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shinai naru gene he
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
胸がいっぱいになる大好きな作品です。
何度も読み返しています。
ただラストについては読む人によって感想が二分するのもわかります…ジーン側の視点が見えないから余計なのかもしれません。
思えばトレヴァーとカレンの関係も元婚約者で結婚の直前までいってたにも関わらず親友としてずっと付き合いが続いていて、愛の形は様々なんですよね。
それでもジーンとトレヴァーのいちゃいちゃがみたい!と思っていたところ、J庭のペーパーをみてこの2人はきっと元の関係に戻るな…と嬉しくなってしまいました。
ぜひいつかスピンオフも見たいです。
ラムスプリンガの情景がきっかけで、こちらの作品を知りました。ラムスプリンガの情景も大好きですが、個人的には この作品の方が、主人公たちの関係性がより丁寧に描かれているように感じました。
人を心から愛することに焦点を当てた、素晴らしい作品で、読み終わったあとは心が満たされました。
なお読む順番としては、ラムスプリンガの情景→親愛なるジーンへがオススメです。ラムスプリンガの情景に出てくるキャラクターたちが出てくるので、逆の順で読んでしまうと、よく分からない所が出てくるかと思います。
前巻を読んでから3年近く空いたのですが、読み出してすぐ1巻の空気を思い出すことができ、吾妻先生の丁寧な描き方、世界観の作り込みが改めて素晴らしいなと感じました。アーミッシュという特殊な集団から外に出て、新しいことをどんどん吸収し世界を飛び回ることになるジーン。好奇心や知識欲はいくつになっても旺盛で悪いということはないし、若者だろうが老人だろうが、お金と時間と体力さえあればいくらでも世界を広げればいいと思います。
故郷、家族、友人を捨て、新しい世界でようやく見つけた居場所と恋人もまた捨てるのか、と葛藤したジーン。確かに「捨てる」というと悪い意味に聞こえてしまう。けれど、本当にそれは「捨てた」のでしょうか? きちんと向き合ってそこから離れる決意をしたなら、ただ「別れた」だけではないでしょうか。人生、別れを経験しないなんてことは不可能。相手を忘れなければ、再会できる機会は巡ってくるし、自らつくることもできる。一度ちゃんと向き合ったことがあるからこそ、再会した時、トレヴァーはジーンを追いかけて再びチャンスをつくる勇気を持てたのでしょう。
故郷との繋がりはずっと脆いものかもしれないけれど、それでも確かにそこにありましたし、これから時間をかけてジーンなりのやり方で細い糸を紡いでいけばいいと思います。1人の若者の生き方を、彼を心底愛する1人の大人と共に見守った、暖かく力強い読後感が残る作品でした。
ラムスプリンガの情景から始まり、親愛なるジーンへと続き、結びとなる完結巻。
いつ読もう。いつ読もうか?とあたためておくほど楽しみにしていた、1人のアーミッシュの青年の人生を描いた物語。
結論から言いますと、これほどまでに続編を待ち望んでいた作品はあるか?というくらいのめり込んで読んだ1巻ほどの熱量は残念ながら持てませんでした。
あまりにも1巻が素晴らしかったからなのかもしれません。
しかしながら、「親愛なるジーンへ」が長く愛される傑作であることに間違いはないでしょう。
周囲の人々とは違う特別な何者かになりかったはずだというのに、皮肉にもその生い立ちだけで「特別」扱いをされるアーミッシュである自分を否定したいけれどし切れず、過去を思い返しては後悔し、今を、そしてこれからをどう生きるべきなのか?と、誰しもが悩むであろう人生においての選択の難しさにもがき葛藤するジーンの姿が多く描かれているのが印象的でした。
これはジーンだけではなく、今作を読むどの人にもどこかしら重なる部分があるはず。
そんな、過ちを懺悔をするかのようなジーンにそっと赦しを与えるトレヴァー。
1巻と重なる非常に魅力的な1シーンでした。
赦し赦され、もっと自由に。
人間が持つ深い愛情で包まれたとても優しい1冊だと思います。
前作のレビューで、まだ幼いジーンが気に入っていた絵本「海を出たニジマスの子」の、大海を知ったマスはスチールヘッドになるのだという、アーミッシュをニジマスに例えたエピソードが好きだと書きました。
これは私の勝手な解釈なのですが、本人はまだ気が付いていないけれど、きっと彼は幼い頃に憧れていた特別なスチールヘッドになれたのではないかなと思います。
だって、こんなにも"ジーン"の名を持つ人がいるのですから。
読み終わって最初に感じたのはこのレビュータイトルがすべてだった。
そしてタイトルに対しての答えとしては「愛していた」だろう。
そう、愛して"いた"のだ。
そしてその愛は恋愛、性愛かと聞かれると、読了後の私の感想としては「ノー」である。
作品全体として、間違いなく神作である。
作り込まれたストーリーに現実的であり非現実的な設定に一気に引き込まれる。
どのシーンをとっても涙が止まらない。
リアルだからこそ胸が苦しくてたまらない。
まるで1本の映画をみたかのような読了感であった。
人生のBLを選べと言われたら候補にでてくるくらいには好きな話である。
だが、この作品を全巻通したときにボーイズラブだろうかという疑問が残るラストであった。
恋愛として相手を愛していたのはトレヴァーでありジーンはちがうことが二人の最終シーンでわかる。
そうするとボーイズラブとしてカテゴライズしたくはないというのが正直な感想だ。
1巻までは、本当に素晴らしいボーイズラブ作品であることにまちがいはない。
私はこのラストはバッドエンドだと思う。
大多数の読者からみたらハッピーエンドにちがいないし二人からみてもハッピーエンドなのかもしれない。
でもストーリーに没入することなく客観的にみて、またボーイズラブとして見るとバッドエンドだ。
それは彼らがまた恋人になることはかなわないだろうし、さっぱりとした友人でいることもまたできないからだ。
再開するかしないかを選べるのはジーンだった。
トレヴァーは思い出にしていた。
会うことを選択したのはジーンだ。
にもかかわらず、この先どう接したらいいかわからないという発言。
それならいっそ綺麗なままにしておくべきだったのではないか。
思い出にしておくべきだった。
この結末は、作品としてはハッピーエンドで間違いない。
しかし恋愛、性愛にスポットライトを当てたとき残酷なまでのバッドエンドになる。
少し脱線するが、私が長年応援していたアイドルグループの1人がこの間の年末に脱退した。彼はグループを愛していたといったが、愛して"いた"のだろう。
かえる場所も共に夢を追いかけている仲間もいた。だけど別の目標ができた。そうして彼は振り返ることなくスペインへ旅立った。この出会いは若い頃の思い出の1つにして、誰かに言われるまで思い出すこともせずに。
ジーンは彼と同じなんだろう。
かえる場所も愛する人もいた。だけど別の欲がでてきた。そうして彼は振り返ることなくカナダへ旅立った。この出会いは若い頃の思い出の1つにして、誰かに言われるまで思い出すこともせずに。
ジーンの行動を見ると、彼がトレヴァーに対して抱いていた感情は一時の同情や若さからくる勘違いだったとしか思えない。
そうでなければ、連絡を取っただろうし最後なにもいわずに再開したトレヴァーの前から去ることはなかったはずだ。
ジーンが15年間連絡をとらなかったのがトレヴァーだけ(トレヴァーの元婚約者とは連絡をとっていた)というのもまたそれを顕著に表しているのではないだろうか。
応援していたアイドルからくる私の主観もあるだろうが、その点から私はジーンを好きになれなかった。
結局は身勝手で成長していない大人になっていた彼がこの先トレヴァーを傷つけることは目に見えている。
それは無意識に、トレヴァーさえもわからないほどにじわじわと蝕んでいくだろう。
ジーンはトレヴァーと恋愛関係になる気はなく、それはゲイのトレヴァーにとって酷だからだ。
その点からBLとしての評価は神に至らなかった。
ジーンがトレヴァーを本当に愛しているのなら、トレヴァーという人間に対してそのような態度にはならないはずで、ジーンにとってトレヴァーは若い頃の火遊び、過去の人間、自分の人生の踏み台ということだろう。
再開した時点でのジーンはもうトレヴァーを愛していない。
そう感じずにはいられないラストだった。
でないと、1巻で神様とまでいった相手にそんな態度を取れる理由がわからない
でも、トレヴァーにとっては確かにそれは恋だった、愛だった、綺麗な思い出だった。
ボーイズラブとしてなら、1巻までのほうが美しかったし、ボーイズラブをもとめるのであれば2巻を読むことはおすすめしない。
一つの作品としては、とても素晴らしい作品であるということに違いはないし一生忘れられない大好きなものである。
ただ、もう2度とは読みたくない。
そのくらい心がすり減ってしまう作品であることも事実だ。
ただの二人の男の長い人生のほんの瞬きの間の幸せ。
毒に限りなく近い激薬のような鎮痛剤のような2年間の思い出。
ボーイズラブとして売り出すのにはもったいない傑作であった。
ラムスプリンガの情景からスピンオフの今作通して物語を追ってきました。特に2巻なかなか出ないなぁ~とヤキモキしながら
2巻を本屋さんでみつけたときの衝撃ったらなかったです!
やっと読める~でも読むのもったいないついに完結って帯に書いてるし終わっちゃうんだ~と思うと、なかなか読めずという感じでした。
正直アーミッシュとかラムスプリンガとかいう言葉はこの作品で初めて知りました。
ちょっと検索してみたんですけど、色々と問題はあるようで、それはさておきジーンがアーミッシュから離れたことは本当に良かったし、トレヴァーと出会えたことは本当に運命的だったと思います。
作者様はジーンは、普遍的な若者の象徴のようなことが書かれてありましたが、その通りだなと思いました。誰でも1度は、自分は特別な存在で努力すれば、何にでもなれるんだと思うものですが、途中で諦めてしまうこともままあります
でもジーンはトレヴァーと出会うことで、勇気を貰います。2人は愛し愛され、与えて与えられる恋人を超越した関係だと思いました。切なくていとおしくて素晴らしい関係です。トレヴァーもジーンに出会ったことで、忘れていた暖かい感情思い出したり、家族に会いに行ったり、決して自分はひとりしゃないんだということを、思い出します。なんて尊い関係…
2巻では3人のジーンが現れてそれぞれがちがう道を歩き始めますが、どんな道を選んだとしてもそれは素晴らしいことです。
ジーンとトレヴァーが再び出会ってこれからどうなるかわかりませんが、ジーンが心から愛してる人はトレヴァーでそれはトレヴァーも同じだと思います
小冊子では、ジーン同士が初めてご対面しました。カレンも交えてコミカルでまるで本当の家族のようで、微笑ましかったです。
残念なのは、2巻でおわっちゃったことですね~もっと続いて欲しかった泣
中年カップルのイチャイチャがもっと見たかった。一生添い遂げるまで見たかったです。
本当にBLを超えて大好きな作品になりました。吾妻香夜先生のこれからの作品に期待してます♡
BLでありながら上質な人間ドラマを見せて頂いたような読後感です。
正直なところ、BLとしては1巻のラストが個人的にはピークだったかなと。
2巻では2人の関係性を掘り下げ、深め、それぞれの人生を描いて下さったなと。
あとがきに書かれていたように、ジーンは普遍的な若者の象徴で、トレヴァーは与え、赦し、自身もまた救われた。
恋人同士でありながら、やはり強い絆で結ばれた人間同士だなと感じました。
心に残るセリフ、名ジーンもたくさんありました。
ジーンがトレヴァーを家族に会わせるところも感動的で。
お互いのことだけではなく、家族のことも考えてあげられる(描かれる)のが深い愛だなと思います。
ただ、やはりBL的には、再会後の感動が薄い…。
離れていた15年ほどの間、ジーンは恋愛していなかった? トレヴァーのことをどう思っていた? この辺がわからなくて。
本人もこの先トレヴァーとどうしていったらいいかわからない、と言っていたのが、少し拍子抜けしてしまいましたw
タイトルは、1巻冒頭のトレヴァーからジーンへだけでなく、甥っ子、姪っ子からの手紙の意味でもあったというのが粋ですね。
最高でした...
皆さんのように語彙力はないので語りませんが、読んで損はありません、読まないと損します。買ってください。
間違えて小冊子ないやつ買ってきちゃったみたいなので小冊子付き買い直します。
最高でした