オールドファッションカップケーキ

old-fashioned cupcake

オールドファッションカップケーキ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神650
  • 萌×2145
  • 萌73
  • 中立25
  • しゅみじゃない29

159

レビュー数
103
得点
4074
評価数
922
平均
4.5 / 5
神率
70.5%
著者
佐岸左岸 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
オールドファッションカップケーキ
発売日
電子発売日
価格
¥730(税抜)  
ISBN
9784813032472

あらすじ

寝て、起きて、仕事をする──それだけの毎日、それだけを好きで選んでいる自分に最近少し憂鬱な39歳・野末。
ちょっと無愛想だけど信頼厚い部下29歳・外川は、そんな野末が気になる。
ひょんなことから、女子で賑わうパンケーキのお店に2人で行くことに。
ここから、外川による野末のためのアンチエイジング大作戦が始まった。
休日まで野末のために時間を割く外川に「なぜ」?が募っていく野末だが…!?

表題作オールドファッションカップケーキ

外川,29歳,仕事の出来る部下
野末,39歳,愛され系上司

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下 漫画2P

レビュー投稿数103

映画のワンシーンを見てるような気分

『女の子ごっこ』から始まる年の差10歳上司野末さんと部下外川のアンチエイジング活動。

次第に野末さんは外川への特別な感情に気づきながらも、社内恋愛、しかも同性ということから気持ちに蓋をする。
見てるこちらからするてた、外川の方は態度も全部あからさまで分かりやすい。時々見せる野末さんを見る目や、言葉が明らかに特別な人へ向けられたそれで。もしかしたらそうなのかも……と思いながら、いざ想いを伝えられると怖くなって逃げちゃう野末さん。40手前の大人だからこそ、その1歩が踏み出せない野末さんの心情に痛いほど共感します。
雨の中思いを伝え合うシーン。この場面は映画のワンシーンを見てるような気分になりました。

『人生の一部じゃなくて、全てになってほしい』

このセリフ言われたあとの野末さんが可愛いかったです。
可愛いのに時々口汚く大声出す野末さんにも、ふふって笑いました。1巻最後の2ヶ月セッしなかった理由も、大声で叫んじゃう野末さんも、そんなところも愛しくて可愛いと思える外川。二人の空気感がとても大好きです。

0

No Title

口コミもよくドラマ化した人気作品ということで読みましたが、描き込みも多く絵もおしゃれでよかったです!心理描写もかなりしっかり描かれているのが好みでした。おじさん受けでしか得られない癒しってありますよね…♡
ただ細かいコマ割りにセリフもぎっしり詰まっているので、スマホで読んでいると目が滑ってあまり頭に入ってこなかったのか、内容が少し薄く感じてしまいました。
紙で読む方がより世界観に入り込める作品なのかも知れかもせん。

0

No Title

佐岸老师的这本对我30岁以后得人生观产生了巨大的影响,我一直因为年龄的原因很不自信,后来才发现,大家都会遇到一样的问题,随着年龄增加的阅历与经验是我人生最美好的收获,以后我也一定会有更多的东西可以教给你,这段台词真的太好了

1

読むの疲れた

セリフが多い割には話が薄っぺらいな-って感じ、読むの結構疲れた。

3

No Title

先にCDを聴いていたので(鬼リピートで)内容はわかっていたのにも関わらず、いちいちドキドキ、そわそわ、ハラハラしてしまいました!
あぁー、あの空気感はこのコマを意味していたのか、とか新たな発見も多くて。
野末さんがもうなかなか自分の気持ちを受け止められなくて、気づかないフリしてる時が何回読んでもぐうぅ…ってなります。
早く!早く!外川くんとこ走って行って!!と。
それにしても外川くん、よく2か月も待ったねw

0

39歳…なのか?

すごく評価が難しい作品でした
読んだ後なんだが良い事が描かれていたと感じたけど読むの疲れたなぁと感じてしまいました。ごめんなさい
ページ数が多いだけではなく、セリフ量もすごく多い方だと思います。
基本分厚いと嬉しくなりますが内容があったような、無かったような、

受けの野末さんに納得出来ていないまま読み進めた感があります
まず自分の約2倍の年齢だから想像が付かないのもありますが39歳ってそこまでおじさんではなくない…?
人生に焦るのかもしれないけれど、普段の性格と仕事はできる、はやい、みんなから愛され尊敬されている設定が噛み合っていないきがしました
他の方が仰っていたようによく振り返ると仕事が出来ている具体的なエピソードは無く、ただ周りがキャーキャー言っている印象です
おじさん受けが嫌とかではなく、顔も可愛くて髪型も好みだけどなんだが可愛いと感じられない

カフェに行ったり美味しいものを食べるシーンは素敵だし、背景や食べ物が美味しそうでコマ割りも面白かった

野末さんにあざとい、天然、男前、ヘタレ様々な要素を乗せすぎなのかなと感じました

3

オシャレすぎます

佐岸左岸先生のかき方がおしゃれすぎます。また、言葉がないコマが割とあるんですが、表情や仕草だけで登場人物の細かい感情が伝わってきます。こういう事考えてるんだろうなと、人によって様々な読み方ができるところも素敵だと思います。
読んだあと、愛しさで胸が一杯になって涙が出てきました。読んでるときも出てたんですが。
2人ともたくさんお互いのこと考えてて、それがとても真っ直ぐなんです。真っ直ぐな気持ちって刺さりますよね。そんな感じです。
おすすめの1冊です。

4

読み手が応援したくなるようなピュアな2人!

純粋に面白かったです。
悪いところは全く無かったですが,もう少し波乱な展開とかがあれば満足でした。ずっと最初から最後まで良くも悪くも平凡な話だったので,大胆な展開が好きな私にとってはそこまで刺さりませんでした。
ですが本当に素敵な作品で,お互い悩みながらも少しずつ少しずつ近ずいていく2人には,良い大人ではありますが学生のようなピュアさも感じました。
ページ数も字数も結構多く,時間をかけてゆっくり読め,ストーリーも相まってなんだか久しぶりに温かい気持ちになれました。

0

読んで良かった。

ドラマを観て、頭から離れない状態だったので、原作を読もうと手に取りました。
凄く良い作品だというのは、評価などで知っていたのですが、おじさんが主役というところに引っかかってしまって、読んでいませんでした。
自分、本当にアホです。
神作品です!!!

40歳手前で、雁字搦めになっていた野末を、部下の外川が絆して、関係がゆっくり近づいていく。
この2人のやり取りがテンポ良くて好き。
おじさんと何度も言う野末だけど、可愛くてかっこよくて、たまらないです!
ドラマから入ったので、どうしても比べてしまいがちですが、原作にかなり忠実でびっくりしました。
野末の住んでいる家の感じが違いましたが、原作のお家いいですね〜。
そして、スーツ姿。
この作品で、スーツの良さを再確認しました。
表紙の感じもとても良くて、読んで良かったです。

4

どうにも

とても人気の作品で、実写化もされた作品なんですが…
残念ながら私には響くものが無かったというか、オヤジンスキーなのに野末さんに全く魅力を感じなかったのですよね。女の子の気持ちになってみる、ということでカフェに行ったり、写メ撮ったり。
なんだか煮えきらないというか、怖がってるってことなんだとわかるんですが。

だからどうして外川が野末さんに惹かれたのか?が腹落ち出来ずにいます。きっかけは、入社面接の時なんだろうけど…

美人設定なんだけど、絵からはそう思えなかったからなのかも知れません。

5

自立した大人な恋愛だけどちょっぴり乙女

タイトル通りで、キュンキュンしながらも、悩み、迷い、歩んでいく二人の姿に得も言われぬ感情をいだきました。一言で言うと最高でした。今まで読んだ中で一番大好きな作品です。あぁ、好きなんだなというか、ああ、愛してるんだなという気持ちがひしひしと伝わってきて心の底から素敵だと思いました!

4

表情が残念

CD、ドラマとチェックして好きすぎて、我慢できずにコミックスも購入!
台詞は何度もCDやドラマをリピートしたので、ほぼ忠実性だったので
すらすら読み終わったんですけど…
うーーーん、CD、ドラマの方が正直者よかった。良かったと思わせた一番の要因は、
キャラクターの表情。
外川が無表情すぎて、残念です。
そういう設定??
もっと隠しきれない嫉妬心や、野末さんを愛でる表情が見たかった。絵は綺麗なんだけど顔のアップとか少なくて文字だけか全体的デッサンみたいなのが多い。
もっとキャラクターの繊細な表情がみたい。
ドラマでの外川とCDでの外川がすごく表情
豊かだったので、そこに物足りなさを感じてしまいました。
ストーリー、台詞のいいまわし、
とても刺さる作品だと思うのであとは、絵がもっと表情豊かだともっと引き込まれるのになーと。
今後に期待したいです。

1

神なんだなぁ…(しみじみ)

読み返し。

この作品を読んでいると最初の野末さんの気持ちがすっごくわかるんですよね。
毎日同じことを繰り返していれば~のところとか、
職場以外のどこへも行かないとか、その理由とか。
自分でも枯れてるなぁと思いつつ、野末さんも枯れてることに謎の安心感を覚えるのです。
ですが、野末さんはそのまま人生を終えるわけもなく
部下の外川と…ね…!(*´▽`*)

結構枯れてた野末さんをここまでもっていた外川ってほんとにすごいなぁと
関心しながら読んじゃうんですよね。

ちょっとずつちょっとずつ距離を縮める二人。
付き合うに至るまでの二人が丁寧に描かれていて
その二人の雰囲気と言うか、空気感がすごく好きなんです。
野末さんは『おじさん』と言うのを盾に自分を守ってるのですが、それをぶち破ってくれる外川。
ほんとに外川最高なんですよ…!!!!!

こんな素晴らしい作品を描いてくださった佐岸先生には感謝しかないです(*´▽`*)

3

妖精系上司

「しゅみじゃない」という評価がここまでしっくりくるとわ!
高評価連発の中申し訳ない気もしますが、自分には合わない作品でした。

やっぱ主人公の野末かなぁ。
実社会の中で、ぽあぽあな人は本当にいます。その場を存在だけで収めてくれるような人。でもひと角の肩書きを持つぽあぽあ人って(要はある程度出世してるような人)、どっちかっていうと「人たらし」な部分があるんですよね。
野末は、他のレビュワーさんも描かれていたけど、たらしではなく「あざとい」のですよ。これが女性上司だったら、物語を含め全部しっくりくるんだけど、読みたいのはBLなわけで、ここが最大のネックだったなぁ。あと、二人ともノンケでしたっけ?BLによくある「性別じゃなく、貴方だから好きになったんだ!」はパワーワードの一つで、勿論否定はしませんが、これを全肯定出来るほど、人類は次の高みに昇って無い。そういう意味では、もっと二人には悩み抜いて欲しかった。

エロが少ない分、主役二人の心情を丁寧に描いているとは思います。でもそれも私自身には何一つ刺さらないことばかりで、っつーか、漢の花は四十路からですよ。アブラが乗って、いい男になるのは。体力もギリあるし。つまんねー事をうじうじ考える人もいるけどね(私的統計では、男の人って年齢より、身長の方がコンプみたい)。まあ他人に本当の悩みを明かさないのも「大人」のひとつかもしれませんね。

やっぱ設定が身近すぎて、ファンタジーに乗り切れなかったにかなぁ。
と、考えたら、某漫画でタ○ラヅカ系のTOPの事を「あれは本物の男性じゃなく、妖精みたいなもの」と教えてもらった事を思い出しました。野末は、私的にはそれに近い存在。異世界モノよりも極道モノよりもファンタジーでした。

勿論、独身で綺麗で清潔な四十路男性は現実にもいらっしゃいます。っつーか数十年後にはそれがデフォになるかもね。今の10〜20代って美意識高いみたいなので、その世代が四十路を歩く頃には、、、いいじゃねぇか!!!

7

大人のBL

電子書籍で購入後の余韻がすごくて、紙版も購入しました。

ザ・大人のBLです。
内容もだけど、この作品の雰囲気や世界観もとっても素敵なんです。

目につくのはすごい神評価の数、レビューの多さ。みなさんのレビューの熱い内容…。いかにこの作品がみなさんに愛されて高評価を受けているのか分かりました。今さらレビューを書くのも気が引けちゃいますね^_^;

私のBL歴は結構浅いので、BLに触れ始めたのはこの作品が発表されたあとになります。とはいえ、BLを読み始めたばかりの頃にこの物語を理解し得たのか分かりません。
電子版で最初読んだとき、?と思うことが多く、どう言う意味?心情?とページを戻ることもしばしば。深い言葉もあって…なので紙版も購入することになったのですが、この作品は奥深いな、難しいなって思いました。野末さんと外川のただの恋愛物語じゃなくて、人生観にも踏み入れている感じがしました。BLに留まってないんですよね。
レビューを読むとBLに親しみ慣れたであろうみなさんからの評価が高かったので、神評価作品であることが簡単にうなずけました。


絵のタッチはBLぽくない…青年誌でも通用するような感じですね。絵は上手いです。細やかな背景や小物まで細かく描かれていて、コミック絵画のようです。コマ割りが多くて気になる人は気になると思いますが、間のとりかたをそれで表現しているようで、静寂とか2人の会話の間とか…マンガなのに動画のように動きが見えました。
でも一番は言葉選びですね。左岸先生はかなりの読書家でしょうか。2人の会話が染みるんですよね…。私も野末さんと年が近いので、抱えてる悩みとか分かるところが多くて、2人の会話や心の声なんか少し難しく面倒臭く考えるところなんかは親しみが持てました。あと、臆病になることも。

マンガだけど小説のような世界観と雰囲気で、その作品に漂う空気がとても心地よかったです。
分かりやすいラブというラブはあまりないんですが、ちょっとした仕草や言葉でラブが見えるんですよね。個人的には外川の野末さんへのアプローチが結構ツボで好きです。

最後の2人の思いが通じたときまで、しっとりと大人の雰囲気満載でこの世界観に浸れました。絵柄と物語の雰囲気がマッチしてます。ほんとに左岸先生の絵がすてきでした。


最後の最後の2人のベッドシーンはすごく良かったです。ベッドシーンないでしょって思って読んでいたので、最後にして最大のテンション爆上げでした。短いページでしたけど、すごくエッチな感じで満足しました。外川のキスの仕方…やたらとエロくないですか。
外川のセックスしたいという願いが叶って良かったと思いました。


この作品はいつか映画化されるんじゃないのかな、って気がしましたがどうなんでしょうね。映画化しそうな雰囲気ある作品なので期待してしまいます。


5

やさしい恋

大洋図書らしいほんわりした恋を描いた作品でした。
部下が硬派で一途な攻め、というパターンは結構あるように思いますが、攻めが10歳も年上の上司で、仕事ができてモテモテな優男、でもかわいい系というのがちょっと珍しい。

仕事ばりばりだけど癒やし系な上司、野末。でもプライベートは疲れていて、何事にも気力がわかない。
その野末を一途に思う部下の外川。これがあれこれと世話を焼き、じんわりと絡め取っていく感じ。決して腹黒ではなく大変イケメン(という設定)で好青年なので意図せずですが、熱烈アプローチには違いない。

このイケメンというのが、絵が自分にあんまりフィットしないのかちょっとそこまでイケメンには思えなかった。。ごめんなさい。

そのせいか、受けの方が、これだけ大事にされて絆されるかも、というのは分かるんですが、好きになった理由がちょっと説得力なかったかなあ。
というわけでアワードノミネート作品なんですが辛口評価になってしまった。

3

最高に良き本でした、ありがとう

誠実でスパダリな部下外川と、少し怖がりな上司野末さんの行く末を見守る本です。
いや〜いいですね…まったりして綺麗であたたかい雰囲気が最高でした。
受けの野末さん、おじさんだけどふんわり穏やかでかわいいんですよ。この人の笑顔かわいすぎてつられて笑顔になります。
攻めの外川くんもまっすぐ一途で、でもピュアな一面があったりして、野末さんよりも10も歳下なのに安心感が凄かったです。
色々な商業BLを読んできましたが、一番幸せになって欲しいカップルはこの作品の2人です。

5

リアルな大人の恋

この作品は受けがアラフォーの野末さん、攻めがアラサーの外川さんです。同じ職場で働く先輩後輩の関係です。

野末さんは世間でいういわゆる「おじさん」の部類に入ると思うのですが、年齢を言い訳にして恋愛や私生活を諦めて新しいことに挑戦しようとしない部分があります。そういうところが自分と重なって個人的に共感できました。

ただそんな野末さんが外川さんといることで初めてのことを経験したり生活にハリが出てくる感じの生活になったりして、純粋にこんなパートナーいいな、と思えました。

3

高評価大人気なの納得

やっと読みました、
もちろん好評価、大人気作品と知っていましたが、どうも好みじゃないかもな〜と感じてなかなか手にとらずにいました。

というのも、イアハーツで何話か読んだ時、野末さんが自分のことをやたらおじさんと言うのと、センター分けが萌えなくてw

でもやっぱり気になるので読みましたが、野末さんが自分のことをおじさんと言うのは、予防線というか、言い訳というか、ちゃんと理由があったとわかりました。

外川が見た目もキャラもタイプです。
かっこよくてかわいい。
野末さんのことか大好きな気持ちが出まくっているのに、我慢するとことかたまりません。

死ぬほど好き
っていいですね。

野末さんか外川に惹かれていくのも手にとるようにわかった。ずっと野末さん目線でしたしね。

タイトル、表紙、中身…全体のパッケージとして、女性はこういうの好きでしょ〜な感じ満々でしたw

2

愛しかない

初めて書店で購入した作品ですが、大当たりでした。表紙からお洒落で、インテリアとしても使えます(笑)本編の内容は三十路と四十路の会社員同士が段々恋心に気づいていく、というお話です。描き下ろしには少々エロがありますが性器の直接描写はないのでエロの苦手な私でも読みやすかったです!何度読んでも素敵な作品です。BL初心者さんにおすすめの1冊ですね!

4

生きてても良いって思える

最初は39歳に萌えるものなのか?と思ったが漫画だし全然いけた。

まず39歳と29歳の男2人で女子になりきってアンチエイジングをするっていう発想が面白かった。若い頃は思い出がたくさんあるのは毎日が新しいことの連続だからってことで、毎日いろんなことをしていった。

心が若返ると心に余裕ができて毎日が楽しくなって自分に自信がついてもっとやってみたいことも増えて意欲も増す。

でもそんな39歳には不安があって、29歳の部下は口説き文句をしてくる。でも好きって言った時に関係が崩れたらどうしようとか会社にバレたらどうしようとかいう葛藤があった。

ハピエンです

0

可愛くてあたたか

『何でもない笑顔、特別じゃない幸福感』
外川が野末さんから受けとるものは特別で、野末さんにとっても特別になって…日常の特別がたくさん散りばめられてて多幸感すごい。
新しいこと恐くても心地よい人と一緒なら楽しいっていうね…スキ!

小道具や服装、背景や時間帯、隅々まで先生のこだわりが伺えて、
もうもうもうーってくらいトキメキポイント満載なんだけど、
なんてったって、野末さん!!
元々、天然たらし癒し系おじさんだったところに腹をくくってからのカッコよさ!
·
野末さんも外川も可愛いの塊かってくらい可愛いんだけど…
可愛いの切り取り方がさりげないのに刺さる刺さる!!
次から次に可愛い要素が出てきて本当に困る!スキ!!

唯一残念なことは電子にはカバー裏がないことですかね。
読みたいなら紙で買えってことでしょうけど、
重要な内容や2人の仲睦まじさを感じる内容は電子にも収録してほしいです…

2

可愛くて切ない納得の神作です!

死語だと分かっていても敢えて言いたい!キュン死にしましたっ!!!!(笑)

イケメンアラサー部下・外川(攻)×可愛いアラフォー上司・野末(受)

沢山のレビューがあるのでストーリーは省略しますが、本当に素敵なお話です。アラフォーとアラサーの大人の恋のはずなのに、可愛くて、どこか新鮮で。2人の日々にキュンキュンしっぱなしでした。

ただ野末さんの悩みって、きっと若い子には伝わらなくて、歳が近い方が納得いくようなストーリー展開なんじゃないかな、とは思いました。この歳になると「わかる!わかるよ野末さん!」ってなるけど(笑)
なので、この良さが伝わらない人がいるんだろうなーと思うと、少し残念、勿体ない気分…。あー、ほんと勿体ない!(しつこい)

絵柄も細かく繊細で、柔らかい雰囲気が作品とピッタリなのも良かったです。その線で描かれる、野末と外川の可愛いこと可愛いこと。癒やししかなかった(泣)読了感も良く、自分も諦めずに色々チャレンジしてみよう!という前向きな気持ちにもして頂きました。BLに背中を押して貰う日が来るなんて、思ってもみなかった(笑)

おすすめは合コンで外川が泥酔してしまい、野末さんが介抱している駅のホームシーン。外川の苦しさ切なさ、どうにもならないもどかしさ、それでも野末さんを好きで好きで仕方ない気持ちが溢れてくる、とてもグッとくる良いシーンなので、是非読んで頂きたいです。

最後に。サラリーマンの日常を描いてるだけという、何の突拍子もない設定なゆえ、いつか実写化とかされそうで…。良いお話過ぎるので、それだけがほんと心配です…。実写化絶対反対!(笑)

5

何回も読み返したい1冊!

この本がきっかけでダンディーな方々がでるBLが好きになりました!
もちろん、キュンキュンするシーンや、エロいシーンもありますが、野末さんの言葉が外川さんに響いたように私にも凄く響きました!✨
これからの社会経験(恋愛、仕事など)を積んでいく上でとても見習いたいことだと感じました!
この本に出会えてよかった!

0

素敵な作品

幸せで胸がいっぱいになる作品!BL初心者にはとても優しくて、絵が綺麗で、ストーリーの描かれ方もとても良かったです。

0

応援したくなるいい大人の恋愛

おじさん受けとか本来苦手でぜったいに手を出さないのですが、
受けさんの描写は綺麗で可愛いいので、さいごまで嫌な気持ちせずに読み進めました!
むしろ綺麗な作品で、好ましく感じながら読んでいました。
体型とかポージングが2人ともかっこいいので一コマ一コマが目福!!
また、攻めの表情がどれもすてきです!
ちょっと昔のジ○リを思わせます!スキ!
ストーリーも、絵も、セリフも、キャラクター達もとてもストライクの作品に出会えて幸せです。

4

新しい“明日”の作り方

可愛いスイーツにお洒落な家具に小物、洋服、
一つ一つが細部まで丁寧に描き込まれていて、
まるでイラスト集を見ているようなときめきがありました。

軽妙なようで重みのある言葉選びも秀逸で、じわじわと
胸に沁み込んでくるモノローグや台詞がたくさんありました。

大人だからこそ、心のままにいかないこともあって、
面倒くさい建前や人生経験だとかに雁字搦めになってしまうけど、
そんな大人の男二人がピュアな恋愛を、というギャップが魅力的でした。

四十路目前、仕事もプライベートも順調。
不満があるわけじゃないけれど、満たされることもなく、
変わり映えのない日常に憂鬱を感じていた野末。

ある日、ひょんなことから部下の外川とパンケーキを食べに行くことに。
そして、野末のアンニュイを見抜いていた外川の提案で
二人のアンチエイジングな日々が始まります。

以来、野末と外川はカフェ巡りや遊びに出かけたり、
平日も休日も共に過ごすようになります。
アンチエイジングと言うか、もはやデートですが。

社内女子たちのベタ褒めに違わず、野末さん、可愛らしかったです。
格好いいけれど、可愛いくて、おっさん×スイーツなんてシュール
とか思っていたのに違和感0だし、見てるだけで癒されそうだし、
こんな上司羨ましすぎる。

外川は一見無愛想ですが、実は密かに野末に想いを寄せていました。
クールに見えてその内はとても健気で、一途に野末を見てきましたが、
一度“ただの部下”の一線を越えると、もう後戻りはできませんでした。

老化防止を免罪符に抱き締めたり、子供っぽく嫉妬をしたり、
あからさまなアプローチで下心はだだ漏れの筈なのに、
それでも微塵も気付かれず…
誰よりも傍にいるのに、伝わりそうで伝わらない想いが切ないです。

一方の野末は外川との距離感の変化に戸惑いながらも
彼と過ごす時間を居心地良く感じ始めていました。
口いっぱいに頬張って食べる姿や下がり眉で困ったような笑顔、
自分だけが知る外川を可愛いと思うように。

そして、その感情は次第に“部下”の枠を超えてゆきます。
抱きしめられれば心臓が飛び跳ね、メールの返信一つに振り回され、
好きな子がいると聞けば気になるくらいには意識しているのに、
予防線を張ってしまい中々進展せず。

けれど、気持ちを抑えきれなくなった外川から想いを告げられ…
この場面、胸がぎゅっとなりました。
シンプルでまっすぐな外川の台詞が突き刺さります。
「死ぬほど」なんて言われて響かない筈ない。
完全に外川の告白に心をもっていかれました…

そのことで野末もようやく自分の本当の気持ちに目を向けます。
同性で、部下で、10も年下の男を好きになる怖さ。
だけど、それ以上に外川を可愛く、いとおしく感じる気持ち。
野末は体裁も正論もかなぐり捨て、年齢も立場も関係なく、
ただ一緒にいたいと心からの想いをぶつけます。
対する外川の返事がまたいい。
「俺の人生の一部じゃなくて、すべてになってください」
ってそれプロポーズ(*/∇\*)!

本編はそこで終え、その後の二人は番外編・描き下ろしで描かれます。
こちらも「帰らないで」と後ろから抱きついて外川を引き留めたり、
外川が好きすぎて臆病になってしまうのがいじらしかったり、と
可愛らしい野末さんが満載でした。
外川もベタベタと案外甘えたで、もう最高。
そして、予想外に激しく、生々しいベッドシーンも有。
恋人な二人がもっともっと読みたくなってしまう甘々っぷりでした。

5

入り込めませんでした。

絵も色も出てくる小物(スイーツ含め)もコマ割りも、み〜んなオサレ。

でも何だか疲れました。
多分、コマ割りが細かくてセリフや心情描写が多かったせいだと思います。
の割に、あまり深くない。
考えさせられることも、なるほど〜と思うこともなく、頑張って字を追わされた感が残りました。

それと一番感じたのは「こういう設定があるんです!」「読者にこう思ってもらいたいんです!」というのが見え隠れし、なおかつそれがファンタジーでしかないということ。
例えは野末さん。
39歳であんなに自分のことをおじさんって言う人いないでしょう。
いるとしたら、否定されることを期待した痛々しい人です。
周りの女子からきゃあきゃあ言われてるって設定だし、なおさら嫌味だわ。
「若いよね」って年上から言われて「いえいえ…」って謙遜する流れで言うならまだしも、
本当のおじさんが沢山いる中で自ら口にする人がいたら、相当KY(死語)です。
そんな人が仕事が出来る?
ちょっと想像できません。
何だかリアルでない、作った感があるな〜と感じてしまいました。
仕事に関しても、部下のフォローをそんなにしてるように見えなかったし、出来る男って言うのも環境設定だけ見せられて具体的エピソードはほとんどない。
部下を持つって嫌な役回りもしなきゃいけないことあるのに、ごめんねえへへって笑って「かわい〜♡」って言われるようなぬるい関係、これも理解できません。
私の経験が浅いせいでしょうか。
そもそもおじさんという自覚がある人はそんなことしないと思うし。

野末さんだけでこんなになってしまった…

要するに、どれもが「設定ありきのエピソード」という感じに見えてしまって(本来こういうものは自然に物語に挿入されるものであって、読者に感じさせてしまっては台無し)、
その設定にも矛盾を感じることがあるし、
そういう表現の甘さが「絵物語だな〜」と思わせて入り込めませんでした。

24

言葉が刺さりました。

アワードを受賞されていたので購入。

絵柄などあまり買わない系統でしたが
びっくりするほどハマりました。
こんなに繊細に大人の恋を描けるって凄すぎます!

セリフ含め心の声等がめちゃめちゃ長文で
読み終わった時の達成感たるや..(笑)
でも、その言葉選びのセンスがすごく素敵で
こんな素晴らしい作品になぜ早く出会わなかったのか..

女の子ごっこを通じて少しずつ、少しずつ
外川に想いを寄せに行く野末さん最高でした。
書き下ろしが可愛すぎて暫く現実に戻って来れません。

素敵な作品を読めて幸せです!!

3

小説を読むかのように

評価の高い作品の続編ということで読むのを楽しみにしておりました。

前作は高評価納得!の作品で本当に楽しませて頂いたので( ◜◡◝ )♡

今回の作品もとてもいいお話でした。
ただ楽しみにしている=期待大!って事でおのずと作品評価のハードルも上がるので素晴らしいと思う反面残念だなあと思ってしまう辛口部分が際だってしまいます。

私的には今回の外川さんは‥
とても仕事の出来る上司には思えなかった‥四六時中彼氏の事でうんうん悩み仕事に影響し部下に迷惑かけてる‥おいおい!ちゃんと仕事はしようよ!

流れるような会話劇。
つらつらとフキダシの文字を読み連ね、気が付くとお話に引き込まれていきます。
コマ割りもキャラの表情もたんたんとしているのですが‥なんとも押絵を見るかのようにきれいでその雰囲気作りにはあっぱれ!

小説を読むのが好きな人の方が面白い作品なのではないかな?
っと私の勝手な見解でした。

2

可愛い大人達のピュアなラブストーリー

すごくおしゃれで、なんだか上品な雰囲気のお話でした
パンケーキとかパフェとか野末さんの手料理が美味しそうで、細かで繊細な画の作家さんですね

BLを越えて生き方改革?のような出だしで、後悔なんてしょっちゅうしてるけど、でもそれって必ずしも悪いことではないのかなと、思わせてくれました
でもしっかりBLもしてて
特に外川からの告白シーンは、素晴らしかったですきゅんとしました切ない
外川以外と健気でいじらしい( ´_ゝ`)硬派なのにそのギャップがたまりません
外川への愛を自覚してからの、野末さんがますますかわいくなってて乙女のようです
二人の会話のテンポも良いですね外川の憎まれ口に本気でぷんぷんしたりする野末さんがかわいいです
続編も出てるようなので、そちらも楽しみです

3

え、なにこれ、凄い...え、凄い

という感じに、読後は、『凄い...』以外の感情が無くなる、全ての思考を上塗りしてくる、全宇宙の神的BL本です。(真剣)
私は野末さんとほぼ同年代なので、余計にグサッと、グッと、クるものがありました。

何か、いい感想を述べたいのは山々なのですが、下手にああだこうだ述べるのも、この2人のお話に対して野暮な気がして、私にはとても出来そうも無いので、兎に角まだ読んでない人に届く様に、そっと神評価をしておきます。

4

おしゃれBL✧

この作品は、ほんとにオシャレ!私の中でオシャレBLに該当します。佐岸左岸先生の、春と夏となっちゃんと、、、も好きでしたが、この作品は、さらに野末さんの四十路という哀愁と可愛らしさがさらにいい雰囲気でマッチしていると思います。
野末さんのお部屋なんておしゃれカフェみたいな笑
久しぶりに読み返すと、ああやっぱりこの世界観好きだなと実感できる一冊です!
野末さん、外川くん、ほんと良かったね!ハッピーエンドの後日談がもっと読みたいと欲が出てしまいます( °ཀ°」∠)

3

読んでいくうちにクセになる!

最初に試し読みしたときは、ポエムっぽいモノローグと長セリフと1ページに大量の小さなコマが詰め込まれた画面に、いまいちはまりきれずに除外してました。でも増量試し読みで見事にドはまり!スルメ系なんですかね~この緩い空気感にハマるともう萌えの宝庫でした!

アラフォー上司の野末さんがもう可愛い~!外川の顔に似合わなすぎる行動に振り回されて戸惑ってて、でもちゃんと付き合ってあげるノリの良さ。たまにノリが過ぎて外川を赤面させちゃうところも良き!
外川は屋外で紙新聞立ち読みする29才なとこは微妙だったけど(競馬新聞読むおっさんみたいで)、硬派っぽい表情の変わらなさで頑張ってる感じは好感持てました。顔と行動のギャップは萌えだ~!!
外川の私服がダサいのはわざとかな?10才差には見えないセンスで良きカップル。精神年齢差はもっとずっと小さいよね~と思いました。

告白シーンは神!アラフォーさんのシワが消えて乙女になっちゃってw手の表現とか、ぱっとやっちゃう野末さんが良くって。
えちシーンは逆にあってびっくりしたw全然そんな空気出してなかった二人が急にそんなことになっちゃうと萌え度上がりまくり!

キャラクターがすごく好きで、セリフにぐっときたとか私にはなかったですけど、ゆるきゅんな空気が良かったです。

2

自己啓発本クラスの満足感

BLという意味では野末と外川のラブストーリーだと思うのですが、それよりも大人たちの青春物語というか、野末の成長物語だったのかなと思います。後悔も幸せも覚悟もまとめて成長に昇華できるってすごい。自分の殻を破って、年齢すらチャンスに変えて告白する野末にパワーを貰いました。大人の男性かっこいい。
また、私はちょうど外川と同い年なので、就活で突然何やりたいか聞かれて困ったことや社会人でうまくいかなかった話を同じように感じました。野末は上司としてもすごく魅力的だと思います。外川が好きになっちゃうのは仕方ないですね。

二人共それぞれ欠陥があるけど、お互いがお互いの弱い部分を埋めてますます成長していきそうだなと思いました。幸せなお話です。

1

なんなんでしょうか

この可愛らしい恋愛までの甘酸っぱさ。
真面目に社会人として生活してる中での、2人のリアルな心の距離の縮まり方にきゅんきゅんしながら読みました。

0

「じゃあ、やりますか。女の子ごっこ」

BLで女の子ごっこときたら…!なんて下世話な話ではなく、心温まるヒューマンドラマ的BL

なんとなく、日々を生きる39歳のノズエさんと、彼を慕う10歳年下のトガワくんのラブストーリー

何が嫌ってわけじゃないけど、いろんなことが面倒になって、何もかもがルーティンと化してしまっているノズエさんの日々。出世欲もなければ、結婚願望もない。ただただ、日々を淡々と送っていく。そして、そのことに怯えている

そんな、代わり映えのない毎日に、新しい色が加わる。何気なく発した一言から、部下であるトガワくんと一緒に始めることになった“女の子ごっこ”。初めは様々な目新しさに心を奪われた。しかし、いつからかその対象は、モノやコトからヒトに変わっていて…

新しいことに一歩踏み出せなくなった中年男性を包み込む、トガワくんの、温かくてエネルギッシュな愛。不安ごと包み込んでくれる、年下の彼。読後、優しい気持ちになる作品

とっても素敵ですが、「萌」ではないかも?

2

好きな人だったらどんな小さな変化にも気付く

社会的には立派な大人でも恋に対しては臆病だったり消極的だったり。一歩を踏み出すのはなかなか難しい。
ふたりの物語は身近にあり得そうだなと思いました。

部下からも他部署の人からも信頼が厚く、仕事も出来て人も良い。そして良いお家にも住んでらっしゃる(笑)
野末は39歳の「安定した今」に至るまで余程がむしゃらに頑張ってきたんでしょう。
そうしている内に乗り遅れて面倒になって、諦めて。まだまだやれると自分でも思っているのに年齢を盾にして逃げ道を作るというのは、外川が指摘していたようにこわかったからなんだろうな。
自分のことを「もう若くないし」っていう人は大体そんな感じがします(笑)

そんな野末の脳内アンチエイジングをした外川の努力が良かったです。
彼の努力は野末を確実に変えたので、外川の粘り勝ちですね。
何度も好きだって言いたかっただろうによくあそこまで我慢した、えらい!

大人ふたりのちょっともだもだした恋愛を見守る気持ちになるような作品でした。

4

癒されました~

ずっと気になっていた作品で、やっと読むことができました。
年下クール攻め×年上美人受けに加えて、スーツときたら完全に好みで、もう最高でした。
働く人として、生きていく上で大切なことが作中でいくつか語られていて、ただのBLで終わらない深い作品でした。
心情の表現や、気持ちの揺れが細かく描かれていて、こちらも心を揺さぶられる場面が多くあり、読みごたえ抜群です!
ただ、ストーリーの展開が大人の恋愛ということもあり、ゆっくりペースなので、じっくり読みたい方におすすめです。

5

明日の自分が楽しみになる

食べ物大好き、スイーツ大好き人間としては、この表紙を見逃すわけには行かず。
プリンアラモードも、クリームがかかったパンケーキもおいしそう…。
パンケーキに添えられたアイスクリームが若干大きすぎる気がするけれど、たまりません。

pixivで1話を読んで、気になっていました。
買ってよかった!読めてよかった!

40を手前に、変化のない生活を送ることを良しとしていた野末。
そんな彼の更年期を心配した部下の外川との「女子ごっこ」が始まって…。

最初は「言うほど可愛いかなあ?」って思ってたんです、野末のこと。
周囲に「可愛い」「母性本能をくすぐる」と言わせて、そういう風に思い込ませる戦法だな!?と思って身構えたのに…、身構えてたのに…。

しっかり可愛い。
なんだ、この39才は。

外川との会話のテンポも良くて、ほんとに掛け合い漫才みたいなんですよ。
そういうときに野末がムキになったり、へそ曲げたり、開き直ったりするのが可愛くて。
部下に「アンチエイジングに付き合ってくれてありがとね」って言っちゃう39才。
ほんとに何でしょうね、この可愛さは。

2人で出かけて、女子みたいにいっぱい話して、甘いものを食べて、きゃっきゃする。
一歩踏み出してみたら楽しいことは世の中にたくさんあって、毎日がキラキラし始める。
新しいことをするのが面倒じゃなくて、次は何をしようかって考えるのも嬉しくて。
そういう野末のうきうきした気持ちがぜーーーーんぶ伝わってくるんですよ。
可愛い。わたしも一緒にうきうきしたい。

だからこそ、外川が気持ちを抑えきれずに告げた後の落差が切ないんです。
一個ずつ確認するように、「ふつうの上司と部下は〜しない」と並べ立てる野末の気持ちが分かるから。
そうやって一個ずつ否定していくことで、自分の中にあった楽しいという気持ちも、嬉しかった気持ちも、外川が全部くれたものだという感謝も、芽生えていた想いもひとつずつ潰していって、元に戻ろうとするけれど、戻った後に残るものは?
何もないんだって気付く。
何もないよりももっとひどくて、芽生えた想いだけが失う楽しさの分余計に大きくなって残る。
この辺りのモノローグ、読んでください。本当に良いです。

言葉選びも良いし、センスも良くて。
趣味としての料理と自炊好きのところ、「分かるー!」って大きく頷きました。
「後悔は幸福になる糧で、人生の燃料」という言葉は、ノートにメモしました。
結構この1冊でいっぱいメモを取ったので、今回電子版を購入したのですが、俄然紙も欲しくなりました。

野末の住む平屋の一軒家は文化住宅と米軍ハウスを混ぜたような雰囲気が素敵。
外川のリノベ済みの古いアパートも味があって素敵。
野末の家がちょっと我が家に似ているせいもあって、大嫌いだった庭掃除が好きになれそうな予感までしてます。

何だかものすごくワクワクした気持ちが、読み終わってからも続いてます。
わたしも心のアンチエイジングをしよう。
明日、何かいつもと違うことをしてみよう。
家族にいつもの3倍くらい優しくなれそうな気分です。

素晴らしい作品に出会えました。
この気持ち、少しでも多くの方に味わってほしいなあ。

30

まるで小説を読んでいるような充足感

この漫画を読んだ人はこう言うだろう。
「丁寧に日常を描いている」と。

一コマ一コマの描きこみが美しい。
数ページめくって抱いたのは、漫画の描き方も新しくなってきているなという感想だった。
漫画に重要な役目を果たすコマ。ここに、人物、セリフ、シーンを描いて繋いでいく。そうして、一つの作品になる。
漫画史を研究しているわけではないし、一般的にただ読むくらいなのだが、最近こういう「コマ」という存在に独特な感性を持っている作家を見かけるようになってきた。
まさにこの作品がそうで、令和ならではだろうかと考えてしまう。
もちろん、昭和・平成とこういう特殊なコマを配した漫画はあるのだろうが、絵のセンスや配置の仕方等、私はこの作品でBL漫画というジャンルにおいて新しい息吹を感じた。
まるで、写真系SNSのような箇所があったり、コマ内のひとつひとつの書き込み物は背景、人物、静物ともにもれなく細かく丁寧だ。

気持ちの流れの見せ方も美しい。
しばらく読み進めても「これはBLか?おじさんを巻き込んだオシャレな漫画ではなくて?」と頭をひねってしまうほどにBL漫画を感じさせないのに、だんだんと外川という男の一途さが野末に通じろと念を送ってしまうほどゆっくり、丹念に描かれる。気づいたらBLになる。
その描き方たるや膝を打つばかりである。
外川が野末と「女の子ごっこ」と称したデートに誘い出したところでさえ、シャレがきいてんな、オシャレかよ…と思わず一人ごちてしまったし、他の人間と交流を持とうとする野末が外川がおもしろく思わないシーンなんかも、一切表情を描かないだけで「嫉妬」とか「おもしろくない雰囲気」を見事映し出していて、天才かと唸ってしまった。
外川の気持ちが溢れた箇所も、静物、擬音、そのすべてで表現されてなんと気持ちのいいことか。見てて惚れ惚れしてしまった。あと、野末の覚悟が決まった後の描写にも。

新しい息吹を感じたと先ほど描いたが、その一方でところどころ潜むなつかしさがある。
その懐かしさの正体はわからないが、例えるならリノベされた喫茶店のような雰囲気とでも言えば伝わるだろうか。

作品全体の懇切さは、BLアワード2021ノミノートにふさわしいだろう。
神評価が多いのもうなずける。まるで小説を読んでいるかのような充足感だ。絵のひとつひとつが文字や言葉に匹敵する質量を持つ。
……と、書いたところでなんでお前は萌やねんってなるけども「職場の上司に恋する後輩」という図式にそこまで心惹かれないからだ。どっかのレビューでも言ってるけど「バッてして、ボアーッ!!」みたいなアツい作品が好き。

4

神な一途さ

何気なく手に取った漫画だったのですが、衝撃的でした!!
こんなに完璧で理想な漫画あるのかと笑
ストーリー性、絵柄、コマの回し方が他のBL漫画と度合いが違います!
何度も何度も読み返してしまう漫画です笑
受けの可愛い異常ですよ何年たってもこの方可愛いですよ女でも攻めの立場でおとされます笑
攻めはもう理想のスパダリ文句なしの攻め様でございます。
読んでない人は絶対読むべき神漫画
この作品はずっとおすすめしていきたいと思います!!

3

素敵な作品

今まで読んだ中で一番ほっこりする内容で素敵な作品でした。見終わった後に幸せになる作品です。

3

39歳? 個人差はあると言っても……

 かなりひねくれた見方をしていますのでご注意ください。読後の率直な感想です。



 受けの野末さんは私と同年代の39歳の設定。本当に?

 年齢を重ねると恋愛や失敗が怖くて臆病になる気持ちは分かります。けれど個人差があると言っても、あまりにも枯れ過ぎて老けこみすぎている。
 特にひどいのは39歳になってようやくガラケーをスマートフォンに替え、操作が覚束なくて攻めの外川くんに教えてもらっていること。
 スマートフォンが一般的になり10年は経っています。当時20代であればどんな機械音痴の人だってスマホに替えていましたし、スマホに替えない人は強固なポリシーがある人で、逆に目立つと思いますし、当たり障りなく刺激を避けて生きているような野末さんと合っていないと思います。使い方にしても、現在39歳と年齢を重ね、かつ機械が苦手なタイプでも、学生時代にはインターネットが普通にありましたし、パソコンの基本操作くらいは誰でもできる年代です。仕事で評価を得ているような人が、アプリのアカウント切り替え分からなかった~という年齢ではないとも思いました。

 正直に言って、39歳というガワに、イメージ50代以上の中身が入っている印象でした。考え方やエピソードがものすごくおじさん。

 それでいて、ちょっとした下ネタに恥ずかしがるような表情をしたり、相手の様子にやきもきしているのが他人の見ている前で態度に現れたり、外川くんの好意を見て見ぬ振りしたり、気を持たせるようなことを言ったり、臆病になっているだけの39歳とは思えないあざとさや不誠実さ。
 いくら野末さん自身も葛藤し苦しみ、最終的に覚悟を決めたからと言って、10歳も年下の後輩に気を持たせて振られたと思わせるような態度で傷つけたこと、『君が好きだよ(ニコッ)』で許される年齢とは思えません。外川くんが許したとしても、39歳にもなって相手の気持ちを思いやれず、自己中心的な人間だな、自分がこんなにも遅れて告白して、今までの不義理もごめんねって謝りさえすれば、相手がまだ喜んでくれると思っているんだな……と感じました。そういうキャラクターだということなのかもしれませんが……。

 仕事ができるはずなのにスマホの操作に戸惑っちゃうくらいおじさんで、恋すると初恋みたいに自分のことしか見えていない。野末さんがちぐはぐで、39歳という説得力や魅力を感じられなかった。人格には当然個人差があるので、リアリティとは言いません。どういうキャラクターなのか、何故この個性的な人格が形成されたのか、作品内からイメージできるからこそより共感し、楽しめるのだと思います。例えば、定番ですが、若いときに手ひどい失恋や失敗をして臆病になってしまったという設定ならまだ納得できたように思います。普通に仕事を頑張って、新しいことに消極的に生きただけで、このよく分からない39歳になるとは思えない。

 そんなギャップが支持されるのかもしれませんが、私には萌え要素の盛り過ぎに感じて……これってつまり、おじさん受けならではの萌えは感じたい、でもリアルなおじさんだと年齢が気になるからギリギリ39歳で妥協しよう、恋愛要素は若い読者層にウケる描写にしよう、ってことじゃないのかと思えて、商業BLを読んでいて初めてショックでした。最初からなんちゃっておじさん受け作品というならともかく、年齢や人生観を丁寧に扱っている作品だからこそ……。
 39歳がガチのおじさんエピソードを持っていても、そんなものなのかな?と違和感のない年齢の方を対象としていて、最早自分のような、野末さんのキャラクターに違和感を覚えるリアル30代後半は、この作品にとって読者と思われていないということなのかと。

 野末さんが外川くんに惹かれていく過程や外川くんが野末さんを好きになったきっかけなど、ストーリーや言葉遣いに説得力があり、綺麗でおしゃれで細部まで書きこまれているイラスト、個性的なコマ割り、魅力はたくさんありましたが、野末さんというキャラクターが私にはあまりにも理解の範疇外でした。ひねくれた見方をしてすみません。

24

おぐりん

同感です。まさに自分が感じた違和感
野末さんはなんちゃっておじさん
最早、自分もターゲットの読者層ではないとかんじました。

心がとっても浄化されました

ここ最近買ったBLのなかで1番好きです。
とても評判が良くて購入しましたが、想像以上にとても素敵な1冊でした。昨年秋に購入してから、もう何度繰り返し読んだか分からないくらい、ずっと何度も読み返しては癒される日々を送っています。

この本は主役の2人の間に流れる時間がとても心地よいです。
少しずつ歩み寄っていきますが、その距離の近づき方がとても丁寧でゆったりとした時間が流れています。
合間に出てくるスイーツがとても美味しそうで、それがまた癒されます!
時折見せる外川の照れ顔が可愛くて、外川を応援しながら読みました。
告白シーンも外川の気持ちが溢れていて、すごく良かったです。
読みながらこの作品はそういうシーンはないんだろうなーと思いながらページをめくっていましたが、まさかの描き下ろしで…!!
大興奮しました!
2人のイチャイチャを最後まで見れて本当に嬉しかったです。
この2人が大好きなので、さらに2人のその後が見たい!!
続編心待ちにしています。

5

文句なし♡

基本的に電子版を購入していますが、こちらの作者さんのマンガに関しては絵の雰囲気や話の流れ、作風がタイプで電子版、紙の両方を購入しています

まわりの友達にもこそっと教えてあげたいけれど誰にも言いたくない秘密にしておきたいカフェのような、寝る前にもつい手をのばしてしまうほど大好きな一冊です

主人公の丁寧な暮らしぶりや、パートナーや同僚ののやりとりからも学ぶことがたくさんあったり…と、レビューを書きながらマンガに思いを馳せる私
続編も楽しみ!

5

後悔の味と、それから2人の幸福へ

とても好みの表紙と、裏表紙の
「好きです。野末さんが好きです。死ぬほど。」というシンプルで胸に来る短いフレーズに惹かれて購入しました。

2人ならではの言い回しやいつもの会話が作中に何度も出てくるのが二人の関係性が少しづつ積み重ねられていくようで見ていてほのぼのとします。豆板醤のくだりがとてもすきでした笑

以下ネタバレ含みます。

四十路手前、2度目の成人を目の前にした野末(のずえ)が欲の浅い、掴みどころのないふりをして、出世の責任が増えることや恋愛をすること、これから何か新しいことを始め失敗することを恐れていることを、野末さえも無欲なだけだと自分に言い聞かせているようだった。

テレビでみた美味しそうなパンケーキを食べに行くことさえも。

そんなことを駅のホームで若い女の子たちを眺めながらこぼした野末を見計らった外川(とがわ)は”女の子ごっこ”と体の”アンチエージング”をしようと持ちかけ、野末はそれに承諾する。

こうして始まった二人の女の子ごっこはパフェを食べに行ったりガールズトークのマネをしたりアンチエージングの一環で写真を撮り合ったり…と順調に進んでいく。
そんな中で垣間見得る外川の野末への愛情の大きさが要所要所にあり、ドキドキ出来ます。

最初は新しいことを恐れ、出世の話や合コンを全て断り続けてきた野末が外川とのアンチエージングの末、外川への気持ちに気づき思いを伝えるシーンには序盤の無欲なふりをしている野末とは思えないです(´-`)アンチエージング大成功ですね笑

また左岸左岸先生の作品は初めてでしたが訪れる店の内装や2人の自宅、どの背景や注文したメニューをとってもどこもオシャレですごいです。
ほぼ表紙買いでしたが成功でした!
内容もページも厚く、軽くひとつの映画を見てるような気分になれるので時間がある時にゆっくり読むのに適していると思います。

拙い文章でわかりにくく申し訳ありません。
ありがとうございました!

2

好きにならずにいられない

何度もトライしては調子が悪くて挫折しての繰り返しでやっと読了できました。

すごくいいお話だった。BLとしても、人としても、人生観としても。

ただやっぱり調子が良くなくて心をすごく動かされることが出来なくて悔しい。要再読です。

年(と容姿)を言い訳にして怖がって面倒くさがって、楽しむことや挑戦することを諦めて…。自分にも当てはまって、うっと来ました。

いくつになっても何でも出来る、自分さえその気になれば。
さらにそこに自分のことを一番に考えてくれて、一緒にいて楽しくて、その相手も楽しませてあげたい、明日も明後日もずっと一緒にいたいと思えたら…。

ダメだと思う自分を変えたいと思える言葉をかけられたら、それにすごく心を動かされたら…。

外川も野末もお互いに好きにならずにいられないですよね。

番外編や描き下ろしもとっても良かったです。
乙女で悲観的な野末と辛坊強く待てをするけどやりたいことはしちゃうし、どんな野末も可愛くて仕方ない外川。
外川の前向きさ寛大さ自信やこだわりに流されないところとか、きっと野末のおかげだよね。

いいカップルでした。

4

後悔は幸せになるための燃料

初めて読んだ佐岸左岸先生の作品です。

会社員 外川(29)と上司 野末(39)のお話。

今まで読んだ作品とは異なったテイストで、冒頭から物語に惹き込まれました。
佐岸左岸先生は個性的なタッチですが丁寧な絵柄なので、どこかあたたかみを感じます。
また、背景や造形物などの描写をきちんと描かれているのも、ドラマを観ているようでイメージが湧きやすかったです。
個人的には、コマ割りが独特なのが面白いなと感じました。

40歳を目前にして、出世欲はなく、結婚願望もなく、集団欲もない…毎日をただルーティンワークのように過ごすだけ。
そんな野末に部下の外川がアンチエイジングを提案しました。
「後悔は貴重な燃料ですよ」
野末の後悔を燃やして幸せになる手伝いをしたい。
ずっと片想いをしている相手だからこそ、外見ではなく心の変化に気が付いたのでしょう。
外川の提案を受け入れた野末は、平日に限らず休日も2人で出掛けて、お洒落なカフェでスイーツを注文し、おNewのスマホで写真を撮り、たわいのないトークをして、少しずつ生き生きしていきます。
誰かと何かを共有できることって幸せなことですよね。
そして、いつの間にか外川のことが気になっている自分に気が付き始めるのでした。

おそらく、ある一定の年齢を重ねている読者様には共感できる部分が多かったのではないでしょうか?
世の中の進化や変化についていけず、視線や失敗を恐れてしまう。
だから、何もしないまま毎日が過ぎていく。
例に漏れず、野末も自分の価値観から抜け出せない。
でも、外川が外の世界へ連れ出してくれたのです!
女の子ごっこでアンチエイジングを提案する外川のアプローチは上手いなと思いました。
さらに、硬派な外見とは異なり、野末に対する優しさやセリフにもキュンとしちゃいました。
うーん、外川っていい男だな~。
おすすめは、野末の告白に対する外川の返事です。
「…俺の人生の一部じゃなくて、すべてになってください」
(」〃>Д<)」きゃぁぁぁぁぁ♥
キュン死にするかと思いましたよ(汗)

途中、恋愛におけるスレ違いやモダモダはあります。
逆にないと困るのですが(笑)
そのすれ違いやモダモダも自然なストーリー展開だったので良かったです。
だんだん外川のことが気になり始めた野末さんの戸惑いや切なさが伝わってきて、こちらも胸が熱くなりました。
仕事は完璧に熟し、性格も良く、誰からも愛され、それなりに経験もある野末が、まるで初めて恋した時のように翻弄されていく様子は必見ですよ。

番外編
本編のその後のお話です。
お付き合いをスタートさせてから2ヶ月過ぎました。
…が、まだセックスは未体験の2人。
最後の外川のセリフに全てが詰まっている!

描き下ろし
待望?のHシーンです。
ベッドでも可愛い2人にほっこりしました。

究極のアンチエイジングは、愛のあるエロだと思っています(笑)
まずは、恋することから始まりますよね。
大人になればなるほど、変化を受け入れるのはこわくなる。
でも、それが運命の恋ならば?
一途な外川と憶病な野末の恋をこの先も見守りたい!
まだご覧になっていない方は、ぜひお読みいただくことをおすすめします。
想像されている何倍も素敵な作品なので、きっと驚かれると思いますよ。

現在、ihr HertZ で『オールドファッションカップケーキ with カプチーノ』が連載中です。
単行本の発売日を楽しみにしています♡

4

三十路×四十路のリアルで可愛い恋模様

三十路の若手エリート部下・外川×四十路のほんわか拗らせ上司・野末。
三十路×四十路のリアルな上司部下関係と、初恋のような初々しさのコンビネーションが最強でした。
会社の立ち位置や、おうちの生活感など、描写が綿密なので没入感も半端なかったです。
数えたら驚異の12コマあるページも…!
繊細なタッチも相まって1冊の満足感もすごい。
何より、外川が大好きな野末の拗らせを解していく過程が可愛く、合コンでヤキモチ妬くシーンや、一方で野末が外川からメールの返信来なくて拗ねるシーン、可愛さの破壊力に心臓やられました。

3

名セリフたくさん

久々に良いBLを読んだなという気持ち。
他の方もおしゃってますが、ほんと心に刺さる名セリフが多いです。
ただ、これでもか!ってくらいあるので、ちょっとお腹いっぱいになっちゃいました。
名セリフはひとつふたつの方がグッと印象に残るのではないかなーと。
冷静に考えると「女の子ごっこ」を大人の男二人がしてるってのはイタイ設定だなと思うんですが、先ほどの名セリフや心理描写の丁寧さで違和感なくまとまっていると思いました。
絵柄があまり好みではないのと、受けの野末さんが美人設置なんですがそう見えない(すみません)のがちょっと残念。
でもお話としては本当に良作でおすすめです。

3

間違いなく神。特に攻めがやばばでした!

いやあ、これはやばいですね。
納得の高評価。最の高。てか神作品ではないですか!
BLじゃないとしても良い作品。遅ればせながら読みましたがこりゃ早く読めばよかった、、素晴らしかったです。ため息。
40歳と30歳の恋愛
まずリーマン2人でパンケーキとかやばくない?
そいで私は特に攻め君にやられました。
かわいくて寡黙にむっつり最高一途な年下攻めがここにいるぞ。
めちゃくちゃ萌えさせる男だよ。
こんな男に愛されたいよわたしもと思ってしまった、、
BLまんがからときめきとエロを摂取していますが
めちゃくちゃときめくし羨ましかった受けが!
めっちゃ愛されてるよ野末さん。
ひたすらうらやましい。何言ってんのって感じですけどなかなかそんな感想はないですよ?
そして付き合ってからの番外編もやばかったです。
あのタイミングでの「結婚してください」の破壊力。やられました。
書き下ろしは読者サービス?個人的には2人のセックスはなくても神でした。
あととにかく言いたいのはリーマン最高!ってのと
もう80まで仲良く添い遂げてくれよチキショウって感じです。

6

おじかわ!

年下×年上は普段あまり読まないのですが、受けの可愛さに「おじかわ!!」が止まりませんでした。

攻めが無口っぽいビジュアルなのに意外にもたくさんしゃべる(いい意味で)ところもギャップで楽しめました。

受けをアンチエイジングしよう!と攻めが企画しおじさん2人でパンケーキやパフェを食べに行くのですが、その描写がなんとも可愛らしかったです。

職場で家の鍵を返すシーンがあるのですが、受けが攻めにさりげなく返して的な注文をつけるところがキュンッとしました。付き合ってもないのに!めちゃくちゃ意識してるじゃん!!と笑

臆病な受けと物怖じしないまっすぐな攻めの相性の良さが安心して読めました。

また、最近は「きのう何食べた?」「おっさんずラブ」や「おじさんはカワイイものがお好き」などおじさんが主役ものも存在感を発揮していますし、次の映像化はオールドファッションカップケーキがいいです!笑

3

これは良い年下攻め!

評判がいいのを耳にして今更読みました。
世間の高評価も納得のストーリーの良さと絵の綺麗さでした!
何かセリフの多さに腰乃さんを思い出したり…。
目線のみとか表情の変化のみとかのカットがかなり多かったり。
攻めが節度のある少し変態な年下攻めなのも良いし、アラフォー美人の受けがとても感度が良さそうなのも良いです。
ただえろはほとんど無く最後におまけで少しだけって感じなので出来ればこの2人のイチャイチャをもっと見たいですが。
作者さんまだ2作目?なんですか?凄いですね絵もストーリーも上手くて、若い人なのかな?
何かついにハグ来るか?チューするか?って思わせてしないーってシーンが10箇所ぐらいあって悶ました(笑)。くっつくまでにとても時間がかかるという事なんですが。

5

外川さんはとても好みの攻めでした。

作者さんの作品は独特の雰囲気というかリズムみたいのがありますね。
前作の「春と夏となっちゃんと…」もそんな感じでしたが、4コマだったので区切りが早く、お話に乗り切れなくても小休止が打てたんでしょうね。
すごく良いお話で…でも読了後一度も読み返してない作品なんですよね。
作者さんとの相性なんでしょうか…。
今作もそのリズムに私が上手く乗れなかったです。
なんでだろ。

受けの野末さんも素敵なアラフォーなのですが、個人的にハマれないキャラクターでした。
体型、髪型、お顔立ちにおいて非現実味がつよくて、想像しにくいキャラだったんだと思います。
攻めの外川さんは年相応の素敵攻めでした。
ちょっとキリッとしたワンコ。大型犬ですね、シュッとしたやつ。

4

キャピキャピ女子を真似てアンチエイジングしよう!!

評価が高いのがよくわかりました。

野末の同年代だったら思わず「わかるわー」と言いたくなることが多々あります。
日々慣れた仕事と人間関係の中、そこそこの幸せと安定があって大きな変化を望まない。
出世も恋愛もめんどくさい、もう色々いいかなあ…なんて思っちゃう年頃でもあるんですね。

40手前とはいえ可愛い上司の野末。仕草が可愛いけどふとした表情に色っぽさがあって外川の気持ちもわかります。ペットボトルの水を飲む口元とかのどの辺り。おでこにパラリの前髪とか。
その10歳年下の部下である外川。言葉の端々に野末さん大好きが溢れてしまうイケメン。

キャピキャピした女子達を見ていいなあ〜なんて言う野末の発想からアラフォーとアラサー男子のふたりで『女の子ごっこ』でアンチエイジングしよう!っていうのが面白い。

外川の「年齢差やマイノリティっていうのは故郷や応援する球団の違いくらいのもの」っていう言い方がいいなと思います。当事者にとってはそんな軽いものじゃないだろうし苦労があるのは想像以上だと思いますが、そんなことに怯えて大事なことから目をそらしたり逃げたりしないでほしいという気持ちが伝わって来て、行動することで起こる反発や他者の思惑ばかり気にして本質を見失うことの方が惜しいと思いました。

こんな素敵な上司がいたら私も「彼が結婚して妻子のことを語ったりしたら幻滅だしどんな相手でも許せん!」って気分になりそうです。でも、同僚のイケメンくんが甲斐甲斐しくお世話したりたまに同じシャンプーの香りをさせていたら女子仲間とキャッキャと話題にするし日々の潤いとして密かに応援することでしょう。

いくつになっても、新しいことを始めたりここぞというときには頑張るぞ!と思わせる作品でした。

10

内容は文句なし。今年のベスト候補確定。しかし個人的に…

ストーリーは好みド真ん中、背景や細部に至るまで丁寧な描き込み、心情表現も巧みで、「今年のベスト!」と思いながら読んでいました。

しかし、読了後の印象は、「野末さんの髪型は、アラフォーサラリーマンとしてアリなのか?」
何回読み直してもそこが引っ掛かって、どうしようもない、のです。
あれだけ細部までリアリティー溢れてる(雰囲気)なのに、なぜか髪型だけファンタジー感。
顔のアップだけだと、女性上司に見えてしまい、BLじゃないいい話を読んでる錯覚に陥りそうでした。

とても良いお話です。ただ私が気になるだけなんです。

7

萌えの塊……!

最初から最後まで萌がみっちり詰まっていて、もう言葉が出ません……あぁ尊死……!

5

丁寧に読みたい1冊!!

久々に好み…というか何だか、今まで求めていたのにここまで読んでいる間も読後も満たされる作品に出会えていなかったことにショックを受けました。
それに気付かされたと言いますか。

人物の絵柄はもちろんのこと、言葉選びや細かく描かれている生活の様々な小物が刺さります。

思いが溢れて告白してしまった外川が拒絶を覚悟してからの流れが、BLではとてもよく使われますが、それまでの経緯を思うと胸が締め付けられるし、同じようなシーンでも他作品では味わえない感覚でした。

きれいにまとまっていますが、何事もなかった野末さんの生活がこれから先、外川といることで心乱したり振り回されたり、振り回したり。そんな今後を見守りたいです。

最初から最後まで丁寧に読みたいな〜とじっくり時間をかけて読みました。とても心に残る1冊になりました。

7

大人になってからの生き方を教えてくれるBL本笑

基本的にBLは萌えたいとかエロいものが見たいとかで見るんですが、こんな人生について考えさせられるBL本はなかなかないなと思いました笑

まだピチピチの新社会人だった外川に、酔った野末さんが掛けた言葉が心に残ってます。「後悔は幸福になるための糧で、人生の燃料です」
ふと、自分の生き方を振り返ってみると、何にもしてないなって思う事が誰しもあると思うんです。この言葉は何もしてこなかった人の背中を押してくれるなって、実際押してもらった気持ちになりました笑
ここの一連の野末さんの掛けた言葉が全部刺さってます。「大丈夫。君はまだまだ、これからもっと自分を好きになっていけるよ」とか。え?こんなの言われたら泣きますが…こんな素敵な上司に出会いたかった…。そら外川も好きになっちゃうよ…。

野末さん、スマホすら使いこなせないアナログな人だったのに、外川に教えて貰って新しい事に挑戦してる姿がとても可愛らしかったです。外川流アンチエイジングが気に入って、休みの日のお出かけのお誘いをしたはいいけど返信がなかなか帰ってこず、1人モヤモヤしてイライラしてちょっと素っ気ない態度とったりして…え?どんだけ可愛いの…。しかもオチが返信きてたのに見てるアカウント違ってて気づいてなかっただけって…。素っ気なくされたあとにその理由を知ったら怒れるわけもない笑

野末さんの歩み寄りで2人は結ばれるわけですが、ここでの野末さんの告白もグッときます。言葉選びが本当に角がなくてすっと心に染みます。自分の年齢を卑下しがちな野末さんですが、それでも外川の人生の1部になる覚悟があると言った野末さん…なんて男前なの。2人でアンチエイジングした時間は野末さんにとってとても大事な時間だったんだなと思います。

読み終えると明日から頑張ろうって思える素敵な漫画でした!!神︎︎︎︎︎☺︎

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