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harukaze no etranger
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
何も知らずに劇場版の方を見てから商業BLの良さに気づき、初めて購入した漫画。
「海辺のエトランゼ」のキャッチコピー、「心が洗われるBL」の名の通り初心者の私でもサクサク読めました!絵柄が可愛くて、台詞回しや細かく描かれた小物や背景が凝ってて素敵な作品です。
年下ワンコ攻めの沼に落とされたのもこの漫画でした笑 みおがほんとに可愛くて〜
R-18描写も絵柄のおかげで生々しくなく、しかもサラッとしているので可愛い感じ。そんなにエロに重点置いてないorストーリー重視の人にオススメです。
駿27歳だったの?!それにしては子どもだな。大丈夫かいな。実央も子どもだなぁと思ってたら、突然普段はマニュアル車を操ってる情報が出てきてドキッとしたり。それを駿が知ってるのもニヤッとしちゃう(「オートマ平気なん?」)。仕事で軽トラでも乗ってたのかな?
駿の子どもっぷりは世捨人系のもうどうでもいいや〜を感じるけど、ミオというこの世へのしがらみができたらちゃんとしてくれそうな気もする。ミオは生き死にに敏感だから人間関係は円満を是とするけど、あとは大雑把ね。
一回読んでセックスシーンはあまりない記憶でしたが、割と致してた。
歳の離れた弟に見られると言うのは、罪悪感という点では親に見られるより重い気がする。羞恥心は親が勝つか。
駿と実央の二人は沖縄の離島を離れ、駿の実家のある北海道(函館)に移り住みます。
今度は実央がエトランゼ(異邦人)ですね。
道中の様子(飛行機→東京見物→フェリー→列車→ホテル→実家)もしっかり丁寧に描かれ、日本列島縦断にかかる時間と距離を感じさせます。
二人の間に流れる空気も恋人らしくなり、イチャイチャ、えちえち、甘い雰囲気。
駿も「他人の言うことは気にしない」「なるようになる」と、ある意味吹っ切れた様子で、自分から手を繋いだりキスをしたり。
実央の柔らかい髪をクシャッてするのも良き。
キスシーン(未遂含む。当社調べ)8回のうち、7回は駿の方から。
殊更萌えたのは、雪の降る中公園で。
雪玉を投げ合ってじゃれついて。
二人共バタンと倒れて、顔が反対になってするキス!
駿の実央を見る表情が柔らかく、眼差しに切ない程の情愛が込もっていると言いますか。
そんな二人のラブラブと橋本家の家族紹介が賑やかに描かれ、BLにホームドラマ要素が加わってきました。
実央の新しいイメージ……大食いで、ちょっとおばかで朗らかで、涙もろいキャラもここで定着させられた感じです。
『海辺のエトランゼ』の続編です。
前作では沖縄の離島に逃げてきた駿が「エトランゼ」でしたが、ここからは実央が「エトランゼ」ということでいいのかな。
久しぶりに読んだら、ちょっと「あれ?」と思うことが多くて驚いてます。
『海辺のー』は何度も読み返していたけれど、よく考えたらこちらは4年前に一度読んだきりでした。
読み返してみて、その理由が分かったような気がします。
駿の元婚約者である桜子から「父の具合が良くない」と聞いて、6年ぶりに地元へ帰ることにした駿。
初めて沖縄を離れる実央も連れて、てんやわんやの道中。
着いた先は北海道。何と日本の端から端まで逃げてましたよ、駿くん。
実家に帰ってみたら、見知らぬ弟(7才)に、腰をやっちゃってるものの元気そうな父が…。
という始まり。
うーん、こんなにわさわさ騒がしかったかな?というのが、久々に読んだ感想。
弟のふみがずーーーーーーーーっと大騒ぎ。
もうちょっと黙っててって言いたくなるほどうるさい。
子供だから仕方ない…、子供が出てくるBLは好きだ…、いや、でもわたしが好きな子供が出てくるBLって、こういうんじゃないよね!?とひとりノリツッコミをしてしまう虚しさよ…。
さらに冒頭部分の実央のサイズが縮んでいて、髪を短くしたことも相俟って、まるで出会った頃のような印象。(徐々に大きくなります)
コマが吹き出しで埋め尽くされている、押しの強すぎるページが続いて、変だなあ、こんなだったかなあと思いながら読み進めてました。
今作ではゲイであることを「気持ち悪い」と言っていた駿の原点が見られます。
好きになるのはいつもノンケの友人。
先回りして釘を刺されたこと。
声をかけてきたひととホテルへ行ったものの、できなかったこと。
自分を肯定されたい、間違ってないと、気持ち悪くないと言ってほしい。
でもそれは同じゲイでは意味がなくて、「ふつう」のひとに、女の子を好きになるひとに認めてほしい。
だけどただの「第三者」ではなくて、身近な「友達」に受け入れてほしい。
そんな気持ちが強くなった結果、結局自分を自分で認められないまま、自分が一番自分を「気持ち悪い」と思い続けてしまったんだなあ。
呪いだな、と思いました。
初読のときに気になっていた、実央の言葉がありまして。
「女の子が好きだよ」って言うんですよね、実央は。
この台詞が初読時は「自分はゲイじゃない」という線引きに思えて嫌だったんです。
でもちゃんと読み取れれば、気付けたはずだったんだなあ。
ああ、実央は駿がずっと待ち望んでいたひとだったのか、と。
肝心の家族の方も、駿の言葉や結婚式の回想でもっと酷い状態を想像しがちですが、おおらかで朗らかなお母さんが主導権を握っている橋本家は歓迎ムード。
お父さんはゲイであることに怒っているというより、その日まで言わなかったことと、そのまま逃げたことに怒ってる様子で、ああ、やっぱり家族ってあったかいなと思える展開です。
ふみはうるさいけど、駿の過去のエピソードをちゃんと読み取ることが出来たので、再読してよかったなあと思った次第です。
ふみはうるさいけど。
春風を先に買ってしまいその後に海辺を買いました。海辺を読んだ感想がうーん…っていう感じで読むのを先送りにしていたのをやっと読んでみました。
この作者の絵の雰囲気はノスタルジックでとても細やかにかかれているので他では味わえないような暖かみを感じることができます!
海辺だとキャラの唐突な行動や性格についていけず作品にいい印象がわかなかったのですが、そのキャラを飲み込んで春風を読んだら意外と嫌悪感が沸くこともなくさらさら~っと読めてしまいました。
海辺よりは過去が掘られていて良かったとは思いました。
でも海辺同様キャラの考えている事が書かれる表現が少ないのでキャラを表面的にしか見ることが出来なくてキャラの行動をただ見守っているだけのいうな物足りなさを相変わらず感じました。一巻分を読んだ満足感は薄いかもしれない…
この作品は前作の「海辺のエトランゼ」を読まないと、ふたりの関係性や惹かれあった理由がわからないかと思います。
前作の帯に書かれていた文章、「心が洗われるようなボーイズラブ。」は本当に的確。
アニメーターである作者様が描かれた絵はとてもかわいらしく、背景など細かい描写もきちんと描かれており素晴らしかった。BLの絵柄に抵抗のある方でも読みやすい作品だと思います。
話の内容もとてもテンポがよいため読みやすく、登場キャラクターそれぞれに魅力があり読み進めるのが楽しい。えっちなシーンも少なめで、且つそれほど生生しくないためBL初心者におすすめしたい作品。
このかわいらしい絵柄からはなかなか想像しがたいがキャラたちの過去や心情描写が結構重め。けれど、絵柄がかわいいく愛らしいキャラたち、ギャグっぽさのおかげで重い話も読みやすい!
ただ、私はこの作品を一度読んだだけではなかなか理解できず、また良さがわからなかったのですが何回も読み直すうちに内容が理解でき話の素晴らしさを実感できました。漫画でうまく話がつかめないなあという方がもし他にいらしたらドラマCDを聴いてみてから漫画をもう一度読むことをおすすめします。
今年劇場アニメとして公開され、続巻も発売されるそうなのでこれを機にぜひ多くの方に触れていただきたい作品です。
海辺にエトランゼが、コマやセリフの流れがよく分からず、お互い好きになる過程など全く入ってこなくて…何も考えずそういうものなのね、と本作を読んだ。
ふ〜ん、で終わってしまった
時々台詞から台詞への脈絡がないように感じたり、新たに登場する駿の弟がなぜか実央に似ていて混乱したりしましたが、前巻よりはスムーズに読み進められ、萌える余裕も出てきました。駿の職場と実家を訪れるため、島を出た2人の旅路や、橋本家に2人が馴染んでいく様子が主に描かれています。この作品全体の中でも、電車やフェリーなどを乗り継いでいく2人の描写が一番好きですね。何か特別なことをしているわけじゃないけれど、風景と共にただただ穏やかに2人一緒に過ごせる時が流れていく。紀伊先生のタッチも活かされて、とても素敵なシーンになっていました。
後半は橋本家でのシーンがメインです。駿が両親と和解するところから始まり、実央も駿の恋人としてちゃんと受け入れてもらうことができました。駿の父親の態度は素っ気ないけれど、2人をけっして憎からず感じていることは伝わってくると思います。両親との確執を時間が解決してくれる場合もある。きっかけは偶然だけど、2人が一緒に橋本家を訪れる状況になったのは良い結果をもたらしてくれましたね。実央の誕生日を祝った夜で終わってしまうので、次巻はここからまた何か起こるのか楽しみです。
海辺のエトランゼから春風に来ました。表紙、中の絵とも素敵ですね
春風シリーズは結ばれたふたりが北海道で紡ぐ愛の記録だと思います。正直攻めはどちらかというとクズですが(作者のあとがきより)、実央と自身の家族に囲まれて、ゲイである葛藤などと向き合いながら一日一日を重ねていく姿をみているのがとても心地よいです。
ほのぼのとした絵柄や、表情豊かなキャラクター、さわやかな世界観に浸りたくて何度も読み返しています。出会えてよかったと思えた作品です。
随分前に読んだのですが、今更ながらレビューをさせていただきます。
前作の海辺のエトランゼを読んだ直後に続けて読みました。
まず、表紙から好きです。
以前に本屋で何度も見かけていたのですが、シリーズものだし…と手を出していませんでした。
読了後、いや1ページ目を開いた時に、酷く後悔しました。いままでこの作品を読まなかったことを。
隅々まで細かに書き込められていて、確かにキャラが生きているのです。
紀伊カンナ先生の才能を感じました。
先生の作品はもちろんこれから買い続けるし、BLじゃなくても進んで読みたいと思いました。
と前置きはこれぐらいしてここからレビューを
前作の続編となっており、2人が駿の実家に行くとこから話が始まります。
前作と同様に、この作品には根っからの悪役が出てきません。優しい世界です。
でも、ただ単にホワホワしているだけではないのです。
しっかりと奥まで描かれています。
『今このままでいる事への不安』『周りからの目』そういうことに、うじうじと悩んでいるのです。必要以上に。
でも、それがとても人間らしい。
BLはファンタジーだと言う人がいますが、この作品に関してはとても現実的なファンタジーです。
美しい背景、暖かい人間関係、それは浮世離れしています。でも、そのなかにしっかりと人の人生が描かれているのです。
文句無しの神評価です。いや、神評価以上のものをあげたいのですが、実装はいつでしょうか?運営さん、神×2を作ってくださいよ!
そんな話は置いといて、本当に素敵な作品です。
私はこの世界観に心を奪われました。
駄レビュー失礼しました。
前回の海辺のエトランゼを読んだ時に、すごく好きだと思ったので、続きを読むのをずっと楽しみにしてました!
前回は主に実央の話だったのに対して、今回は駿が主体の話でした。相変わらず、柔らかくて優しく描き込まれた絵柄と、2人の可愛いやり取りにほのぼのとさせられたのですが、海辺のエトランゼでもあったように、駿の男が好きなことについて悩んでる描写や、そんな駿をとりまく辛辣な現実の温度差に胸が締め付けられるような気持ちにさせられました…。でも、そこをワンコで純粋な実央が何も知らないフリして助けてくれるおかげで駿は少しずつ、過去の辛い経験を乗り越えていくことができたんだなと、2人の2人だからこそ成り立つ関係を感じることができました。
新しく出てきた駿の弟、ふみくんも2人のイチャイチャを邪魔しつつ、人懐っこく絡んでいく姿に可愛いワンコが増えたなーとそんな気持ちです(笑)前回も登場した桜子ちゃんは、前回同様に良いキャラをしていたと思います(笑)そして、駿の両親も漠然としてはいるけれど、少しずつ理解し、受け入れてくれて、ホッとしました。受け入れられた後の実央の「ひとりで勝手に切っちゃダメだよ」という台詞には、駿と両親との今までの因縁を表している一言だと思い、とても印象的でした。また、両親を早くに亡くして1人の実央が駿の賑やかな家族に誕生日を祝ってもらい、泣いてしまったシーンでは、自分も感情移入して泣きそうになりました…。こうした泣いたり笑ったり焦ったりと感情豊かな登場人物の表情も魅力のひとつだと思います。
前回で2人が結ばれたおかげで、今回はエッチシーンが多く、大変、幸せな気持ちで見てました(笑)
2人のイチャイチャを見てしまったふみくんと、どう和解をするのか、次作もとても楽しみです。きっと、ふみくんなら受け入れてくれるんだろうなと思っています。
春風から続く里帰り編です。
家族との確執をしこりにしたままの帰省。
ご近所からの視線。
気にしすぎる俊と皆無な実央。
セクシャリティにコンプレックスを持ってる俊の気持ちもわかるのですが
ここまで真っ直ぐスルーしてくれる実央が逆に潔くてスッキリする。
海辺で一人たたずんでた子と同一人物とは思えなくて少しびっくりする。
泣いたり笑ったり怒ったり。焼きもちやいたり拗ねたり。
目まぐるしくかわる表情も楽しい(*´∇`*)
弟くんも可愛い!
お父さんの若い頃の服着せてもらうシーンが好き。
イチャコラな二人が好き。
ラストはちょwwな展開ですが
なんくるなるさー。
今回も非常に面白い。好きだー
「海辺のエトランゼ」を読んで、すごく好きになったのですが、続きが出ているのを、2巻の発売で知りました・・・
二冊まとめて購入しました!
あれから、二人がどうなったのかが気になっていたので、続きを読めたのが本当に嬉しいです!!
今回舞台は、駿の故郷・北海道になります。その道中の二人が可愛いくてほのぼのしました。
そして、実家での家族との対面。いつのまにか出来ていた弟の存在・・・駿の辛い過去・・・
ともすれば暗く重くなりがちなエピソード満載なのですが、絵柄やキャラの性格のおかげか、沈まずに読める所がいいです。
一巻は、あわわっな場面で終わるので、二巻とまとめ買いをおすすめします。
海辺の方を読み、とてもおもしろかったのでこちらの方も購入しました。
ん~、やっぱり絵がとても綺麗で美しいです。それと上手いです。日頃の疲れがスーッと消えていきます。
ストーリーは、海辺の方もよかったですが、春風になり、よりおもしろくなっていると思います。
二人が公園の降り積もった雪の中でじゃれあってるシーンがとてもいいですね。
駿くんが実央くんに振り回されてたりして「あ~もうこの二人かわいすぎ!」て感じです。
エッチシーンもガッツリエロ!というかんじではないので、私には合っていてとってもよかったです( ´ ω `* )
ほんっとにこの作品は、ほのぼのした気持ちになります。
今回の1巻は最後続きが気になりまくる終わり方になっているので1巻買う予定の方は2巻もセットで買った方がいいと思います!
私がこれまで読んできた作品の中では他とは違うような感じの作品でした。
BL初心者の方でもすんなり読める方かな、と思いました。
日常生活がよく書かれているところなどが私的にはすごく嬉しかったです。゚゚º(゚´ω`゚)º゚゚。細かい絵にも感動しました!
周りの人達の暖かさが感じられる作品でした。
第一印象がとても絵が綺麗だったということです。細かいところまで書き込まれていて、その空間の雰囲気が匂い出してくるような気がしました。 登場人物なのですが、受けは結婚式の最中にゲイをカミングアウトし、家族から勘当された27歳の小説家です。髪の毛の明るい方です。 攻めは20歳の両親がどちらも他界してる島に住むフリーターです。髪の毛の黒い方です。 ぱっと見では、どちらも見た目が若くて可愛いので、年の差が7歳もあるとは思えませんが、年下攻めの良さが堪能できるのでは無いかと思います。また、攻めも受けも見た目のように可愛らしいです。 ふんわりした性格で、ほのぼのした日常が描かれます。今回は実質エトランゼシリーズ第二巻にあたる巻なので、二人がくっついた後のお話が描かれています。勘当された家族に会いに行く受けと、それに同伴する攻めの姿が描かれています。 実際には家族もいい人で、ほのぼのとお話が進んでいきます。前巻ではほぼお預けだったエチシーンもふんわり描かれていて、とても可愛らしかったです。
動きのきれいな素敵なカバーイラスト。
この本、前の「海辺のエトランゼ」を読んでいた前提で買ったんだけど、全く前の話を覚えていなかったというか、思い出せずに、???のまま読み進めたのだが、もしかしたら「海辺~」自体、読んでいなかったのかしら。
カバーイラストには記憶あるんだけどなぁ。
というわけで、続き物らしいこの本を、ここからいきなり読んだ感想としては、実央と駿の関係性が理解できなかった、というか、受け攻めそっちなの?と、頭の中大混乱のまま進行。
この二人って、私の感覚からすると、外見や行動が受け攻めを裏切っている。
「海辺~」から読めば、この二人が、この関係性に落ち着くまでの展開が納得できるのかしら、だとしたら、「海辺~」を頑張って発掘してみないと。
ストーリー全体も、シーンの一つ一つは絵もしっかりしてるし、ちゃんとなりたっているんだけど、全体の流れというかうねりが私のリズムに合わなかったのか、なんだかバラバラに感じてしまった。
これって、なんとなくの感覚だけど、この作品と、コミックスのこのサイズが合っていないような気がする。
もっと大きな紙に印刷されていたら、もっと萌えられるような気がする。
上手すぎて、逆に窮屈に感じる。
「海辺の~」を探して、2冊通して読み直すとまた評価が変わるかもしれないけど、とりあえず、この本だけを読んだ感想としては「中立」。
前作『海辺のエトランゼ』はどうにもこうにもツボに入らず、『春風の~』も読もうかどうしようか悩んだのですが、表紙も素敵でレビューも高評価ばかり、ということで手に取ってみました。
うわ~、ホントごめんなさい。これもやっぱり駄目でした…。
個人的な好みの問題なのですが、読んでいて「んん?」と引っかかるところがあるとどうしてもストーリーに入り込めないんですよね。
過去の回想に入った時に絵柄が『現在』と変わらないので「?」となってしまう。
駿と実央って恋人なんだよね?お互いの年齢も知らないものなの…?
駿の弟くんて…、あれ?実央?って思ってしまうくらいの激似ぶり。
桜子ちゃんはいったい何がしたかったんだろう…。
なんていうか、左右で違うソックスを履いてしまったようなちぐはぐ感を感じてしまった。伏線といえば伏線なのだろうけど、上手く読み取れない。まあ、これは私の理解力が低いからなんだろうし、こういう描き方がこの作家さんの味なんだとも思う。
高評価ばかりの中、評価下げてごめんなさい。でも、こういう感想もあるってことで。
今回は一度仕上がっていた話をほどいて
少し縫い目をずらして再び仕立て上げた、
そういう印象を受けました。
そのせいか綺麗なんだけど雑と言う印象が
生まれているのではないかと思われます。
その雑さが作風から来るものか計算から
来るものか、それは作者さんの胸先三寸と
言う所でしょうけど、評者は後者に限りなく近い
前者と受け止めました。
そう言うものは腕のない人が真似ると
猿真似の域を出なくなりますね。
そう言う部分を不親切に感じる読み手も
いらっしゃるかも知れません。
評者は最後の最後で何となく合点がいきました。
こう言う巧みさは嫌いではありません。
とにかく可愛くて、心理描写とか表情とかもグッと来るものがありました(泣)
海辺の…の時より、互いにいちゃこらが増してて…そこもとても良かったです!!
読んでて微笑ましいです!
この作品、とにかく実央と駿がかっわいいです!
つきあっている2人なので隙あらばお互いちゅっちゅし合おうとしてるシーンが多くて…イチャイチャっぷりが最高ですね。
既刊を読んでいなかったので、途中まで実央が受けかな?と思ってましたが逆なんですね〜
ほんわかした絵だけどえちシーンは可愛くも素敵にエロでした!
受けよりもかわいく感じちゃってる攻めもなかなか萌えます。
まだお互い知らないことが多い様子の2人だけど一緒に過ごしていく中で少しずつ知っていって、これからもかわいくイチャついてくれるんだろうなーと感じます。
全体を通して綺麗な風景と描写の作品で、優しいだけの世界ではないですが雰囲気がふわふわしていて癒されました。
ストーリーとしてもすごく気になる所で終わっているので、続きが楽しみです!
『海辺のエトランゼ』の続編。
最後まさかのTo be continuedにびっくりだったのだが、
表紙にちゃんと「1」って書いてあったんだよな〜w
*
前作は沖縄の離島が舞台だったが、
今回二人は島を出て、駿の故郷の北海道に向かう。
アニメ風の美しい表紙に惹かれて読んだ前作、
今回も表紙を含めて絵の魅力は健在。
生活の実感のある細部には舌を捲くし、
(そしてそれはジブリ風にどこかファンタジック)
旅の途中の飛行機(実央にとっては初!)やフェリー、
そして到着した函館の街の雰囲気や描写がまた秀逸。
前作でも人物(の絵)が幼すぎる点がかなり気になったのだが、
今回も7歳の子どもと主人公たちの年齢差が
顔だけではよくわからないのは、残念な点。
画力に支えられた雰囲気の中、
駿と両親との関係、そこに登場した実央の存在、
桜子再登場、と物語は進むのだが、
暖かさに包まれた割り切れなさや葛藤がいい。
幼い頃からゲイだった駿の回想場面の切なさ、
駿の家族に触れる中で蘇る実央の母への思い、
そんな人間ドラマに加え、
旅の中で、北海道で、お互いを求める二人に
BLとしても前巻より萌える。
おやま!どうする?というところで、続きなので
次巻を楽しみに待ちたいと思う。
書き下ろしは、時間が少し遡って島での一コマ。
『しとしとエトランゼ』風邪で寝込んだ実央の巻。
海辺のエトランゼよりも萌えました(*´∀`*)
駿の辛い過去も描かれていて、ゲイであることを辛いとしか思えなかったことがよくかわかります。なので、前作で頑なに実央を受け入れようとしなかった姿勢に説得力が増したかな?と思いました。
明るく芯の強い実央と一緒にいるからか、共に実家に帰る途中も「なるようになるさ」と前向きになりつつあるシーンはいいと思いました。
実央が酔ったふりして駿にもたれかかって帰るとこめちゃ萌えです!w 駿が「こんな小さい部屋ん中で、ふたりでいるだけですげー興奮する」と言いベッドで抱擁するシーンがあるんですが、それに実央が発情するとこがめちゃ可愛かったですw 生だったからか、攻めなのに挿れて「あう」とか喘いでんのが可愛くて可愛くて(笑)
でも可愛いだけじゃないんですよね。父親と対面して何も言えないで固まっている駿に、またしても思いっきしビンタをくらわして頑張れ!と背中を押すたくましさも持っています。なんやかんやで家族に受け入れてもらえるのですが、情事を家族に見られた?!っていうすごい気になるところで次巻へ…。
おまけの「しとしとエトランゼ」は風邪を引いた実央のために駿が看病するお話なのですが、駿の料理の腕がw
オニギリがマズ過ぎて猫すらペッペッって吐いてたのには笑いました。実央は無言(笑)