話せば長いふたりの話

hanaseba nagai futari no hanashi

話せば長いふたりの話
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神63
  • 萌×268
  • 萌22
  • 中立4
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
23
得点
657
評価数
160
平均
4.2 / 5
神率
39.4%
著者
こめり 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
シリーズ
話せば長いふたりの話
発売日
価格
¥647(税抜)  
ISBN
9784908757525

あらすじ

「ハルちゃんと別れることになったら俺生きていけないよ…下半身も」
同人作家とファンとして出会って以来、慎也と春彦は5年越しのラブラブな恋人同士。でも慎也が萌え系漫画家としてデビューし、春彦が証券会社で働きはじめてからはすれ違いの日々が続いている。
慎也の作品も慎也自身もたまらなく大好きな春彦だけど、大事な日の約束をすっぽかされて遂に我慢の限界!
オタクなふたりのラブ&エッチな波乱の日常! ストーリーテラー・こめり、待望のコミックス!

表題作話せば長いふたりの話

三原慎也,売れない漫画家
野々宮春彦(ハル),証券会社勤務のサラリーマン

その他の収録作品

  • カバー下 漫画・4コマ・あとがき

レビュー投稿数23

二人の日常が好き

今更ながら前から気になっていた話しを購入。 やっぱり読んで良かった。

特に何かがある訳ではないけど、漫画家とエリート(?)オタクサラリーマン。
二人すれ違いながらもお互いが大好きですそんな日常生活が良いです。
なかなかデートもできなくてストレスが溜まってしまった所で同棲の話しが纏り良かった。アシスタントの子には二人の関係はバレちゃったけど大した事はなこったし。
同僚の会社の先輩も実はゲイで彼氏に
振り回されてるのも不毛で可愛そうだけど幸せそう。
そんなほのぼのとしたコメリ先生の話しが大好きです。

0

当て馬萌えっ

漫画家の慎也くん(攻め)と会社員のハルちゃん(受け)、学生時代からの付き合い、同棲して「幸せにするから」とか言っちゃう感じのほっこり、日常味のあるカップルです。

慎也くんのコミックスが出たり、ハルちゃんがそれを布教したり…とてもイイ。

当て馬の東野さんが萌え度高くて、意図的な当て馬ムーヴ(サポート)してくれるのとか、それなのに本人の彼氏とはうまくいってなくて…なところめっちゃ好き。
東野さんの彼氏とのおまけ話が好きだなーと。海外で東野さんがプロポーズされたシーンが動画として拡散されてバズったとことか大好き。
ちなみに東野さんカップルはリバらしいです。

0

地味を極めてる…!

ここまで地味さと生活感のものすごい作品も珍しい感じで、だがそこが良い!!ってなりました。すでに付き合ってるカップルで、揉めてケンカしてHしてを繰り返す日常。BLのキラキラ感もときめきも無いんだけど、やっぱりだがそこが良い!!ってなります。とても不思議な魅力が溢れてました。
ヘタレな漫画家とオタクリーマンのカプ。もう別れる想像ができないくらい、熟年感というか家族愛に近いものを感じます。関係がバレてもさらっと過ぎて行き、穏やかな日常は変わりません。
Hも本当に生活の一部になっていて、慣れたコミュニケーションだなあって雰囲気。二人の部屋を覗き見してる気分で楽しめました。たまにふと読み返したくなるタイプの作品です。

0

ちょっと某漫画を思い出す……

↑大変失礼ではありますが正直な感想。

設定やキャラなどは全く被りませんが、
コンセプトといいましょうか……
読んでいて、ついちらちらしてしまいました。

いや、だから悪いというわけでは全くなくて!!

こういう、
大きな事件やどたばたが起こらない話を、
しっかりコミックス一冊分
描き切れるというのは流石だなと!!

キャラクターと、
彼らの日常の心の機微が
しっかりと描けているからこその
この一冊だなと!

もくもくと湧き上がる様な
強烈な萌えは無いのですが、
至極安心して読めるのです。

最初から最後まで、
二人の気持ちが揺るがない潔さ!
……まぁ正直言えば、
最後の方は勝手に私が不穏な空気を感じて、
不安になったりしましたが、
全くの杞憂で本当に安心しました!

続編?
ええ、もちろん買いますよ!!

で、評価は、
BLでオタクや同人設定が苦手という
全く個人的好みで「萌×2」で!

0

好きすぎる!

「話せば長いふたりの話 それだけの話」が発売されると知りこちらを慌てて購入しました。
「彼と付き合う10のメリット」も凄く好きだったんですが、こちらの作品もとても大好きになりました。

慎也とハルちゃんの何気ない日々がとても素敵でした。そしてハルちゃんがとっても可愛いんです。時には喧嘩したり許せない事も有るけれど、根底にはお互いに大好きで相手無しではいられない気持ちがあるんです。

慎也の後輩でアシの木田くんが二人の仲を知らなくて慎也の元カノの話をしちゃったり、ハルちゃんをキモオタ童貞だとばかり思ってた会社の先輩でゲイ東野が慎也を煽ったりと、二人の中にちょいちょい風を送り込んでくれていました。

慎也のちょっとズルいところとか、ハルちゃんの真面目で一途なところとか、なんて言うかこめり先生の絶妙な匙加減が効いてて、ずっと壁になって眺めてたいカップルでした。

続編が待ち切れ無くて、思わず評価が高かった「月にむら雲、花にあらし」を購入してしまいました。

0

優しい物語

花にむら月 が、とても気に入って作者買いです。
もう付き合ってるカップルですが、丁寧にほのぼのと日常を綴ってます。
元々は同人誌のファンだったエリートサラリーマン春彦、イケメンヲタクだめんず漫画家の慎也。
特に大きなトラブルとか有るわけでもなく、喧嘩したら仲直りとか、付き合って長い2人だからこそのツッコミとか、嫉妬とか。
お互い尊敬しあって本当に好き合っているんだなって癒された。
同棲するときも「同棲じゃないお互いルームシェアだからね」なんて言っておいて、頬を赤らめながら「エヘヘ、楽しみ」とか、好きがただ漏れ。春彦のツンデレ具合が可愛い。お互いの凸凹を補っていける素敵なカップルです。

最後ノンケ同士だからHの知識もなくしっかり痛がるのがリアル。

こめり先生は必ずタイトルを回収するのですが、今作もしっかりタイトル回収があって気持ち良い。

先生の人柄を感じられる様な作品でした。
今気付いたんですけど、番外編出てますね!しかもページ数多い。更に愛着が湧きそう。

0

微笑ましい2人の日常がいい

こめり先生初読みです。
かわいいおもしろいお話でした。
お付き合いしている日常をなんやかんや言いながららぶらぶなお話が好きなのでとてもよかった。
ただ、それ以上でも以下でもないという、ハマるとか刺さるとか萌え死ぬとまではいかなかったので萌です。もう一声あれば萌2だったんですがw

性格や仕事がまるで違う2人が時々ケンカしたり、ハルは将来のことで少し不安になったりするけど、そこまで深刻になったり引っ張ることなく、すんなり仲直りするのが微笑ましい。
慎也がすぐに平謝りするのもあると思うけど。ハルも自分には慎也だけ、と結局甘くなってしまうし。
ハルは慎也が描くマンガが好き、慎也もそんなハルが好き、とお互い相性バッチリなのがいいですね。

東野さんが気の毒だったw
あんなイケメンなのに。それこそスピンオフで東野さんの話も読みたいくらいです。

電話の着信音が、つるるるるる、なの笑ったw
あと、木田くんに2人の仲がバレてバツ悪そうにしていた様子がツボでしたw そのラストでタイトル回収もいい。

1

相手を可愛いと思っているうちはきっと別れられない

 こめり先生の描くこういう雰囲気が大好きだなぁと改めて感じました。長年付き合っていて、お互いの良い所も悪い所も熟知し合った仲の慎也とハル。別れ話から始まるけれど、なんだかんだ別れることもできずになあなあになって、相手のこういう所は嫌だけど、結局別の良い所にたくさん触れるとそんなこともすぐ気にならなくなってしまう。今後もハルが慎也に愛想を尽かす場面はいくらでも訪れそうですが、その度に慎也に泣きつかれて、考え直してしまうんだろうなぁと微笑ましく思いました。

 淡白そうに見える慎也は、意外と女性との経験も多く、今はハルにぞっこん。ハルも証券会社勤務というエリートでありながら、もっと若い頃やオフの時は、地味な格好に眼鏡という出で立ちで、エリートなのが信じられないくらいオタク少年風で可愛らしい。そういう2人のギャップもとっても魅力的でした。ハルは慎也に怒ってばかりなのかと思いきや、未だに彼の漫画を一ファンとして心から敬愛し、単行本を出せば家でサインをもらったり、ちょっとしたことできゃっきゃはしゃいだりするところもめちゃくちゃ可愛かったです。この2人の日常はいくらでも見ていたいなと思います。

0

長い惚気話を聞いているよう

「月にむら雲ー」が良かったので、こちらも読んでみました。
めっちゃ面白かったです。
漫画家の慎也×慎也のファンだった証券マンのお話です。
二人の日常にちょっと細波がたったり、ときには高波が訪れたりします。

付き合うようになって5年とちょっと、いつも締め切りに追われている漫画家の慎也とそれに振り回されているハル。
今回もハルの誕生日のお祝いをすっぽかされ、もう限界、別れようという所から始まっています。
でも原稿の手伝いやらやっているうちに慎也から一緒に住もうと言われて…なんやかんやでお互いがお互いをめちゃ好きで、お互いじゃないと嫌だよっていうラブラブなお話です♡

小さな不満やイザコザがあっても愛しあってる二人で安心して読めました。
性格的に将来の事が不安なハル、なんも考えてなさそうな慎也。ハルが慎也のマイペースに引きずられて、なんとかなるかなと思い始めていく。いいバランスの二人でした。

1

そこでタイトル来る!?

付き合って5年ちょっと。
漫画家と証券マン。
生活のリズムも性格も全然違う2人が一緒に暮らす日々が描かれた作品です。

出会った頃は学生で、大学とバイトの時間を除けば時間は自由に使える時期。会いたいと思えば会える。やるべきこととやりたいことの比重は自分で決められる。
社会人になったらそうもいかなくて、やりたいことに割ける時間は明らかに減っていって、絶対に守るつもりだった大事な約束さえ、やらなきゃいけないことが終わらない限り果たすこともできなくなる。気持ちはあるのにすれ違って、大事なことが分からなくなって、だめになってしまう恋もある。

慎也とハルはすごくバランスの良いCPだと思いました。
慎也が思いついたことをハルが調べて進めてくれる。ハルはすぐへそを曲げてしまうけれど、慎也はそんなときどうすればいいかをちゃんと分かっている。
どちらかにないものは、あるほうが補って、忙しくてどうしようもないときがあってもちゃんと向き合う時間をつくる。理想!まさに理想ですよ。

慎也が一番強く思うことは「ハルがいないと生きていけない」ということ。
それをちゃんと言葉にして伝えてくれるから、誕生日にすっぽかされてさんざんな目に遭っても、慎也に何人もの元カノがいたことで不安になっても、「今、一緒にいられるしあわせ」をハルが感じることができるんだろうでしょうね。

えろすのシーンが何度か出てくるのですが、慎也と付き合うまで童貞処女だったハルのとろけ具合がかわいいんですよ。表情が色っぽいと言うよりかわいいとしか言いようがなくて。
高学歴エリートなのに小動物みたいな愛らしさがあって、そんなにかわいいのにしっかりしていて、でもオタクで慎也が描く漫画の大ファン。
こんな子がいたら絶対手放せないですよ!
慎也は料理ができて、中学から彼女がいたリア充イケメンだけど、漫画のことでフラれがち。その漫画に理解のあるハルと出会ってしまったら、ハルが心配するような「今後女性と…」なんて心配、全然いらないのに!っていう感じの2人でした。

2人でいる日々は、いるのが当たり前じゃなくて、明日も一緒にいられることが奇跡なんですよね。
何があっても「手放せない」と思える相手を手放さないために、自分は相手に何ができるかを見つけていくことがすごく大事だと気付かされた作品でした。

粋な締め方にもグッと来ます。
何回も読み返したくなる1冊に出会えました。

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