甘えんぼ方言男子、初恋奮闘中♡

マイスイートホーム

my sweet home

マイスイートホーム
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神40
  • 萌×250
  • 萌23
  • 中立0
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
24
得点
469
評価数
117
平均
4 / 5
神率
34.2%
著者
幸田みう 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
価格
¥750(税抜)  
ISBN
9784834264760

あらすじ

秋田ですくすく育った悠は、
義理の従兄弟・旗彦のことが大好き!東京の大学に通うため上京し、偶然にも旗彦と運命(?)の再会を果たした悠は、
ひょんなことから一時的に『夢の同居生活』をスタートさせる。しかし、初恋の人との共同生活に浮かれる悠を前に、
旗彦は「年下に興味ないから」と笑顔で言ってきて!?ちょっといじわるなイケメンサラリーマン×甘えんぼ大学生の、ピュアピュア同居ラブ♡

表題作マイスイートホーム

28歳,悠の義理の従兄弟,サラリーマン
18歳,旗彦の従兄弟,大学1年生(文学部)

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下(描き下ろし)

レビュー投稿数24

標準語に染まらない秋田弁にきゅん

 義理の従兄弟って現実でもBLでも珍しい関係性ですね。従兄弟自体兄弟に比べると少し遠い存在で、さらに血縁もなく年も離れているとなると、顔を合わさなければほぼ他人。でも、悠は幼い頃旗彦にたくさん遊んでもらったので、すっかり懐いていて。東京で再会してからも過去と変わらない真っ直ぐな態度で旗彦に接する悠が、とても可愛くて応援したくなりました。田舎出身者が皆こうなわけではないと思うんです。本人の生まれ持ったもの、家族の育て方が良かったんだろうなと。お互い節度を保って、仮同棲後悠がちゃんと部屋を見つけて出て行ったり、悠に感化されて旗彦も故郷に向き合ったり、恋愛面だけでなく生活面や家族との関係における2人のしっかりした考えも描かれているのが素敵でした。

0

ほっこりするぅ〜

幸田みう先生の作品は、ほっこりするねぇ〜。。。
悠くんの終始の言動に〜いつも、萌え死にそうになるwww

あとがきに、「また何らかのカタチで描けたらいいな」と、ありますが〜是非、続編を!
悠くんが、泣く時に服をギューって握る仕草が幼い頃と変わってないのが可愛い。
まだ、大学だけど〜少しづつ、大人になって行く悠くんと〜優しい旗彦さんを読んで見たい。

無邪気で素直な悠くんが、旗彦さんの寂しさをが癒しだったんだね。

優しいお話しで、ほっこりしました。

0

都会の色に染まらないで欲しい

 大学進学を機に秋田県から上京してきた悠と、悠のいとこにあたる旗彦のお話です。悠は、アパートの風呂場からの怨霊を感じて、悠の家へ引っ越して来ます。子供のころから大好きだった旗彦くんと憧れの暮らしが始まりますが、慣れない都会での暮らし、大学生活など、悠が乗り越えることはたくさんあるようでした。
 ずっと秋田弁が抜けない悠は、素直な性格なので、都会で生活していくことが悠に合っているのか気になりました。悠には、あまり窮屈な思いをして欲しくないと思いました。大学での友人づくりなど、悠の大人になるまでにの成長物語、ドキュメンタリーのような作品です。

0

ほっこりやさしいお話

爽やかな読みやすいお話でした。

くりくりまん丸お目目の悠がタイプではないけども(ごめん)と思いながら読みましたが、あら〜まっすぐで素直でかわいい子じゃないの〜と(なぜかオネエ口調に)。

上京しても方言バリバリで直そうとしないのがナイスです。

再会の仕方が偶然すぎ〜!と思いましたがw

旗彦が冷めて変わっていった背景がよくわかりました。
それも必要最低限な描き方が好みです。

悠にまっすぐに思いを告げられて一旦は突き放すけども、いなくなってさびしいと気づく旗彦。

自分の中の負の感情にケリをつけるために、まずおじいさんに電話するのがよかった。

当時、おじいさんは戸惑っただけで、旗彦を否定したわけではない、きっとそういう人柄だろうと感じさせる描写でした。

両思いになるところも、それ以降もよかったです。
旗彦が本来の思いやりのある人柄で。

悠に甘えられるところも、悠が旗彦のことを理解して甘えさせてあげられるのも。

ストレスなく読めるのって、やっぱり大きいですね(最近好みでない作品に当たったのでw)。

1

ほのぼの

大学進学を機に上京した悠はアパートが事故物件かもしれなくて怖くて帰れず、まだ知り合いもいない東京でひとり泣いていると、声を掛けてきてくれたのは大好きなイトコの旗彦くん。
そんな偶然の再会からはじまる恋のお話でした。

秋田出身の悠が抜けきらない方言で話す言葉は丸みがあり、更に悠の幼さもプラスされてすごく可愛らしくてほっこり。
旗彦はクールであまり感情が見えないけれど、そのぶん根っこの優しさがじんわり温かくしみてきてふたりのやり取りに癒やされました。

年齢よりずっと幼く見える悠ですが旗彦の隣でどんな大人になるんだろう?
描き下ろしのエピソードから、稲穂の海の輝きを忘れない人でいて欲しいなと思いました。

可愛くてほのぼの、でもジーンとするところもあるようなお話でした。

1

恋しぢゃっだ

初めて読んだ幸田みう先生の作品です。
昔大好きだった義理の従兄弟に再会して、好きだって気づいたお話です。

秋田出身男子の悠が受けクンなんですが、秋田の方言が可愛い!
東京に出て来たからと言って、無理に直さないのがいいですね。
性格も純朴で、まだ少年っぽくって、その可愛さに癒されました。
旗彦に好きになってもらえるように、料理や掃除を頑張ったりする様子が健気で…。

旗彦もいつの間にか悠に癒されて、好きになっていた事を悠が離れてから気づくんですね。
悠を自分と同じ辛い目に合わせたくないって気持ちも分かるし切ないけれど、悠に会いたい一心で行動してくれて良かったです。

純朴男子の精一杯が、ゴム準備して押し倒すっていうのが可愛すぎた!
家に帰ってきて、悠みたいな子に「おかえり(ニコッ)」ってされたい人生だったよぉ。
もっともっと見ていたい2人でした。

1

あったまります。

かわいかったー。
方言受が好き!ということで読んでみたのですが、
幸田先生いいですねー。癒されました。

憧れていた優しい従兄は都会にいって変わってしまった、、と思いきや
やっぱり優しいままだった、初恋再燃しちゃう受の健気さにキュンとしました。
好きな人の喜ぶ顔が見たい、一緒にいないと寂しいというシンプルな感情の積み重ねが恋愛密度を高めていくというわかりやすさが、疲れた心に沁みました。秋田弁設定が受の可愛さを三倍増しにしています。

悠の無垢な気持ちが、旗彦の心のわだかまりを溶かして、疎遠にしていた家族と和解する展開にじーんとします。大切なことに、素直に向き合う気持ちにさせてくれる相手と一緒にいられることは幸せなことですね…。凍結気味だった旗彦の気持ちが、悠との交流で徐々にほぐれて温かくなっていく過程が丁寧に描かれていて、ほっこりしました。
正直、この2人だったらエロがなくても満足できたかもと思いました。
世間擦れをしていない受のピュアさにいろんな可能性を感じてしまったので、おかわりのエピソードがほしいです!

3

ハンカチ必須!

幸田先生の作品‥ほんのり切なく心をぎゅうっと掴まれそれでいて優しくてほんわか温かい癒やし系のお話を描かれるのでとても人気がありますね( ◜◡◝ )私も好きで全作品読ませて頂いております。
特にHelloがお気に入りです!
以前、絵柄は少し線が多くて雑な感じがするので比較的お話重視!だったんですが‥今作は線も少なく絵がスッキリしてきて更に読みやすくなって、お話も最高で‥私のなかでHelloを越えるお気に入りとなりました!
オバサンなんで‥涙腺弱いんです。
中盤辺りからもうウルウル泣けてしまってハンカチが離せませんでした‥( ;ᯅ; )

特に飛び抜けたストーリーではないかもしれませんが、どのシーンも情景がとてもいい!
ドラマ化しても良いと思うくらい!
純粋でまだ子供の悠くんですが‥真っ直ぐに旗彦くんを思う気持ちはとてもしっかりしていてある意味強く男らしい!
イケメンでクールな大人の旗彦さんですが、心根のやさしい分本当は色々傷付いていて孤独を抱えてるいる寂しがりやです。
とても好感のもてるキャラで、どちらか一方の視点からでなくふたりの気持ちや考えが交互にとても丁寧に描かれているのでお話に引込まれ、感情移入してしまい、本当に思いが通じ合うシーンにはぐっともっていかれました‥
故にうわ〜っ泣けるよ!!

ラストが2人が帰省し親族とのわだかまりも溶けてと穏便に事がすんだようで‥そこが駆け足なのが少し残念。
2人が恋人と云うことは伝えたのか否か‥。
流石に親族さんたちも2人の関係が分かったら大騒ぎになるのでは!?
それでもどんな反対に合おうとも悠くんがズバッと!言って納得させてしまうと思いますが‥多分大人の責任だと頭を下げる旗彦さんを庇うんです!!
やばいっ!妄想が膨らみます。

いいお話だよ‥二人のスイートホームもっと読みたいよ。
先生もこの2人はもっと描きたいとおしゃってました。

描いてください!マジで!

4

心癒される温かさはゆっくり語られる様な方言のせい?

悠の故郷は秋田。大学進学までずっと地元に居たので、そうそうこの方言は抜けない。
それがとても可愛い。きっと鼻にかかっているだろうその濁音は、パラパラと読んでいたとしても、ゆっくり聴こえてきそう。
そのゆっくりさが、悠のピュアさと相まって、そのまま癒しとなって行く。

慣れない東京生活に、事故物件かも知れないアパート。そんな折、偶然再会した従兄弟の旗彦くんの家に居候する事になる悠。幼ない頃、優しくてカッコいい旗彦くんに憧れていた気持ちは、旗彦くんがゲイだと言うので。それは簡単に恋だと思える様になる。
そこそこ簡単に飛び越えて来ようとする悠に、戸惑いを隠せない旗彦くん。悠の恋に向き合う前に、大人であろうとする旗彦くんが健気です。
旗彦くんは、ゲイだということ、母の連れ子だということ、悠の実家でもある、義父の実家に馴染めなかったこと、など。それなりに苦しい気持ちがある。けれど、それは旗彦くんが思っているよりも温かい場所だったよ、というお話し。
割とサラサラと通り過ぎてしまうので、旗彦くんの苦悩は、見えにくかったかも。
ワンナイトラブを気取っていたという、旗彦くんがしばらく同棲していたクズの元彼というのもエピソード的には弱い。一緒に住んでも良いくらい好きだった筈なのだ。

幸田先生らしく、もちろんエッチは薄め。
旗彦くんは色気があるので、ちょっとそこは気になります。

3

稲穂の色と。

うーん、優しい。

義理の従兄弟同士のお話。
悠の話す言葉が、全編通して秋田弁です。
きっと、秋田弁にも地域の違いは有れど話し言葉は文字から優しい響きに感じました。

東京で再会した従兄弟の旗彦くんは、ちょっと頑なです。だけど、過去の出来事から自分を守ろうとして来たからなんですよね。

悠は、素晴らしく真っ直ぐにすくすく成長した子なので、旗彦くんへの思いも素直に伝えてくれる。

でも、私は旗彦くんの気持ちになってしまう。やっぱり、悠が素直な気持ちをくれても何となく上手く出来ない。色んな過去や現在の事を考えると、自分に起きる変化が怖くなると思うんです。
その点、旗彦くんが悠の未来まで考える事が、とても誠実に思えるんですよね。

2人の関係は、少し離れて意味を為すと云うか。気づきがあって良かった。
過去の辛さに向かう勇気は、真っ直ぐな悠から授けてもらったと言って良いのだろうなぁ…

優しい秋田の、実りの稲穂みたいに2人の生活が良いものになると感じた作品でした?

悠は、ずーっと秋田弁で通すのかな?そちらも、きっと成長しながら変わる場面もあるんだろうな。悠の変わる場面では、旗彦くんが支えてくれそうです。

1

秋田の純朴っ子

秋田出身の悠は大学進学のために上京。
幼い頃から懐いていて、大好きだった従兄弟のお兄ちゃんの旗彦と偶然にも再会できて、さらには悠の賃貸部屋のトラブルから旗彦の部屋で一時的に同居をすることに。
でも久しぶりに会った旗彦はなんだか雰囲気が変わっていて…。

悠がとにかく純真天然培養むっく無垢な秋田の純朴っ子で、ほわほわとして受け身がちに見えるのですがいざという時には驚くような行動力をみせる暴走ピュアわんこです。
そんな悠に感化されて、抑え込み気味だった旗彦の気持ちが引きずり出されていき、悠に乗っかられながら想いを吐露したシーンのセリフにはジーンとしました。
あの流れで自分から服を脱ぐ悠、最高です(親指)。

マイスイートホーム。
ふたりで暮らす甘くて居心地のいい家…になるまでの序章のようなお話しで、表紙と各話扉絵の旗彦と悠のお互い気を許し合っている距離感や甘い空気感は見ているだけでも癒されるのですが、それをしっかりと感じられるのは最終話ラストまでおあずけなので、ぜひとも甘さをさらに乗せた続編を希望致します。

3

ひたすら悠が可愛い

「十年後にあがった、あの日の雨。」を読んだ時も思ったんですが、某作家様の絵と似てますね。その作家さんが大好きなので、似た系統が好きなんだと思いました。

今回は秋田育ちの悠が素朴で可愛くて、旗彦でなくてもキュンキュンすると思いました。方言も表情もいちいち可愛いです。

一方の旗彦は別に意地悪だとかは思いませんでした。優しいとしか。
真っ直ぐな悠の影響で旗彦が勇気を出して、爺ちゃんとの確執が解決したのが良かったです。

旗彦の元カレがもっと荒らして来るかと思ったら、あっさり退場して行ったのが物足りなかったかもしれません。
というかあの元カレは旗彦と全然似合ってなかった。
悠に色気が皆無なので2人のエッチシーンもあっさりしてます。
それより旗彦の事を考えて悶える悠に萌えました。

1

心がほっこり ※ネタバレあります。

いくえみ綾さんの作画に似てる絵柄かなぁ?と思いパケ買いしたのがきっかけでしたが、読んでみたらすごくほっこりする物語でした。受け様のゆう君の秋田弁が可愛い!
性格も真っ直ぐで陽だまりみたいな子でした。癒されるー!
攻め様の旗彦くんは、大人ですが、危うさや孤独で身を包んでいました。寂しかったんですね。
ゆう君の健気さには、読んでいるこちらまで背筋が思わず伸びてしまうものがありました。受け様の特権の可愛さだけじゃなく、努力をするんです、彼。自立するためにきちんと動き、対等にたてるように頑張る姿はぐっときました。
優しさゆえ、ゆう君を突き放す攻め様ですが、最後は勇気をだしましたね。
攻め様に雄味は正直なく、過去の恋愛関係も含め、ぼんやりとした感じで描かれていたような印象を受けました。
受け様であるゆう君がとても魅力的な子だったので、攻め様には、受け様を虜にさせる雄っぽさや大人のズルさみたいな部分も見たかったなと思ってしまいました。
ですが、攻め様は内面はとても優しく、温かい心の持ち主ゆえ、これで良かったのかな。
繊細な方でした。ゆう君に出逢えて良かったねと心から思います。

ラストの黄色のカーテンは稲穂の色って笑うシーン、とても素敵でした。










1

方言かわいい

年の差で義理の従兄弟で方言と、とにかく好きな要素いっぱいの作品で悠くんがとにかくかわいいです。
最初は子供の時実家に来ていたちょっとお兄さんの旗彦くんのこと大好きだったけど8年間会ってなくて、大学進学を機に秋田から東京に出てきた悠くん。自分の住んでいる家が実は事故物件と知って怖くなって飛び出してウロウロさまよってるところに8年ぶりに旗彦くんに再会して。
昔と違ってちょっとよそよそしい旗彦くん。
実は旗彦くんがゲイと言ってたこと思い出してドキドキする悠くん。

東京も怖いし、家に帰っても事故物件って知ってからは帰りたくないし、いろんなことにおっかない、おっかないってビビってるところもかわいい。地方から出てきて知り合いは旗彦くんしかいないし心細いけど、徐々に友達作ったり頑張り屋さんなところも良かったです。

最初はちょっと距離を感じてた旗彦くんも段々やさしくなってきて。悠くんは旗彦くんのこと好きになって、いろんなこと頑張る悠くんが健気なんですよね。
旗彦くんは最初ちょっと冷たい感じだったけど、離れてみてやっぱり悠くんがいないと寂しいと気づいて会いに行くところが良かったです。

お付き合いしてからも、いろんなことが初めてな恋愛初心者な悠くんが、またまた初々しくてかわいいんです。方言の破壊力半端なかったです。未読の方是非読んでキュンキュンして欲しいです。


2

ちょっと意地悪なイケメンリーマン × 甘えんぼ大学生

マイスイートホームというタイトル通り、冷たい都会を舞台に心の拠り所を得るまでを描いた、あったかいストーリーでした。

主人公の悠が、本当にピュアっ子。
ちょっと不器用で垢抜けてないところまで含め、まるっと愛らしい子なんです。
旗彦に好かれようと一生懸命頑張る姿が可愛くて、応援せずにはいられない。

そんな悠を邪険に扱う旗彦に、最初はヤキモキさせられました。
でも昔と変わらず優しい一面もあって、そういうところに悠も惹かれていきます。
旗彦の優しさは分かりやすくないけど、それがまた良い〜(*´ `*).。oO
例えば、悠が作ったラザニアを食べるシーン。
火事になったらどうする、余計なことするなって怒るんですけど、焼きすぎて固くなったラザニアを「ソースうまいから食えるよ」って言って完食してくれるのです。
結局、怒るのも悠の身を案じてのこと。
根っこの部分は優しくて、そこがじんわり心に染みました。

じゃあ、イケメンで性格も優しい旗彦は、なぜあんな元彼と付き合ってたんだろう?
という話になってくるのですが、これには実家との軋轢が関係していて…
段々と旗彦が心に抱えている寂しさが見えてきます。
シンとしたリビングで、コンビニで買ったお弁当を食べながら、ぽたりぽたりと涙を零すシーンはすごく切なかったです。

恋愛面で言えば、悠の気持ちに旗彦が応えてあげた形になりますが、本当に救われたのはむしろ旗彦の方。

やっと本心を話した旗彦を、
「当たり前だべ!!」
と、悠が抱きしめてあげるシーンが大大大好き(;_;)♡
傷つけられたのに、少しも責めないところが愛だなぁと思いました。

"男前" という表現はしっくりこないけど、悠は人として一番大事な部分がドンと据わってますね。
だから悠の笑顔は、傍にいる人を安心させるんだろうな。

大団円を迎えた本編のラストもよかったのですが、描き下ろしのラストのモノローグはさらにグッときました…(TT)
ぽやんとしてるけど、10歳も年下だけど、悠は旗彦のことちゃんと分かってる。
そういうとこだよ、ほんと。さすが。

幸田先生のふんわりした作風に毎度骨抜きにされているわたしですが、その中でも悠くんは癒し系キャラNo.1。
悠くん、あったかい気持ちにさせてくれてありがとう〜!

3

しったげぬぐぇ

初読み作家様でした。
なんてあたたかい雰囲気のお話を描かれる作家様なのだろう。
他の作品も追ってみたくなってしまったな。

特に大きなことは起こりません。
大学進学のため、秋田から上京をして憧れの1人暮らしを始めた悠。
東京で暮らす、悠より10歳年上の憧れの義理の従兄弟・旗彦。
悠の暮らすアパートが事故物件だと判明し、新しい物件が見つかるまでの間、ひょんな事から再会した旗彦の元で居候をさせてもらう事になる。
ただただそれだけなんです。
それだけなのですけれど、これがまたなんだか妙にあたたかい。

多分、悠がなんの計算もない天真爛漫さにあふれた子だからなんじゃないかな。
秋田弁…というか東北地方の方言に関しては、少し言い回しに違和感を覚える部分もありますが、標準語が飛び交う都会の中でこれがすごく効いてくる。
実家、そして父方の実家にも居場所がなく、疎外感や居心地の悪さを感じていた旗彦を癒してくれる唯一の存在だった悠。
大学生になっても幼少期から変わらず全くスレた部分のない悠に癒され、いつの間にかささくれ立っていたような心がじんわりと救われていく。
何が良いって、悠は特別なことは何もしていないというところ。
素直で真っ直ぐに、たまに落ち込んだり悩んだりしながら、慣れない都会での毎日を懸命に生きているだけなんです。
悠が方言を標準語に変えていないところも大きな変化を感じさせないポイントなのでは。
それが良いんですよ。そんな何でもない、昔と変わらないままの悠に旗彦は惹かれてしまうんですね。
序盤では、どことなく何を考えているのか分からなかった旗彦が「憧れのかっこいいお兄ちゃん」から人間臭い1人の男になっていくのがまた良かった。
旗彦の方が臆病そうにも見えますが、そこは悠が何でもないことのようにどっしりと構えて、あとは甘えたり甘やかしたりの関係になっていくのでしょうか。
今後の2人の未来が見えるような、マイスイートホームになっていく過程が丁寧に描かれた良作でした。
家が大事なんじゃなくて、誰と暮らす家なのかが大事なのではないかな。
しかし、ふとした時の旗彦の仕草と顔がかっこよすぎるな。好きです。

2人は秋田の豪雪地帯出身なのでしょうか。
カバー裏の、雪遊びをする2人の幼少期と現在の姿の対比も可愛らしいのでそちらもぜひ。
今後の2人がのんびり暮らしている様子もこっそりと覗かせて貰いたくなるような、非常に良い読後感の日常系再会ものでした。
癒されたい方や、ちょっとあたたかい気持ちになりたい方におすすめの作品。

5

方言男子かわいすぎる!!!!

受けの悠は秋田から大学進学を機に大好きな親戚の旗彦くんのいる東京に上京します。
初めての一人暮らしに胸躍らせている矢先、悠の借りてる部屋は事故物件だと発覚。大学で友達もできず、家にも怖くて帰れないため、泣きながら歩いていると、偶然旗彦くんと再会。旗彦くんの家にお世話になることに・・・

旗彦くんは自分がゲイであることに後ろめたさを感じているのに対し、悠はそんなこと関係なしに旗彦くんが大好きで、真っ正面からぶつかっていて相性ピッタリな2人でした。
なにより、悠の秋田弁が可愛い!!

ほのぼの心の和む作品でした。

4

方言男子

秋田から上京し大学に通う受(悠)はなかなか友達ができず気付いたと時にはぼっち。そんな時、住んでいる部屋が事故物件だと知ってしまう。怖くて怖くて思わず部屋を飛び出し泣いていると従兄である攻(旗彦)と10年ぶりに偶然再会します。

ゆっくり、前に進んでいく恋物語。
新居が見つかるまでという条件付きで、居候させてもらうことになった悠。家事頑張ります。旗彦に初めておいしいと言ってもらえた時の「やった」が愛おしい~!雨の日に旗彦を迎えに行くも持ってきた傘は1本だったり、観葉植物に「かわいいね」と話しかけたりする姿にもキュンとしました。
また、旗彦の元カレが突然家に金目の物を求めて訪ねて来たとには、「サイテー」と言える強さも持つ一面もありよかったです。この元カレ君の登場で自分の気持ちに気付いていく二人です。

思いが通じ合い、キスより先のことを考える悠。ゴム買っちゃいます!しっかりしてる~!焦れて押し倒してこれは誘い受かな?!本編ではすり合わせのみです。

祖父とのやり取りからゲイをカミングアウトし実家を出た旗彦は10年ぶりに悠と一緒に秋田に帰省します。
最後は改めて同棲を始め「おかえり!」「ただいま」で締められる暖かいお話でした。
描きおろしではいたしておりますが、ライトな感じ1ページほどなので、苦手な方にも安心して読んでいただけると思います。

方言たまらん可愛いです。悠は終始方言でしゃっべているので、もうずっとそのままでいてくれ~と思ってしまいました。ドラマCDではないのに耳も幸せでした。

3

動と静が紡ぎ合う細やかなやりとり

※念のためネタバレありにしましたがそこまでありません

東京に出てきた大学生とサラリーマンでゲイの従兄弟の恋とは正直、お話に目新しいものはないかもしれませんし、殆どハラハラしません。
それでも丁寧な線の絵柄と気持ちの丁寧な描写、そして二人の愛おしさで、唯一無二の幸田みうさんの世界にほわわ〜んと浸かれます。
「テニスサークル ズッキーニ」とかちょっとした貼り紙など細かいところまで本当に楽しめました!

明るく意外とグイグイ行動する、かと思えば怖がりな大学生の悠。過去の記憶から旗彦(名前が良い…)がゲイだと思い出し、自分も範疇じゃーん!と戸惑いなく照れるのが可愛すぎて笑いました。
キスした事にモダモダしている少年らしさもありながら、既成事実を‼︎と大きく出ようとしたり、お話と読むこちらをグイグイひっぱります。

旗彦は幸田さんの作品によく登場する、めんどくさい事が嫌いで前髪長めで体温低そうなカッコいい男子!
殆ど表情が変わらないながらも、そこからの笑顔や暗い顔、微妙な変化が感情豊かな悠と対になっているようで、むしろ悠がそれらを引き出しかき回していきます。
優しい行動も、悠が後から思い出してそういえばと気付くような、そのさりげなさが美しかったです。

秋田弁でワイワイな悠と静かな旗彦、動静どちらにも落とし所がちゃんとあって、旗彦の今までモヤモヤしていたところが晴れて本当に良かったなと思いました。

電子限定書き下ろしは、書き下ろしのお話の軽い続きのような2頁で、「それもあるけど…」という旗彦の表情は今まで見なかったものだったので「そういうのもっと見たかったよー!もっと引き出して悠くん!」て思いました(笑)

もう表紙からハッピーエンドは約束されているようなものですし、展開は読めるので、辛口で申し訳ないですが「萌」にさせていただきました。

東北から大学で東京に出てきて、最初馴染めない悠くん、「ごめんしたってゆるさない(博士さん)」の北島くんとぜひ友達になってほしいです。

3

方言男子にも萌える

ほのぼの日常の癒し系。
「おかえりなさい」と「ただいま」
こんな優しい言葉を言える関係っていいよね。

秋田のおじいちゃんちで起きた、親戚のお兄ちゃんとの事を思い返しつつ、大学生になって都会に出てきて一人暮らしを始めた悠。

事故物件にぶち当たり怖くて部屋に帰れなくなった時。
街中で偶然、大人になった旗彦と出会う。
拝み倒して、どうにか期限付きの同居生活が開始。

その中で悠は旗彦への想いを自覚して告白するが
旗彦からは恋愛対象外と思われている…それでも諦めない悠のまっすぐさに、旗彦も次第に素直になっていく。

素直で健気な秋田弁男子と素直じゃない大人リーマンの恋。

2

方言男子!かわいい!

もうとにかく悠の可愛さに尽きます!
なにこのかわいい生き物…
小さい頃もかわいいし大学生の悠もかわいいよー。
こんなピュアなかわいこちゃんに懐かれて絆されない訳がない。
旗彦に好かれようと一生懸命家事頑張ったり自立しようと奮闘したり。

ゲイばれ(バラして)してじいちゃんとぎくしゃくしたまま8年も音信不通な旗彦。
真っ直ぐに想いを伝えてくる悠を「こちら側」に引き込む罪悪感から悠との関係を躊躇してしまいます…
ここ、意外とヘタレな旗彦に対し悠が漢前!
旗彦がぐるぐる迷っている事を問題じゃないってぽいっと片してさぁ向き合えよ、みたいな笑。
漢前受け大好きだー。

天真爛漫でころころ笑う悠に対してはちょっぴり甘えたさんになってしまう旗彦くんのクーデレもかわいいのだ。
あー2人の甘いちゃずっと見ていたい。

4

タイトルに惹かれて

タイトルに惹かれて試し読み、続きが気になり購入しました。悠くんがとにかく可愛いくて。歳の離れたカップルが登場するストーリーが好きな私は、購入して良かった作品でした。
もう少し、2人の色々が見たかったなぁという想いもありますが、後半はちょっと泣けてしまう所もあり、何度でも読み返したくなりました。
イラストも柔らかい感じで、それが作品全体を優しい感じにしていると思いました。BL初心者ですが、そんな方にもぜひぜひ読んで欲しいと思います!

3

攻めの涙に陥落

攻めが泣くBLが好きです。
受けの悠が出て行ってしまって静かな空間でポロリと涙を流す攻め旗彦、あのシーントキメキました。遥を手放した瞬間に悠からもらっていた色んなものに気づいたんですね。その後すぐに遥の元に行ったところも良かった。

その後やっぱり悠をゲイの道に引き入れたくないと葛藤がありましたが、その時の悠の
「戻れなくしたいんだよ」
このセリフ強くて好きです。明るくて純粋なだけじゃない、ちゃんと自分の意思も持っている強い子なんだなーと。
悠は田舎っ子ですが純粋でピュア度100%。あの笑顔に癒されない人間はいないでしょう……。このくらいピュアな子の方が東京のスレた雰囲気に飲まれていた旗彦にはちょうどいいのかもしれませんね。

これから旗彦は何度も遥に救われて、悠じゃなきゃダメになっていくんだろうな。溺愛攻めになる未来が見えます……。ちゃんと恋人になって同居じゃなくて同棲する2人がまたみたいです。

幸田先生のふんわり優しい絵柄そのものの温かい作品です。
ただいまも、おかえりも二人のスイートホームでこれから何度でも繰り返して欲しい。

5

もっと二人を見ていたい!

これは可愛かった。いい意味で読み足りないと思える作品です。
キャラの表情、切ないプロローグ、秋田の方言、色々な所に注目して下さい。
また、各話の扉絵が二人の関係性の変化を表わしていて、とても素敵でした。


秋田から大学進学を機に上京した悠と、従兄弟の旗彦が再会し、訳あって同居するハートフルラブストーリー。
悠が健気で可愛いく、旗彦のさりげない優しさが胸を打ちます。
〝旗彦のことが好きかも〟と、気になり出したら直ぐ口に出てしまう素直な悠。
旗彦から拒否されても、簡単には諦めない!
悠の献身的で健気な可愛さに、すっかり心奪われました。

一方ゲイの旗彦は、内心、悠に惹かれながらも素直になれない拗らせお兄さん。
あくまでも大人の対応をみせますが、それが逆に悠の気持ちを傷付けます。

そして、ずっと本心の分からなかった旗彦視点の4話が切ない!
悠が出て行った部屋で一人涙する姿に、胸がギューっとなりました。
血の繋がらない父とその家族への疎外感、そんな旗彦を唯一癒してくれた悠の存在……色々なことを思い出しながら、勇気を出して前に進んで行く姿は胸熱です。

両想いになっても、尚も迷う旗彦の背中を押すのもまた悠なんですよね。
どこまでも悠の健気さががストーリーを動かします。
「ただいま」「おかえり」を言え、甘えて甘えられる関係になれた事が何より嬉しかった。

とても可愛くてほっこりできるお話です。
少ないエロも作品の雰囲気に合っていたと思います。
悠が最後まで方言丸出しだった所も良くて、きっとこの子は都会の色には染まらないんだろうなと思いました^^

10

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