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causality bezel
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
『因果性のベゼ』の2巻にして完結編。
続き物なので1巻を読んでいないと理解できません。未読の方は1巻から読まれることをお勧めします。
1巻を読んだ時点では謎が多く、その為わかりづらい部分も多かった今作品。すべての謎が2巻で解明されます。そして、え、そういう展開?と圧倒されつつ読破しました。
1巻のネタバレも含めてのレビューになります。未読の方はご注意ください。
1巻で、無事恋人同士になったひろきと環。
環と恋人になれたことで喜ぶひろきだけれど、心配事がある。それは、環とキスが出来ないこと。
なぜなら、ひろきがタイムスリップしてしまうきっかけになるのは、「キス」。
その事に気づいたひろきは、恋焦がれる環とキスをしないでおくことを選択した。が、キスが出来ないことで環に自分の恋心を疑われて振られてしまうのではないか、という焦りを感じている。
そして、ひろきにはもっと気になることが。
時々、オーバーラップして見えてくる情景があるのだ。
環とセックスしている自分。
そして、トラックが迫る前に立つ環の姿。
これが、予知夢だったら?
未来を、自分は見ているのだとしたら。
環を救うために、自分は何をすべきか―。
1巻で撒かれていた伏線が、怒涛の勢いで回収されていきます。
ひろきは環を救いたい。
が、このストーリーはそれだけの話ではありません。
ネタバレ注意!!
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実は、環もまた、ひろきを救うために時間を巻き戻しています。
ひろきは環のために。
環は、ひろきを救うために。
2人が、孤軍奮闘している。
何を犠牲にしても、何を捨てても、彼だけを助けたい。
愛情がなせるゆえの行動で、思わず涙腺が緩みました。
彼らはたった一人で愛する人を救うために闘っているわけですが、その未来の行方は―?
最終的に彼らが選ぶ「道」に、感動し、そして萌えが滾りました。
とにかく読んでほしい。
1巻で意味が分からずどうしようか悩んでいる方にも、1巻がまだ未読の方にも。
阿仁谷さんてここ最近ファンタジーものを書かれる事が多くなった気がしますが、ストーリーのバックボーン、キャラ設定、ストーリー展開、どれをとっても素晴らしいとしか言いようがない。
最後の最後まで二転三転するストーリーで、気が抜けません。
最後の最後まで、萌えが詰まっています。
タイトル。
眼鏡や時計といった小道具。
そして、タイトルにもある「キス」。
これらが繋がり、一本の線になり繋がる展開に圧倒されました。
阿仁谷作品はほぼほぼ読んでいると思いますが、一番好きな作品かもです。
素晴らしい作品でした。
文句なく、神評価です。
この作品を読み始めた時、期待はしつつも心のどこかで「BLだから本格的なタイムリープモノは期待しすぎないでおこう」と予防線を張っている自分がいました。
2巻を読み終えた今、満足感でいっぱいです。
まさかBLでこんなに本格的なタイムリープモノを読めるとは思わなかった。
1巻ではただただ伏線と謎を見逃さないように真剣になって読みました。
でも、2巻では想いが通じ合った梶原とたまき、2人の恋愛メインのお話になります。
好きだけど、タイムリープしてしまうため、たまきにキス出来ずに悩む梶原。
それでもハグだけでもしっかり想いが通じ合っている2人が本当に可愛らしいです。
1巻の頃はツンデレというよりクーデレに近いたまきでしたが、2巻ではもはや、かわいさしかない!!
なんなの?あのひもパンみたいな勝負パンツ!!(笑)
そして、梶原が繰り返し夢で見ていたたまきと結ばれる日。
それはなんと梶原とたまきの誕生日の日でもありました。
予想外にエロいたまきに萌えていたのも束の間。
突然帰ると言い出したたまきを追って外に出た梶原はトラックにはねられてしまい…。
実はたまきは梶原の死を阻止しようと何度もタイムリープしていました。
たまきの場合、自分が大切にしている時計やメガネを代償にしないとタイムリープ出来ない。そして、何度頑張っても梶原を救うことが出来なかった。
その後、梶原を覚えていない時間軸に飛ぶたまき。
全てを思い出す時たくさんのフィルムに囲まれるシーンがあるのですが、圧巻でした。
こういった魅せ方が非常に上手い作家さんだなーと暫く見入ったほどです。
ひとりではなく、2人で一緒に運命を変える覚悟を決めた2人の結末は…。
ラストのラストまでまさかの仕掛けがあり、こんなにも驚かされるとは思いませんでした。
私の頭がついていかず、あちこち理解しきれない所もあったのですが、非常に凝った作りで、なおかつ萌えもある。素晴らしいタイムリープBL。
ラストの幸せいっぱいの2人の顔。
もうこれが見られただけで大・大・大満足です。
これからもストーリーのしっかりしたタイムリープBLが増えることを願って神評価とさせて頂きます。
ちょっと変わった何度もタイムスリップを繰り返して未来を変えていくってお話だった。
とても新鮮だったし、キャラもすばらしかった。
私の頭が悪いのか時間と話がどこまで飛んでるのかわからないところがいくつかあって、
読むの疲れることもあったしまだわかってないところもあるけど、
さすが阿仁谷先生、軽そうな話に見えて重くて切なくて胸にキューってくる話だった。
読み終わったあとは読んでよかったなあとしみじみ思う感じ。
最後がハッピーで途中が切ない話ってほんと大好き。
もともと、SFであんまり得意じゃなくて、色々な設定を理解するのにも時間がかかる残念な頭の持ち主なのですが、これは頑張って何回も読んで、なんとか理解しました!
1巻ではヒロくん視点で進むので、タイムリープもヒロくんだけでアレコレしてる感じなのですが、本当はタマちゃんがヒロくんの命を救うためにメッチャ独りで頑張ってた。
〇タイムリープはヒロとタマがキスをすると起こる。
〇ヒロのタイムリープは、遡る時間をある程度コントロールできる。
〇タマのタイムリープは、3月7日土曜日の夜に起き、転校初日の校長室に戻る。
〇ヒロはタイムリープで過去に戻った際、行動を変えることができる。また代償付きで今後起こるトラブルを回避する事ができる。
〇タマはタイムリープで過去に戻っても、何回やろうが行動を変えられない。どんなに意志を強く持っても、体は仕組まれた通りにしか動かない。
但し、ヒロが取った行動に伴う形でなら違う行動ができる。
なので、二人の運命を変えるには、ヒロがとにかく頑張らないとどうにもならない。
この事実が分かるまで…てか、ヒロが動ける世界線に辿り着くまで、何回も転校初日から誕生日の夜までを繰り返してるタマちゃんは、ほんまに辛かったと思う。
頭では、好きにならなきゃいい、付き合わなきゃいい、その日にその場所にいなきゃいいって事は、嫌ってほど分かってる。
でも、そうなるように環境は動くし、身体もループ内の行動をなぞるし、どう頑張っても変わらない。
きっと、誕生日の雨の夜に最後のキスをしなければこのループも終わるだろうに、ヒロを助けたいタマは今度こそ…と繰り返していたのかな。それとも、キスするところまでループの行動に組み込まれていて、ほんまに無限ループだったのかな。
それが、ほんのちょっとの何かの拍子で、ヒロがタイムリープに気づいて、行動を起こせるようになって、諦念に満ちた拷問みたいなループに光が差す。
ヒロが自覚してからは、今度はヒロが頑張る番で、並行世界によってはヒロの事を全然覚えてない上に好きにもならない世界もあって、それでも心折れずに頑張り続けて、ほんとにもう2人でジタバタ足掻いて努力して、ようやく誕生日の翌朝を迎える時には、こっちももう感無量でした。
なのに、ここで終わらずに2人はまたキスをする。2人なら絶対にどうにかできるし乗り越えられるからと。
後日談は、ほえーそうくるか!て感じですね。
運命に立ち向かって頑張った2人が迎えるハッピーエンド。
ほんまに素敵なお話でした。
起こってしまう事実を回避するために繰り返すタイムリープ。
運命の日が二人の誕生日だと分かるも・・・。
お話が進むにつれて二人の愛が深いのがジンジンと伝わってきてその伝わってきた分とても切なかったです!!
たまが一生懸命なのがまたすっごく切なくて・・・泣いちゃいました。
凄く感動する尊い作品でしたが小山の話す内容がちょっと難しかったのと、最終話のラストがそのあとに収録されてる描き下ろしを読まないとスッと入って来なかったのが引っかかりました。
いろいろと伏線が回収され、ストーリーとしてはすっきり読み終えられる2巻でしたが、やはりなかなか明るい関係になれる2人にまで辿り着かないため、結構悶々としてしまいました。お互いがお互いのために、何度も時間を巻き戻し救おうと奮闘し失敗する様子は、切なく美しいものでもあると思いますが、あまりにもそれが続くと私にとっては若干ストレスにもなり。
梶原の死を回避するために時間を巻き戻せる環、これはある意味幸運でもありますよね。死んだことをなかったことにできるのですから。そうなってくると、もう少しこの世界でのタイムリープの仕組みの詳細を明確に描いて欲しかったかも。個人的に偶然に幸運な方に向かえたという展開は、なんだか落ち着かないので…。でも、最後に年齢が離れてしまっても意に介さず愛し合える2人にはとても安心しましたし、ここまで追ってきて良かったと思えたので、萌評価にしました。
たまきもやっぱりタイムリープしていたんですね。
しかも梶原を事故から救うために。
ただ私の頭で理解できなかったのが、たまきはどうやってタイムリープするのか、なぜ2人一緒に頑張れたら…もう諦めないと決めたら3月8日を迎えられたのか、という点です。
タイムリープは二人の想念的な部分で起こっていて、そこが革新的に変わったから、着地点を変えることができたということでしょうか。
梶原は過去を変えることができて、その代償としてたまきの宝物が壊れてしまうというのはドラマチックだけど、仕組みがよくわからず。
たまきが言うように、本来の自分たちの世界にあるべきものだったということなんですかね。
そうなると「本来」というのは何?となるんですが、それは2人の力で勝ち取る運命の世界ということなんでしょうね。
肝心の因果性の部分でついていけず申し訳ないです。
ストーリーとしては、見応えあるし先が読めないワクワク感がありおもしろかったです。
1巻でも感じましたが、アニメや映画でぜひ見てみたいです。
あと、絵が1巻とはところどころ違う印象でした。