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good bye lilac
再见了紫丁花
恋愛に興味のない教師 × 教え子の再会ストーリー。
すごく頻繁に、というわけではないのですが、ふっと気付いたら手に取り読み返している作品です。
とにかく、受けの加藤くんが一途で健気で…!!
健気受け一途受け、切ない作品好きな方にすごくヒットする一冊だと思います。
かくいう私も心を撃ち抜かれました。。
先生を想う加藤の気持ちの強さに苦しくなって泣けてきちゃう。
いくら強く想っても想いが返ってくるわけではないって理屈では分かってるけど、切なくなりますね…
先生を追いかけて追いかけて追いかけて…ラストの「あの頃の俺に…」って独白で心がぜーんぶ持っていかれたよーー!!
報われて良かったね、って泣きながら頭を撫でてあげたくなる…いや迷惑だろうけども。。
急展開はなく、再会してからもゆっくりと心が結びついていく感じが胸に響きます。
ゆき林檎先生の繊細な絵柄に、切ないストーリーがぴったり合っていて、大好きな作品の一つです。
笠井先生が本当に素晴らしい!
人として教師として本当に素晴らしい!!
加藤が健気で可愛くて...
途中辛い展開がありましたが、だからこそのあの素敵な再会...
加藤良かったね!!!と涙が出ます
BLにハマってまだ一年位なのでこの作品に出逢った時点で出版されて大分経っているのですが、あまりに好きすぎて紙本も手元に置きたい!と思ったのに紙本が全然売ってなくてショックです...
こんなに素敵な作品なのに電子しか残ってないだなんて...
もっと多くの人に読んでもらいたい!
笠井(攻)の誠実さと、加藤(受)の一途さに、この秋一番キュンしてしまいました。ノンケ×ゲイ、先生×生徒の名作、控えめに言って最高でした。
なんとなく、先生と生徒モノって、先生が職務上の責任という壁をひょいっと超えて生徒と仲良くなるところに軽く抵抗をおぼえちゃって、あんまり得意科目ではなかったのですけど、本作の笠井、そもそも恋愛体質でない人ですが、それ以上に職業倫理がきっちりしているところがよかったです。だから、自分を慕う生徒に節度ある優しさで接するわけで、これは想う立場からしたらしんどいんですよね。前半は加藤の片思いの切なさがひっしひしと伝わってきました。
再会する後半、同僚になってからもなかなかLOVEにはならない。だって、笠井はノンケなんですから!それでも好き好き言ってくる加藤は特別可愛くて、男だけどパートナーとして一緒にいれるんじゃないか?とか考えちゃうんですよ。とはいえ、身体の関係は無理だなとか真面目に考えちゃう、適当にできない笠井はいい男なんですよ。だから、そゆとこ好きっていう加藤の気持ちがめちゃわかりみ。お互いに大切にしたい存在…だけど男同士だからどうしたらいいの?っていう葛藤がね、ちょっと今風ではないのかもしれませんが、好きすぎました。恋というより”情愛”っていう言葉が本当にしっくりきます。最終的に、加藤の寄り切りではありますが、笠井が絆されたわけではなく、考えに考えて、やっぱり大事なんだって時間をかけて結論を出したという印象があって尊かったです。
”幸せにするなんて無責任なことは言わない”という笠井の加藤に対する言葉から、愛情の深さや相手を大切に想う気持ちがめちゃくちゃ伝わってきました。さらに、”好きですか?”と聞かれて”愛おしいよ”という答えにも萌え転げました。派手な展開やエロがほぼありませんが、大切に育まれた誠実な愛のかたちをしみじみ堪能できる名作でした。
この作品は攻めが数学の先生(ノンケ)で、受けはそこの学校の生徒の加藤くん(ゲイ)です。
加藤くんは学生時代もまあまあ先生にアタックするんですけど、すごいのは先生追いかけて教師になっちゃうとこですね。そんで同じ学校で再開するシチュエーション!!マンガはやっぱ夢がありますね。
加藤くん、めっちゃ一途やないですか??そこが可愛くもあり、ちょっと怖くもあり、ノンケの先生はおどおどするんですよね。
設定は割とドラマチックなんですけど、2人が距離を詰めていく様子は現実にありそうな感じで非常に引き込まれてました!
「本気 オレ」
「先生のためならスカートはいて化粧だってするよ」
この台詞を見て購入を決めました
卒業前日、自分の痕跡を残していく姿が切ない
そして、再会。教師になって再び笠井の前に現れる加藤。自分への恋心は過去のことだと信じて疑わない笠井。一方で、加藤の中ではまだ想いが燻る。この辺でもう切なくて胸がキューキューしてくる
飲み会の後、コイビトとセックスをして、笠井の家を訪れる加藤。「別れてもいい」という言葉と少しの期待。しかし、欲しい言葉は貰えない
相変わらずアンテナの立っていない笠井相手に、つもりに積もった加藤の想いは限界。ここから攻勢に入る。潔くて好き
3話の終わり、笠井の「なんであいつ男なんだろう」というモノローグがツライ。高校生の時に加藤が言っていた言葉と重なる。どんなに好きでも、尽くしても、越えられないのか?
**
セックスをしたことで、不安定だった笠井の心はバラバラになった。生活に支障が出る、周りに心配される。みかねた加藤が声をかける
「もう部屋に行きませんから安心してください」
無理だ。こんなもの、涙なしに読めない
そこからはドドっと、、。ハッピーエンドだけど、万々歳ではない。切ない。キッカケはリベンジポルノだったけど、失敗したら表舞台からは退けと言われているような感覚。二人の未来が幸せでありますように!
(キュウソを思い出す)
決してバッドエンドともメリバとも一般的には言われなさそうなのに、自分は読後なんとも悲しい気分になってしまったのはなんでかな。
笠井も加藤も失ったものがあり得たものがあり。どう生きたってそうなんですけど。どうも加藤の生き急いでる様とか、必死さに辛くなってしまう。「先生のペットになりたいな」のくだりなど、笠井はもっと早く恐怖で逃げてもいいところ、なんだかんだ付き合い続けたことを考えると、冷めてるようで情に取り込まれやすいタイプ。某名作商業BLを思い出す関係性だ。
問題児の加藤と高校教師の笠井の物語。
一冊まるごと表題作です。
加藤に好意を持たれてそれとなく伝えられていたけれど、生徒とは絶対に付き合わないと振った笠井目線のストーリー展開。
卒業後5年が経って加藤が同じ学校の新任教師として戻って来て、再会します。
加藤の燻っていた初恋が再会によって再燃。
かなり積極的なアプローチが始まります。
男だし無理だと思っていた笠井でしたが、教え子でペット的な可愛さは感じていたし、加藤はすっかりゲイとして生きていて加藤の元カレの存在や、性に割と奔放な加藤の内面を知って…。
ノンケが絆される典型的なお話でした。
無自覚なんでしょうけど、加藤はなかなかのやり手でしたよ。無邪気で可愛くて、ふとした時に色っぽかったり、料理上手で一途…これは絆されるよねぇ。
元カレからの仕打ちで、教師を続けられなくなりそうになった時の笠井の優しさにはキュンとしました。素敵な先生だなぁ。
"可愛い"から"愛しい"への気持ちがゆっくりと変化してゆくお話でした。
描き下ろしは笠井の事が好き過ぎる加藤目線のお話でした。
教師×教師(元教え子)BL。
笠井先生のノンケとしての葛藤がリアルでいいなーと思いました。
「加藤が女だったらいいのに・・・」とか、加藤を男性として性的には受け入れられなくて。人としては好きになれるけど、性的には愛せる気がしない。
こういう気持ちの揺れがいいですね。
で、実際は酔った勢いもあってできちゃうんですけど。
でもその後めちゃめちゃ落ち込んじゃって、笠井先生って本当に誠実で良い人。
元カレからのリベンジポルノで学校を辞めようとする加藤を守る姿にもキュンとしました。
でもこの二人の関係性って恋愛なのかな?
加藤の方はもちろん恋愛感情なんだろうけど、笠井先生の同僚が「情愛」って言ってて、笠井先生も「愛しい」って言ってて、普通の「好き好きー」っていう恋愛感情とは少し違うんだろうなぁ。
描き下ろしの「先生の方から触れてくることはほとんどない」っていうのもそういうことなのか?と思って、ちょっと加藤くんが不憫になった。
笠井先生がこの先加藤に対して恋愛的な気持ちが湧いてきてくれるといいなと思うし、そうなったラブラブの二人の姿を見てみたい。
高校教師の笠井に一途な元教え子の加藤のお話。
加藤との恋愛なんて考えられないという至極当たり前で、どこか冷めている笠井に共感した。
加藤は一見普通でおとなしそう?ながら、高校の時タバコを吸っていたり、したたかそうだったり、貞操観念なかったり、周りを振り回して迷惑かけたり…個人的に苦手なタイプ
(たくさんdisってすみません)
だけど、ここまで思われて尽くされたら好きになるよね。
料理上手だし、甘えられたり、あんな風に好きと言われたり。
途中でライラック(花言葉:初恋の思い出)が出てきた場面は、おお!ここで?となった。
笠井が意外に長身で体格が良かったとこに萌えたw
高校教師の笠井を慕う生徒加藤。
誰にでも平等に。そう思うようにしていたのに、他の生徒にくらぺ可愛く思えていた加藤に告白をされ断る。
それから数年後、教師としてやってきた加藤はゲイだと言い、恋人と喧嘩をして飛び出し、自分と同じマンションへやってきた。
下の階に住んだ加藤が、先生の部屋に通い家事をするのが可愛いです。ほだされないようにしているけど、軽く嫉妬したり、今後に悩みだす先生も、なんやかんやで嫌ではないようなのも良い。
自分の気持ちを言って、振り向かせる為に甲斐甲斐しく家事をする加藤は、ホント幸せだったろうなぁ。
ここまでは、淡々と進みホンワカしていたのですが、元カレ!!
加藤にも非はある!先生と再会する前の生活も原因だし、元カレとしっかり話し合っておくべきだったのが、悔やまれて仕方がない。
だって!私は先生×先生(元教え子)の職場恋愛が好きだから!!
あのリベンジポルノで台無しですよ!!
話の展開には必要なのはわかるのです。最後には先生が受け入れてくれて、幸せになるのも本当に良かった。
でも!先生を追って教師になったのに、あんな風に離職しなければならなくなり、理由的にも今後新しい職場で噂になるかもわからないという、勝手な不安が残り、どうしても神評価にできませんでした。
ノンケの先生が、加藤と付き合ってどう変わっていったのか、書き下ろしで読めて良かったです。
ステキな作品でした
人を好きになるってこういうことなんだろうなと思い出させてくれる作品
それが、先生と生徒(のちに同僚)とか男同士とかいろいろ悩むことも出てくるのですが、丁寧に気持ちが表現されている作品でした
あまりに丁寧なので、息苦しさすら感じるほど
ハッピーバラ色な展開ばかりではないので、もどかしさやハラハラ感、恐々ドキドキ感もありながら、やっぱり最後の幸せを感じられるところでは感動もひとしおでした
普段はリーマンものが好きで、大人の恋愛なる本を選ぶので本作も同僚になるとの解説があったから手に取ったのですが、なんとも甘酸っぱい青春のお話でした
BLマニアとしては、リベンジポルノをやらかしやがったヤツを地獄に落としてほしいです。
なんなんだろう。自分の思うようにならないからって人の人生を刈り取るって。
本当腹立つ!
自分が誰よりも汚い事をやっておいて高みの見物。
自分の痛みにばかり敏感で人の痛みには死人のごとく鈍感。
マジむかつく!
元々はゆき林檎さんの「玉響」を買ってみようと思ったのだけど、本屋になくて「グッドバイライラック」があってこっちを買ったのだけど、何となく次は無いかな、、と思いました。
丁寧でやさしくて真面目できれいなストーリーを表現される作家さんだと思いましたが、この段階で終わる感じが合わない。
だって私、ラブラブ好きなので。
先生が先生ポジションから離れない感じが違和感。
攻めも受けも同じ熱量で好きなのが好きです。
先生×生徒ものなんですが、その関係性の時にどうこうなるのではなくて、生徒の加藤が高校を卒業し大学を経て教師になり、先生である笠井と同じ職場で同じ先生という立場になって再び出会うという設定が珍しくていいなぁと感じました。かつては教師と教え子だった2人が、今ではどちらも教える立場の人間。ゆき先生の仰る通り、ちょっとどきどきしますよね。
笠井はノンケな上にそもそも誰かにすごく恋愛的興味を持つこともないという、結構手強い相手です。ゲイである加藤は今まで笠井に積極的に迫ってこなかったけれど、彼に恋人も好きな人もいないと知って、吹っ切れたようにそのプライベート空間にぐいぐい入り込んでいきます。キスやセックスを強請ったり強要したりはしない、ペットのような扱いで構わない、料理を作ったり穏やかに会話したり、ただ笠井と一緒に過ごせるだけで幸せというような健気な加藤がとても愛おしかったです。
絆される気配が全然なかった笠井だけれど、ハプバーや温泉に加藤と行く流れで、徐々に彼に性的魅力を感じられることを自覚していきます。時間をかけて、自問自答しながら、ゆっくり加藤を受け入れられるのか答えを導き出そうとする笠井の心情描写がリアルでした。戸惑ったり躊躇したり、相手の好意に多少甘えて熟考したりしてもそれは当然だと思うんですよね。別に狡いとは思わない。出会った頃とは違い、自分で自分の行動に責任を持てる大人同士という関係になった今だからこそ、笠井は加藤の気持ちを真剣に捉えて彼との未来を考えることができたんだとも思います。こういう時間軸が長めの先生生徒ものも素敵ですね。
加藤が愛しい!
ひたすら笠井先生が好きで、でも想いが叶わなくて、ずっと想い続けて、忘れたくて遊んで後悔して、似た人と同棲して、自分も先生になったら同じ学校に赴任して。
もう生徒じゃないから好き好き攻撃で可愛くて。
笠井先生も加藤が可愛いんだけど男だし元教え子だしで全然可能性ないし、加藤も両方の親の事を考えてみんなに迷惑かけてるだけなのかなって。
お願い笠井先生応えてあげてって祈るように読んでました。
加藤の同棲相手がリベンジポルノで学校に写真を送りつけて加藤は辞職することに。
そして行方不明になり笠井は九州の修学旅行で行った宿まで迎えに行きます。
そして加藤にとうとう応えます。
その後は同棲したりエッチしたり親に挨拶に行ったりきちんとお付き合いしてます。
笠井先生はそっけないですが酔うと甘えてきます。でも翌朝照れてるようで。
二人が結ばれて良かったです。甘々ではなかったけどこういう結ばれ方もいいもんですね。
教師×元教え子。
レビューが高評価なので、手にとってみたのですがあまり心に残りませんでした。
受加藤の性格が苦手だからかな?
最初の押し掛け女房的な感じが少しあざとく感じて苦手でした。
あと攻の笠井もノンケの割にはけっこう流された感が強すぎるかな。
加藤に惹かれた描写がさらりとし過ぎていていて、何度か読み返してしまいました。
でも相変わらず絵は上手いし、モノローグが素敵でした。
笠井が加藤を温泉旅館に追いかけてきて
「幸せにするなんて、無責任なことは言えない。
だけど 加藤に起こる不幸を半分持ってやることはできる」
「先生…
オレのこと…好きですか?
「愛しいよ」
泣き崩れる加藤が印象的でここはとても好きなシーンでした。
よくも、悪くもゆき林檎さんらしくさらりとした印象になりました。
久しぶりに読み返しましたが、やっぱりとても良いです。ただただ良いです。
笠井先生は、常に理想の教師であろうとする真摯な姿がとても魅力的な人ですが、だからこそ男同士であり、生徒である加藤と簡単に付き合うという選択はできなかったんでしょうね〜
そんな笠井先生の葛藤や、加藤を受け入れるまでの心の移り変わりがとても丁寧に描かれていて自然でとてもリアル、そして引き込まれます。
そしてなんと言ってもこの作品で何度読んでも萌えるのは加藤の一途な可愛さです!セリフ一つ一つの言い回しが秀逸で、萌えて萌えて仕方ありません笑
それ以外にもゆき林檎先生の作品は、言葉が心に浸透してくるようでとても好きです。
こんなにも、切なさと萌えとリアリティがバランスよく配合されてるBLはないと思います!何度読み返しても最高で、本当にオススメです^_^
こちらも、薦められて読みました。
初めましての作家さまです。
のり、でハート作っちゃうとかかわいいですo(^o^)o
元生徒と、との話はよくありますが凄く心理描写が丁寧だと感じました。
特に感じたのが、人物のセリフがとても自然でした。
某ドラマみたく、「今時、そんな話し方の人いないから!」と、感じる事もなく。
もう、途中では切ない!
読み始めるとまさに、世界に引き込まれる感じです。
ラスト、旅館の場面とか大好きですo(^o^)o
4時間は、愛がないと耐えられないですよね❤️
他の作品も、ぜひ読んでみたいです。
これぞ先生だなとおもいました。
可愛い生徒に翻弄されてすぐ落とされてしまうお話も好きですが(笑)
本来先生とはこうであるべきだなと。加藤くんはちょっと可哀想だったけど、
一途で可愛かったなw
ゆき林檎先生の作品は玉響を読んで大ファンになり、2冊めでこの作品を読ませて頂きましたが、期待以上でした。
久々のレビューになります。あまりにも素晴らしかったので指がついつい動いてしまいました(笑)
私は元々ゆき林檎さんの作品を好んで拝読していまして、その中でも「玉響」がとても好きでした。
発行は大洋図書さんなのですが、同じタッグにまたしてもやられるなんて、、、
一生ついていこうと思いました!!(笑)
この本を読み終わってまず思ったことは「こういう終わり方でよかった」でした。
個人の勝手な分析になるんですが、ゆき林檎さんは堕として堕として最後に少し上げるスタイルだと思っているんです。鬱展開大好き人間にとっては申し分ないお話の組み方だと感じております。
そして最後に上げた後の詳細をあまり描かないところが味を出しているなあ~と思っています。
私はあんまり後日談などでハッピーな日常を送られてすぎていると、今の今まで鬱ムードで(私は)最高にハッピーだったのに(;ω;)と思ってしまいます(笑)
それに引き替えゆき林檎さんは鬱を残しつつささやかな幸せで気持ちを落ち着かせてくれる。そりゃあ病みつきになっちゃいますね!!
長々と失礼しました、以下が本文の感想です(ノД`)・゜・。
表紙から二人の交わっていない思いが視線の向き、そして向いている方向、表情からひしひしと伝わってきます。そして水彩の塗りもいい味を出しています。
今作は攻めの笠井先生視点で話が進んでいきます。
受けの加藤はその生徒で受験真っ盛りの高校3年生。進路室で煙草、そして出席日数がぎりぎりだなんて最初は不良かと思いました。しかしその煙草(メンソール)に深い意味があったんですね。
最高な伏線回収(?)でした!
(ここのシーン、バレー部セッター黒髪の某キャラが頭に浮かんだ方は他にもいらっしゃったんじゃないでしょうか?)
好きだという気持ちをさりげなく伝えるも「生徒とそういう関係になる気はない」と見事に撃沈。
そして笠井にとっては印象に残った少し特別な生徒だった。として無事卒業。
数年後に話は飛び、その加藤が自分のいる高校に新任教師として赴任してくるところから2話が始まります。
久々に会う笠井と加藤。同じ高校の教師になってもお互いの関係は昔と変わらない「教師と教え子」のまま。大学時代数多の男女と経験を重ね、今も1年間同棲しているのにも関わらず笠井先生のことが忘れられなかった加藤。
読んでいて胸が締め付けられるような、作中で笠井も言っていますがこんなにも人を愛すことができる。そしてその愛を一身に受け止めている(この時点では両想いではありませんが)関係が、ああすごいなあ。恋愛は数をいくら重ねてもここまで上り詰めるのはどれだけ大変なことなのだろう。と、ふと考えてしまうくらいでした。
自分を殺してくれるなんて(最愛の人に殺されるなんて)最高な死に方だ。
加藤が発言したこんなにも最高な殺し文句はなかなかないと思いますし、やはり初恋であり心の底から愛しているからこそ言える台詞なんだと思いました。
4話で笠井の父親のもとに訪れ、そこで「笠井に恋人はいるのか」「息子には幸せになって欲しい」
そんなことを告げられた加藤の心境を思うだけで胸が苦しくなります。
自分の一方的な感情で笠井の幸せを奪ってしまうかもしれない、そんな自分は疫病神だと加藤は自身を叱責します。普通の本(?)だったらここで笠井が加藤を抱きしめ、そのままいい雰囲気~になるはずですがこの作品はそうはいきません。(そこが好きです♡)
そしてその晩、笠井は加藤を(酔った勢いではありますが)抱いてしまいます。
この話最終頁の「夢みたいだ」とつぶやく加藤の右腕の部分。
窓枠の形でちょうど【十字架】の形に見えます。
聖職者や十文字という単語をみかけたからなのかもしれませんが、私はこれを罪の意識や神の裁きじゃないですけど、今後訪れるのであろう良くないことを予感しました。
その後笠井は加藤を抱いたことに自身の生徒とは関係を持たない。という思いとぶつかってしまいます。そしてそのことによる挙動の不振さを改善するために加藤は距離を置くことを告げました。
さらに追い打ちをかけるように加藤の元彼が暴れ出し、笠井の過去を彷彿させるような事件(詳細は省きますが加藤が教師として学校にいられなくなるような状況)が起こります。
このことがきっかけとなり加藤は辞表を提出。しかし笠井は二度も過ちをおかしまいと必死に抵抗を試みます。未だかつて笠井がここまで加藤のことを個人的に思い、心境の変化を感じさせられるシーンがあったでしょうか。
しかしその努力の甲斐もなく加藤は辞職、行方をくらましてしまいます。
その頃同僚の教師に背中を押された笠井は、行方が分からなくなっている加藤の情報を聞き九州へ飛び立ちます。
そして再会した二人はホテルでセッ―ーになりません!!←ココ大事
びしょ濡れ疲労困憊の笠井はそのまま布団の中で眠ってしまうというところが、妙にリアルですごく好きでした笑
「幸せにするなんて無責任なこと言えない。だけど加藤に起こる不幸を半分持ってやることはできる」
普通だったら幸せを分かちあおう。なんていう台詞がでてくるであろうシーン
しかしそこであえて不幸を一緒に背負っていこうと言ってやれる、そして「好き」ではなく「愛おしいよ」と告げる笠井。
何もいう事はありません;;
というかそれを伝える語彙が私の辞書の中にありません!
幸せというプラスなものではなく、不幸というマイナスを分かち合うことができる。そんな関係こそ相思相愛であり、最上級の愛の形ではないでしょうか?
ライラックを見た時の笠井の過去の加藤との記憶を表すシーンついに涙腺が緩んでしましました笑
ゆき林檎さんの作品は本当に精神病者が細かく、その描写も絵に事細かに描かれています。
教師と生徒、そんなよく聞く設定だけれど一味違った味わいを残してくれる、そして新たな発見と気づきを与えてくれる。そんな作品でした。
先生と元教え子の恋。物語の大部分は受けが教師になって赴任してきてからですが、高校時代の内容も少し含まれています。無邪気でどこか危なっかしい十代特有の雰囲気が丁寧に描かれていてとても好きです。再会後では攻めに対して好き好きアピールをしたり同じ建物に引っ越してきたりととにかく押せ押せで一途なのに、性に関してはゆるっゆるでハプバーでの受けがとても可愛いと思います。個人的には暫定今年のベストオブ受けだと思っています笑 攻めがノンケなのでどこを終着点として持っていくのか気になっていましたが、受けのことを追いかけて気持ちを伝えるシーンがとても素敵です。絵も素敵で読み応えもあり、是非たくさんの人に読んでほしい作品だと思いました。
先生に私も惚れました〜!
どのセリフもしっかり練られていて、笠井のキャラクターとぴったり合い人物像が浮かび上がってきます。
冷静で客観的に物事を考えられる、恋愛では押しに弱い性格。
勝手に理数系の先生かな?と思って読んでいました。
心に残るシーンとセリフが沢山あるのですが、特に印象的だったのは、
「頭なでてやるくらいはできたかな・・」
「ちょっと怖いよ・・」
「愛しいよ」
ほか、校長に加藤に対する気持ちを正直に伝え守ろうとするシーン、
笠井が教壇で守ってきたものが崩れるのを感じるシーンも心が動かされました。
メンソールに気がついたが蓋をした笠井とは対照的にそのタバコに気がつき告白する加藤など、各所に散りばめられている伏線を使って丁寧に笠井が流されながらも加藤に対する情が深くなっていく様子がよくわかりました。
この関係は、情愛という言葉が本当にぴったりだなぁ。
所々、水城せとな さんの「俎上の鯉は二度跳ねる」に通じるところがあり、影響を受けているのかな?と思いました。
兎に角、この喉の奥がツーンとする感じ、BLでは久しぶりに味わわせていただきました。ありがとうございます!
読後になんとも言えない萌えを感じたのはただ単に先生が好みだったからかもしれない(笑)ですが神評価で☆
恋する切なさやきゅんとする描写が乙女っぽくて好きな作家さまです。絵柄も綺麗めで少年漫画より少女漫画寄りのBLでしょうか。線が細く、しなやかそうな人物の裸体がセクシーです。
今作は高校教師(笠井)と教え子(加藤)を描いたお話ですが、全体的に儚げな印象が強く、加藤の思いの行方がどうなるのかハラハラしつつ、彼の切ない恋心に引き摺られながらエンディングに向かって読み進めて行きました。明らか笠井は加藤の強い思いに絆されちゃって根負けした感が伝わってくるのだけれど、結局最初っから可愛いかったんだよね。加藤が可愛くって仕方がない様子がよーくわかる(笑)
ストレートなエロ描写よりも隠す方が萌えるので、温泉銭湯の脱衣場のシーンとか(タオルで隠れている部分がエロい)、加藤が笠井に乗るシーンの身体の描き方、身体を繋げた後のキスシーンに地味にコーフンしました。このお話が気に入った方は、加藤のキャラに魅力を感じたんじゃないかな。先生の家に泊まった翌朝、「だっこ。」って甘えたり。カレシと寝てケンカした直後に先生んトコに行くなんて、小悪魔だよなぁー。作中、加藤は「魔性」って言われているんですよね。ただ一人の人だけをずっと思っていて、身体は許しても心だけは誰にも開け渡さない。彼が張り巡らせている見えない結界みたいなものが、却って色気を増大させるんでしょうね。。
紫色に烟るようなライラックの花言葉は「初恋」。初恋の成就って一つのロマンだけれど、加藤ほど執念深くなくては実らないものなのでしょうか…。前作にも抱いた印象と同様、少しだけ痛くって、叙情的な雰囲気が漂うラブストーリーでした。
割と好きな話ではありましたが正直そこまで印象に残っていない感じです。
「マジックメールチョコレート」が好きで作者買いしたものの、すっきりしないまま終わりました。何度も読み返したいとはあまり思わなかったです…。
受けが攻めの事を大人になっても追いかけていくのは可愛かったけれど、攻めが流されすぎなのか、最後追いかける所も、いけー!!!とはならなく、ただただ読んでいました。
書き下ろしはとても可愛かったです。お互い好きなんだなーとそこでは思うけど本編はやっぱりうーんって感じでした。
シリアスが苦手とかじゃないのになぜかこの本は感情がイマイチ入らないまま読み終わってしまいました。
高校教師×高校生3年→高校教師×新任の高校教師
攻めの笠井真一視点です。
まずは受け、加藤怜二の高校時代の話から始めます。
加藤はある出来事で笠井先生を好きになります。
先生に告白するが、振られる。
二人の間に距離が出来、そのまま加藤は卒業をする。
笠井先生は加藤のことは好きではないが、可愛い生徒として見ている。
5年後。
加藤が新人教師として笠井先生の元へ行きます。
加藤には同棲のセフレがいる。男。
しかし、セックスの時に先生の名前を呼んでしまったせいで、
加藤は追い出される。
そして先生の住んでるマンションで引っ越す。
部屋は先生の部屋の1階下。
加藤はよく先生の家へ行く。そして未だに好きだと告げる・・・
切ないお話です。
受けの片思いの話ですが、中盤から受けは結構ぐいぐい行きます。
先生視点の話なので、受けの高校時代から新人教師になり、告白され、
その後色々、どういう考えで気持ちが変化していくのかが分かります。
絵はきれいですが、所々病んでいる雰囲気があります。
セックスのシーンはそんなに描かれていません。
話は大体予想できたので、萌えで。
最後はハッピーエンドです。
≪あらすじ≫
高校の先生(攻め)が好きな生徒(受け)。
主人公の攻めは、強くアタックされますが、
それを受け入れることはありませんでした。
そして、攻めをめざし、受けは新任教師となって、
高校に戻ってきます。
そして、同僚として攻めと受けは働くことになります。
当時、受けにはセフレ的な存在の人物がいましたが、
攻めと再会したことで別れることとなります。
再度、元生徒の受けは、攻めに告白し、
好きになってもらうように頑張ると宣言しますが……?
----------
とにかく元生徒の受けは、教師の攻めにがんがんアタックします。
物怖じしないってこういうことか、って感じです。
でも、攻めが受けの事を何とも思っていないところが
序盤は哀しいところです。
完全な片想いだなぁ……一途ではあるけど。
でもこんなに拒否されているのに、それでもしつこく
付きまとっているというか、なよなよしく言い寄っているのは、
あまり好きなシチュではありません。
「殺して、俺の肉食べて。それで一緒になりたい」とか
受けが言っている場面は、正直ドン引きでした。
病んでるなぁ…。
ある日、酔っぱらった勢いで攻めは受けと体の関係を
持ってしまいます。
うーん、罠にはめた受けも、それを何となん分かっていながら、
自分から罠にはまったように見える攻めも
どっちも最低に感じる場面でした。
その後、以前受けが付き合っていた男から
受けがSEXしている写真が学校にFAXで送られてきます。
いわゆるリベンジポルノ。
リベンジポルノを扱っているBL作品を読むのは初めてです。
気持ち悪いものですね。
過去の男の精神的な「病み」が見えます。
そして学校内にFAXの噂が広まり、受けは退職。
その時、最後まで受けを守ろうとして、校長に頭を下げた攻めは
カッコ良かったです。
その気持ちだけは偽りないと感じました。
そしてラスト。
受けの想いはついに攻めに届いて両想い。
でもまだまだ両想いになるまでの経緯がぼやけていて、
充分ではないと感じました。
◆◆◆
最後は朝チュン?
良くわからなかったけど、初めて寝た朝かな?
もっと詳しく台詞を! 朝チュンでもいいから!
描き下ろしは可愛くて良かったです。
もっとギャグ顔を本編で見れるような作品が読みたいと
感じました。
今巻は、ちょっと話がぼんやりとして、
登場人物の心情もよくわからなかったトコロも多かったので「中立」で。
高校教師の笠井(攻め)は、かつて教え子だった加藤(受け)という生徒に想いを寄せられたことがある。教え子と関係を持つつもりはないと断ったが、卒業して数年後、加藤は新任の教師として再び面前に現れた。いろいろと危なっかしい加藤の面倒を見ているうちに距離が近づいていくが…。
教師攻め、元教え子が受けです。
問題児だった高校時代に、大切な言葉をくれた先生を好きになり、告白した受け。でもまったく脈はなく、きっぱりと断られます。
攻めは、やや保身が強すぎるきらいはありますが、まっとうな人です。教育実習生時代に、生徒と恋愛したために退職に追いやられた教師を見たため、余計に「教え子に手を出すなんてもってのほか」という意思を持っています。
それは受けがもう生徒ではなくなり、同僚教師になってからも同じで、「元教え子に手を出すなんて」と思っています。
受けが健気で可愛かった。でも先生に振られてから男女問わず付き合っていた、身体の関係もあった、というところには少々引っかかってしまいました。もうちょっと一途だったほうが個人的には好みだった。攻めよりも恋愛経験が豊富なのがなぁ…。攻めに似ている痛い彼氏だけでよかったかも。
情景描写がうつくしくて、じんとしました。
タバコの使い方がよかったな。
まずは読み終えて10分ぐらい、心拍数が落ち着かなかった気が...。
後半の流れがすごくよかったなぁ。
イラストはもちろん美しいですが、私はストーリー、セリフ、モノローグすべてに持っていかれました。確実に熱が上がっているとわかっていても、それだけじゃ前にも後ろにも行けない状況。そして告白シーンまでの流れが、もう、もう・・・もう!!!なのです(言葉にできない感情)。
よい意味で疲れそうなお話だと思ったけれど、私は加藤の予想外なキャラ&魔性っぷりに「もっと、もっと」と読んでおりました。でもそれ以上に、笠井がいい男でしたよ。
はぁ、しばらくこの余韻に浸りたい...
コメありがとうございます。
こんなに好きになってもらえたら、ほだされずにはいられないよね、というお話でしたね。
プロフ画は、先日「BL以外に集めているもの」というトピックに「人形」って書いたので、ちょっと人形を載せたくなってしまって…。(笑)
猫のクリスマスver.! クリスマスの2日間だけ載せてたのですが、見ていただけていたとは…ありがとうございます♡
先生じゃないが、受が通過してきた男にも女にも嫉妬してしまう。
そのくらい一途でまっすぐな受がカワイイのです。
また、そんな一途で誰から見ても可愛い受に
あっさり籠絡されちゃわない攻がまたおいしいのです。
突き放すわけでも受け入れる訳でもなく。
ある意味生殺しといえばくもないのですが、空気感がいい。
生徒と教師という立場故の線のひき方がうまいなと思いました。
卒業してからの2人。
教師になった受との再会。
再開してからの受のキャラの崩壊っぷりに笑いつつ。
まっすぐに隠すことなく向けてくる好意、態度がひどく可愛い。
卒業の日、先生に渡して去ったタバコと同じものを
先生が吸っている。そりゃときめくわと思ってしまうがな。
男を好きになる可能性が少しでもあれば。
可愛いとは思う。他の生徒より、他のだれよりも。
でも恋愛の対象としておけるのか。女であれば・・・
葛藤の先に見出した答えにキュンとした。
普段感情をあらわにしない攻が、受の露見事件で必死になってくれる
そんな姿にときめいた。
末永く。お幸せにと願うしかあるまい。
久しぶりのゆきさん作品堪能させて貰いました
教え子と先生から始まるストーリーです
教え子の加藤は部活のエースだったけど、怪我で故障しその後の回復も見込みなく
そんな時に励ましてくれた先生笠井に焦がれる様になります
ゆきさんの書く台詞が凄くいいんです
無理に励まさず、正論を押し付けず、自分の経験談を率直に語る笠井の誠実さが滲むんです
加藤が惚れるのも解る!
笠井の要所で語る台詞が好きでした
偏見や押し付けがなくて、とても自然に相手を掬い上げる言葉で
ゆきさん上手いなぁとしみじみです
笠井に想いを告げてからの加藤の健気で直情で、でも時折見せる自信のなさがめっちゃ可愛くてキュンキュンしました
加藤の過去や笠井の未来など、彼ら周りに起こる問題と向き合い、じっくりじっくり積み上げていく、気持ちと関係に胸が痛かったり切なくなりました
情から始まる愛 情愛
先生、僕の事好きですか?
愛おしいよ
焼ける様な激情で流されない大人の先生だから
こその熟慮を重ねた誠実で深い告白
先生大好きです!とわたしが叫びそうになりましたw
テンポもよく、時折見せるコミカルな二人
可愛い加藤と疲れ気味でも紳士な笠井
楽しい 可愛い 切ない 深いと大満足な一冊でした
何度も読み返して萌えたいです
高校教師の笠井が、元教え子にほだされるまでの経緯を巧みに描いた作品です。
加藤は教師の笠井に憧れ以上の感情を抱いていた。
ある日加藤は「もし俺がすごい可愛い女子だったら、つきあってくれた?」と笠井に訊ねる。
笠井の答えは
「生徒と付き合うことは絶対にない」
男であること、生徒であること、問題があるのは加藤にも分かっていた。けれども、そこまではっきりと拒絶されれば傷つかないはずはなく、それ以来加藤は笠井と距離を取り始める。
その後加藤は、男女色んな人と関係を重ねてはいたが笠井のことを忘れられず、彼と同じ教師の道へ進む。
設定としてはよくある気がします。でも、終盤部分笠井が加藤を追いかけて気持ちが通じ合うときの二人の会話が秀逸です。