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rumspringa no jokei
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
最新作「灯台守とかもめの子」の表紙の美しさに目を奪われたものの、中身の絵柄がそこまで好みではなかったのでなかなか読む決心がつかずにいました。
そこで、まずはこちらでメガ高得点を叩き出している(同著者の)本作の方が気になり、読んでみることに。
アーミッシュについては、たまたま興味ある分野(世界の不思議な民族)なので知ってはいましたが、ラムスプリンガは知らなかったので事前にググりました。
本作で彼らについて知らなかったことがたくさん知れて良かったです。
80年代のアメリカが舞台なので、知ってるミュージシャンや曲名がいっぱい出てきたのもムネアツ。
素晴らしいヒューマンドラマとして楽しめました。
高評価なのも大いに納得です。
みなさんとはおそらく感動ポイントが違いますが、私の琴線に触れたのはベネット氏が街を出たという身の上話のとこ。
自分の人生とカブったので涙が出ました。
攻めが20歳にしてはやけに子供っぽいうえにすぐ泣くキャラなのは、情報が遮断された特殊な境遇だったし、最後の展開や見せ場の都合上 仕方ない面もあるなとは思いましたが、やっぱりそこと、絵柄がネックで萌えにはつながりませんでした。
(成人男性は "一般的に" そんな簡単にしょっちゅう泣かないので。方や、攻めやダニーの涙に異論は全くありません)
でも年下わんこ攻めがお好きな方にはたまらないと思います。
※受けに関し、以下の場面があるので苦手な方は注意です:
・(両想いになる前)男娼として複数男性とヤる
・レ○プ未遂
「灯台守とかもめの子」も読んでみようと思います。
久しぶりに読み返し、やっぱり素晴らしい作品だなあ…と再認識。
読むたびに一本の映画を観ているような感覚に陥る、大好きな作品です。まさに名作って言えるんじゃないかな。
色々心にズシンと来る(そして泣いてしまう)ので、読む時はちょっと覚悟を決めてというか、それなりの心の準備をして読んでます。
アーミッシュという人々の存在は知っていたけど、この作品で”ラムスプリンガ”という期間があることを知りました。
何かを得るために、永遠に手放さなければいけないものがあることが辛く悲しく、一応ハッピエンドーと言えるはずなのに、もの悲しさを引きずってしまう物語。。
作中のクロエの「愛は素晴らしい呪い」という言葉、そして最後のコマのテオの「愛してるよ…」の持つ意味が重い……
テオとオズ、二人がいついつまでも、どんなことがあっても二人で笑顔でいられますように( ; ; )
レビューは是非他の方々のものを読んでみていただくとして・・・
初版から時が経っていたとしても、興味を持ったり、目に止まった方は是非読んで欲しい作品です。題材自体が特殊設定な上に、設定年代も古いのでかえって古臭さが感じません。
個人的に残念なのは、表紙の黒髪男性イラストです。表紙はなんとなく線の細めな受け確定風の青少年に見える(私には見えた)のですが、実際はカッコイイ系統で、その本当の良さが見えない(私には見えなかった)のが残念。
まるで映画を見ているような、あるいは海外で執筆された小説を読んでいるような、本当に美しい物語です。のめり込んでしまい、あっという間に読み終わってしまいした。特に夜明け属性の方におすすめしたい1冊です。
もっと早めに読めば良かったなぁと今凄く反省しています。だってこれが噂通り名作ですもの。
アメリカ生まれ育ちの者としても、アーミッシュというのが身近な存在ではないです。一般的なアメリカ人とは異なっていながら、信仰を含む自由の国「亜米利加」のシンボルとでも呼べるでしょう。
本作ですが、兎に角素晴らしい。主人公二人は魅力的で人間味のあって、良いところも悪いところも挙げられるキャラクター。このラブストーリーも、リアリティがあって質感がとても良くて、ペースも丁度良いです。絵柄も綺麗で、とかとか。
でも一番刺さったのは、その薄悲しい雰囲気です。ずっと漂っていて、囚われるかのような重さが何となく感じられます。ああいう、ここから出ないと一生ここに閉じ込まれるだろうとの絶望と言えますでしょうか。なのにちゃんとテーマに沿った、苦味が残る後味のハッピーエンドが出来て非常に満足しています。
良かった、良かった。
冒頭から引き込まれるストーリーです。
設定はあまり馴染みがあるものではないかもしれませんが、その世界観がとても素敵です。
作者様の絵柄とお話の内容がピッタリで、読了後は映画を観たかのような満足感がありました。
テオがいつもまっすぐなのがいいです。
オズの傷ついた心にテオの優しさが広がっていく姿に涙しました。
他作品で作者様を知ったのですが、ストーリーの振り幅が凄いです。
ギャグっぽいお話も、映画のようなお話もどちらも大好きです。
2人で仲良く暮らす続編が読めたら嬉しいです!
人気の理由が知りたくて読みました。
ユニークな設定ですがストーリー展開はいたってシンプルです。キャラ重視でそれぞれが非常の良い役割を果たしています。先生の美しい絵もどこかノスタルジックな雰囲気でとても世界観に合ってると思いました。
読み終えて、なんだろう… 色んな感情が同時に沸いてきて、しばらく部屋の壁をボーっと見つめる事しか出来ませんでした。
「これが名作」と思い知らされた瞬間。
私が下手に説明するより、もしまだ読んでいないと言う方がいらっしゃいましたら是非とも自身で体験して欲しいです。
きっと一生心に残る作品の一つになりました。吾妻先生、本当にありがとうございました。
80年代アメリカを舞台とした吾妻香夜先生の名作「ラムスプリンガの情景」既に数多くの素晴らしいレビューが存在しますが、クラシックバレエ&初期ブロードウェイミュージカル好きとしては投稿せずにはいられませんでした。
第4話でオズワルドが踊っているのは、バレエ作品「海賊」からのアリ(主人公の海賊コンラッドの手下であり部下)のソロかと思われます。その両手の指先を胸に持ってくる独特なポージングや “『奴隷』だからな” と言うオズワルド自身の台詞からも察することができます。実際に着られる衣裳も上半身裸にハーレムパンツのことが多いです。
このソロは技術的にも難易度が高く、回転やジャンプなどの華やかなテクニックが多用されているため、女性主人公とのデュエット、二人のそれぞれのソロ、コーダ、と言った形式で(「海賊」よりグラン・パ・ド・ドゥ)小品を集めたコンサートやバレエのコンペティション、またはオーディションのソロ審査などでも度々踊られる作品です。
テオに踊って見せる、というここ一番の見せ場でオズワルドがこのアリのソロを選んだということは、現役時代ずっとこの作品を踊り込んできて振付が身体に染み込んでいるのかもしれない、と思います。バレエ作品は数多く、男性ダンサーのためのソロにも例えば王子、貴公子、村の若者、戦士、などの役は幾らでもあります。
むしろ奴隷のソロの方が少ないかもしれません。
ここで、王子などの高い地位にある人々のダンスソロを選ばなかった理由に深く思い至ります。世界から与えられ、世界に与えることに慣れた貴族や王族ではなく、幾ら望んでも与えられず、大切なものは失われ、それでもその癒えることのない渇望を、突き動かされるような激情を踊るさま。
身も心も捧げ尽くして来た、地を這うようなその魂の叫びがオズのダンスからほとばしり、その後テオへ過去の思いを吐き出すシーンへと繋がるさまは本当に素晴らしい。落涙してしまいました。
このような作品を描いて下さった吾妻香夜先生に心から感謝したく思います。ずっとずっと心に残る作品の一つです。
なんで今まで読んでなかったの!?!?と悶えるぐらいめちゃくちゃ素晴らしい作品でした!!!
特にラストシーン(というかラスト1ページ)が本当に圧倒的で美しくて、終わった瞬間「あぁ、また神作に出会ってしまった……」とひとりで幸福のため息をつきました。
もうほんとにめちゃくちゃよかった。みんな読んで下さい!!!
親愛なるジーンへを2巻まで読み、とめどなく溢れてきた情動のまま、オリジナルである「ラムスプリンガの情景」を手に取りました。
ああ〜…もう…ダメだ。
こんな真っ昼間から涙が溢れてきて止まらない。究極の愛のカタチを目の当たりにして、こんな風になったのは初めてかも知れないです。
親愛なるジーンへも素晴らしいストーリーでした。上質な文学作品たるオーラさえ漂っていました。ラムスプリンガの情景は、ジーンより遡って描かれた作品ですが、今でも多くの人を感動させ震わせる力強い作品だと思いました。
私がBL作品に触れるようになってから、現時点で2年弱です。それよりももっと前にこんなに素晴らしい作品が世に出ていたのですね。もっと早くにこの作品を知りたかったと心から思いました。
アメリカの文化的背景を元に描かれたオズとテオの恋物語。バックボーンを知らなかった私は、アーミッシュのことを色々と調べました。なかなか興味深い文化信仰だな、と思いながらも、その出自であるテオとオズの2人の愛にただただ感動し、涙するしかありませんでした。
キャラクターの魅力、ストーリー展開、見せ方・描き方、登場人物たちの交錯する複雑な想い、そして熱情溢れるセックスシーン…どれもこれも胸打つレベルで最高です。
この作品に出会えて良かった。
間違いなく至高の名作です。
紙版を購入して、いつでも読めるように側に置いておきたいと思います。
……後日。紙コミックス、買いました!(^ ^)