人間×サイボーグBL

錆のゆめ 下

sabi no yume

錆のゆめ 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神192
  • 萌×238
  • 萌19
  • 中立16
  • しゅみじゃない13

--

レビュー数
32
得点
1185
評価数
278
平均
4.4 / 5
神率
69.1%
著者
久間よよよ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
シリーズ
錆のゆめ
発売日
電子発売日
価格
¥689(税抜)  
ISBN
9784829685945

あらすじ

進藤が勤める会社では、とあるモノが造られている。
それは、少年の身体を改造した
セックスの為のサイボーグ。名前は聡夫。
試作品である聡夫の世話を任された進藤は、
最初は嫌がるものの世話をしていくうちに
サイボーグではなく一人の人間として可愛がるように。
そして、彼を救いたいと思った進藤はある決意をする――。

表題作錆のゆめ 下

進藤 孝則,研究員
聡夫,サイボーグにされた少年

その他の収録作品

  • かえしぬい
  • 描き下ろし

レビュー投稿数32

人として接すること

下巻めちゃくちゃよかったです。
上巻の胸クソ設定はこれを描くためなんだなと感じました。

意外にも進藤が聡夫をスムーズに引き取ることができてよかった。
叔父が聡夫はもう用済みなのでと承諾したのは納得できる理由です。
ただ、聡夫のことが世間にバレたらまずくないのかなとは思いましたが。
他、設定的にいろんな疑問がありますが、その辺りが気にならないくらいの萌えがありました。
(あの研究所はそのうち非人道的な行いが世間に知られ社会的制裁を受けるに違いないと勝手に想像しました)

進藤が「としおさん」とさん付けで呼び、敬語なのは、聡夫を1人の人間として尊重したいからだろうと感じました。
聡夫への同情や責任だけでなく愛情があるから引き取った。
でも聡夫はまだ幼い子どもくらいの知能なので、自立するくらいにはしてあげないといけない。
だから手を出さない。
それが進藤の「思うところ」「オレの問題」なのかなと思いました。
常に冷静な進藤だけど聡夫を引き取るには相当な覚悟をしたんだと思います。保護者ですもんね。
愛情より先に良識と責任感があるところがとてもいい。
あの研究所の闇になじまなかっただけのことはある。
あんな叔父のコネ入社で働き続けていたのは何か理由がありそうです。
聡夫が育っていくように進藤も情緒が戻ってきているようなところもよかった。

聡夫が雪かきの手伝いをほめられるより、進藤がうれしいと言ったことを喜ぶのが情操が育っているなと思いました。

進藤がさらっと「好きですよ」と言うのがいいし
それに驚く聡夫の「…くっついても い…?」と
くっつき方とあくまでも冷静な進藤がめっちゃ萌えでした。

ちうをぜんぶにねだる聡夫にでこちゅうをする進藤ときゅんとして「うれし しんどお」「すき あいがと」と言う聡夫がめちゃくちゃかわいい。
進藤の横顔がきれいだし、聡夫の瞳がピュアでかわいい。

聡夫が進藤の膝の上に乗ってちうをねだるのもめちゃくちゃかわいいし、ここまでされたらと拒まない進藤も萌え。
そして唇にキスをされ
「ほんとにしてくれると おもわなか、た」と進藤に抱きつく聡夫がかわゆすぎる。
進藤もしっかり聡夫の腰を抱いてあげるし。
レンコン料理をつくろうとしてくれる聡夫の気持ちと成長がうれしかったんですよね。

聡夫の部屋をつくり、聡夫がベッドの上から進藤をバックハグして
「ちうしたい」と進藤のほっぺを愛おしそうに抱き←ここめっちゃ好き
進藤の右手が聡夫の左手をとりちゅー
この流れめちゃくちゃ萌えです。
この頃には自然にちゅーしていたんだろうなと思われ。

もう一連の2人の好きが激萌えで、進藤が多くを語らずとも聡夫を愛おしく大切に思っているのがわかるし、聡夫は進藤が大好きでたまらなくて素直に表現するのがめっちゃ好みで、こういう場面を見たくてBL読んでるんです〜〜も叫びそうになりました。

「しんどおと い、しおだとうれしい」「すごくしあわせ」←しあわせという概念を覚えた
進藤にもそう思ってもらえるのが目標と言う聡夫に
「そんなん目標にしなくても…」「頑張らなくてもいいってば」は進藤も既に聡夫と一緒にいてしあわせだということですよね。とまた萌え〜でした。

聡夫のたどたどしい言葉遣いが、かわいいけど、胸クソな奴らの被害者である証なわけで複雑な気持ちになります。
でも2人はそれを乗り越えて一緒にしあわせに生きるんだというお話であると感じ、そこがとてもよかったです。

上巻のレビューでも書きましたが
進藤の叔父、研究所の人間、進藤の同僚が、聡夫を人間じゃないとモノ扱いするのは闇で胸クソです。
ただ、現実世界でも人間を人間扱いしない、モノとして見てしまうことって結構あるよなと改めて思いました。
本作は特殊な例だからより酷く感じますが、一般的にも人権を無視したり踏み躙ることはあるので、進藤の誠実な姿勢や聡夫の純粋さが刺さりました。

1つ気になったのは、進藤が立ち読みしていたのが「月刊お遍路さん」だったので、やっぱり過去に何か辛いことがあったのかなと勘繰ってしまいました。

0

心臓痛くなるくらい愛しいで溢れてる

本当に本当に何度でも読みたいくらい大好きな作品になりました。
物語の最初というか設定はどうしようもないほど胸糞悪くて、絶句してしまうこと多数なのですが、後半になるにつれ幸せに満ちていて、前半酷い分本当にどんどん幸せになるし、ハッピーエンドが身に染みます。
最初は喋るのもおぼつかない、感じている時の顔以外は無表情っぽいとしおくんが、嬉しいも寂しいもすごく表情豊かになるのがとんでもなく愛しいです。そして言葉や行動で進藤さんに尽くす姿が本当に尊い…一緒にいるだけでこんなに嬉しそうにしてくれる存在ってすごいですね…
そして進藤さんもめちゃめちゃ可愛いんですよ!!普段は丁寧な言葉遣いしてるのに、無理難題を言われたりすると口が悪いのが結構簡単に出てくるのも、嬉しそうにしているとしおくんを見てひっそり微笑んでるのも、ちうしたい、と言われれば家の中なら基本応えてあげるのも本当にめちゃめちゃ可愛い…そして何より会社の所有物であったとしおくんを自分のものにしてしまう行動力に愛を感じます…
進藤さんが最初からただとしおくんに優しいだけでなく適度にぶっきらぼうで、でもちゃんと褒めてくれて、かつ人間として扱ってくれるからこそとしおくんも進藤さんに懐いたのかな、とか考えるともう本当に最高です。
何より会社からとしおくんを連れ出して以降、辛いこととかしんどいことももちろんあるだろうけどとりあえず置いておいて、幸せで可愛い2人を最後まで目一杯見せてくれたことが本当にこの作品の推せるところです。
前半はしんどいですが本当に幸せな気持ちで終われる作品でした。本当に大好き!!!

0

進藤だけが救い

下巻も私は結構ムナクソ展開だな…と思う部分が多くて
心が疲弊してる時には読めないなぁと思いました。(私は)
誰も聡夫さんのことを人間として考えていなくて
なんでこんな気持ち悪い人ばかりなんだろうと思いました。
そんな中、唯一の救いが進藤です。

あの部屋から聡夫さんを救い出してくれた進藤。
それだけで私の気持ちまで救われました。

進藤と一緒に暮らし始めた聡夫さん。
とにかく進藤のことが好きで、健気でいじらしいです。
そんな彼に絆されてか、少しずつ進藤の表情もよくなっていって
たまに笑う進藤が私は好きです。
一緒に料理してる時の進藤の表情がすごく良いのです(*´ω`*)

進藤の役に立ちたい聡夫さんの健気な様子にも
胸がきゅんきゅんしました。
今で色々あった分、聡夫さんにはずっと幸せでいてもらいたいです。

0

2人の生活尊し

下巻は、人としての暮らしをとしおさんに教えていくようなお話でした。
上巻の痛々しさは全くないです。

あんな可愛いとしおさんがお家で待ってるなんて
そりゃたまらんでしょ。
進藤は、淡々としてるし感情露わにしないけど、としおさんに同情しお家に連れ帰って同居するくらいだから愛情かはわかんないけど愛着はあるように見える。あれだけ盲目に好きをアピールされたら絆されちゃうよね。

つたない話し方だけど、伝わるしあどけない表情であの話し方されたら可愛くて仕方がない。
BLかと問われるとよくわからないけど、素敵なキュンキュンしたお話でした。

エロは無し。でも、進藤からとしおさんにキスしてくれるの私も嬉しくなりました。

0

しんどおにとって好きとは?

お小遣いでほしいものが「ちう(チュウ)」なんて…かわいすぎる…!!

『錆のゆめ』2冊目。なぜかずっと『鯖のゆめ』だと勘違いしていて、なんで鯖なんだろ…と思っていました。鯖(サバ)じゃない、錆(サビ)か。

としおさんを引き取ったしんどお。しんどおの優しさは痛いほど伝わってくるんですが…!としおさんが目指せるゴールってそこなのかな?もっと親密な関係にはなれないのかな?

としおさんは無垢で、欲しがってもらえなくて照れてごまかして、、なループだけど本当に満足しているのか。というか、不安に思ったりしてないのか。自分への価値意識が希薄だから平気なのかな?んん、、見てるこっちが切ない

しんどおは、罪悪感?みたいなものがあるのかな?

早く雪が溶けるといいな。

0

良かった(泣)

このための上巻の下衆っぷりな世界観だったのかな?

会社から聡夫を引き取って自宅で一緒に暮らす進藤。
聡夫は留守番してお小遣いもらって買い物の仕方を教わって。
料理して進藤のために涼しくなる本を買いに行って。

進藤のことが大好きみたいで頭をグリグリしたり、ちぅしてってキスしたり。

上巻では聡夫にはサイボーグで感情や思考がないように扱われてたけど、進藤は辛抱強く見つけ出して伸ばして、今ではこんなに普通に暮らせて。

上巻との落差?幸せを書くために先に不幸を書いたのかな?
上巻で絶望したけど下巻で滅茶苦茶幸せでした。

聡夫に出来ることが増えていき、行ってらっしゃいからお帰りなさい、お風呂ご飯と。
進藤の教え方もとっても優しく、聡夫に敬語だけど愛おしいんだろうなあ。反対されても左遷されても引き取って良かったね!

2

人間とそうで無いもの、を分つものは何か。

前半はやはり胸クソで。読み手側からしてみれば、些か早急にも見えるのだが。
とにかく。進藤は、「としおさん」を引き取る決意をする。進藤は、性的にとしおさんを見ていないし、そういう「使われ方」をすべきでは無い、と主張する。
「それ」に憐憫が湧いたのか、そういう感情は良くないよ、所詮少年は「鉄と肉の塊」なのだから。と、進藤を押し留めようとする、叔父や医師、同僚たち。
この、同僚のクズ感が凄い。進藤が一晩、自分の部屋に「としおさん」を泊めた事を下衆の勘繰りも甚だしく。「それ、そんなに良かった?」と、言い放ち、進藤の目の前で「としおさん」の股を開こうとする。これまでなら、「としおさん」は素直に脚を開いたろうに。しいつの間にか情操が育っていた「としおさん」は、必死で抵抗をするのだ。それは羞恥。強い拒否。
進藤が「としおさん」に教えてきた事。それは、「としおさん」も一己の人間であるという権利。
叔父は「そんなに気に入ったのなら新しいのをくれてやるのに。」とほざき。
医師は進藤に「失望した」と言い。
同僚は、「そればっちいから、新しいのを貰えばいいのに。」と言う。
研究所は狂っているので。第二、第三の「としおさん」を作るのか。
医師は、「私たちの罪」と言っているので。今後はそれを辞めている未来を期待したいのだが。そこは詳しくは描かれていない。不穏なのだ。

物語の当初、やはり「としおさん」を肉塊扱いしていた為か。以降、進藤は、「としおさん」に丁寧語で話す。「としおさん」を人扱いしているという表現なのか。
ここでハタと気付く。「人でなし」から人になったのは、進藤だという事を。
およそ表情の乏しい進藤もまた、「としおさん」と過ごす内に、自分の中の「人間」を見つけた事を。
進藤は決して。「としおさん」を性的玩具として扱わない。「としおさん」は雛鳥の様に、初めて優しく接してくれた「しんどお」に懐く。そういう風に作られたからなのか、多分「しんどお」に抱かれたがってもいる。ただ、哀しい事に、進藤は決してそれをしないだろう事を私たちは知っている。進藤は人だから。

時々、進藤がキスをする。小さなギャグ絵から、そのシーンだけが、美しくて。生々しくも見えて、泣きそうになる。「としおさん」にとって、それは「ご褒美」で、進藤にとっては、それはまぎれも無く「愛情」なのだ。

このあと、延々と続く可愛らしい2人の、何気ない日常が。錆びた夢なのか。
私にはとても考察し切れない。
気付いた事が一つある。絵は1巻に比べて、この後に続く「右」と「左」に続くものに近く。柔らかく、優しくなっていて。その事に私はなんだかホッとする。

0

幸せがこわい

上巻からー
どうか聡夫が救われて欲しいと願いつつ、
救われる道なんてあるのかと怖れながら読んでいたので
この下巻で迎えた結末が嬉しくて仕方なかったです。

進藤との出会いを経て、少しずつ“心”を取り戻してゆくサイボーグの聡夫。
たどたどしくも言葉や表情も豊かになり、名前を呼ばれて照れたり、
恥じらいながら「いっしょにいたい」と告げる姿は恋する少年そのもの。

人の体をもちながら人の心を持たない残酷な人々と
身体は人でなくても、その中にある心は人と変わらない聡夫。
人と物を分かつものは何なのだろうと考えてしまいました。
だって、聡夫はこんなにも人間なのに…

そして、聡夫と同じ時を過ごし、その成長を見守っていた進藤も
絆されることで変わり始め、自然な笑顔や聡夫に触れる手、
どこか無機質だった男に体温が宿ってゆきます。

そんな進藤の中に聡夫への“独占欲“を見た同僚は
進藤のことを「気持ち悪い」と切り捨てます。
確かに聡夫を人ではなく“物”として認識する彼らからすればそうなのかも。
聡夫の中に残る人の心を見つけ、彼を救いたいと願う進藤とは
互いにわかりあえる筈がありません。
少なくとも聡夫はそんな進藤によって救われていたのです。

今後の話が出たときにも進藤は聡夫の意思を尊重しようとします。
けれど、「どうしたい?」と問われても、聡夫には決めることができません。
ただ、進藤と「ずっといっしょにいたい」という願望だけは明確で、
それだけは最初からずっと聡夫の中でも揺らぐことのない願いなのでした。

そして、研究所の中では聡夫の未来はないと知った進藤は
葛藤の末に自分が聡夫を引き取ることを決意します。
誰が何を言おうと、聡夫と生きていくことを決めた進藤が男前でした。

進藤に連れ出された初めての外の世界は見るもの、触れるもの
全てが珍しく、目を爛々と輝かせた聡夫がただただ嬉しそうで、
良かったねという思いでいっぱいでした。

そこからの進藤と聡夫、二人だけの生活は幸せの極致でした。
聡夫の「ちうしたい」の破壊力ったらもう…///

まだまだ外の世界に不慣れながらも、進藤に一生懸命尽くす聡夫の新妻感!
お見送りから、お料理にお風呂の準備、就寝前のイチャイチャタイムに
休みの日にはデート…その新婚さんっぷりに以前聡夫が見た夢の世界を
思い出してしまいました。

ただ、体を寄せ合って、手を繋ぎ、キスをするようになった二人は
恋人同士のようでありながら、どこかぎこちなさを残していました。
それ以上を受け容れられない進藤と、それ以上も求めたい聡夫。

人間らしさが育っても尚、セクサロイドとして植え付けられた
性欲が消えることのない聡夫に複雑な思いに駆られました。
進藤も研究所での記憶がまだ鮮明なだけに心の整理がつかないのだろうな…

でも、その分、進藤が言葉できちんと伝えてくれるところが良かったです。
相変わらず言葉少なで愛想の欠片もないけれど、
聡夫への想いだけはいつでもまっすぐ口にしてくれる進藤。

そんな進藤の言葉に触れる度、びっくりしながら、
とろけるくらい嬉しそうに、はにかむ聡夫が可愛らしかったです。
最後は進藤に寄り添う聡夫の口から出た「しあわせ」に涙ぐんでしまいました。

読みながら常に感じていたのは幸せで嬉しいのに、
それがこわくもあるという矛盾する感覚でした。
それは研究所で仲村が残した言葉のせいかもしれません。
「聡夫くんは君と出会えてよかったかもしれないが…
君は聡夫くんと出会わない方がよかったかもしれないね」

聡夫を愛したことで失われた進藤の未来、二人の生きる時間の長さの違いなど、
人間とサイボーグという恋には儚げな感情が付き纏いました。
でも、それでも、二人が互いに出会えた奇跡を大切にしながら、
この先も共に生きていけますように、と祈るような思いで読み終えました。

3

右左を読んでからのレビューです

「錆のゆめ右・左」を読んでからのレビューになります。

聡夫の可愛らしさと進藤の献身さ、プラトニックな関係性が絵本の世界のようなメルヘンさでやっぱりいいなあと思います。
消費されてしまった本来の「聡夫」のことを考えると切ないです。
この時点では進藤からの感情は愛なのかなあ、それとも同情だとか憐憫なのかなあ、とか色んなことを考えさせられる……。

人間を一人消費して作ったセクサロイド、かなり科学の進んだ現代ではないどこかで行われるえげつない行為の中にも救いがある、どういう童話のような物語が好きです。
上巻を読んだ段階で聡夫には幸せな生活を送って欲しいと願ってしまうのに対し、下巻できちんとそこが叶えられていてスッキリ。
聡夫が進藤の手によって義手や拘束具のようなもの、胸の金属、痛々しかったセクサロイドの姿からきちんとした人間らしい姿になって楽しそうにしている姿にほっこりします。

ここからさらに続編に続くかと思うとにんまり。

設定はエグいのに二人を結んでいる関係性は優しくて柔らかくて、癒されます。
切ないけど、愛おしい。
また、右左を読みたくなります。

5

切ない

続きが読めて良かったです!ありがとうございます。

1

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