ユピテルにおねがい

yupiteru ni onegai

ユピテルにおねがい
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神32
  • 萌×231
  • 萌15
  • 中立6
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
14
得点
335
評価数
87
平均
4 / 5
神率
36.8%
著者
荒井よしみ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784396784010

あらすじ

2人の恋心、受け止めて。幼なじみ年の差3P俺は幸輝(ゆきてる)。大学1年生。俺には幼なじみの弟分がいる。つり目でちょっと意地っぱりな伊織(いおり)に、ほんわかタンポポみたいな和人(かずと)。2人が俺のアパートを訪れた夜、俺は衝撃の状況に直面する。ベッドの前で伊織と和人がキスをしていたんだ。興奮、悶々、勃起……。どうにも抱え込めなかった俺は、翌日、混乱する気持ちをぶちまけた。すると、2人は俺のことを考えると変な気持ちになる、と、体をすり寄せてきた―――。*****ほか、珠玉の読切り「星の花」と「ヤンキー幼なじみのホントのところ」を収録!

表題作ユピテルにおねがい

天野幸輝,大学生
倉貫伊織・栃原和人 弟分

同時収録作品ヤンキーな幼なじみのホントのところ

慶吾,高校生
安達亨,高校生

同時収録作品星の花(旧題「犬ではできないこといい?~ぼくの初めて~」)

高台に住むお金持ちの紳士
謎めいた少年

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数14

何故今まで出会わなかったのか

タイトルの一言に尽きる。しかし今更ながら出会えてよかった。
表題作と他2作品が収録されているけどどの話もちゃんと1冊分読みたいくらいに響いた。

まず絵が綺麗でストーリーも繊細なもので読んでて切なさで心臓がキュってなった。
それなのにえっちの描写も可愛くてえろくて最高でした。
表情とか手つきとかもう色々美味しいポイント多くてとても満足しました。
収録順で1、2番目のお話は受けの子達が幼く見え、ショタだと思ったけど高校生なのよね。きっと。

表題作はもう3P最高。ありがとう3P

最後のお話はもうただただ最高の一言。切ねぇしエロいしハッピーです。

0

攻め1×受け2

タイトルの通り、攻め1人×受け2人という組み合わせが好きなのでよかった。
絵もきれい。

2

純愛と、萌えとどエロと切なさと

木星を意味する〝ユピテル〟を冠した素敵なタイトルに
星を見上げる三人、というロマン溢れる表紙からは
想像もつかぬどエロさにびっくりしました。

こんなに可愛らしい作風で、こんなにエロいってすごすぎる…!!
そして、同時収録短編が切なすぎる…!!
色んな意味で驚きの連続の短編集でした。

『ユピテルにお願い』
大学生の幸輝が風邪で寝込んでいるとお見舞いにやってきたのは年下の幼馴染、
つり目でちょっと照れ屋な伊織とほんわか笑顔で穏やかな和人でした。

その夜、幸輝がふと目を覚ますと暗闇の中で伊織と和人がキスしていて…
目の前の光景に衝撃を受けながらも幸輝の体は反応してしまいます。

翌日、動揺した幸輝がうっかり二人のキスを目撃したことを漏らすと
二人は以前から幸輝に幼馴染のお兄ちゃん以上の感情を抱いていたことを
静かに話し出します。

そして、二人の手に導かれるままに欲望に身を委ね、一線を越えてしまう三人。

ずっと弟のように思っていたはずの二人と、しかも三人で!
もう三人で絡み合うシーンがすっっごくエッチでした///
男子高校生にして既に魔性すぎ…
一見すると、高校生には見えない幼げな容姿の伊織と和人が
積極的&尽くしまくりで、なんだかいけない光景を見ているような
気分になり、ドキドキしてしまいました。

突然の展開に戸惑いながらも、二人のそれまで見たことのない
淫らな姿に煽られて、理性もふきとび夢中で腰を振る幸輝。

伊織と和人は幸輝にとって幼い頃の美しい思い出とともに
無垢の象徴みたいなもので、そんな二人が幸輝に抱かれることで
純白の布が塗り潰されていくような背徳感がありました。
そして、背徳的であればあるほどに、いっそう艶めかしく感じられました。

だけど、同時に伊織と和人が幸輝に抱く想いは紛れもなく純愛で、
はじめは流されるだけで自分の気持ちに整理がつかなかった幸輝も
二人の一途な想いにほだされ、受け容れていきます。

一方、自分たちが想いを伝えたことで幸輝の未来を奪ってしまったのではと
葛藤し、幸輝に会いたい自分を抑える和人の思いやりが切なかったです。
たぶん幸輝はそこまで深く考えてないと思うけど(笑)

三人だとどうしてもアンバランスで、一人を奪い合う構図が多いけれど、
この三人の場合は三人で均等に愛を分け合うように、譲り合いながら
愛し合うのが印象的でした。

歪な関係には違いないけれど、そういう意味ではいつか壊れてしまうという
不安定さもなく、安心して未来図を思い浮かべることのできる3Pものでした。

『ヤンキー幼なじみのホントのところ』
子どもの頃、いじめられっ子の亨を
大好きなヒーローに扮していつも守ってくれた慶吾。

そして、ヒーローへの憧れを抱いたまま成長し、高校生となった亨。

片や大きくなったらヒーローになって、お前を守ってやる
と約束してくれた慶吾はヤンキーになっていて…

互いに幼い日の約束を守ろうとして、少し遠回りをしてしまったみたい。
慶吾が見た目ほどグレてなくて、相変わらず亨には弱いところが可愛かったです。

『星の花』
夏祭りの日、孤独な男が花火の音に誘われて出かけると、
祭りの喧噪に紛れて、男をじっと見つめる青年がいました。

後をつけてくる男の子に、ほんの気まぐれで声をかけ、
なりゆきから男の家に招待することに。

言葉を交わすうちに自然と身体を求め合う二人でしたが、
男の子にはある秘密があり…

男の子の不思議な雰囲気から〝何か〟あるんだろうとは思っていたけれど…
予想もつかなかった展開と結末でした。

男の子の〝やっとこっちに来れたんだ…〟という台詞から
思い浮かんだのはパラレルワールドでしたが、
先行レビューの輪廻という言葉にもなるほど、と思いました。

でも、こっちの世界でのおじさんも病気を患っているように見えて、
また別れがやってきちゃうのかな…とか色々気になってしまい、切なかった。
やっと会えたんだから、今度こそ長生きしてください(´;ω;`)ウッ…

0

こんなエッチでいいのかしら

◆ユピテルにおねがい
 この三角関係は好き嫌い分かれそうですが、私はとてもハマりました。年下の2人に翻弄される攻めのユキも可愛いですし、同い年の相方も好きで、ユキのことも好きだという伊織と和人のコンビは、あどけなさといやらしさが両立していてたまりませんでした。双子じゃないんだ?と驚くくらい、この2人には2人でひとつという感覚を強く感じて。きっと、幼い頃から手と手を取り合って過ごしてきた年数のなせる技ですね。

 そんな2人に迫られ戸惑いながらも、受け入れてしまうユキ。一見流されたようにも見えますが、年上の子が兄弟みたいだった同性の年下の子とエッチなこともしたいと思えるのは、やはり根底にそういう好意が芽生えないと難しいだろうと思います。逆ならハードルが下がるけれど。ユキの、自分を直向きに慕う2人を愛おしいと思う感情はちゃんと伝わってきました。そして、なんといっても濡れ場の描写が秀逸です。伊織が責められるのも、和人が責められるのも、萌える。強いて言うなら、私は伊織をより責めたくなってしまいましたが。幼馴染同士のエッチな三角関係を存分に楽しめた作品です。

◆星の花
 短編ですが、それなりに濃い濡れ場もありながら、良い読後感の残る作品でした。初対面なのに犬のように可愛らしく懐いてくる少年の正体。飼い主への想いを募らせていた少年が、とても愛おしかったです。

0

bl史上一番可愛い3P!!

受けの伊織くんと和人くんが可愛すぎました。エッチ中は恥ずかしがり屋さんだけど敏感なのか大好きな幸輝くんに触られてずっとあんあんしてる伊織くんと、普段はのんびりしてて世話焼きな印象の和人くんだけれどエッチになると3人の中で一番積極的なギャップも良かったです。あと、幸輝くんの表情が受けみが強くて!笑 いつか、他作品の同時収録でもいいので和人・伊織×幸輝が見てみたいなぁと思いました。絶対萌える...!!!

ただ、「二人の願い事はこれからずっと 幸運の星であるこの俺が叶えてやろう」とかちょっとクサい台詞が独特だなあと思いました。3人で付き合いはじめたてのエピソードではじゃあ2人のときはどうするの?ってなり、最終的に3人じゃないと嫌だ!と結論づけ攻めが紙に3人で可愛がってる猫のよっちゃんの絵を描いて3つに切り星座に見立てお守りにしたり...同時収録作品も含めて少女漫画的なロマンティックな展開が好きな作家さんなのかなーと感じました。

0

読み終えた後不思議な気分になる

読み終えた後BL作品を読んだのか?と不思議な気分でした。
えっちもたくさんしてましたし男同士の恋愛なんですが、どこか別格のような作品でした。
最初の3人の話は、3人の絆がすごくて、最初から最後まで3人の世界を覗き見しているような感覚でした。攻めが1人、受けが2人なのがどんな風なのかみてみたくて、伊織は受けで、和人はどっちもできそうで、ゆきちゃんは攻めって感じなのかなと思いそういうパターンもあるんだなと思いました。顔的には和人の方が受けっぽいのにリードするタイプで意外でした。
顔と性格がちぐはぐでいろいろ予想外でした!みんな可愛いことには間違いなしでした。

ヤンキー幼なじみのホントのところは、読みやすかったです。攻めの慶ちゃんはヤンキーですが可愛らしい顔で、可愛い顔のヤンキーもいいなと思いました!
2人ともずっとお互いのことを思い合っていて素敵な話でした。

星の花は、終り方が予想外すぎて泣けてきました。最初は病気か何かであまり外に出ない金持ちのおじさまが、お祭りで売りをやっている若者と出会い、えっちして終わりみたいな話かと思っていたら、ここはネタバレしませんがそういうことだったのかみたいな。
めっちゃいい話やんか!!!!みたいな最後にぶわぁっと良さが出るなんとも言葉にしがたい気持ちになりじわじわきました。

とにかく不思議でした!!

1

キレイなお話なのに

ファンタジックな絵柄と設定に意外なストーリーでびっくり。

BLだからね、そりゃああるわけだけれど必要だったかな?というくらいエロエロでした。
いや、伊織と和人のあふれる幸輝への気持ちが二人で慰め合う→幸輝を巻き込んで3Pへ、うん流れは自然だ。見た目が子供みたいで、子供の頃からの付き合いなのにエロエロで衝撃でした。
伊織が一人より今の方がいいとか、幸輝も二人の宇宙一かっこよくなければというのもわかりますが、二人のキスを見ただけでそこまでやれるのが不思議でした。

『星の花』
亡くなった飼い犬が人間に生まれ変わって?それとも飼い主が亡くなったの?
飼い主は病弱そうで。犬のお墓があって、でも家に犬はいる。

部屋に招待まではわかるけど、なぜそこからエロエロへ?

時間軸がわからないお話でした。

BLにこんなことを言ってはいけませんがエロエロ展開に説得力が感じられず。なのにやることはエロエロで。
キレイなお話だったのになぜそこまでエロエロにしなきゃいけなかったのか。

1

可愛くて切ない

今まで電子書籍の1話完結のお話で読んだことはあったのですが、単行本で読むのはこれが初めてです。
表紙を見てショタかな?と思ったのですが…ショタはショタでしたが、攻め様が大学1年生というのにはびっくりしました(中学生くらいにしか見えなかったので…汗)。
その位、表題作の3人はみんな可愛いです。
3人は家が隣同士で幼馴染なのですが、和人と伊織は同級生、幸輝は年の離れた近所のお兄さんという関係です。
最初、伊織と和人が兄弟なのかと思ったのですが違いました…(汗)。
3人の中では伊織が一番お気に入りでした。置かれた状況がかなりシビアなせいか、外見とは裏腹にとても内気で言いたい事が言えずにかなり無理していそうな子です。
そういう我慢をしている時の表情がとても可愛くて愛しくて、もうギュッと抱きしめたくなっちゃう子でした。

同時収録作品は子供の頃にヒーローになると約束したヤンキーといじめられっ子のお話と、ファンタジーでちょっと不思議な感じのするお話です。
ヤンキーのお話も良かったですが、何と言ってもちょっと耽美な雰囲気のファンタジーのお話『星の花』が印象深かったです。
これは現実なのか、それとも死後の世界のお話なのか、どちらにも取れるようなお話で、個人的には死後の世界のお話ならいいな~と思った作品でした。

☆ここからは私の妄想ネタになります。
読後に色々妄想してしまったのですが、もしこの2人が輪廻のような体験を繰り返しているとしたら、ラストは幸せなシーンだなと。
決して体は強くなさそうな男、冒頭の4匹の犬と4つの犬のお墓とそれを見ている男とボーダーコリーに似た犬。
犬のお墓を見ていることは既に起こった出来事のように思われるのに、ではなぜ今4匹の犬がいる?
男が言う「最後」とは、男自身の最後なのか、それともボーダーコリーに似た犬の最後なのか?
少年が言う「こっち」とは?人間になれたという事なのか?それとも生の世界?死の世界?
ここの世界の人達は実はみんな死んだ人たちで、4匹の犬も男も最後の犬(少年になってるけど)もこれからはここでみんなずっと一緒に暮らすんだよっていうお話だと幸せだな~と延々と想像してしまいました。
切ないけど心も暖かくなる素敵なお話でした。

2

短編のたった30Pで泣きました

荒井よしみ先生の漫画の大ファンです。
ショタ受けが性癖な方なら買って損はありません。

まず、表題にもなっているユピテルにおねがいは、ショタ2人に大学生の攻め1人という最高のシチュエーション。荒井先生はショタを描く神です。画力がすさまじい。なのにストーリーもシッカリ萌えます。
エロシーンの描写も最高です。デッサンがお上手な方のエロシーンは安心して物語に入り込めます。

そして、私が一番感動したのは、最後に掲載されている「星の花」という短編です。
ぜひ、ネタバレ無しで読んでもらいたいです。途中まではおじさん×ショタという普通の売春ものかな?と思いきや、濃厚エロシーンのあと、まさかの号泣しました。
何度も何度も繰り返し読んでいます。そのくらい素晴らしい漫画でした。伏線の回収も素晴らしい。

何度も言いますが、ショタ受けが性癖な方は荒井よしみ先生の漫画を買って損しません。
素晴らしい作品を世に送り出してくださったことに心から感謝致します。

8

絵が可愛くて

可愛らしい絵で、これぞBLファンタジーっていう作品でした。三人とも小学生でも通りそうな可愛らしい顔で、大学生のゆきちゃんも相手が年下だから攻めをやらせてもらえるけど、同年代なら完全に受けにされちゃうなと言う容姿です。受けの二人が最初は双子なのかと思ったら、ゆきちゃんを挟んでのお隣同士なんですよね。そう言う意味では、近親ではないので、ほっとしました。

他の方も書かれていましたが、受けの二人がゆきちゃんを好きなのとか、お互いを好きなのは細かく書かれていたのですが、ゆきちゃんは、可愛がっていた弟みたいな子達がキスしているのを見て、手を出しちゃって、守らなくちゃと思ったんですかねぇ?

なんにせよ、三人がずっと一緒に仲良くしてほしいと思わずにはいられないほど、可愛かったです。

0

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