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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
4巻。
脱獄か否か。究極の選択を突きつけられて別れを悟る2人。同時に燃え上がる欲望も。
…というわけで、2人は最初で最後の(←まあこの時はそういう状況でしたよね)愛を交わします。
2人とも表情は暗め。今だけは、という切羽詰まった感情がよく表されています。
さて、しっかり後ろ盾のあるディックは脱獄を成功させ、残ったユウトにもFBIが接触してくる。
ユウトもコルブスの情報を盾に交渉して、無事に無罪を勝ち取り釈放へ。そしてFBIにスカウトされ、いつの日かディックと会える日を信じて新しい日々へと踏み出していく…
原作小説でいうと「1」の部分ですね。
小説の方だとコルブスはよりサイコ的で、良き人間の外側の内心は狂的なカルト野郎。
彼が絡むディックの過去部分などは非常に陰惨で救いがなく、従ってディックの性格描写も冷たくて、復讐以外何も心に入れない男として書かれていると思います。
コミカライズの方は絵柄の力もあって小説よりは冷たさを感じずとても読みやすい。
英田先生の原作の力と高階先生の絵の力が組み合わさった素晴らしい「DEADLOCK」の世界です。
巻末には書き下ろし小説SSの「Restful Slumber」。
CIAの手引きで脱獄した後のディックが、ユウトとの出会いを思い返すエピソード。
そして、心を覆い尽くしていたノエルがいつしかユウトに替わっていたことを…
よかったです。
思いを告げる場面はユウトからで、それに対してディックの「もう限界なんだ。誘惑しないでくれ」的なセリフは痺れました。
見つめ合い、キスしたり、絡みのシーンも美しかった。
何より瞳が多くを物語っていますね。
切なかったり、愛おしく思っているであろうと伝わる描き方が好きです。
ディックがいつからユウトを好きだったのが聞いてほしかったのですが、それは巻末の小説で明かされていてよかったです。
ディックからは決して思いを告げない、告げられないと決意していたこともわかりましたし。
離れ離れで終わりましたが、この続きの小説ではしあわせな2人が描かれているんですね。よかったです。
コルブスの件を解決させて、きっとあのビーチハウスで仲良く過ごしているのかななんて想像しています。
やっぱりコミカライズは成功ですね。
二人の感情が表情や動きで見られて。眼福です!
山場を越えて2人は別々の道へ…。
本編ももちろんしびれましたが、巻末の短編の番外編がもうすごく良かったです。
ディック視点もあり。
そうかー、ディックはそんなに早い時点からユウトのことを。そんなに想って焦がれて。
絶対にしてはいけないと戒めていたことを、ユウトの前ではコロッと崩れて。あんなことやこんなことを。
何も約束できないから伝えるべきじゃない、触れるべきじゃない…けど。忘れられない記憶になるよね。
二人が見た海辺の夢。いつか現実になると思いますよ。
ユウトが刑務所を出られるようになるまでもっとかかるかと思っていたので、FBIがすんなりユウトを出してくれて驚きました。ユウトの持つカードも確かに強かったけれど、FBIはもっと狡猾な組織なんじゃないかなと思っていたので。でも、無事冤罪も晴れて、次の仕事も見つかってほっとしました。一時的にでも、ユウトの冤罪の可能性を知りながら刑務所に放り込んだのだととしたら、そこで彼が失った尊厳もあるし腹立たしいですが、入所しなければ彼はディックとも出会えなかったかもしれないと思うと、結果論的には良かったとも言えるのかなと複雑な思いです。
ディックのユウトへの気持ちも、元恋人や仲間を失った寂しさから来ているものではなく、ちゃんとユウト自身への好意なのが分かり、より2人に対する萌えが強まりました。ここまで熱く求められたら、ノンケであっても悪い気はしないですよね。ディックはCIAに、ユウトはFBIに所属することになり、目的は同じはずなのに敵対しているという複雑な関係性の下に置かれることになってしまいましたが、その中でも独立した考えを持つ2人なら、きっといつかまた出会って一緒になれるだろうと信じたいですね。小説も読もうと思います。
『DEADLOCK(3)』の続編です。
小説「DEADLOCK」のコミカライズとのことですが、原作は未読で読ませていただきました。
高階佑先生は絵が美麗で、コマ割りがスッキリしているので読みやすいです。
カルフォルニア州立シェルガー刑務所
CIA契約エージェント ディック・バーンフォードと元DEA麻薬捜査官 ユウト・レニックスのお話。
前作では、ディックから一緒に刑務所を脱獄しないかと誘われたユウト。
今作は、その続きから始まります。
刑務所を脱獄すれば、もう家族にも会えず、一生怯えて暮らす生活に送ることになります。
ディックと一緒に…このまま離れたくない。
ユウトの心は揺れていました。
しかし、ディックの申し出を断ります。
「俺はここに残る」
その言葉に、自分の軽率さを自覚したディックは忘れてくれと伝えます。
ユウトは嫌だと断りました。
「――二度とお前に会えなくても…俺は一生忘れないから」
小説「DEADLOCK」は、コミック4巻で完結になります。
最大の見せ場は、ディックとユウトの気持ちが通じ合い、身体を重ね合わることです。
今までユウトに対して自制していたディックにユウトからキスをして誘います。
ユウトを抱いていてもどこか寂しそうなディックの表情に、読んでいてせつない気持ちになりました。
好きな人と結ばれた喜びの裏で別れの時が近づいている。
そして、ユウトにどんな小さな約束もしてやれない。
「俺のことは忘れろ」
ユウトはディックの立場を理解しているので、心の中でディックの幸せを願います。
やっと気持ちが通じ合ったのに…。
ユウトを食料庫に残し、1人で脱獄するディック。
きっと、身を削るような思いで立ち去ったのだと思います。
後半は、ユウトがコルビスの情報と引き換えにFBIと交渉し、刑務所から出所します。
それは、FBIが真犯人を逮捕したためです。
FBIはユウトに交渉を持ち掛けた時点で、すでに真犯人を掴んでいたんでしょうね。
ユウトはこの件でFBIにスカウトされ、クアンティコのFBIアカデミーに向かう飛行機の中で夢を見ます。
海辺に佇むディックがユウトに微笑んでいました。
目が覚めたユウトは、自分が信じる気持ちが未来をつくる、願う気持ちが運命を切り開いていく…そう信じてお前へと繋がる未来に進んでいくと誓います。
別々の道を歩いていく2人。
いつかその道が交わり、一つになることを願います。
コミックはここで終わりますが、続きは小説に繋がっております。
私はコミックから読んだので「うぉぉぉ!!ここで終わり?!」と、叫んでしまいました(汗)
番外編『カップケーキ』
2巻のユウトが熱を出した後のお話です。
番外編『Old friend』
幼少期と大学前のディックが登場します。
番外編 小説『Restful slumber』
ユウトと出会った時から脱獄した後までのユウトへの想いをディック視点で書かれています。
この小説を読まれると、クールで不愛想だったディックへの印象が変わると思います。
アメリカが舞台なので日本ではありえない設定にハラハラドキドキしながら、最後まで読ませていただきました。
英田サキ先生のストーリー構成がしっかりしているので、物語に入りやすく、またメインの2人はもちろん、脇キャラも魅力的で面白かったです。
とくに、高階佑先生の描くキャラのイケメン率が高くてとても嬉しかった(笑)
ディックとユウトの幸せな再会を願いつつ、小説を読ませていただきます。
そして小説を読み終えた後に、またコミックを読み返せる幸せに浸ります。
小説1巻のまるっとコミカライズが4冊で完結です。
3巻のレビューでも書きましたが高階先生で良かった!
コミカライズのレビューを書きなさいよという話ではあるのですが、書き下ろしSSの話を…
STAY収録のお話でも思いましたが、やっぱりDEADLOCKシリーズ(小説)3冊中のディック目線のお話は激しく萌えます。受け目線作品の中にある攻め目線大好きマン。ユウトからディックへの感情は沢山読ませてもらって、その後の2人の甘々も読めるけど、やっぱりこの頃ディックが何を考えてたかって格別にうまい!ごちそうさまです!
小説には挿絵がついてたとはいえ、脳内再生力には限度があるのでコミカライズはありがたいです。
このコミカライズ4巻は本当にいいところで終わってしまっていて、もし小説未読だったら悶絶モノだと思うんですが、この先の「DEADHEAT」はコミカライズされないんでしょうか?
あとがきにはそのことは触れておらず「その後を知りたい方は、よかったら原作も……」となってて、あぁこれでおしまいかなとも思うのですが「DEADHEAT」そして「DEAD SHOT」もコミカライズしてほしいです!!
そして書き下ろしでディック視点のSSがついてるのですが、これがすっごく良かった。
脱獄直後のSSなので、きっとディックも断腸の思いなんだろうなぁ……というのはわかっていたけど、それをきちんとディックの言葉で読めるのって最高です!!
攻めの苦悩が丸わかりな攻め視点大好物な私にとっては、ありがとうございます!!とひれ伏したくなるようなSSでした。
それにしてもディック……
ユウトへの想いと、復讐心という相反する思いに引き裂かれているんだろうなぁというのはわかってた。
わかってたんだけど、予想以上というか。
ユウトのそばに行きたいからといって、夢の中とはいえ、それを思いついて、それも悪くないと思ってる描写に衝撃を受けました。
復讐を果たすまでは絶対に何としても死ねない!死ぬものか!!と復讐心だけを心の支えに生きてきた男なのに……!!
ここがめちゃくちゃ感動しました。
ーーー
覚え書き
・DEADLOCKの一冊が、コミカライズでは4冊にわかれている。
・この続きを読みたい場合は小説の「DEADHEAT」→「DEAD SHOT」の順。
小説『DEADLOCK』の文庫一冊をコミックス4冊にまとめたものが本作でした。
続きは小説でーー!
ということでしょうか?
それならば、読むしかないでしょう‼︎
ただコミックスにはコミックスのいいところが沢山ありまして、
まずは高階先生の美しい絵です。
表紙やカラー扉・本編と、全てがとてもきれいでした。
これだけでもコミックスを読む価値ありです!
そして、描き下ろし小説はディック目線の振り返りのような作品です。
一連の流れ、ユウトへの想いを回想しています。
そして、最後に思い浮かべるのはやはり……という、
とてもエモい内容になっていました。
続きもコミカライズされるといいなと思いつつ、
原作に手を伸ばしたいと思います。
ディックとユウトは刑務所での別れから、暫くの間は離ればなれになるのです。それがあって再会があり恋人になって同棲となるのですが、分かっていても切ないです。
お互いに好き合って身体を繋げるのに、未来を約束出来ないディック。ノエル、ノエル言うもんだからユウトが可哀想で仕方がありません。
でもこれで諦めないユウトは男らしいです。FBI捜査官になりコルブスを追いながら、ディックとの繋がりも諦めていないのです。
ユウトの頑張りが無ければ2人はそのままだったでしょう。
コミカライズ是非続けて欲しいです。
何回読んでるの?と思うぐらい小説を読んでるのに、胸がきゅーって痛くなるので神。
小説1巻最後までと2015バースデーフェア小冊子に入っていたお話+DEADLOCK番外編(2) AWAYにも収録されていた黒ワンコのお話+英田先生の書き下ろし小説8Pです。
雑誌で追いかけていた部分なのですが、やっぱりまとめて読むと思いのこみ上げ方が違いますね。
ディックの想い、ユウトの想いがわわーーーって紙面からあふれ出てくる感じ。
「小説読んでるからいいわ」という方々にも是非手にとっていただきたいと思うんです。
そして最も嬉しかったのがAWAYに入っていたあの黒ワンコのエピソード!
これすっごく好きだったので、こちらにも入れていただいてめちゃくちゃ嬉しい・・・ディックと一緒の施設にいた不愛想な黒ワンコとユウトがめちゃくちゃ愛おしいです。
そして書き下ろしの小説。脱獄直後のディックのお話で、「なんだよ、こんなにユウトに恋焦がれているんじゃんよ!」と思ってしまう内容。ディックの気持ちがより強く分かって、最新刊などでの彼らの幸せな様子を思い出し、ああ良かったよなあと本当に思いました。
小説既読の方ももう一度あのお話をぐぐっと楽しめると思います。私は大好きだ・・