いつだってそうだ正気でいられない 東京心中(8)

itsudatte souda shouki de irarenai

いつだってそうだ正気でいられない 東京心中(8)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神29
  • 萌×212
  • 萌8
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
15
得点
221
評価数
53
平均
4.2 / 5
神率
54.7%
著者
トウテムポール 

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媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
シリーズ
東京心中
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784863497252

あらすじ

テレビ制作会社の仕事も、
恋人の矢野さんとの関係も安定してきた宮坂のもとに、
大手テレビ局のゴールデン枠への出向命令が…!?
華やかな世界への異動を喜ぶもつかの間、
ユカさんと向かったそこは想像を絶するワンダーランドだった…!!

人気のワーキングBL第8弾、人は何のために働くのか!?

表題作いつだってそうだ正気でいられない 東京心中(8)

宮坂 絢,TV制作会社AD
矢野 聖司,TV制作会社映画部署

その他の収録作品

  • 私は君だった 君は私になるだろう
  • ワンダーランド
  • ボーダーライン
  • いつだってそうだ 正気でいられない
  • 鳥取は島根の右側です
  • ふぞろいの矢野たち

レビュー投稿数15

そうきたか!

イチャイチャがなーい!
でも、やっぱり神評価です。
今回は、BLとしてではない感じの内容ですが、色々と考えさせられました。
派遣のように行かされた職場が、地獄で番組を作る目的が見いだせなくなったゆかと宮坂。
家に帰れないのはキツいよ。
だって、矢野さんに会えないんだから!
玄関でハグ5分だって、帰らなきゃやってもらえないんだよ~。
人って、ホントの限界がくると、あぁなるんだなぁと。。。
最後の決断、私は良かったと思います。
が!矢野さんと働けなくなっちゃうよ。。。
それを考えると、続きを読むのがしんどくなりそう。
結構重い巻でした。笑いが欲しかったなぁ。

3

考えさせられる

今回の話は宮坂と矢野さんの絡みがあまりありませんでしたが、宮坂とユカさんがブラックな所で頑張って働いてる姿に感動しました。
なんか今回はすごい考えさせられる話だと思いました。宮坂や、ユカさんが新しい環境でどれだけストレスを感じているか凄く伝わってきます。テレビ局の裏側ってすごく怖いなって感じました。二人ともよくここまで耐えてきたなって思います。宮坂が鳥取砂丘でストレス発散してるシーンが凄く好きです。次巻、楽しみにしています!!

2

ネタバレなし

登場人物に命が宿って、物語を牽引しているからダントツに面白い。普通は漫画(創作物)的に面白く読める方向に意図的に舵がきられるものなのに、なんかこの人達、本当にこの世に生きているみたい。新刊が出て、あれっ?と思って前の刊を読み返してみると、変わらない台詞なのに違った意味に取れたり。思わずレビューを書き直してしまった。本作は上下巻で2人の関係性を把握したら、続く巻を読み進めることで読者も2人の歳月を分かち合い、共感し味わいも深まると思います。

2

多少ネタバレ注意?読んで良かった!

東京心中、人気作らしいし絵柄とかも嫌いじゃないし、巻数も多いから読み応えありそうだし、と思って読み始めたら気付いたら8巻まで一気読み。
あまりBLっぽくない?恋愛は確かに男同士だけどBLらしい甘さや背徳感があるわけじゃなく、お仕事漫画やレディコミみたいな感じで読んでいて、エロシーンで「あ、そういえばBLだったわ」というくらい。
甘々なのが苦手な私には、むしろ甘過ぎるよりは良い。
総括して全体的に好き。

けれども、その中でもやっぱりこの8作目が好き。
読みながら「ああ、わかるなぁ。嫌になった時ってこうだよな」と感じるあのシーンが、9作目まで読んだ後も少し引きずるくらいの印象がある。
宮坂とユカさんで2パターンあるのも良い。
なんなら恋模様とは関係ないところなのに少し泣いてしまいました。

少し流行りには遅れたけども読んで良かった。

1

ややシリアス。

『東京心中』の8巻目。8巻目ですが、シリーズとしては9冊目にあたります。

矢野さんとの関係も仕事も、ともに順調に行き始めた矢先に、別のテレビ会社への出向が決まった宮坂くんだがー。

という展開。

ネタバレ含んでいます。苦手な方はご注意を。





宮坂くんとユカさんが出向で訪れた場所が、

とんでもなく哀しい現場です。

面白い番組を作るという誇りを持たず、下っ端が泥をかぶる現場。
それでも必死に働く二人だけれど、ついに宮坂くんが壊れてしまい…。

家にも帰れず、徹夜続きの宮坂くん。
矢野さんに心配をかけまいと現状を伝えることはしない。

が、そんな宮坂くんの現状を知ってか知らずか、さりげないサポートをする矢野さんがめっちゃ男前でした。宮坂くんの辛さやしんどさをきちんとくみ取れる。今までは宮坂くんのほうのラブ度のほうが強かったように思いましたが、二人が築き上げてきた絆や愛情は確かなものに育っていたんだなとしみじみ。

結局宮坂くんはファニーを辞めてしまいましたが、それも雨降って地固まる、になりそう。ファニーの仲間たちが、みんなすごく素敵な人たちなので、これからも良い関係でいられそうな気がします。

宮坂くんが不在の間、矢野さん(仮)のお世話を一生懸命にする矢野さんにもほっこりしました。

8巻はどちらかというとコメディよりではなくシリアスな展開でしたが、今回の出来事を通して矢野さんの宮坂くんへの想いや、ファニーの面々の結束力の強さ、そして宮坂くんの「これから」がくっきりと見えてくるストーリーでした。

エロ度は皆無ですし、いつもの爆笑必至の展開を求めて手に取られる方にはやや肩透かしな展開かもしれませんが、個人的にはめっちゃ萌える巻でした。

あ、そうそう。
カバー下もお忘れなく。

ゲーム三昧の休日を過ごした宮坂くん×矢野さん、にちなんで、『東京心中』の面々の休日の過ごし方が描かれています。

あー、わかる!
と思ってしまう、可愛らしい漫画でした。

4

大会社へ

大会社へ出向になったユカさんと宮坂。
出世のはずが、なぜか喜んでいないユカさん。そして矢野さんも、毎日電話しろよ、と気遣う。

そんな不安は的中して、言った先の会社で散々な目に遭う宮坂だった。

作者さんは、テレビ局の取材などもされているのでしょうか、実際にこんなひどい状況があるのかもしれない、最近の○ジとか、と考えさせられます。

何のために仕事をするのか、が通用しない世界。ただ上の言うことを聞き、使い捨てのADたちに丸投げするだけ、伝えたいもののない制作者たち。

そりゃあ、やめるよね。特に宮坂のような生き方をしている人ならなおさら。

帰ってきた宮坂を迎える矢野さん、これからどうなるんでしょう。

1

いつだって正気じゃいられないやね

この巻はがっつりお仕事BLでしたね。つってずっとお仕事BLですけどw
2人がほぼ離れ離れだったからBL要素が少なくて、タイトルにあるように正気でいられなくなった宮坂のお話がメインでした。

宮坂が出向先から帰宅した時、矢野さんがハグしてあげるの吉川さんのアドバイスだったんですね。いつもGJだわ吉川さん。
過酷な環境で仕事して疲れて帰ってきて、矢野さんにハグされたらストレスめっちゃ軽減されるでしょう。

でもあまりに楽しくない、というか不快な、何のためにこんなことをやっているんだろう?と考えてしまう職場で宮坂が壊れちゃった。
ハナさんが無言で背中を押してくれるシーンがよかった。

逃げてきたんじゃない、考えるためにここに来たんだ
と砂丘で海を見ながら考える宮坂のコマの間にラクダがいたのが、先生さすがうまいです。
その前にイヤイヤ働いていそうなラクダの描写があったので、宮坂は自分を重ねて見たのかなと。

宮坂は会社に辞表を出しちゃったんですね。
それを聞いて矢野さんは何を言うのか。
また矢野哲学が出るのか。

0

仕事とは

ゲームのモデルはワンダと巨像かな?
この作品は楽しいお仕事モノだと思っていたので、こんなに嫌な気持ちになり、さらに終盤この展開…え〜……派遣先のトラブルって派遣元も辞めないといけないほどのものなのか?戻してくれって言って交渉できるモノじゃないのか?ファニーは社員が潰されて黙ってていいのか?ファニーは宮坂を大事に育ててる最中かと思ったのに、これが普通なのか?と疑問だらけでなんともモヤモヤ。矢野さん成分も少なめだし…続きに期待。

0

矢野さんと猫が、あたかも竹久夢二の絵のようで

このシリーズも随分長くなって、二人の同棲生活も順調かと思われたが、、、
この巻では、宮坂君がお仕事でひたすら辛い目にあっている。
お仕事ストーリーとしては、読んでいて結構しんどいし、ラブ面でも、お互いにちゃんと深いところで思い合っているから、たとえ会えない日々が続いても、お互いの存在を心の支えにして生きていけるっていうレベルに到達しちゃってるしで、この巻だけでいうなら、萌どころを見つけるのはかなり難しい。
でもまあ、元々、エロエロだったりラブラブウフフを求める作品じゃないし、ちゃんと前向きな所で終わっているし、これはこれでいい。
続きが楽しみ。

4

そうだ、鳥取にいこう

今回は、いつも以上に”お仕事”にフォーカスされていて、ブラックな現場の描写もリアリティがあって、社会性が強いな~と思いました。そして、鳥取に行きたくなってしまいました。。。
ところどころ胸が痛む(キュンじゃないやつ)場面があり、正直なかなか重かったです。ですが、おそらく、このシリーズの流れで必要な展開なのです。8巻をBLとして評価するのは難しい!と悩みました。このシリーズ自体は、作品として”神”なのですが…8巻単体だと”萌え”の要素はそんなに高くないんじゃないかなと思い…。(読み応えはあるんですよ!)
その中で一番最初の”私は君だった 君は私になるだろう”、宮坂と矢野さんの日常の一コマにはほのぼのします。このちぐはぐなカップルがなぜ一緒にいて幸せなのかがうまく表現されていて、本当に素敵だなぁ、いいなぁと心から思ったので”萌”にします。”萌”じゃない評価方法があるなら、★4.5くらいつけたいんですが。
最後に、”正気でいられない”状況のなかで、宮坂が正しい決断を下したところに救いがあり、これからの展開の希望につながる印象をうけました。9巻、楽しみです!!

3

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