プリンス・ノワール

prince noir

プリンス・ノワール
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神20
  • 萌×231
  • 萌9
  • 中立12
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
17
得点
263
評価数
78
平均
3.6 / 5
神率
25.6%
著者
りーるー 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
発売日
価格
¥679(税抜)  
ISBN
9784801962743

あらすじ

若くして徳江組の二代目組長となった工は、
襲名して早々事故に遭い、記憶が退行してしまう。

それにより性への知識も真っさらになってしまったが、
元より“オンナ”役も務めていた若頭・勝瀬が奉仕してやると、
苛立ちや寂しさを埋めるように、度々その身体を欲するようになった。

勝瀬は組の内外に記憶退行の事実が漏れないよう努める中で、
出会った頃からすでに影を背負っていた工の、本来の明るさを垣間みる。
しかしその人が変わったような違和感に、組内の対立派閥も気づき始めーー。

中身は“子ども”の組長と、その“オンナ”の若頭。
すべての欲が絡み合う、究極の主従愛。

描き下ろし7ページ収録! 

表題作プリンス・ノワール

徳江工,徳江組二代目組長
勝瀬時雄,工の世話係で若頭

同時収録作品プリンス・ノワール

黒田美智留,徳江組幹部
勝頼時雄,徳江組若頭

その他の収録作品

  • Bomus track
  • あとがきみたいなもの
  • カバー下 設定資料

レビュー投稿数17

ヤクザBLの良さ

ヤクザBLが好きで、りーるー先生なので楽しみに読みました。
記憶障害により中身が10歳になった工にエロいことするのは正直抵抗がありましたが。
工は最初は子どもっぽい口調だったのがだんだん大人っぽくなっていき少しは記憶が戻っているのではないかと思われる節があったので、エロいことや勝瀬への気持ちは体のどこかで覚えているんだろうなと解釈しました。

記憶がなくなる前、工はヤクザでいることが本意ではないようで、記憶がなくなってからもヤクザでい続けなければならず、勝瀬はカタギにさせてあげる発想はなくあくまでも工も自分もヤクザでいることが前提なんですね。
2人ともその道しかないと思っているような。2人とも大きな刺青入れてますしね。

工が黒田を撃った時、記憶が戻ったのかと思ったのですがそうではなく。
工が自分の背中を撃ったのは、ヤクザであることを否定したかった。勝瀬が見る元の工に戻りたかったからですよね。
でも記憶は戻らず、勝瀬と共に生きるために二代目大蛇として生きたってことですね。

後に、工は今の記憶を持ったまま失われた記憶が戻ればいいなと思いました。2人にとってそうだとうれしいかなと。

好きだったシーン
勝瀬「あんたに殺られるなら本望だ」
勝瀬「…もう工さんが生きていてくれるだけでいいんです」
工「あいつが俺がいないとダメみてぇだから」
二代目と世話係の組み合わせも好きです。

命をかけて惚れぬく重い愛…ヤクザBLならではなところが見られてうれしいです。
ヤクザたるものこうでなくっちゃと思います(稀に見た目と肩書きがヤクザなだけで、それヤクザの必要あるかな〜というBLがあるので)

黒田は組が工×勝瀬のものになるのが嫌だったんでよね。勝瀬と組を仕切りたかったのかな。

沙也がいい人でよかった。危ない目に遭わなくてよかったです。

0

当て馬キャラの名前が最後にわかった時、一番きゅんときました

本編、記憶喪失により幼児退行した攻・工、年上のお世話係かつオンナの若頭な受・勝瀬のお話です。

勝瀬の人の良さがめちゃくちゃ出てました。
ある日突然、世話役押し付けられて、あそこまで心身注げるんですから、勝瀬の懐の深さは相当だなぁと思いました。

工は、めちゃくちゃ可哀想です。
幼児退行した工も可哀想なんですが、記憶喪失で失われてしまった方の工の人格がひときわ可哀想だな、という印象を受けました。
彼の人格が戻ることはないのかな……。

Hは、とてもよい筋肉です。
アングルも最高で、ちょっとバイオレンスな感じの行為が、大層えっちです。とても良き!

当て馬キャラ・黒田。めちゃくちゃいいキャラクターですね。
名前知った時、なんてぴったりな名前なんだと思い、感動しました、君主役獲れるでしょ!?!?レベルです。
なにより、すごく美人です。そして裏がありそう。悪そう。とてもえっち。
時折魅せる表情が切なげで、どうしてそんなに勝瀬に拘るのか、気になることがいっぱいでした。
ミステリアスで悪な美人……是非、スピンオフで受けになってほしい逸材でした。

0

記憶退行ー意外と可愛い?

法律違反の可能性があるということで英語版の発売が中止となってニュースで本作を知りました。そんな「違反性」が気になって仕方がなかったんです。というわけで買っちゃいました。(ちなみにおそらく「記憶退行」ということは引っ掛かっただそうです)

まあ、本作はとにかく可愛いです。心理が子供のままに戻ってしまっても体が大人のままだというのは・・・可愛くない?可愛いでしょう。興奮に対する反応とか、めっちゃ萌えました。

ヤクザ系は好みでも嫌いでもないので、抵抗感とかは特になかったです。絵も綺麗で、本作を読むとりーるー先生の他の作品を読みたくなりました。

1

男臭い家族愛

紙で出ると思わなくて電子で買っちゃった後で知る
【特務刑事オメガパンチ】の紙発売日
本はできれば紙で読みたい派 悲しすぎて朝から『りーるーさん祭り』開催



跡目のために放り込まれた世界のすべてが記憶から消えた

二代目襲名直後おこした事故に取り戻した意識は小学校4年生


りーるーさんね 男性目線の話が読みたくて手を出した作家さんで 読まされるお話はどれも【家族愛】を軸に作られてるものが多くて エロいはエロいんだけど それよりも人を思いやる気持ちを強く出してくる




家族と引き離され 預けられ それでも求めてやまない家族の情

唯一の家族で恋人で……

自分の正体もわからないまま役目だけを務めさせられ その度見える 黒く淀んだ大人の世界は 早く大人になりたいと願った10歳の心をも蝕んでいく

受け止める方もキツいわ
相手は組長の皮を着た10歳男児

引き取られ世話をしだす前の記憶しかないのに 身体に染みついた癖は正気を取り戻しかのよう


仕組まれた事故も抗争も 戻らない記憶に引き金を引いた10歳の怒りと執着

いろんな事があっさり収まり過ぎな気はするけど 悪くない

むしろ ここまで幾重にも重なった欲望と執着を 共に過ごした時間と本能だけでよく引き戻したなと


【どうせ掘るなら深い穴。】【夜明けを待つ君のために】【ひらひら満ちる】【完璧なムスコ】

いままで読んだりーるーさんの家族ものの中で 断トツの男臭い家族愛なのです

1

二度目の誕生

読んだと思っていたら未読だった作品;
一番驚いたのが、りーるー先生が男性だったこと。
男性目線だったのかと思うと、濃いエロや繊細な心理描写にも納得。

本作は、先生の初ヤクザもの。
ありきたりじゃない展開にドキドキワクワクして、あっという間に読み終えました。

事故で記憶を無くしたヤクザの二台目・工。
小学生にまで退行してしまった工の記憶を呼び覚まそうと、身体を使う若頭・勝瀬。
中身が子どもの工にセックスを教える場面は、ちょっとした背徳感を感じました。
多分、記憶は戻るんだろうな……と思いながら読みましたが、そうきたか!というエンド。
あー、これは続き読みたいなあ。
ここで終わってるからいいのかもしれはいけど。

当て馬の黒田がこれまた凄い!
黒田劇場ともいえる存在感‼︎
ムカつくけどかっこいい男でした。

記憶を失っても、積み上げてきたものは揺るがないんだなあ。
勝瀬を信頼する工の気持ちがひしひしと伝わってきた。
どちらが欠けても生きていけない──そんな二人の関係性に萌えました。

2

ショタが地雷でも大丈夫

インタビュー記事ではショタ×オッサンとありますが、外見は大人なので大丈夫でしたー。
作者さまの作品は初読みです。
表紙がシリアスだったので、これはヤクザの切ない系のお話かと思ってましたが、笑いあり、エロあり、ハラハラあり、切なさもありのお話でした。

二代目襲名直後に仕組まれた事故で、小学生に退行したヤクザ工と、工の世話係兼オンナの勝瀬の話です。
作者さんの描く身体がムッチムチでして、ひじょーにやらしさを感じましたね〜。
刺青とムチムチした肉体の相性が良い!

中身は小学4年生だから、母親や妹を恋しく思ったりする子供らしい一面を見せたかと思えば、エロい場面では大人の肉体が激しく描かれていて、何だか妙な気持ちになってしまいましたね…地雷克服しちゃうかも笑
当て馬の黒田もなかなか良いキャラでした。
NTR描写ありますので、地雷の方は注意かな?

命を狙われている工なので、いつか狙われてバドエン展開を警戒していましたが、思ったほどヘビーではなくホッ。とは言え、ヤクザものらしい展開はあり見応えありました。
作者さんの他の作品も読んでみたくなりました!

2

かっこよくて切なくてやさしい、そしてエロい人間ドラマ

りーるー先生の作品に出会いだしたころに購入。
ほのぼのとしたエッチなお話を描く作家さんだと思っていて、この表紙に衝撃を受けました。色味といい構図といい、とにかくかっこいい!

お話は記憶喪失になったやくざの2代目とそれを取り巻く人たちの人間模様。
いろんな「情」が登場して、しかもそれがすべて丁寧に描かれていてすごいです。

やさしさ、切なさ、狡さ、執着…
愛、もいろいろな愛が出てきます。

同時にエロいシーンはとことんエロい。
体格のいい2人の絡まりあいは、プロレスの肉弾戦を見ているかのようですごい迫力でした。
同時に流れる気持ちが美しくて…。
素敵な作品でした。

2

ヤクザものも良かったです

りーるー先生のおじ様が好きです
今作はヤクザもので、ちょっとドキドキしながら読みました

とにかく引き込まれる作品でした
面白い‼︎そしてエロい‼︎
流石です

組の抗争とか妾の子とかヤクザならではの設定が目白押し
キャラクターもそれぞれ個性的で憎みきれなくて、攻めと受けも結局のところどうなの?という感じも残しつつ終わりました

それが、気持ちの良いモヤモヤでこれからどうなるのかチラチラどこかで覗かないものかと思いました

1

本当に救いたかった人 救われた人は誰か?

うわぁーめっちゃ面白かったです!!
テンポも良いしエロあり涙あり、何より物語が深い!!文句なしで"神"付けさせていただきました(^^)手に汗握る作品!オススメです。

2代目ヤクザの事故、仕組まれた記憶喪失
誰の為に、誰がやったのか
誰を守り 誰が救われたのか

黒田の目的は
勝瀬を取り返すためか、地位を得るためか、2代目を2代目から"解放"するためか…。

純粋に勝瀬が守りたかったのは"2代目"ではなく"佐々木工"だったのかな。
ただただそれぞれが、純粋に、1番大切な人を、守りたかったのかなって思いました。

子供ながらに口にする言葉に凄みがあり、大人をもハッとさせる"小学四年生の佐々木工"に、とにかく目が離せません!!記憶は本当に戻っていないのかなぁ…なんて私は勘ぐってしまうことも笑。

ヤクザものの作品をあまり読むことはありませんが、私みたいに読まない人にもオススメ出来る作品です( ^ω^ )

3

もういっちょ欲しい…。

初読み作家さんです。
なんともなまめかしい表紙絵に魅かれ購入した次第です。
ガチムチ系は苦手なんですが、顔が可愛らしくすっきりしているので読みやすく絵は好きです。
只、主人公CPが似ていて見分けがつかないときがあった…。
背中の彫り物もベタだと迫力はありますが、トーンを使ってもう少し繊細にくれたらもっときれいだったかな。

昭和な人間なもので…やくざもの萌えますな…。
坊ちゃんに尽くす世話役設定も実に良いです。
記憶障害で幼少期に戻ってしまった攻めくんが受けに対するとちょいちょい無意識に戻り、男の顔にを出すなんてとこは、超好物でした…。

内容的には面白いストーリーなんですけど、奥の深いシリアスな割には軽くさらりと流せてしまい、ところどころでツッコミどころが多くて結果、残念なお話になってしまったような…。
黒田さんもいい役しています。
でも、打たれるほどの事したか…、あ、待って、もともと工くん、命狙われたんだっけ、なんてハードなところをイマイチ実感が湧かない軽さがあったりして…。

なんかこうした方がもっと良かったんじゃないかって書きだすとものすごく長くなってしまいそうなんで割愛します。

ラストはしびれます。
これはいい!
本当は普通に暮らしていきたかったが、生来のヤクザ気質の工がのしあがっていくプロセスを…これからじゃあーん!!!
これから面白くなるんじゃあ~ん!!ってとこできれいに終わってしまいます。
ああ、続きを…欲する…。
この読んでみないと分からない微妙な残念感と、不完全燃焼に悶え苦しみたい方!!是非、読んでみて下さいな。




2

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