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俺がオメガのはずがない―――
shounen no kyoukai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ややダークなオメガバースがちょうど読みたくてね、前から気にはなってたこちらの作品を選びました。
想像以上でした。すみません。もっと早く読むべきでした。
ごく普通の男子高校生として過ごしてきたゆか―
仲間内で自分だけがΩ性だという残酷な事実を知ってしまう。
今までの日常が崩れていく最中、唯一の救いは幼馴染の薫。
ゆかは同じΩの運命を背負う者として薫に近づくのだが…
1巻だけじゃ物足りない。続きがあって本当に良かったです。
最後に明かされた真実が面白すぎ。
オメガバースってなんか気が乗らなかったのですが、akabeko先生の少年の境界を見て最高!!だと思いました!!
読み始めたらどうなるの?オメガって辛いじゃんとか誰と一緒になるのって不安だったけど、本当に素晴らしい展開で、運命より愛を貫く4人の姿が本当に最高でしたし、涙が出ました!BLって最高だと改めて思いました!
akabeko先生は神だと思いました!
絶対読んだ方がいいです!!
個人的には薫のような人がこの世にたくさんいたらなぁと思います!凄く素敵な男です!愛あるエッチも最高でした!
オメガバはさほど興味がないというか、ヒートがエロに直結するから設定としておいしいんですよね?くらいの認識で、社会的な地位の差とかBLに必要なのかなとか、良さがよくわからないのですが(たまに例外もある)
akabeko先生は「蝶と花の関係性」がよかったので他の作品も読みたくなり本作を手にとりました。
この後、本作の3巻までと「四人のにびいろ」を読みます。
本作については、とりあえず、大我が最低。βのクラスメイトも。道徳感が欠如しすぎ。
オメガバについて、授業で何を教えているのか!?と怒りすらわいてきました。
「性別検査の手引き」小冊子が、ゆかの姉の頃から変わっていないので、その内容も古いままだということなんですね。Ωの自殺者が出ているというのに、あかんやん。
ゆかがΩとわかってからの、孤立感、不安、絶望、悲しんでいるさまが辛くて…。
そんなゆかをあんな風に追い詰める大我とクラスメイト…許せん。
「合法レイプ」てなんやそれ!?アホか!!と思いました。
あいつらから守るためとは言え、目の前でシてしまう薫に私も引いてしまい…他に方法はなかったのか、と思いますが。なかったんでしょうね。
ここまでなら、中立なんですが、薫がちゃんとした考えの持ち主で、Ωとか関係なくゆかはゆかだと言い、ゆかを一方的に番にしてしまったことを悔いていたこと。
ゆかは番にされたことを嫌がらず、薫がずっと自分を思っていてくれたことをうれしく感じた。
この2点があったので、萌とします。
ゆかには興味を失ったかのような大我が、女子Ωとゆかのフェロモンのにおいが違っていたようで、この先変なことしないか気がかりです。
口絵は大我?ですよね。てことは彼の話が続くのか…。
絵がラフかな、と思うところがありますが「蝶と花の〜」もそうでしたが、ストーリーに引き込まれれば結構流せるものなんだなと思いました。
「萌」という表現は、この作品には合わないんですが、、好みではないけど純粋に凄いな、と思うのでこの評価に
高校生、多感な時期に行われる検査で、Ωと判定されたユカと、αと判定されたカオル。自分はおそらくβ、幼い頃からずっと自分の後を追っていたカオルは、もしかしたらΩかもしれない…そんな思いで検査を受けたが、実際はユカ自身がΩだった
変わっていく自分の身体、そして、友人たちとの関係。孤独に苛まれるユカ。それを引っ張り上げたのは、カオルだった。短絡的なハッピーエンドを求めるオメガバースなら、ユカとカオルは運命の番という設定だろう。でも、この物語は違う。はっきりと描かれているわけではないが、ユカの運命はおそらくタイガ。伏線として、ユカの発情時、カオルは理性で動いているが、タイガは本能に抗えないようだった
続きを読みたいが読みたくないという、なんとも不思議な感情。好みでなくても引き込まれてしまう、魅力ある作品であることは間違いないです
※無理矢理や、受が可哀想なのが苦手な方はダメかもしれません
初めて読んだオメガバース設定の作品でした。
BLを読み始めて割と早くオメガバースという世界観の作品が多くある事を知って、それでもあまり興味を持てずにいたのですが本シリーズの人気や評価の高さに惹かれて読んでみる事に。
感想としては、やはりオメガバースの世界観はあまり好きじゃないなぁと再確認しましたが、お話としては非常にそそられる内容でした。
特にゆかと薫の性格から予想されたバース性と、実際のバース性が逆だった点が残酷だけど興味深かったのと、屋上でゆかが襲われそうになったシーンの緊張感がヒヤヒヤであっという間に読み終えていました。
今までの友人関係や幼なじみの関係、すべてがある日を境に違うものに変化してしまう怖さも感じました。
その中でも変わらないもの、薫のゆかに対する気持ちが強調されるようになってくるのが良いです。
描き下ろしにとても重大な事実が!
運命に抗えるのか、それほどの強い絆をゆかと薫が持ち続けられるのかが2巻以降の見所ですね。
表紙からほの暗い、痛い系かなって思ったけど違った。
なんだこれは。オメガバース作品として神じゃねえか。
オメガバ作品の大半が、
「すでに自分の第二次性を理解している」
「Ωは社会で理不尽な扱いを受け、トラウマ持ち」
「αは金持ち、もしくはめっちゃ優秀」
っていうスタンスを保っている。
初めてこういう題材見たんだけど、この作品は「第二次性の検査を受けた少年たちのbefore/after」だ。
それまで、彼らはごく普通の友達だった。
我々の知る男子中学生だ。ダチとつるみ、地味な幼馴染とは距離を置き、くだらないことで笑い合う。
彼らはそうして平穏に日々を過ごしていき、大人になる予定だっただろう。
攻・薫が検査前に言うのだ。
「検査一つで関係が変わるかもしれないなんて……なんだか不思議だよね……」と。
人は自分の身に降りかかるまで、災いはどこか遠くのできごとだ。
もし私がオメガバの世界に住んでたら、クソメンタルな中学生時期に第二次性検査なんてしてるこの国を恨むね。
案の定、受・ゆかもバレる。平穏な日常は長続きしない。
友達グループの中にα(大我・以降シリーズの主要キャラ)がいて、それをきいたゆかは発情してしまうわけだが、
「そこは…驚く程ぐっしょり濡れていた」「そこがおまえの生殖器だといわんばかりに」
Ωを自覚する描写は数あれど、こんなにセンセーショナルな描写はこの作品ならではだ。めっちゃ怖いだろうな。自分の体の変化って。
これをきっかけにゆかは、友達と距離を置く。対等に接することができない恐怖だ。
まさしく、第二次性の検査は「境界」にあたるのだ。
少年の境界は、1巻で読み終わったらもったいない。
少年が第二次性を自覚する強烈な描写が1巻。
運命の番と本当に好きな人への言及が2巻。
そして、Ωという種、αという種について、そして各キャラクターCPのエンドを目指して突き進むのが3巻。
どの巻も独特な面白さがある。
そして、オメガバースというジャンルについて、深く考えさせられる。
これは、αという優等種とΩという劣等種が恋をしておしまい、そんな物語ではない。それを取り巻く環境を題材にした、まったく新しいオメガバースだ。
完結したので一巻から再読しました。
いやあとても面白かったです。三巻を読んでから読み直すと、とても良く考えられていると感心しました。
性別検査の結果に絶望するゆか、そして幼い頃からゆかの後ろを追い掛ける薫がとても健気です。
幼い頃から薫がとても聡い事が分かります、急に変わったわけではなくて薫は根底にそういった考え方を持っていたのですよね。
そして大我ですがもう少し他者を思いやる気持ちを持たないと、後で苦労するよって何度も言いたくなって困った…。
運命では無く気持ちを選んだ薫と、運命を取り逃がしてしまった大我。そして薫の想いを受け入れたゆか。
3人がこれから迎える長い人生の分岐点になる一巻でした。
昔は仲が良かったのに地味で冴えない幼馴染とは距離を置いて派手な同級生とつるむようになったゆかですが、性別検査でまさかのΩだとわかった時の絶望感がとても伝わってきました。自分がΩだと思っていなかった時には同級生の差別的な発言も深く気にも留めなかったり、可哀そうだと同情したりしていましたが、自分がそうだとわかると途端に世界が違って見えるんですね。
お姉さんが学校で検査した時にもらった手引き冊子の変わらなさからも性別に対する考えの変わらなさを象徴しているのかなと思いました。
薫は最初からゆかのことをちゃんと想っているし、大我が興味本位でゆかの身体を触って襲おうとしているところを、自分もフェロモンにあてられて辛いだろうに、止めて逃がそうとしてくれるところに愛を感じました。
一方の大我は偏見まみれでΩは子どもを産むためだけの存在だとか、自衛しないといけないのはΩだとか、合法レイプだとかぬかしやがるので本当に貴様なんぞにゆかをやれるか!!とめちゃくちゃキレました。
合意なくというところでは薫もそうですが、大我とは違って薫はゆかと番になるという覚悟を決めた薫の勝ちですよね。
ちゃんとゆかに1人の人間としてどう生きるか選択肢を示す薫と一緒なら幸せになれると信じられるいいお話でした。
あと、思ったんですがこの学校教壇はアクリル板か何かで隔てられているのですかね?この教師なにを叩いてるの?と思うシーンがありました。
あと、描き下ろし部分でゆかが大我の運命の番だとわかりますが……自業自得だし、今の大我ではゆかを絶対幸せにできるとは思えないので私は1ミリも同情できませんでした。でもお話としてはおいしいしずるいので興奮します。
最終章を迎えたので、1巻から一気読みです。
学内で行われるα・β・Ω性を判定する性別検査で
Ω判定が出たゆか、α判定が出た薫と大我。
その瞬間から彼らの世界はそれまでとは大きく変わり始める。
オメガバースといえば、運命の番カップルを描く
ロマンチックな物語を思い描いたりもするけれど、
その反面、偏見や差別、本能の暴走が引き起こす
強姦や望まぬ妊娠などの残酷な要素もはらんでいる。
この作品でもゆかは自身がΩである事実を知るとショックを受け、
αに対して恐怖心から友人たちとの距離が上手く取れなくなる。
そして、ゆかがΩだと知った大我はゆかをレイプしようとする。
もうぐちゃぐちゃだ。
たかが性別。
だけど、彼らはその性別が有する本能に抗うことも
出来ず、人間関係も生き方さえも振り回されてしまう。
まだまだ子供に思える、未成熟な時期に
こんなにも重く、残酷な運命を突き付けられ、
背負わされることが可哀想でならない。
この一件でΩであることが周囲にもバレ、孤立するゆか。
けれど、ゆかには薫がいた。
薫はまだ見ぬ運命の番との未来の可能性を振り切って、
幼い頃から想い続けてきたゆかを守るためだけに
ゆかのうなじを噛み、番となる。
そのときはそれが最善だったとはいえ、突然薫と番になってしまい、
戸惑うゆかに優しく語りかける薫がそれまでとは違って大人びて見えた。
世間の偏見にまみれたΩという性に囚われてしまっているゆかは
子供を「産める」ではなくて「産まなきゃならない」と思い込んでいる。
だけど、「産まない」選択をすることも出来、Ωである前に
一人の人間であることを諭し、一生添い遂げると誓う薫には
もう以前の頼りなさはなくて、いい男だなあと見惚れてしまった。
頼りなさとは、賢さなのかもしれない。
Ωとαという性を正しく理解し、αの責任を自覚し、Ωを尊重し、
人からかけ離れた獣のような本能が自分たちに備わることを
理解しているからこそ、きちんと恐れることができる。
唐突に本能に生き方を捻じ曲げられ、多くを失った
けれど、ゆかにとって薫の存在だけは救いに思えた。
ゆかと薫が結ばれたのも結果オーライだったのかな。
と思っていたら、描き下ろしの大我の「運命の番」にぞくり。
え?もしかして、そういうこと?えええ…
オメガバース物の新しい視点な気がします。
ゆかと薫は仲良しの幼なじみだったのに高校の頃にはもうゆかは薫に構わなくなって。自分はクラスのカースト上位っぽくて地味な薫が少々鬱陶しいくらいな感じ。この辺でゆかをあまり好きになれませんでした。
しかし検査で性がわかり絶望するゆか。
ゆかに近付くと抑えられない薫。
友人達にレイプされそうになるも何とかお互いを逃がそうとするゆかと薫。
ゆかは薫が自分と一緒だと思い込んで。
この辺でゆかが可哀想になり、また見直しました。
薫は実は…。でもレイプさせないである意味ゆかを守って。
保健の先生のお話が深い意味を持ちそうです。
もしかして運命の番は大我なのか?
これまたオメガバース物の辛い部分と薫の純愛と抗えない運命の番という複雑にいりくんだお話になりそうですね。
運命の番と結ばれるのが幸せなのか。好きな人と番になっても運命の番が現れたら…。
重いテーマですね。