品行方正な教師の顔と、淫らな夜の顔── 初恋のひとの素顔はどっちだ──!?

放蕩息子と恋の穴

houtoumusuko to koi no ana

放蕩息子と恋の穴
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神99
  • 萌×240
  • 萌10
  • 中立4
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
20
得点
689
評価数
154
平均
4.5 / 5
神率
64.3%
著者
九號 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784199608124

あらすじ

女癖が悪すぎて、超ド田舎の高校に強制転校!!
伯母の家に居候することになった蒼佑。けれど、
そこには初恋のイトコ・みのりちゃんがいるv
と内心わくわくでロックオン!!
ところが11年ぶりに再会したのは、
「穣」と名乗るイケメン男子。
しかも転校先の教師だった──!!
「俺の青春はここで終わった」と思っていた矢先、
蒼佑は後ろをイジる穣のひとりHを目撃して…!?

表題作放蕩息子と恋の穴

田舎に強制転校させられた高校生
高校教師,11年ぶりに会った従兄弟

その他の収録作品

  • あとがき(描き下ろし)

レビュー投稿数20

バカだけど真っ直ぐな攻めが良かった

九號先生の作品という事で手に取りました。
攻めの蒼佑がかなりバカでコミカルなキャラクターだったのですが、読み進めると従兄弟の穣のゲイとしての苦しみを理解し始めた辺りからとても蒼佑の良さが出てきて好感持てるキャラクターでした。
受けでゲイの穣さんは、最初は田舎の爽やか好青年だったのに、部屋で〇ナニーしてる姿がとても色っぽくしかも体格が良い(元野球男子)凄くこの場面の絵がエロかったです。
しかし、ゲイである事を隠しながら田舎に住んでいる事、高校教師と生徒の関係。色々と穣にとっては蒼佑は受け入れ難い存在なのが分かってくると、お互いにとても苦しそうでした。
それでも、二人には障害がある事を分かっていながら、それでも真っ直ぐに好意を伝えてくる蒼佑に振り回されて、結局は受け入れてしまいそうになる穣さんの表情がとても人間味溢れていて可愛かったです。方言がまた良いんですよね。それに、穣さんの全部を知りたい!って真っ直ぐに伝えてくる蒼佑が、女たらし返上のめちゃくちゃ良い男に見えてきます。
脇役として出てくる穣の弟の誠や、幼なじみの哲郎がとても良いキャラクターで、二人の良いサポーターになってました。誠の見た目はめちゃくちゃかっこいいです。
途中、どうしても蒼佑に自分を諦めさせたい穣が取った行動が(ズルい大人の振りをしてみせていて)みていて、穣にとっても悲しいし、蒼佑も可哀想で、なかなかハードな展開に思えました。しかし、そんなハードな展開でも、蒼佑の真っ直ぐでめげない楽観的なキャラクターのおかげで、さほど暗い雰囲気にはならず、
結ばれた二人の先には、色々な困難が待ち受けていると思えるのに、何故か、蒼佑と一緒なら大丈夫じゃないかな?という謎の安心感を感じながらハッピーエンドで読み終わりました。
九號先生のキャラクターの描き方が一人一人が皆魅力的で、その魅力的な所をキャラ同士で上手い具合にストーリーにはめ込まれていて、とても上手だとおもいました。そして、作画の力がよりストーリーを輝かせてくれている作品だと思います。

0

紙派の方は電子で読むべき作品

まず、虫の大きさで田舎度を示すセンスが素晴らしい。
画力、ストーリー、緩急の付け方、繊細な心理描写、ギャグの落としどころ 300頁近い長編でも飽きさせない技術。
本当に才能の有る先生ですね。
羊の皮でも感心しましたが九號先生、BLじゃなくても活躍出来る腕前を御持ちだと思います。
本当に有難い。

女癖の悪さで田舎に転校させられた主人公 蒼佑は
11年ずっと初恋相手だった穣ちゃんに再会するはずが、まさかの男だった…
で始まりますが最初は落ち込み沈む蒼佑が 穣さんの魅力に気付き「この人はこんなに綺麗に笑うのに」で完落ちた瞬間が上手い。
好き。
もう性別を越えて人間性に惚れたって事ですね。
からの、マスターベーションはおったまげましたよ。
きゃー(喜)目に刺激がぁ!
ほんと鍵閉めとかないと、いけんいけんですよ!
方言も良かったなぁ(嬉)

蒼佑は素直だから物事の吸収も早いし、隠さない。そんな純な気持ちに当てられて穣さんの心が少しずつ動いていく。
彼らの問題は解決していないし、多分山も谷も有るだろうけど、2人なら乗り越えられる。そんなハッピーエンドでした。
最初の身体の結び場所は、そこ!?っ個室だったよね…ドキドキ


個人的な事情で恐縮ですが、ずっと液晶を見ていると瞼が痙攣してしまうので、基本的には紙派ですが、この作品に関しては電子で読むべきです。
なんと9ページもあります。
電子特典を読んで更に魅力が増した!
素敵な親友ですね。

2

コミカルなお話

九號さんの中ではかなりコミカルな作品ではないでしょうか。
こちらは1冊読み切りでまるまる1カップルのお話。

幼い頃の初恋の相手、みのりちゃんのことが今も忘れられない蒼佑。
そのみのりちゃんに似た女性をとっかえひっかえしすぎて、親に切れられ田舎に預けられることに。
そこで再開したみのりちゃんはなんと男性で。。
という設定です。

イケメンだけどクローゼットゲイの穣。表面上は普通に生活しているが、ある日偶然穣のHなところを見てしまった蒼佑は、目覚めてしまう。
蒼佑は高校生。穣は先生のため、実生活だとアウトな関係。最近ニュースでも問題になっているところですが。。

若狭故に猪突猛進な蒼佑ですが、穣の葛藤も知り、自分の本心、そして相手の立場を考えるようになる。
穣の兄がお話のまわし役として登場。こちらのスピンオフがあれば読みたいなあ、というイケメンで飄々としたキャラでした。

とにかく穣さんが幸せになってくれてよかったです。


1

作画、ストーリーともに◎

初恋の相手・イトコの“みのりちゃん”が実はオトコで・・・という、BL界隈ではあるあるの設定×NYCで女の子と遊びすぎてど田舎に送られたDKの話。

まず、作画が!良!
特に穫の一人で♡シーンが・・・たまらないな・・・アレはその気が無くてもその気になるレベルでは????画面の前で押さえました(何を

二人のくっつきそうでくっつかない関係性も、それぞれの感情の変化が丁寧に描かれていてググッと引き込まれます。帰国子女設定だとなんでもアリ・腕力で解決!的なキャラクターも少なくないなと思いますが、こちらの蒼佑くんはちゃんとDKらしくて、真っ直ぐで、作者様の力を感じます・・・!好き!

最後の最後、穫の幼馴染へのカミングアウトシーンで泣いてしまったのが、なんだかくやしい_(:3 」∠)_笑

周りを固めるキャラクターもみんな魅力的で、文句なしに神な一冊です!

2

初恋だからこそ

ボリューミーな中での、見せ場や心理描写がとっっっても良かったです。
何と言ってもキャラが最高!蒼佑の明るく突き抜けた性格が本当にもう大好きです。海外生活が長いだけありますね、行け行けGOGOなところに何度救われたか分からないです。

穣のトラウマや臆病な気持ちは一筋縄じゃいかないけど、蒼佑の前向きな気持ちや諦めない気持ちがあったからこそ、穣の頑なだった壁を壊せたんだと思います。長い長い片想いの期間はダテじゃない。


脇役たちも本当に味があって、作品を引き立てるのにひと役かっていました。田舎であっても2人のことを温かく迎えてくれるんじゃないかな、と思いました(´∀`)
じっくりじっくり穣の気持ちの変化を追っていって、その中で蒼佑が穣の気持ちにどう向き合って寄り添っていくのかを私も見守らせて頂きました。何度突き放されてもめげない蒼佑の本気の愛を確かに感じました。

笑っちゃうシーンもたくさんあって、でも切なくて苦しいシーンもたくさんあって…どれもこれもが素晴らしいものでした。
家族愛や仲間の愛も強く感じた胸打つ作品。超超おススメです(≧∀≦)

3

表紙のイメージと違う!

よかった!本っ当によかっっった!!…という気持ちで本を閉じました。電子だけど。表紙とタイトル(のタイポグラフィー?)から受ける、軽くて何となくコミカルなイメージとは逆方向の深いお話でした。BLでは普遍的なテーマにつき、他の方が描いた時にこれ程読ませられるかというと簡単ではないと思う。さすが九號さん、ストーリーテラーです。

サンプルで読める範囲ではどうなることかと心配しましたが笑、彼らが悩み苦しみ深く想っている様に思わず泣いてしまった。とはいえ、攻めが本当に真っ直ぐな子でじめっと暗くはなりません。周囲もいい人ばかりだし(受けの大学時代のモブ友達は許すまじ)読後はさわやか。

あとは皆さん仰ってますが画力がすごい。ストーリーに説得力を持たせるのみならず、萌え的な意味でも!受け攻めともガタイもよければエロもいいんです←シーン自体は少ないんだけど滾るシチュエーションっていうか笑。話を読ませた上にBL的萌えも補給してくれる。すっごくおすすめです!

シーモア:一部ライトセーバー、一部トーン

6

読んだ後の充足感

受けがずばり好みでした。
えっちな作品なのかな、それとも…なんて思っていました。
受けが可愛いなら何でもいい!と。(笑)

それで買ったのですが、ストーリーがかなりよかったです。

特に穣さんが好印象かつ、良い意味でのインパクト強くて…。

みのりちゃんこと、穣さんのゲイであることに対する葛藤や、過去に大学でいじめられた経験。
穣さんが過去に受けた痛みを知って、それを包み込んでやる!と強気な蒼佑。若いから思い切ったことができるんだ、そんなの本気じゃないと思う穣くんでしたが、次第に想いが…。

蒼佑があそこまで思い切れたのは、幼い頃のみのりちゃんのおかげもあるのかなとぼんやり。あと、幼馴染が良い奴……二人を祝福して「おめでとう!」と言ったり、穣さんがゲイだと知らずに涙したり。

最近は受けが葛藤しているBLが好まれないという話を聞いたりするのですが、ゲイであることに葛藤したり、悩んでお互いの答えを出し合ったりする姿を読ませていただくと、人間みというか「この子たちも生きているんだ」と強く実感が持てるというか、完全に彼らに入り込んでしまいます。

葛藤している姿やお互いがぶつかるシーンは、読んでいるこちらも胸が痛くなるような…。

ストーリーにすごく惹き込まれました。
(あと、ひとりえっちと仲良くなってからえっちは必見……)

久しぶりに良い作品と出会えた!と感激でした。

1

バカで素直の一直線

『あんた…そろそろ去勢さすよ』


リアルでこのセリフの使い道を必死に探しています
インパクト強すぎて 1回でいいから言ってみたいわ (ノ∀≦。)ノ


子どもの頃結婚を申し込んだ相手に似た子ばかりを食散らかした結果 母から渡された引導は田舎暮らし

初恋の愛しの君がそこで高校教師になっているのを知るや否や前のめりで田舎へGO



よくある勘違いな従兄ラブなんだけど ゆるい岡山弁?に温和な田舎の雰囲気 それにつけ足される主人公 蒼佑の変なテンションとお話のテンポの良さ

なにより 数々の男を虜にしてきた魔性の初恋の君 稔のゆるふわ具合ったら


過去の経験から自分の性癖に萎縮し卑屈になる稔に真っ直ぐぶつかる蒼佑の素直さに戸惑い 先生と生徒 従兄弟同士 保護者と未成年 男同士 本音と建前をぐるぐるしながら育てる思いをしっかりした頁数で読ませてくれます


恋の穴がどの穴なのか悩む隙なく バカな素直の一直線て一周回って男前になるんだな…と

ふざけた帯(かわいい女子がいないなら先生を食えばいいじゃない?)に釣られた割にエロは少なめ 出だしのチャラさが嘘みたいにしっかりしたストーリーでなかなかの読み応え

初読みの作家さんでしたが 想像以上の満腹感 満悦至極に存じます


さて それより気になるあのセリフ 速攻で使い方探さねばッ!

0

美しい絵と丁寧な心情描写、ストーリー構成、全てに圧巻!!

最初、表紙の右側の褐色男子がヤンキーだと思っていて、ヤンキー系はあまり趣味ではないので、むー…と迷ったが、短髪男子の美しさに惹かれて購入。読後、購入前の自分をぶん殴ってやりたくなりました。もう、どれもこれも!すべてが最高の作品でした!!

あらすじは他のレビュアー様が書かれているので感想を書きます。

とにかく、攻の蒼佑の男気あふれるかっこよさ!!受の穣さんのしっかりもので本当に優しく思慮深い人間性!!語彙力がない自分がもどかしい…。とにかく、二人とも最高なんです!素晴らしすぎる!!

蒼佑って、この田舎町に来た経緯はいろいろあるんだけど、一本筋が通ってて、裏表なくて、爽快でまっすぐでとっても気持ちいい人で、優しくて、男らしくて、行動力があって、包容力もある、最高にいい男なんですよね。こんな男だから、まわりにすぐに溶け込んで、友達たくさんできるのもわかるし、中心になっていくのもわかる、めっちゃくちゃかっこいい男です。

穣さんは、ハンサムで思慮深くて優しくて、みんなのことを気遣って、しっかりもので人間力半端ない、大人の男。でも、とーっても色気があって、本当に魅力的な人なんです。同性愛者で、カムアウトしたことで傷ついたり、田舎だからカムアウト自体も難しかったり。好きになった人は未成年だし従兄弟だし。穣さんの抱える苦悩の大きさたるや、察するにあまりある。物語の中の穣さんの行動は至極当然のようにも思います。

この作品のすごいところは、穣さんのマスターベーションを、蒼佑がたまたま垣間見てしまったことをきっかけに、蒼佑が自分の気持ちに気づいていく過程と、穣さんが、自分が同性愛者であることと、蒼佑に惹かれていくことの複雑な気持ちや葛藤を、本当に丁寧に、二人の心の機微ひとつひとつを、とても大切に描いているところ。あまりに純粋で瑞々しくて、穣さんが苦悩したり迷ったりしている描写のときは、みているこちらの胸もズキズキするくらい、すごい描写力なんです。

特に、二人がすこしギクシャクし始めたあたりは、その時の二人の心情を本当に丁寧に描いていて、見ているこちらもどっぷり二人に感情移入して、目が離せませんでした。

それに圧倒的な画力なんです。超絶に絵がキレイ。私は穣さんの顔が大好きですが、人物だけでなく、コマ割りや風景描写などもすごい上手で、これまた圧巻。素晴らしすぎます。

とにかく、この作品の完成度たるや、すごすぎる。穣さんの心の揺れ動きに合わせて、蒼佑の揺れる気持ちや駆け引きもとても丁寧に描かれているし、穣さんの心の苦悩なんかはとてもリアルで細かい。さらに、それに気づいたときの蒼佑の心情描写なんかもものすごく深くて、絵の美しさと相まって、本当に超絶的な完成度なんです!ストーリーの展開やまとめ方、すべてが圧巻。こんなにも完成度が高く、描写力に圧倒される作品、なかなか巡り会えないと思います。

それに脇キャラも最高にいい。穣さんの親友、哲朗さんは本当に素晴らしい人間性で、本当にいい人。優しくて思いやりがあって、大好きです。電子版の書き下ろしで泣いちゃいました。
弟の誠くんも本当に素晴らしい人。お兄さんの良き理解者で、大きな愛で穣さんを受け止めるその姿がめっちゃくちゃかっこいい。

コミカルな場面もたくさんあって、大きな蜘蛛が出てきて蒼佑がびっくりするところとか、蒼佑と穣さんが結ばれた翌日、誠くんに二人はどうなった?って聞かれて、デヘヘな顔をする蒼佑の顔とか(笑)テンポもとてもよく、映画を見ているような気持になるくらいの完成度です。

それに、本気を出したときの蒼佑のかっこよさったらない!!病院で初めて結ばれるときの理性がスコーンって飛んでく描写にクスッとしたあと、男らしく優しくグイグイ攻める蒼佑がもうっ!!

画力が超一級なので、二人のエッチシーンがめちゃめちゃエロくて、蒼佑がめちゃめちゃかっこよくて、稔さんの色気も半端ないっ!実家でいたすナイショのエッチって感じがものすごく出てて、稔さんをリードする蒼佑が高校生とは思えないほど、男らしくて頼りがいがあって、めっちゃかっこいいんです!!

他のレビュアー様も書いておられますが、蒼佑は大人になったら、めっちゃくちゃいい男になると思います!!

ふと手にした1冊でしたが、本当に出逢えて良かった最高の1冊でした!何度も何度も読み返したい作品です。この圧倒されるほどの完成度には、なかなか出逢えないと思います。

8

チャラく見えても一途な攻が好き

題名がエッチそう(笑)なのでそういうお話なのかな?
とうっすら思っていましたが、思いがけず純愛が来てくれた。
いい意味で裏切られて、お話としてもとっても良かったです!

確かに攻はヤリ○ンDK(帰国子女)だけど
彼には幼少期から一途に思い続けているコがいて。
ヤリ○ンが過ぎて半ば強制的に田舎町に送還されちゃったけど
その先には思い続けていたイトコがいるけど…しかしww

勘違いから始まる純愛。
そうなんです!純愛なんです!

男前イケDK×高校教師。
筋肉もしっかり描かれていてたくましい男子が見られます♥

0

裏表のない年下攻め、素晴らしい!

いとこ同士で女好きの高校生×ゲイの高校教師です。

いや〜泣けました!全体的には明るくてテンポも良く、少年漫画的な笑いもありとても楽しい作品なのですが、受の穣の過去や、自分に思いをぶつけてくる攻の蒼佑への葛藤は切なく、でもそれを全部吹き飛ばしてくれる蒼佑の明るさが本当に神でした…。

蒼佑は蒼佑でいろいろ悩みますが、でも行動力があるし素直だし、世間体を気にして前に進めない臆病な穣をよく引っ張ってくれたな、男前だな、と思います。

蒼佑は女遊びが過ぎて田舎の伯母の家に居候することになるという、現実にいたらガチでドン引きな理由で転校することになるのですが、なんだかんだ母親からの電話にはちゃんと出るし、人の言う事は聞くし、こういう素直なところが、女にモテるポイントだったんだろうな〜。可愛げがあるところが良く伝わってきて、魅力的なキャラクターでした。

そんな蒼佑に思いを寄せられる穣は、蒼佑に惹かれながらも、男同士・教師と生徒・いとこ同士…あまりに多すぎる壁に、蒼佑を巻き込めないと蒼佑を拒みます。そこを穣の弟・誠のサポートもあり、蒼佑ががんばります!山で土砂崩れに遭った穣を蒼佑が助け出し、背負って山を下りるシーンは、過去と現在が交わる描き方が本当に見事で、感動しました。

電子限定描き下ろしでは穣の親友・哲郎に、穣がゲイであることをカミングアウトするのですが、短い話ながらそこも泣けました。描き下ろし冒頭にはラブラブHもあります!

2

気持ちのいい作品

作画の美しさが並大抵ではないです。そして300頁弱ある充実感!!お値打ち!
蒼祐の表情なんかは少年漫画ないし青年漫画っぽさがある。そんな作品をエッチな目線でずっとみる罪悪感。すみません以下そんな感想…

側から見ればセクシーダイナマイト先生(男)に大喜びですが、突然そういうわけにはいかないです。九號先生の絵が綺麗で、男性は基本胸板厚めなので、胸板フェチとしてはみんなセクシーに見えますけどね!バブってる哲朗さんすらなんかエッチだし、後半突如でてくる誠さんも遅れてきたセクシー…
2話のラストセクシーが過ぎる!!!穣さんのひとりエッチ!それも後ろ!!これは高校生には刺激が強い!!

穣さんは愛しいし、蒼祐は真っ直ぐで年下の可愛さバシバシですし、気持ちのいい作品した。
でも病院でするのはやめよう!そこはそういうところではない。

電子限定おまけ9頁 何故電子限定なのかというぐらい素敵で重要な後日談なので必見◎

0

広島弁がかわいいすてきな短髪お兄さん

初恋の可愛いおねえちゃんに会いに行ったらがっしりめの感じのいい短髪おにいさんになってた。ショッキング!
すごく好きなパターンです。
恋に破れたはずなのに、同じ人にあらためて恋してしまうの最高ですね。

従兄弟のみのりさんの広島弁が可愛いです。
高校教師でもあるみのりさんは優しくて笑顔が眩しいすてきなお兄さんです。
落ち着いてるようでいて、親友のテツローの前ではやんちゃになるのがとっても可愛いです。
主人公の蒼佑くんは女ったらしのシティボーイのはずだけど、ハチャメチャ百面相してくれるのでイケメンであることを時々忘れさせてくれます。楽しい!
みのりさんへの気持ちを再自覚してからの安定感がカッコいいです。アウティングに傷ついたみのりさんの心を思って、たくさん誠意をみせてくれます。まっすぐでブレない。

蒼佑がブレなくなった分、みのりさんが揺れてしまいます。
みのりさんの憂い顔や困り顔がやたらに可愛くてエッチでこまります。
べつにエッチなことしてないのになんかこのお兄さんエッチで色っぽいな。こまります。
お尻で自慰するみのりさんがハイパードチャクソエッチで、女の子大好きマンだった蒼佑が一発でアアーッになるのもわかります。
そういうシーンはそんなに多くないですが、する時は描写の密度が濃くてうわーおです。エッチじゃん。
個人的には黒いキャップ被ってるみのりさんと、眼鏡のみのりさんにドキドキしました。カッコよくてセクシー。

一冊まるまるこの二人のお話なので読み応えがあってうれしい。感謝です。

0

ボリュームあり!

読み応えありです!
コメディかと思いきや、
後半は切なくてホロリとさせられました。


内容はあらすじ通りです。

穣との同居にノリノリの蒼佑でしたが、
穣は立派な成人男性になっていてショックを受ける蒼佑^^;
完全なるコメディ展開から始まる本作ですが、
男だろうと女だろうと穣だから好きなんだ!という、
アホだけど裏表がなくストレートな蒼佑が魅力的です^^

穣は大学時代にゲイバレした傷を負っており、
恋愛にな消極的です。
正直に生きたいけど、
正しさは生き辛さだと知っている穣がとても切なかった……

一人静かに生きていこうとする事はとても辛いです。
ただ、蒼佑に対して素直になれないのは当然だし、
今までの経験値がそうさせているのだと思います。

だけど、穣の周りは優しい人たちで溢れているとも思いました。
両親や弟の誠、親友の哲朗、そして蒼佑。
穣には、もっと甘えて頼って幸せになっていってほしいです。

電子限定描き下ろしは哲朗にカミングアウトする展開で、
こちもウルっときてしまいました。
哲朗もいい男じゃないか!
彼にも幸せをあげて下さい(笑)

相変わらず絵がとてもキレイで、
Hの時の身体の艶やキスの時の舌の生々しさが非常にエロかったです♡

次回作も期待しています!

1

チャラ男なのに真っ直ぐで一途というギャップ

〖DMM電子書籍〗
修正 : 濃霧トーン
カバー折り返し : なし
カバー下 : なし
帯 : なし
裏表紙 : なし
電子限定特典 : 番外編『放蕩息子と秋の夜長と友情と』9P
備考 : 画力が凄いだけに致しているシーンも濃厚…ただ、初めてが病院のベッドというのはちょっと…医療者側として「おいおい!!!!!」とツッコまずにはいられませんでしたー。

〖紙媒体〗
未読

2

ある意味11年の純愛(笑)

田舎に行くのは嫌だけど、居候先が初恋のみのりちゃん(いとこ)の家ならばと意気揚々でド田舎に転校していったのに・・・片想いの相手みのりちゃんは男だったってお話♪

夜遅くに穣の部屋の明かりに気づいて部屋に行こうとしたらまさかのアナニー中!!
そしてそれを見てしまった蒼佑はまさかのフル勃起♡
急いで立ち去ろうとするも覗いていたのが穣にバレて翌日から気まずくなっちゃう二人がなんとももどかしくキュンキュン♪

穣がとにかく優しくてカッコイイ!なのにゲイなことを隠しててちょっと影もあってなんとも・・・イイ!!
アホだけど心は真っすぐな蒼佑には穣共々癒されました♪

0

きっと蒼佑は成長するとめちゃくちゃ良くなる…

すごく良かった!
九號先生の作品は、素直に読めて、素直に感動します。
泣けてしまうよ~

とにかく、蒼佑と穣のキャラ設定が良かった。
蒼佑が、タラシなんだけど真っ直ぐ。
幼い頃に勘違いしていた女の子じゃなかったけど、穣は優しくて、寂しそうで、エロい(オナっていた場面を見ちゃった!)と気付いてしまう。
蒼佑は確かに若い。男子高校生だもん。好きだと思えば、ぐいぐい来る力が有ります。

穣は、年上、従兄弟同士、田舎暮らし。その上、高校教師で方言で話すんです。大学生の時にゲイばれした辛い過去もあるし。
蒼佑よりは、確実に背負うものが多いのです…
だけど、蒼佑の真っ直ぐな好意は嬉しい。でもどうしたら良いかわからない。
田舎暮らしですと、都会と比べ詮索もきついし、ダイレクトな言葉や態度が怖くも感じるのは、わかるんです。
だからこそ、穣は自分を偽って守る生活をしていたのですよね。

結果、蒼佑の気持ちに絆されつつ壁も残ったまま。穣の弟の誠が、セッティングしたトレッキング旅行。ここでのすれ違う2人は、読み進めると胸が苦しくなります。
そして、ずっと蒼佑のことを受け入れられず、自分自身を許せなかった穣に起きた事故。

土砂崩れの前兆の描写、土砂崩れ自体の描写。どれも丁寧で、ぐっと引き込まれると思いました。
蒼佑の事故後のエピソードも良い。

この2人を取り巻く人々も良かった。穣の両親に弟の誠。そして、中学校でバッテリーを組んでいた穣の親友、哲朗!
誠は、ずっとゲイの兄を精神面でサポートしつつ変わらぬ良き弟でした。蒼佑とも、ちゃんと話し合うナイスガイ。

描き下ろしでは、穣のカムアウトを涙で、受け止め、知らないうちに傷つけたのではないか?とぼろぼろ泣いちゃう哲朗が良かった~

あ、もちろん九號先生なので色気の有るセックスシーンは圧巻の出来です。
初めての、待ちきれずがっついたセックスはエロい。
そして、晴れて付き合い始めた自宅でのセックス!いや~ヤバイよね?めちゃくちゃ日本家屋の和室ですよ?穣の両親が寝付いてからですよ?
穣はエロく方言で喘ぐの可愛い。蒼佑は年下だけど、さすがの経験豊富さで、2人のセックスは眼福かも!

正直、まだまだこの2人を見たい!成長していく蒼佑なんて、穣大好きな包容力有る良い彼氏に成りそうなんです!
是非、待ちます。いつか続きを読んでみたい!
九號先生の作画もストーリーも、どちらも丁寧で大好きです。
前作も良かったし、今後は作家買いに決定です❤️






4

やんちゃな年下攻めがどんどんイイ男になる

初読み作家さんです。
帯とあらすじからエロ三昧かと思ったら少ない位で、
イメージとは違う丁寧な心理描写と関係の深め方に嬉しい驚き。
285Pの分厚い一冊ですが、コミカル描写やテンポの良さが秀逸で本当に上手い漫画です。
更に私の大好きな方言萌えを満喫させて貰いました。

ただ、表紙の黒髪褐色が、本編では褐色じゃなくなってた…
色々あるのはわかるんですが、初めから褐色にしなきゃいいのにとちょっとガックリでした。

ヤリチンでトラブルが絶えないDK蒼佑が、母の田舎に強制転校に。
実は初恋相手が高校教師になっていると聞き蒼佑は大喜びでしたが、
11年ぶりに会ったみのりちゃんは、イケメン好青年に成長していた。

あらすじでは穣のアナ二ー目撃から蒼佑が意識するという感じですが、
実際はその前から気持ちが動いている。
二人の過去と現在がしっかり繋がって描かれている構成も見事です。

やんちゃな俺様の蒼佑が面倒臭いキャラかと思ったら、裏表のない人たらしの光属性、
溢れる若さで真っ直ぐな想いを思い切りぶつけるワンコ。
従兄弟で高校教師の穣はいかにも好青年ですが、実は隠れゲイで、
ゲイバレで傷付いた過去を引きずりながら、ずっと本当の自分を押し殺して生きている。

男同士、従兄弟、教師と生徒…ど田舎のしがらみで雁字搦めの穣にはハードルが高い。
それでも、自分をそのまま愛してくれる蒼佑に気持ちを揺さぶられる穣。
臆病な自分と向き合えず、若くて将来のあるノンケ蒼佑から逃げて、
敢えて溝を深めようと煽る穣です。

11年前に穣から男だと言われながら、覚えていなかった蒼佑ですが、これが深い。
オレはみのりちゃんだから好きなんだ…11年離れて成長する間にヤリチンになっていた蒼佑ですが、
年上、ショートカット、おめめクリクリという好きな条件は穣から始まっている。
ある意味一途な執着愛、押すだけでなく我慢する成長も見せるワンコがかっこ良かった。

この作品は二人だけでなく、脇キャラも魅力的で、
穣の幼馴染みの親友が今はポッチャリですが、男前で陽気なイイ男。
もとバッテリーを組んでいた体育会系で、男同士の飲み場面が面白い。
赤ちゃんプレイ笑ったわ~もっと見たかったです。

弟の誠も理解あるイイ男で、この片田舎にはイイ男がいっぱい。
序盤に穣が男と判明した場面も面白かった。
穣の父は天然なの?というリアクションで、
「穣ならここにおるじゃろ…」から「おるよな?」の目が泳ぐお父さん大好きです。
そして、家族団欒や友達絡みの場面が本当にステキで、温かくて笑えました。

身体を繋げる絡み場面はラストに少しだけですが、
あのページ数であの破壊力…「いけんっ…いけんっ」方言で喘ぐエッチシーンは最高ですね。
しかも、穣が今まで封じ込めていたエロを大放出するので、蒼佑も堪らん。
でも、さすがヤリチンです、穣にのみ込まれずがっつりリードするワンコ攻めもどエロい。

欲を言えばもっとあまイチャ後日談が見たかったなぁ~。

青年漫画色のイメージが強くて今までスルーしてましたが、
シリーズ既刊作品も含めて電子購入し、どっぷり九號作品漬けです。

※紙本:修正は白抜きですが、描写はもちろん破壊力のある方言エロが見応えありです。

7

こおりゃたまらん!!!

九號さんの新刊待ってましたー!!
冒頭では女好きの蒼佑のアホさをつい心配してしまいましたが
物語が進むごとに単純バカの良さが出て来ましたし
なんといっても穣の“良いにいちゃんっぷり”に隠された苦しさと色気!!!!!
田舎には勿論素晴らしいところもありますが
狭い世界でしょうから親友にすらカムアウト出来ないつらさは相当厳しいと思います。
蒼佑のまっすぐな想いだけでどうにかなるわけでもなく
穣の弟・誠のド正論はキきましたねー…。
それでも揺るがない気持ちが穣に届いてじーんとしてしまいます。
しかし!!温泉旅館での穣の誘惑がヤバいったらない!!!
よくはねのけたなぁ……普通なら理性ぶっとんじゃうよあんなの……。
蒼佑を諦めさせるための手段だったとはいえ、キツイことしてくれちゃってまぁ…。
蒼佑のことだから抑えられないんじゃないかとハラハラしましたが
本当は一途なバカだったし、だてに11年片想いしてませんね。偉い!!!

九號さん作品には珍しく(?)やかましい攻めでしたがコミカルな部分もとても楽しめました♪
もう圧倒的な画力でぐいぐい引き込まれること間違いなしですし
特記すべきは蒼佑と穣のガタイの良さ!!めちゃくちゃいいカラダしてるんです!!
更に穣の乳首のハイライトがエロくてつやつやしてそうで本当に最高級の裸体なんですよー!!!
あと方言ですね。「いけん…っ、いけんっ」ってもぉおおお穣ぃいいいいいい(天を仰ぐ)

穣の親友・哲朗、いい味出してたー!
二人で酔って声出しする元野球部のノリwwからの赤チャンも笑ってしまいました。
痩せてたら本当にかっこいいからちょっともったいないww

緩急のバランスも良く、このコミックスの分厚さでお値段以上のたくさんの萌えをありがとうございます!!!

16

九號先生の真骨頂

「僕らにまつわるエトセトラ」から九號先生のファンですが、
陽キャと陰のある男子のカップルをとても上手に描かれるなぁと感じます。

過去の経験から心から素顔を頑なに表に出さない穣。
それを(記憶違いはあったものの)初恋の頃の記憶を交えながら、
改めて今の穣へ惚れていく蒼佑がどんどん心の壁をぶっ壊していきます。

田舎町、教師と生徒、いとこ同士...そんなしがらみと過去はどこまでも穣に影を落とし、
自分の気持ちは追い詰めてしまうだけなのか?と蒼佑に葛藤を与え擦れ違いを生んでしまうのですが、
最後には想いが通じ合い、あたたかい気持ちに浸れます。

想いが通じ合えたところで早速すぎない?というHシーンも大変満足できました・・!

舞台が広島の田舎町ということで、穣はじめ周囲の人々の広島弁がかわいいのもストーリーの魅力を増す要素になっています。

10

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