羊の皮を着たケモノ

hitsuji no kawa wo kita kemono

羊の皮を着たケモノ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神228
  • 萌×279
  • 萌57
  • 中立15
  • しゅみじゃない24

173

レビュー数
52
得点
1642
評価数
403
平均
4.2 / 5
神率
56.6%
著者
九號 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784199608667

あらすじ

これ以上、近づいたらマズい。
この人は、姉貴の婚約者だ──

一流企業勤めで、金も将来性もある超イケメン──。
しかも出会って三ヶ月で婚約した!?
姉が連れてきた恋人の井川に、
内心驚愕する大学生の弟・大地。
外面はいいけど、家ではガサツで我儘な姉と、
欠点がなさすぎて逆に胡散臭いこの人がなぜ…!?
初めは違和感が拭えず警戒していた大地。
けれど、就活や人生相談に乗ってくれる
大人の男に、次第に心を奪われていき…!?

表題作羊の皮を着たケモノ

井川淳(辰巳圭吾),サラリーマン,姉の婚約者,29歳
日下部大地,大学生,21歳

同時収録作品羊の皮を着たケモノ

クラブの客たち
日下部大地,大学生,21歳

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数52

再読したら評価激変?!

2巻が出ましたね。
発売当時評判だったので購入。読んだのですがピンとこず私の中で評価低かったのですが、最近また知り合いがオススメしていてやっぱもう一度読み返そうと思いました。

あれ?面白い。とてもよく出来てるお話だし、何なら私の好きな攻めの救済ストーリーじゃないの!
圧倒的光属性の受けに救われる攻め。

三つ子の魂百まで、そう簡単に人の本質は変わるもんじゃ無いって思うんだけど、攻めは根っからの悪人じゃないんよね。
めんどくせーだのあんな奴関係ないなんて言いつつも、なんだかんだ言って相手ボッコボコで意識無くすまで、自分の拳痛めるまで殴って助けるんだもの。
無自覚に好きだよね。

これは、受けちゃんの愛情勝ち。
悪い事した罪をちゃんと償ったところも良いです。

当時は何で刺さらなかったのかなと考えてみると、絵が好みでは無いのと攻めがクズ過ぎるところが嫌だ!と感じたのかもしれない。

年月が経つと好みも少しずつ変わったり感じ方が変わったりするもんだな。刺さらなかった作品も読み返してみるのもいいものですね。
2巻も絶対読みます。

シーモアで購入
白抜き修正

2

2巻が出たので読み直し

先生の作品は全部大好きです!
そしてこちらの作品の2巻が出たということで早速1巻から読み直し。えちシーンも描写がとても濃厚でとても萌えさせてもらいました。ただストーリー重視なので全体的に、えちシーンは少なめかもしれません。
それにしてもこの分厚さなのに気づけばもう読み終わってるほどに、とにかく1ページめくったあとは夢中に読んでしまいます毎回。攻めが詐欺師ということでそちら界隈のリアルな描写やら、受けの恋愛に浮かされ傷つきそれでも攻めが好きだという細かな描写。何度見ても楽しませてとらってます。この余韻を感じつつ今から2巻読みます(=^・^=)

1

新しくてあったかい

簡単に言えばイケメン結婚詐欺師と悪い男と知りながらも惹かれてしまう男の子のお話です
前半は本当に攻めの圭吾がイケメンです。
こんな見た目もいけててスマートな男がいるのかという感じで同性で惚れてしまうのも納得です。なんともちょうどいいタイミングで毎回受けの大地の前に現れます。
今回最初は大地くんの姉の恋人でしたが、大地くんが作中でこんないい男がなんでだらしない姉の彼氏なんだ!!!と思ってる気持ちには共感の嵐でした笑
後半は詐欺師とバレるが圭吾のことが忘れず探し回る大地くん恐るべし執着です
途中危険な場面もありますが、ピンチには駆けつける圭吾が憎めない。どんどん大地のまっすぐな性格に絆される圭吾
最後まで圭吾が大地に好きという場面はありませんが着実に二人の中がちぢまる様子が見れ安心しまた。
人間らしい二人の続きが気になります

1

すごかった!!!

まさかこんなお話とは!!!

ランキングやレビューで2巻を毎回目にして、どんだけ良いお話なんだろ?と思って読んでみたら…。

表紙の印象と始まりから、あれ?イメージが違う…。三角関係で苦しむお話なのかな?と思ったら!!!

大地ーーーーー!!!!
なんて子なの!なんて子なの!なんて子なの!
大地の一途さに、心の汚れた私は(やめときなさい!もう忘れなさい!絶対探しちゃだめ!行っちゃだめ〜!)と思ってしまいました。

あの後新卒で就職出来なかったんだね(泣)でもやりたいことが見つかったんだね(泣)

きっと埋められない心の孤独と隙間にアイツがスポッとはまっちゃったんだね。アイツの話に共感しちゃったんだね。アイツをほっておけなかったんだね。

もうこれ以上苦しめないで〜!2巻のあらすじもレビューも読んでないけど、お願い平穏に平和にアイツの再生の話になってますように!!!
あっ、2巻読まなきゃいいのか?

2

初めて読んだ時の衝撃が忘れられない

初めて読んだ時の衝撃たるや……
実は、少しBLから離れていた時期に本作と出会い、余りの衝撃でBL沼に舞い戻ってきた経緯があります。
もう、本当に凄く大好きな作品です。

レビュアーの皆様が仰るとおり、ネタバレ無しで是非ともお楽しみください!

初めは【姉の婚約者に惹かれてしまう禁断の恋】のお話かと思い、ちょっと切ない系のBLかなーと読み進めていましたが、まさか、まさかの展開。
二転三転するストーリーにページを捲る手が止まらず、前のめりで読み終えていました。

大人の色気満載の井川さんが、本当にかっこいいんですよねー……
ハイスペックなスパダリなのに、どこか危険な香が漂う色男。
この井川さんの色気を主人公・大地を通して読者も堪能し、そしてあの展開ですよ……!

この構成、本当に〝神〟ですよね。
キャラクター含め読者も皆、「騙される」
以降はアドレナリン大放出状態になる事、間違いなしです!

そして、【電子限定番外編】が15Pもあります!
同人誌や小冊子並みのボリューム感!
この特典を読むかどうかで、作品の評価が変わりそうな気がしますが、限定特典で良いんでしょうか!?
攻め視点で語られる、本編後の心情が素晴らしくて、この特典を読んで初めて完成される気がします!

未読の方は是非、電子版でお楽しみください♪

▶︎Renta!/局部描写なし

5

1冊で完全に完結してます

最初からわかりやすく仄めかしていたり、後から考えれば至極真っ当なオーソドックスな展開なのですが、読んでいる最中はどうなってしまうのか気になり、のめり込んでしまいました。これが読ませる力なのでしょう。
主人公の大地がまっすぐな性格のとても良い子なのにまったく鼻につかないのは、彼の清廉な部分が苦難続きだった子供時代の上に成り立っているからだと思います。
実の子同然に育てられた大地は、すくすく成長しながらも周囲の人品を観る目を損なわず、家のこともきちんとして自立している。早くに大人にならなくてはいけなかったからなのだと分かります。
心のやわらかい部分は、ひきとられた後に愛情を注がれたからなのでしょう。
その点、辰巳との比較が明らかでもあり、辰巳に惹かれる理由も分かります。
最初は憧れ、そのうち共感、親和性になる。放っておけずに追いかけ、けりが付いたようでもあるのに心の中からは消え去らない。
この情が深い部分も不自然に感じません。
お話運びの中で一点、どうしても気になるのは、橘の言動です。
全体の完成度の中で、ここだけ違和感があります。なぜ彼が大地に余計な手助け?をしたのか。辰巳の本名やら経緯やらをぺらぺら話したのか。

電書には番外編「ケモノよ、眠れ」が付いていました。
16ページもの長さで、すごく良かったです。
Last Fakeの最後数ページの裏側に当たる辰巳視点のお話で、ここまで読めればもう満足。
それにしても、二人の恋を応援したいけど、お姉さんのことがあるから、2巻ってどうなってしまうのか気になります。

4

漏れ出る不器用な感情に目が離せない…‼

新刊の評判が頗る良さそうで……|д゚)‼
チラ見するレビュータイトルの熱も高くて神率もエライ事になっている。。。
これは、、、気になる……‼
と、今更ですが電子サイトで試し読みしてみよう!と覗いて見たらこちらの1巻?無印?がお買い得価格に……あぁ、、、買ってしまえって事だな、と。。。
今更ですが……先ずは始まりの巻を拝読です( ・ิω・ิ)ゞ

すごいボリュームですねっ!
読み応えも先の読めない展開も甘さ抑えめな不器用な愛情表現も……大っ変惹き込まれてしまいましたっ!!!
このボリュームなのに全く読み疲れせずにグングン読めてしまいました

大地の心象はかなり性善説が強めだとは思いますがそれが悪い事でも非現実的でもなく、そういう考えもあるし大地なら”さもありなん”だな、と納得も出来たし、何より大地が雛の刷り込みと実感しているならやっぱり「親」としての辰巳には彼を庇護して欲しくなってしまうのがBL欲求な訳ですよね。。。
そして結果的には庇護したハズの相手に癒される(ღ˘͈︶˘͈ღ)という救済展開な訳ですが…♡

大変好みです(о´∀`о)
この1冊でもかなりキレ~イにまとまってます!!
なのに、、、これに新刊があって、更にすんごい絶賛の嵐?!
えーーーー (>ㅅ<)
全く予想が付かなくって何をどう期待していいのか分からないけど2巻読むのが楽しみです!!!

このまま読む?一旦咀嚼してから妄想準備する?そんな読後の贅沢な悩みさえも楽しい1冊!読んで良かったーーーヾ(〃∀〃)ノ

4

星3から4に変更します

紙本購入で以前評価し星3にしていましたが、2巻が発売されて「1巻は電子特典付きの方を読むのがおすすめ」というレビューを読み電子で買いなおしました。正にその通りでした。情報ありがとうございました!
星1つ追加で萌2でお願いします。もう出来ませんが…。

驚き1.全編通して、背景まで書き込みが半端なくありお見事です。
驚き2.もちろん絵が上手い!イラストっていうのでは無く漫画として人物が生きている感があって素晴らしい。
驚き3.ストーリーが面白くラストまで目が離せない。

神までいかないのは大地君が好みのタイプではなかったからです。ごめんなさい。

1

後半の予想できない展開が最高

辰巳×大地

1巻と2巻を一気に読んだ。
それぞれ異なる読後感があって、


この1巻、まさに人間味があふれて、
ケモノのような外見と、
中身の人間らしい部分のバランスがすごく絶妙で、
その中では想像を超える重厚な心の救済愛だね。
計算の高さにゾッとしたり、
真実にワクワクしたり、
後半の予想できない展開にドキドキしたり、
信じ切る愛と行動力に感動したり、
対照する2人の心理の交差にグッときた!
確実に心が温める物語でした。


「羊の皮を着たケモノ」、
実はケモノの皮に包まれた羊じゃないか?と思って、
辰巳が見せるタフな態度が、
自分を守るためのアーマーみたいなもので、
本当はもっと愛を求めているよね。

大地が傷ついてほしい辰巳、
実はもう大地に惹かれているところや、
そんな辰巳よく見透する大地が、
悪男に逆に愛に落ちるのが本当に刺さる!

大地の辰巳への想いが本物でであることこそ、
揺れる様子がリアルすぎて、
その献身的な愛は心を打つもので、
こうやって2巻ではさらに発展し、
愛の難しさや
2人の心理の奥深さがしっかり描かれていく展開が素晴らしいです。

3

社会派ドラマ

BL漫画を読むキッカケとなった作品、薦めてくれた友人に感謝したいくらい、出会えて良かった作品です。
上質な社会派ミステリーを読んでるかのようなストーリー展開。読む手が止まらないのに、読み終わりたくないと言う気持ちに駆られる。登場人物の心理描写が丁寧で、夢物語で終わらない結末。漫画の枠に止まらない一冊です。

2

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