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hidamari ga kikoeru -limit-2
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
航平の笑顔がもっと見たくて、そんな世の中にしたくて手話の会社に入った太一。
自分のせいで太一に迷惑をかけるのが嫌な航平。
めちゃめちゃ想いあってるのにすれ違うというか、想いあってるからこそのすれ違いを起こして航平の結論に至ったのが距離を置くこと。
これで完璧に亀裂が入っちゃったな〜と感じる。
相手のことを思ってなにか手伝いたいって気持ちが相手からしたら申し訳なさを生んじゃうの辛すぎる。
優しい2人だからこそ上手くいって欲しい՞߹ - ߹՞
「少しでも航平の役に立てるように」という太一の思いが、「自分のために犠牲にならないで」と受け取られてしまうことのもどかしさ・切なさ…
シリーズ全体を通して切なさが漂っているのですが、この巻は特に切なさに胸を締め付けられる巻でした( ; ; )
お互いとても大切に思っているのに、思いが少しずつズレていってしまう…
読みながら、「辛いけど、これって、健常者同士のカップルでも普通にあることだな」とも感じました。
この一冊の中では解決まで至らなかったけれど、きっと彼らならこのハードルを乗り越えられると信じて…次巻も読みます。思いを溜めてしまいがちな航平を、うまく太一が引っ張っていってあげて欲しいな。
そして毎回楽しみな、カバー下漫画。濡れるのをためらわず突っ走る太一のために傘を差しかけ、ずぶ濡れになる航平に笑いました。
「服脱いでついでに休憩できるトコ」なんて聞いたら、自分もパッとあの場所しか思いつかないっ!!笑
切ない要素多めの本編でしたが、ほのぼのしたカバー下漫画に慰められました・:*+.
すごく素敵な表紙が印象的なひだまりシリーズ。
でも今作は素敵だけども不穏な空気しか感じなくて、読むのをためらうような緊張感が漂っています。
そう、私はここで戸惑って読むことを諦めてしまってました…。
なので「リミット2」以降は初読みで、かなり新鮮な気持ちでふたりのことを見ることができました。
ただ想像通りというか相変わらずというか、航平と太一の想いはどこまでいってもすんなり交わらないんだな、と。
ツラい苦しいを通り越して、ふたりはそういうカタチでしか一緒に居られないのでは?なんて思ってしまうほどでした。
でも太一が大学を辞めてまで目指したのは航平が笑顔でいられる世界で、それって愛以外ないと思うんですよ。
その原動力になっているのはもちろん航平の存在だし。
だからこそそれが航平に真っ直ぐ届いてくれたらどんなに良かったか…と思ってしまうのですが。
太一は言葉にするのが下手くそで、その上すぐに騒いで逃げ出すので、なかなかその気持ちが届かない。それをずーっとループしている感じ。
太一の善意をマイナスな方向に捉えがちな航平もすぐに目を背けてしまうので、どうにもならないふたりの距離にまたしてもヤキモキしてしまったのでした。
「リミット1」を読んだときはもっと"ふたりのお話"になってくれたらいいなと思ったけれど、まだまだその段階ではないと今作を読んでわかりました。
航平にも太一にも恋愛が絡まないところで越えるべきことがあるんだな、と。
たくさんの葛藤の中でどの道を選択するか悩むふたりがすれ違うのも無理はないのでしょう。
相手を思い遣る気持ちにあふれた似た者同士なのに、不器用すぎてうまくいかないのが本当にもどかしい…。
正直、早く恋人同士らしいふたりを見たい!というのが本音ですが。
たくさんのことをひとつずつ乗り越えていく彼らをこの先もしっかり見守りたいと思います。
表紙見たばっかの時はわあ!なんかエモいと思ってたんですが、読み終わった後はこの表紙はすれ違った2人の情景を表していたんだなと認識させられました。
障碍の悩みは障碍者にしかわからないけど、分からないからといって理解しようとするのを諦めるのも違うのかなとか、逆に手助けすることも航平のように自分のせいで…とか思わせてしまったり重荷に感じさせてしまう場合もあるんだと思うとほんとにむずかしい。。
好きだから両思いだからといって解決する問題でもないんだろうけど、ただ2人にはうまくいってほしい〜!!航平の笑顔見て微笑ましくしてる太一がもう、、愛やん!ってなる。
シリーズ初の1人表紙…しかも切なげな表情の太一。
やな予感しか無い。
でも読むしか無い。
お互いのことが好きで笑った顔が見たい、いつも笑ってて欲しい、一緒にいたい、それだけな筈なのに、自分の存在が重荷や負担になりたくない思いと、迷惑かけてなんぼやろがいっていう気持ちがすれ違ってしまいます…泣
正反対だからこそ惹かれるのだけど、正反対だから分かり合えない事もあって。
嫌われたく無いから言えない事もあって。
障害のある者とそうじゃない者は分かり合えないのか?一緒にいる事は難しいのか?とか色々考えてしまいます。
でもそんな事は決して無いと思うので、2人も幸せになれると信じてます。
ここでお預けだったら泣いてたわ…次巻ラストかな?
早くスッキリと萌えたいわ〜。
相変わらず、二人の関係が進みませんね。今回はすれ違いばかりでイチャイチャが全然足りません。
でも、千葉さんや千葉さんの弟りゅうちゃんなど脇キャラのストーリーが沢山あって、そのキャラたちとのやり取りから航平や太一の人となりがわかって、こういう子だからお互い引かれ合うんだなぁって思いました。太一がりゅうちゃんともりゅうちゃんのやってるゲーム会社の友達とも音の壁をひょいって、越えてすぐに打ち解けてしまうエピソードに航平は「偏見が全くないからこそ出来ること」と解釈して、そんなところを好きだと感じているのに自分と付き合うことで相手の人生が自由じゃなくなるとか、そんな風に感じてしまうなんて、寂しすぎます。航平が「少し冷静になりたい」って、距離を置いてしまったけど、その時間が二人をより深く結びつけることになると信じています。
初めて表紙が太一ひとり。
航平は裏表紙にいる。
2人わかれている。
しかも雨が降っている。
太一は傘をさしているけど地べたに座っている。
航平は傘をささず濡れている。
辛い展開かなぁ、と思いながら読み始めました。
やっぱり、航平が自分と一緒にいることで負担をかけてしまう、傷つけてしまうかもしれないと不安に思うのはわかる。
差別の問題は避けて通れないよね。
ハンデがある側、そうでない側と分けて考えてしまいがちだし。
でも、ハンデがある人たちの間にもそれぞれの事情や立場や考え方があり、当然それはハンデがないとされる側にもある。
ハンデのあるなしではなく、個人と個人としての付き合い方ができればいいなと読んでいて思った。
航平と太一はまさに模索中で。
知り合って惹かれあって一緒にいたいけど、社会人になったばかりと、これからなる大学生だから、これからの生き方とか相手の人生とか考えるのも当然だと思う。
お互いしっかり考えて自分にも相手にも向き合って、3巻で彼らなりの生き方、関わり合い方を見せてくれるのが楽しみ。
しかし、太一がハンデの有無関係なく偏見なく誰とでもフラットに接することができるのはすごい。
航平が太一はすごい、自分にはできないと思うのわかる。
たいていの人はできないよ。
「障碍をもって生きるということは寂しさに慣れる作業だ」
のセリフにちょびっと泣いてもた。
これは障碍だけでなく、他のことに置き換えられるとも思うし。
ラスト
航平が
そばにいるとどうしても触れたくなる
そりゃそうよね。
大好きなんだもん。
(そこを見せて頂きたいんですけれども)
とめっちゃ共感したw
そして
太一に嫌われたくない
俺を好きになってくれなくていいから そばにいさせてほしい
そのためならなんでもする
にまた泣けた。
神さま、どうか航平の願いを叶えてあげてください。拝
その昔、フリッパーズギターは歌っていました。
「分かり合えやしないってことだけを、分かり合うのさ」と。
人はそれぞれ、育って来た環境が違えば考え方も違うわけで、だからこそ考えを伝えて、分かってもらおうとするわけです。
それでも100%の理解なんて夢のようなことはなかなか起こらないけど、伝える努力を怠ってはいけないと思う次第であります。
やっぱりコミュニケーション不足なんですよね、この2人。
想い合う気持ちはある。
誰より大事に想ってる。
なのにすれ違う。
なぜ!?
って、話をしていないからです。
会っていないからです。
太一は自分のことで精一杯だし、航平はダークサイドによろめいて行っているし。
「ひとの気持ちを感じ取る才能がある」と言われた太一ですが、これはフラットなとき限定なんじゃないかと。
だって好きになってからというもの、航平の気持ちは全然分かってないですよね。
一番そばにいて、一番理解してくれるはずだったのに、一番遠い。
そばにいる千葉さんに無邪気に心酔する太一を見て、航平が嫉妬や不安を拗らせていくのもわかる!というくらい、リミット1巻目から航平と向き合ってないんです。
仕事も航平が笑っていられる社会を作るために決めたものの、航平が笑っていなかったことにすら気付けていなかった。
航平を守るつもりが傷付けた。
一番大事にしたいひとを一番ないがしろにして、本末転倒というか、何というか…。
ただひとこと、つらいです。
航平の気持ちが分かりすぎるほど分かるので、どこでも無邪気に輪に入っていける太一の性格すら恨めしい。
この性格のおかげで航平と仲良くなれたのに、諸刃の剣状態ですよ。
自分の行動や言動が太一を傷付けていたことに、ようやk少しだけ気付けた太一が最終巻でどう変われるのか。
本当にそろそろ現実のつらさではなく、恋の甘さを味わいたいものです…。
恋ってこんなに苦しいだけのものでしたっけ…。
◾︎杉原航平(難聴) 佐川太一(大学中退して社会人)
表紙から完全に不穏な一冊だと思っていましたが、案の定不穏でした。ん〜〜〜みんな幸せになってほしい〜
文乃先生どんどん絵がお上手になりますね!背景がきっちり描かれていて、場面展開が多くて、広がりがある作品がとても好きなので、この人生の一端を覗き見ているような感覚にさせられるのはとても嬉しい。
男の子同士の恋愛というよりは、どちらかというと難聴者の恋愛という様相が強いこの作品です。男女ものの恋愛漫画だって「相手のことを考えたら別れた方がいい」という文脈は登場するわけなので、殊更特別視もしたくなかったり。語れるほどの素養がないともいう。
自分の知らない世界のことを知れるっていうのは、私が漫画が大好きである要因の1つなので、そう言った意味でもこの作品は面白いです。
2人の生活レベルの違いもこの作品にひかれるポイントの一つです。航平は耳が聞こえないことで困ったことはあっても、お家の様子を見るに金銭面で困ったことはなさそう。一方の太一は、決して裕福とは言えない。それぞれ人にはわからない抱えてる問題があるわけで。
※電子書籍ひかり カバー下漫画、裏表紙あり
航平と太一のこういうところ好き。この、航平が結構下世話なところね。
すれ違いが決定的になってしまったリミット2巻ですが、今までは航平の気持ちの方が強い、と思っていたのが、太一の航平への気持ちの描写が多くなり、いつかはきっと分かり合える、と確信しました。
そもそもがお互いを思いやるが故のすれ違い、心の深い部分ではしっかりと絆が結ばれていると感じます。じれったいけれど、焦らずにふたりの行く末を見守りたいです。
航平と太一だけでなく、リュウくんと千葉さん、マヤとヤスなど、彼らを取り巻く登場人物たちも生き生きとしていて、決してモブではなく彼らの人生をきちんと生きている、と感じます。そういうところが物語に深みを与えているのでしょうね、、