、また全然音楽から離れるって。
それでも、周りは天才、真冬から何か影響受けた!って持て囃してるけど、、
真冬の音楽そんなものなんだって思ってしまった。天才なら何がなんでも音楽優先、周りにどう見られても友達を失っても音楽で自分を表現せずには居られない、そういうのが天才なんでしょ?それが雨月の苦しみだったのに、、だから雨月と秋彦であんなに泣いたのに、、、って。
真冬は音楽にどっぷり浸かる前に音楽以外の悩み(漠然とした将来への不安かな?多分?)で音楽から離れてるって、それは開花した天才のする事なのかな?って。これが、普通に音楽好きなだけの平凡な才能の高校生なら漠然とした将来の悩みも共感出来たけど、天才設定が真冬に対する理解を難しくしてます。
次巻で立夏のライブ見て真冬はどうなるんでしょうね?真冬の気持ちがわかるのか?注目したいと思います。


7

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う