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awanimonarenai koi naraba
作家買い。読んでみたら短編集らしいことに、ややガッカリしましたが
そのお話も良かったです。もっと深堀して欲しかったくらい。
神様シリーズオムニバス。良かった。(オムニバスも苦手)
据え置かれている神様の存在も癒されるし、その周囲での恋もちょっと切なくて素敵でした。
最後はちゃんと神様自身も幸せになってくて、こういう立ち位置の場合、恋に関しては傍観者なのかと思いきやでした。
BL初心者の頃、過激なコミックに疲弊していたときに三月えみ先生の「結んで、ほどいて、キスをして」に出会い。BL頑張ろうと思えました。
このころは、ちるちるサイトの存在も知らなかったのでとにかく一人でkindleでBLらしきものをジャケ買いしていました。
BL2年目、久しぶりに「結んで~」を読み返して、先生の作品を買い初めまして、やっぱり三月先生の作品はいいなと再確認してます。
単話5作品で真ん中3作品は同じ世界で主役が変わります。
最終話の「いい子でごめんね!」だけ高校生が主役なのでちょっと雰囲気が違っているよーに感じました。
他4作品は自分にとって神でした。
ストーリーが独特で面白いのでしばらくすると
再読したくなるお話です。
表題作はタイトルと内容の設定がパズルのピースみたいにぴったりはまります。
石原が小林を初めて連れて行った趣味の店での行動にはかなり衝撃を受けました。
何度も読み返すと、その位のショック療法を選択しなければ長年の友人関係から抜け出せなかったのかも。と気づきました。
表紙にも描かれている泡がキレイです。
神シリーズはスーパーナチュラルとBLの融合でこれまた三月先生でなければつくれない素晴らしい作品です。
3カップルそれぞれ良さがありますが、共通するのは「思いやり」かな。
恋人だけじゃなく、同僚、師弟、友人。色々な間柄でも相手を愛し、思う気持ちによって人は生かされて/生きていけるんだなぁ〜と痛感。
ハートウォーミングな物語でした。
表紙買いした作品です。
他の方も書かれていますが、キス直前の表紙に、口絵でキスしてる二人がもう超絶美しい…!!!
表題作のほか4篇が入っている、村役場が舞台のオムニバス集。一つ一つの話が切なく儚い雰囲気を持っていて、ぎゅっと胸が締め付けられます。
どのお話も三月えみ先生の綺麗な絵柄と、独特の雰囲気にうっとりなんですが、特に好きなのは「その神は、役場にいる。」と、グイグイ健気一途な年下攻め様を堪能できる「今日も神は、役場にいる。」の二つです。
「その神は〜」の方は亡くなった蓼科の想いが切なくて、、本当は絶対タカに鳥海を渡したくなかっただろうなあ。好きな人の幸せを願いつつも、無念だろうなあ…と泣きたくなっちゃうやつ。
「今日も神は〜」の方はですね、個人的に大好きな「攻めがとにかく受けを追っかける!」というもの。専門学校の生徒(攻)と先生(受)のお話です。
別れを切り出した先生をどこまでも追いかけて、「どこかが好きだから好きなんじゃなくて 好きになったから全部好きなんだよ!」って叫ぶ年下攻め様…こんなふうに言われたら誰でも落ちるよ!!! 若さと青さと情熱が眩しい✨
短編集っていまいちこう、「最高…!」ってなることが少ないんですが、こちらは本当に一つ一つの満足度が高くて何度も読み返したくなる作品でした。
短編が5作品入った短編集です。
石原✕小林
初体験が店での見世物だったので残念ながら萌えられなかったです。
立山✕鳥海
鳥海に片想いしていた蓼科が亡くなり、あちら側に行きかけた鳥海を立山が引き戻すお話です。
一話だけなのに心に残る優しいお話でした。
旭✕穂高
昔の恋に囚われてる穂高が旭の真っ直ぐな愛によって絆されていくお話です。
素直になった穂高が可愛いです。
赤石✕荒島
お互いにお互いを神だと思ってるところが楽しかったです。
キス止まりだったのが残念で、えっちしてるところが見たかったです。
世良✕翠
世良が大学生になってからのお話も読みたかったです。
DMMは白抜き修正でした。
んんんん〜、とても良かった。
三月えみ先生〜短編でこれだけ面白いって、やばいなぁ〜。
実力がありますね。
これから、読む方はネタバレ無しでおすすめしたい。
サラッと、感想だけ。
「泡にもなれない恋ならば」
電子書籍、短編35ページに、萌の塊が詰まってる。
石原の趣味がこれだったのは以外。
まさか、あの場に赤木さんが居たとは・・・www
「今日も神は、役場にいる」
これは、続編欲しいわ〜。
3カップルからなるストーリー。
しかし、手を振って笑顔の、蓼科さんには泣けた・・・
どの作品も、丸々1冊で読みたかった。
表題作は32ページですが引き込まれました。
表紙から3枚繋がっていて素敵。
先が読めず、面白くて充実感は有りましたが、まだ本質の気付きが足りないような気がして何度もよみかえしました。
行間を読む感じでしょうか。
拒まない男でも三月えみ先生はストーリーが一筋縄でない印象なので私の語彙力と解読力が足らないのが悔しい。
大手配給会社勤務、勝ち気で強気プライドも拘りも強く仕事で行き詰まりを感じている小林。正反対の性格、優しく冷静な元同僚の石原。
仕事で人魚姫のオマージュのコンセプトと現実がリンクしてるのが良い。
小林は転職先で今まで全て上手く出来ていたのは石原の自己犠牲のお陰だと知ってショックを受けてしまう。
自己犠牲とは一方的な自己満足。
自己犠牲までされる程、石原に好かれている気持ちを利用して小林は贖罪をするが、手の震えながらの覚悟は本当の贖罪だけではないよね?
エロシーン鬼 畜な石原にゾクゾクした。
帰り道
石原は自分が好きとは伝えない所が上手い。
「お前、俺の事すきだもんな」で全てが計算だったのかもしれない。
途中、あぁこれはバッドエンドだと予測したがまさかのハッピーエンド。現実は映画より美しい。
三月えみ先生に一コマずつ解説してほしい。
取り敢えず読んで感じてみて下さい(*^^*)
他作品も面白かったです。
超好みのお話でした。この単行本の構成はよく考えられていて裏テーマが深い!と、うならされました。最初の短編だけあとの村役場ストーリー3編と趣きが違い、映画配信会社のお話ですが、この話がテーマのプロローグになってるみたいなのです。
テーマは人魚姫=自己犠牲。この作品群は表題作を含め見返りを求めず、相手に愛を返してもらえないとしても自分は相手を愛し続けるという人物が全てに登場します。自分の幸せより相手の幸せを願う人。泣ける。ロマンチック。
そうはいいつつ最後は報われるハッピーエンドの話が多いですが、唯一2つめのお話だけ自分の恋は報われなかったけど幸せを感じてる本物の人魚姫が。人魚姫おじさんというべきか…泣けました。
村役場ストーリーの方はオカルトチックな所もすごく自分好みで、ストーリーテラーのようなロン毛の神と呼ばれる男・赤石さんの存在が面白かった。彼は霊感が強く死者の意思がわかる人。最後のストーリーでは彼もBL当事者に。
どの話も素晴らしいけど私が1番好きなカプは村役場シリーズのトリを務める赤石×荒島。柔らかくて飄々としたキャラ×堅くて真面目でストイックに自分を抑えてるキャラのカップルは大好物です。荒島可愛い。同級生って所も良い。欲をいえば20代じゃなく30代前半くらいのキャラ設定でも良かった。もっと長い期間こじらせてる感じで(笑)。
追記…最後の男子高校生のお話は人魚姫的な要素はありませんでしたが、面白かったです。
短編集は読みやすいけれどやっぱりどこか物足りなさを感じてしまう作品が多いなか
どのお話もその一話ですっかり引き込まれて満足できてしまうという…
なかなか出会うことが出来ない短編集だなと思います。
表題作のふたりも違う切り取り方をしてしまうとチープな内容になってしまいそうな関係性なのだけど。
そこはさすが三月先生、という感じで"ストーリーテラー"と云われるだけある絶妙な描写で
切なさと葛藤と言葉にしていない部分で揺れるふたりの恋を表していました。
普段強がりでちょっとキツめな小林の涙にはグッとくるものがあるなと感じました。
他のお話たちも素敵な作品ばかりだし、サクッと読めて満足できる、本当におすすめな短編集だなと思います。
短編集。
泡にもなれない恋ならば
「人魚姫の愛は自己犠牲か?」
制作スタッフの二人。ずっと秘めていた想い。小林の為に譲った大手入社試験、石原の自己犠牲。
◆死者の送り人、神さんシリーズ。
その神は、役場にいる。
好きだと告る先輩が作業中死亡。霊が想い人を連れていこうとするのを止める神さん。
今日も神は、役場にいる。(前後編)
神さんの名前は、「土木課の赤石さん」。
旭君の好きな人は、担任教師穂高さん。穂高は異国で死んだ恋人を忘れられない。
穂高は、恋人の嘘にずっと騙されていた。
僕の神は、役場にいる。
神さんが言う、「付き合おう、荒島」・・荒島さんは、ノイズキャンセラー体質。
「荒島は、僕の神様だ」
いい子でごめんね!
〆はコメディだった。本田世良くんは、叔父の川崎翆にずっと秘めた恋をして藻掻いていた。
・・が収録されてます。
どれも、抒情的詩的な展開で、綺麗な描写、大人の恋。
独特な構成で、読後の余韻が深い。
このシリーズ、続編出ないかな。出たら絶対に購入して読む。
三月えみさんのコミックは面白いなあ。短編だとどうしてもストーリー展開が駆け足になりがちで物足りないものが多い印象ですが、三月さんは短編もいいですね。
最初の作品が一番心に残りました。
仕事仲間、同期かな?熱い小林は職場でやや煙たがられがちだが、石原は彼を支え、彼が活躍できるようなポストを斡旋してあげた。新しい職場の上司も、彼の熱さにやや引きがちだが、嫌いではない様子。
そんな二人が飲むシーンから始まります。石原が自分のことを好きだと感じている小林は、彼を挑発する。石原の趣味はハプバー。そこにつきあってやると覚悟する小林。
しかし、いざ関係してバーを出ると、小林は泣き崩れて。。
たぶん、ずっと石原のことを好きだった小林。「知ってたよ」という台詞がキザですがにくいですね。
短い中にもしっかり展開があり、切なくも、また心温かくもなる作品。
他に、役場の「神」が活躍するオムニバス形式の短編があり、こちらも面白かったです。