俺以外にこんな顔見せるなんて、絶対、嫌だ。

赤くて甘い

akakute amai

赤くて甘い
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神47
  • 萌×280
  • 萌28
  • 中立7
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
23
得点
646
評価数
163
平均
4 / 5
神率
28.8%
著者
芽玖いろは 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
シリーズ
赤くて甘い
発売日
価格
¥679(税抜)  
ISBN
9784829685983

あらすじ

歯科医の野田先生は、髪と眼鏡とマスクで常に顔を隠している。
ホストの有朋は、太客を逃す原因となった彼の顔を見てやろうと意気込んでいた。
そんな時、偶然見たマスクの下の素顔。
目が合った瞬間、真っ赤になったその顔は──可愛かった。
赤面症だという先生に、克服するための練習相手を買って出た有朋は……。

ヒモなホストが赤面症の歯科医にハマって──。

表題作赤くて甘い

22歳,ヒモなホスト
27歳,赤面症の歯科医

同時収録作品赤くて甘い

ホスト
ホスト

その他の収録作品

  • 赤くて甘い後日談

レビュー投稿数23

とっても可愛いです‼

ホストと赤面症の歯科医との、甘くて可愛いお話でした。
すれ違い部分なんかもありますが、基本的にはほのぼの系。特に赤面症の歯科医・野田先生が撫で回したい程可愛いです(*´ω`*)
アダルトでシリアスな作品のイメージが強かったのですが、こんな甘くて可愛い作品も描かれるんですね。

内容ですが、ホストの有朋が太客を逃す原因になった歯科医・野田の顔を拝んでやろうと彼の病院を訪れると、そこには眼鏡とマスクで顔の大半を覆った男が。そんな時に偶然、野田の顔を見る機会が訪れますが、そこにはかなりの美形が。更に目があった瞬間、真っ赤になった彼を可愛く感じてしまいー・・・というものです。


とにかく野田先生がとっても可愛いです。この作品の一番の魅力て、野田先生の可愛さなんじゃないでしょうか。見た目はかなりの美形なのですが、なんというか性格が素直でやや天然。目が合うたび、ブワッと赤面してるのがめちゃくちゃ可愛いです!!
おまけに妙に無垢な所があってですね、「赤面症を治すため」というテイで、有朋にいいように騙くらかされちゃうのが気の毒やら萌えるやら。羞恥の限界を知っとけば云々~みたいに言葉巧みに誘導されて、ビデオ通話しながら服を脱ぐ羽目になったり、それ以上の事も・・・て感じで。ちょっとチョロすぎでしょー!と心配になったりするのですが、あまりに素直に従ってるのが可愛くて、また萌えるのです!これは有朋に変なスイッチが入っても仕方ないんじゃないでしょうか。

有朋の方はホストと言うことで、女性を食い物にする描写が少しだけあります。苦手な方はお気を付け下さい。
割と最初の方はクズな所を発揮するのですが、野田先生の魅力にグイグイ引き込まれて、最終的には結構な一途ぶりを見せてくれます。
特に気持ちの通じ合うシーン。不安そうな「・・・ダメ?」の表情にはキュンとさせられました。この時の野田先生の返事と表情が、これまた最高にキュンとさせられたので、ぜひご覧下さい!

本編ではさわりっこで終了ですが、描き下ろしで「後日談」があります。こちらで最後までいたすのですが、スリル満点といった感じの初エッチでした。初めてでこれは、なかなかとばしましたね・・・。
エッチでも素直な野田先生がとっても可愛かったです。


先ほども書いた通り、すれ違いが切ない部分もありますが、とっても可愛くて甘い作品だと思います。特に野田先生の可愛さは、ぜひご覧いただきたいです!

8

誠心誠意伝えたい気持ち

作家買い。芽玖さん4冊目のコミックス。
切ない系が続いていましたが、今回はラブコメ

『赤くて甘い』というタイトルがストレートでわかりやすいです♪
チャラホスト攻め×赤面症受けの、甘くて可愛いやりとり。
とっても面白かったーヾ(*´∀`*)ノ
芽玖さん好きだ!!!と改めて噛みしめる読後感よ…。


さて。
カップリングは【ヒモなホスト攻め×赤面症の歯科医】です。

ヒモで寄生してた彼女から突然家を追い出されることになった攻め。
その理由は「別に好きな男が出来たから」と聞き、相手の顔を拝んでやろうと歯科医院に患者として乗り込みます。しかし、歯科医は絶対にマスクを外さない。半ば意地になって院外でも張り込みをするけれど、絶対に素顔は見せない。率直に尋ねてもはぐらかされてモヤモヤ。
そんなある日、偶然に素顔を見る時が!
赤面症だと打ち明ける受けに、攻めは治すためのリハビリを持ちかけー。


赤面症の受けがとっても可愛いです!
人付き合いを避けてたせいかちょっと天然気味かな?
ホストの流れるトークに素直に従うので「ちょっと待て!」とツッコミたいw
普通ベッドまで行かないからね!?危なっかしいわ…。

でもそれがかわいい。
赤面症を打ち明け、攻めに安心して頼り切ってる姿がかわいい。
マスクなくてパニックになって、助けて!って攻めにしがみつくのかわいい。
プルプル小動物みたいでかわいい。

攻めはクズっぽい感じかな。
女は財布、息を吐くように嘘を重ねる。
職業柄もありチャラさ全開。

なんですが、徐々に受けにハマっていき振り回されてるのにニヨニヨします。
最初は頼られる優越感で構ってただけなのが次第にズブズブと…(^//^)

攻めは攻めなりに好意を持ち始め、嘘の気持ちはなく接していたのですが。
タイミングの悪さが重なってしまい受けから誤解をされてしまいます。
攻めの言葉や態度は「仕事」であり、「嘘」なんだとー。

ショックで傷つく受けにも萌えたのですが、
右往左往しながら必死に追いかける攻めにメッチャ萌えたー!!
本当の気持ちを伝えたいのに信じてもらえない焦燥感。
切なキュンキュンする(;///;)

困り果てて最終的に頼った先が最高すぎた…。
年下攻めの可愛さを感じて、メッチャ可愛かった…。
誠心誠意、気持ちを伝えるときの真剣な顔に萌えた…。

描き下ろしはすごくエッチいです///
攻めの居候先で、人様のエッチい声をBGMに耐えられなくなって、声を殺しながらコソコソと////
初エッチだよ?受けはそれでいいのか…?と思わなくもないけど、我慢出来ないほど盛り上がる展開は胸熱…!!はぁぁぁぁエロい…(∩´///`∩)
もちろん、芽玖さんの描くリアルなティンもたまちゃんも健在です♪
そういうシーンが少なかったのだけは無念。

この2人お付き合い後も波乱が多そうなので
(攻めはホスト続行だし、受けは意外と嫉妬深そうだし)
喧嘩しつつラブラブしてる姿をもっともっと見たいです!!
恋人エッチが1回だけでは物足りないよー(੭ ˃̣̣̥ ω˂̣̣̥)੭ु⁾⁾


評価は神寄り。
芽玖さんの作品の中で二条×千鳥CPが最強に好きなんですが、今作CPも同じくらい気に入りました♪

7

可愛いんですけど。

作家買いです。

芽玖さんて、なんとなく「きれいなお兄さんは好きですか?」系の、ちょっと余裕のある小悪魔系の受けさん、のイメージなのですが、この作品の受けさんはピュアっ子です。めっちゃ可愛いの。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。


攻めさんはホスト。
という事で彼のチャラいこと。
芽玖さん作品なので、とてもスタイリッシュでカッコいいのですが、でもちょいクズが入ってる。

ホストという職業という事もあってか口は達者だし、色事にもたけている。

そんなチャラ男・有朋が惚れちゃったのが、赤面症で、自分に自信のない歯科医の野田先生。

自分のビジュアルにも、内面にも自信のない野田先生。
コミュ障っぽいところもある野田先生に、初めはちょっかいを出すくらいの気持ちで接する有朋が、先生の可愛さにどんどんハマっていく過程が痛快です。

野田先生はネガティブなので、ぐいぐい引っ張る攻めさんに、そんな攻めさんに絡めとられてしまう受けさん、に見えるのですが、実はやっぱり攻めさんを翻弄する受けさん、という図が正しいのではなかろうか。
だって、あんなにたらしな有朋が、野田先生に振り向いてほしくて、彼が欲しくて色々策を練っちゃうんですから。

誤解からすれ違ってしまったときに、「神頼み」といって参拝する有朋が健気で笑ってしまった☆

素の自分を受け入れてくれて、新しい世界を見せてくれる有朋に、徐々に惹かれていく野田先生もめっちゃ可愛いです。

初めは男になら身体を見せても平気、といって服を脱ぎだしてしまうようなピュアっ子さんの、彼自身気づいていない魔性さがこれまた良い。

芽玖さんて濡れ場の回数こそ少ないですが、でも、芽玖さんの描かれる濡れ場って超エロい。
tnkの色遣いのせい?
事をイタシテいる二人の表情のせい?
もう、とにかく色っぽい。

二人をナイスサポートする有朋の同僚CPのタマ×ミヤの二人もいい味出してます。
この二人の話も描いてほしいな。

野田先生は言うに及ばず、「恋」にモダモダする二人の男たちの可愛らしさがめちゃんこ素敵な、とっても可愛らしいお話でした。

6

恋するホストの初誠意

この作者様の作品て個性的ですよね。あらすじとかですごくソソられる。結果作家買い状態。
で、本作も面白そう。
読んでみると、コレ前半と後半で結構色が違う、というか。
ヒモで住むところも女任せのホスト・有朋が、太客を失ってその相手の歯科医・野田の顔を見に行く、という冒頭から、なかなか顔を見られずやっと見たら可愛い…となり。
野田の赤面症を、俺に気があるんじゃね?と曲解し。連絡を待つようになり。
いざ電話がきたら、ビデオ通話にして何故か『服脱いで』と言いだす……ハ?
ここは激しくハテナですねえ。これってギャグ漫画?と思いました。
だけど、野田先生が、天然なのかウブなのか、イヤ両方でしょう。有朋のエッチな求めに応じちゃうことで物語が動いていきます。
顔を見られることに慣れてきて、外で会い、ホテルへgo!野田先生…免疫なさすぎ!
…はさておき、有朋と野田先生の初H(挿入はナシ)はすんごいエロちっく。
なのに!すれ違うのはお約束。
そこで有朋が取る方法は「神頼み」!なんか可愛いね。でもこれが効いた?
野田先生ったら。赤面症のくせに。人だかりの中でマスクをかなぐり捨てて告白って…!
ホストと歯科医の恋、ハッピーエンドです。

「赤くて甘い 後日談」
付き合って2週間。
居候先のお部屋でソウイウ事になる2人。人の部屋で初最後までって…。
描写はエロちっく。野田先生初めてなのに感じすぎです。

6

居候先のCPも気になります

毎回エロシーンが色っぽいな〜と思う芽玖先生。
今作も、そんなにエロは多い方じゃないのに非常にエロく感じました(*´ω`*)

それにしても攻めの有朋はクズいです。
職業に貴賎はないとは思うのですが、ヒモだわ平気で嘘をつくわ(ホストだから幾分仕方ないとはいえ)で印象の悪いことったら。
そんな有朋が、快適なヒモ生活を失うハメになった原因の人物・野田に接触し興味を持つことになります。
野田は赤面症故、人に顔を見られないよう眼鏡・マスクで隠しているんだけど、素顔は美人さんという何とも漫画的設定。
そんな美人さんが赤面症、しかも天然と有朋が気になるのも仕方ないです(笑)

でも天然とはいえ、有朋のリクエストの電話でエロい事とかする野田が分からなすぎます。
悪徳商法とか簡単に引っかかるんじゃなかろうか、この人。
何だかんだで野田に近づく有朋で、後日眼鏡の横流しや嘘つきなところが露見するところは、有朋に対しモヤモヤするところがあったので攻めザマァな気分になりました( ̄∀ ̄)

エロについて、挿入は後日談の一度だけなんですが、付き合う前にホテルで挿入無しでエロい事があります。
これがまたエロいんです。
後日談の挿入有りより、この挿入無しの方が個人的に萌えました。

野田は可愛かったんですが、有朋のキャラがあまり好みじゃなかった今作。
でも芽玖先生の描くエロはやっぱり好みで、結果的に萌2な作品でした。

5

頬を真っ赤にするのが珍しくないBLジャンルであえての「赤面症」

赤面症の野田先生がほんっと可愛い!
これ雑誌でちょろっと読んでたんですけど、もうドストライクにズキューン!ときまして。
野田先生に一目惚れデス。
「蛇喰い鳥」の千鳥さんを筆頭に、芽玖いろは作品は受けキャラが天才的にかわいくてほんともうどうしたらいいのか。
読んだ直後にレビューしたらおかしなテンションになると思ってひと月寝かしてみましたが、寝かしたところで再読時にはまた戻るのであんまり意味はなかったなと思いました。

待って、色々展開おかしくない?とか、そんな無粋なことは言いますまい。
それもこれもどれもこれも全ては野田先生が可愛すぎるから仕方がないのだ。
ほっぺたを真っ赤にするキャラなんてBL界隈には腐るほどいるわけですよ。
なのにこんなにズキューンとさせられるのはなんでなの?
とりあえず野田先生がスーパー可愛いです。
色恋に爛れたホストだろうと野田先生の可愛さには太刀打ち出来ますまい。
いやむしろ色恋に爛れたホストだからこそ、こんなにチョロい感じでやられちゃったのかもね。

攻め(有朋)に対して「野田先生を泣かしたらコロスよ♡」と思いながら読ませていただきました。
たいへん遺憾ながら途中で半殺しでしたね。

最後は年上の野田先生が男前だった!
有朋くんはいっそ野田先生の尻に敷かれたらいい。

そして、芽玖いろはさんはめっちゃtnk描くってことをわたくしちょうど一年前に知りまして、Cannaの電書は真っ白修正なのでね、もちろん今回は最初から紙版を購入です^^
うん、相変わらずめっちゃ描いてるね。
顔はガラス細工のようなキャラデザなのに、なぜにちんちんはこんなはっきりと描くのか。
2人の初エッチもなんかえらい状況下で行われていましたし、とにかくドエロかったです。
でも萌え度は圧倒的にホテルでの途中までの方が高かった…(//∇//)

ところで、有朋が居候してたホスト仲間のカップル(タマとミヤ)は何でしょう?
こちらも萌え度が高そうなカップルなんですが、この2人のことはまた別で読ませてもらえると思っていていいのでしょうか?

5

細かい仕草にやられる

ホストはあまり好きではないのですがこの子は色気が半端なくていいっ!平気で嘘をつくとか、プレゼントを横流しとか色々ダメな部分もあるのですが思い立ったら即行動な感じで、野田先生の事もすぐに調べるし、気になり出したらすぐに自分の気持ちを認めるし、案外素直で分かりやすい子な気がします。
昔っぽい長髪のホストじゃなくて、ツーブロックの今時な短髪に、意外にもおみ足の肉付きが良いのも男の色気が溢れてますね。

受けの赤面症の先生も美人で少し騙されやすそうなところがほっとけない感じがしていいですね。エッチに関しては意外と積極的で素直なところもありました。

一冊まるまる二人の話でしかもひかれあっていく様子が丁寧に描かれているので王道的なBLだと思います。

2

あ──かわいい 野田先生♡

細かいこと考えずに読めてしまうこんな作品待ってました〜!ちょっと温めすぎちゃったかな、もっと早く読めばよかったです。作者の本はジャケやタイトルに引かれて手に取ることが多いんです、キャラのかわいさにズキュンときたのはこれがNo. 1かな。お互い惹かれていく様子も自然に感じられる展開で、どっちかのペースに乗せられるだけじゃないのもよかったです。

しかし「俺の快適なヒモ生活」とか言ってるヤツも、この本の中だと可愛く見えてきてしまうような攻め視点。スマホに連絡来ないかなって待ってたり、気づけば野田先生にすっかりハマっちゃってるホストの有朋、なかなか良いキャラで好きでした。そしてベストはやっぱりかわいすぎる受けの野田先生だな♡こんな騙されまくりのイケメン27歳、こんな歯医者さん…。あーなんでも全部かわいいよ〜なキャラなんです。

Hシーンはドキドキ・キュンキュンでよい意味でホストらしさ?も出てたりして好みだったけど、最初にマスク外した顔見られちゃうシーン、ビデオ通話シーン、キスされて「え…?」ってなるシーンなんかも、何度もリピしてしまうぐらいよかったです。あと服でボーダー率が高いのも。いつもは受けはやっぱりボーダーなのねって思うのに、今回はなんだかツボでした。大きなコマで素敵な表情たくさん拝める一冊でシアワセ♡

相手の言動に嫌な気持ちになって、落ち込んでも…どうしても嫌いになれない。
いい、すごくいい!!「好き」の気づきかたにもキュンときましたね。

描き下ろし…ここまで読むと、この先のふたりの日々が読めないなんて〜そんな〜!って感じです。有朋が新居に移ったらどうなるんだろう。まだまだ付き合いたてのふたり、こんな感じで始まって…あーもうどうなっちゃうの〜。ふたり並んでハミガキするのかな(笑)。めちゃくちゃ見たい〜覗きたい〜!!ですよ。そんな気持ちで、神評価は取っておきたいと思います。


COVER DESIGN/kotoyo design

2

ウルフハウンドが発売されたので

以前「青くて苦い」は読んだことがあったのですが、こちらの作品も関連作と知りお安くなってたのを機に購入してみました。

実は「ウルフハウンド」も既に読み終わってますが、こちらの作品はミヤとタマの部屋に有朋が居候する程度なので、あんまり関係がなかったかなと思いました。

ただミヤとタマCPが幸せそうなのは凄く良かったです。でもこちらの作品が先なので2人のお話はこの後に描かれてるんですよね。

でも、単体でもこちらの作品は楽しめたし、有朋はホストとしては三流でも、例え最初は適当な事を言ってたとしても、野田先生に対して真っ直ぐに向き合っていたと思うんです。

そしてそんな有朋の言葉に救われて行く野田先生が凄く可愛くて、素直すぎて心配になるくらいでした。

この作品の救いは有朋がまだ人気ホストでは無いので、彼に執着する客がいない点でしょうか?だからこそ野田先生は守られているのだと思いました。「青くて苦い」や「ウルフハウンド」のような残酷さは無く、タイトル通りに甘い作品だったと思いました。

スッパリとホストを辞めて野田先生が独立したら、開業スタッフとして働けば良いのにと思ってしまいました。www

1

画力が導くエンドレス持続型胸きゅん

絵が好みだったので発売当時に即買いしました。
そのときは「有朋くん、かっこいいな。買ってよかった。眼福」で終わっていたのですが、有朋の居候先の同性カプ(タマ×ミヤ)のスピンオフ(「青くて苦い」)が出版されていたのに遅ればせながら気付いて再読してみました。

再読して思ったこと。
「萌に近い萌2」→「神に近い萌2」になりました。

スピンオフと言っても特にストーリー的な絡みはなく、こちらで既にCPになっているタマ×ミヤが成立するまでの話で、有朋ががっつり絡んでくるということもないのですが、あちらが荒んだ世界に見つけた光みたいな暗めの話だったのに対して、こちらはトラウマからの逸脱という明るい?テーマだったので比較して余計に萌えたのかもしれません。

眼鏡を取ったらイケメン、マスクを取ったらイケメン、不細工だと勘違いしているイケメンが大好きなのですが、野田先生がまさにそれで。
さらに誰にも懐いていない野良猫がたった一人だけに心を開いていく設定も好きなので、好きの掛け算が起こりました。
「この人だけは特別」感は読んでいて本当に幸せになるし、満たされますね。
自分を醜いと思い込んで自己評価が地底の底だった野田先生が、手練れのホスト・有朋の手で少しずつ心を開いていくさまが良いです。
さらに「君も僕も男じゃないか!」みたいな葛藤なしに有朋を好きになるのも良い。
有朋も「でも俺、オンナノコ好きだし」という無駄な足掻きとか「新しい寄生先に男もアリか」みたいな打算がなくて良かったです。
これを過剰に入れられてしまうとモダモダ期間が長くてイラッとしてしまうんですけど、野田のことで頭がいっぱいになった有朋が枕営業で「戻ってこれた!」とスッキリしている場面くらいしか出てこなかったのでアッサリと読めました。
このシーン、いつもカッコいい有朋が可愛くて好きです。笑ってしまう。

ストーリーでガッツリ読ませる作品も大好きですが、画力で惹きつけられる作品もたまらない。
この作品のストーリー自体はよくある感じだと思います。
ではどうして「神に近い萌2」なのかと言うと、いろは先生の胸きゅんシーンの画力としか言いようがなく。
本当にすごいんです。
見晴らしの良いバーで、野田の可愛さにたまらなくなった有朋がキスをするシーンは、何度も見入ってしまいました。
スバラシイ。
美しい男同士がバーの展望カウンターで壁ドンちっすですよ、奥さま!
ふだんBLにえろすはなくても良い派のわたしですが、いろは先生の描くえろすな場面はいくらでも見ていたいと思いました。
実際結ばれるのは番外編でなのですが、この流れも本当に美しい。
居候先で家主たちに当てられて…なのですが、アングルが!神!!
えろすな場面でこんなにも胸が高鳴った作品は初めてかもしれません。
えろすに直結していなくても、マスクがなくて困っている先生に自分のジャケットをかけてあげている場面も本当に良い!
良いですよ、奥さま!!

というわけでこのレビューを書いている今も胸がきゅんきゅん言っています。
画力が導くエンドレス持続型胸きゅん。
同じ話を違う絵で読んでもここまできゅんきゅんしなかったことでしょう。

ちなみにスピンオフはこの作品ほどお互いの「好き」が育つ過程に共感できなかったので、残念ながらこんなにまでも身がよじれる胸きゅんは得られなかったのですが、あちらもやっぱりアングルが神、胸きゅんシーンが神だったので一読の価値ありです。

いやー、朝から清々しい胸きゅん。
こんな時間でも胸きゅんできる作品、最高です。

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