ララの結婚 3

lala no kekkon

ララの結婚 3
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神131
  • 萌×274
  • 萌30
  • 中立8
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
23
得点
1049
評価数
246
平均
4.3 / 5
神率
53.3%
著者
ためこう 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
ララの結婚
発売日
電子発売日
価格
¥689(税抜)  
ISBN
9784799749579

あらすじ

酷い男を好きになってしまった 女と偽り妻としてブルクティーン家に留まっていたラムダンは、ある夜偶然にも仮の夫・ウルジと、ララの駆け落ち相手であるロサンの会話を聞き、二人の婚儀の企てを知る。 激情のまま家を飛び出し、ララを探すラムダンが辿り着いたのは、 華やかな都と寂れたスラムの間に建つ娼館で? 異国の嫁入り奇譚、三巻描き下ろしはぎこちない二人の夜のお話。

表題作ララの結婚 3

ウルジ・ブルクティーン,富豪の跡取り
ラムダン,妹ララの代わりに嫁いだ嫁

その他の収録作品

  • 初夜(描き下ろし)

レビュー投稿数23

ウルジとラムダンの序章終着、新たな展開へ、、、

一瞬読み飛ばしてしまったのかと思う始まり
まさかあのまま家を飛び出してしまっていたラムダン、、、
確かにララを探したい気持ちは分かるし「企て」は気になる

でも、、、先にウルジと話し合ったら良かったのに、、、と、物語を読む上で1番無粋な感想を思ってしまいました

そして何の因果か?パドマと再会!
しかもパドマは身分を隠して潜伏中
ブルクティーン家の秘密、、、ウルジは知ってるのでしょうか?

何か少々強引展開はありつつも2人の想いは通じ合ったって事でいいんですよね?
1,2巻はすごく先が気になる展開で配信が待ちきれなかったんですが3巻は一旦落ち着いた感じがしますがまだ続きます
さて、ここからは積み本をしていた4巻以降!!
新章の始まりとの事、、、
読んで行きたいと思います

0

ぜひ、ココに注目して欲しい!!


さて、次の四巻からは新章とのこと!

いや~~一区切りつきましたね…。
あとビックリすることがあったり、急展開だったり三巻は怒涛でした。

みんな頑張ったね…。
読み終わった後、そんな一言が出てきた今作。
攻めの独りよがりのような執着が段々と形を変え、受けにじわりと染みついていった瞬間を見ました。

そして構図もぜひ注目して欲しい!
言葉のないシーンが数ページあるのですが、あえてセリフは削ったのでしょうか…。
二人の雰囲気がしっかり伝わっていて「魅せる漫画」ってこういうことなんだろうなぁ…とキャラや衣装、街並み以外にも見惚れていました。

また、終盤のカラー絵が本当に美しいんです。
最初のページではなく、終盤にカラーが一枚あるの珍しくないですか…?
ここから大事だよ!というメッセージを感じてしまい、読み終わってから納得した後、もう一度この絵を見にページを遡っていました。

あとは紙媒体の修正が白短冊なのでもし電子がガッツリだったら、違和感の少ない紙媒体をオススメします。

0

相変わらず続きが気になる

やっと読みました。
2巻読んだ時は1秒でもはやく3巻を読ませてくれ!って気持ちだったのに、3巻が出たら出たで、どうせ4巻を1秒でもはやく読ませてくれ!って気持ちになるんだろ…みたいな謎の反抗心であたため、そして案の定今そんな思いです。やっとラブに近づいて…!!ラムダンが可愛い可愛い可愛い〜〜ウルジよ、もうひと押しだ!がんばれ!!

ララが気強いのに恋する女で大変好きでした。ロサンとの間にちゃんとラブがあってよかった。やっぱラブがないとね!といいつつウルジとアリアナはサラッと結婚して子供作ればいいのにと思いましたけど。どうやらララが妊娠フラグかな?ロサン、正統派イケメンで好きです。

1巻など結構エチエチでしたのに、せっかくの"初夜"はもっと…もっとないんですか?

0

3巻でやっと泣けた。

タイトルの通り3巻で初めてキャラクターそれぞれに深く感情移入ができ、無事めちゃくちゃ泣いた人間が書く感想です。

この作品は1巻から、身代わり無理やりというハードで重い展開から始まるお話だったのですが、無理やり自分のモノにするという点がどうしても好きな性格ではなかったので、いまいち好きになれませんでした。
また、ウルジが優しさや切なさみたいな感情表現がわかりやすいキャラだったら全然読めたのですが、、、まさかの不器用という性格にムカムカしてしまい、絵と作者さんが好きだからという理由で読んでいました。

そして2巻。ラムダン、あんなに不器用で無理やりヤられてきたのに絆されちゃうんかい!と、もう作品退出しよう、、と思ったその時。アリアナが現れるんです。そして立て続けに婚儀の真相を知ってしまうラムダン。一気にシリアスなモードが駆け抜けていき、もうその時にはこのララの結婚にどっぷりハマっていました。。

3巻では、アリアナが本当に切ない。。切なすぎてここでまず涙しました。アリアナの心情が丁寧に描かれている分凄く感情移入でき、本当に心が痛くなりました。
そしてララの言葉。私が言いたいことを全て言ってくれました。ウルジ、、遅いぜ。3巻でようやく自分の過ち、戻せない過去に向き合うとは何事ですかと。しかも周りとかではなくララに言われないとダメだったとは、とウルジに軽く失望しましたが、自身の罪に向き合ってくれたのは凄く感動しました。
いくら思い合ったことを読者が分かっていても当事者がサラッと無理やり展開を流すのはどうかと思っていたので、ここで回収してもらえて本当によかったです。

対してラムダンが言われた「その男の眼を見た時、心が少しでも揺れた場合は諦めな」という言葉とその結果には思わず号泣してしまいました。私はラムダンが1巻から大好きで大切なのでこの言葉を胸に彼が決断した時は本当に涙が止まりませんでした。その感情や表情の動きが丁寧に描かれていて流石ためこうさん!とここまで買ってよかった、と心から思いました。

書き下ろしタイトル「初夜」にも泣けました。そうだよね、そうだよね、、ラムダンが幸せなら良かったよって本当に思いました。

ためこうさんの作品は全て感情表現や表情がとても丁寧なので本当に大好きな方なのでこれからも漫画揃えていこうと思います。

次巻、楽しみにしています!

5

兄妹は2人とも芯が強い

 3巻は波乱の多い展開でしたね。キリがいいのでなんとなく3巻完結なのかな、なんて思っていましたが、さらに新章へと続いていくようです。ララを探しに出たラムダンは危なっかしさが目立ちましたが、肝は据わっているので見ていて爽快でもありました。一方で、ウルジは多少冷静になったとはいえ、個人的にはまだまだラムダンへの贖罪が足りてないと感じます。最初こそ互いに騙したけれど、彼はその後も何度もラムダンの気持ちを踏みにじったんだから。父親との確執はラムダンの前では言い訳にはならないはず。新章でどんな新しい姿を見せてくれるのか、期待しています。

0

想像していたよりも

ハラハラ少なめでした。

2巻を読み終えたときの1番の気がかりは、ララの行方よりもアリアナのことで。
家のこと、子どものことで、自分ではどうにもならないことを嫌というほど分かってしまったラムダンが、ウルジの父と話してアリアナを娶ることを承認せざるを得なかったときの千切れるような思いを感じたからこそ、そこが気になって仕方なかったんです。

おや?

意外と…、あっさり?

2巻終盤ではアリアナを気遣うウルジを見せつけられてきたので、もう一波乱あるかと思いきや、3巻ではウルジとアリアナが2人きりでいるシーンもありませんでしたよ。
むしろ問題はララの行方の方で。

ララが行方をくらましたと立ち聞きして、探しに出たラムダン。
いろいろあってウルジの兄が営む娼館に身を寄せることになったものの、ララの行方の手掛かりがつかめないまま。
ウルジの家ではウルジが預かり知らぬところでアリアナとの婚礼の準備が着々と進むものの、潜入してきたララとロサンのことで手一杯状態。

ラムダン、いないよ!?

何回もあの場に行って、上記の一言を言いたかった!!

3巻はラムダンとアリアナの間で、それはもうバシーっと「俺にはララ(ラムダン)さえいればいい!」と言い切るウルジを期待したものの、家系図のことでウルジも何か思うことがあったり、アリアナの件も空気を読んだチームアリアナが撤退するだけだったり、期待したスッキリ感は得られませんでしたが、ラストの2人を見たら、そんなスッキリ感はどうでも良かったんだなと思えました。
ビバ、両思い!

4巻ではついにラムダンがララに会えるのでしょうか。
お互いにいろんなことを勘違いした状態だけれど、今回、ラムダンの気持ちを悟ったララと、どんなことを話すのか楽しみです。

0

次巻が待ち遠しい…

ついにこの時が来ました。

ウルジはララに全てを話してラムダンを迎えに行きます。
ララの夫であるロサンの本心も知れて一安心しました。

アリアナとの婚儀はウルジの一途さを知っていたので、あまり心配はしてませんでした。

ラムダンのウルジに対する愛憎のせめぎ合いにキュンと来ました。娼館の姐さんの言葉が全てだと思いました。

今回はウルジは謝ってばかりでしたね。でもラムダンにも本心を伝えられて良かったです。

密かに好きだったキャラのパドマの登場も嬉しかった。

描き下ろしのタイトルに3巻の全ての意味が詰まっていると思いました。
早く4巻が読みたいです。

今回の流れから何となく後継者問題は解決するのでは無いかと思ってしまいました。

3

ラムダンの表情

近付いたかと思えば離れるを繰り返し、2巻では大きな溝ができてしまった曖昧で不安定だったふたりの距離がやっと気持ちの面を含めて大きく定まり縮まった3巻です。

ラムダンとララ。
このふたりの離れていてもお互いを思いやり合う双子としての結びつきの深さもまた再確認できました。

憎悪と愛念と…
ウルジに対する真逆であろう感情がラムダンの心の中で渦巻いて、きっと憎みきる方が楽なのに、ウルジの眼を見た瞬間に愛念がまさってしまう…いろいろな気持ちが込められているラムダンの涙は印象的でした。

描き下ろしがまた…素敵で。
これまで何度となく身体を重ねてきたふたりなんですけど、ウルジの言葉足らずで一方的な愛がようやくラムダンに受け入れられて、ラムダンもウルジへの明確な想いを胸にしてそのままの自分で抱かれるのはこれが本当に初めての『初夜』ということで…。
今までとは全く違うラムダンの表情と、ウルジの柔らかな視線がなんとも感慨深かったです。

ウルジとラムダンを中心に様々な人間模様が入り混ざりとても読み応えがあって、ふたりの身体的な描写は少なくても精神的な繋がりがしっかりと感じられて満足な一冊でした。
まだまだふたりの前には越えるべき問題もあり、先も気になるんですけど、一先ずは穏やかな気持ちで年を越えられそうです。

5

あぁ、やっと(*^-^*)

 あぁ、やっとやっとここまできたのね。
胸をなでおろしつつそっと拍手したい気持ちになりました。

 ラムダンは、2巻ラストでいなくなったと漏れ聞いたララを探すべく、通るであろう危ない方の街、ミンシンへ。

そこで、娼館で管理人と称するパドマと再開し、匿ってもらう。


 一方、ラムダンに婚儀での企みが知られたと悟ったウルジは、すぐに追いかけようとするけど、こんな時に限ってな面倒事がまいこんで、じれじれっすよ。
父親には、家を守るためにもアリアナと結婚して子供をもうけてほしい、と頭を下げられる。
お父さん的には、愛してた奥さんが残してくれた血筋を絶やしたくない、という思いだったのかな。
 頑張ってみたかった、というアリアナは、引き際も潔くて本当にいい子でした。
ウラジではない別の人と幸せになって欲しいものです。


 屋敷内がアリアナとウルジの婚儀の準備で沸いてる中、本物のララが飛び込んでくる。
ウルジに対して、怯えたように不信感丸出しのララの姿に、ラムダンを重ね、自分が傷つけてしまった重さを突きつけられるウルジ。

 1巻で、ウルジがララに男をあてがった、なんて言ってたから心配してたんだけど、ララの駆け落ち相手のロサンは、本当に駆け引きなしでララに惚れていてよかった〜。

ようやくミンシンでラムダンと再会して謝罪するウルジの、悔恨にまみれた表情がきゅんでした(*´ω`*)

そして、自分の気持ちを認めたラムダンの表情もとてもいいです(〃∇〃)
川原でキスする2人の姿に、よかった〜と胸アツでした(;つД`)

 また書き下ろしがいい。
題名が『初夜』ここからグッとしちゃう。
誰はばかるとこなく、ラムダンとして全てをさらけ出し愛し合う2人。

 もぅここでハピエンでいいんじゃね!?って気分にさせられました。
家に帰ったら頭の固い舅が控えてるからまだまだ終われないのだけどさ。
来年からの新章スタート、楽しみにしています。



6

そして、恋が始まる

前巻でウルジの策略を知り、家を飛び出したラムダン。

絶望に打ちひしがれた彼が辿り着いた先は
都・ミンシンの寂れたスラム街にある娼館でした。
そして、そこで偶然にもウルジの兄・バドマと再会します。

その頃、ウルジはラムダンの家出を知るも、第二夫人の
アリアナとの婚儀が目前に迫り、身動きがとれずにいました。

そんなとき、ウルジの元にやってきたのは…ララでした!
ここにきてやっと正真正銘の本人\ララの登場/です。

窓から家の中へ飛び込み、対面するなりウルジを
引っぱたくという先制攻撃を仕掛けるララ(強い)

ラムダンの気の強さといい、血筋でしょうか。
いや、その眼差しが示す意思の強さはラムダン以上かも?
流石のウルジも突然の出来事に唖然としています。

全ての真相を知り、兄を心配して駆けつけたララ。
彼女がものすごい勢いでウルジをまくし立てていると、
そこへ駆け落ち相手のロサンがララを追いかけやってきます。

すると、今度はララとロサンの痴話喧嘩が始まり、
無事夫婦の愛の再確認を経て仲直りするも、続いて
婚儀を控えたウルジを迎えにアリアナがやって来て…
次から次へと、なんだこの地獄絵図(笑)

しかし、そこでウルジはアリアナへはっきりと
婚姻の意志がないことを伝え、婚儀は中止へ。

ララとの対話を通して、自分の愛情がいかに一方的なもので
ラムダンの気持ちを無視していたかを突き付けられたウルジは
ララに心からの謝罪を述べ、ラムダンを必ず連れ帰ることを約束し、
ミンシンへ向かいます。

最初は同行を申し出たララですが、何やら体調が優れない様子…
もしや、おめでた?と思ってしまったのですが、深読みしすぎでしょうか。

今回のララの強襲で感じたのは双子の互いへの思いの強さでした。
互いに伴侶に欺かれ、自身も傷ついているはずなのに、二人とも
まずは片割れの元へ駆けつけたという事実に絆の強さを感じました。
二人が無事再会を果たす日が早くやってきますように…

一方、ラムダンは娼館での生活にも慣れ始めていました。
女たちに囲まれ、胸を押し付けられ慌てふためく
ラムダンが年相応の青年に見えてなんだか新鮮でした(笑)

そんな生活の中、ラムダンがふとした瞬間に
思い浮かべてしまうのはウルジのこと。
憎いはずなのに、頭をよぎるのは楽しかった思い出で、
憎しみと愛情が渦巻き、葛藤に苛まれているところへ
現れたのは迎えにやってきたウルジでした。

ウルジから聞かされるララの安全を喜ぶラムダンでしたが、
その後に続く「戻った後はお前の好きにしていい」という言葉に
動揺してしまいます。

解放されて嬉しいはずなのに、ウルジのことは嫌いなはずなのに、
彼の目を見ると、ラムダンの心はどうしようもなく揺れてしまうのでした。
それはウルジへの愛の自覚でした。

1、2巻を経てようやくスタート地点につき、
ラムダンの恋が始まったという感じです。
ここまで長かったなぁ…

まだまだ家や跡継ぎのこと、問題は山積みですが、
次巻では甘く恋に浸るウルジとラムダンを見れたらいいなぁ。

13

これでひと区切り?

この巻まででラムダンとウルジのラブストーリーとしてはひと区切り?そんな印象を受けました。次巻以降はウルジ父との関係に焦点を当てるのかな?なかなかキャラクターが多くなりましたが、どのキャラにもドラマがあり、話に重要な意味付けをしてくれているように感じます。とはいえ、エロが描き下ろしにしかないとは・・・。話としてはもうめちゃくちゃ面白いのですが、BLとしてはもうちょっと萌が欲しいのが本音です。次巻に期待しています。

今後の展開を楽しみにしつつ、ウルジ一家の課題解決は難しそうです。
どうもウルジは根本的に臆病な気がする。偽装結婚を企てたのも、彼が父親に全く逆らえずラムダンに直接告白できないからですし、好き放題抱いた後の「愛してる」に至っては「ごめんなさい」にしか聞こえない。個人的には、ラムダン&ララ兄妹の逞しさでウルジを助けてほしいと思っています。それにしても、強くてカッコいいラムダンを愛していながら、女のように抱いていたウルジの心境を思うと切ないですね。また1巻に戻ったらうるっとしてしまいそう。

7

やっと”初夜”とは意味深い

なるほど…
カラーページも多いし、相変わらず絵がいい、紙で買って後悔ないですね。
3巻では1~2巻までの諸々の謎を回収して一区切りでした。
んで、こっからどう4巻になるの??で、次巻待ち遠しいと毎度読者に期待感を残すためこう先生さすがです。

エロ度数低め、でも物語としての面白さは相変わらず高いです。
ただ、BOYSというよりGIRLSな側面のほうが強めな印象です。というのも、女性のキャラクターがガシガシ活躍するからです。個人的には、BLにそんなに女子っていらん派なのですが、、まぁ、この作品では、彼女たちの存在によって主役の二人の関係性が俯瞰で描かれるという意味で効果的な演出ではあると思いました。

ややキャラクター渋滞の印象を受けました。タイトルロールの”ララ”からそのお相手、さらに彼らをとりまく社会で逞しく生きる老若男女。ただ、どのキャラも一癖あって魅力的なのはさすがのためこう先生ですね(2回目)!

そんなこんなで、今回ラムダンの露出(肌色)少な目なんですが(やっぱりちょっと寂しい)、、読了して、あ、ウルジとの気持ちの距離はようやく縮まったんだなぁとしみじみしました。秋の夜長にぴったりの余韻です。


9

気持ちは重なった?

一区切りですね。

3巻ではもっと長い間すれ違って、会わない間に昔のドラマや漫画みたいにララとラムダンの出生の秘密や、ラムダンが街や山で過酷で辛い目に合ったり、ウルジがアリアナと結婚してしまったり、再会出来てももう以前のようには…。そして何巻も続く…となるのかな?と思ったら全然違いました。

2巻で出てきたウルジの兄もまさかの再登場で。

人生を愚弄されたララとラムダン。お互いがお互いに会いに助けに飛び出して。ララもしっかり者で身体能力が高いですね。

アリアナもいい娘で良かった。

ウルジと再会できたラムダン。街まで探しに来てくれて。全てを打ち明け許しを請うウルジ。
ウルジの目を見たら…。

あの婚儀の企ての全容が明らかになります。
ララ!気になってたよ。良かった。そしてまさか?

今度はウルジとラムダンは何に立ち向かうのかな?それともようやくイチャラブの平穏な新婚生活を送れるのかな?

すごい引力のある作品です。一巻で止めるか全巻読むかの2択ではないでしょうか。

3

眼を見たら分かる

ラムダンがウルジの企みを知ってしまい、屋敷を飛び出したところで気になる終わり方をしていた2巻。
3巻は家出したラムダンがミンシンという街にララを探しに来たところから始まります。
拉致され、連れて行かれた娼館でまさかの再会!

ウルジへの憎しみもありつつ、なにかにつけ思い出してしまうラムダン。
一方プルクティーン家ではウルジとアリアナの婚礼の準備が進んでいて、もうまさに式が始まろうとしている。
ウルジの父親が後継ぎを残して欲しいと頭まで下げたので、さすがにコレは断れないのでは?と思ったけどね。ウルジの一途さには感動しました。

ララの恋人ロサンですが、企てのためだけにララと逃げたんじゃなくて良かった。
ララもラムダンと同じように幸せになって欲しいから。

ラスト〜書き下ろしの流れが最高でしばらく幸せな気分に浸れました。
セリフの無いシーンも表情だけで魅せられるのは、さすがだと思います。
すごく内容の濃い一冊でした。読んで良かったです!
評価はかなり迷う…んですが、本編最後の抱擁からキスのシーンが素晴らしかったので神評価にしました。

8

それぞれの答え

持ったときずしっとくるなあと思ったら、カラー扉絵2回分入ってました。
やったね!

第1部完ですね。
アリアナとの結婚、ロサンとララ、
ラムダンとウルジのすれ違いも綺麗にまとまりました。
ここまで綺麗だと気持ちがいいです。
残るはウルジ父との対立。

新章からはもっと嫡子問題に踏み込んでいくのでしょうか。
ウルジ父はまだまだ諦めてない様子なので。
堅物な族の家長が頭を下げてまで子をと望むのです。
ラムダンが望まぬと言えば言うほど今まで成してきたものを否定されている気になるのかな。
簡単には首を縦に振らないでしょう。

修正(紙)
短冊と白抜き
エロは描き下ろしのみ。
エロ描写自体も少な目。でも!修正が今までで一番緩い気がします。
1巻2巻はザ・白抜き修正だったのに対し筋が見えているコマがある。

5

描き下ろしがよかった!

2巻でようやく好きになったのにまたすれ違いになり第十五話でやっと仲直りできて、描き下ろしで想いが通じ合った初夜を迎えることができて幸せな気持ちで読み終えれました。

ウルジの第二夫人になったアリアナがもう少し悪い人ならよかったのにいい人で切なくなりました。幸せになってほしいです。

まだ続くみたいなので今後また山あり谷ありな感じがするのではやく安定の幸せを手に入れてほしいなと思いながらもどんな展開になるのか楽しみです。

5

早く!!続きをくれ!!

待ちに待った3巻!
前回、妹を探しに出たラムダン。果たして、無事妹に辿り着けるのかってとこで終わって、こっちは痺れを切らしてたところだった。

総評して3巻は「やっとここまで進んだか、さて続きは?」って感じだ。
巻末に2021年新章突入とあったが、正直そこまで待てない。面白いよおぉぉ!!

ララの行方、ウルジとアリアナとの結婚、ラムダンがミンシンという都にたどり着きどう過ごして行くのか。そして、ウルジとラムダン、2人の想いの果ては……!
2巻から続いてのストーリー展開はここで一旦決着を見せる。
早く4巻をくれー!!ってとこで終わった。
ほんと、なんてもの描いてくれたんだ、ためこう先生。生きる希望ができた。

本編中、ウルジとラムダンが別々の場所にいるから、エロはなしだが、描き下ろしで読める。けど、物足りないよおおぉ!!!

2

まだ暑い時分から10月になるのをソワソワと楽しみにしていました。待ちに待ったララの結婚の新刊ーー♪

二巻を読み終えた時、次巻でそろそろラブの進展ありそうだなぁとニヤつきました。
ですので三巻、もう少しラブの進展あるかと期待したのですが、楽しみは次巻に持ち越しといった感じ。
でもお話は面白くて大満足!!そして、相変わらず絵がとても美しいっっ。こちらも大満足。

ウルジってラムダンに愛を告げる時、同時に、すまないと謝罪する事があるんですが(二巻で1回、三巻でも1回。かな?)…もう、本当、心にグサグサくるんですよね。
好きになり過ぎてごめんね。の気持ちが痛いほど伝わってきて。
私は、そんなウルジの事を応援せずにはいられないのです。

今回、一巻から読み返したのですが、ウルジ、どんどん眉の凛々しさに磨きがかかってる^_^笑

はぁ〜♡次巻も楽しみにしています!

8

本当に愛しているという言葉。

1巻も。え?どうなるの⁈ どうなるの⁈ ハラハラ、というところで 次巻へ。となっていたかと思うのですが。もうそれヤラレてるから。それほど大変な事にならないから‼︎ というのは、読み手側にはバッレバレなので。ちょっと安心して読めました。
ラムダンの、「ララを探して」の旅はちょっとばかり危なかっかしいけども。本当に危険な事にはならないで済むし。ララは思いの外直ぐ見つかるし。ウルジの友人、ロサンは本当にララを愛していたし‼︎ (これ、予想通りね。)アリアナも良い子でしたし。これも予想通り。
最近、1巻、2巻、と読み返していたところだったんだけど。終始ラムダンは美しいし。
ウルジは雄々しく立派に成長している。
ウルジが、ラムダンの事が心配で、心配で。何よりも大切に思っているから。直ぐに飛び出してラムダンを追いたいんだけど。プルクティーン家の跡取りとして、仕事に関わる全てにおいて。冷静にテキパキとこなして行く姿。彼は、彼の信念に従って「欲をかいた。」のでしょう。家の繁栄と、それに関わる者共たちの幸せと。恋も。彼は何も捨てないで、全てを全うしようとしている。
まぁ、そんな彼がロサンに「家を棄てれるか。」と言うのもどうなんだ、って話ですが。
それがウルジの、ウルジたる由縁なのでしょう。
彼は大切にしているもの、全てが欲しい。
ある意味雄として圧倒的にに強い。そんな彼にラムダンが惹かれてしまうのは、仕方のない事だったのかも。嘘をついて謀ったのは良くなかったけれども。ウルジの強い気持ち、強い愛は、嘘の無いものだったから。本当の意味でその愛情を受け入れるラムダン。

プルクティーン家の表向きの仕事である塩の売買の他に、何か情報の売買をしているという事実。
それは今後どんな影響を及ぼすのか。
冷徹に見えたウルジの父の、後継への願いとは。まだまだ気になる事もいっぱい。
続きが待たれます。

同じ顔、同じ瞳のララ。彼女もまた、ラムダンと同じくらい気丈で、守られるだけの女の子では無い。
ラムダンを守ろうとしている。とても強い心の持ち主なのだ。
双子で、同じ顔と言っても。ウルジか直ぐにララと分かったのも。私たちが直ぐにその違いが分かったのも。ためこう先生の絶妙な描き分けには唸るものがあります。ラムダンは美しいけれど、着衣でもやっぱり男の子で。同じ顔をしたララはどう見ても女の子なのだ。
ウルジと、ラムダンの、それぞれのアップの表紙もとてもとても美しかったけれど。淡い色合いの衣装を纏った 本作の表紙も、扉絵も。とても綺麗で、ほぅっとため息。
そして「民族BL」と謳う、民族調の調度品や装飾のきめ細やかさにも感嘆。
科白の無いコマの美しさにも。とにかく愛でていたい。
ああ、ラストの画も大好きです‼︎

10

脇役がいないお話

側室・駆け落ちの真相…と、一波乱ありそうなところで続く!状態だったので、首を長くして待っていたララの結婚3巻。
読む前は、ラムダンとウルジの行く末にハラハラする展開になるのかと思っていたんです。

ちょっと、良い意味で予想外でした。
なにがって、メイン2人のもどかしさももちろん良かったのですが、サブキャラクター達のストーリーがとっても良くて!
どのキャラクターも脇役で終わらない感じが好きです。
中でも、ララを含めた女の子達それぞれにきちんと物語があるのがすごく良かった。
ララ、アリアナとエリン、ラムダンを慕うヤン、娼館の女性達。
決してメインの2人を邪魔することなく、自然と彼女達の恋や想いも描かれていて、どの女の子にも愛着がわいてしまうんです。
BL作品で女性キャラクターが魅力的ってすごいですよね。
それもきっと、ためこう先生の描き方がお上手だからなのだと思います。

ウルジとラムダンを中心に描かれていた背景が、今作でやっと点と点が繋がった気がします。
バドマとラムダン、ララとウルジ、ララとロサン、ウルジと父親、ウルジとラムダンなど、組み合わせの違うやり取りの中にドラマがありました。
ウルジの父親に関してはあまり良いイメージがなかったはずなのに…はずなんですけど、なんだか誰のことも憎めなくなってしまう。
掘り下げ方が絶妙で、どのキャラクターも本当に魅力的に見えるんですよ。
ためこう先生は余白とアップの使い方が上手いなあ。

今作でようやく不器用ながらスタートラインに立てたウルジとラムダン。
やっと本当のウルジという人が見えた気がしました。
ラストシーンがすごく綺麗。
2人はこれからお互いにどう向き合っていくのか?
後継者問題は?など、その他もろもろの問題は残っているようですが、今後の展開が非常に楽しみです。
個人的には弟バカなお兄ちゃん・バドマとウルジのやり取りをもっと見てみたいなあなんて。
双子の再会も早く見たいところです。

あとですね。普段は一見すると女の子に見えてしまうラムダンが、娼館の女の子達の中にいると、やっぱり「男」なことが分かる描写がちらほらと見られて、こう…上手く言えないのですがグッと来てしまって。
ラムダンは女の子に対しての何気ない立ち居振る舞いだったり、素がもう男前でかっこいいんですよね。
そんなかっこいいラムダンがウルジの前では…と、こういうギャップがまた良いんだな。
描き下ろしが本当に萌えの塊でした。

8

受けさんの男気に萌え

ためこう先生は女の子の描き方がとってもお上手だといつも思っています。今作品も魅力的な女の子がたくさん登場します。

ララ(というかラムダンといった方が正解かな?)も男の子、というよりも女の子に見える。もちろん双子の妹の身代わりで嫁ぐというバックボーンのあるお話なので女の子に見えないと意味がないわけですが、それだけではなくって非常にジェンダーレス、っていうのかな。

女の子でも、男の子でも、自分の生きたように生きる。

そんな「自我」がきちんとある子が、ためこう作品には多く登場していると思うのです。

ラムダンが女の子に見える、という理由で今作品を敬遠している方がいらっしゃったら、ぜひとも食わず嫌いせずに手に取ってほしいと思います。見た目は女の子ですが中身は非常に男前。カッコいいです。

というところで、今作品のレビューを。




ウルジに第二夫人が嫁いでくることが決まったこと。
そしてウルジの策略によってララとラムダンが騙されていたこと。

前巻で、この二点がラムダンにばれてしまい、ウルジとラムダンの関係を大きく動かすことになりました。

ラムダンはウルジへの想いを自覚しておらず常に反発していましたが、皮肉にもこれらの事態がラムダンの想いを端的に読者に示すことになりました。

ウルジがじぶんを騙していたこと。
そして、他の女性を娶ること。

それが、ラムダンにはショックだったわけで、ではなぜ、それがショックだったのか。読者には手に取るようにわかるわけですが、当のラムダンにはピンと来てない。

で、そこにきての今巻です。

ラムダンにとって、唯一血のつながる家族のララ。
ララを探すたびに、ラムダンは出かけるけれど―。

ここでラムダンは様々な出来事に襲われますが、この展開が非常に素晴らしい。今までの伏線を回収しつつ、複雑な人間関係が少しずつ見えてくる。

ラムダンはララ探しの途中でひどい目に遭いますが、基本的に登場するキャラは優しい人ばかりです。

ウルジの兄のバドマ。
ウルジの第二夫人(予定)のアリアナ。
ラムダンの双子の妹のララと、ララの夫のロサン。

彼らには彼らの正義があり、心情があり、それに従い行動している。
何よりウルジの父のブルクト。
彼は家のことしか興味がないように見えるが、それを守るために、彼もまた奮闘しているのだと。

あと、娼館のお姐さんたちがカッコいい。
酸いも甘いも噛み分けた、その深い優しさがこれまた非常に良きでした。

誰一人悪い人がいない中、結局ウルジとラムダンの2人の愛情如何でしかないというところに萌えが滾って仕方ありませんでした。

ためこうさんと言えば濃厚な濡れ場も大きな魅力の一つですが、今巻はエロ度はやや控えめ。身体の繋がりうんぬんよりも心情面に多くのページ数が割かれているため。

が、だからこそ、最後の2人のセックスシーンにめっちゃ萌えた…。
描き下ろしのタイトルも素晴らしい。

ただ、「ラムダン」が欲しい。
そんなウルジの想いと、その想いを受け止めたラムダンの覚悟のようなものを感じました。

今巻の優しい表紙に納得。
次巻も楽しみ待っていようと思います。

7

描き下ろしが素晴らしい!

後継者問題から側室を迎えることになったウルジ。
さらに、ララとロサンの駆け落ちはウルジによって仕組まれた策略だと知ったラムダンは、ララを探しに都を飛び出し……と、いう前巻からの続きです。


ウルジを好きだと自覚した途端に裏切られてしまったラムダン……切ないですね。
憎みたくても憎みきれないほど、心はウルジに傾いているのに。
指輪を握りしめて震えるラムダンの気持ちを思うと、胸が苦しくなります。
そんなラムダンが連れて行かれたのは、スラム街の娼館。
そこで出会ったのは、なんと……⁉︎と、いう展開。

ラムダンはどこにいてもラムダンで、この子は本当にカッコいい子ですね。媚びないしめげない。
強い気持ちで現状を受け入れ、適応できる子です。
娼婦たちとの交流が楽しくて、ラムダンもおっぱいには弱いのかぁー、なんて思ったり^^

そして、ウルジサイドではアリアナとの婚儀の準備が着々と進められています。
ウルジ父の、「家を守るという事は血筋を守ると同義」という言葉ーー重たいですね。
ずしりとウルジの肩に伸し掛かってきます。

さすがのウルジも抗えないか?と、思った時に現れたのがララ。
ここで明かされるララの悔しさとロサンの本音、ウルジの恋心にジーンとしてしまいました。
嘘偽りないウルジの本音。信じてもらえないいかもしれないけど、誠意を持ってララに伝える姿にグッときました。

両サイドで展開されてきたストーリーが、ラスト1話で繋がります。
ウルジとの再会で心が揺れるラムダン。
ウルジの後悔と愛がラムダンを揺さぶり、抑えきれずに溢れ出すラムダンの涙がいじらしくて身悶えました。
頭でどれだけ考えても抗えない心の機微を、セリフなしで伝える場面は圧巻です!

そして、何より良かったのが描き下ろし‼︎
タイトル『初夜』
初めて男としてのラムダンを抱く…と、いう意味だと思います。
恥じらうラムダンも、tnkを曝け出させて全てを愛するウルジも尊かった。
ラムダンの表情が激かわです♡

次回こそ蜜月かな?(そろそろ頼む)
問題は山積みだけど、なんとか乗り越えと欲しいと願わずにはいられません。

14

がんばれ!ウルジ回。読者としては「そりゃそうよ」としか言いようがないw

待ってました三巻!

ウルジの企みを知り脱走したラムダン、焦るウルジ。そこへララが飛び込んで来たので大変です。

ラムダンとソックリな顔で「ドン引き!!」を見事なまでに表現してくれたララには拍手喝采するしかない!

ウルジに対するカウンターパンチとしてこれほど痛烈に効くやつがあるでしょうか。1話からずっとことの顛末を見守って来た一読者としては、「そりゃそうよw」としか言いようがないですね。ちょうでっかいお灸。グッジョブ、ララ。さすがラムダンの妹。

ラムダンが娼館の女の子達に囲まれてハーレム状態になっているところはなんか和みました。女の子達がまた可愛いです。

なんやかんやあってウルジと再会したラムダンの、まるでやっと家族に会えた迷子みたいな涙がよかったです。

三巻ではラムダンの村やウルジの街の外のことが描写されて、急に世界が広くなり、次巻からはどんな展開になるのか想像がつきませんね。不器用ながらもやっと想いが通じたラムダンとウルジに何が起こるのか?楽しみです。

12

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