スモーキーネクター

smoky nectar

スモーキーネクター
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神376
  • 萌×2121
  • 萌26
  • 中立6
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
57
得点
2448
評価数
533
平均
4.6 / 5
神率
70.5%
著者
ミナヅキアキラ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
スモーキーネクター
発売日
電子発売日
価格
¥710(税抜)  
ISBN
9784813032670

あらすじ

ライターの羽瀬川みつるは、吸血鬼「バイター」の仕業だと噂される事件を調べていた。幼なじみの安仲有生ことアンナには、首を突っ込みすぎるなと忠告される。だが、実はアンナ自身がバイターだったのだ。みつるは取材と称してアンナに血を吸われることを了承。そのうえ、勢いのまま抱かれて気が狂うほど気持ち良くされてしまう。さらには、みつるにも本人の知らない秘密があるようで…?

表題作スモーキーネクター

不動産業,バイター
記者でアンナの幼馴染,ネクター

その他の収録作品

  • 籠の中から

レビュー投稿数57

最後のカット最高

もっとシリアスで鬱展開あるのかな?と思って積読していたのですが…良い意味で話の展開が早く進みページをめくる手が止まらなかったです!

攻め・アンナの執着と溺愛ぶりが良いです!受けのことを大切に思っているからこそ今まで我慢してきた様子がうかがえるのが萌える。
受け・みつるもアンナに対する想いは確固たる恋愛の意味での好きと自覚するのは遅いけれども他の人とアンナがしているのが嫌だという思いはあって、そこが良かったです。

えっちな描写も直接的な描写は標準的なのになぜかすごくえろい!と感じました。
先生の画力や構図なのか…普段の様子との対比でえろく感じるのかな?とっても良かったです。

0

シリアスさはなく軽く読める

 バイターと呼ばれる吸血鬼と、そのバイターが好む血の持ち主であるネクターという特別な人の話。二人は幼馴染同士で、バイターであるアンナは子供の頃に幼馴染のみつるの血を舐めたいという欲求を自覚し、みつるがネクターだと大人たちから聞かされています。
 みつるにバイター避けのお守りを渡して秘かに他のバイター達から守っていました。タイトルのスモーキーはタバコの煙でマーキングしていたから。

 ネットサイトの記者であるみつるが、女性がバイターに殺されたらしい事件を取材していて、その流れで他のバイターに襲われることになります。アンナが助けて、アンナもバイターだったことが発覚します。
 助けたあと、みつるの血を見たことでアンナの抑えが効かなくなり、血を吸うついでに一線を越えました(吸血鬼あるあるで血を吸われると催淫効果もあるってやつです)。
 女性を殺したのは他の一族のバイターで、その犯人から、バイターとドナーには共生契約という言わば専属契約のような関係があることを聞かされて、みつるが希望し最後は共生契約をします。

 みつるのほうは恋愛というより幼馴染の独占欲+吸血鬼の催淫効果で絆された感じでした。吸血衝動に駆られるような相手がずっと身近にいながら、手を出さずに秘かに守り続けてきたアンナには、誠実な愛を感じました。BLでは一番大事なところ(と私は思っている)の最初のエチが前戯の描写のみで事後に飛んでたので、端折られた感じで拍子抜けしたのがちょっと残念でした。

 人が殺されるようなシリアスな部分もありますが、みつるが楽観的なのであまりシリアスさはなく、軽く読めます。

0

アンナの執着愛最高

先生の他の作品は読んでいましたが、今更ですが読みました。
もともと先生の描く絵が大好きなのですが、読ませる唯一無二のストーリー、素晴らしくて、読んで良かったです。


バイター アンナ
ニュースサイトの記者 みつる


***

殺人事件の犯人を追う記者のみつる。
危なかしいみつるを見守り、窮地を救うアンナ。
怒りが爆発して、表出するみつるへの執着がイイです。
普段はスンとしてるアンナの執着最高。

出だしから、タバコの煙をこれでもかとみつるに吹きかけるアンナ。
タイトルにもあるスモーキー、煙に深い意味があったとは!
そしておばあちゃんの香木。あの手この手で、ずっとみつるを守るアンナ。
アンナに食事も提供されて餌付け?されてるみつる。

タイトルは煙たいネクター。アンナの独占欲が感じられるカッコいいタイトル。
みつるを一生束縛してしまうことを躊躇してたアンナ。
幼い頃からみつるのことが大好きだったなんて。
みつるが腹をくくり、幸せになって良かったです。
最後の2人のキス、最高です。

チビっこみつると、アンナがめちゃかわいくて、萌えが止まらん。
続編読みます。

0

ストーリーが見事

3作目が発売になったので読み返しました。
BLと吸血鬼は相性がいいと思いますが、今作は一風変わった吸血鬼もので、クライムものです。
バイター、ネクター、という名称と設定も興味深いし、謎の殺人事件がからんでいるのも見事です。
当初は1冊完結だったのが、好評で続編制作が決定したそうですが、本作では、2人の恋愛模様もほのかに香りつつ、謎の吸血殺人事件、都市伝説のようなバイターという存在、というクライムものの色合いが強いです。

吸血鬼「バイター」の謎を追い続けるライターの羽瀬川みつると、お金持ちのお坊ちゃま、不動産業の安仲有生(アンナ)、幼馴染の2人の仲良しのやりとりと、謎を隠してのぴりぴりするやりとり、どきどきしながら物語を追う楽しみがありました。

バイターの描写、身体能力、が力強く生き生きと描かれており、二次元なのに動きを感じました。

そして2人の選択、は、恋愛以上の文字通し運命を共有するという決意で感動しました。
2人が交わるシーンは、色っぽさがありつつ、神々しさもありました。

レビューを入れている現時点で、このシリーズ3冊、スピンオフ1冊が発売されていますが、この世界の物語、もっともっと読みたいと思いました。

1

少年漫画のような爽快なバトルシーンと、萌え転がるラブ面との調和〜!

もうすぐ(11/4)シリーズの新刊発売だと先生のXで知り、
久しぶりの読み返しです。

やーーーーやっぱり、先生の描かれるバトルシーンのスピード感、
疾走感、爽快感、たまらない!!
勢いに乗って200数ページ、再読ですが一気読みでした。

”バイター”と呼ばれる吸血鬼・アンナ×バイターにとって極上のエサとなるネクター、
幼馴染のみつる。

必死にみつるへの気持ちを抑えながら、他のバイターに手を出されないように
”お守り”やらタバコの煙を吹きかけ、健気にみつるを守ってきた
アンナの愛と執着…!
たまらなくグッときます(*´∀`*)

共生契約、”噛まれると死んでしまう”例外条件など、
ミステリーやサスペンス好きの心をくすぐる設定・演出もいっぱい、
何度読んでもワクワクします◎

見事絆されたみつるが、意外にもアンナとの血液交換や
体を重ねることに積極的なところも良い♪
煽られてフー...フーッ...と言ってる攻めが自分の癖なんだな…と
あらためて思い知らされましたw

少年漫画のバトルシーンのような疾走感と、
ガツガツがっつく攻め&それを許し自分でも開発しちゃうような男前(?)受けの
濃厚ラブ。

そんな二つの魅力を、これでもか!と堪能できるシリーズ一冊目、
やっぱり最高に萌えました✨


★修正:tn白抜き/時々トーン(電子BookLive)

1

nectar:[ギリシャ・ローマ神話] 美しさと不死が保てるとされる、神々の飲む霊酒

表紙の美しさに一発で目を奪われ、2023年11月にシリーズイッキ読みしました。
初読み作家さんです。
ミステリー要素を含む吸血鬼BL、なおかつ幼馴染BLでもあります。

英語で biter は「噛む(=bite)者」。
nectar の意味は↑タイトルの他にも:
①花蜜 ②おいしい[元気が出る]飲み物 ③果肉が含まれるドロリとした果汁飲料
があり、日本人に馴染みがあるのは③ですね。
「ネクター&バイター」はバース系の用語みたいに吸血鬼作品特有の決まり文句なのかな?と思ってググったら、ミナヅキアキラさんの著作しかヒットしなかったので独自のアイディアなのですね。
独創性があって素晴らしいです。

攻めが安定のスパダリ溺愛で、くっそイケメン。
スイッチ入るとさらにイケメン。タバコ吸う姿にも見惚れます。
吸血鬼BLあるあるの気持ち良くなる効果アリの設定なので、受けはそれが果たして恋なのかどうかもまだ分からなく、友情と快楽との狭間で揺れ動きます。
その後二人はどうなるのか、ぜひ実際に作品を読んでお確かめください。
致した後、受けがすぐに動けないのはリアルで非常によろしい (なぜに上から

それにしても、1巻だけで2300点超えってレベチですね。
特筆すべきはやはり画力!スカベリさんの絵柄にも少し似たタッチでいらっしゃる… もぉ、すんばらしいです。
全く狂いがなく、キレイでスッキリしていて見やすいうえに、アクション描写にも難なく対応できるなんてスゴすぎます。
私が利用した電書サイトの修正が甘くて「!!これ大丈夫?!」ってなりました(意訳:ありがとう)

吉尾アキラさんの「フォークロアのごちそう」と同じくらい好きになりました。
大満足です。

<注意点>
・受け⇔攻めの暴力描写含みます(平手&パンチ)
でも受けがちゃんと男っぽいのがイイ。
・モブ女性が吸血被害に遭い、命を落とします

5

吸血鬼もの

バイター(噛む人)というちょっと特殊設定の吸血鬼モノでした。
幼なじみのアンナ。いつも自分のことを気にかけて護ってくれる。
主人公のみつるは記者。謎の殺人事件を追っているうち、アンナに辿り着く。
アンナが犯人なのか、彼も吸血鬼なのか?

サスペンス調の出だしですが、そのあとは吸血鬼ゆえの宿命の中で恋心にもがく2人のお話でした。
みつるのはつらつとしてかつ凛としたかわいさ、王子様として抑制の利いたアンナ。
恋愛ストーリーとして読み応えがありました。

2

セクシーで仄暗くて可愛くてカッコよくてあたたかで最高でした

ミナヅキアキラ先生の『スモーキーネクター』、今更ながらこうしてこの素晴らしい作品をじっくりと味わっています。

いやもう最高でした。
第1ページ目からその世界観に引き込まれてしまいます。
幼子の牙、“かじる” というワード、からの噛み跡から流れる血液、そして蚊……と、吸血を思わせる連想ゲームは既に始まっています。
もうどうしようもなく仄暗くてワクワクせざるを得ません。

物語はそのまま仄暗モードで進むかと思いきや、みつるくんとアンナくんの一見ゆるめながらもフラグ立ちまくっている会話が始まります。
ちょっと警戒心足りなそうというか迂闊そうというか、そんな絶妙な隙があるように見える可愛いみつるくんと、逆にまったく隙が無さそうな、でもどこか飄々とした雰囲気がある不動産会社勤めのイケメンアンナくん。

そしてさっそくそのフラグ、もとい不安感は的中し、アンナくんが自身の出自を現すシーンでワクワク感は最初の山場を迎えます。
p33でいきなりクライマックス来るじゃん……!!と初読時は本気で頭抱えました。
あの全方位に隙が無さそうなアンナくんがブチギレる瞬間にも心踊りましたし、その後の誘惑に抗えないアンナくんの描写も非常に素晴らしかったです。

いつもアンナくんがみつるくんの前で喫煙していた理由、それは匂いでのマーキングであり、他者への牽制であり、かつ煙草の匂いでみつるくんの匂いを誤魔化し自分の欲望に蓋をする、そんな幾つもの思いが重なっていたのだなと。

“匂い” も “吸血” も、それぞれ個々で既にとてもセクシーなテーマだと感じます。
それら二つが絶妙に設定として生きている世界観、面白すぎるプロットと細やかな心理描写、筋肉の躍動するさまが見えるような美しい絵。
もうこれは傑作とならないはずがありません。
この作品に出会えて本当に良かったです。

3

みつるが絡むと度々理性のタガが外れるアンナだけどそれも愛ゆえ

ドメスティックビーストを先に読んでいたので読み始めで安定のハピエンを確信したけれど桜次郎に感じたイメージがすっかり変わりました。
桜次郎の破天荒さというか、バイターである事を隠して普通の人間達と変わらずに振る舞う気がなく、他の『家』からもちょっと浮いた存在で問題行動も多いのかと思いきや彼もバイターであるが故の被害者だったんだな‥。
『家』がバイターをどう扱い育てるかでアンナと桜次郎は真逆。
最終的にはみんなハピエンで落ち着いたので良かった。
個人的にバイターはbite(噛む)から、ネクターはいい匂い→甘い匂いでさしずめ不○家のネクターか?と勝手に想像してしまいました。

2

アニメで見たくなる

先生の初期の4作は既読で、絵と漫画がお上手だな(プロの方にすみません)と思っていました。好きな作品も結構ありました。
なので本作も楽しみで積んでいてやっと読めました(遅い)

絵がすごく洗練されていてかっこいいですね。
設定、ストーリー、アクションシーンが良くてアニメで見てみたいと思いました。脳内でキャラが動きくように描かれているのすごいです。

BL的にも読み応えありました。
子どもの頃からの片思い、でもそれは叶わないと思いながらも他のバイターからみつるを守りたい。
アンナの長年の思いは重い。それがすごく伝わる描き方がすごくいい。好きです。
アンナのようなクールイケメンの重い愛は更に倍で萌えるのがいいんです。そこが最高。アンナ大好き。

ネクターだから契約だからというのではなく心からの
「おれはお前の血しかほしくない」
「おまえしかいらない」
「おまえだけで生きていきたい」
はBLの理想のセリフで萌えです。

そして
「本能なんかでお前の命を縛りつけたくない…‼︎」
が重要ですよね。BLなんだものこうでなくっちゃ。

みつるもアンナの重さに対等にわたり合えるキャラでよかった。
みつるの無鉄砲まっすぐキャラが少年マンガの主人公ぽくて。特に初期の大きく見開いた目が苦手だったんですが。
その無鉄砲さが記者という職業に適していてストーリーの牽引役、バイターであるアンナを受け入れられる性質である。
そんなみつるが受けで乙女化せずちゃんと男っぽいところはいいと思います。

続編も楽しみに読みます。

2

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