悪人の躾け方

akunin no shitsukekata

悪人の躾け方
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神207
  • 萌×275
  • 萌25
  • 中立4
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
36
得点
1414
評価数
314
平均
4.5 / 5
神率
65.9%
著者
ダヨオ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
発売日
電子発売日
価格
¥780(税抜)  
ISBN
9784396785260

あらすじ

余裕最強若造 vs 元バリタチ悪態社長

最低最悪に不機嫌で、…甘い関係。

「あんた、手錠で繋がれてもエラそうなんですよね。そこが良い。」
20年バリタチでやってきた俺・雨津木正継は、雇っている清掃員にいいように抱かれているのが屈辱でたまらない。余裕たっぷりで生意気な、逞しい体躯の若造・針間一郎。
ヤツに口説かれ、のししかかられる受け身の快楽は、不覚にも体になじんできてしまった気がするが、ヤツのことなど、俺は絶対認めない。あんな憎たらしい男の手に落ちてたまるかーー。

表題作悪人の躾け方

26歳,雨津木のビルで働く清掃員
45歳,不動産会社代表取締役

その他の収録作品

  • カバー下:描き下ろし漫画

レビュー投稿数36

No Title

元攻めが受けになるの好き。
というか、見た目攻め!設定が攻め!が受けになってほしい。

0

攻めと攻めの衝突が…

「ロンリープレイグラウンド」のスピンオフ。
自分勝手で横暴で王様なS攻めだった雨津木が、どんどん押されて征服されていく様子がたまらないです。
ざまあみろ、という気持ちと、かわいいぞ、という気持ちと、いいぞ、もっとやれ、という気持ち。
読んでいて感情が忙しいです。

強気なわがまま王様然としていた雨津木が、前作で受けたダメージの数々が癒えないまま、新たな楽しみを探そうとして、出会った年下男、針間一郎に、翻弄され、翻弄され、またまた翻弄されていきます。

歪んだ性癖を持つ男と歪んだ情愛を持つ男が激突して、何度も衝突して、その関係が変化していく様にゾクゾクします。

2人ともいろんなことに秀でている人間なのも萌えるポイント。
デキる男が崩されていく様子にも萌えるし、デキる男がそれをひけらかすことなく、でも、徐々に見せて行く様子にも萌えます。

攻めと攻めの衝突が生み出す、かわいさと萌えを堪能できる作品です。

0

粘り勝ち

デカワンコ探してませんしおじさんも特に好んでいませんが、最新作に感動し評価の高さから買ってみました。
ストーリーが良いとタイプじゃないカップルも
何回も読み返せますしだんだんファンになってしまいますね。

性格に難あり。
ひねくれている雨津木には何度拒否られても諦めない執着一途デカワンコがピッタリ!

針間がなんで雨津木に執着するのかが描かれた過去回想シーンがいちばんエッチでした。

喪主の雨津木が1人で寿司を食べていて
針間の視線に気付き食べるかって声をかける
この短いやりとりだけでコミックス読んで良かったぁとため息出ちゃうくらい雨津木がセクシーでした。
そりゃ高校生?の針間が魅了されたの分かります。

20代の頃世間体が大事な父親から生活態度を改めろと注意され、父親在命中は期待通りに生きていた雨津木。
あの時飲み込んだ言葉を人目のあるカフェで針間に向かって言えたのは自分自身を容認出来たって事なのかな。
読んでいてスッキリして気持ちが明るくなりました。

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バリタチ→抗いながらも年下男のネコへ、の変貌がたまらんです…

久しぶりに再読し、やっっっぱ最高に萌えるーー!となりました✨
スピン元よりもこちらの方が好みで、もう何度も読み直しています。

バリっバリのタチ男!が、一回り以上も年下の(なんと19歳差…す、すごい)男に組み敷かれるお話です。ええと、うん、神作です(自分にとっては…!)。

終盤に明かされる二人の最初の出会いとか、そこからの針間(攻)の執着っぷり粘着っぷり、関係を無理やり持ってからの追いかけっぷりが、すんごいです(語彙力…)。

いつの間にか体も心も籠絡されちゃってる代表取締役の45歳受け様が可愛いよーう…ヾ(*°∇°*)/
なかなか素直になれない雨津木(受)にも萌えて仕方ない一作です…✨

0

攻め×攻め好きは見てください

本作はスピンオフ作品です。
本編は美人受けということで、苦手意識が先だったため未読状態で本作に手を出しました。
単体でも特に問題なく読めますし、最高に面白かったです。

特に攻めが一目惚れしてから約10年間、受けを陰から見守ってたとか、、、
完全にストーカーじゃないですか(笑
こういう攻め待ってました。

執着攻め×元攻めのおじ受けということで、完全に私の性癖を刺激されたので、スピンオフにも関わらず購入しましたが、買ってよかったです。

0

素直じゃないおじさん

ヤンバケのほんわかした印象がある作家さんでしたが、カバー絵からなんか悪辣そうな人達が。。

タイトル通り、性格の悪い社長を躾ける?お話。
可愛い男性の愛人を調教していたことが妻にばれ、離婚した雨津木社長。
しかし自分をずっと狙っていたという清掃員、針間に迫られ、ネコにされてしまう。

悪辣で自己中心的な雨津木。しかし素直になれないトラウマがある。
そんな雨津木に、なぜか執着する針間。ここまでこだわる理由が今一つ弱いなと思っていたんですが、これスピンオフなんですね!
読み終わってから気付きました。もちろんお話自体は単独で読めるのですが、本編でのキャラあっての、自分にベタ惚れ年下ハイスペイケメンに執着愛されるという救済ストーリーなのですね!

やはり本編の、ロンリープレイ〜を読んでから楽しむ方がずっといいと思います。
しかしこんな意地悪そうなキャラもお描きになれるんですね。漫画家ってすごい。

0

躾けられてハッピー

スピン元で雨津木はとても嫌な奴だったので、半ば無理矢理やられてもざまぁとしか思わないし、むしろ愛されてめちゃくちゃ恵まれてますねとなりました。
社長だからって誰にでも偉そうな人っていますよね。
でも雨津木は針間の躾け方がよいのか、今作では威張りグセがあまり見えずよかったです。
プライドを壊されてかわいらしいおじさんになってよかった。

針眉は有能なだけでなく御曹司だなんて、逆シンデレラストーリーですかい?とファンタジーさを感じました。
タイトル通り、悪人の躾け方大成功ですね。

2

年上受け作品で久々ヒット!

まじで雨津木さん大好きです!
ずっと読んでたい。針間君が年の差を気にしないのも分かるくらい魅力的です。親との確執もありますが、ページを長く割いていないので、読んでいてつらいほどではないです。
ドラマCDと交互に楽しんでいます。

絵柄も非常に好きで全てがオシャレ。雨津木さんが社長なので豪華さが桁違いですが、そこが気にならなければ大丈夫です。街並みも家もホテルも素敵で、非日常感が楽しめます。

あと色気がやばすぎます。本番までいってないシーンでもスーツの乱れ方にテンション上がります。首筋や筋肉のラインなど素敵すぎて毎ページ刺激的です。

針間君の恋模様も読んでて切ない。二人の恋愛の進み方にハラハラしてると、イケオジの振り回され具合と、人としてちょっとだめなところにまたやられます。
おじさん受けが好き、でもおじさん過ぎない方がいい、完璧なイケオジより人間味溢れる人が好きな方におすすめです。

1

2人共顔がエロすぎる

ロンリープレイグラウンド内で散々悪役だった雨津木、雪文くんを掻っ攫われてしょんぼりむしゃくしゃ中に、出会った針間。抱くつもりが抱かれてしまって屈辱的なのに案外身体はよくてその後も何度も致してるだと〜。

ここまでくると年下男に転がされるツンデレ美人のお話ですよ。偉そうにする女王様を上手く転がしてる。案外チョロい宇津木。

やっぱ人って対する相手によって態度変わるんだな〜。雪文相手だと絶対的に支配者だったのに、針間相手だと思い通りにならず翻弄されながらもだんだん惹かれていってる。

エスカレーターから落ちそうになったら助けてくれる、撒こうとしたらバイクで追いかける、料理も片付けも庭の剪定も出来る26歳針間、すご過ぎん?こんな出来た話ある?絶対なんか裏があるよ、きっと復習なんでしょ?だって、他にもひどい事今までにしてそうだもん雨津木は。
なんて思ってたら、裏はもっと凄すぎました。身分差、歳の差BLと思ってたらもっと身分差だったなんてね。

そもそもの出会いでバーのママに協力してもらってバイト君として紹介してもらったってのも眉唾だったんだよね。たとえバーのママが針間を可愛がってたとしてもお客さん騙して出会いのキッカケ作ってあげるか?あれ、お金握らせてたんじゃないの?なんて思っちゃった。目的のためなら手段を選ばないでしょ、針間。


寿司食べてる喪服姿がエロかったからって10年間も思い続けてた針間。すごい執着です。しかし、現実にあんな寿司の食べ方してるやつ見たら私は引くけどなwエロい食べ方してくださいってお題出されてオーバーに笑い取りにきてるリアクションみたいだったよ。

まぁ、それはそれとして2人共顔面が強いし、スタイルが最強なのでスーツ姿がカッコいい。この顔いいなってのがたくさんあった。

うわぁ、これドラマCDの雨津木役遊佐さんピッタリきそうじゃない?翻弄する針間役は私の好きなヨシキ君だしめちゃくちゃ楽しみです。

シーモアで購入。
トーン修正。シンプルな線で描かれてます。

1

神作啊啊啊啊啊

下剋上,離異渣1反被上,上了又上,受無論是年輕時候在喪禮上吃什麼來著被年幼的攻看見一見鐘情我同時也被這一幕的受擊中心髒,還是被爸爸壓制受情傷裝異性戀那種懦弱脆弱又背地裡亂搞的樣子,還是現在熟男被年下搞又狼狽又淫蕩的樣子我都好喜歡啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊,這部太神了,攻真的把受吃得死死的(就是很有心機地一點點滲入受的生活,最後又消失一段時間,最終結果都是為了讓受愛上他)箭頭粗又會做家務,又瘋,兩個人出差去巴黎時候畫的那一段特別特別美,後面兩個人再相遇原來攻也是大少爺也覺得挺好的,兩個人在一起真好(以前會雷最後揭露地位弱的攻其實反倒壓受一頭,但是這部老師畫得太好了適應良好ww)

1

大ボリューム100億点

好みな気配を感じてスピン元から読みました。結果、針間くん×雨津木さん、最高すぎました!ケンカップル大好きです。

雨津木さん大好き〜。おじさんだけど子供っぽいのがいい。外れるようになってからも指輪をつけ続けていたところなんて、可愛すぎる。

針間くん、一途で重いのが良い。ずっとずっと好きだったんだね。両想いになれてよかったね。「〜点」ってちょっと失礼なところとか、雨津木さんと一緒にいたくて喫煙をあっさり止めるところとかすごく好き。

強がってる雨津木さんを、押せ押せな針間くんがどんどん鎧を剥いでいっちゃう過程が、最高でした。このふたり、相性バッチリすぎる。縦軸に、雨津木さんがどんどん自分らしさを取り戻していくというのがあって、それがググッと厚みを出してるし、読後の晴れやかさに繋がっています。

そしてひとつひとつの表情や仕草がいい。画面から色気が溢れてる、独特な絵柄。雰囲気がおしゃれで、扉絵がどれも素敵です。

ラストシーンの満足度が、もうすごい。大好きな作品になりました。カバー下含め、隅から隅まで楽しませてもらいました!

1

ズキュンとキターーーー!

ああああああ〜!
撃ち抜かれた〜!良かった!萌えた〜!

離婚して恋人とも別れてギリギリほとんどを失ったプライドの高い雨津木が、バリタチなのに生意気年下ストーカーに抱かれてあんあんしちゃって!

針間のことを若造がとか清掃員ごときがみたいに言ってたのに…!

途中までは何で針間はそんなに雨津木につきまとうの?どこがいいの?と思ってました。
雨津木が捨てられるまでじっと待ってたんですね!!捨てられたら速攻で華麗に迫ります!

なかなか落ちてこない雨津木も良いし、早く落ちろって頑張る針間も良かった。

年上でプライドが高いけど可愛いオヤジを、ガツガツ攻めて世話焼いて神出鬼没してお仕置きして嫉妬して、たまらないよーーーー!
転向性?すっかり雨津木を自分じゃなきゃ勃たなくしちゃって!

初対面で雨津木に見惚れる針間、じっとずっと待ってた針間、機が来たら全力でモノにしようと嫌がられても蔑まれても何でもする針間。しかもその正体は!
針間ーーーー!!!不気味なストーカーかと思いきや、根性座ってるじゃないですか!もう雨津木を手に入れなきゃ報われないよ。

はぁ〜、抵抗するプライドの高いオヤジに迫る年下攻め、振り回されるオヤジ受け、最高でした!

2

無題

面白いです、何が面白いかというとこれを読むと前作の雨津木がギャグにしか見えません。

ブランド物をひけらかして「戻って来いよ」というシーンなんか失笑物、その代わりそこまでこの社長に悪感情は持たなくなりました。

針間のキャラ造形は嫌いじゃないけど定型的というか、意外性はないけど格好良い。

1

拗らせおじさんの堕とし方

 スピンオフ元では小物感の否めなかった、不倫男・雨津木。しかし、攻めとしての魅力は不足していても、受けとなれば話は別です(笑)。むしろ、40代半ばにもなっていろいろ拗らせたままの生活を、彼より包容力、人間力の高い攻めによって思いきり変えられて欲しい。針間はまさにそれにぴったりな男で。雨津木がどんな言動をとっても、その感情に呼応させられることなく、常にマイペースで淡々と応じる彼は20代で既に貫禄があります。家庭環境を知って納得。雨津木の面倒な性格も丸ごと可愛いと思える針間なら、凝り固まった雨津木の生活に新しい風をたくさん吹き込んでくれるだろうなと思います。

1

スピンオフだけど単体でも読めます

私はこちらを読んでから元の方を読みました。向こうのメインCPは出てこないのでこれだけでも単体で読めます。
正直、向こうでは雨津木にあんまり萌えられなかったので、順番が逆だったらこっちは読んでいなかったかもしれない…。

若造に好き勝手される社長はとてもいいものですね。
あとガーターがマジでエロい…。これで本当に攻めやってたの?ってくらいエロい。あ、褒めてます。
強気なおじさん受け、思いつく限りではこちらが1番かもしれないです。

1

ドツボですよドツボ

今作の受けの雨津木おじさんは40代半ばという設定ですが、30代後半ぐらいの年齢でも通用する容姿でした(30代前半は流石に無理があるかも)
なので、おじさんです!!って感じの受けが苦手な方でも、年上受け・元攻め・意地っ張り等の属性がツボな方は買いだと思います。
逆に親父受けが好きって方には物足りないかも。

いやもう萌えたのなんのって!笑
俺は本来タチなんだ!抱かれるなんて屈辱だ!とか思いながらも何やかんや流されて、しかも感じやすいとか…もう可愛い以外の言葉が出てこない。

一番ツボだったのが、攻めの針間にとあるハッタリをかけるところ。
雨津木のハッタリの内容にプツンときた針間は、雨津木のことをめちゃくちゃに抱きます。
もう2回目だから出ない、早く終われ──息も絶え絶えに訴えかけるも、針間の腰は止まらず。
そしてあまりの快感に耐えかねた雨津木はとうとう白状するんです、さっきのハッタリは嘘だと。いやもう、可愛いにも程があるんですが…!!
このハッタリの内容と、ハッタリだと白状した後の針間の表情や言動含めて本当に大好きなシーンです。何度読み返したか分からない。

針間もまたいいキャラしてます。
あえて俗な言い方をするなら、クソデカ感情を抱えて受けを一途に想うテクニシャン高身長イケメン。雨津木を翻弄する彼ですが、20代という年齢相応に必死な姿を時折見せたり、そのギャップにキュンとします。
自分を抱くことで嫌がらせをしているいけ好かない奴、……と思いきや実は自分をずっと想い続けてる一途な男。こんなギャップ見せられたらそりゃ雨津木も気になっちゃいますよね、うんうん。

見た目はダンディで上品そうなおじさま、中身はただのクソガキな雨津木。
針間に抱かれるのが不服でツンツンツンツンしながらも、じわじわと陥落していく様…本っっっ当に萌えすぎて最高でした。
個人的殿堂入り作品です。

3

やられたー!!!!

ロンリープレイグラウンドのスピンオフ作品で、うっわーーー金に物言わす、わっるい大人の男だな!!!と思っていた会社社長の雨津木。そんな男がこの作品だと一概にも嫌な奴で片付けられず、過去を知ると少し同情も。バッグラウンドが垣間見えると人となりにも深みが増してきます。
ただ高飛車傲慢社長が年下の生意気男に陥落していく様はなかなか愉快でした。生意気男の針間、こうつも漢でしたね〜!!!このシリーズの攻めは中身も身体もほんっとうに男前!!!何故こんなに執拗にも雨津木を追うのか、、、?若かりし青年が恋に落ちた瞬間の熱量は半端じゃないですね。

1

ビジュアル好み!!!ありがとうっ

表紙みて即購入した作品!
中身も大好き!
嫌がる受けをむりくり攻めるの萌えますね。

良い感じに受けが年上かつ年下攻めのやんちゃ感がベストです

ぜひみてみてー

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飄々生意気年下×高飛車年上社長

ロンリープレイグラウンド未読です…。
ロンリープレイグラウンド下巻からの続き巻らしいので本当はそちらを見てからの方が良いのでしょうが、……。
ですが、この巻だけでも理解できましたし、とても面白かったです。

高身長執着攻めとプライド激高社長受け。この受けの雨津木さんがドタイプの受けでした。
強引な攻めにどんどん絆されていくところ、最高です。
攻めが受けを振り回してることもあれば、受けが攻めを振り回していることもあって本当にお似合いですw

「なんで俺じゃダメなんですか」ってセリフのときに、本当に心から言ってる表情をしていてぐっときました。攻めの針間さんも良いキャラなんですよね…。

で、オチがめっっっちゃ良かった……。
まさか針間さんの正体……。お似合いですw

1

続編ありがとう

針間くん、バイクに乗るならヘルメットは必ずしよう!死ぬぞ!と思ったらちゃんと持ってるみたいで安心しました。しかし万札も燃やすな!雨津木グループの皆んなの働きの成果だぞ!

ロンリープレイグラウンドの下巻は完全に針間と雨津木にもってかれましたから、続編ありがとうの気持ち。
雨津木さんは案の定チョロかった〜。泣きながら振り返る社長が可愛いです。ラストの吹っ切れ具合はカッコよかった。うん、彼に惹かれる気持ちはよく分かる。面白いもんこの人。「ロンリープレイ〜」で「17歳の雨津木くん可愛すぎる…だめよこんなの…45歳でも可愛いけど…おフランスの血?!なんなのこの社長ツボついてくる…」って感想書きましたが、"喪主雨津木寿司を食う"もよかったですね〜〜〜。高校生を一発で落とす破壊力。針間がこんなに長期戦で重い男だとは思ってなかったので予想外。

シーモア限定おまけ漫画1枚 秘書は見た

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雨津木さんのスピンオフ待ってた!

好みです!
好みのどまんなか!!
一気に今年のアワード1位候補に躍り出ました。
読みたかった悪人救済の物語は期待以上に最高でした!

前作の「ロンリープレイグラウンド」を読んだときに、主役の2人より圧倒的に“物語”向けのキャラじゃん!となった雨津木さん。
下巻に収録されていた読み切りの「悪人の縛り方」(タイトルもいいよね)で完全に堕とされて、雨津木さんのお話をもっとがっつり読ませてほしいなぁと願いながら前作を読み終えていました。

雨津木というキャラから感じる“雁字搦め感”の理由が気になって仕方なかったんですよね。
セリフやモノローグの端々に散らされたヒントを拾い集めて昔ネコだった頃に何かあったのかな?と想像して(実際はちょっと違いました)、雪文(前作の主人公)を囲って満たそうとしていた無意識の欲求の正体は何だったんだろう?とあれこれ思いを巡らせていました。
「こうやってちゃんと大事にすれば すっげえ気持ちいいってもう分かってるでしょ」
ダブルミーニングにも取れるこの針間のセリフも意味深で妙に雨津木のことを解ってる雰囲気だし、もう絶対32ページになんて収まりきらない物語があるじゃん?この2人。
針間が解放してあげたものって何だったのかな?って。
そこをしっかり掘り下げて読ませてもらえて大満足です。

「ロンリープレイグラウンド」が未読でも気負わず読んでほしいけど、でも出来たら前作と合わせて読む方をお勧めします。
その方が雨津木というキャラがぐっと立体的になると思うので。
あの強がりはこの深層を満たせないから自分を強くする為に鎧っていたものだったんだなとか、雪文にしていたことは自分がされたいことの裏返しだったんだろうけど、されたいことを相手にしたところで満たされるわけじゃないからどんどん行為を歪めていってしまったんだろうなとか。
それにプラスして、雨津木がされたい愛され方は父親が否定するもので「それの何が悪いのか」と思ってはみてもその言葉にずっと縛られていて、だから与えてくれる針間に対して身体も心も喜んでいるのに、素直になれない。
そんな虚勢張りまくりおじさんを、新世代の若者が遠慮なしにガンガン攻め込んでいくんだから、そんなの萌えしかなかったです。
針間の敬語は無くさないのに年上をあんた呼ばわりする慇懃無礼さも、個人的に萌えて仕方なかったな。針間の人物像が明かされたときの納得感にも繋がりましたし。
最後の雨津木さんのセリフを噛み締めたら晴れやかさとともにじんわりとしました。

年の差モノのいいところが存分に詰まっていました。
ダヨオさんの「YOUNG GOOD BOYFRIEND」もめちゃくちゃいい年の差モノだったし、ダヨオさん年の差モノの名手すぎます!

※紙版カバー下漫画あり

6

想像より良かったです

ちるちるさんのレビューランキングで上位に上がって来たものの、果たして雨津木が主役で好きになれるかなと思っていました。

それが読み進めるに従って、このふにゃちんおじさん可愛かったんだと思い始めていました。
「ロンリープレイグラウンド 」では好きになれませんでしたが、彼にも過去があってあんな性格になったのだと思うと納得出来ました。

そんな雨津木を可愛く変えた針間の執着は見えてくるものの、彼が何故に雨津木に好意を抱いているのかが終盤まで分かりませんでした。

パリで針間に翻弄される雨津木がとても可愛くて、それと正装した針間のカッコ良さに悶絶しました。

最後の最後に針間から過去に雨津木と出会っていた事が語られます。
その時にパリで消えた針間に対して雨津木が「当然ですって顔して運命みたいにそこに居やがるから」って思った事を思い出しました。

まさに針間が雨津木と出会って惹かれたのは運命だと思いました。針間の執着に拍手喝采を贈りたくなりました。
そして、恋人同士になっても甘くない針間の愛し方にキュンと来ました。おじさんはアレくらいが丁度いいです。

お気に入りのキャラは雨津木の元奥さんでした。彼女が雨津木に嫌味を言う度にニヤニヤしてしまいました。

3

想像を超えてきた最高なベストオブ受け(個人の感想

好みの受けが
・過去のトラウマ持ち
・元攻め
・エリート
・スーツが似合う
・実力に見合った自信家
・秘められた愛された願望

かつ

「攻めに一途に愛される受け」
が好きな、ハピエン好きの方には、是非読んでいただきたい一冊です。
本当に、買ってよかった……!!

受けの雨津木さんが、本当に本当に可愛いんですよね……相手にしていたことが、実は自分がして欲しかったことだったっていうのが、また最高に可哀想で可愛いんですよ。
雨津木さん、でろでろに愛されてしまえばいいのに…!!

と、そんなところに、執念深くて、雨津木さんにとっては天敵にも思える程のぐいぐい肉食系の針間くんがいるんですよね……。
独り言だと思って、少しムッとしてるシーンや、実は本当にガチで重すぎる一途な所など、針間くんもはちゃめちゃ可愛い。

この二人、二人して可愛すぎでは…??

過去の二人の出会いの、寿司食べてる雨津木さん、最高にえっちぃです。
これは、拗らせない方が無理なのでは???レベルで性的な魅力ムンムンです。
寿司、あんな食べ方する人いる???(雨津木さんの食事シーンもっとみたい

ストーリーも最高だし、♡シーンも最高だし、こうれはもう何度も読み直すこと間違いなし!!のお気に入りの一冊になりました…!!

是非続きがよみたいCP!!
前作「ロンリープレイグラウンド」に収録されている、二人の今の出会いの話から読むのがおすすめです…!

5

ザマァどころか

「ロンリープレイグラウンド」の予習も終わり、お目当ての「悪人の躾け方」です。
「ロンリー〜」の方では、カネと快楽で愛人(男)を束縛し、純愛に負けて逃げられたゲイでサディスト美中年・雨津木。
しかし、「ロンリー〜」の下巻番外編で雨津木をお仕置きするようなもっとドSの若造が現れた!
これは面白いじゃないの!という期待モリモリで読みました。
結果。
すごく面白かった〜!
初めは、雨津木のザマァ目当てというか、好き放題してた悪オジが懲らしめられて、ゴリゴリにヤられてアンアンしろや、みたいな気分で読んでたんですよね。
でもコレちょっと違うね。
だって針間は懲らしめなんかじゃなくて正に「愛」で抱いてるんだもの。
だからこの作品も「ロンリー〜」と同じよ。純愛路線よ?
妻も雪文も無くし、強がってるけど空虚な雨津木に若いスパダリが降臨する話よ?
ザマァどころか雨津木救済よ?
でも面白いんだなぁ。
私的には、針間の正体はアレでなくてもよかったのに。出会いがかなり昔で、っていうのも無くてもよかった。
本当に一介の清掃員が会社で見ていて…で十分成立するように思うし、その方が良かった気がする。

憎たらしい悪オジがどんどん弱って、ザマァ目当てだったのに「素直になってもっと愛されて!」なんて思うようになっちゃった。でもそれも爽快。

3

「性悪クソガキおじさん」←笑

スピンオフ作品ですが、最初にキャラ紹介が添付され、導入部に流れるような説明が挿入されているため、これ一冊で問題なく読めます。一見さんな読者にも優しいつくりになってました。
プライドの高い性悪社長と得体の知れない性悪ストーカーみたいなカプ。どちらも適度な悪人感で、軽く読めて良かったです。
雨津木は元タチだけど針間にヤられてネコになります。なんだかんだ針間を受け入れてますが、最初は体に流されてる割合が大きそうだなあという印象。針間は一途でたまに切なさとか出してきますが、できすぎでしょ!?っていう正体と、マニアックすぎる惚れたきっかけを見たら笑っちゃいました。
まさかの一目惚れだったのかな?雨津木の喪服寿司だけで惚れてあそこまで追いかける針間はすごい…目を付けられたら終わりな怖さがあって、ご愁傷さまな雨津木になぜか微笑ましい気持ちになりました笑。
悪人顔の二人がパリの街並みに妙に馴染んでたり、犬を追いかけて童話のワンシーンのように再会したりして、そのミスマッチも楽しい。お気に入りは「俺は抱く側に戻る!!」とドヤ顔してる雨津木です。絶対ムリなフラグ立ちまくりでしょう笑。レビュータイトルは描き文字での雨津木へのツッコミで、これも好き。
面白かったです。

2

スタンディングオベーション作品です。

ブラボー!としか言いようがない。
まず表紙からして優勝。
家に飾って置きたくなるようなとってもオシャレな表紙です。

攻めはとにかくドドドド攻め。
ダルメシアン柄のファーの襟が付いた洋服を着る攻めは、前世ではオークションで100億で受けを落札した男に違いない。
古からの攻めに違いないと思わせる、そのくらいの攻め力。スペック最高、顔がいい。

受けはとにかく可愛いオジサン!
見た目も中身も可愛くて綺麗なオジ様だからオジ受け苦手な人にもきっと愛される。顔がいい。

このような最高の攻めと最高の受けが合わさる最高の漫画です。

中身は王道、攻めと受けの攻防戦
と見せかけてほぼ攻めの押せ押せ状態…
じわじわと受けが落ちていく様子をただひたすらに見守る壁になれます。

読み終わったら自然とスタンディングオベーションしていました…。

6

あれこれ最高が詰まってる!!

バリタチが自分より強い男に組み敷かれて元攻めになっちゃうっていうの好きな人にとっては、神棚に捧げたくなるような本だと思います。

まずビジュアル面が最高。
・上がり眉&タレ目ビジュアル最高。
・190cm×180cmの組み合わせ最高。

そして
・つよつよおじさん受け(元攻め)最高。
・つよつよ若造攻め最高。
年下攻めというよりも、若造攻めって感じ。

なによりも、あの雨津木がどんどん可愛く見えていくのが最高。

後半、予想もしてなかったなぁ。

・針間の執着一途なところが最高。
・単なる清掃員だと思ってた針間のまさかの姿、最高。
・針間の端正な詰襟学ラン姿が最高。ギャップ萌えというのかしら。(本来はこっちが真の姿だったんだけど。)
・指輪が抜けないんじゃなかったんだね、雨津木!


なんたって、最後の終わり方が最高だった。

「それの 何が悪い」

ちょっとひれ伏しそうになっちゃいました。
雨津木あんたかっこいいよ!
雨津木はこうでなくっちゃね!!

虚勢を張った強さではなく、本当の意味で強くなったんだなぁって、かなり感動しました。

単なる攻め×攻めのお話ではなく、雨津木が本来の自分を取り戻すというか解放したというか、そこの着地点にまで持っていったところが最高でした。

そしてかなりのボリュームがあって読み応えバッチリ、満足しかありません。
手放しで神評価です。





8

悪人の躾け方

めちゃめちゃ面白かったです
スピンオフなので、そちらを読んでからの方がよりキャラの魅力が深まると思います
最高のスピンオフ作品でし

攻め×攻めのカップリングはありますが、ここまでハイスペックな組み合わせはなかなか無いのかなと思います

そのスペックを余すところなく魅せきってるのがほんとにすごい

身体から落ちていくのも、王道展開ですが心情描写が繊細でとても良かったです

後半の変化が劇的でそれがすごくしっくりくるのが最高でした

0

悪人雨津木が躾けられる

ロンリープレイグラウンドでガッツリ悪役だった雨津木が、年下攻めの針間にいいようにされています。

中々にエロいです。元バリタチが屈服させられてネコになってしまう。身体は完全にオチてるのにプライドが高いから認められない。
もう最高でした!

ロンリープレイグラウンドでの悪行も覚えてるので、いいようにされているのを見るとざまぁ感があってとても良かったです。

攻めの針間も中々にスペックが高く、釣り合いも取れてるんですよね。
何故針間が雨津木に執着しているのかも見えてきて引き込まれました。

清掃員してましたが、結局スパダリだったんですね。しかもかなりの一途。

もう完全にオチてしまった雨津木がまた美人で、こんなに人は変わってしまうんだと吃驚。

スピンオフですけど、前作見なくても内容は分かるかな?でも前作の非道な雨津木を見た後の方が絶対に面白いと思います。

1

最高のBL

ダヨオ先生のおじ受け年下攻めは神。
神しかない。
なんとまあオシャすぎなカバーではありませんか!
190のタレ目つり眉ドS実は一途スパダリ×
元バリタチ屑かわおじさんの最高カップル。
ありがとうございます。
連載で追っていましたが楽しみにしていました。
単行本でまとめて読むとまたききますよね~
スピン元「ロンリープレイグラウンド」の方も
大変良かったですが
「悪人の躾け方」はもうタイトルから最高で
ラストの章、姿消してからの
針間の実は御曹司はずるすぎます。
いやいや清掃員のままでええやんって思いますが
10年前葬式で出会ってたエピソードですからね、、
おいお前10年越しの一途かよって
やられました。
いやいや寿司を食する喪主宇津木社長
美人すぎるしいやエロすぎるやろ、、
一目惚れすかね、、
ダヨオ先生の食べる描写エロ美しすぎました。。
はあ素晴らしかったです。。
書き下ろしがないっ!?と思ったら
ちゃんとカバー下ありました。
メイトの有償特典もエピソードが2つ入って
とても良かったです。
最後はほんとに甘い2人です。
何回も言ってしまいますがほんと良きBLです。
そして先生の年下スパダリ攻めおじ受け気に入った方は
「Young bad education」シリーズを読みましょう。もっと最高ですよ!

3

カッコイイ

あの雨津木さんがこんなに可愛いくなるなんて!!針間もスパダリすぎて2人とも長身イケメンでスーツが似合うからとにかくカッコイイ!
会話のテンポが良くて楽しく読めましたし、エロもあり満足の一冊!
何気無くでてくるシャルルの表情が豊かでオモシロかったです。

0

ダヨオ先生に1000億点

スピンオフ作品だと知らずに読了。これ単体でも楽しめました。
(不倫して離婚してますが)ハイソのおじさん(雨津木さん)が年下の男の子(針間くん)にどんどん絆されていくのが丹念に描かれています。BL漫画によくある別の話が入っていることもないので200ページ超えのボリュームをじっくり楽しめます。

も〜、プライドガチガチで偉そうなのにどこか空回りしている雨津木さんが可愛くて仕方ない!針間くんの一途な押しにどんどん惹かれていくのが見ていてキュン死ものでした。雨津木さんは色々あって本気の恋をしないようにしているんですが、そういう人に限って誰かに愛されたくて仕方ない人なんですよね。針間くんが雨津木さんの寂しさを埋めて行く過程がじわじわとした感動に繋がっています。

えっちなシーンもわりと多めですが、全く下品じゃないのもいい。雨津木さんはソックスガーター愛用者なのもフェチ心に刺さります。上質なおじさん受けBLだと思います。
スピンオフ元も読みたくなる罠に見事引っかかりました 笑

4

ブガッティ運転するとき以降もずっと清掃仕事用のツナギ…?(笑)

【ロンリープレイグラウンド】未読で(ちるちるのレビューのみ読)、【悪人の躾け方】の 某ixivコミックに掲載されていたところのみ読みました。
タチが受になる話・執着系の話 が好きなのと、スピンオフ作品が出版されるぐらいなのだからハズレはないだろうと思ったため、購入しました。

俺は抱く側に戻る(ドヤ顔)からの、抱いていないことを白状するところが、最高でした。
言うことを強要されたのではなく(針間は雨津木が本当に抱いたと思っているので。)自分から言うところが最高に好きです。

針間(攻)が雨津木(受)を好きになった理由は、一目(?)惚れということでしょうか。
もし、一目(?)惚れだったなら、10年間ずっと好きで愛人を囲ってる様とかを見続けてきた針間(攻)の、尊さが一入です。(たぶん初は無理矢理っぽそうですけど。【ロンリープレイグラウンド 下】)

【悪人の躾け方】は、抱く側だった雨津木が受になっているところや ベッド上での雨津木の悪態などエロの部分がとても好みだったので、買って良かったと思いました。
また、元々は抱かれたい側だった雨津木の心の内や針間に絆されていく描写、針間が強引でありつつも献身的に雨津木のことを好きな様もすごくすごく良かったと思いました。

身体は、むっちりとした肉感ではなく、厚みと堅さ(?)のありそうな感じで、エロかったです。
むっちりとした肉感が好きな自分としては、新しい好みを発見できました。(tkbはぷっくり。)

0

私が求めていた作品でした

傲慢なバリタチそして社長アーンド、おじさん!!からの年下にネコにされる、これほど私の性壁にドツリと刺さったものはないです。実は本編の方見ていないのですが、大丈夫でした。作者様、スピンオフを描いてくださり、ありがとうございます。

6

雨津木さん、お元気そうで何よりです

『ロンリープレイグラウンド』のスピンオフ作品。
下巻に収録の「悪人の縛り方」の続きのお話ですね。
妻にも去られ、愛人にも去られた雨津木社長が自社の清掃員・針間に縛られ抱かれちゃって、拒みながらもめっちゃ感じちゃう…ってお話。

前作の段階で針間がめっちゃ好みのタイプで、しかも性悪クソガキおじさんがお仕置きされるとかサイコー、と続編のコミックス化を楽しみにしていました。

攻めが攻めによって受けにされるというシチュも、雨津木さんみたいな性格のキャラだと余計に萌えちゃう。
針間にはおじさん呼ばわりされるし、元嫁にもバカにされてて、それに少し傷ついてる感のある雨津木もまた可愛いんですよね。

ただの清掃員にしてはスパダリ要素ギュウギュウ詰まってる針間なのですが、実は…なサプライズもあり。
雨津木を遠くから見てた片思い期間も長めで、愛が重くて良きでした。

雨津木さんも、針間も良かったね!っていうスーパーハッピーなエンドでスッキリ。
前作未読でも楽しめる作品です。

2

看板に偽りなしな最強の攻め。

「ロンリープレイグラウンド」に収録されている短編「悪人の縛り方」を読んで以来とっても楽しみにしていた針間×雨津木のスピンオフ。
200Pを超えるボリュームで、「最強」と称される針間の手腕が遺憾なく発揮されています。
その振る舞いは強引で大胆なのに、スマートで完璧に決まってる。
受けを落とす豪胆でかっこいい攻めをたっぷり堪能できます。

1話目の時点で前作から一週間。体の方は割と難なく落ちちゃってる感じの雨津木さんですが、相変わらず口では針間を拒んでます。
針間はというと、甘く愛を囁くでもなく、とにかく抱きまくる。
体先行の関係を「心が欲しいのに」とか悲観しないタイプで、絶対的に自信がある様がかっこいいんですよね。

でも、嫌がる相手を無理矢理ものにするというのとも違う。
前作での最初は無理矢理ではあったけど、雨津木さんについては「ド攻めだと信じ込んでいる」と表現されているように、元タチの陥落というより本来の姿を暴かれていくといった方がしっくり来ます。
雨津木さんは歳を重ねている分頑ななので、針間の抉るような、こじ開けるような愛し方が最適だし、何よりそれを潜在的に好みそうな気がします。

雪文が年上の雨津木さんに囲われていた立場から脱し、年下の慧介を選んで、実は男らしいところがあることが浮き彫りになっていくのと同じように、雨津木さんは針間と出会って自分が求めていることを叶えてもらって、やっと自分を解放できたんじゃないかと思います。
「解放された」という意味では、前作から通して雪文と雨津木さんに共通していますね。

そして最後に明かされる針間の正体。
只者ではない雰囲気だった針間ですが、大企業の御曹司という。
ずっと昔に出会った雨津木さんへの想いを今日まで募らせていたのだと思うと、その情熱と健気さにここに来て針間のかわいい一面を垣間見ました。

常に自信満々で余裕の振る舞いだったけど、頑張ってきたんだなぁと。
「重すぎる」と言う雨津木さんをまっすぐ見て「はい」って答えるとこ、これまで見たことのない表情でじーんと来ました。そして一番かっこよかった。やはり決める男ですね。

針間が雨津木さんをこの人と決めたのは直感的な一目惚れだったのか、何か思うところがあったのかはわからないけど、出会いから結ばれるまでがこんなにも運命的な二人だったなんて。
その運命を掴み取った針間の執念や想いが改めて染み入る美しいエンディングでした。

「年下攻めの積年の恋が叶う」のがとにかく大好きで感無量なのですが、本音を言えばまだ足りない。やっと雨津木さんが恋人認定してくれてこれからですからね。ね!
何だかんだ王子様的で名実ともにスパダリな針間と、乙女思考だけど意地っ張りな雨津木さんのこれからが見たい。

14

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