外村探偵社の招かれざる客

tonomuratanteisha no manekarezaru kyaku

外村探偵社の招かれざる客
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神137
  • 萌×257
  • 萌20
  • 中立4
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
26
得点
977
評価数
219
平均
4.5 / 5
神率
62.6%
著者
草間さかえ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
電子発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784344849808

あらすじ

不幸体質を自認する探偵・松田と、不幸な人間に惹き寄せられる住所不定無職の神子。ひょんなことから探偵事務所で同居することになった二人は、日々舞い込む厄介な依頼に巻き込まれながら、気づけば爛れた肉体関係だけ持ち続けているけれど――!? 捉えどころのない飄々攻め×振り回される眼鏡の不憫受け。どこか懐かしい架空の商店街を舞台に、ストーリーテラー・草間さかえが贈る、待望の新感覚バディBL!

表題作外村探偵社の招かれざる客

松田の高校時代の同級生
外村探偵社の副所長で探偵

その他の収録作品

  • 学生の主張と大人の語彙力

レビュー投稿数26

会話劇が楽しい

大枠でいけば再会BL。
探偵バディものとして、とても楽しく読むことができました。
ただどちらかというと、探偵業にフォーカスされているので、恋愛要素を強く求める人には物足りなく感じるかもしれません。

物語としてはとても読み応えがあり、探偵ものとしてお約束なエピソードが盛りだくさんでした。
テンポよく2人が会話していく流れが多く、そういう部分で仲の良さを感じられて楽しかったです。

性格的にも絶妙に相性のいい2人なので、夫夫漫才をみているような掛け合いが多く、良いバディとして輝いていました。

個人的には一番最後の一連の流れからの、神子の「いてほしいくせに」というセリフが、2人の関係性を明確に表しているように感じて大好きです。

0

飼っているのはどちらか

 探偵社を舞台としたバディBLを草間先生の作風で読めるなんて贅沢。実際には神子は探偵でも助手でもなく、居候として松田の手伝いをする流れになっただけだけれど、松田の苦手分野も補えるし結構役立っていましたね。個人的に借金を返さない人間が苦手なので、神子のそこだけはどうしても好きになれませんでしたが。事件も1つひとつリアルで込み入っていて面白いし、神子が根無し草から松田ん家の子に変化していく様子もBLとして楽しいし、テンポも良く読みやすい作品でした。松田を助けた時の神子の一連の勢いと行動力に松田への愛もしっかり感じられたので、より関係を深めていく2人の続編を読みたいですね。

0

根無し草に根が生えた時…?!

最近アメリカンなバディものを読んでめっちゃ楽しかったなって読後の余韻に浸って、ふと思い出しましたよね~♡
日本の良きバディもの(ღ˘͈︶˘͈ღ)
そうです!草間先生の探偵物語「外村探偵社の招かれざる客」コチラの作品です

商店街のあるどこか人情味を感じる東京のどこかの街にある「外村探偵社」の副所長の松田と依頼人を通して久々の再会を果たす高校時代の同級生、神子とのお話しです

舞台が探偵事務所なので依頼があったり事件があったりでお話し部分の密度と精度が非常に濃くて面白い!
そして事務所に居付く事となった神子と、居付かれて口では迷惑そうにブツブツ言いながらも仕事のサポートをしてもらいながら夜にはカラダを重ねてしまう松田
この2人の関係性がとってもエモーショナル

なんとも感情表現が下手な日本人らしいもどかしさと言うか奥ゆかしさと言うのか、、、大人の素直じゃない駆け引きがむずっときゅんってしちゃいます

地域密着型のこの事務所ならきっとまた依頼が入るハズ!
また2人の優しい活躍と「外村所長」を見れる日をお待ちしております♡

0

何を求めて読むのか

初読みの作家様です。
帯が気になっていたのですが絵柄でなかなか選べずようやく拝読。

"ストーリーテラー"の煽りはなるほど、探偵物語としては面白い。でもBLと言われると、キラキラしたキュンよりなし崩しの惰性程度で△でした。登場人物の年齢的なせいにもよるのですが。

物語は探偵をする松田の元に転がり込む神子。この二人がバディとなって街の事件を解決していきます。
事件は複数あるのですが、少しずつ繋がり(伏線)があって面白い。
恋愛面では、高校の同級生の二人で当時からお互い関心があった、松田は神子に惹かれていました。大人になってからは、まず身体の関係、それからお互いだけに。BLの物語としては、高校時代を深堀して欲しかったです。

イラストは、正直今どきの絵柄ではありませんが、崩れることなく読めました。

一般の青年誌でちょっとBLと言われた方が近いと思いました。Opのような。

1

ノンケ居候✕ゲイ探偵

外村探偵社で副所長をしている松田&住むところが見つかるまで居候することになった神子がバディを組んで事件を解決していくお話です。

人探しや付きまといの調査を着実にこなしていく様子はBL抜きに面白かったです。
しかし、松田がパソコン関連に疎すぎて神子が来る前はどうやって事件を解決をしてたんだろうと不思議に思いました。

シーモアは白抜き修正でした。
松田には辻というセフレがいましたが1話で破局して、神子に抱かれるようになります。
誘拐された松田が素人ゲイビデオの撮影をされそうになりましたが、神子が助けてくれるので安心しました。
松田が誰かとするのは嫌だなと言った神子は良い執着攻めになりそうでした。

0

これは良いメガネ男子…

 この作者さんは最近になって知ったのですが、ラフな感じの線の、上手い絵が本当にステキです。そして腹にクルいいメガネ男子だ…。好きと性癖を的確についてくるよ…。

 主人公はとにかく良いメガネです。情に厚くて仕事に対してはストイックなのに、性生活はなぜかゆるくて、セフレとかいたりする。元同級生に迫られて、せっかくだからやっとけ〜って流されちゃう。不機嫌顔がデフォルトなのに、やってる時は反則だろ?ってくらい色っぽく、そのギャップがすごい。責任感は強いけど下半身はそこそこフリーダムって、素晴らしい設定だな…。

 攻めの神子はひょうひょうとしていて、「俺たち相性いいよね♪」とか言いながら、日常的に事務所で松田とやってます。ドアは閉めたからと言って松田を脱がせ、事後になってから「誰か来たらどうすんの、ほんとはドア開いてるのに…」「…神子、てめえ(怒)」っていうくだりが妙に好き笑
 ただれてるんだけどそこがイイ…。神子は行為の最中も涼しい顔してて可愛くないんですが、松田にたいして執着してないようで実はしてるのが、最後の方でわかってついニヤけちゃいます。

 商店街が舞台の探偵ものなんですが、松田くんがエッチすぎて正直ストーリーよりそっちの印象が強いです笑 たぶん私だけです。よこしまな視点は置いといて、ちゃんとお話そのものを楽しまねば…! でも、本当に他がかすむくらい良いメガネ男子なんだよなあ。

0

新感覚バディBL

続編が作れそうで実写ドラマ化も出来そう。セックスシーンは直接的にはなくても良いから。ブロマンスどまりでいいから。最近バディもの実写をいくつか見たせいか、草間先生大ファンの私にそんな妄想をさせる新作でした。
黒髪メガネ受けに、優男攻め、満を持して投入されるストレート阿久津…うん、安心と信頼の草間先生です。ちょっと違うのは他の作品より登場人物多めで、キャラ萌えより商店街全体の雰囲気にページ割いてる印象でした。だからこそより一層連続ドラマの脚本感。
神子の過去はやや清算。辻はサヨナラ。しかしまだ"外村"や巴田、阿久津、神子の過去の女、松田が探偵になったきっかけなんかで話がモリモリ作れそうなので、続編に期待。

萌2〜神

3

二人の活躍をもっと読みたい

草間さかえ先生のコミックスを読むのは久しぶりの様な気がします。こちらの作品は雑誌に載っているのを何話か読んだ事があったので、とても気になっていたんです。

松田が見た目に反してチョロくて読んでて心配になるのですが、段々と神子に絆されて行くのが良かったです。二人の絡みが色っぽくて眼福でした。

決して草間さかえ先生の絵は好みじゃないんですよ。でも身体の線とか人物の構図とかに味があって、唯一無二のものだと思うんです。

二人の恋愛面ももちろん面白いのですが、探偵事務所に持ち込まれる依頼というか事件がこれまた面白くて夢中になって読みました。どの事件も捻りがあって面白かったですね。流石としか言えませんでした。

個人的に好きだったのは松田が元セフレに巻き込まれた事件でした。松田が拐われたと知った神子の必死さに、彼の本気度を見ました。
セフレのような関係だったけど、ちゃんとお互いに気持ちがあったことにギュッと心を掴まれた感じがしてとても萌えました。

このお話このまま終わるの勿体ないので、もっと続いて欲しいと思いました。二人が事件を解決していくのをもっと読みたいです。

3

上手い

相変わらず上手いです。
イロイロ上手いのですが、その中でも草間さんが図抜けてうまいのは、ズバリ「構図」です。
各コマ各コマ切り取ってバラバラにして額に収めてもそれぞれが素晴らしい、ってぐらいコマの構図が完璧で唸る。見ていて飽きない。羨ましいったらない。

1

探偵モノの部分が面白かった

評価上位にあったので気になって読んでみました。
チョロい受けと飄々とした胡散臭い色男
良きコンビです。
いくつかのエピソードを解決しながらしょっちゅうエッチしてます。
学生時代からモテなさそうな地味な女の子とばっかり付き合う神子。神子と付き合った女の子は、以前より可愛くなってて別れる時も後腐れなく別れてて。
女の子に自信をつけさせてあげる彼の事を周りの友達は「名前の通り神の子だな」って言うのに「付き合って幸せにしたらポイ捨てって!幸せな子には興味がなくて、不幸なのが好きってそんなの悪魔だ!」って言った松田。

そんなふうに言われた事なかったからずーーーっと心に残ってたんだなー、神子は。
まわりの事よく見てるから、松田が不毛な片思いしてる事とか、冴えないけどいいもの持ってる女の子の事気にかけてしまうんだろなー。
私は悪魔だ!なんて思わないけどな。

1番好きだったエピソードは、[同窓生を探して欲しい]ってお話。人を見た目やスペックでしか評価しないストーカーと仲良きご家庭のコントラスト。何もしてないけどまぁるく収まった。(美青年だった寅次郎さんの加齢による落差が成した結果)

全体的にいやぁな気分になる程の事は起こらず、でも成る程ねーってうまい具合に事件解決して、毎回わーわーいいながらセックスする2人。
お約束な感じも心地よかった。松田、ギャーギャー言うくせにお尻にローション仕込んでるなんて、素直じゃないな♡

面倒見良すぎて人が良過ぎる松田、ダメンズな元カレ辻のせいで、素人ゲイビ撮られそうになっちゃうし、こんな時代に探偵してるのにデジタル情弱でどこか詰めが甘くてほうっておけない。

もしかしたら、松田が幸せになったら離れようって神子思ってたかも知れないけど、一緒にいるうちに絆されちゃったんかもだなー。松田が片想いしてた相手と取り持とうとしてたけど、やっぱ嫌だってなってたし。

愛だ恋だより、もっとドライでだけど、情がある。
なんかいいコンビでした。

2

続きも読みたい

この1冊も結構ギュウギュウにたっぷりお話詰まってるんだけど、そもそも松田は事務所を住まいにもしているふうなのに副所長だし、招かれざる客は神子のことで良いんだよね?
女たちが神子といると幸せになっていってしまうのはなんでなのか、まだ知れてない
別れた女からも好かれてるって辺り悪魔ではなさそうなのに…松田とは毎晩致してるけど、女相手にはそれはないだろうと思う…謎だもんな

なんか神子は松田のこと特別に思ってるみたいだし、松田は情に厚いのと好みなのとだし、辻はさすがにもう近づいてこられないとして、ずっと今みたいに行くのかな
続きは何かが起こって二人の関係がハッキリとするのだろうか
ただ好きあってるように見えるからこれで出来上がりって言われても納得できるんだけどね
元カノ達の神子を嫌いじゃないしかと言って復縁したそうな様子もないのがあんまり変と思われてなさそうに描かれてるけれどすごく妙だとは思うんだよな

1

うーーーーん

草間先生の挿絵は別の小説の時に拝見してましたが、作品は初めて読みました。

高校時代のエピソードなども出てきますが、結局神子がなんなのか、松田をどう思っているのか、私には読み取ることができずふわっと終わってしまった感がありました。

私の読解力の無さだと思いますが、残念ながら好みではありませんでした。

5

相性ばっちり

BLとしてはもちろん、ストーリーがとっても面白かったです。

探偵ものなので、様々な依頼を解決していきます。
お話にも繋がりがあり、探偵漫画として面白かったです。

ストーリーだけでなく、松田と神子の関係の描かれ方も良かったです。
普段から色気のある神子と、真面目な松田がエロくなる感じが萌えました。

話が進むにつれて、段々と関係性も深くなっていきます。いい人の松田はやっぱり何だかんだ優しいですし、いつも飄々としている神子が必死になるところなんてすごい良かったです。

不幸体質な松田は不憫ですが、不幸な人が好きな神子とは相性バッチリなのかも。
幸せになってほしいような、不幸体質のままそのまま長く付き合って行ってほしいような、複雑な気持ちです。
続編希望です!

4

やっぱりバディがお好き

やっぱり探偵ものいいわぁ(´-`).。oO
バディといえば、探偵&助手はまず外せませんよね!

探偵と助手のこのつかず離れず、だけどいざというときには
身体をはってでも救い出す!的なこの関係性が大大大好物なのです。

がっつりな恋愛ではないけれど、日常の業務の中で
二人の息が徐々に合ってゆくこの絶妙加減がもう最高!
連作短編形式ですが、一つ一つのお話で舞い込んでくる依頼も
ちょっとしたミステリー仕立てで読みごたえがあり、面白かったです。

物語は探偵の松田が顧客からの依頼がきっかけで
高校時代の同級生・神子に再会するところから始まります。
掴み所のない雰囲気は昔と変わらず、無職で住所不定の神子でしたが、
成り行きで松田の探偵事務所に転がり込まれてしまうことになり―。

元セフレの辻といい、神子といい、松田の男運のなさがひどい。
とはいえ、元セフレが金に困っていれば金を貸してやり、
神子が転がり込んでくれば文句を言いつつ世話を焼いてやり、
松田自らがだめんずを引き寄せているような気がしないでもない(笑)

とりわけ神子にはツンツン&ガミガミしながらも、ふとしたやりとりに
神子のいる生活が松田にとっての日常になりつつある感じが滲み出ていて、
もう今更神子を手放す気もないんだろうなぁとニヤけてしまいました。
だって、神子が出て行くと勘違いしてわざわざお金と時間かけて
一芝居打っちゃうくらいなんですから( ̄ー ̄)ニヤニヤ
いつも口癖のように言う「出てけ!」も出てかないと信じているから
言えているのだと思うともはや萌えでしかありません。
見た目は美人や華奢からは程遠くカワイイ要素は皆無なのに、
なんでこんなに可愛いんだろう。。。

そして、そんな松田の可愛さを引き出してくれた魔性のヒモ男・神子。
飄々としていて松田の元へやってくるまでの経緯も謎めいていて、
イマイチ何を考えているのかはわかりづらい奴でしたが、
松田への執着だけはしっかりと伝わってきておりました♡
これまで節操なく散々フラフラしてきたのに松田だけは例外って、
もうこれって自覚してないだけで、好きって言葉にしていないだけで、
とっくに愛なんじゃないかなぁって。

特に最終話の誘拐された松田を助けに行くときの神子は余裕も全然なくて、
必死で、めちゃくちゃ格好良くて、最高に胸熱展開でした///
助けられてまだ寝ぼけている松田の目元に優しく触れるようなキスが
もう愛がダダ漏れちゃってるんですけどね…無自覚がじれったい!

今はまだ恋人でもないけれど、雇い主というわけでもなく、
この関係に名前を付けるとしたら、なんだろう?
体は繋げていても好きだとか甘い言葉は一切なく、
仕事は手伝うけれど正式な助手ってわけでもなく。
今のところはやっぱり元同級生と居候なんだと思う。
あと少し素直になれば、きっと恋人。

結局最後までそんな感じで、ぜひ続編を!と望まずにはいられぬ
読み手の続編欲をそそるラストでした。
きっとまた二人と会えると信じて正座待機していたいと思います。

最後に一つだけ、気になったことがあります。
外村探偵事務所の“外村”って一体誰のことだったんだろう?
何度か読み直してはみたものの、記憶するところでは
その由来が明かされる部分は出てきていないのですが…
やっぱり続編フラグ?

4

味わいたっぷり!

たちの悪い神子×翻弄される松田 
なぁなぁでぐいぐいなやり取りの可愛いこと!!

学生時代に関わりはなかったけど気になる存在だった同級生、なんとなーく気まずい再会から、じわじわ日常が変貌していくのが恋愛面も探偵業面も面白い。コミカルさと人情味がたっぷり!!

ダメじゃないけどダメ男の神子の吸引力ってなんなんでしょう。穏やかなのにちょっと図々しくて、飄々とスルっと懐に入りこむ。気づいたら神子のペース。松田は翻弄されて憤慨するのに放っておけず、むしろ寄っていって、やいやい言ってるのはおかしくて、受け止めてしまう松田の度量深さに優しさや男気を感じたり…ふらふらどこか投げやりな神子にも松田への執着が見えてきてドキっとしたり、どうせ飽きられると達観している松田には切なくなったり、一緒に生活し、バディを組んでく中でのちょっとした変化がじわっときます。

探偵業も半分は面倒ごとを押し付けられてるんだけど、最終的には人に寄り添って優しい結末にもってくのもほっこり。え!!と驚かされたり、そんな偶然っ!と笑ったり、関わる人もその辺りにいそうで、でも濃くて、塩梅が良い。特に気になる存在、2人の同級生・阿久津。神子にとんでもないこと聞かされても揺るがないのは大物だからなのか変人なのか…松田が惚れたのもとても分かるし、ずっと親友でいたい!!!と思わせる人間力!さっぱりカラッとしたところがとても好き。

松田はふだんは頑固者といった感じなのに快楽には抗えなかったり、そんな松田を見て興奮する神子、男っぽい色気?2人のちょっとズレた空気そのままに艶が加わるのもグッときました!!

2人それぞれのこだわりや感性も愛おしくて、それを可愛いと思っている2人も愛おしい!!大の男がわちゃわちゃしてるのってなんで可愛いんでしょうね。子気味が良いお話でした!!

3

至高の一冊

面白かったです。もうちょっと自分に理解力があれば!

興味深い二人の関係ですね。
高校時代一度も話したことなかったのに、お互い気になってて。 

再会して一段落したらいきなり松田が神子のアソコを…。えー↓なんでそんなことするの?すぐエッチできるの?と思ったけど、その先も面白かったです。

デジタル音痴でお人好しだけど仕事はできる街の頼れる探偵松田と、根無し草だけど何かと役に立つ神子の名コンビが事件を解決しながら…。

不幸な子をほっておけない神子。背中を押してあげたら去っての繰り返しで。そろそろ松田の元から去るのかな?3ヶ月だし…と松田が考えだした頃にとんでもない事件に巻き込まれ。

神子グッジョブ!怖い商店街ですね(汗)
松田だけは手放せなさそうな神子ですね。良かった!
お互いが特別なのかな?神子は体の相性とか言ってるけど松田のことは譲れないみたいですね。

一冊ですごいまとまってて物語としてとても読み応えがあり、二人のこともわかって至高の一冊でした。

3

で、外村って誰?

作家買い。

浮き草ヒモ×キレやすい探偵


さすが面白かった
探偵モノでちょうど良い推理と綺麗な解決が見れてスッキリ

攻めの神子が飄々とした掴みどころのないキャラで草間先生は本当にこういうキャラお上手です。

そのかわりちょっと気になるのが受けの松田のキレ芸。
神子にイラつくのは良く解るんだけど、読んでるこっちが疲れてしまった。

こういう元気の良いキャラがわちゃわちゃしてるBLはよくみかけるけど草間先生には求めていないんです(個人の感想)

タイトルの外村が一切出て来ないのは面白かった。
というわけで萌2

4

じっくりと楽しく

高校の頃から神の子や悪魔と噂される飄々イケメン神子は再会した松田の務める外村探偵社に助手と称してずるずると居座り続け、成り行きで身体を重ねることに。
流されやすくてお人好しで優しい松田ですが、神子に対しては口調を荒げていつもイライラピリピリ。

セックスしたから付き合うとか、そういうことははっきりとはしないんですけど、徐々にお互いへの無意識な執着が端々に感じられてきて、好き好き言い合う甘い雰囲気ではないし表立った感情は分かりにくいけれど暗黙の了解的にそばに居る関係に。
探偵社の依頼を解決していく中でなんだかんだとバディみも出てきて、離れられない存在になっていくという。
小気味いいドラマ仕立てなストーリー展開にアダルトなかんじが滲み出るBL感が添えられていて、じっくりと楽しく読ませていただきました。
「犬」がキーワードになっていて、ポイントにもなっていたハイスペ野良わんこの神子の落ち着く場所が見つかってよかった〜、となります。

外村探偵社の副所長が松田、ということで、所長…、って出てきてませんよね?
その辺りも含めてふたりのその後の続編が見たいな〜、と思いました。

5

破れ鍋に綴じ蓋?

草間先生だったからなんとなく買ったのですが、まー面白い&人情味たっぷり。キャラもお話も文句なし神でした。こういう作品大好き。ケンカップル好きな方に猛烈おすすめしたいです。麗人やらリンクスやらに掲載した作品9本+描きおろし5P。

外村探偵社で副所長やってる松田。(所長はどこ!?)
ある日、「姉が男に貢いでいる、金を取り返して」と依頼あったものの、その貢いだ先の男は同じ高校にいた彼女とっかえひっかえで有名だった神子で・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
辻(受けのセフレ、あかんこいつ)、阿久津(受けが高校時代好きだった)、巴田(同業者?)、その他依頼者やチンピラやくざ等々。巴田もめちゃ好き。

++好きなところ

まず受け。
いっつも怒ってばっかりいるようだし、くずな辻と付き合ってたりするんだけど、くずな辻のところの饅頭を2万円で買ったり、心配されたじいちゃんのために茶葉を買いに行ってあげたり、優しいんだよ・・お人よしすぎるのでは。攻めがふらっといなくなっちゃうかもと気になって気になって、攻めの昔の犬の気がかりを解決させようと一芝居うつような努力したり、涙ぐましくないですかね?!イタシテいるときはあんなに怒ってばっかりなのに?!ああもうくそ可愛い。
探偵さんとしては優秀なお働き(デジタル関係はあかんけど)をなさっているのもこれまたよろしくて、いいわ、この方。

そして攻め。
イケメンなのになんなの、このヒモっぷりというかクズっぷりというか。付き合った女の子をみんなキレイにしてあげて別れた後も好きって言わせる、この誑し能力。もちろん定職なし住処なし。ヒモ・クズの神とでも言えばいいのか?デジタル関係は普通に能力あり、適応力ももちろん高いし、お子様には優しいし、これは惚れるやろと思うのです。

今回ぎゃーぎゃー言いながらやることはやり、一緒に暮らしてるやん!な状態で終わったんですよね。めっちゃ面白かったし大満足なんですけど、これ余裕で続くでしょ?と思っているので、出版社様、先生、何卒何卒よろしくお願いいたします。

めっちゃ面白い!ほんとにおすすめしたい。

8

どこかほっこりもする物語

草間先生の探偵物ということで、探偵物大好き人間としては読まずにいられませんでした。
表紙はシックな大人な物語の雰囲気が漂ってきますが、舞台は街の商店街の探偵会社ということで、どこかほっこりするような設定です。
主人公の2人は高校の幼馴染なのですが、依頼者を通じてひょんなことから再会し、攻めの神子が居候を始めます。
受けの松田はとても真面目な性格で、見た目的に冷たいような印象を受けますが、実は大変なお人好しで貞操観念がゆるめなギャップも良かったです笑
早く出てけといいつつ、実のところ出ていかないで欲しい。そんな素直でないところも大変萌えポイントでした!
若い子たちのキュンなストーリーもいいですが、大人の落ち着いた日常ストーリーは良いものだなと…
この先の二人もとても気になるお話でした!

3

草間さかえ先生×探偵モノ=神作

作者買いです。
前情報全く無しで読みましたが、草間先生の探偵バディものとか間違いなく面白いやん…との予想通り、とても面白くて大満足しました。

キャラクターもとても良かった。
美形でヒモ体質で常に微笑んでるような攻めの神子…好き過ぎる。
しかもエロい。最高。

そんな神子に悪態つきながらも翻弄される松田も良いツンデレ眼鏡でした。
なんやかんや2人でトラブル解決していく様はバディそのものです。
プラス身体の関係ありのね。
先生の作品にしては多めだった気がします。

淡々としているようで、終盤の神子がいつか出て行く予感がしている松田はウェットで、切ない感じも良かったです。

もっと2人の絆が深まっていく様子がみたいので、シリーズ化希望です!

7

BLの大好きが詰まってる

草間さかえ先生のバディもの。しかも探偵。それだけでもう「買い」です。攻めと受けのタイプも理想的でした。攻めの神子は謎めいた奴で優しげだけどのらりくらりと掴みどころのない食えない男。元女たらしで絶倫。受けの松田はエロい眼鏡。いつもキーキー怒ってるけど神子にエロで押されると大人しくなってしまう色っぽいツンデレのお手本のような人。

この2人が高校の同級生で大人になって再会後付き合う設定も大好きだし、松田が高校時代友人に片想いだった設定も良かった。あと先生特有の犬エピソードも良かった。本当に犬好きの先生だ。ケンカップルだけどやる事やってるのもいいし強がりの受けが攻めに絆されてるのもいい。草間作品の中ではエロ多い方だと思います。大人のエロスですよ。

このように私の「好き」が詰まってる作品でしたが、駄目押しで出てきた元同級生阿久津君。超カッコいい上に私がBLで大好きな警察関係者。先生お願いします。阿久津君スピンオフも描いてください。本編の続編もあればぜひ読んでみたいです。草間作品にしてはそれほど難解ではないと思います。

6

のらりくらりx怒ってばかりのバディBL

草間さかえ先生による新感覚バディBL。というのはその通りだと思う。
商店街の探偵社。
といっても街の便利屋さん的な仕事もこなしたり。
で、調査対象者になった高校のチャラいモテ男同級生が、そのまま図々しく転がり込んでくる。
その男・神子は、面の皮が厚く、何を言っても暖簾に腕押し。だけどイケメン無罪なヤツ。
主人公の松田も怒りながらも突き離せない。
それどころか…

会話はのらりくらり、お代はカラダで。的な神子。
ノンケのはずだけど、ゲイの松田を躊躇なく抱き。毎晩抱き。
すっかり籠絡されてしまってる松田は、表面上怒ってばっかり。

で、持ち込まれる様々な依頼を、2人で調査して解決していくわけですが。
とにかく松田は怒ってばかり。
照れ臭さもあるのかな、とにかく神子に甘い顔は見せないぞ、神子が好きになってきたなんて絶対認めないぞ、みたいな。
もうしつこいよ、って感じてしまった。
一方ラストの松田が巻き込まれる事件に関しては、なんで急にこんなシリアス?って戸惑った。
神子が松田に本気である事を表すためなんだろうけど、この作者様なら「事件」を起こさなくとも日常のふとした動作/視線/言葉で表せただろうに。

正直な感想を言うと。
「草間さかえ」作品だと思うから深みがあるような気がして読む。
無名の作者で同じ内容だったら本当に面白いって絶賛できるのかな。
キツイ表現かもしれないけど…

10

草間先生世界を堪能

今作もさすが草間先生節炸裂な読み応えでした、

2人で依頼案件を解決しながら、一筋縄ではいかないそれぞれの本音が徐々にわかってくるワクワク感。

怒ってばっかりの松田が、神子をとどめようと一芝居打ったり。
偶然それが功を奏して神子の認識(捨てられた犬に自分を投影していた)が変わったり。

着実に布石が打たれていて、それがどうなっていくんだろう?とじわじわくる作りが草間先生の上手さですよね。

そしてクライマックスでは、それまでのいろんな事柄(辻、怪しい喫茶店、防犯カメラ、ストーカーの会長、阿久津…等等)が全て伏線となっていたのお見事としか!!

その盛り上がりのシーンで、神子が
「俺だって最近 セックスの時は圭って呼んでる」
とここで?なヤキモチ+ドヤ発言をしながら、松田救出に乗り込むところはかっこいいやらおもしろいやらで笑いました。

草間先生のこういうここぞの場面で、盛り上げるだけでなくくすっと笑いを挟んでくるところも好きです。

で、この場面で阿久津の顔がわかったり、神子の努力の方向が明後日な企みが明らかになったりする怒涛の展開がすばらしい。
(松田が好きだっただけあって阿久津男前)

あんなことをされて松田は辻のことを恨むどころか、理解してあげちゃうのが、やさしいし、お人好したるゆえんですね。

黒短髪メガネの松田は草間先生お好きなキャラかな。マジメなのに妙に色っぽい。刈り上げがかわいい。愛すべき存在。
(黒短髪メガネ堅物隠れ美形ちょい色気キャラは地下鉄の犬、イロメ〜ヌレルもよかった)

草間先生の絵が好きで、特に背景、扉絵が好みですが、がっしりしながらも細身な肉体美もいいわぁと今回改めて思いました。
松田の裸体率高しw

阿久津によって明かされる高校時代の2人のエピソードもふむふむとニマニマしました。

にしても、松田がデジタルにあんなに弱いのもおもしろくてw
探偵というよりお年寄りに頼られる商店街の便利屋さんという感じがいいですね。

そこへデジタルに強い神子と組めばバッチリで。2人のバディ関係もっと見てみたくなりました。

ああ〜草間先生の人物造形の深さ、絶妙さや、ストーリテリングのすばらしさを語りたいのに、私の知能や語彙力では全然書けない〜(涙)

理屈っぽくなく、さりげにおかしみを含めながら奥行きのある人間の描き方が好きです。

暗さや深刻さを感じさせず、哀愁や儚さなども描かれる。さじ加減、センス、視点、バランスが絶妙なんだな〜。

余談ですが、外村探偵社の事務所が、マッチ売り〜やぎさん郵便の花城の事務所をふと思い出してうれしくなりました。

9

ツンツン受もいい

不幸な子を幸せにする不思議なイケメン×真面目でぶっきらぼうな情の深い探偵の同級生のお話です。

商店街の中の探偵事務所に持ち込まれる依頼をひょんなことから一緒にいることになった二人が解決していく過程で少しずつ関係が築かれていきます。
大人になった二人と高校生時代の二人と現在と回想でお互いをどう捉えていたのかがわかります。
草間先生の絵柄とその雰囲気はドラマを見ているようです。
こういう世界観がとても素敵でストーリーに引き込まれていきます。

そしてなんといっても二人のキャラクターがいい!
受の松田はぶっきらぼうな物言いでとても男らしく一見攻めかと思いましたがバリネコです。そしてなんといっても優しい。ツンツンですが。

攻の神子はイケメン、長身、人タラシでどう見ても女性にしか興味がなさそうなのですが松田のもとにいます。こちらは見た目が優しい。口調も優しい。心は雄です。

二人のやりとりが絶妙で読んでるうちに松田のツンと神子のデレが欲しくなります。そしてどんどん二人の関係が深まっていくことに喜びを感じます。

松田の視点で進むストーリーから神子視点に変わる時とても嬉しくなりました。
(攻が受を大きめに好きな状態が大好き病なので)
大人な二人の少し歪な関係性とお互いを思う気持ちがとても可愛らしく思えてこの二人には一緒にいてほしいと思えてやまないです。

なんというかご近所のこじんまりとした地域の中で繰り広げられているのがまたいいんです。

エロは多めだと思います。
日常的でリアルな感じで、
またやってるな今夜も。
となるくらいあります。

9

噛めば噛むほど

作家買い。
草間作品て、単純明快なストーリー展開じゃないものが多い気がしています。王子さまが登場して、幸せいっぱいな甘々なストーリーではない。キラキラで甘々なストーリーを求める方には若干不向きかも。

が、読み進めていくうちに、読めば読むほど、噛めば噛むほど。じわじわと胸に迫ってくるものがある。ストーリーはもちろん文句なしの素晴らしさですが、そこに輪をかけるのが絵柄。昨今流行りの綺麗な絵ではなくって、でも圧倒的な画力と草間さんにしか紡げない世界観を放つ絵柄に引き込まれる。

今作品もそう。
いい年の男たちが不器用に、けれど一生懸命に生きるさまが描かれています。





主人公は外村探偵社に努める探偵で、かつ副所長の松田。
彼は「不幸体質」と自覚している。そして金銭にもシビアな守銭奴だ。
そんな彼のもとに一人の若い女性が依頼者としてやってくる。彼女の依頼は、彼女の姉の恋人だった男についてだった。

姉のヒモのような男。
別れるときに100万円を渡したと聞くが、騙されているに違いない、その100万円を取り返してほしい、というものだった。

それは騙されたとは言わないのでは?

そう思う松田だったが、彼女の話を聞いて一人の男を思い出す。高校時代、彼女が何人もいた「神子」という名の同窓生のことを。そして、その調査相手は神子で―?

というお話。

元同窓生ということを隠して神子に会いに行く松田だったが、神子の方は松田を覚えていた。100万は返す、けれどその後行く場所が見つかるまで数日間居候させてくれと頼まれ、渋々その願いを聞き入れる松田だったが。

この二人は、早々に身体の関係になります。
ゲイの松田。
ノンケの神子。
高校時代のに接点はあったけれど、二人の間に恋愛感情はない。ないけれど、なし崩し的に身体の関係を持ってしまう。
けれど居候している神子は松田の助手の様なことをはじめ、外村探偵社に持ち込まれる様々な依頼を二人でこなしていくうちに二人の関係は少しずつ変化していって…。

と、いうお話、だと思ったんですよ。

が、うーん。
さすが草間先生。
最後のオチにやられました。

視点は松田で、なので読者は松田の感情は分かるんですよ。
少しずつ神子に惹かれていく想い。そもそも、高校時代から神子に「何か」を感じていたのだということも。

守銭奴に見える松田くんですが、彼がまた良いの。
人情味に溢れてるっていうのかな。こんな人がいたら、困ったことがあったら外村探偵社に速攻で相談に行っちゃうな、っていう感じ。
彼は作中トラブルに巻き込まれますが、それも彼の優しさに付け込まれてしまったのが原因。
出て行けとことあるごとに神子には言いますが、神子に行く当てがないのならいればいいし、自分(の身体)に飽きたなら出ていけばいいと思っている。

その優しさに付け込む形で居候を続け毎晩のように松田を抱きつぶす神子という男性が胡散臭くて。

が。
序盤どうしようもないヒモ男だと思っていた神子の姿にKOされてしまいました。ああ、そうきたかー!という感じ。

高校時代、彼らが内で温めていた「何か」が花咲いた。そんな感じ。

草間作品て黒髪・メガネ受けって結構登場する気がしますが、その真面目な、潔癖そうなビジュアルを裏切るエロさがまた堪らない。快楽でずぶずぶにされてしまう松田の姿が非常によろしかったです。

今作品、シリーズ化されるんでしょうかね。
神子の過去とか、松田くんが副所長をしている「外村探偵社」(名前も違うし所長はどこにいるんだろ)とか、松田くんの初恋の相手の警察官の阿久津くんとか、気になる点がいっぱいあって。
ストーリーも非常に面白かったですし。

ということで、続編を切望しています。

19

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