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lion hearts
お互い好きで、ずっと一緒にいたくて、でも…
幼い頃に注意された「男の子同士はだめなの」の言葉。
心の奥底に隠した気持ちを抱えて高校生になりーーー。
優しさも厳しさも感じられるお話でした。
起承転結の『転』以降ずっと涙が止まらなかったです。
酷いことをした人への苛立ち、
傷ついた人の悲しみが痛くて、
やらかした行動を許せない人・許せる人の言葉が刺さる。
『好きだから一緒にいたい』のが本当の気持ちだけど、
『好きだから一緒にいるのが怖い』というのも本音で。
立ち止まって、逃げて、動けなくなって、前に進んで。
まだまだ偏見がなくならない世の中で生きるリアルさが伝わるお話でした。
(※エロ無しで攻め受けはありません)
礼央と獅子丸は仲良しの幼なじみ。
幼い日に「大きくなったらけっこんしよ」と約束したけど
男同士で好き合うのはいけないことだと教えられて…。
好きな気持ちが燻ったまま高校生になり、
とうとう抑えられない気持ちが動き出しました。
これからは友達じゃなく恋人。
気持ちを抑える必要がなくなって幸せなんですね。
初めて尽くしの初デートは楽しくて笑顔がいっぱい…!
けれど獅子丸は、偶然デートを目撃した同級生が影で
「気持ち悪い」と言ってるのを聞いてしまうんですね。
急に男同士で付き合う現実が怖くなった獅子丸は
一番最悪なタイミングで礼央から逃げ出してしまいます。
1人残された礼央はそのまま姿を消してしまいーーー。
最初読んだときは獅子丸への苛立ちMAX…!!!
どこをどう見ても獅子丸は卑怯だったなと思うんですよ。
でも、やんわりとバックボーンが見えてきて
なんか…仕方ないのかもと思えてくるのです。
礼央の周りは同性愛に寛容な人ばかりなんですよね。
同性愛者の友人・信頼できるゲイカップル・理解ある親。
獅子丸と恋人になった後も礼央の方がウンと前向きです。
相談相手がいる心強さがあります。
対して獅子丸は真逆で。
男の子同士がダメと言ったのは獅子丸の母親で、
兄夫婦は子宝に恵まれて普通の幸せ生活を送り、
彼女が欲しいと喚く友人に囲まれて、
獅子丸と礼央が恋人同士とはとても言い出せない空気。
最初は「獅子丸殴らせろや( `д´)⊂彡☆))Д´) パーン」
って気持ちで読んでたんだけど、なんかね、、、
獅子丸ばかりを責められないなって思えてくるんです。
(とはいえ獅子丸が逃げたタイミングがホント最悪で)
(悲しすぎて私はその部分を読み返す勇気はないです)
(この場面を思い出しただけで悲しくて泣けてくる…)
獅子丸がしたこと。
許せない人は厳しい言葉を投げかけて、
許せる人は獅子丸の行動を否定せずに受け止めます。
これって真逆なはずなんだけど、
どちらの言葉にも共感出来てシンプルに響きました。
厳しい言葉にも励ましの言葉にも優しさがあります。
(何度読み返しても泣いてしまう…(;///;))
あとがきを引用させていただいて
「何でふたりばっかりがんばらんといけんのか」と。
ホントこれ!です。
強くなきゃ生きていけない恋愛なんて意味わからん!
でもこれが少なからずある現実なんですよね…。
獅子丸は酷い役回りになっていたけれど、
作者さんの描きたかった気持ちにストンときました。
うん。獅子丸ばかりを責められねぇや。。。(;ω;)
さてさて、姿を消した礼央はどこへ?
獅子丸に裏切られて傷ついた礼央の本音など
最後の最後まで涙なしでは読めませんでした。
胸を熱くキュンキュンささてくれます!
礼央と獅子丸。2匹のライオン。
『ふたり一緒なら強くなれる気がする』(帯より)
厳しいけれど優しくてほろ苦くて温かいお話でした。
タイトルはこちらの作品を読んでるうちに心に浮かんで来た言葉でした。
子どもの為に良かれと思ったことや自分を正当化する為に他者を無意識に陥れたり、私たちが普段何気なく行ってしまう言動が、無意識に誰かを傷付けたり縛ってしまったりするお話でした。
それがこのお話で淡々と紡がれて行くのです。
かなりボリュームのあるコミックスでしたが、あっという間にに読み終わりました。礼央と獅子丸の目線と間の取り方で丁寧な感情の揺れを見事に描いていました。
お互いに好きなだけなのに最初は母親の言葉が呪いになって、恋人同士になって関係が深まりつつある時には、獅子丸を好きだった女子が再び獅子丸に呪いを掛けるんです。
正直言って礼央の良き相談者だった同級生女子の代わりに獅子丸を殴ってやりたかったです。
こんなにも獅子丸が弱虫になってしまったのもやはり親子関係からなんですよね。過保護故に周りが先回りして獅子丸を手の掛からない良い子のレッテルを貼っていました。
その点礼央は幼い頃から母親の娑羅場を目撃していたので、精神的にも自由で強かったです。
ずっと幼い時から自分の感情から逃げ続けて来た獅子丸が、礼央が失踪した事で否応なく自分に向き合う事になります。ここからの彼の必死さに凄く救われました。
本当なら家族に正直に礼央との事を話す事が出来ていたら直ぐに解決出来ていたんですよね。ただ、この事が無ければ獅子丸は何度も同じ誤ちを繰り返していたと思うから、この経験は大事だったのだと思いました。
ほのぼのとした絵から想像出来ない辛さがこの作品にはあります。
2人は高校生なのでキス止まりなのも真実味があって良かったです。
個人的にはこの2人のこの先の進学先での成長も読みたいと思いました。そして、呪いの言葉を吐いてしまった女子のその後の顛末も読んでみたいです。作風的にはザマァ展開は無いと思いますが、成長して自分がどんなに愚かだったか後悔して欲しいと心から思ってます。
三田織先生の作品は初読みではありませんが初レビューでした。多くの方に読んで欲しい良品だと思います。こういう作品がこれからも増えて欲しいです。
やっと書籍化…!
web連載で最終話まで追っていました。
だけど、やっぱり大好きな作品なので
紙媒体でも欲しくて購入してしまいました。
こういう心のオアシス的作品は絶対に紙本で欲しい派です。
幼馴染みのピュア~な恋のお話です。
幼馴染みの獅子丸と礼央は親友同士。
だけど、大きくなるにつれて互いを恋愛対象として意識するように。
そして、親友から恋人へ。
それはあまりにも自然な流れで全く違和感もない。
けれど、二人の周りはそうではなくて、
純粋で、素直で、正直すぎるゆえに
獅子丸は礼央を傷つけてしまいます。
そして、獅子丸の前から消えた礼央。
はじめは礼央の友人同様に心の中で「このヘタレ!」と
罵ってしまったりもしましたが、獅子丸の反応って
全然当たり前のことなんですよね。
ましてや二人はまだ10代。
立ち向かえっていうのも酷な話。
少し前まではあんなに甘ったるかった二人が
突然離ればなれになってしまったときは本当に辛くて、
獅子丸に対する嫌悪感しかなかったけれど、
追いかけてもう一度礼央を掴まえてくれたのも獅子丸で、
二人がもう一度向き合ってくれてよかった…
礼央が消えたとき、彼を匿ってくれていた先生カップルも
とても素敵でした。
おそらく病身であろう恋人が少しでも長生きして、
二人がずっといてくれたらいいのになぁと思わずにいられませんでした。
ちなみにこんなこと書くのも無粋ではありますがエロはありません。
なので受け攻めもわからないのですが…
将来的には獅子丸×礼央なのかなぁと思いつつ、
いや、メンタルの強さ的に礼央×獅子丸かもしれないと思いつつ、
リバかもしれない!とこっそり下世話な想像をしておりました。
こんなにピュアな二人に対してなんだか…申し訳ありません。
久しぶりの三田織先生の作品です。待ってましたという感じで即購入、そして素晴らしいボリューム
今回のお話は幼なじみで初恋で、受け攻めどっちかわからないけど、レオ君が攻希望です。
動物って同性愛珍しくないそうで、ケニアでライオンの雄同士がカップルになってるとか…
獅子丸は母親の言葉が呪いのように頭の中に焼き付いているようで、礼央君への想いを閉じ込めたまま、心の奥底に隠しているみたいです。
礼央君の方が可愛らしい顔してても、男の子同士でも気にならないようで、これは偏見のない母親の影響が強いのではないでしょうか?
母親同士が違ってたらまた2人の想いは反対になってたかも?でも何だかんだ、礼央くんの方が強そうなので、ちょうど良かったかも?
世の中には偏見あるひともいるけど、味方になってくれるひともいるんだということを、ゆかりんが言ってましたが、そのとおりで、万人に好かれようなんておもったらだめなんだよね~
2人の初めてのデートのシーンが1番好きです。もう幸せ~きゅんきゅんする~そして切ない感じがとても良い
1度は離れてしまう2人ですが、どう考えたって好きという気持ちに蓋はできない
獅子丸君が自分を押し殺した生き方をしなくてほんとに良かった
一生後悔していきることになるだろうから
あと礼央くんの先生達のお話ももっと読みたかったです。
今回も三田先生らしい優しくて暖かな作品でした
2人で過ごす日々がこんなに幸せだったんだということは失ってから気づくものなんですよね
礼央がしーちゃんの前からいなくなってしまってからはずっとうるうるしながら読んでいました。
1度は逃げてしまっても弱虫のままでも
礼央に会いに行ったしーちゃんの気持ちは
すごく強いなと思いました。
相手のことを想うと「強く」なれる、
そんな存在こそがライオン…しーちゃんと礼央にとってはお互いがお互いのライオンだったんですね!
あとがきに書かれていた「すべての人が宝物を捨てなくていい世界線」という表現がすごく素敵で大好きです。
今月は泣けるヤツに出会わなのかぁって、ちょうど考えてたところ―
ここにあったわ。
オーソドックスな設定のピュアBLだと思いきや、
途中から涙を堪えるのに必死でした。
いや、どん底に突き落とされた感じではなく、
初めて「世間の冷たさ」を知った瞬間みたいな。
怖くて心細くて… そのせいで失敗もたくさんしたけれど、
それでも自分らしく強く生きようって。
そんな気持ちを思い出させてくれる作品でした。
普段BLを読まない人にもオススメです。
ちょこちょこ連載読んでいたのですがまとめて読むとまた良いですね。
好きな人のライオンになりたい、そんなふたりのライオンのお話。
幼馴染同士の初恋、実ったあとは幸せかと思いきや……。
周りの反応に悩み苦しんで宝物を手放そうとしてしまったしーちゃん。そんなしーちゃんを責めずに頼って欲しかった玲央。
宝物を捨てなくてよかったという表現がとっても暖かくて、染みる。
そして表紙をみるとふたりのライオンが。とても素敵な表紙です。
久々の先生作品うれしいです。
まず絵が、ほんわかキラキラやさしくてキャラとストーリーに合っている。これこれ〜。
1話でもうドキドキして引き込まれました。
347Pのボリュームで読み応えありまくり。
タイトルに込められた意味がいいですね。
でも強くなくてもいい、弱くてもいいというセリフに共感するし。
弱くても逃げても「好き」という気持ちからは逃げられなかった。2人一緒にいれば強くなれる。
というのが肝でストーリー運びに感動しました。
キャラもよくできてる。脇役まで。
獅子丸という名前がかわいいしいかにも強そうだけど、実はそうではなく、そう望まれて付けられた。
鈍感で寝逃げ癖があって、深く考えることが苦手。
母の悪気ない圧があったり、良い子だったり。
だから自分からは告白しないし。
いざとなったらパニックになって逃げちゃう。わかる。
そこからどうするかが大事。
獅子丸視点で進む意味がよくわかりました。
一方レオは意外と肝がすわっていて。
お母さんは偏見がないようで男同士でもゴムはしなさいね〜とすっと出てくる。
そんな母親に育てられたレオだもんね。
自分が傷ついたのもあるけど、一緒にいることでしーちゃんが傷つくのは嫌だというのが強くて優しい。
美術の先生の
「相手が同性というだけで逃げたくさせるような この社会がクソなだけやん」
「ほんまは逃げる必要なんてないって言いたかってんけどな」
が名言だし大共感だし感動しました。
そして、あとがきの先生の憤りと決意にも胸を打たれました。
すばらしい作品をありがとうございます。
高校生の青春ど真ん中BLです。
獅子丸の兄夫婦の子供たちの感じはすごく三田先生らしい子供の描写だと思いました。
高校生の思春期、幼なじみの二人の恋の第一歩がじっくり丁寧に描かれています。
勇気を出してお付き合いを始めた二人ですが、周りからどう思われているか、気持ち悪いって思われたくない、怖いという感情がリアルというか、そこまで極端に言われてたり感じてるわけじゃないけど人ってデリケートだからそうか‥って感じになります。
獅子丸が怖くなって礼央から逃げて、礼央のこと傷つけて、それでも好きで、また始めたいとおもって礼央のところへ向かうシーンはこれで終わりかなーと思ったらまだまだで、礼央にも礼央なりにあって、ちゃんと考えるんですよね。
礼央たちにとって同じマイノリティのゆかりんもいるし、気持ち悪いって思う女子もいる。それでも自分の気持ちが1番大事なんだよと教えてくれるゆかりんはすばらしいですね。
登場人物たちそれぞれがきちんと考えて行動してる空気感が三田先生らしさだなーと思いました。
読んでいて泣けてきてしまいました。