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hitori to hitori no 3650nichi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
hitomi先生の初単行本を拝読させて頂くのがとても楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
痛々しい 3
しんみり 3
エロ 2
な感じだと思います。
かつて友達だった、牧さん×勝巳さんのカプです。今作は表題作の他に、短編が1作品同時収録されています。
高校卒業の日、告白した牧さんとそれを酷い言葉で振った勝巳さん。10年が経ち、偶々再会した2人。だけど、再会を喜ぶ牧さんとは打って変わって、罪悪感を抱いている勝巳さんは…。
確かに告白してきた相手に「マジキモいんだけど」と言うのは酷いことで、それが親友なら尚更。だけど、辛辣な振り方をする作品はチラホラ読んだことがあるのと、他の男に手酷く抱かれることで、赦されていると思う様になったのが、ちょっと理解出来なかったですね。酷い言葉ではあったけど、勝巳さん自身が痛い目に遭うのは合致しないかな…。
他の男に手酷い扱いを受けるので、その瞬間の描写は少ないですが、顔を殴られていたり、身体が傷だらけになっていたりと、少し痛々しいです。でも牧さんが、勝巳さんに罰をあげる、と抱くようになってから、勝巳さんの身体の傷が徐々に無くなっていくのにはホッとしました。
因みに罰をあげると牧さんは言っていますが、キスや抱き締めることはしないだけで、酷い抱き方は全くしていません。再会してからずっと、勝巳さんに対して牧さんは優しいです。勝巳さんに投げ掛ける言葉も優しい。
痛々しい描写や泣きながら胸の内を吐露する勝巳さんの涙が辛いですが、少しずつ笑顔を見せて、最後の涙の描写が今までの涙と違う意味合いが込められているので、是非とも読んでほしいです。
①3650
10年、、は長いな。こんな風に拗れて、赦されて、救われて・・・。感動ストーリーなのだと思いますが、ちょっと痛すぎて、読んでいるのが辛かったです。せめて、楽しんではなくても、気持ちいいセックスをしていて欲しかった、という気持ち。自傷的行為には萌えられない系FUJOSHI
②未熟な僕らは
これは!良いBL!
切なさとラブがきゅっとまとめられていて、、すごく雰囲気がある作品です。
都会から田舎に引っ越してきた男と、彼より3年?ほどまえにそこに移り住んだ男。そこにたどり着いたきっかけは違えど、みるものは同じ、たべるものは同じ。
そんな日々の中で、お互いが愛しい存在になり、あるとき、痴態を見て、頭の中で実が弾ける。そんな話。
衝動的な別れを許せたのも、一緒に過ごした愛しい日々があるからかな?と心がほっこりしました。
②はすごく好きなんですが、総合評価で萌です。
読み返し。
絵が綺麗でとても惹かれたので購入しました。
高校の卒業式に牧に告白された勝巳。
「キモいんだけど」と酷い言葉を牧に言いふったのですが、
実は勝巳は牧のことが好きだったんですね。
で、時は流れて10年後二人は再会するのですがー…。
あらすじを見ずに購入したのですが、とても辛いお話でした。
最後はハピエンなのですが、そこにいくまでの道のりが…。
牧が恨んでいて勝巳に酷いことするならわかるんですよ。
でも、牧は全然恨んでないのに、自分を責める勝巳に胸が痛かったです。
ただ責めるってわけじゃないから余計…。
そんな勝巳に寄り添う牧がとてつもなく優しくて
大きな人だなぁって思いました。
二人が結ばれるのに10年かかっちゃったけど
これからは沢山二人で幸せになって欲しいなぁと思いました。
表題作以外にも1つお話が入っているのですが
そちらも可愛くて好きでした。
表題作より、後ろに収録されていたお話が良かったです。そちらがデビュー作でしょうか?
表題作は、学生の頃、卒業式で思い切って告白した友人を、気持ち悪いと拒絶した男性の話。
実はお互い好きだったのに、体面を重んじて離れた二人。再会から物語は始まります。
優しくてどこまでもいい人な本屋の店員と、引きこもりがちなリーマン。昔友人を拒絶したトラウマで恋ができず、そのことを負い目に感じています。
優しく線が細い方が攻めというギャップはよいのですが、受けの方がトラウマでめそめそしすぎている印象で、ちょっと好きになれなかった。
なぜだか、甘やかし攻めのいい人キャラも嘘くさく思えてしまった。
一方、もうひとつのお話は、田舎で出会った二人が,友情の延長で恋をする爽やかなお話でなかなか良かったです。こちらだけだったら萌か萌2ぐらいなんですが。
昔、保身のために、牧の告白を「キモいんだけど」と手酷く振った勝己。
けれど、そのことを忘れることができずに、自らを傷つけることで心のバランスを取ろうとしている姿が、痛々しくて可愛い。
勝己が適当な男に、痛めつけられる好意を繰り返していると知った牧が勝己に「罰を与える」というけれど、牧は勝己を傷つけることはしない。
勝己の心の弱さが堪らなく可愛いいです。
牧が昔を変わらず、勝己を大事に思っていて、勝己の心の奥で固くなった『罪の呪縛』みたいなものを、ゆっくりと溶かしていく感じです。
本当は自分も好きだけど酷い振り方をしてしまい10年悔やんで自分を痛め付けて。
それを当の本人に告げて、重すぎる気持ちに相手がダメージを受けるとは思わなかったのかな。私ならいくら相手が優しくても言いにくいなぁ。
許されたのは相手も自分にまだ気持ちがあったからで、もし気持ちがなかったら重すぎてドン引くだろうし、自分に酔ってる?と思ってしまうかも。その辺りが都合良いなと感じてしまった。
+αで受に苦しくて痛ましいエピソードがあれば名作になったのになと思う。絵も素晴らしい。
繊細な感情を描くのが上手な作家さんなので、次回作に期待。
…皆さんの評価が良いのにすみません。
表紙の受けの泣き顔が可愛すぎて購入しました。
買って大正解でした。表紙に惹かれただけあって絵は勿論上手くて、泣き顔だったり行為の時の表情、攻めの優しい顔の表現力が素晴らしかったです。そして何よりストーリーが私にとって好みそのものでした。内容は重くても最終的にハッピーエンドなものは大好きなので、尚更。
欲を言えば2人の今後も少し見てみたいなーと。
健気な受けが好みなのですが、健気どころか友人を傷つけた罰を、自身が望んで10年も受けている姿は痛々しいもので、いい意味で心臓が締め付けられました。もし攻めと再会することがこの先なかったらと思うと、再会できて本当に良かったと思います。
10年もの間自身に罰を与え続けるほどの繊細さ故に、理解できないとの声もありますが、そこも人それぞれですね。大切な友人を傷つけてしまったこと、世間の目を気にするあまり、友人の気持ちを利用して自分の気持ちも否定したことは、受けにとって月日が解決してくれるようなものではなかったのだと思います。
受けは暴力とセックスは同じだと考えています。境遇的に仕方ないですね。でも優しさの塊のような攻めと結ばれ、今後身体を重ねる機会も多くなると思うので、本当に好きな人と行為に及ぶことは幸せなことなんだと受けには知って欲しいです。
同時収録の作品も、短いながらも好きなお話でした。受けがとっても可愛い。
攻め!逃げるの?!って思ったけど、ちゃんと帰ってきてその後は心置きなくラブラブしてて微笑ましいものでした。
受けから言われたセリフを、そのまま受けとって逃げた攻めでしたが、なんというか、誤解?が解けたようで良かったです。言葉の受け取り方でこうも行動を変えてしまうんだなと、私も気づけた作品でした。
この作者様は初単行本ということで、今後の活動は分かりませんが次回作を出されるならぜひ買いたいなと。表題作の続きとまではいかなくても、2人がラブラブしてる所は是非見たいです笑
表題作は重めなお話でした。
牧をひどく傷付けてしまった過去の自分を赦せない勝巳の長くて暗い10年。
いろんな感情が積み重なって
病んでしまっている勝巳が痛々しかったです。
再会した時、傷付けたはずの勝巳はボロボロで
傷付けられた牧は当時を"過去"と割り切って生きている、その温度差が切なくて…。
そんな風になるほど牧への想いは強かったということだけど
自分が痛くて怖い思いをすることが
償いだとでもいうような歪んだ感情に10年も苦しんでいたなんてツラすぎました。
牧はそんな勝巳が自分自身を赦してあげられるように敢えて罰をあたえるわけです。
そんな彼の優しさにまた触れることが出来て、やっと苦しさから解放された勝巳を見られて本当に良かったなと、心の底からそう思いました。
桜舞うなか、また新しく始まるふたりの日々。感動でした。
遠回りした10年は無駄ではなかったと勝巳が思ってくれますように。
本当に幸せになってほしいなと願わずにいられませんでした。
表題作、素晴らしかったです。
表題作のみでレビューします。
すごく重い。
重いんだけど、その重さやその罪をどうにかして償おうと体で無茶をする受けが切なくて、それを救おうとする攻めの姿に心を打たれました。
最後の最後まで受けは苦しんで、無理矢理知らない野郎に抱かれ、体を傷つけ時には吐いたりして…自傷行為に走らせるのは、『過去の攻めからの告白に対してきちんと返事をすることができなかった、好きだったのにもかかわらず』というところ。重いし、切ない。そしてその事で攻めと再会しながらまた苦しみ葛藤する姿に「早く幸せになって…!!」とページが進みます。
そんな苦しい中で、攻めに救われていく。描き方も丁寧で、またオチもオチでよかったなぁと思いました。
この2人でたっぷりお話を楽しみたいなあと感じました。
表題作でない方があまりに霞んでしまう。表題作の後にきたお話は、表題作ほど印象が強くなかったです。
可哀想な受けが好きな人集まれ〜〜〜!!受けの泣き顔が性癖な人〜〜〜!こっちこっち!
表紙からして、明るくないお話かな?と思いながらも試し読みして、とんでもない画力に圧倒され購入しました。
本当に絵がお上手で...これがデビュー作...?絵が上手い人の漫画は絵が上手い(?)
注目して見てほしい所が、特に「瞳」と「手」です。(あと泣き顔)
攻めが受けを触る時の手が非常〜に優しく、時には力強く...作者様のこだわりを感じる手の血管...!そして、宝石のような瞳。瞳のアップが何回か描かれているのですが、吸い込まれるような綺麗な瞳を描かれるんです。圧巻です。
10年前に攻めの牧の告白を酷い言葉で断ってから、受けの勝己は見知らぬ男達に酷く抱かれることで赦しを得ていました。
保身のためとはいえ、10年間も乱暴なセッ...で自分で自分の心を傷つけ続けた受け...!可哀想だ...!!対して、勝己を優しく受け止める牧くんが世界一良い男で痺れる〜んですね〜
この攻めの牧くんがふわふわ〜って感じの可愛い見た目だったので、最初は受け側だと思ったのは私だけじゃないはず。ところがどっこい!心と器がデッケ〜!気遣いも出来て、言うことちゃんと男らしくぶつけるんです。これは圧倒的攻め...
決して明るいお話ではないですけど、凄く暗いって話でもないので、読んだ後に暗い気持ちになるってことは無いです。最後のシーンは感動すら覚えました。
勝己があの頃に返せなかった言葉を返せて、今度は牧くんの泣き顔ではなく笑顔をちゃんと見ることが出来て...良かったね、勝己...幸せにおなり...
欲を言えば、続編が欲しい〜!!この2人が10年分イチャコラする10年間編欲しい。
同時収録の方は、打って変わって比較的明るいお話でした。小柄なのに物理的に攻めより強い受けは可愛いな。この手の受けが嫌いな人はいませんから。夏の田舎が舞台なのも良かった。夏の田舎ってなんかエロくないですか?エロいですよね〜〜〜〜〜
可哀想で心がボロボロな受け。その受けをデッカイ器で受け止める攻め。道中が暗くて結果的にハッピーエンドになるのが好きな方にはオススメです。まずは、試し読みしてみることを強く強く推します!
表題作は評判程好きになれなかった。恐らく受けの勝巳くんの女々しい感じが駄目だったんだと思う。自虐するのと女々しさは同列では無い方が好きなのかもしれません。
読後表紙を見直すと、確かにかなり受けっぽいんですよね、勝巳くんは。登場したばかりの勝巳くん、全然そんな感じじゃないから、私の脳が勘違いしちゃったんだな。
逆に表題作が物足りなく、その流れで期待せずに読んだ短編は面白かった。こっちはすんなり納得できる展開というか好きな解釈です。結果二人はBLになりましたが、友人のままでも同じだけ大切な者同士なんだろうと感じる二人でした。
表紙絵とあらすじだけで、この物語が重く辛い作品だということがわかったので、ずっと購入を躊躇っていたのですが、どうしてもどうしても気になって読んでしまいました……結果、読んで良かったです。
勝巳くんの10年は辛すぎて、苦しくなります。
勝巳くんは自己保身の為に牧に対して傷付けるようなことをしてしまい、ずっとそのことを悔やんでいます。ですが、正直どうしてそこまで自分を責めるのか、贖罪として自身を虐めてしまうのか……と思います。でも、よく考えれば傷つけられた方は自身に負った傷の深さがわかるので、どうすればその傷が癒えるかを導き出すことが出来るけれど、傷付けた方はそれがわからないから、“傷付けた”という事実だけがどんどんと重みを増して、外すことの出来ない足枷になってしまうんですね……。そして善人であればある程、ましてや相手のことが本当は好きだったとあれば、尚更に重く自分を許せないと思ってしまうのでしょう。
牧は勝巳が回想するように、見た目に反してとても強い人間でした。そして桜咲く春の日差しのように暖かく優しい人でした。
勝巳くんが牧と出会えたことにより、少しづつでも過去の3650日から解放されて、最後には心の底から笑える日が来ることを願います……てか読みたいです。
あと、これはストーリーとは全く関係ないのですが、勝巳くんのお部屋も牧のお部屋も、家具の配置が地震が来たら危ないなあ〜なんて気になっちゃいました……スミマセン。
もうひとつの物語は軽めの可愛らしいお話だったので、気安く読めて良かったです。
最後に、どちらの作品も絵がとても綺麗で体の動きや表情に感情がよくあらわれています。特にいたしてるシーンはリアルで色気に溢れているので、「1人と一人の……」の方は心が苦しくなるような時もありました。
読みながら心臓がずっと苦しくなるくらい刺さりました。
まず絵がものすごい綺麗だし好みだし最高。いつまでも表紙を眺めていられます...眼福...
勝巳の涙が本当に美しくて表情がめちゃくちゃ切ないです。この時点で彼らの幸せを願わずにはいられませんよね。
傷つけられた攻めよりも、傷つけた側である受けが何年も気に病んでるのがめずらしくて良かったです。
牧くんみたいな攻めは普段あまり読まないので新鮮でした。
優しげでふわふわしてて、でも攻め!
意外というわけではないです。攻めの風格がにじみでてるので。
なんだろう、ギャップ萌えというやつですかね...
勝巳に寄り添って、包み込んでくれる安心感がすごい。
それから高校生のころの二人がとても眩しかったです。タイプが違うのになんだか相性のいい二人...絶対特別な空気感を纏ってましたよね。同じクラスのモブになりたい...
高校生勝巳のかわいさにやられました
一見クールで一匹狼っぽいけど普通に友達もいて、牧くんとお話ししてる時の年相応なかんじがかわいい。
強気そうなのに、十年も自分を責め続ける繊細さがとても良いです。可哀想だけど美しい。
だらだら涙を流してる表情がとても似合うな。こんなこと思ってごめんね幸せになってね勝巳...
彼は水をあげればあげるだけ花がひらいていくタイプのように見えたので、これから牧くんと幸せに暮らして心身ともに健康になっていってほしいです。
まだまだ二人の今後が読みたいな。
同時収録について。
ユースケの遠回しな言葉選びが良かったです
見事に私も「女の代わり」って意味かと思いました。いや、彼は遠回しに言ったつもりはないのかもしれないけど。
作者さんのデビューコミックスだそうですが、とてもそうは思えない画力、内容でした。
高校時代の友人だった2人の再会モノです。
卒業式に牧に告白され、ひどい言葉で拒絶した勝巳だったが実は…なお話。
それで10年間自分を責め続けるって悲しすぎます。
愛もなく、暴力的に抱かれることが贖罪と考えていたが、牧に自分が罰を与えると言われ、身体の関係をもちます。
お互いを想いあっていた2人の行為なのに、意味の無い空っぽな行為に思えて辛かった。
牧以外に触られる事を嫌だと分かって(モブによるレイプありなので、地雷の方注意です)、泣きながら牧に電話すると、すぐさま牧が駆けつけてくれるのですが掛けてくれる言葉や抱擁が優しくて泣きそうでした。
その上自分は1から始めたいけど、勝巳はどうしたい?って選択権を与えてくれるなんて…惚れてまうやろー、牧の中身は100%優しさで出来てるな。
10年後の桜の下でまた2人は始まるんですが、心から幸せになって欲しいって思えるカップルでした。
同録の短編も良かったです。
Hしてしまった後、大也が都会に逃げ帰るの卑怯〜と思いましたが、帰ってきてくれたから許すわ。ユースケがピュアでツンデレで、だんだんHになるのが良かったです。
また言うけど本当絵が上手すぎる。
次の作品も楽しみにしています。
表題作は個人的にはとても好みのお話でした。
絵がとても綺麗で人物の表情に心打たれました。
泣き顔が本当に辛く、ぼろぼろと涙が溢れていく場面にこちらも胸が苦しくなります。
表情はもちろんですが、手からも心情が感じられるようで引き込まれました。
受けがなぜそこまで自分を責めるのかに関しては、繊細さ故とも思います。
自覚していた想いがあったのに、保身のために酷い言葉を選んだ。
高校時代の彼は明るく友人も多いという描写があり、周りから受け入れてもらえないかもしれない未来は大きな恐怖だったのではないのかなと…
親友であり好きな人を傷つけてしまったこと、自分の想いを押し殺したことはたしかに胸に重く残るのだろうなと思います。
受けは酷いことをした自分は傷付いてはいけない、許されてはいけないと思い続けた結果10年引きずるわけですが…自罰的な人ってそういうものです。
攻めはもちろん傷つきましたが、それでも原因となった受けに「傷つくのは嫌だと思っていい」と言います。
それが当たり前で、そう思うことで傷付いた自分を認め、傷は徐々に癒えていくことを知っているからなのだと感じました。
電子版の最後では少しずつ人の温もりを知っていく2人の穏やかなふれあいが見られて安心しました。
この書き下ろしのために何度も読みかえすといっても過言ではないくらい好きです!
学生時代、好きな人を手ひどくフってしまったのをずっと後悔し、
それ以来男に乱暴に抱かれて自責の念を晴らしている受けくんが
フった人(攻め)と再開して、幸せになるまでの話です。
なんでそこまで深く後悔しているのかよく分かりませんでしたが、かなり繊細な受けなんだろうと納得しました。
モブレ描写が生々しくて良かったです。
受けと攻めは最初から好き合っているため、お互いどこを好きになったのかよくわからず。病んでる受けを抱擁する攻め描写が多く、救済というかセラピー的な内容になっております。
同時収録作品にページをとられていてかなり駆け足なので中身があまり入ってきませんでしたが、絵がきれいで、それだけで買う価値ありでした。
あと私はモブレ描写が好きなのでそれも満足です。最後までヤられちゃうのが良い…。苦手な方は苦手だと思いますが。
同時収録作品は受けと攻めがあまり好みではなかったです。
まず最初に、自罰的な性格な人の気持ちが1ミリも理解できない人は全く合わない話です。
自罰的な人というのは他人から見たら些細なことでも何年、何十年と後悔し続けます。そこに理由なんてなくて、そういう性分なんです。ある意味、過去ばかり見てしまう癖のようなものだと思います。そんな人は結構な割合で自己評価も低かったりします。
受けはまさにそんな人で、そんな自分が嫌いで許せなくて自傷行為のようなセックスに明け暮れるわけですが、その受けに過去傷つけられた攻めが救いの手を差し伸べる様は、美しさを伴いつつもとても歪な関係だと感じました。
ラストはハッピーエンドのはずなのに、この2人に果たして穏やかな日々が終生やってくるのか……手放しで喜べない気持ちが、かすかに残りました。破れ鍋に綴じ蓋じゃないけど、2人が良ければ良いんでしょうけれど、色々と考えさせられました。
画力は他の方が仰るようにとても高い方です。瞳の描写が特に綺麗で、白黒なのに虹彩の色が分かるようでした。
お話の内容は
理解できないとレビューしている方に同意です。
勝己くんの繊細さはちょっと異常かなと……
牧くんからの告白の断り方、
辛い物言いだとは思いますが
勝己くんが10年も怯えながら償おうとしている
姿に違和感しかありませんでした。
同時収録の方の作品も、「好き」と自覚する
瞬間も少し分かりにくくて…
ある意味作者様からも繊細さが伝わりました。
イラスト、特に表紙はとても綺麗ですし
中身も読みやすかったのでこれからの作品に
期待です!
あらすじを読んで知っていたけどあまりにも痛々しかったのと、あそこまで自分を追い詰める感情に理解出来ませんでした。
作者様は暗いお話を描きたかったようですが、勝己の拗らせ具合に違和感ありまくりでした。
当事者の牧に知られて関係ないって拒絶するよりは、見られた事にショックを受けた方がよほど説得力があると思いました。勝己は本当は牧を先に好きでゲイだったらしいですが、それなら振った牧を忘れられずに不特定多数と遊ぶビッチ設定の方が分かりやすかったと思いました。
同時収録作の方が好きでした。
表題作についてですが、
過去を引きずって懺悔し続ける勝巳くんが痛々しく、でも私には嫌悪感よりも許したくなる健気さを感じました。牧くんの一途さや温かさに、読んでいて救われました。
牧くんを傷つけた後ろめたさから、自分自身に酷いことをし続けていた勝巳くん。他人からの行為全てを受け入れていた勝巳くんが、"嫌だ"と言った時の気持ちを、丁寧に優しく勝巳くんに理解させる牧くんの言葉…"自分を大事にする意味に気が付いたんだ"とかけた言葉に、ハッとして涙が出ました。やり直せないと嘆いて悔やんでいた過去と、大人になって生きている今は、違う。言葉一つ一つが、穏やかだけど力強く、"説得"ではなく"理解してもらう"ように語りかけていて、凄く素敵だなと思いました。
決して明るいお話ではないかもしれませんが、暗いことや闇を否定せずにいてくれる事自体が希望に満ちていて、響く素敵な作品でした。
同時収録の"未熟な僕らは夏に為る''は、ハッとさせられるシーンがあって、捉え方で言葉の意味はこうも印象を変えるものなんだなと感じました。"女と同じ"という言葉の受け取り方を考えるラストのシーンなんですが、凄く印象的でした。
あやふやになったら嫌だなって言う、多分読んでいてわたし自身がハッキリさせたい部分が、しっかり描かれていて、とても良かったです(^○^)
美しい絵に惹かれて、レビューと紹介文を読まず見てみましたが…内容が息できないほど苦しくて重い。こんな内容が好みではない方々はレビューもここに書かないと思うけど、参考用に書いておきます。甘くて普通の恋愛ものが好きな方には合わないです。
初コミックスでしたっけ?
ちょっと信じられないくらい絵がお上手です。
寛容攻め×ヘタレ受け。
牧くんがめちゃくちゃ寛大です。
性癖認められず親友の告白を酷い言葉で拒否、こんな相手助けてやろうとか…
攻めがとても魅力的ですが受けの人間性をもっと描いて欲しかったかなー。弱い人なんだろうがその弱さやらダメさやら葛藤やらなんやらもっと生々しく曝け出して頂かないと読者には単に何だよこの感傷身勝手男!って評価で終わってしまうのだよ…ダメな奴だけど人ってそんなとこあるよなぁ、まで持っていってもらわないと。
という訳で個人的には表題作にはややもやっとしたものの同時収録の田舎の話は好きです。
受けがかわいかった。
初々しいけどちゃんと男の子で素敵な初おセッセでした。
拗らせからの再会、気持ち確かめ合ってからのイチャイチャも可愛かった。
まず絵のうまさに目を奪われ、物語の素敵さに夢中になりました。
『本編』
自分を大切にできない自傷系受けは、そのきっかけである攻めではないと救えない。
この関係性が堪りませんでした。
しかも薄暗いのではなく、ちゃんと幸せがあるのです。
攻めの優しさにも救われました。
『同時収録』
個人的にはこちらの話のほうが好きです。
体格差的には攻めの方が高いのに、力比べでは受けのほうが強い。
この強い受けが、本来抵抗できるはずなのに攻めを受け入れるという、気持ちの部分での繋がりがま~最高でした。
若干クズめな攻めがちゃんと改心したら、溺愛系になるのもポイントです。
また続きがでたら読みたい作家さんでした。
お話の内容は他の方が書かれているので、省略。
絵がとてもきれいです。
お話の内容と世界観に合っていて、うっとりしながら読めました。
薄い灰色の中にキラキラ光るものがある・・・そんな感じの作品です。
新しい才能を感じました。
デビューコミックスですか!今後が楽しみな作家さんでした。漫画としてもお上手ですが、絵が綺麗なので小説の挿絵のお仕事もして欲しいな〜
◾︎表題
◾︎牧×勝巳 高校生〜社会人
左右がそっちか!という驚きと、モノローグはそっちか!という驚きで、とても新鮮に読めました。
うじうじしたキャラクターが苦手で、勝巳はまさにかなりうじうじしてましたが、ビジュアルとのギャップで珍しく愛しいと感じられました。
高校時代はおそらく外向的であったろう勝巳の今や。逆に高校時代それこそ本ばっか読んでたような牧が意外にもたくましくて然程本好きでもないような描写を、キャラのブレととるか人間味ととるか。
自分は断然後者で、高校時代に見えていた人間性なんて所詮一側面で、隠してる所もその後に形成されるものも多くありますよね。
勝巳がソレを10年も罪悪感として抱えたところは引っ張りすぎでは…と思うものの、人それぞれですかね。
電子限定おまけ、この作品が大好きな方にはぜひ読んでいただきたい甘い2ページの漫画でした!
◾︎未熟な僕らは夏に為る
表題作が良いと、同時収録作より表題もっと見たかったよ〜となりがちですが、こちらも好きでした!野島(都会っ子)が人生イージーモード過ぎてちょっと腹立ちます。イチャモンです笑
2作品が入っている。
1作品目『1人と一人の3650日』
高校生の卒業式でずっと親友だった優しい攻めに好きだと告白された受け。
でも酷い言葉を投げつけて振ってしまう。
実はどうして酷いことを言ったのかには理由があって、その後10年間、
受けは相手を傷つけたことを後悔し、一夜限りの質の悪い男達の
慰め者として生きていた。
そこに偶然、彼、好きだと告白した攻めに再会する。
2作目『未熟な僕らは夏に為る』
息抜きで田舎暮らしを始める攻め。
そこに3年前から田舎暮らしをしてる訳あり受けがいる。
お互い意気投合して仲良くなり、ちょっとしたことから
攻めが強引にセックスをしてしまう。
受けの泣きながらの言葉に攻めは動転し、
田舎を去ってしまい1年。。。
とあることから受けのあの時のあの泣きながらの言葉は、
攻めを責めた言葉ではなく、違う意味だと気付いて。。。
1作目8割、2作目2割という配分。
どちらも相手を酷い方法で捨てるという感じの設定。
でも、実は理由があったり誤解があったりで、
最後は大団円。
1作目はモブとの痛い場面もあるが、
読者を引きつける内容。
絵柄も上手いし、内容もしっかりしていて今後も楽しみ。
なんだか、青春を取り戻す系のお話の本を立て続けに読んでる気がする。
まあ、単に自分の好みがそうなので、そんな系統の本ばっかり買っているからなんだが。
とりあえず、受け攻め、自分の第一印象とは逆だったんだっていうのがあって、でも、話の展開としては、この二人はこの攻め受けなのねっていうのは理解した。
ただ、理解したのと、自分の好みに合致するのとは別なので、っていう。
同時収録作品も、男前な受けっていうのは好きなんだけど、自分勝手な攻めっていうのはあんまりなぁってのがあって、
絵はとても丁寧でお上手だと思うし、痛くて暗いお話にしたくてしているという意味では成功していると思うけど、萌2はかなりギリギリのおまけです。
初コミックとは思えないほどの、
画力、ストーリー展開で
本当は好きだったのに
ひどい事を言ってしまった事を、10年も引きずり
自らを罰する受けが健気でたまらないです。
高校三年間仲の良かった牧に卒業式で告白された勝巳は「気持ち悪い」と一括。
それから10年偶然再会した二人のお話。
実は勝巳も牧を好きだったが周りの目など世間体を気にしてのあの暴言だった為、自分を責め続けひどい扱いをする男とばかり寝て体に痣を作っている。
それを知った牧が贖罪セックスの相手は自分がすると言い出す。
勝巳のモブとのセックスは痛々しくそれを求めてるという展開が結構ヘビィですが、牧の優しさで若干は中和されてます!
牧とセックスするようになって優しくされることに喜びを感じ始めた矢先に落とすよね~!モブ再来(笑)
ここではじめて牧に対して”許してほしい”と言葉にできる勝巳にはしんみりときめいちゃいました。
個人的には同時収録の
なんちゃって田舎移住したノーテンキ男と、同じく田舎移住してきていた男とのお話の方が好きでした♪
人生イージーモードで熟してきた都会人と、何もかもを捨ててきた元都会人と言う、真逆な二人と可愛いのに男らしい受けに楽しんじゃいました。
絵が綺麗。画面の作りは少し古め。線とトーンがしっかりって感じです。
受けとモブの行為があるので苦手な人は注意。
親友で好きだった相手からの告白を高校時代に酷い言葉で振ってしまい、その事を後悔し続けており、酷い事をされ自分が傷つく事によって贖罪をしている。
偶然再会した攻めがそれに気付いて、止めて、幸せになっていいと許すストーリー。
話自体は単純ですが、きれいな作りになってます。どうして好きになったのか、今もまた惹かれたのかのエピソードがもう少しあると更に良かったです。
初コミックスだそうですが、作画もストーリーも高レベルっ!今作を出されるまでに3年かかったと後書きにありましたが、時間をかけた甲斐が充分発揮されていると思いました。
2CPのお話が収録されていますが、どちらも良かったです。これからも是非とも頑張って、作品を沢山発表して頂きたい。
作者さまの初コミックスということですが…
ものすごい高い画力!表現力に驚きました。
お話もとてもよくまとまっているし
題名との整合性もあって、素晴らしいの一言。
これから何度も読み返してしまいそうです!
ふたつの作品が収録されています
10年前に未熟さから酷い言葉で相手を振ってしまった受
赦されない・酷くされるのは報いだと、その後とあるきっかけで
傷を受けるセックスが常習化してしまう…
切ないくらいに痛いです
そしてそんな受に偶然再会した攻
包容力があって優しくて、とても素敵な攻でした
想いは通じて気持ちも結ばれた二人ですが、まだ少しぎこちない
この二人のその後とか、甘々なエピソードが読みたいです。
『未熟な僕ら~』のふたりも可愛らしくてとてもよかったです。
しかし…本当に素敵な作家さまに出会えました!
最初から最後まで心臓が痛くなるようなお話(いい意味で)。表紙買いしましたが買って大正解でした。高校の時の雰囲気は攻受逆じゃないかなって思ったけど3650日たった2人がとても素敵で、“拗らせ自傷ノンケ”という新しい性癖が出来ました。
同時収録の読み切りも、ページ数は短いけれどとにかく胸に刺さるし胸が痛くなるような、けれど優しい温かいお話で、今後この先生が商業本を出される際は作者買い確定だと思いました。
すごく綺麗な絵柄にひかれて電子版を購入しました。表題作と、テイストの違う作品が同時収録されてました。
あとがきから分かったんですが、表題作は3年前の作品とのこと。
高校時代の親友ともいえる同級生二人の10年後です。かなーり拗らせてます。最初は書店員の牧くんのほうが振られて引きずっているのかと思ったんですが…あと、ビジュアルと雰囲気から牧くんが受けかと勘違いしてました…振ったほう、勝巳くんのほうがよほど引きずってました。牧くんの告白に心ない言葉を返してしまったことで、牧くんを傷つけてしまったと思い悩み、自分を傷つけるようになってしまったと。快楽を得ていたような描写でもないのでセックス依存、というのでもないんでしょうけど、行きずりの相手にひどくされて、自分を痛めつけてます。偶然牧くんと再会して…というストーリー。途中、勝巳くんの気持ちを読んで涙が出ました。牧くんがとても優しくて、これでもかと包んでくれる人で良かったです。それにしても勝巳くんの勤務する会社は激務を強いてるんですかね…なかなか休めないし残業多いようで心配でした。
もうひとつは、都会っ子の田舎暮らしのお話。お相手も田舎育ちではないんですけどね…こちらのお相手、受けのユースケくんめっちゃかわいい。表題作よりはライトに読めますがしっかり恋愛もので大満足でした。
今後の作品も追いかけたいです!
表題作と同時収録短編に描き下ろし、画も作風もタイプ違いな2作品のデビューコミックス。
私は同時収録作に嵌まり表題作に出会いましたが、どちらも甲乙つけがたい魅力。
甘酸っぱい繊細描写が冴える画が堪らない同時収録短編が好みですが、
シリアスダークに灯る優しくて温かい言葉の数々に、がっつり鷲掴みされてしまう表題作です。
★1人と一人の3650日★
高校卒業で親友の牧に告白され酷い言葉で返した勝巳。
10年ぶりに再会した本屋店員の牧は、
ノンケの勝巳が男に酷く抱かれている姿を目撃する…。
とにかく痛い、色んなところが読んでて痛くなる。
酷い言葉で振られた牧はもちろん傷ついてますが、勝巳を恨んだりせず自分の人生を生きてきた。
一番傷ついていたのは勝巳で、ゲイバレを恐れ嘘をついて牧を傷つけた自分を許せず、
大学で男に襲われた時に恐怖と嫌悪の中で、少し自分が赦された気持ちになり、
それ以降、敢えて酷い男を誘い自分に罰を与え、自虐行為で凌いできた勝巳。
事情を知って自分が罰を与えると言い、勝巳を抱くようになる牧、
自分が傷つけた牧によって赦され救済されていく勝巳なんですが、簡単にはいかない…。
ずっと過去に囚われ10年の自虐から解放されるには、まだ自分を許せない勝巳が、
牧に赦される自分を受け入れられるようになる経緯は涙。
ずっと沼の底に沈んでいるような勝巳が、優しさと温もりに触れて、
少しずつ痛みから解放されていく描写が秀逸です。
何よりも、牧が勝巳に掛ける言葉が優しくて温かく、言葉選びや会話にセンスを感じます。
「やっぱり、また好きになるんだな」と一人微笑む、この言葉が牧なんですよ。
「やり直せない事を悔やむだけの子供じゃない」
「僕は二度目を勝手に始めた。やり直したんじゃないよ、またいちからだ」
優しくて温かいのは言葉だけじゃなくて、触れる牧の優しい手に心が安らぐ、
勝巳の表情にじんわりして温かい気持ちにさせられます。
牧のゲイ友が大活躍でした。深く突っ込まず見守って助ける、大人な関係性もステキですね。
電子描き下ろし漫画も、牧の会話が癒してくれる。しっとりした優しさに包まれて好き。
★未熟な僕らは夏に為る★
息抜きで田舎暮らしを始めた都会育ちのお坊ちゃん大也が、
3年前から単身田舎暮らしをする無愛想な祐介に助けられ、田舎暮らしを楽しむ一夏から一年。
飲みの雰囲気から祐介を抱いてしまい、都会に戻った大也ですが、
男を抱いたことや祐介への気持ちを考える程忘れられない。
でも、祐介の「お前は俺のこと女と同じだと思ってんの」この言葉の意味に気づき…。
小柄なのに力持ちで無愛想なのに世話焼きなツンデレという、
ギャップ萌えの塊である祐介に、一瞬で全部持っていかれました。
田舎暮らしの情緒あふれる風景や二人の間を漂う空気感、画が素晴らしい。
黒髪長身イケメンの大也との身長差もいい、特にツンデレ祐介の表情変化にはドッキュン!
あんな顔して反応されたら抱くしかないですよね…可愛いくて堪らん。
描き下ろしがこの二人で大興奮でした。
布団でまどろむ祐介が既に堪らないのですが、ツンデレ祐介に大也が仕掛けるあまイチャ。
ご褒美な描き下ろしに感謝、ほんとはこの二人でもっと見せて貰いたいなぁ。
見てるだけで幸せでニンマリさせてくれるカップリング最高です。
次回作を楽しみにしております。
※シーモア:修正は白抜き。Renta:修正は白い斜線です。
デビューコミックスということでしたが、
とても絵がキレイで、特に筋肉の美しさには目を奪われました。
10年越しに再会した二人の痛くて切ないセンシティブラブです。
高校の卒業式に親友に告白し、
「マジきもいんだけど…お前」という冷たい一言で振られた牧。
それから10年……
本屋で働く牧は高校時代に振られた勝巳と再会しーー…
男だから振られたと思っていた牧でしたが、
再会した勝巳は乱暴な男に抱かれていました!
大学時代に男にレイプされた勝巳は傷つきながらも、
ボロボロにされた体を見て〝許されているようだ〟と感じたのです。
牧を身勝手に傷つけてしまったことを悔やんでいた勝巳は、
男に傷付けられることによって牧への贖罪にかえていました。
本当は自分も牧のことが好きだったのに、
勝巳は世間体を気にして応えられなかったのです。
なんて難儀な(´д`)
友人を傷つけたことを10年も気にして生きてきたなんて……
そして、牧が許しても勝巳は決して自分を許さないのです。
ならばと牧は、
「ーー僕が勝巳くんに罰をあげる」と言いーー…
ここから二人の関係が新たな展開を迎えます。
縛って後ろから挿れるだけのセックスをする二人……
それでも牧が勝巳を傷付けることは決してなくて、
触れられる心地よさを知っていく勝巳。
また心を通わせていくのかな?と期待した時、
勝巳が以前関係を持った男に襲われてしまうのですが、
牧以外に触られることに嫌悪を感じた勝巳は初めて牧に許しを乞います。
ここで、今までは許されてはいけないと思っていた勝巳の心の変化を感じました。
そして、快く勝巳を許す牧ーー
二度目の恋はやり直しじゃなく、また一から始める恋です。
10年経ってもう一度お互いを好きになる二人が愛おしい。
恋人同士になった二人は、
キスをして抱き合って愛し合うセックスをします。
ここがとても綺麗で甘くて、横から抱える体位も好きでした!
桜が舞う中での勝巳からの告白がエモかった^^
新たな始まりを感じさせる素敵なラストカットに胸アツです。
なぜ勝巳がそこまで自分を責めたのか、
ちょっと引きずりすぎていた感はありましたね。
しかしながら牧が優しくて包容力のあるとてもいい男で、
キャラの魅力を感じさせます。
学生時代の〝強い勝巳とおとなしい牧〟というイメージが、
大人になった時に逆転しているのに違和感がなかったです。
1人と一人が2人になって一組になる過程が丁寧に描かれており、
総じてよかったと思える作品でした。
同時収録作は、シティボーイ(自称)大也が気まぐれで始めた田舎暮らから始まるラブストーリー。
酔った勢いでHしてしまった大也と隣人の祐介!
謝る大也に祐介が言った言葉、
「お前は俺のこと…女と同じだと思ってんの」
この言葉の意味……
これが分かった時、そうだったか‼︎とハッとしました。
日本語難しいーー!
この二人もとても可愛くて好きでした^^
描き下ろしはイチャイチャです♡
あとがきの後に表題作の電子限定の描き下ろしがありましたが、
短いながらにこちらもとても良かった( ・∇・)
最後まで丁寧に話を作って下さった作家さんに感謝いたします!
Renta!修正グシャ塗り