DEADLOCK 2 DEADHEAT

DEADLOCK 2 DEADHEAT
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神247
  • 萌×252
  • 萌14
  • 中立5
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
34
得点
1490
評価数
324
平均
4.6 / 5
神率
76.2%
著者
英田サキ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
DEADLOCK
発売日
価格
¥533(税抜)  
ISBN
9784199004254

あらすじ

宿敵コルブスを追えば、いつかディックに会える―。
密かな希望を胸にFBI捜査官に転身したユウト。
彼を縛るのは、愛を交しながら決別を選んだCIAのエージェント・ディックへの執着だけだった。
そんなある日、ユウトはついにコルブスに繋がる企業との接触に成功!!ところがそこで変装し別人になり済ましたディックと再会し!?敵対する二人が燃え上がる刹那―デッドエンドLOVE第2弾。

表題作DEADLOCK 2 DEADHEAT

ディック・バーンフォード29歳,CIAエージェント
ユウト・レニックス,28歳,FBI捜査官

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数34

刑務所の外で

前作のDEADLOCKが刑務所内でのお話でしたが、こんどは刑務所の外でディックとユウトがコルブスを居って奔走します。
爆破事件があったり、最後はカーチェイスがあったりと、アクションも全編よりグレードアップです!

FBI捜査官としてコルブスを追うユウト、スーツがとても素敵です。
ユウトはNY、DC、LAと大忙しで、この話のスケールの大きさを物語っている気がします。
そしてこの作品でも一貫して、ディックを想うユウトの気持ちは変わりません。
ユウト視点なのでディックの出番は少ないのですが、ユウトがあまりにもディックの事を考えているので、ディック不在をあまり実感しませんでしたw

この巻で初登場、外伝の主人公にもなるロブがいい仕事してくれました。
彼はオープンリー・ゲイで、ユウトへの好意を隠すこともないのですが、
ディック一筋のユウトを気遣って必要以上の手出しはしない紳士さを持ち合わせている魅力的な男です。
大学の客員教授で、パサデナという高級住宅地に住んでいるという、なかなかステータスの高い人でもあります(笑)
普段は飄々としているのに、彼が発する言葉は真摯でいつも正しい、そんな素敵な人です。
彼がよくストーリーを動かしてくれたと思います。

途中で変装中のディックと出くわすユウトですが、
その時のふたりのやりとりがせつなくて、何故かきゅんとします。
ディックはディックなりに、ユウトはユウトなりにお互いのことを想っているのが分かるだけに切ないです。
すぐに離れなければいけないと分かっている状況下でのベッドシーンは必見(必読?)です!

最後はまた離れ離れになってしまう二人ですが、そんな時でもディックはかっこよかった!
そしてユウトの想いの強さも、とてもかっこいいと思いました。

たくさんの方が仰っていますが、
このシリーズを未読の方はぜひ、2巻と3巻は同時に買うことをオススメします。
この作品ほど続きが気になるBLはないのでは?と思います。

9

第3作目への序章

【カップリング】CIA×FBI

「DEAD LOCK」シリーズ第2作目。
お互いの気持ちを確かめ合ったその日に別れてしまったふたりのその後。
新しい登場人物として犯罪心理学の大学教授のロブが登場します。
ロブは、ゲイであることをカミングアウトしユウトへアプローチを開始するんですw
ディックを追い続けるユウトの揺れ動く気持ち
ロブのやさしさ、ディックの苦しみ・・・
すべては第3作目への序章といった感じの「DEAD HEAT」
購入する場合は、必ず3冊すべてそろえた状態で読むことをオススメします。

恋愛模様と同時進行する、テロリスト コルブスとの攻防も
目が離せませんっ。

焦れて焦れて焦れまくって、やっとたどりついた絡みシーンだからでしょうか
私は、この2作目の絡みのシチュエーションがかなり好きですv

8

切ない…

デッドロック第二巻です。

やっぱりディックのことが忘れられないユウト。
FBIに入って捜査をし続ければ、ディックに会えるかもしれない…
そんな気持ちが強く、FBIで捜査を始めます。
新キャラロブの登場に、美しく切ない三角関係も出来上がってきて…。

捜査を続けるうちにユウトはディックらしい後姿を見つけ、必死で追いかけるのだけれど、どうしてだろう、逃げられてしまう。
もう会いたくないということなのか、悲しい、会いたい、会いたい
結局チャンスを逃してしまいます。
が、ある時ばったりと、そして今度はしっかりと目を合わせる状態で、ディックに出会います。
体がなかなか動かなくなるほど動揺している一方で、ディックは完璧なまでのポーカーフェイス。
まるで知らない人を見るかのような視線に酷く傷つくユウトですが、その後意を決してディックに会いにいきます。
そこでもユウトは酷いとしか言いようのない態度を取られ、泣きそうになるけど…―?

二巻も素晴らしかったです。
最後の二人のやり取りは本当に泣かせてくれる…ウウ。
三巻の内で二巻が一番好きかな~というくらいにツボを押す展開でした。
相変わらずデッドエンドですが。
まだ二巻を読んでないよって人はすぐ読んだほうがよろしいかと。超が付くほどおすすめします。

4

なんかもうすごいw

前作は刑務所の中での話でしたが、今回は刑務所を出てユウトとディックはFBIとCIAという関係で話は進みます。
読み応えたっぷりでした!
なんかもう洋画見てる感覚ですw
爆弾が仕掛けられたり、最後にはカーチェイスあったりすごい。

刑務所で離れてしまったディックとユウトですが無事再会できてよかったです。
ちゃんとベッドでできてよかったw前回は段ボールの上でしたのでw
ピザを頼んだ理由とユウトの反応に笑いましたw
あと新キャラ・ロブ。彼はユウトを狙ってますねーwでもすごく役に立つ存在でした。

コルプスを逮捕したいと思うユウトと殺したいと思うディック。
2人の関係はどうなるのか、コルプスの居場所は突き止めることができるのか、次巻に続きます!

4

スーツ萌え

英田サキさんの文章はいいですね。読者にも好みがあるかと思いますが、私はこの方の表現やら言葉の言い回しやらが好きです。

最後の方で、やっと偶然にもディックに遭遇するもFBIとCIAとではいわば敵。ユウトはディックに避けられて初めて、ディックに特別な感情を持っていると自覚します。それまで刑務所内という場所が場所だっただけに吊り橋効果的に一時的な感情だったのかもしれないとか悩んでたけど、ディックと再会しちゃってもう自分に嘘付けなくなっちゃたユウト。
ユウトって肉体的にはか細いかもしれませんが、精神面ではかなりの男前だと思います。

4

衰えない面白さの疾走感!


普通に物語としてもすごく楽しめるDEADシリーズ…!今回も楽しませて頂きました。

刑務所萌えで入ったわたくしですが、刑務所から出ても本当に惹かれてやまない。FBIとCIA、対立関係にあり敵同士、ディックとユウトはお互いを求めていても立場がそれを妨害する。

綺麗なベッドでのセックスができてほんとよかった!会えない分溜まっていたユウトの気持ちが赤裸々にされた熱い情交がとても良かったです。

DEADシリーズ、やっぱり一番大好きなのはネトです。ユウトだけに甘いネト、説得力があって兄貴肌でかっこいい!!!ネトが今回も出てわたしは幸せです!!出所おめでとう!!

新キャラのロブも、賢くてスマートな男で好きです。彼とユウトの絡みが好き……ディックには悪いですが……!

続きも楽しみたいと思います。満足!

4

もどかしい!

もどかしい!もどかし過ぎてもどかし過ぎる!
DEADLOCKの終わりがあれだったので、仕方ないんですけど……

手を伸ばしたら届きそうな……そんなに、近くにいるのに……
離れていくユウトからディック(T_T)

ダメです。そんなの!見てよ!ユウトが泣いてる!

新キャラ、ロブ登場でユウトの心がちょっと揺らぐ。
そりゃ、ディックに会えなくて寂しいユウトにそんなに優しくしたら揺らいじゃいますよね。

ユウトのディックに対する気持ちが駄々漏れ過ぎます!
もどかしくて可愛い。
もどかしくしてるのはディックですけどね。
もう、いっぱい求めて上げれば良いんだよ!
ユウトだって望んでるよ。

なんて思いながら読みました。

4

二人は再会できるのか……!?

テロリストの首謀者、コルブスを追っていけば、いつかディックに会えるかもしれない。
そう思ったユウトは、スカウトされ、FBI捜査官に転職する。
ディックは、CIAのエージェントとしてコルブスを追っている。
復讐のため、彼を合法的に殺すために……。
ユウトはついに、コルブスに繋がる企業との接触を果たすが、そこで変装し、別人となったディックと再会する。


刑務所で出会い、心を通わしながらも道が隔たった二人の、塀の外でのその後を描いた、シリーズ2巻目です。
真犯人が見つかって、冤罪がはれたユウトは無事刑務所を出ますが、元の職には戻らず、FBI捜査官にジョブチェンジです。
それも、もう一度ディックに会うため……。
復讐に生きるディックに、どうしても会いたいと、あえて危険に飛び込んでいくユウトは、無謀って言ったら無謀なんですが、一途で、健気です~!
ユウトに協力してくれる人物として、新キャラの大学の先生・ロブも登場します。
露骨にユウトねらいだったりして、ディックとの恋の行方を見守る読者としてはおじゃまキャラなんですけど、どこか憎めないのは、軽い口を利きながらも、ユウトのことをはしばしで思いやっているのがわかるからでしょう。
美味しい役所です、ロブ(笑)
謎のテロリスト首謀者、コルブスにも少しずつ近づいていって、事件の展開が気になって一気に読みました。
もちろん、ユウトとディックがどうなっていくのかも目が離せません!
ほんのわずかな間だけでしたが、ディックとも再会。
ユウトを思って、わざと突き放す台詞を言うディック。
そんな彼の真意に気づくユウト。
どっちの気持ちも切なかったです~!
再会しても、また離ればなれにならざるをえない二人ですが、コルブスを追っている限りは、また会える。
そしてその正体不明だったコルブスを捕らえるのも、あと少し……!
気になるところで終わっているので、2巻から3巻は間を置かずに一気に読むのをお奨めします!

3

警察とCIAと

第2作。1作で刑務所を離れたユウトとディック、そして仲間達。今作では、いったん別れを選んだユウトとディックが、それぞれにテロのリーダーであるネイサンことコルブスを追います。
相変わらずのしっかりしたサスペンスで楽しませてくれます。

別れを選んだものの、ディックへの狂おしい愛をあきらめられないユウト。ただディックにつながるためだけにコルブスを追います。
一方、自己実現の方法としてコルブスへの復讐を誓っているディック。この辺は若干心情を推し量れない部分もあります。何故ユウトと未来を向いて生きる選択肢を選ぶことが出来ないのかー
ちょっと、BLとしてのお約束展開がちらついてしまうところですね。いったんすれ違ってから(マイナスに落としてから)ハッピーエンドでカタルシス(元に戻す)、という。BLとしての宿命はあるでしょうが、これほどまでの作品であれば、もはや自由な展開を期待したかったという気もします。

さて、人間味が感じられない冷酷なコルブスは、存在を感じさせながらもなかなか尻尾をつかませない不気味な存在。
ユウトは冤罪が晴れてFBIの捜査官となり、新たに犯罪学者のロブ(ゲイでユウトにべた惚れ)と協力して操作を進めます。ロブのサポートが暖かく、けれど切ない。
コルブスを追うのか、コルブスを追うことでディックを止めるのか、目的が曖昧だとロブに指摘され、揺れ動くユウト。

一方、ディックはCIAのエージェントとしてコルブス暗殺の任を負っています。

気持ちがあっても一緒になれないユウトとディックが痛々しいですが、あまりにも痛いばかりだと読者がつらいと思われたのか、作者さんからつかの間の2人の逢瀬のプレゼントあり。まあ、恋愛は重要なんですが、かたくななディックにしては安易な気も。そんなに我慢できないなら、コルブスもういいじゃん、と思ってしまいますが、ユウト目線で描かれるためこの辺のディックの心情は少し分かりづらいところ。

事件のクライマックスと2人の恋の行方は最終巻へ。

3

エージェント萌え

刑務所を飛び出し、別れ別れなまま動き出したディックとユウト。
FBIとCIAのエージェントとして、それぞれコルブスを追います。
ムショ萌えからのエージェント萌えです。
密命を帯びた働く男かっこいいですね!

ディックとユウトのお互いを想う強い気持ちが、太い柱としてこの物語を貫いているように思います。
なので2人の絡みがなくてもあまり不満はなかったし、むしろ再会までドキドキしながら読むことができました。
強く魅かれあってるのにも関わらず、敵として対峙しなければならない切なさ……めちゃくちゃ萌えました。
でもしっかりとお互いの愛を確認しあうこともできて、何も言うことはありません。
ひっそり愛、これまた萌えました。

立場と目的の違いから対立している2人ですが、それでもユウトの存在はディックにとっての救いにしか思えませんでした。
ディックの目が未来に向かう唯一の希望だと思います。
今からでも幸せになれるのに…そう思わずにはいられないです。
そうはいっても、ディックにとって自分の存在意義を揺さぶられるほどの深い傷と憎悪だし、今更引き返せないのでしょう。
ユウトの残された道も全力で阻止することしかないのだなと思います。
最後のディックに対する宣戦布告も、好きだと大声で叫んでいるようにしか思えませんでした。萌え。
もうディックにはユウトしかいないな!と思ったり、過去に囚われたディックとそれを解きほぐそうとする健気なユウトにめちゃくちゃ萌えました。

ユウトの愛され体質も炸裂です。
まさかネイサンにまで執着されていたとは。
凶悪犯に執着される捜査官…これもまた萌えでした。
こうやって書いてみると、今作は萌え所が沢山あったなと思います。

次はとうとうクライマックス。2人には穏やかな生活を手に入れてほしいです。

2

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