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ore wa tayorikata ga wakarimasen
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
主人公の性格にやや難アリのラブコメ。面白かったです。
この作品スピンオフなのですが、スピンオフ元は未読です。
未読でも問題なく読めましたが、スピンオフ元のカップル吉武と守屋がちょこちょこ出てくるので読んでいた方がより楽しめそうです。
私は吉武と守屋に興味が持てずコチラから読み始めてしまったのですが、コチラを読んだ結果吉武と守屋の話も読みたくなりました。めちゃくちゃ良い人たちなんですよこの二人……。本作主人公の牧野を心配し、色々気にかけてくれる良い友人でした。
牧野が絶妙にリアルな挫折屈折人間で良かったです。
言動やモノローグからメンタルやられてるのがヒシヒシと伝わってるんですよね……。
急に怒ったり泣いたり、痛々しいです。
わりとウザキャラなのですが、憎めないウザさというか、反省してちゃんと謝罪出来るし、ヤバイ発言とかしても根が悪人では無いと伝わってくる絶妙なキャラでした。
というか色々と面白可愛かったです。天然で(笑)
吉武と守屋がやたら牧野の世話をやいているのも、牧野がただのダメ人間では無い事を裏打ちしているというか、きっと今が調子悪いだけなんだな、と思える要素になっていて良かったです。
で、この牧野が天然爆弾すぎて面白い。
ゲイを警戒しすぎて(しかし清宮の接触は普通にキモイと私も思った)、初対面かつ命の恩人である清宮相手に失礼発言をかまし、キレられて無理矢理キスをされた牧野。
そんな経緯があるにも関わらず、清宮が自分に性的興味が無いと知るや超絶とんでもないド天然無防備男になります。
無防備通り越して無神経なのですが(笑)
まず最初のとんでも行動、妖怪チンコミテクレにめちゃくちゃ笑いました。いや、最低なのですが。牧野が必死すぎて笑ってしまった。
その後もド天然で清宮を振り回す牧野。本人には一切悪気がないところが逆に厄介です。
ただ、ちょっとずつ元気になってるが故の暴走というか……可愛いんですよね。
そして終盤畳み掛けるような萌え行動を連発してとんでもなかったです。
めちゃくちゃ意義のある1カメ、2カメ、3カメだった。
清宮のキスせがみ発言は無神経な牧野への意趣返しだったと思うのですが、見事なカウンター食らってて笑いました。
もし清宮が主人公だったらハーレム漫画のラッキースケベ主人公みたいになってただろうなと思いました(笑)
そして無防備な牧野に対して、牧野から近況報告される吉武(多分ゲイ)が清宮のことめちゃくちゃ警戒してるのも面白かった。守屋共々かわいい。
下宿先の福くんも良い感じのクソガキで可愛かったです。
福くんは何処の馬の骨とも知れない人に大好きなお兄ちゃん取られたくないのかな? と思いましたが実際のところは不明。
とにかくテンポが良くてコミカルなので暗い話題でも重くなりすぎず楽しく読めました。
腰乃先生の作品で好きな受けといえば『滅法矢鱈と弱気にキス』の静香先生がダントツだったんですが、こちらの作品の牧野は彼と並ぶほど魅力的で、最初から最後まで読んでいて楽しく、たくさん笑い、萌えさせてもらいました。腰乃先生のキャラ作りが本当に素晴らしい。男性でも女性でも牧野みたいな人、実は結構いると思うんです。いわゆる器用貧乏で何でもそれなりにできたのに、突出したものや熱中できるものが特になく、いつの間にか他人に遅れをとっていることに気付き愕然とする人。
牧野の場合はニートにまで転落してしまったわけですが、そこから友人に会う勇気を出したのも、彼らの厚意を素直に受け取ったのも私はすごいと思いました。元が優秀だっただけに、プライドが邪魔してそれすらできない人がたくさんいると思うんです。複数カップルがいる作品だと、恋人には甘く他は邪険にするキャラが多い気がするんですが、吉武も守屋も恋人に良く思われたいからとかではなく、2人とも心から牧野のことを心配しているし、就職引越しを終えた後も気にかけ続けていて、カップル以外の関係性が温かい作品でもあるなと。
そして、牧野が引越し先で新しく出会った清宮と福。言動が大雑把でちょっと無神経だけど根は優しい清宮と、意図せず毎回いちゃつく形になる清宮と牧野を淡々と冷やかす恐るべき中学生の福。強烈な2人の性格に振り回されて今までにないほど喜怒哀楽が表に溢れ出てしまう牧野。そうそう、彼のようなどうしても人前で我慢してしまうタイプには、これくらいの人をぶつけるのが荒療治になっていいんです(笑)。徐々に強烈な鈍感さや無防備さ、人付き合いの下手さを露わにする牧野も2人に負けていません。牧野の人生や人格が1つの魅力でもあり、尚且つBLとして萌えるシーンもたくさんある、期待が高まるしかないシリーズの1巻でした。
『部活の先輩に迫られてます』のスピンオフ。
部活の〜は、だいぶ前に読んでいました。主人公が、あまりの変貌ぶりに、誰?!となり、上記の作品を読み返すほど。
何でもテキパキこなして、バリバリバスケをしていた牧野が、あんなガリガリ、ネガティブ男になるなんて。
という感じのところから始まります。
腰乃先生のスピード感ある展開がホント読んでいて心地よく、楽しい!!
こちら全3巻なので、二人の関係はかなりゆっくりモードですが、ラブだけじゃなく、生活、自分の身体、気持ちを立て直していく牧野を見ているだけでもホクホクします。
ノンケがどう恋に落ちていくのか、ゆっくり見守れる作品です。
なんというか、ちゃんと生きてる人の動きだ…!!!って感動します。それから【間】を感じる時のコマを端折ってないから緩急が凄くて動きを感じる。すごいです。
台詞とか人の描き方とか受け攻めの関係移り変わりと心理描写が秀逸で、あとエロちゃんと細かく描いてくれてるのがすっっごく好きです。
名作でした、、。
「部活の後輩に迫られています」に登場した守屋の友人である牧野のスピンオフ!!
「部活の~」は一、二位を争うくらい好きな腰乃先生の作品でなので、まさかここで読めるなんて~!
「部活の~」の時の牧野はこんなキャラだとは思わなかったですが、一冊の本になると途端に腰乃先生の受けっぽいキャラになるんですね…す、すごい…。
元、世話焼きで頼られることをステータスだと思っていたが就活で挫折し自身を失くした受けが新天地で攻めに出会い、段々と成長していくお話です。
この受けが感情豊かでグルグルしていて天然で可愛い!
意地っ張りかと思えば、ウサギのようにプルプルしたり…攻めが思わず構ってあげたくなるタイプ。
対する攻めは腰乃さんの作品ではあまり見かけないキャラで新鮮でした。
また、珍しく二人の関係を荒らす第三者「福」が初めから出てきました。
一巻では何が目的が分かりませんでしたが、このキャラによってもっと物語が面白くなっていくんだろうな…。
腰乃先生は描き込みも多いので読んだ体感では二冊読んだくらいに満足感がありました。
相変わらずの、わちゃわちゃ感がすごく好きで落ち込んだ時にはピッタリの賑やかさと明るさ。
書き下ろしは、なんと本編では一切なかったエロシーン!
攻めによる妄想がエロい…。
あと紙媒体の方が修正甘めだと思うのでオススメです。
牧野はちょっと面倒臭いタイプの主人公です。器用貧乏で今まで大きな挫折もなくやってこれたがゆえに頼り方が分からない、んでプライド高くて自分で自分を縛って雁字搦めになってる。そんな主人公が田舎にやってきたところからお話が始まります。
セリフもモノローグも文字がめちゃくちゃ多く内容もグサグサ来る感じで、丁寧に読んでくと超しんどい!共感性羞恥を感じるタイプだったら無理かも?と思いました。あと牧野とシンクロする悩みを持ってる時期に読むのも止めた方が良いかも…私の場合ですが。
田舎で少しずつ元気になってく牧野を見られて、だんだんほっとして温かい気持ちになります。すぐに明るく清宮を翻弄するあほのこっぷりを披露するとこは笑えて好き。まだ牧野の中に恋らしきものは見られませんが、次もとても楽しみです。
ちょこちょこ顔を出してくれる「部活の後輩~」の二人も可愛くて癒されます。牧野を心配する友人の存在に救われる心地…。福ちゃんも可愛くて良かった!次巻以降も活躍を期待したい推しキャラ。
ドーテー・ニート・イ●ポという三重苦な主人公が親戚のコネで田舎の小学校の先生になって、そこで親切なゲイと大人びた中学生にであってあーだこーだする話
内容ぐっと詰まっているせいか、マキノがどうしようもないせいか、読んでいてとっても疲れます、、そして1巻の時点ではBがLな要素があまりない。エッチ「少なめ」というか、モーソーの中で一回ヤってるだけじゃんそんなの詐欺じゃん…!と思いながら読みました
続き物なので、面白くなるのはここからかな?
フクくんも絡んでくるかな?と思いつつ、さすがに中学生はないか〜
BでLなのは脇に置くとして、マキノのあれやこれやは、なんか、リアルでつらいです。がんばれ
今年初のBLやっっっと読めた!!
久々の腰乃先生作品で、これこれ〜と⤴︎⤴︎
かわいいしおもしろいし腰乃先生ワールド好き〜と思い出した。
「部活の後輩に迫られています」のラストの方で存在感出ていた牧野がこんなにボロボロになるなんて!?と。
コンタクトにして痩せてまるで別人?!と驚いた。
で、中身まで弱っちゃってこじらせて…今まで周りに頼りにされてきた人がダメになるとこうなっちゃうよねと。
それをかわいらしく、おもしろおかしく描くのがさすか腰乃先生!
全3巻だから、じっくり進む。
清宮が確実に牧野を好きになってきて、2巻が楽しみ。
福ちゃんが清宮を好きそうで気になるけれども。
牧野のことを愛しまくっている吉武×守屋夫婦がちょいちょい出てきて、笑うしほっこりする。
だんだん打ち解けてきた牧野と清宮のぎゃーぎゃーやりとりがおもしろい。
腰乃先生のこういうところも大好き。
1カメ、2カメ、3カメにも笑ったw
久々に腰乃先生作品読んで、ああ、この感じやっぱり好きだ〜となりました。
擬音の使い方が特に好き。
スマホ触る音がムイムイとか、食べる音がもきもきっとか。
2.3巻が楽しみ!
◾︎清宮哲司(ゲイ)×牧野(ニート→田舎で小学校教諭)
ふぐり風船で空を飛ぶ発想がすごい。一生かかってもたどり着けない。
「部活の後輩に〜」から読むと、牧野の落ちぶれ(言い方悪い、ごめん)っぷりがめちゃくちゃ辛くなります。部長やって、大学でもお世話係やって、でも要領はあんまり良くなかったんだろうなっていう…就活うまくいかない漫画や受験失敗漫画はBLでもたまに見ますけど、ほんと苦しいですね。突然泣き出すところとか見ると牧野さんほんとに病んじゃってたんだなぁと。日の光浴びないと人間急速に衰えますから。あんまり読み返せてなかったのかこの辺リアルにしんどかったからでした、そうでした。
でもBL漫画は大丈夫!最終的にカッコいい攻めが抱いてくれるか、カッコいい受けが尻で抱いてくれるかで万事解決よ!!
牧野が暗い空気読めない人から、明るい空気読めない人になってきたあたりでだいぶ心安らかに楽しめるように。これこれ!これぞ腰乃先生のテンポ!!
ところで、あの狼であることを隠せてはいないが愛想の良い狼だった吉武が、ちょっと性格変わってて不思議な気持ちに。苛立ちを隠してませんね。守屋さえ手に入ればある守屋とそれ以外ってか!
はじめに、このシリーズすっっごく好きなんです。
でも1巻は中立。
東京→東北に教師として赴任してきた牧野。
赴任当初は卑屈で捻くれてて、自意識の塊で、プライドは高いのに自信がなくて、すんげ〜〜めんどくさい男だった牧野。
ゲイの清宮を変に意識して突っかかったと思えば、自分は無防備という名の無神経で清宮を煽りまくる。
2人の関係性とか、新天地での生活や清宮との出会いによってどう牧野が変わっていくか!?が作品の肝だとわかりつつも、自分の人生の行き詰まりからくるストレスを他人にぶつける牧野がどうしても苦手で。
就職が決まらず、インポになり、引きこもり、激痩せし、今まで築いてきた自分というものがガラガラと崩れていく。
その恐怖、絶望、焦りはすっごく共感出来るんだけどね。
『部活の〜』が未読なせいもあって、既読の方と牧野観が全然違っている気がします。
「あの牧野先輩がこんなことに!」的観点が全くないので、ギスギスした嫌な部分ばかりが目についてしまいました^^;
ストーリーや細かい描写はさすが腰乃先生!といった感じで、面白いし上手い。
早く本来のスーパー牧野さんが見たい!と思った1巻でした。
大好きな腰乃さん。
今作は「部活の後輩に迫られています」では頼りがいのあるバスケ部のおかんこと牧野がメイン。
一体何があったの?心配だけどそこは腰乃さんなので大丈夫という変な安心感アリです。
腰乃さん作品と言えば文字の多さが特徴的だと思っています。
ドラマCDになれば2枚組は辺り前というくらいセリフの量が多い。
もちろん例外なくこちらもです。
そこが結構癖になる。
守屋と吉武の2人に心配されながら東北の就職先に見送られる牧野が可愛い。
この関係性。
心配する側から心配される側にシフトチェンジとは人生何があるか分かりません。
心の不安定感が堪らないんですよ。
情緒不安定になって直ぐ泣いてしまうのも良きです。
精神年齢が幼くなって牧野がショタっ子に見えてきます。
就職先で出ったゲイの清宮、そして中学生の福。
2人に代わる代わる世話を焼かれ健康体に戻っていく姿はまるで育成日記。
ガリガリで髪が伸びている姿が結構好きだったのでちょっと残念。
お世話になっているお礼にキスしてと牧野に迫ってからの流れは笑っていいのか可哀想というべきなのか取敢えず清宮の肩をポンと叩きたくなりました。
1カメ・2カメ・3カメが生きてます。
牧野・24歳・体操座り・高身長男性の「へへっ///」
じわじわ真っ赤になっていく清宮の様子に、無自覚相手の恋愛の苦労さを感じてほろり。
どちらかというと攻めを応援したくなった今作。
個人的に攻め側に付いたときは相性がいいので嬉しいです。
フレッフレッ清宮!
作家買いしている大好きな腰乃先生の作品です。
『部活の後輩に迫られています』のスピンオフ作品です。
とうとう、約6年(約2200日間)にも及ぶ、腰乃先生、担当者様、関係者様の愛と涙の結晶「感動と喝采の最終巻」が発売されました!
田舎の地主の息子 清宮(ゲイ)と小学校教諭 牧野(ノンケ)のお話。
小・中・高・大と人に頼られるリーダー的な存在だった牧野くん。
1番ではありませんがそれなりに順風満帆な人生を送って来ました…が、就活に失敗し、脱童貞に失敗し、ニート生活に突入していました。
ダメダメになった牧野くんを心配して励ます友人 守屋くんと後輩の吉武くん。
社会人になった2人のお付き合いは続いており、同棲もしていました。
まさか、あの優等生だった牧野部長が就活に失敗し童貞卒業も失敗し、ニートになっていたなんて…。
ちなみに、諸々の不調によりEDにもなっているようです(泣)
コネで超田舎の小学校教諭に就いた牧野くんは、過保護な友人CPに見送られて赴任先に向いました。
しかし、ローカル電車を寝過ごし、さらに超田舎の洗礼を受け、川で水難しそうなところを地元住民の清宮くんに助けられます。
そんな命の恩人の清宮くんですが、牧野くんにゲイバレした勢いでちょっかいを出したら…殴られました(汗)
このことがキッカケで良くも悪くも距離が縮まる2人。
無自覚天然ノンケの牧野くんにゲイの清宮くんは翻弄されている様子ですが…。
このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラで、牧野くんの下宿先の孫 福田福くんが登場します。
中学生という多感なお年頃の少年が作品のスパイスになって盛り上げてくれています。
個人的には、福くんって高校生になったらかなりのイケメンになるんじゃね?と期待大(笑)
お待ちかねの守屋くんと吉武くんもちょいちょい登場しますよ!
あの日、後輩 吉武くんから手作りのお弁当を受け取ってしまった瞬間に全てが始まった守屋くんの運命…。
うーん、感慨深いものがありますね(笑)
Hシーンは、本編最後の描き下ろしであります。
…清宮くんの妄想ですが(笑)
でも、数コマなのにエロいんですよ~。
これだけでも満足出来ちゃうクオリティでした。
描き下ろしは、本編最後で福田屋のお風呂に入った清宮くんと牧野くん。
そこで、牧野くんのお尻の穴を見てしまった清宮くんは自宅で妄想してしまいます。
ノンケが苦手なゲイとゲイに興味がないノンケの恋愛は成立するのでしょうか?
作品全体は間違いなくコメディなのに、腰乃先生が丁寧で繊細な心理描写で描かれており、主に牧野くんに感情移入して読み進められます。
圧倒的な腰乃ワールドで、読めば読むほど面白さが増していく作品でした。
最終巻が出揃った完結シリーズなので全巻まとめて読むと面白さと愛と感動が味わえますよ。
最後は、絶対に前向きで幸せな気持ちになれること間違いなし!
あの委員長が主人公の作品ですが、彼がこんな事になっていたなんてと驚愕でした。守谷と吉武に心配されるなんて、腰乃先生の引き出しの多さに脱帽です。
清宮を無意識に煽る牧野は罪深いです。ww
風呂場での尻向けシーンには爆笑しました。あんなの悩殺しに来てるとしか思えないし、硝子窓に写したトリックチューは可愛い過ぎます。
下宿先の福くんの性格も一癖あるし、このドタバタ感がなんとも言えずに読んでて楽しいです。
まだくっ付いて無いけど清宮の妄想がとてもイヤらしかったので次巻に期待です。
あの部長がこんなことになってるなんて。案外打たれ弱かったんですね。
ドラマCDになったらいいのにな。
とにかく情報量が多いですね!これでもかと心情や状況説明があって。
守屋が吉武と社会人になっても続いてたり、部長と仲良しなのや、電話変わって!!や、吉武のゲイの人と何してんの!のくだりも面白かったです。
さて部長こと牧野ですが転落してますね。
でもようやく田舎で教師の仕事に就けて。
ニート2年間引きこもりで人との距離の取り方、何話していいか言葉が出てこないあたりはとっても共感しました。
悪い方にばかり受け取ったりイライラしたり清宮がちょっと可哀想。
そしてドノンケならではの無自覚行為に清宮に試練が。
牧野がすごい気を使って疲れたり相手の反応みて一喜一憂したり滅茶苦茶共感します。
BL的な萌えよりも脱ニートを見守り清宮との関係がどうなるのかという感じでした。
腰乃先生の沼の深淵は深すぎて見えないと思いました。
「新庄くんと笹原くん」で、これは私にとっての腰乃先生の最高峰、と思っていたら、この作品に出会ってしまった。
何度読んでも素晴らしい。
読み終えた時、ちょうど10月6日発売のダ・ヴィンチ 2018年11月号に腰乃先生のインタビューが掲載されたので読みました。(「俺は…」書下ろし漫画も掲載されています。バックナンバー要チェックです)
二人が出会い…恋愛に至るために、何かの要素を与えなければならない。それが牧野のEDだったんだなと分かりました。同時にBL界にEDが蔓延している理由もわかりました。
恋愛へのトリガーなんですね。
牧野くんの転落後の気持ちが痛いほどわかります。
私も小学生の頃、応援団やリレー選手をしたり、中学生の頃生徒会をしたり、困っている人の面倒をみたり・見させられたり、勉強はそこそこ悪かったですが本の虫だったので周りから頭が良いと思われていて、人生って普通にやっていればなんとかなると思っていました。
些細な出来事であっけなく人生の道筋が見えなくなり、もがきながら崩壊していく感じ。
もがけばもがくほど深みにはまって気が付けば1年も2年も白紙のまま経過している。
周りの同級生がみんなキラキラしていて、自分はまともな生活すら送れない。朝起きるところから始めなくては… みたいな感じ!!!!わ・か・る!!!
そこから牧野くんがどのように再生していくのか、固唾をのんで見守りましたがページは高速スワイプしました。本当に、この作品が完成してから出会えて良かった…。連載見守っていたら心労で廃人になっていたかもしれません。
牧野さんは距離感が分かりません。心理的に、不安タイプと排他的タイプがミックスしている感じ。
不安で仕方ないからご機嫌を取る、嫌われたら地の底まで落ち込む。人と接する事自体がなんか怖い。
衝動的になんかやったりします。もうもうもう、痛々しすぎる。
でも牧野さんは弱い男じゃなく、考える力があるし芯に強さもあります。
私だったら逃げてしまいそうな時も牧野さんは立ち向かいます。
清宮さんは牧野さんになくてはならない王子様。
二人の妄想ではないラブラブが見たいよ~~!!!
(と思っていたら新連載がスタートしてやったーーー!)
今までの腰乃さんのエロギャグテイストと少し違う作品です。もちろん冒頭の高校時代のゲイカップルの友人達から将来をものすごく心配されている所とか、やっと決まった田舎の就職先でいきなり夜中に荒れた川で何故か1人で渡し船に乗っている所とか充分笑いどころもあるんですが…
リンクしている前作ではあんなにしっかり者だった眼鏡の高校バスケ部の部長が今作の主人公の受けです。BL創作物とはいえ、快活な性格のリア充が就活の失敗を機に今までのキャラが崩壊し、2年間の引きこもり、バスケ部部長をやってた子が体重50キロ台前半まで落ち…って中々深刻なテーマです。実際どこかにありそうな話だし。
ギャグっぽいBLではあるけど、全てを失った彼が友人や周りの人達の力を借りながら、少しずつ自信を取り戻し生活を立て直していくという真面目なテーマなのです。今までしっかり者で人のお世話をしてきた性格なのに自分が困った時は人への頼り方がわからないなんて…泣ける話です。
そんな不憫な主人公牧野を立ち直らせるきっかけになったのが仙台在住のゲイ清宮。出会いは最悪だったけど彼の人となりを知る内にお互い惹かれあっていく2人。心身共に力強そうな清宮も実は過去の恋愛で深く傷ついた経験を持つ人でした。いつもよりエロも控えめで2巻でも最後まではまだ結ばれていない2人ですが、ゆっくり大切に愛を育てていってほしいなと思いました。
『部活の後輩に迫られています』で
普通の感覚を持ち、世話焼き選手権で優勝出来そうだった牧野が
あの牧野が……。
就活って本当に心が折れますよね。周りが決まりだすと焦るし…。
それまで出来る子だった牧野が突きつけられる不採用という三文字、
こちらの胃までキリキリしてくるような序盤から
不幸の連続みたいな境遇が可哀想……。
でもそのプロローグは牧野の幸せのためのもの!!と
気を取り直しつつ読ませていただきましたら
やっぱりドタバタコメディ健在でホッとしてしまいました。
清宮がなんだかんだで親切ですもんね。
いちいち的外れな牧野に振り回されつつ優しい。
牧野が弱ってしまった事を責めるでもなく
受け入れてくれるのって度量がありますね。
よそ者とノンケは嫌いなのに…。
ちょいちょい出てくる守屋と吉武が心底牧野を心配していて、
微笑ましくもあり、じーんとしてしまいました。
福も大人びていて味のあるキャラで
こんな田舎なら退屈しないだろうなぁ。
温泉がめちゃくちゃ羨ましいし!!
それにしても清宮のほっぺにちゅー、
あの発想は無かったわ……。
牧野の無自覚がやべえ!!!
読み応えありすぎです。
まず目に入ってくる情報量の多さ。
相変わらずなのかパワーアップなのかのワチャワチャ感。
これでもか!とたたみかけの牧野の不運。
就活失敗やH失敗、引きこもりと激ヤセ、それらを遂にリセットするのだ!と東北は津柳?という所で小学校の先生になるためにお引越しするのですが、さて人生は好転するのかと思いきや、何でそうなる?というズレまくりの新生活スタートなわけです。
やることなすこと裏目に出て、ズッコケズッコケ…
この辺はアメリカのおバカ映画とかが好きな人にハマりそう。
でもこういうズレまくりっていうのは、牧野が引きこもってて体も衰弱してるという状況からきてる部分もある気がする。健全な精神は健全な肉体に〜ってヤツで、人と関わらない日々が続くと、コミュニケーションのお作法というか、タイミングとか言葉の選び方使い方の間違いに気付けない。
それに永年のひがみからくる被害妄想みたいなのも強くて、卑屈だと思ったら急に攻撃的になったり。何ともメンドくさい。
これ、どーなんのよ。清宮さんもかわいそーだよ。と思ったら。
1巻のラストのお風呂シーンは笑いました!
清宮さん!アンタよく頑張った!
所々「部活の後輩に〜」の吉武x守屋も出てきますよ。
「部活の~」の続編という事をすっかり忘れて購入。
コミックス2冊分が、しっかり溜まるほどの時間がたっているのだから、まあそれも仕方がない。
そして、登場する今回の主人公の牧野も、「部活の~」の時の高校生時代からは想像もつかないような、どん底に落ち込んでしまった大学卒業後から話が始まるわけで、まあ、前作は未読でもあまり問題ない。
この1巻目では、就活に躓いたところから転落を始めた牧野が、何とか田舎の小学校に就職することになり…。
果たして牧野は、そこでの出会いや新しい生活によって、自分を取り戻せていけるのか。
とりあえず、牧野のすることなすこと、まだ全然ちぐはぐで、ガラガラ空回っていて、ひたすら清宮がかわいそう。
しかし、こんな牧野みたいな奴にちゃんと感情移入して読めるんだから、本当に良く練られたストーリーなんだと感心しちゃう。
TORICOの腰乃展で、本作の文字プロット→文字ネーム→ネーム→複製原稿が展示されていて、腰乃先生は、こんなに構成を練りに練っているんだと驚きました!
担当編集さんのコメントが胸熱なので紹介したい!
(※撮影OK、SNS掲載OKの展示なので転載します)
【「今まで描いてきたキャラクターとは異なる、人間的にも成長するお話が描きたい」と先生がおっしゃられ、プロット作りから入念に相談してスタートした作品です。エッチなラブコメももちろん大好き、その上で今回先生はBLの一番大事な ”男の人が人間として男に心を開くこと” ”男同士であること” を丁寧に表現くださいました。】
展示とこのコメントで胸熱の勢いのまま本作を読みました。
『部活の後輩にせまられています』で、友人の守屋と後輩彼氏の吉武を生暖かく見守ってきた牧野の話です。
守屋と吉武もチョイチョイ登場するので、前作をお好きな方にも懐かしいはず^^
牧野は委員長タイプで、人から頼られて面倒を見る側の人間だったのに、就活失敗からのニートで “日本社会においていらない子” に。
しかも脱童貞で失敗して、インポにもなってしまう…
(牧野の「なんで入社してーかなんて金が欲しいからに決まってんだろ」って台詞、本音を隠して建前を演じなきゃいけない茶番ばかりの世の中にそのとーりだよ!って頷いてしまった。)
そんな底辺でくすぶっていた牧野も、コネとはいえ、田舎の小学校教諭の仕事が決まり、守屋と吉武に心配されつつ北へ旅立ちます。
そしてゲイカップルの心配通り、バスを乗りすごし、雪が舞い散る中、観光用の渡し舟に乗って、川のど真ん中で溺れそうに…
それを助けたのが地元の青年・清宮です。
清宮は困ってる人間を放っておけないタイプで、牧野も友達になれたらいいなーと思ったのに、清宮がゲイであることが発覚!
牧野「俺はホモじゃないんで」
清宮「俺にだって好みがある、自意識過剰」
と、出会ったばかりなのに、言い合いをしちゃう二人…
こんなドノンケが、ゲイに恋する日がくるのか?って感じですが、、、
くるんです!
そこが腰乃先生が描きたかったテーマ!
”男の人が人間として男に心を開くこと” をじっくり描き出していきます。
牧野は底辺生活で人との距離感がわからなくなっていて、自分でも余裕がなくて八つ当たりしてる自覚があったけど、それを清宮にズバリ指摘されて凹んでしまう。
でも清宮がやさしいところを見せると、身の上相談をしたうえで、二年のインポ生活で心配だから、チンコが大丈夫か確かめて欲しいと無茶振りを…
牧野は気にしすぎなところもあるくせに、思い込んだら周りのことが見えない無神経なところがあって、清宮はさんっざん振り回されます!
焼肉に行った後、温泉風呂に一緒に入り、牧野は清宮がゲイだってわかってるはずなのに、裸で無防備にベタベタ触るわ、マエもウシロも隠さないわ、ドギマギさせられてしまう清宮は本当に哀れw
でも牧野は言葉を素直に受け取る危うさがあるのがかわいいところ!
お風呂チュー事件の乙女のようなかわいさったら!
清宮も真っ赤になって、しかも反応しちゃってェ~^^
牧野のことは好みじゃないと言ってたけど、実は最初からいいなって思ってたんじゃないの?
それでこんなかわいいことされちゃって、すっかり牧野に落ちちゃったんじゃないの?
清宮の妄想がたぎる描き下ろしは必見です♥
(さすがの牧野もそこまでは言ってないw)
1巻はダメダメだった牧野が少しずつ再生していくところ。
それに付き合ってあげる清宮は、牧野にとって大切な存在になっていくはず。
展示と担当編集さんのコメントを見ていなかったら、腰乃先生の作品は勢いがあっておもしろいなーって感想だったと思います。
でも、腰乃先生の本作にかける意気込みと、目指すテーマを知ってから読むと、テーマの終着点にもっていくための構成のウマさにうならされます!
牧野の成長物語、 ”男の人が人間として男に心を開くこと” と合わせて、これからゆっくり見守っていきたいです。
立ち位置が分からないキャラがいるなーと思って読んでいたら、「部活の後輩に迫られています」のスピンオフでした。
「部活の後輩に~」は未読でしたが、これのみでも楽しめます。
腰乃作品には珍しく、濡れ場はほぼ無いので、「あ、無いんだ…」とちょっと思ってしまいました。
最後に清宮の妄想というかオナニーする際のネタでそういったシーンが出てきます。
好きなのは、二人で温泉に入って、わちゃわちゃしてるシーンです。
清宮さんが真っ赤になっていて可愛いし、牧野もやってやった!顔が可愛かったです。
ギャグ要素満載なのですごく楽しめました。
腰乃先生の新巻!!!( ノ^ω^)ノ( ノ^ω^)ノ
内容は就活で失敗して、初エッチにも失敗した
ED主人公がげっそりしている時に新しい町で出会ったゲイと仲良くなっていき、、、
という内容です!!
腰乃先生節が出ています!しかもパワーアップして!
抽象的な表現が多く、現代アートだと思いました!
キャラは他の作品と何が違うのか、、
腰乃先生の他の作品のキャラと全員同じに見えるという位なんも変わっていないというか、もしや腰乃先生の性格が反映しているのでは、、?と思うくらいヒスキャラ全開です。いつも道理です。
今回違うのはサブキャラの福くんが個性を発揮している所!!よみどころです。
こ、これは⁈ 「部活の後輩に迫られています」のスピンオフじゃあないですか‼︎ きゃー!腰乃先生の作品の中では一番好きで。また、彼等に会えるとは思ってもみませんでした!嬉しいー。本作はその数年後。ある意味サイコパスな後輩、吉武は心なしかイケメンに成長。守屋先輩はすっかり骨抜きにされており。そして、優しくて頼りになる、ホモをめっちゃ怖がっていた、牧野部長が本作のヒロイン。ええ、これはもぅヒロインと言っていいでしょう。あらすじにあるように、あの優秀だった筈の牧野部長が就活に失敗し、失恋の上、引きこもりニートに⁈ すっかり人との距離が掴みにくくなってしまった彼がやっと見つけた就職先は辺境の地、東北は田舎の小学校の教師だった…。(ちょっと漱石の「坊ちゃん」思い出しますが、生徒さん達との絡みは無いです。)
もぅ、あの優秀だった筈の牧野部長の変貌ぶり、人と上手くやれなくて、ヒステリー気味なのがまず、可笑しいですし。新しいのは、1カメ、2カメ、3カメ、と、そこに無い筈のカメラで一つのシーンを描いてたりして。何なの?これ、TVショウなの⁈ と、笑いながらツッコミたくなること請け合います! また、吉武のサイコパス的な行動のせいで、以来若干ホモを怖がっている牧野部長の、対ホモに対する、その対応。我知らず、煽ってしまっているその仕草、行動。特にラスト周辺のセクシーショット(ちょっと可愛いくて♡何度も見返してしまう♡)はとくとご覧あれ!これには攻めになるであろう清宮さんの股間もビッキビキです。それに気づかない牧野部長ーーー!毎日キーキーうるさい、牧野部長の(あ、教師になったので、牧野先生か。)七転八倒、ギッタンバッタンのボリューム感大(今、確認したら247Pもあったよ‼︎読み応え超アリ‼︎)でお送りする爆笑コメディ。
田舎に引っ越してしまった牧野部長を心配する、守屋と後輩の吉武カップルもちょいちょい描かれていて、とっても楽しいです!2巻も同時発行されているので、一緒に買いました☆ これから読みます〜♬
腰乃さんの新刊という事で楽しみに待っていました。
ネタバレ含んでいます。ご注意を。
主人公は牧野くん。
腰乃作品の『部活の後輩に迫られています』の受け・守屋くんの友達として登場していた、あの牧野くんです。
子どものころから何でもできる子だった牧野くん。
ところが就活に失敗し、彼女との初エッチで失敗→二股掛けられていたことが発覚、からのインポになり、人生どん底中。
そんな牧野くんを慰めるのは高校時代からの友人の守屋くんと、守屋くんの恋人・吉武くん。
彼らの応援のかいあって、牧野くんはつてをたどって地方の小学校教諭に採用され、田舎へ引っ越すことに。吉武くん×守屋くんの心配を一身に浴びながら赴いた田舎の地でトラブルに巻き込まれた牧野くんですが、そんな彼を助けてくれたのは清宮という青年で―。
というお話。
序盤で守屋、そして吉武という名前が出てきて、おお、これはもしや?と思いつつ読み進めましたが、「あの」二人だという事が分かってテンションMAX。相変わらずの二人に思わずニヨニヨしてしまいました。
『部活の後輩に迫られています』は高校生→大学生、の吉武くん×守屋くん&牧野くんでしたが、そんな彼らが大学を卒業し24歳と23歳になっていて感慨深かった。
と、三人に感動している場合ではありません。
ニートを脱却し学校の先生になった牧野くんですが、そんな彼を待っていたのはゲイの清宮くん。
牧野くんは、危ないところを助けてもらったのは事実にしろ、いきなりキスされ襲われてしまったからさあ大変。
襲われる恐怖や、自分を女性のように扱われることに対して清宮くんに拒否感を示す牧野くんですが…。
と、こう書くとややシリアスなのかな、と思いきやそこは腰乃作品なので。
思いっきりギャグ要素バリバリの作品です。
すれ違いながらも少しずつ仲良くなっていく彼らですが、そんな彼らに横槍を入れる人物が。
牧野くんが住まわせてもらっている民宿の息子の福くん。
中学生かな?
彼は、おそらく、清宮くんのことが好きなんだよね…?
そのために、二人が仲良くなるのを邪魔しているように見える。
そんな彼の妨害を物ともせずに、清宮くんは少しずつ牧野くんに心惹かれていっている様子も見える。三角関係…、なのかな。
でも、清宮くんの想いはぶれなさそうに見えるので、この三人の関係がどう進むかドキドキします。
『部活の後輩に~』ではしっかり者の部長、だった牧野くんが、弱って、痩せて、ネガティブになってる。
そんな姿をクソ可愛い!と外道な感想を持ちつつ、心配でついつい手を出してしまう旧友の吉武くん×守屋くんの二人、そして清宮くんの気持ちがすごくよくわかる。そしてタイトルが秀逸。
腰乃作品には珍しく、エロ要素はほぼなし。
終盤に、清宮くんの妄想として牧野くんとの群れ場が少し描かれているだけです。
腰乃さんらしいがっつりエロが読みたいと思っている腐姐さまは、ちょっとがっかりな展開ではあるかな?
でも、腰乃さんらしいギャグはてんこ盛りだし、インポに悩む天然ちゃんの牧野くんは可愛いし、牧野くんに振り回される清宮くんにも笑えるし。
めちゃめちゃ面白い作品でした。
1巻・2巻と同時発売されているので、ぜひとも2巻ともまとめて購入されることをお勧めします。