一週間だけ、一緒にいて

ナツマチ

natsumachi

ナツマチ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神106
  • 萌×239
  • 萌28
  • 中立9
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
23
得点
779
評価数
186
平均
4.3 / 5
神率
57%
著者
ぴい 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
発売日
価格
¥750(税抜)  
ISBN
9784865895292

あらすじ

騙されやすいイケメン×秘密を抱える同級生
別れと再会を繰り返す、青春ラブストーリー

晶(あきら)には忘れられない友人がいる。
それは中学時代に仲良くなった同級生の持田(もちだ)ゆづる。
ヤンチャでいたずら好きな彼は仲良くなるのも急で、いなくなるのも急だった。
ゆづるが突然引越して早4年ーー今でも彼を思い出す。
そんな大学受験を控えた高校3年、晶はゆづると運命の再会を果たす。
嬉しい気持ちを隠しきれない晶だったが、
ゆづるは又してもすぐ海外に行かなければならないという。
近そうで遠い、捕まえられそうで捕まえられない、夏の甘く苦いーー思い出。

表題作ナツマチ

進藤 晶、中2〜大学生、騙されやすい性格
持田ゆづる、中2〜、明るくイタズラ好き

その他の収録作品

  • 番外編
  • その後

レビュー投稿数23

ハッピーエンドです

ネタバレなしで読んだ感想を書きます。
途中不安になりましたが、ハッピーエンドでした!
これでバトエンだったら泣いてましたね…(バトエンが地雷)
最後まで読まないと話の末路が見えないので、あれですが、一言で言うと儚げのあるお話です。
途中まではバトエンっぽいので、バットエンド好きな方はここまで読む方法もあります!

0

泣いちゃうわい…

高校生たちの切ない恋の物語。

好きで好きで、すごく大好きなのに、素直に好きと言えない、告白されても受け入れられない切ない想いと悲しい事情に、胸がギュウッと押し潰されそうでした。


結構劇的なネタバレが致命傷になりそうな作品です。でもこのネタバレはぜひとも読んでから知って欲しいです。悲しくも切なくも、でも嬉しくもハッピーなこと。とにかくこの作品で1番の見どころです。


中学時代の同級生の晶とゆづるは犬を拾ったことで仲良くなり、一時は離れるけど高校生になって再会。高校生になった2人は、あのとき感じていた友情とは違う熱い感情を抱くようになっていきます。

この恋愛の気持ちを抱くようになるターンがとても好き。特に晶のほうがゆづるにドキドキして、身体まで反応しちゃうのです。晶は爽やかイケメンでモテモテ。好青年オーラがすごいのですが、この彼がゆづるのことを意識するようになって、ゆづるの身体に反応する様になっていくのが……すごく萌えました(〃ω〃)

そんなとき、思い出と称してゆづるの方からエッチのお誘いがきて、2人はエッチしてしまいます。これがまた…予想外にエッチでした。一回きりのエッチではなく、その後も何度かシちゃう2人なんですが、晶の方がゆづるを求めてるといった感じ。晶は体育会系なのか、好きの気持ちからなのか、絶倫くんらしいです(笑)
でもそういう優等生くんのガツガツ攻め、これまでの気持ちをぶつけているようで私はニヤニヤしながら読みました^ ^

ここまでは幸せな空気感が漂っているのですが、そのあとですね。晶から告白されたゆづるは、困惑顔で断ってしまうんです。
それがなぜなのか。この理由と、ここからのストーリーが本当に面白くて目が離せませんでした。私は涙まで出ちゃいましたよ…。


話の引きつけ方が上手いです。前半の2人のほのぼの&イチャイチャからの流れとはうってかわって、後半はまた違うトーン。緩急のつけかたが上手いなと思いました。
絵も良いんですよ(^ ^)洗練された絵柄ではないけど、アオハルの雰囲気に合っているし何より作風にピッタリ。爽やかな軽さを感じる線と、顔立ちのすっきりとした人物画はわたし的に好意印象でした。


可愛いワンコにも癒されました(^ ^)
素敵なストーリーに心がホンワカしました♪


2

2人の純愛が眩しい

BLコミックながら本の厚さがすごかったので、珍しいなと思いつつ手に取りました。まるまる一冊表題作です。

結論から言うとすっごく泣きました。BLでこんなに泣いたの久しぶりかもです。
じつは半分読んだあたりからバッドエンドを予想していたのですが、最後はハッピーエンドだったのでそこはすごく良かったです。でもゆずるの伯父の言葉はずしりと胸に刺さりました
表紙を見た限りでは、青春キラキラBLかな?と思ったのですが、読んでみたらすごく重いお話で、でもそれが物語に深みを与えています
ゆずるの底抜けに明るくていたずらっ子なとこは、病気や伯父のことを忘れたい思いと日々せいいっぱい思い残すことなく生きたいという思いからきているのかなと思うととても切ないです。
晶というキャラクターもまた素直で純粋でゆずるの冗談を真に受けるところが、とても可愛らしいです
2人はパックを通してしぜんとひかれ合うとこも良いですね
ほんとにきゅんときました。最後はどうなることやらドキドキしましたが、2人の思いが報われてほんとに良かったです
何度も読み返したくなるような青春と感動と眩しい夏がテーマのお話でお勧めです。

2

ぴいせんせいのなかで個人的いちばん!

ぴい先生の作品は、
過剰妄想少年シリーズ
エモーション・コントローラー
パラダイムシフト
パパと私とあゆむちゃん
しかまだ読んでないのですが、その中で、今作品、ナツマチがいちばん好きだなと思いました!
事前情報なしで読んだので、どんな感じなんだろうとかワクワクドキドキしながら読んでました。
途中、えっ本当に??っていう驚きのシーンがありましたが…
しっかりハッピーエンド。ほんとに良かった!!
なんでも信じるし、なんでもできるような攻めと明るく振舞おうとしてる受けです。
何かを乗り越えてのハピエンが好きな人は読んでみてください!

0

先生を信じて買ってみたら大正解だった…

ぴぃ先生の作品、これで多分4作品目かな。過剰妄想少年シリーズと噛んで噛まれては読んで、ぴぃ先生の心理描写とかエロの描き方が本当に好みで、外れがないので、今回も信じて購入してみました。

秘密、というのが気になり、中盤ら辺でそれが分かるのですが、やばいこれ地雷だった、やっちまった…と思い焦りました…。ですか、ま〜その辺は色々勘違いでした。
最後はハッピーエンドで本当に良かったです。

初めからずっと、2人の心情や青春の甘酸っぱさとか、両片思いの焦れったさ、そして若いゆえのなし崩し的なセックスも、とにかく良かったです。

ヘタレのような、優しい攻めはあまり好きではなかったのですが、今回でかなり好きになりました。

ハッピーエンドなので、皆さん安心して読んでキュンキュンしてください!

0

泣きました。

中学時代に突然現れ突然いなくなったゆづる(受)。
晶(攻)はそんなゆづる(受)が忘れられません。
そして高校最後の夏、再び再会します。

…でも。一緒にいられるのは1週間だけ。
一夏の淡い素敵な思い出。

ずっとゆづる(受)に何かある、とは思っていましたが…
ラスト、本当に感動しました。涙なしに読めなかった…ハピエンでよかった、安心しました…。怒涛の展開で、ハラハラでした!
(…最後の展開はなかなかありえないかもしれませんが…笑)

1

1コマたりとも見逃せない、きらめく恋

初読のとき、泣き過ぎて、胸が苦しくなり過ぎて、全くレビューが書けませんでした。
「神」評価を入れるだけで精一杯だったので、改めて足跡を残しに参上しました。

中2で出会ったいたずらっ子の持田ゆづると、素直すぎて騙されやすい進藤晶。
中3になる前に転校して行ったゆづると会えなくなって4年。
高3になった晶の前にまたゆづるが現れて…。

2人の恋を中学時代から今に至るまで、じっくりと丁寧に描いた作品です。

別のクラス、問題児と優等生、接点のなかった2人の距離が近付いたのは、ゆづるが神社で世話していた捨て犬を、晶が拾ったのがきっかけでした。
パックと名付けられた子犬の散歩を毎日一緒にして、同じ目線で同じ景色を見る。
離れた場所から思い描いていた「持田の目に写るきらきらした世界」を共有して、名字から下の名前で呼び合うようになって…、という仲良くなっていく過程が、本当に中学生らしく瑞々しく描かれています。

再会の瞬間も、一緒に過ごした数日間も、心理描写から表情、何もかもが素晴らしい。
1話目でしっかりと2人の土台を読めたおかげで、この2人のことをわたしも中学から知ってる!という気持ちになれるんです。
だからこそ晶の気持ちの変化がこそばゆかったり、一緒にゆづるの横顔に見惚れてしまったり。
誰もが経験してきた「初恋」や「初めて」をもう一度トレースできるような、恋を自覚したときの若干の気まずさと弾むような気持ち、からだを重ねたことで浮かれる気持ちもすごく的確に描かれていて、良いんですよー。

そして読者だけに明かされるゆづるの事情。
ここからは涙なしには読めません。
中学時代の数ヶ月が、再会した1週間足らずの日々が、ゆづるにとってどれだけ大事だったか。
ゆづるの想いが胸を締め付けて、言葉が心に刺さってきます。
全てを知った晶の喪失感も、本当に息が出来ないくらいの苦しさになって紙面から伝わってくるんです。

テーマがテーマだけに、陳腐な話に思える方もいらっしゃるかもしれません。
ラストに拍子抜けする方もいらっしゃるかもしれません。
だけどわたしはこの作品に出会えて、本当に良かったと思うんです。
ぴいさんが2人を創り出してくれて、こんなにもきらきらした恋を描き上げてくれたことで、たくさんときめきと切なさとしあわせを分けてもらえた喜びでいっぱいです。

素晴らしい映画を一本観たかのような充足感で満たされます。
たくさんのひとに読んでほしいけど、安易に実写化はしてほしくない。
この世界はぴいさんの絵で、この本の中だけでいい。
それくらい完成されているので、声がついたり、動き回ったりしなくていいんです。
大真面目に切ない恋をしていた2人が、今も晴れた空の下、どこかでしあわせに暮らしている。
そんな風にときどき思い出しては、胸がきゅうってなりつつもあたたかい気持ちになれる。
素晴らしい1冊です。

2

カワイイお話

いつも明るいゆづる。そんなゆづるが降ってきて、、
学校で仲良くなった、晶とゆづる。晶は絵に描いたような好青年。爽やかで、疑うことを知らず、バレー部のイケメン高身長モテモテ男子。
一方のゆづるは、ちょっと体が弱いけど、いつも明るく、逆に自分の寂しさや弱さを見せないタイプ。
両親が亡くなり、意地悪な叔父に引き取られており、家庭環境は不遇。

こんな二人ですが、一度は晶の転校で離れ離れに。でも再会し、ひと夏の思い出にと、ゆづるは抱いてほしいと申し出る。

全体に、ほのぼの明るい雰囲気ですが、ゆづるの病気と、家庭が暗い影を投げかけています。ゆづるの叔父は、ここまでおかしな保護者っていないよな、って思うくらい、シンデレラにおける継母状態。
あと、死んだっていう嘘も意味がわからん、って感じですが、そういうお話を気にしなければ、全体には爽やかハッピーエンドのよいお話でした。

0

キラキラの青春ラブストーリー…は、いいんだけども。

凄く線が綺麗で、かわいい絵柄で、キラキラしたお話でした。

自分の体のことを隠しながら、それでも一緒にいたいと頑張るゆづるくんが健気で…!


ただ、終盤の、学校の先生からゆづるの体について知らされるくだりから、ちとこう、突っ込みたくなることが沢山あって冷めちゃった部分が…ゴメンなさい…以下、アラフォーオババのほざきです。

学校の先生も病院関係者も、今の時代は個人情報保護違反で下手したらクビ切られるんですよ。

まあ先生は時代に着いていけないオッサンてことで、個人の性格かな?と思えなくもないのですが、全く面識のない病院関係者が、未成年の子供相手に転院先を教えたり、入院記録から死亡したって情報(しかも人違い)を渡したりはしないでしょ…まあ今の病院の受付は派遣にやらせてる所がほとんどだから、たまにはこんなヌケてんのも…おるかなあ?

お金の話にしても、生まれつきずっと患ってて保護責任者がネグレクトしてる未成年なら病院側のケースワーカーさんが対応してくれそうなもんだけど。高額医療費補助とかあるし。

ちゅーかさ、知らせもなく退院した養い子の忘れ物を、病院に連絡されたからって引き取りにくる叔父さんて実はそこまで悪い人でもないんじゃ…?いや、そりゃ、アキラに「ゆづるは死んだ!これ遺品だからくれてやる!」とか言ってるんだから頭おかしい人なんだけども。でも、そーゆー人なら病院から連絡が来た時点で「そっちで捨てとけ」くらい言いそう。わざわざ取りに行くかなあ。

あと心臓にペースメーカー埋めて、2ヶ月で退院して日常生活に戻れるものなのか…Hしても大丈夫なの?一人暮らしよりは誰かと一緒の方が安心かもだけど…?

とまあ、後半にツッコミ所がありすぎて、前半の感動が薄くなってしまいました…

この辺を疑問に思わず流せる若さはもうないな。ああ、歳は取りたくない。

0

良いところはあるはずなのに…

ここでの評価が良かったため、購入したのですが、自分にはあまり合わなかったのかなーと思いました。二人のキャラクターの純粋さだったり、疎遠になってからまた再会するロマンチックさだったり、作品の良いところもたくさんあるはずなんですけど、何故か読んでいてすごい退屈だったというか…。自分でも理由はよくわからないのですが、たぶんストーリーがあまり私には刺さらなかったのかな、と思います。たまたまその時の気分でそう感じてしまっただけなのかもしれないので、また機会があれば読み返してみようとおもいます。

0

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